JPH10271592A - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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JPH10271592A
JPH10271592A JP9073596A JP7359697A JPH10271592A JP H10271592 A JPH10271592 A JP H10271592A JP 9073596 A JP9073596 A JP 9073596A JP 7359697 A JP7359697 A JP 7359697A JP H10271592 A JPH10271592 A JP H10271592A
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JP
Japan
Prior art keywords
directional microphone
sound
microphone
directional
sound waves
Prior art date
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Pending
Application number
JP9073596A
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English (en)
Inventor
Kenzo Miura
研造 三浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9073596A priority Critical patent/JPH10271592A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指向性マイクロホンを電話機筐体の内部に収
納しても、指向性マイクロホン本来の指向特性を保持す
ることができ、周囲騒音に対する送話音声の選択性が極
めて良好なマイクロホン装置を提供する。 【解決手段】 指向性マイクロホン13と、指向性マイク
ロホン13を被覆する被覆体14,15よりなり、被覆体14,
15の指向性マイクロホン13の前面部および背面部相当位
置に音導管12,12´による音波導入のための導入孔14
´,15´を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話,PHS等
周囲騒音の大きい場所で使用する携帯電話機に用いられ
るマイクロホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のマイクロホン装置を含む携
帯電話機の構成を示す側面図及び一部拡大断面図であ
り、図4(a)は携帯電話機の外観を示し、図4(b)はその
マイクロホン装置の部位を示したものである。従来の携
帯電話機等のマイクロホン装置としてはこのように指向
性マイクロホン1の前面を電話機筐体2の音孔部3の内
部に収納させる構造のものであった。なお、4は指向性
マイクロホン1の支持装置、5は指向性マイクロホン1
のリード線である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では電話機筐体2の音孔部3から入った
音波は音孔部3の内部が小容積であるためその内部で干
渉し、指向特性を得るための指向性マイクロホン1の前
面および背面の2点間における音波の位相情報が失われ
てしまい、実用的な指向特性を得ることが難しく、送話
用音孔を大きくしても入射した音波は小容積部分で前記
のように、指向性マイクロホンの前面および背面に与え
る音波の到来方向の情報となる位相が全く乱されて、指
向性が得られなくなってしまうのが実情であった。従っ
て、指向性マイクロホンを内蔵した電話機においては周
囲騒音に対して目的とする送話音声を選択し伝送するこ
とが極めて困難であるという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、指向性マイクロホンを電話機筐体の内部に収納
しても、指向性マイクロホン本来の指向特性を保持する
ことができ、周囲騒音に対する送話音声の選択性が極め
て良好なマイクロホン装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロホン装
置は、指向性マイクロホンと、前記指向性マイクロホン
を被覆する被覆体よりなり、前記被覆体の前記指向性マ
イクロホン前面部および背面部相当位置に音導管による
音波導入のための導入孔を備えたものである。
【0006】この発明によれば、指向性マイクロホンを
電話機筐体の内部に収納しても、指向性マイクロホン本
来の指向特性を保持することができ、周囲騒音に対する
送話音声の選択性が極めて良好なマイクロホン装置が得
られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0008】(実施の形態1)図1は本発明のマイクロホ
ン装置の実施の形態1における構成を示す断面図であ
り、図1(a)はその要部全体を示し、図1(b)はマイクロ
ホン部分のみを拡大して示している。図1(a)におい
て、携帯電話機の筐体11の送話器部分の上部および下部
には送話孔16,17が設けられ、また、エレクトトレット
による接話型マイクロホンまたは指向性マイクロホン
(以下単に指向性マイクロホンという)13はその上下の音
響入力端子部分を被覆体となるキャップ14およびキャッ
プ15をもって覆われ、両キャップの周辺部分は密閉さ
れ、キャップ14とキャップ15との間では音波は完全に遮
断されるようになっている。指向性マイクロホン13とキ
ャップ14,15の部分を拡大して示すと図1(b)のように
なる。
【0009】キャップ14およびキャップ15にはそれぞ
れ、音波導入用の導入孔14´および導入孔15´が設けら
れており、各導入孔には前述の送話孔16および送話孔17
からそれぞれ2本の同じ太さ、同じ長さの音導管12およ
び音導管12´が接続されている。音導管12,12´の内部
には音響制動材19,19´がそれぞれ挿入されており、ま
た、指向性マイクロホン13からの電気信号の出力信号リ
ード線18はキャップ15と指向性マイクロホン13との隙間
を通して外部に引き出されている。
【0010】次にその動作について説明する。送話孔16
を通して指向性マイクロホン13の前面に入射される音波
は音導管12によって導入され、同様に指向性マイクロホ
ン13の背面に入射される音波は音導管12´によって導入
される。このようにして、指向性マイクロホン13の前面
および背面は指向性マイクロホン13が自由音場空間に置
かれて得られる指向特性情報を音導管12と音導管12´を
通して、そのまま受け取ることができ、特に、両音導管
は同じ太さ、同じ長さであるから指向性マイクロホン前
面および背面への指向性情報は均等に導かれる。なお、
当然ながら指向性マイクロホンの指向特性は通話音声を
発する口元方向に向けてあるので、高騒音中でも明瞭な
通話ができる。
【0011】従来の考え方のように単純に携帯電話機筐
体の内部に設けられた送話器用空間に、指向性マイクロ
ホンを設置しても、このような指向性情報は乱されて音
波の到来方向を検知することができず、外部騒音と通話
音声との分離が全くできなかったが、前記のような手段
で指向性マイクロホン13を携帯電話機筐体11に内蔵すれ
ば、指向性マイクロホン13に対して送話器周辺の音場を
送話孔16,17および音導管12,12´を通じてそのまま音
波導入できるので、指向性マイクロホン13の前面および
背面に加えられる音場情報はそのまま伝えられ、指向性
マイクロホン13の持つ指向特性および接話特性を損なう
ことなくその機能を発揮することができる。
【0012】以上のように本実施の形態によれば、送話
器周辺の音場を送話孔および音導管を通じてそのまま指
向性マイクロホンの前面および背面に加えられるので、
指向性マイクロホンの指向特性および接話特性を損なう
ことなくその機能を充分に発揮することができる。な
お、音導管はゴム管あるいは、それに類する可撓性のあ
るチューブを用いれば、指向性マイクロホンへの筐体振
動を防止することができると共に、チューブの可撓性に
より指向性マイクロホンの設置場所に多少の融通が得ら
れ、構造上の制約を受けにくくなる。また、音導管内に
挿入されている音響制動材は音導管によって生ずる音響
的共振特性を充分に抑え外部の音場特性をそのまま指向
性マイクロホンへ伝送することができるようにしている
ばかりでなく、送話の際に生ずる息による吹き雑音の発
生を抑えることができ、明瞭な通話を確保することがで
きるものである。
【0013】(実施の形態2)図2は本発明のマイクロホ
ン装置の実施の形態2における要部の構成を示し、図2
(a)はその断面図、図2(b)はその正面図である。なお、
前記実施の形態1と同一部分には同一符号を用い、その
詳細な説明は省略する。本実施の形態は前記実施の形態
1におけるキャップ14,15の形状を変更したものであ
り、音波の導入孔の位置に特徴があるものである。図2
(a)に指向性マイクロホン13の部分を示すように、前面
および背面部を被覆体となるキャップ20,21で覆い、音
導管を接続する導入孔20´,21´がそれぞれ指向性マイ
クロホン13の周辺部分の直径方向を向くように構成した
ものである。指向性マイクロホンのリード線18は、キャ
ップ20と指向性マイクロホン13との隙間から引き出され
るようになっている。この音波の導入孔20´,21´に
は、前記実施の形態1に示したように携帯電話機の送話
孔に一端を接続された2本の同じ太さ、同じ長さの音導
管が接続され、外部からの音波はこの音導管を通して導
入されるようになっている。
【0014】以上のように本実施の形態によれば、音導
管を接続する導入孔がそれぞれ指向性マイクロホンの周
辺部分の直径方向を向いているために、接続される音導
管は同一方向に引き出される構造となり、指向性マイク
ロホンの携帯電話機内部での設置場所等に自由度が得ら
れ、小スペース内での納まりが良くなる利点を有する。
特に、薄型化する携帯電話機では指向性マイクロホン部
分の厚みを薄く抑えることができ、収納し易くなる。そ
の他指向性マイクロホンへの振動防止効果などに関して
は前記実施の形態1の場合と全く同様である。
【0015】(実施の形態3)図3は本発明のマイクロホ
ン装置の実施の形態3における要部の構成を示し、図3
(a)はその断面図、図3(b)はその正面図である。なお、
前記実施の形態1および2と同一部分には同一符号を用
い、その詳細な説明は省略する。本実施の形態は前記各
実施の形態におけるキャップの構造とは異なる被覆筐体
を用いたものであり、その構成に特徴があるものであ
る。即ち、図3(a)に示すように指向性マイクロホン13
の前面および背面を完全に分離し、且つ指向性マイクロ
ホン13を挟み込んで全体を完全に被覆する被覆筐体22を
構成したものであり、これを携帯電話機に取付けるよう
にしたものである。被覆筐体22の正面外観構造は図3
(b)に示すようになっている。被覆筐体22には指向性マ
イクロホン13の前面および背面に音波を導入する音導管
23,23´が連設して、一体化された構造になっており、
また、被覆筐体22は、筐体の頂点の部分24を支点として
左右双方に開くことができ、音導管23,23´の中間点25
が開く構造になっている。この被覆筐体22を構成する材
料は、シリコンゴムなどのゴム系統,ABSなどのプラ
スチック系統の材料などが用いられる。指向性マイクロ
ホンからのリード線18は図3(a)に示すように音導管2
3,23´の中間点25の隙間部分から引き出されている。
【0016】次にその動作について説明する。図3(a)
および(b)に示されるように、被覆筐体22はその頂点24
を支点として指向性マイクロホン13の本体を完全に挟み
込んでいるので、指向性マイクロホン13の周辺部分は密
閉され、指向性マイクロホン13の前面および背面の音波
の漏れは遮断されて、前記携帯電話機の送話孔に一端を
接続された音導管23,23´を通して導入されるそれぞれ
の音波は前面および背面とも対称的に指向性マイクロホ
ン13に導入され、これ以外の音波は導入されず、指向性
マイクロホンの指向特性を最良の状態とすることができ
る。
【0017】以上のように本実施の形態によれば、被覆
筐体により指向性マイクロホン前面および背面の音波の
漏れが遮断され、音導管を通して導入されるそれぞれの
音波は前面および背面とも対称的に指向性マイクロホン
に導入され、これ以外の音波は導入されないので、指向
性マイクロホンの指向特性を最良の状態とすることがで
きる。また、被覆筐体が一体でできているため、金型に
よる製作が容易であり、指向性マイクロホンを収納し易
く作業性が良い。また、被覆筐体を例えばゴム系の素材
を用いて成型し、指向性マイクロホンを収納した場合は
被覆筐体自体が防振構造となっているため指向性マイク
ロホンに振動を伝えることがなく、携帯電話筐体からの
振動による振動雑音を防止することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送話器周
辺の音場を送話孔および音導管を通じてそのまま指向性
マイクロホンの前面および背面に加えられるので、携帯
電話機のように小さい筐体の中に収納された接話型マイ
クロホン,指向性マイクロホン等でも接話特性,指向特
性を全く損なうことなく、本来指向性マイクロホンが持
っている性能を最大限に発揮できるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロホン装置の実施の形態1にお
ける構成を示す断面図である。
【図2】本発明のマイクロホン装置の実施の形態2にお
ける要部の構成を示す断面図および正面図である。
【図3】本発明のマイクロホン装置の実施の形態3にお
ける要部の構成を示す断面図および正面図である。
【図4】従来のマイクロホン装置の構成の一例を示す側
面図および断面図である。
【符号の説明】
11…携帯電話機筐体、 12,12´,23,23´…音導管、
13…指向性マイクロホン、 14,15…前面および背面
のキャップ、 16,17…通話孔、 18…指向性マイクロ
ホンのリード線、 19,19´…音響制動材、 20,21…
キャップ、 22…被覆筐体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性マイクロホンと、前記指向性マイ
    クロホンを被覆する被覆体よりなり、前記被覆体の前記
    指向性マイクロホン前面部および背面部相当位置には音
    導管による音波導入のための導入孔が設けられているこ
    とを特徴とするマイクロホン装置。
  2. 【請求項2】 指向性マイクロホンと、前記指向性マイ
    クロホンを被覆する被覆体よりなり、前記被覆体は前記
    指向性マイクロホンを包み込む形状を有し、且つその前
    記指向性マイクロホン前面部および背面部相当位置には
    それぞれ音波を導入する音導管がこれと一体に成型され
    ていることを特徴とするマイクロホン装置。
JP9073596A 1997-03-26 1997-03-26 マイクロホン装置 Pending JPH10271592A (ja)

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JP9073596A JPH10271592A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 マイクロホン装置

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JP9073596A JPH10271592A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 マイクロホン装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009100178A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Funai Electric Co Ltd 携帯電話およびマイクロホンユニット
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