JP2864659B2 - キャブオーバー型車の前部構造 - Google Patents

キャブオーバー型車の前部構造

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敏隆 西井
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、キャブオーバー型車の前部構造に関する。
b.従来の技術 第7図〜第9図は従来のキャブオーバー型車の前部構
造を示すものであって、フロントパネル101はその左右
両側縁101aがインナパネル102及びアウタパネル103によ
り閉断面に形成されたフロントピラー104の前方端104a
に固定され、その下端縁101bはフロアパネル105の先端
部105aに固定されている。そして、フロントパネル101
の上端縁101cの内面には断面略コ字形状のウィンドメン
バ106の上端縁106aが固定され、該ウィンドメンバ106の
左右両側縁106bはブラケット107を介して上記フロント
ピラー104のインナパネル102に固定されている。なお、
図中108はフロントパネル101の下方前方に対向配置され
たフロントバンパ、109は車体の前後方向に延びるシャ
ーシフレーム、110は前記ウィンドメンバ106によって補
強されたフロントパネル101の上方にウェザーストリッ
プ111を介して装着されたウィンドガラスである。
c.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述したキャブオーバー型車の前部構
造にあってはフロントパネル101が一枚の外板であるた
め、該フロントパネル101にウィンドメンバ106の下端縁
106bを溶接すると、その溶接あとが外観で出てしまうこ
とから実施できず、せいぜい装着剤による固定がなされ
ていた。そのためウィンドガラス110の下部付近の強度
が不定ぎみであるという課題があった。
また、フロントパネル101が一枚パネルであることか
ら、高速走行時に風切り音及び透過音が大きく、寒冷地
での車室内温度の低下を来たすといった不都合もあっ
た。
さらに、フロントパネル101の室内側にはステアリン
グシャフト、ペダル、ヒーター及びエアコン等の装着が
必要なことから、該フロントパネル101の形状を自由に
変更することはできず、車体前部の設計の自由度が少な
いという課題もあった。
本発明は、上述した従来のキャブオーバー型車の前部
構造が有する課題に鑑みなされたものである。
d.課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決するため、車体の左右
両側に存在するフロントピラーを構成するインナーパネ
ルをフロントパネルの左右両側部で形成すると共に、該
フロントパネルの上部前面に車巾方向に延びる断面略コ
字形状のウィンドメンバの上・下縁を固定し、かつ該ウ
ィンドメンバの左・右縁を上記フロントピラーに固定す
ると共に、前記ウィンドメンバの前面に上記フロントパ
ネル前方を覆う外観パネルの上端を固定し、かつその下
端を少なくともフロントバンパの上端より下方において
上記フロントパネルに固定したキャブオーバー型車の前
部構造とした。
e.作用 本発明にかかるキャブオーバー型車の前部構造は、上
述したようにフロントピラーを構成するインナーパネル
をフロントパネルの左右両側部で形成したため、部品点
数の減少を図り得ると共に、防水性が問題となるパネル
の継ぎ部が減り、組付性及び防水性が共に向上する。
また、フロントパネルの上部前面に設けた断面略コ字
形状のウィンドメンバは、その上・下縁及び左・右縁を
各々フロントパネル、フロントピラーに固定した完全な
閉断面としたため、剛性が向上し、ウィンドガラスの下
部付近の強度が充分なものとなる。
さらに、本発明においては上記ウィンドメンバの前面
に上記フロントパネル前方を覆う外観パネルの上端を固
定し、かつその下端をフロントバンパの少なくとも上端
より下方において上記フロントパネルに固定したため、
該外観パネルの形状を変更することにより、車体の外観
形状を自由にデザインすることができ、また、車体前部
がフロントパネルと外観パネルとによる二重構造となる
ため、風切り音、透過音の低減、寒冷地での室温低下を
防止することができる。
f.実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面、第1図〜第6図
に従って詳細に説明する。
ここで、第1図はキャブオーバー型車1を示すもので
あって、同図において2は車体前部、3はフロントピラ
ー、4はウィンドガラス、5はフロントバンパである。
上述の車体前部2は、第2図に示すようにフロントパ
ネル6の外側(前方側)に外観パネル7を付設すること
により構成されている。
フロントパネル6の左右両側部6aは、第3図のA−A
線及びB−B線に沿う端面図である第4図、第5図に示
した如く、後方に折曲することによりフロントピラー3
のインナーパネル8を構成している。フロントピラー3
は前記フロントパネル6により構成されたインナーパネ
ル8に別部材であるアウターパネル9を溶接することに
より閉断面に形成されている。但し、第4図に示す如く
後記するウィンドメンバ10が接合される位置のアウター
パネル9は、インナーパネル8に想像線(二点鎖線)で
示したように溶接されることはなく、実線で示したよう
に車巾方向に延び、ウィンドメンバ10を接合するための
フランジ部11を形成している。
フロントピラー3の上記ウィンドメンバ10が接合され
る位置より下方には、第3図及び第5図に示した如く前
方に突出する延長部12が形成され、該延長部12はインナ
ーパネル13及びアウターパネル14を接合することにより
構成された断面略コ字形状の部材をフロントピラー3の
前方に固定することにより、該フロントピラー3を補強
している。
ウィンドメンバ10は、第6図に示すようにフロントパ
ネル6の上部前面にその上・下縁10a,10bが溶接固定さ
れ、かつその左・右縁10cが上記フロントピラー3に形
成されたフランジ部11に溶接固定されていることにより
完全な閉断面に形成され、ウィンドガラス4の下部付近
の剛性を確保している。
外観パネル7は、上記ウィンドメンバ10の下方にその
上端縁7aが溶接固定され、下端縁7bは、第2図に示す如
くフロントバンパ5の上端より下方の背後においてフロ
ントパネル6の前方板面に固定されたホルダー15の先端
に溶接固定されている。また、外観パネル7の左右両側
縁7cは、第5図に示したように前記フロントピラー3の
前方に形成された延長部12の前方端部に溶接固定され、
この固定部分がフェンダーパネル16にて覆われている。
ウィンドガラス4は、前記ウィンドメンバ10によって
補強されたフロントパネル6の上方に接着剤17を介して
固定され、該接着剤17の流出を防止するモールを兼用し
たガーニッシュ18が、第6図に示す如く上記外観パネル
7の上端縁7aの接続部を覆う状態でウィンドメンバ10の
前面にクリップ19によって固定されている。
以上、本発明にかかるキャブオーバー型車の前部構造
の一実施例につき説明したが、本発明は既述の実施例に
限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づい
て、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、フロントピラー3の
前方に突出する延長部12を形成し、該延長部12に外観パ
ネル7の左右両側縁7cを固定する構造としたが、該延長
部12は必ずしも必要ではなく、外観パネル7の左右両側
縁7cを直接フロントピラー3に固定する構造としても良
い。またフェンダーパネル16を介してフロントピラー3
に固定する構造としても良い。但し、実施例の如き構造
とすると、外観パネル7の剛性が充分なものとなり、衝
撃に対する車体前部の強度が向上する。
g.発明の効果 本発明にかかるキャブオーバー型車の前部構造は、上
述した如くフロントピラーを構成するインナー側のパネ
ルをフロントパネルの左右両側部によって一体的に形成
したため、部品点数の減少を図り得ると共に、防水性が
問題となるパネルの継ぎ部が減り、組付性及び防水性が
共に良好なキャブオーバー型車の前部構造を提供でき
る。
また、フロントパネルの上部前面に設けたウィンドメ
ンバは、完全な閉断面に構成されているためその剛性が
向上し、ウィンドガラスの下部付近の強度が充分なもの
となる。
さらに、本発明においてはフロントパネルを覆う外観
パネルが付設されているため、該外観パネルの形状を変
更することにより車体の外観形状を自由にデザインする
ことができる上、風切り音、透過音の低減、寒冷地での
室温低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示したものであっ
て、第1図は車体を前方から見た斜視図、第2図は第1
図のA−A線に沿う端面図である。第3図は要部拡大斜
視図、第4図、第5図、第6図は各々第3図のB−B
線、C−C線及びD−D線に沿う部分に相当する端面図
である。 第7図〜第9図は従来のキャブオーバー型車の前部構造
を示したものであって、第7図は車体を前方から見た斜
視図、第8図、第9図は各々第7図のX−X線、Y−Y
線に沿う部分に相当する端面図である。 1……車体、2……車体前部、 3……フロントピラー、4……ウィンドガラス、 5……フロントバンパ、6……フロントパネル、 7……外観パネル、8……インナパネル、 9……アウタパネル、10……ウィンドメンバ、 11……フランジ部、12……延長部、 15……ホルダー、16……フェンダーパネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の左右両側に存在するフロントピラー
    を構成するインナーパネルをフロントパネルの左右両側
    部で形成すると共に、該フロントパネルの上部前面に車
    巾方向に延びる断面略コ字形状のウィンドメンバの上・
    下縁を固定し、かつ該ウィンドメンバの左・右縁を上記
    フロントピラーに固定すると共に、前記ウィンドメンバ
    の前面に上記フロントパネル前方を覆う外観パネルの上
    端を固定し、かつその下端を少なくともフロントバンパ
    の上端より下方において上記フロントパネルに固定した
    ことを特徴とするキャブオーバー型車の前部構造。
JP10943690A 1990-04-25 1990-04-25 キャブオーバー型車の前部構造 Expired - Lifetime JP2864659B2 (ja)

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JPH048676A JPH048676A (ja) 1992-01-13
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