JPS63232798A - マイクロホンユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話機等の通信機器又は、拡声分野等において
１周囲騒音の除去、もしくはハウリングマージンの改善
等に効果を有するマイクロホンユニットに関する。

従来の技術 従来、この種のマイクロホンとしては差動型マイクロホ
ンを用い、その指向性及び近接効果を利用することが知
られている。

第１０図は、電話機用ハンドセントに用いた場合の従来
のマイクロホンの構成例を示す。同図（ａ）において、
１はハンドセット、２は送話側、３は受話側であり、（
ｂ）はその受話側３０部分拡拡大面図である。マイクロ
ホンユニット４は接話型もしくは単−指向性型等の差動
型マイクロホンユニットであり、その前部Ｃ及び背部り
への音導のため。

音孔２ａ、２ｂが設けられている。

差動型マイクロホンユニット４は周知の如く、振動板の
前部Ｃ１背部りへの音圧差１位相差を利用し、指向性及
び近接効果を得るものである。従って、前部Ｃ及び背部
りへの音導が必要であり。

その効果を充分発揮するためには第１０図（ａ）、　（
ｂ）の如＜、Ａ面、０面等に複数個の音孔２ａ、２ｂ等
を極力多数設け１位相の乱れ等を少なくする必要がある
。

この様に構成した上記従来例のハンドセットではマイク
ロホンユニット４０指向性及び近接効果により１周囲騒
音の除去もしくは、ハウリングマージンの改善を行なう
ことができる。以上の従来例においてはハンドセントを
用いた例について述べているが、ハンドマイクロホン等
の場合についても同様なことが言える。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例のハンドセットでは必ず音孔
を複数面に設ける必要があり、デザイン上の制約を受け
るため５その効果が充分発揮できなかったり、又、一般
の無指向性マイクロホン用のハンドセットと金型の共用
が難しいという問題があった。又、複数面に音孔を有す
るため１手で塞ぐ等による遮音が不可能である。

本発明はこの様な従来の問題を解決するものであり、デ
ザイン上の制約を排除し１周囲騒音の除去もしくはハウ
リングマージンの改善等に効果を有する優れたマイクロ
ホンを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、凹状のボルダ−内
に差動型マイクロホンユニットを構成し。

このマイクロホンの前部及び背部への音導を前記ホルダ
ーの上部開孔部側に同−開孔部となる様に構成したもの
である。

作　　用 従って１本発明によれば、差動型マイクロホンユニット
への音導用音孔の構成を単一面とすることができるので
一般に用いられる無指向性マイクロホン用ハンドセット
等の筐体と金型の共用等が可能であ、す、デザイン上の
制約を排除することができると共に１手等で塞いだ時の
遮音も可能であるという効果を有する。

実施例 第１図（ａ）、　（ｂ）は本発明の一実施例を示す図で
ある。同図において６は凹状のホルダーであり、このホ
ルダー６の中央付近に差動型マイクロホンユニット４が
水平の軸方向に構成され、前部Ｃへの音孔６ａ及び背部
りへの音孔６ｂがホルダー６の上部開孔部側に設けられ
ている。

以上の如く構成した場合、音孔５ａ、５ｂはホルダー６
の同一面側となっているが、差動型マイクロホンユニッ
ト４により、各々仕切られた音導となっており、かつホ
ルダー５の寸法もそれほど大きくならないため、実用帯
域内での定在波等の影響等も小さいので位相の乱れ等を
生じにくい。

従って、差動型マイクロホンユニット４の単体に近い特
性を得ることができる。

実験によれば、高域特性への影響はホルダー６のＥ部付
近の形状が大きいことがわかった。従って実施例では前
部Ｃ側より背部り側を少し広くシ。

アールを大きくしているが、多少の違いがあってもよい
。又、前部Ｃと背部りがマイクロホンユニット４により
完全に仕切られていなくても基本的特性は得られる。

第２図は第１図のマイクロホンをハンドセット１に取り
付けた場合の送話部２０部分拡拡大面図である。

第３図は本実施例における接話型マイクロホンユニット
を用いた場合の周波数特性例である。同図の如く、指向
性１周波数特性例充分実用的であり１周囲騒音の除去及
びハウリングマージンの改善に充分な効果が得られる。

第１図の構成でも充分な効果は得られるが、電話機の場
合、一般的に口元からマイクロホンまでの距離１は２〜
３α程度であり、接話マイクロホンの性質上、距離ｌが
遠くなると感度の低下１周波数特性の変化が生じやすい
。この影響を少なくするためには、マイクロホンの前部
音孔と背部音孔の距離ｄを大きくすることが考えられ、
１／ｄ≦０．５〜２程度とすることが望、ましい。

第４図（ａ）、　（ｂ３は本発明の他の実施例であり、
第１図との違いは差動型マイクロホンユニット４の上部
にプレート６を構成し、距離ｄが大きくなる様、構成し
ている点である。つまり、Ｉ／ｄを極力１程度以下とな
る様にしているため、近接効果が大きく、さらに感度を
高くできると共に、距離による感度変化１周波数特性変
化を小さくすることが可能であり、より実用的とするこ
とができる。

又、マイクロホンユニット４と音孔２ａとの距離が実質
的に長くできるので静電気等の影響を受けにくいという
利点もある。

第６図は第４図の実施例のマイクロホンをハンドセット
に構成した場合の送話部２０部分拡大図である。７はウ
ィンドスクリーンであり、なくても、接話効果は得られ
るがポツプノイズ等の影響を防止するためのものである
。

第６図は第１図と第４図の実施例において、距離１を変
化した場合の感度変化例を示す図であり。

第４図の実施例の方が距離１の影響が小さいことがわか
る。又、感度も数ｄＢ上昇できることを確認している。

第７図は第３の実施例であり、第１図、第４図の実施例
とは違い、マイクロホンユニット４を垂直の軸方向とし
た例である。この場合も同様な効果が得られることを確
認している。

第８図は第６図と同構造においてマイクロホンユニット
４に単一指向性を用いた場合の周波数特性例であり、接
話型の場合より１周囲原音をひろいやすいが距離１によ
る音質変化、感度変化が少ないので、目的によってはよ
り実用的と言える。

本実施例では電話機用等のハツトセットを例にとり説明
したが、他のマイクロホン、例えばハンドマイクロホン
等についても同様の効果が得られる。

第９図は本発明のマイクロホンユニットをハンドセント
以外に取り付けた場合の例である。（、）はハンドマイ
クロホン、（ｂ）は電話本体にハンドフリー用マイクロ
ホンとして取り付けた場合である。

又、差動型マイクロホンユニットとしては各種方式が考
えられるが、小型で構成しやすいエレクトレット・コン
デンサ・マイクロホン等が最適である。

発明の効果 本発明は上記実施例から明らかな様に、差動型マイクロ
ホンユニットを凹状ホルダー内に構成し。

前部音孔、背部音孔を同一面となる如く音導を前記ホル
ダーの上面側に構成しているので、従来の様な特殊デザ
インは必要なく、一般的無指向性マイクロホンと同様な
デザインが可能であり、デザイン上の制約を大きく排除
することができると共に１周囲騒音の除去もしくはハウ
リングマージンの改善に大きな効果を有する。更に音孔
部が一面となっているので、手等で塞いだ時の遮音も可
能であるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例を示すマイクロホンユ
ニットの上面図、第１図（ｂ）は同断面図、第２図は第
１図のマイクロホンユニットをハンドセクトに取り付け
た部分拡大断面図、！３図は本実施例における接話型マ
イクロホンユニットを用いた場合の周波数特性図、第４
図（ａ）は本発明の他の実施例を示す上面図、第４図（
ｂ）は同断面図、第６図は同図におけるマイクロホンを
ハンドセントに取り付けた断面図、第６図は第１図、第
４図の実施例における距離１と感度変化を示す比較図、
第７図（ａ）は本発明の第３の実施例を示す上面図、第
７図（ｂ）は同断面図、第８図は第６図と同構造におい
てマイクロホンユニットを単一指向性とした場合の周波
数特性図、第９図（ａ）、　（ｂ）は本発明の応用実施
例を示す外観斜視図、第１０図（ａ）は従来の電話機用
ハンドセットの構成例を示す外観斜視図、第１０図（ｂ
）は送話側の部分拡大断面図である。 ４゛゛マイクロホンユニツト、５・・・ホルダー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はか１名第１
図 ？ 第３図 砧 、　　　　　３ に ＭＳ交歓（Ｈｔ） 第　４　図 、ｆ４ 第　６　図　　　　　　　　　　第　７　Ａｓ　　　　
　　　　　Ｓ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）差動型マイクロホンを凹状のホルダー内に内蔵し
   、前記マイクロホンの前部及び背部への音導を前記ホル
   ダーの上面の同一開孔面となる如く構成したことを特徴
   とするマイクロホンユニット。
2. （２）ハンドセット及びハンドマイクロホン等の装置に
   構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   マイクロホンユニット。