JP2565016Y2 - ポケット付自動車用ドアトリム - Google Patents

ポケット付自動車用ドアトリム

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JP2565016Y2
JP2565016Y2 JP1992001430U JP143092U JP2565016Y2 JP 2565016 Y2 JP2565016 Y2 JP 2565016Y2 JP 1992001430 U JP1992001430 U JP 1992001430U JP 143092 U JP143092 U JP 143092U JP 2565016 Y2 JP2565016 Y2 JP 2565016Y2
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正文 大志茂
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西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポケット付自動車用ド
アトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポケット付自動車用ドアトリムと
しては、例えば、実開昭63−85524号公報に開示
されるように、ドアトリム本体に、開口部を有して車体
内側に突出するポケット部を一体的に設け、上記ポケッ
ト部の背部と底部とを、背面および底面を有する裏板に
より閉塞するようにしている。そして、上記裏板の背面
と底面との交差部近傍に、上記底面外端との間に車体内
外方向への隙間を存するよう,上記背面より延設された
ファスナー取付座を設けるとともに、該ファスナー取付
座に、ドアトリムを車体としてのドアパネルに組付ける
ファスナーを着脱可能に取付けている。
【0003】この場合、ポケット部付近のドアトリムを
車体内方より押圧することにより、ファスナー取付座の
ファスナーが、ドアパネル(車体)に設けられた孔部に
対して嵌挿されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ポケット付自動車用ドアトリムでは、ファスナー取付座
が、裏板の背面と底面との交差部近傍において底面外端
との間に車体内外方向への隙間を存して背面より延設さ
れたものであるため、ドアトリムをドアパネルに取付け
るとき、ドアトリム本体を車体内方より押圧した押圧力
は、ファスナー取付座を介してファスナーに間接的に作
用する。このため、ドアパネルの孔部に対するファスナ
ーの嵌合が不確実なものとなって、ドアパネルに対する
ドアトリムの組付けが円滑に行えない。
【0005】本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ファスナー取付座に対す
るドアトリムの車体内方からの押圧力がファスナーに直
接かつ確実に作用するように改良し、ドアパネルの孔部
に対するファスナーの嵌合を確実なものにして、ドアパ
ネルに対するドアトリムの組付を円滑に行えるようにし
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案が講じた解決手段は、ドアトリム本体に、開
口部を有して車体内側に突出するポケット部を一体的に
設け、上記ポケット部の背部と底部とを、背面および底
面を有する裏板により閉塞するようにしたポケット付自
動車用ドアトリムを前提とする。そして、上記裏板の背
面と底面との交差部近傍に、上記底面外端との間に車体
内外方向への隙間を存するよう,上記背面より延設され
たファスナー取付座を設けるとともに、該ファスナー取
付座に、ドアトリムを車体に組付けるファスナーを着脱
可能に取付け、上記裏板の底面外端に、上記ファスナー
取付座に対してファスナーの着脱可能な間隙を残すよ
う,上記隙間内へ突出するリブを一体的に形成する構成
としたものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、本考案では、ドアトリムへ
の車体内方からの押圧力は、ファスナー取付座が裏板の
底面外端との間に車体内外方向への隙間を存して背面よ
り延設されているにも拘らず、裏板の底面外端より隙間
内へ突出するリブを介して直接かつ確実にファスナーに
作用することになり、ドアパネルの孔部に対するファス
ナーの嵌合が確実に行える。
【0008】しかも、上記隙間内へ突出するリブが、フ
ァスナー取付座に対してファスナーの着脱可能な間隙を
残しているために、ファスナー取付座に対するファスナ
ーの着脱性が損なわれることがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図3および図4は本考案の一実施例に係る
ポケット付自動車用ドアトリムを示し、このドアトリム
1は、車体としてのドアパネルDの内面に取付けられて
いる。上記ドアトリム1は、車室3側へ膨出し上面を略
水平面状に形成してなるアームレスト部5を有するドア
トリム本体2が構成されている。さらに、上記ドアトリ
ム本体2は、車室3側に位置する軟質樹脂よりなる表皮
材7と、該表皮材7の裏面に接着された硬質樹脂よりな
る芯材9と、上記アームレスト部5付近に対応する表皮
材7の略中央部表面(車室3側)に接着された布材11
とによって構成されており、上記布材11によってドア
トリム1の高級感を醸し出している。尚、図2中、15
はドアパネルD内に挿通自在に支持されたウィンドガラ
ス17との間をシールするためにドアトリム本体2の上
端部に取付けられたウェザーストリップ、19はドアト
リム1の上端部を除く周縁部をドアパネルDに対してシ
ールするためのシールラバーである。
【0011】また、上記ドアトリム本体2の下端部に
は、道路マップなどを収納可能とするポケット部21が
構成されている。該ポケット部21は、図1および図2
にも示すように、ドアトリム本体2の下端部に、斜め上
方へ開口する車体前後方向に細長い開口部25を有して
車室3側にアームレスト部5よりも少なく膨出(突出)
させて一体成形され、さらにこのポケット部21のドア
パネルD側に開放する背部21aおよび底部21bが、
該背部21aおよび底部21bにそれぞれ対応する背面
27aおよび底面27bを有する断面略L字状の裏板2
7により閉塞されて、ボックス状のポケット部を構成し
ている。
【0012】上記開口部25の周縁には、その周縁を車
室3側から覆う枠体状のポケットベゼル33が設けられ
ている。このポケットベゼル33の車室3側の開口端は
断面略フック状に形成されていて、上記開口部25周縁
に設けられた環状突部1aに係合されている。さらに、
図3に示すように、上記裏板27の背面27aには、そ
の上下端部において車体前後方向所定間隔置きの3箇所
よりそれぞれ上下方向へ突出する突出片35,…が設け
られている。また、上記ポケットベゼル33の上縁部の
裏面には、車体前後方向所定間隔置きの3箇所より裏面
側へ突出するボス部33a(図1では一箇所のみ示す)
が設けられており、これらのボス部33aに、上記裏板
27の背面27a上端部側の各突出片35がビス39に
より締結されている。一方、図3に示すように、上記裏
板27の背面27a下端部側の各突出片35は、ドアト
リム本体2の下端部において芯材9を外方へ突出させた
突出部9a,…にビス39により締結されている。ま
た、上記ポケットベゼル33の下縁部は、上記開口部2
5周縁下端の芯材9に埋設された断面略コ字状の金属製
インサート部材37(図1では一箇所のみ示す)にビス
39により締結されている。この場合、ポケットベゼル
33は、その開口縁をドアトリム本体2の突状部1aに
係合した状態で、インサート部材37へのビス39によ
る下縁部の締結が行われた後、上縁部側の各ボス部33
aへのビス39による裏板27の背面27a上端部側の
各突出片35の締結が行われることにより、開口部13
の周縁に取付けられる。
【0013】そして、上記裏板27の背面27a下端部
側の各突出片35間に対応する,背面27aと底面27
bとの交差部近傍には、ドアパネルDの孔部40(図1
では1箇所のみ示す)に嵌挿されるファスナー41を取
付けるためのファスナー取付座43,43が設けられて
いる。該各ファスナー取付座43は、上記裏板27の交
差部近傍において底面27b外端との間に隙間45を存
するよう,上記背面27aよりドアパネルD側へ延びた
のち該背面27aと略平行に下方へ延びる断面略L字状
に一体成形されてなる。また、上記各ファスナー取付座
43のファスナー取付座面47には、ファスナー41の
首部41aを係合するための係合孔47aと、ファスナ
ー取付座面47を挟み込む内外支持片41b,41cの
うちの内側支持片41bを挿通可能とする挿通孔47b
と、上記係合孔47aおよび挿通孔47b間を首部41
aと略一致する径で繋ぐ連携孔47cとが設けられてい
て、挿通孔47bより挿通された首部41aを連携孔4
7cを介して係合孔47aへスライド移動させることに
より、ドアトリム1をドアパネルDに組付けるためのフ
ァスナー41が各ファスナー取付座43に着脱可能に固
定されることになる。そして、本考案の特徴として、上
記裏板27の底面27b外端には、上記ファスナー取付
座面47の係合孔47aに対してファスナー41の着脱
可能な間隙51つまり内側支持片41bがスライド移動
可能な間隙51を残すよう,上記隙間45内へ突出する
リブ49が一体成形されている。この場合、リブ49
は、裏板27の底面27b外端より底面27bと交差し
た状態で突出しており、その先端は、ファスナー取付座
面47の係合孔47aに近接、つまりファスナー41の
内側支持片41bに当接する直前まで近接することにな
る。
【0014】したがって、上記実施例では、ドアパネル
Dの孔部40にファスナー41を嵌挿させる際のドアト
リム1の車体内方からの押圧力は、ファスナー取付座4
3が裏板27の交差部近傍において底面27b外端との
間に隙間45を存するような断面略L字状に形成されて
いるにも拘らず、裏板27の底面27b外端より隙間4
5内へ突出するリブ49が形成されているため、該リブ
49にファスナー41の内側支持片41bが当接する結
果上記リブ49はほとんど撓むことなく上記リブ49を
介して直接かつ確実にファスナー41に作用することに
なり、ドアパネルDの孔部40に対するファスナー41
の嵌合を確実に行うことができる。
【0015】しかも、上記の底面27b外端とファスナ
ー取付座43との間の隙間45内へ突出するリブ49の
先端が、ファスナー取付座面47の係合孔47aに対し
てファスナー41の内側支持片41bのスライド移動可
能な間隙51を残すよう,ファスナー41の内側支持片
41bに当接する直前まで近接しているために、ファス
ナー取付座面47の係合孔47aに対するファスナー4
1の着脱性が損なわれることなく、上記リブ49を介し
た直接かつ確実なファスナー41に対する押圧力でもっ
て、ドアパネルDに対するドアトリム1の組付けを円滑
に行うことができる。
【0016】尚、上記実施例では、裏板27の背面27
aと底面27bとの交差部近傍の2箇所にファスナー取
付座43,43を設けたが、ファスナー取付座が1箇所
または3箇所以上設けられていても良い。
【0017】
【考案の効果】以上の如く、本考案におけるポケット付
自動車用ドアトリムによれば、裏板の底面外端よりファ
スナー取付座に対してファスナーの着脱可能な間隙を残
して隙間内へ突出するリブでもって、ファスナーの着脱
性を損うことなく、ドアトリムの車体内方からの押圧力
を直接かつ確実にファスナーに作用させて、ドアパネル
の孔部に対するファスナーの嵌合を確実なものとし、よ
ってドアパネルに対するドアトリムの組付けを円滑に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファスナー取付座の係合孔で切断したポケット
部付近の縦断面図である。
【図2】ポケット部付近で切断したドアトリムの縦断面
図である。
【図3】反車室側より視たポケット部付近の斜視図であ
る。
【図4】車室側より視たドアトリムの正面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 ドアトリム本体 21 ポケット部 21a 背部 21b 底部 25 開口部 27 裏板 27a 背面 27b 底面 41 ファスナー 43 ファスナー取付座 45 隙間 49 リブ 51 間隙 D ドアパネル(車体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体に、開口部を有して車体
    内側に突出するポケット部を一体的に設け、上記ポケッ
    ト部の背部と底部とを、背面および底面を有する裏板に
    より閉塞するようにしたポケット付自動車用ドアトリム
    において、上記裏板の背面と底面との交差部近傍には、
    上記底面外端との間に車体内外方向への隙間を存するよ
    う上記背面より延設されたファスナー取付座が設けられ
    ているとともに、該ファスナー取付座には、ドアトリム
    を車体に組付けるファスナーが着脱可能に取付けられ、
    上記裏板の底面外端には、上記ファスナー取付座に対し
    てファスナーの着脱可能な間隙を残すよう上記隙間内へ
    突出するリブが一体的に形成されていることを特徴とす
    るポケット付自動車用ドアトリム。
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