JPH10268963A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH10268963A
JPH10268963A JP9077390A JP7739097A JPH10268963A JP H10268963 A JPH10268963 A JP H10268963A JP 9077390 A JP9077390 A JP 9077390A JP 7739097 A JP7739097 A JP 7739097A JP H10268963 A JPH10268963 A JP H10268963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
frequency
clock
information processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9077390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kawada
薫 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9077390A priority Critical patent/JPH10268963A/ja
Priority to TW087104268A priority patent/TW417045B/zh
Priority to FI980665A priority patent/FI980665A/fi
Priority to US09/048,051 priority patent/US6076171A/en
Priority to KR1019980010735A priority patent/KR19980080782A/ko
Publication of JPH10268963A publication Critical patent/JPH10268963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/324Power saving characterised by the action undertaken by lowering clock frequency
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/08Clock generators with changeable or programmable clock frequency
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ等において使用環境の劣化を抑
えつつ確実に消費電力を低減する。 【解決手段】 システムクロックの周波数を連続的に変
化させることのできる基準信号発生器を用い、コントロ
ールソフトウェアによりCPU能力を制御する。即ち、
まずCPUビジー比を検出し(S10)、その結果に基
きCPU能力が不足、過多、適正のいずれであるかを判
定する(S12)。CPU能力が不足の場合はシステム
クロック周波数を所定の変化率で上げるように指示し
(S14)、過多の場合は下げるように指示する(S1
6)。その後、クロック周波数の所定の単位変化量に相
当する時間が経過してからステップS10へ戻る(S1
8、S20)。一方、CPU能力が適正と判定された場
合は、そのままステップS10へ戻る。以上のようなク
ロック周波数の変更により、CPU能力が、要求される
作業内容に対して適正とされる所定範囲に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムクロック
の周波数などを変えることにより消費電力を制御するこ
とができる携帯型コンピュータ等の情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロソフトウィンドウズ(Mic
rosoft Windows)に代表されるような高機能のオペレー
ティングシステム、あるいは、インテルペンティアムプ
ロセッサ(Intel Pentium Processor)に代表される高性
能CPU(中央処理装置)の出現により、パーソナルコ
ンピュータの分野においても、その処理機能の大幅な向
上が実現されている。同時にコンピュータシステムが消
費する電力も増大する傾向にあり、一方ではICプロセ
スの改善等で消費電力低減の努力がなされている。一層
の機能向上が求められる中で、これらの消費電力低減手
段は有効な手段として作用し、単位機能あたりの消費電
力低減には寄与しているが、CPUが消費する電力の絶
対値を低減するまでには至っていない場合が多い。ま
た、低消費電力対策を施されたCPUの市場への投入時
期が、非低消費電力CPUよりも遅れることにより、特
にバッテリーでの駆動が一般的であり、低消費電力を必
要とする携帯型情報機器(例えばノート型パーソナルコ
ンピュータ)においては、前世代、前々世代CPUの低
消費電力版を用いることを強いられ、システムとしての
機能が不足しがちである。このような状況に対して、コ
ンピュータシステムの消費電力を低減させる方法が幾つ
か提案されている。
【0003】コンピュータシステムの消費電力を低減す
る方法の一つとして、CPUクロック周波数を低下させ
るという方法が知られている。これは、従来から多くの
ラップトップあるいはノート型パーソナルコンピュータ
などに採用されているように、初期状態もしくは使用の
途中の状態で専用のキー入力等で使用者に対してCPU
クロック周波数の選択を可能とし、低いCPUクロック
周波数を選択させることで、コンピュータシステム全体
の能力を低下させ、その結果として消費電力の低減を図
るものである。具体的には、例えば90MHzクロックで
の動作が可能なCPUを50MHzクロックで動作させる
ことにより、概ね消費電力を半分に低減することができ
る。
【0004】また、従来におけるコンピュータシステム
の消費電力節約機能として、例えば特開平7−2196
70号公報に記載されているように、キー・センス・ル
ーチン実行のような使用者がコンピュータシステムに対
して直接的に行うイベント(キー入力)の発生を検知し
て、CPUのクロック周波数を一定の低い状態に遷移さ
せ、CPUの消費電力を低減する方法が提案されてい
る。
【0005】特開平7−219670号公報に記載の上
記方法は、高いCPU能力を必要としないキー・センス
・ルーチン実行時にシステムの能力を低下させること
で、使用者の使い勝手を損なうことなく、システムの消
費電力を低減する機能を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータシステム
の消費電力低減に関する上述の2つの従来方法のうち、
前者は、CPUクロック周波数を低くすることで、CP
U機能を制限し、同時に消費電力を低減するものであ
る。しかし、CPU機能自身を制限してしまうことで、
同時にコンピュータシステムの能力が低下することにな
り、前世代、前々世代CPUの低消費電力版を用いるこ
とと本質的には大差がない。さらには、CPU本来の最
大仕様能力を実現できないことから、使用者に対して不
快感を与えることになる。
【0007】一方、後者は、特に高いCPU能力を必要
としないキー・センス・ルーチン実行時のみにCPUク
ロック周波数を低下させ消費電力の低減を図ることか
ら、使用者に対して不快感を与えることを防止する機能
を有している。しかし、キー・センス・ルーチン実行時
以外の時間には、この消費電力低減機能は働かない。キ
ー・センス・ルーチン実行時以外の高いCPU能力を必
要としない時間、例えばワードプロセッサー・ソフトウ
ェアを使用している場合において使用者が入力するため
の文章を考えている時間等であってもCPU能力は低下
せず、このような時間においては無駄な電力が消費され
る。
【0008】さらには、キー・センス・ルーチン実行時
に低下させるCPUクロック周波数の値として、使用者
の不快感防止を優先させることで比較的高い周波数に設
定した場合、消費電力低減の効果は低下し、逆に消費電
力低減効果を優先させることで比較的低い周波数に設定
した場合、使用者に不快感を及ぼす危険がある。キー入
力操作のスピードあるいは頻度は、使用者およびその時
の作業内容により異なることから、低下させるCPUク
ロック周波数値の設定を画一的に行うことは難しい。
【0009】本発明は、上述の問題を解決すべくなされ
たものであって、その目的は、CPU能力の低下によっ
て使用者に不快感を与えるという事態を回避しつつ、確
実に消費電力の低減を実現することのできるコンピュー
タシステム等の情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1の情報処理装置では、CP
U、記憶装置および基準信号発生器を備え、基準信号発
生器が発生させるシステムクロックに基づき動作する情
報処理装置において、前記CPUへの負荷量を示す動作
状態を検知する検知手段と、検知手段によって検知され
た前記動作状態が予めCPUの適正負荷範囲として規定
された基準範囲内となるように、前記システムクロック
の周波数を制御するクロック制御手段と、を備えた構成
としている。
【0011】本発明に係る第2の情報処理装置では、上
記第1の情報処理装置において、前記検知手段は、前記
CPUへの負荷量を示す動作状態として、所定の基準時
間Tにおいて前記CPUがビジー状態にある時間の総和
Tbの該基準時間Tに対する比率として定義されるCP
Uビジー比Tb/Tを検知し、前記適正負荷範囲は、C
PUビジー比Tb/Tの範囲を規定することにより与え
られる、ことを特徴としている。
【0012】本発明に係る第3の情報処理装置では、上
記第1の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、所定範囲の周波数のうちの任意の周波数のシステム
クロックを前記基準信号発生器に発生させる周波数制御
手段を有し、該周波数制御手段で前記システムクロック
の周波数を制御することにより、前記検知手段によって
検知された前記動作状態を前記適正負荷範囲内とする、
ことを特徴としている。
【0013】本発明に係る第4の情報処理装置では、上
記第1の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、外部から入力される制御信号により前記システムク
ロックの周波数を所定の変化率で変化させる指示として
該周波数を上昇させる指示と低下させる指示のいずれを
も行うことができる周波数制御手段を有し、該周波数制
御手段で前記システムクロックの周波数を変化させるこ
とにより、前記検知手段によって検知された前記動作状
態を前記適正負荷範囲内とする、ことを特徴としてい
る。
【0014】本発明に係る第5の情報処理装置では、上
記第1の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、外部からの制御信号により前記システムクロックの
単位時間当たりの周波数変化量を設定して該周波数変化
量にしたがって前記システムクロックの周波数を変化さ
せる周波数制御手段を有し、該周波数制御手段で前記シ
ステムクロックの周波数を制御することにより、前記検
知手段によって検知された前記動作状態を前記適正負荷
範囲内とする、ことを特徴としている。
【0015】本発明に係る第6の情報処理装置では、上
記第2の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、前記システムクロックの周波数を変化させる周波数
制御手段と、前記検知手段によって検知されたCPUビ
ジー比Tb/Tが前記適正負荷範囲に対応するCPUビ
ジー比Tb/Tの許容範囲に含まれるか否かを判定する
判定手段とを有し、判定手段によって前記判定を行いつ
つ周波数制御手段によって前記システムクロックの周波
数を所定の単位変化量ずつ変化させることにより、前記
CPUビジー比を前記許容範囲内へと移行させることを
特徴としている。
【0016】本発明に係る第7の情報処理装置では、上
記第6の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、単位時間当たりの周波数変化量として予め設定され
た周波数変化率に対して、前記判定手段による1回の判
定当たりの時間として規定時間を定義し、前記判定手段
による判定後に前記周波数変化率で前記システムクロッ
クの周波数が変化してから前記判定手段による次の判定
までの時間を前記規定時間となるように制御する計時制
御手段を有する、ことを特徴としている。
【0017】本発明に係る第8の情報処理装置では、C
PU、記憶装置および基準信号発生器を備え、基準信号
発生器が発生させるシステムクロックに基づき動作する
情報処理装置において、前記CPUへの負荷量を示す動
作状態として、所定の基準時間Tにおいて前記CPUが
ビジー状態にある時間の総和Tbの該基準時間Tに対す
る比率として定義されるCPUビジー比Tb/Tを検知
する検知手段と、検知手段によって検知されたCPUビ
ジー比Tb/Tが、予めCPUの適正負荷範囲として規
定された基準範囲に対応するCPUビジー比Tb/Tの
許容範囲に入るように、前記システムクロックから得ら
れるCPUクロックを制御するクロック制御手段とを備
え、前記クロック制御手段は、予め用意された複数の異
なる周波数の中からいずれかの周波数を選択し、前記C
PUクロックの周波数を選択した周波数とする周波数制
御手段と、前記CPUクロックが周期的にパルスが存在
しない期間を有し、所定の単位期間においてパルスが存
在する期間の総和の該単位期間に対する比率として定義
されるデューティ比として予め用意された複数のデュー
ティ比の中からいずれかのデューティ比を選択し、前記
CPUクロックのデューティ比を選択したデューティ比
とするデューティ比制御手段と、前記CPUクロックの
周波数とデューティ比との対を1要素とし、前記CPU
クロックの周波数とデューティ比との各種組合せに対応
する各要素を、前記CPUクロックの周波数とデューテ
ィ比との積で定義されるCPU性能レベルの小さい順ま
たは大きい順に並べたテーブルを記憶している記憶手段
と、検知手段によって検知されたビジー比Tb/Tが前
記許容範囲に入っているか否かを判定する判定手段とを
有し、判定手段によって前記判定を行いつつ、前記テー
ブルにおける隣接要素間の移行に相当する前記CPUク
ロックの周波数およびデューティ比の1ステップ分の変
更を周波数制御手段およびデューティ比制御手段によっ
て順次行わせることにより、前記ビジー比Tb/Tを前
記許容範囲内へと移行させる、という構成としている。
【0018】本発明に係る第9の情報処理装置では、上
記第8の情報処理装置において、前記クロック制御手段
は、前記テーブルにおける隣接要素間の移行の複数回分
に相当する、前記CPUクロックの周波数およびデュー
ティ比の複数ステップ分を単位とする変更を、周波数制
御手段およびデューティ比制御手段によって行わせるこ
とを可能としたことを特徴としている。
【0019】本発明に係る第10の情報処理装置では、
上記第8の情報処理装置において、前記CPUクロック
の周波数とデューティ比との組合せとして同一のCPU
性能レベルを与える組合せが複数存在する場合に、前記
テーブルは該複数の組合せのうち前記CPUクロックの
周波数が最も低い組合せ又は相対的に低い組み合わせを
要素として含むことを特徴としている。
【0020】本発明に係る第11の情報処理装置では、
上記第2の情報処理装置において、前記基準時間Tは0.
2秒以下であることを特徴としている。
【0021】本発明に係る第12の情報処理装置では、
上記第1または第8の情報処理装置において、前記クロ
ック制御手段を動作させるか否かを、特定のキー入力に
よる信号を含む所定の外部入力信号により制御する動作
制御手段を備えることを特徴としている。
【0022】本発明に係る第13の情報処理装置では、
上記第12の情報処理装置において、前記動作制御手段
は、前記クロック制御手段を動作状態から非動作状態へ
と遷移させた直後における前記CPUクロックの状態
を、該遷移の直前における前記CPUクロックの状態の
ままとすることができることを特徴としている。
【0023】本発明に係る第14の情報処理装置では、
上記第1の情報処理装置において、前記クロック制御手
段を動作させるか否かを、特定のキー入力による信号を
含む所定の外部入力信号により制御する動作制御手段を
備え、前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動
作状態から非動作状態へと遷移させた直後における前記
システムクロックの周波数を、該遷移前の周波数にかか
わらず、前記基準信号発生器が発生しうる最高周波数ま
たは最低周波数とすることができる、ことを特徴として
いる。
【0024】本発明に係る第15の情報処理装置では、
上記第8の情報処理装置において、前記クロック制御手
段を動作させるか否かを、特定のキー入力による信号を
含む所定の外部入力信号により制御する動作制御手段を
備え、前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動
作状態から非動作状態へと遷移させた直後における前記
CPUクロックの周波数およびデューティ比を、該遷移
前の周波数およびデューティにかかわらず、前記テーブ
ルにおける各要素のうち前記CPU性能レベルが最大と
なる要素または最小となる要素に対応する周波数および
デューティ比とすることができる、ことを特徴としてい
る。
【0025】本発明に係る第16の情報処理装置では、
上記第14の情報処理装置において、前記基準信号発生
器が発生しうる最大周波数と最低周波数のうちのいずれ
かを選択するための選択手段を備え、前記動作制御手段
は、前記クロック制御手段を動作状態から非動作状態へ
と遷移させた直後における前記システムクロックの周波
数を、選択手段で選択された周波数とする、ことを特徴
としている。
【0026】本発明に係る第17の情報処理装置では、
上記第15の情報処理装置において、前記テーブルにお
ける各要素のうち前記CPU性能レベルが最大となる要
素と最小となる要素のいずれかを選択するための選択手
段を備え、前記動作制御手段は、前記クロック制御手段
を動作状態から非動作状態へと遷移させた直後における
前記CPUクロックの周波数およびデューティ比を、選
択手段で選択された要素に対応する周波数およびデュー
ティ比とする、ことを特徴としている。
【0027】本発明に係る第18の情報処理装置では、
上記第1の情報処理装置において、前記システムクロッ
クの周波数の変化に対応して前記表示装置の輝度を変化
させる輝度制御手段を備えることを特徴としている。
【0028】本発明に係る第19の情報処理装置では、
上記第8の情報処理装置において、前記周波数制御手段
および前記デューティ比制御手段によって選択される前
記CPUクロックの周波数およびデューティ比に対応す
るCPU性能レベルに応じて前記表示装置の輝度を変化
させる輝度制御手段を備えることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
基本原理.以下、本発明の実施の形態を説明する前に、
実施の形態の動作の基礎となる本発明の基本原理につい
て説明する。
【0030】本発明は、コンピュータシステムにおける
CPUのビジー比を検出することにより、コンピュータ
システムの使用者の現在における作業がCPUの最大仕
様能力に対して必要とするCPU能力を調べ、その必要
とするCPU能力に応じてシステムクロックの周波数な
どを制御することにより適正なCPU能力を提供しよう
とするものであって、これにより、使用者に不快感を与
えるという事態を回避しつつ消費電力を低減しようとし
ている。
【0031】ここで、使用者の現在における作業、そし
て、その作業が要求するCPU能力とは、例えばキー入
力操作のように使用者が直接的にコンピュータシステム
に対して要求する作業、もしくはCPU能力のみを指す
ものではなく、システムソフトウェアの立ち上げ作業や
ファイル操作に伴う記憶装置アクセスなどの使用者から
見て間接的に把握される作業を含むものである。
【0032】<0.1 CPUビジー比と適正CPU能
力>図1は、ある基準時間長さTにおけるCPU動作状
態の変化を示す図であり、この基準時間長さTにおける
CPUがビジー状態にある時間の総和Tb=T1+T2+T3
の比率、すなわちTb/Tにより、CPUの基準時間長
さTにおける平均的な稼働状態であるCPUビジー比を
定義することができる。
【0033】CPUビジー比は、実際のCPUの稼働状
態を検知した結果により与えられるものであることか
ら、使用者の作業内容の種類にかかわらず、直接的にC
PUに必要とされる能力を示す指標となる。具体的に
は、CPUビジー比が大きいということは、CPUの稼
働率が高いことに相当し、現在のCPU能力ではCPU
に大きな負荷がかかっていることを示し、逆にCPUビ
ジー比が小さい場合にはCPUの稼働率は低く、現在の
作業内容は現在のCPU能力から見て小さな負荷でしか
ないということを示す。
【0034】前者の場合、CPU能力を向上させること
でCPU稼働率の低減を図ることができ、この変化は、
使用者にはコンピュータシステム動作の快適な動作状態
への移行として認識される。一方、後者の場合、現在提
供されているCPU能力においてもCPU稼働率は低い
ことから、さらにCPU能力を低下させることが可能で
ある。その際、CPU稼働率(CPUビジー比)が高く
なり過ぎない範囲でCPU能力を低下させることで、使
用者にはコンピュータシステムの快適な動作状態の提供
を維持しながら、CPU能力を制御することができる。
【0035】したがって、CPUビジー比はCPUの基
準時間長さTにおける平均的な稼働状態を与えるととも
に、使用者から見たコンピュータシステムの動作状態の
快適さを示す指標としても使用することが可能である。
具体的には、任意のCPU能力レベルにおけるCPU稼
働率もしくはCPUビジー比と使用者の快適な動作範囲
の関係をあらかじめ求めておくことで、使用者に対して
不快感を及ぼさない最低限のCPU能力を定義すること
ができる。
【0036】図2は、図1に示すように定義されたCP
Uビジー比を指標として、CPU能力を変化させる際の
基本的な考え方を示す図である。図2に示すように、任
意のCPU能力について、そのCPU能力が現在の作業
内容に対して最適と判断されるCPUビジー比の値を定
義し、この値を中心にCPU負荷範囲としてCPUビジ
ー比の許容範囲を設定する。現在のCPU負荷がこの許
容範囲にあるか否かの判断を行うことで、現在提供され
ているCPU能力が、現在の作業内容に対して適正範囲
にあるかを検知することができるとともに、その能力の
過不足に関する情報についても併せて得ることができ
る。
【0037】図2は、最適なCPU能力レベルをCPU
ビジー比50%となるCPU能力レベルとし、許容範囲
をCPUビジー比25%〜75%と設定して、適正CP
U能力レベルをこの許容範囲のビジー比を与えるCPU
能力レベルとした例を示す。この場合、許容範囲の下限
値である25%よりも小さいCPUビジー比となった場
合、CPU能力過多と判断され、許容範囲の上限値であ
る75%よりも大きいCPUビジー比となった場合、C
PU能力不足と判断することができる。本発明の実施に
際しては、これらの設定値として全てのCPU能力レベ
ルにおいて共通の値を使用することができるが、各CP
U能力レベル毎に個別の値を設定してもよい。また、C
PUビジー比を算出するための基準時間長さTは、人間
工学的にその算出処理に要する時間を認識されない程度
の時間設定が必要であり、0.2秒以下であることが好ま
しい。
【0038】<0.2 CPU能力の制御>図5は、コ
ンピュータシステムによる作業内容から要求されるCP
U能力の時間的変化と、本発明のCPU能力制御に基づ
きコンピュータシステムが提供するCPU能力の時間的
変化とを示す図である。
【0039】図5に示すように、初期時刻t0において
提供されるCPU能力は、システムクロック周波数をシ
ステム仕様の100%(最大設定可能値)に設定するこ
とにより、CPU最大仕様能力にある。尚、初期時刻t
0は必ずしもコンピュータシステムの電源投入時を表す
ものではなく、コンピュータシステムの動作状態におけ
る任意の時刻を表すものとする。また、ここでは、前述
の通り初期時刻t0において提供されるCPU能力とし
て、CPU最大仕様能力を設定しているが、この値は本
発明に係わる動作を本質的に制限するものではなく、シ
ステムが許容する範囲内の任意のCPU能力を設定して
もよい。
【0040】図5の時間領域(1)において、使用者が
要求する作業はシステムを継続動作させるために必要な
最低限の作業のみであるとすると、この時間領域(1)
におけるCPUビジー比は小さな値をとり、CPUの稼
働率は極めて低い状態にある。したがって、この時のC
PU能力は、図2において示した適正CPU能力レベル
の範囲をCPUビジー比が小さい側へ逸脱しCPU能力
過多であることが検知される。本発明では、この検知結
果をもとにシステムクロック周波数を低下させることに
より、またはCPUクロックの周波数と後述のデューテ
ィ比との組み合わせを変えることにより、CPU能力を
低下させる(本発明の基本原理についての以下の説明で
は、便宜上、CPU能力を変える手段としてシステムク
ロックの周波数を変えることのみを考えるものとす
る)。CPU能力を低下させた後、再びこの時点でのC
PU能力が適正な範囲にあるか否か(CPUビジー比が
許容範囲内にあるか否か)を確認し、この範囲からCP
Uビジー比が小さい側へ逸脱し、依然CPU能力過多と
判断される場合には、さらにシステムクロック周波数を
低下させ一層のCPU能力低下を図る。この手続きをC
PU能力が適正な範囲に収まるまで繰り返すことで、使
用者には快適な使用状態の提供を維持したままで、現在
の作業内容が必要とする最低限のCPUレベルを提供す
ることができ、不必要な電力消費を抑制することができ
る。図5の時間領域(1)における動作の場合、コンピ
ュータシステムが提供するCPU能力は、この時間領域
全てにおいて必要とされているCPU能力よりも高い状
態にあり続けることから、コンピュータシステムが提供
するCPU能力は順次低下を続ける。
【0041】上述の最低限のCPUレベル設定の手続き
を、図4を参照しつつさらに詳細に説明する。図4にお
いて、現在の作業内容が必要とするCPU能力の適正な
範囲は、システムクロック周波数にて表現した場合、シ
ステムクロック周波数faからfbの範囲(以下「適正周
波数範囲」という)にあるものとする。尚、この適正周
波数範囲は、本来的には、各システムクロック周波数に
おいてCPUビジー比を算出した後の結果として与えら
れるべき数値であることから、あらかじめ予測すること
は難しく、図中に記載することは困難であるが、ここで
は動作を分かり易くするため便宜上表現するものであ
る。
【0042】初期時刻t0におけるシステムクロック周
波数をf1とし、この時の使用者の作業内容が高いCP
U能力を必要としないものであるとすると、システムク
ロック周波数f1が提供する現在のCPU能力に対する
CPUビジー比は図4中の(a)のごとく与えられ、現
在の作業内容に対して提供されているCPU能力は過多
であることが示される。次に、この結果をもとに、シス
テムクロック周波数をf2へと低下させ、同様にこの時
のCPUビジー比を求めた結果が図4中の(b)であ
る。尚、ここではシステムクロック周波数を変化させる
増分もしくは減分の値を便宜上それぞれ一定値とした場
合の例を示すが、この増分もしくは減分は必ずしも一定
値である必要はない。システムクロック周波数f2は、
適正周波数範囲faからfbに至っていないことから、シ
ステムクロック周波数f2へと変化させることによるC
PU能力低下の効果は、CPU能力過多の状況を改善す
るに至っていない。図4中の(c)は、システムクロッ
ク周波数をさらにf2からf3へと低下させても、適正周
波数範囲にかなり接近はしたものの、依然CPU能力過
多の状況にあることを示している。図4中(d)におい
て示されるように、システムクロック周波数をf3から
f4へと低下させることでCPUビジー比は適正CPU
レベルの範囲に対応する許容範囲に到達する。したがっ
て、システムクロック周波数f4が、使用者の快適な使
用状態を損なうことなく現在の作業内容が必要とする最
低限のCPU能力を提供するためのシステムクロック周
波数であることが検知され、現在のシステム使用状態に
おいては、このシステムクロック周波数f4を設定する
ことで、使用者の必要とするCPU能力を提供できると
ともに、不必要な電力消費を抑制することができる。
【0043】図4は、図3に示したCPU能力制御動作
と同様の動作を説明するための図であるが、CPU能力
が適正である範囲(CPUビジー比の許容範囲)を図3
の場合よりも大きく設定した場合の動作を示すものであ
る。図4において、CPU能力の適正範囲を図3の場合
よりも大きく設定したことにより、システムクロック周
波数にて表現したCPU能力の適正範囲に相当するシス
テムクロック周波数範囲がfa2からfb2の範囲に拡大し
ている。ここで、図3において説明したのと同様のシス
テムクロック周波数制御を考えると、システムクロック
周波数f4においてCPU能力の適正範囲に相当するシ
ステムクロック周波数範囲に達するものの、f4からさ
らに低下させたシステムクロック周波数f5においても
やはりCPU能力の適正範囲に相当するシステムクロッ
ク周波数範囲にあることが示される。これは、CPU能
力の適正範囲を大きくしたことに起因し、この場合、よ
り低いシステムクロック周波数であるf5を採用するこ
とで一層の消費電力低減効果が得られる。
【0044】また、システムクロック周波数を変化させ
る際の増減分の値をCPU能力の適正範囲に相当するシ
ステムクロック周波数範囲に対して小さく設定した場
合、すなわち、増減分の値をシステムクロック周波数範
囲の幅よりも小さく設定した場合、CPU能力の適正範
囲に相当するシステムクロック周波数範囲内に2つ以上
の適正と判断されるシステムクロック周波数が得られる
場合があるが、この際もより低いシステムクロック周波
数を選択することにより、使用者の快適な使用状態を阻
害することなくシステムの低消費電力効果を高めること
ができる。
【0045】次に、図5における時間領域(2)におけ
る動作について説明する。図5における時間領域2は時
刻t1においてCPU最大仕様能力の50%程度を要求
する作業が発生し、この状態が時刻t3まで継続した
後、時刻t3においてさらに高いCPU能力を要求する
作業が発生し、このCPU負荷状態が時刻t4まで継続
したことを示す。
【0046】時刻t1からt2の領域において、コンピュ
ータシステムが使用者に対して提供しているCPU能力
は、この間に発生した作業が要求するCPU能力よりも
依然高い状態にあり、時間領域(1)における動作とし
て説明したCPU能力制御動作により、CPU能力の適
正範囲となるまでシステムクロック周波数を低下させる
ことで順次低下する状態にある。
【0047】時刻t2において、コンピュータシステム
が使用者に対して提供するCPU能力が、時刻t1から
t3の領域において必要とされるCPU能力とバランス
し、時刻t3までこのCPU能力の提供を継続する。す
なわち、時刻t2におけるシステムクロック周波数によ
り提供されるCPU能力が、CPU能力の適正範囲内に
達したことを示し、使用者に快適な動作環境の提供を継
続するために必要な最低限のCPU能力レベルにあるこ
とを示す。したがって、時刻t2からt3においては、使
用者に快適な動作環境を提供しながら、なおかつシステ
ムの不必要な電力の消費を削減する効果が得られる。
【0048】時刻t3において、時刻t1からt3の領域
において必要とされたCPU能力よりも高いCPU能力
を必要とする作業が発生することにより、時刻t2から
t3の領域において成立していたコンピュータシステム
が提供するCPU能力と作業が必要とするCPU能力と
のバランスは崩れる。この状態の変化は、図2における
CPU能力の適正範囲に対応するCPUビジー比の許容
範囲とCPUビジー比との関係の中で、CPUビジー比
が大きくなり、許容範囲をCPU能力不足と判断される
側へ逸脱することとして検知される。また、図4におけ
るシステムクロック周波数と適正CPU能力を提供する
ための周波数範囲との関係においては、適正CPU能力
を提供するためのシステムクロック周波数範囲が周波数
の高い側へとシフトしたことに相当する。
【0049】上述のように、CPU能力のバランスが崩
れたことと、提供されるコンピュータのCPU能力が要
求されるCPU能力よりも低い状態、すなわち使用者に
不快感を与える状態にあることを同時に検知できること
から、本発明におけるCPU能力制御機能は、提供する
CPU能力を増大させるように働くことができる。その
際の動作は、図4において説明したCPU能力を低下さ
せる場合と同様の動作であり、一定の増分値だけシステ
ムクロック周波数を増大させた後、CPUビジー比を算
出し、その結果が許容範囲内にあるか否かを判断し、こ
の許容範囲内に達するまで同様の動作を繰り返すことで
実現できる。許容範囲内に達した後、時刻t4までの間
に提供されるCPU能力は、先のCPU能力を低下させ
た場合と同様に、要求されるCPU能力に対して使用者
が快適な使用状態を維持できる最低限のCPU能力に相
当することから、過剰なCPU能力の提供を抑制するこ
とができ、やはりシステムの不必要な電力消費を削減す
る効果が得られる。
【0050】以下、時間領域(3)(4)においても同
様のCPU能力制御動作により、使用者の快適な使用状
態を阻害することなくシステムの低消費電力化の効果を
得ることができる。
【0051】実施の形態1.以下、本発明の実施の形態
1を図面を参照しつつ説明する。
【0052】<1.1 全体構成>図6は、上記基本原
理に基づく消費電力制御機能を有する本発明の実施の形
態1であるコンピュータシステムの構成を示す機能ブロ
ック図である。本コンピュータシステムは、現在のパー
ソナルコンピュータ(パソコン)の標準的構成を有して
おり、メモリコントローラおよびバスコントローラとし
ての機能を有するチップセット16に、本コンピュータ
システムの基準信号としてのシステムクロックを発生さ
せるクロックジェネレータである基準信号発生器12
と、主記憶としてのメモリ14と、ディスク装置やキー
ボード、マウス、表示装置等の外部デバイスを制御する
デバイスコントローラ18とを接続した構成となってい
る。本コンピュータシステムでは、このような構成にお
いて、メモリ14に格納される所定のプログラムをCP
U20が実行することにより、上記の消費電力制御機能
が実現されている。なお、チップセット16内には汎用
タイマーが設けられており、後述のCPUビジー比の検
出にはこの汎用タイマーが使用される。
【0053】<1.2 基準信号発生器の構成および動
作>前述の基本原理の説明からわかるように、消費電力
制御を行うためには、システムクロックの周波数を制御
する機能が必要となる。そこで本実施の形態では、基準
信号発生器12を図7に示す構成としている。図7は、
異なる周波数のシステムクロックを連続的に発生できる
基準信号発生器12の一構成例を示す機能ブロック図で
ある。この基準信号発生器12は、発振回路50、掃引
回路52、波形整形回路54、および掃引回路動作規定
回路56から構成される。
【0054】上記構成において、発振回路50は例えば
ブリッジ型CR発振回路により実現され、掃引回路52
は発振回路50における発振周波数を決定する回路定数
の一つであるキャパシタンスを所定の速度で連続的に変
化させることにより発振周波数を連続的に変化させる回
路である。この掃引回路の動作は、周波数制御信号Sc
に基づき掃引回路動作規定回路56により制御される。
すなわち、周波数制御信号Scにより発振回路50にお
ける発振周波数の変化の方向と変化の速度が規定され
る。波形整形回路54は、発振回路50により得られた
発振信号をシステムクロック信号に適した矩形波形へと
整形するための回路であり、フリップフロップまたはシ
ュミットトリガ回路等により実現することができる。波
形性整形後の発振信号は、システムクロックCLKとし
て基準信号発生器12から出力される。
【0055】図7に示したような基準信号発生器12に
よれば、掃引回路52を連続的に動作させて発振回路5
0の回路定数であるキャパシタを連続的に変化させるこ
とにより、連続的に異なる周波数のシステムクロックC
LKを発生させることができる。
【0056】図8は、上記構成の基準信号発生器12に
よって得られるシステムクロックCLKの一例を示す信
号波形図であり、時間の経過とともにシステムクロック
CLKの周波数が連続的に低くなる場合を示している。
一方、図9は、時間の経過とともにシステムクロックC
LKの周波数が連続的に高くなる場合を示している。図
8、図9においては、システムクロック周波数の変化と
して、例えば最も高い発生可能周波数から最も低い発生
可能周波数へと変化する場合と、最も低い発生可能周波
数から最も高い発生可能周波数へと変化する場合のみに
ついて示したが、上記構成の基準信号発生器12は、こ
の周波数範囲内の任意の周波数において、掃引回路52
の動作を休止させることにより一定の周波数のシステム
クロックCLKを発生することが可能である。すなわ
ち、図10において示されるように、例えば、より高い
周波数から連続的にその周波数を低くされたシステムク
ロックCLKが、時刻Tx1において一定の周波数を持つ
状態に遷移することが可能である。また、図11に示さ
れるように、時刻Tx2において掃引回路の動作を変化さ
せることで周波数変化の方向を反転させることも可能で
あり、システムクロック周波数を現在の状態から高くす
ることも低くすることも可能である。さらに、掃引回路
52の動作を変えることにより、例えば単位時間当たり
に上述のキャパシタンス値を変化させる量を変えること
により、システムクロック周波数を一定の割合だけでな
く任意の割合で変化させることができる。
【0057】また、掃引回路動作規定回路部56に対し
て例えばキーボードコントローラのようなコンピュータ
システムに組み込まれた機器より外部制御を加えること
により、コンピュータシステムを管理するシステムソフ
トウェア、もしくは消費電力制御を司るソフトウェアか
ら、システムクロックの周波数をコントロールすること
ができ、必要に応じたCPU能力の設定を行うことがで
きる。
【0058】なお、本実施の形態では、発振回路50を
ブリッジ型CR発振回路、掃引回路を発振回路における
発振周波数に係わる回路定数の一つであるキャパシタン
スを連続的に変化させる回路とした場合の例を示した
が、発振回路50はLC発振回路等の他の発振回路でも
良く、また、掃引回路52が変化させる発振回路50の
回路定数として抵抗値、あるいはインダクタンスを使用
するなど、発振回路50に応じた回路定数を変化させる
ことで機能を実現すればよい。また、波形整形回路54
の他の例としてシュミットトリガ回路などを使用するこ
とができる。
【0059】<1.3 動作>前述の基本原理に基づ
き、本実施の形態では、最適なCPU能力を提供するた
めにシステムクロックCLKの周波数を変化させるが、
システムクロックCLKの周波数を変化させる単位は予
め決められた一定量(以下「単位変化量」という)であ
り、この単位変化量の値によって適正なCPU能力を判
断する際の精度が決定される。また、この単位変化量
は、現在のCPU能力が適正範囲にあるか否かの判断を
行うための処理一回当たりの変化量設定値に相当する周
波数である。
【0060】したがって、単位変化量として大きな値を
設定した場合には、最適CPU性能レベルを与えるシス
テムクロック周波数からのずれが大きくなる可能性があ
る。すなわちCPU能力制御の精度が低下する可能性が
ある。一方、単位変化量として小さい値を設定すると、
CPU能力の制御精度を向上させることができるが、現
在のCPU能力を与えるシステムクロック周波数と最適
とされるCPU能力を与えるシステムクロック周波数と
の差が大きい場合、目的とするシステムクロック周波数
に達するまでに多くの処理を必要とし、場合によって
は、この周波数制御の処理の実行によるシステムの遅延
が使用者に対して不快感を与える危険がある。
【0061】本実施の形態は、前述の基準信号発生器1
2の有する、システムクロック周波数を連続的に変化さ
せる機能を使用することにより、高精度なCPU能力制
御を少ない処理で実現し、周波数制御の処理量の増加に
伴う使用者の不快感を低減するものである。このために
本実施の形態では、CPU20が所定のプログラム(以
下「コントロールソフトウェア」という)を実行するこ
とにより、CPUビジー比を検出しつつシステムクロッ
クCLKの周波数を制御する。以下、このようなシステ
ムクロック周波数の制御によるCPU能力制御の動作
を、図12に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0062】まず、後述のCPUビジー比検出ルーチン
を呼び出すことによりCPUビジー比Rbを算出する
(ステップS10)。次に、このCPUビジー比Rbに
基づき、本実施の形態のコンピュータシステムに現時点
で要求されている作業内容に対し、CPU20の能力が
不足しているか、過多であるか、適正であるかを判定す
る(ステップS12)。この判定は、CPUビジー比R
bが予め設定された許容範囲に入っているか否かにより
行う。例えば図2に示すようにCPUビジー比Rb=25
%〜75%の範囲を許容範囲とすると、Rb<25%のとき
はCPU能力不足と判定され、Rb>75%のときはCP
U能力過多と判定され、25%≦Rb≦75%のときはCP
U能力適正と判定される。
【0063】CPU能力不足と判定された場合は、ステ
ップS14へ進んで、システムクロック周波数を所定の
変化率(単位時間当たりの周波数の変化量)で上げるこ
とを指示する周波数制御信号Scを基準信号発生器12
に入力した後、チップセット16内の汎用タイマーであ
る第1タイマーを起動する(ステップS18)。これに
対し、CPU能力過多と判定された場合は、ステップS
16へ進んで、システムクロック周波数を所定の変化率
で下げることを指示する周波数制御信号Scを基準信号
発生器12に入力した後、チップセット16内の汎用タ
イマーである第1タイマーを起動する(ステップS1
8)。第1タイマーの起動後は、ステップS20へ進ん
で、第1タイマーによって計測される時間に基づき、既
述の単位変化量に対応する時間として予め規定された所
定の時間(以下「規定時間」という)が経過したか否か
の判定を規定時間が経過するまで繰り返す。これにより
システムクロック周波数が、CPU能力不足の場合には
単位変化量だけ上昇し、CPU能力過多の場合には単位
変化量だけ低下する。ステップS20において規定時間
が経過すればステップS10へ戻り、上述の動作を繰り
返す。
【0064】一方、ステップS12においてCPU能力
適正と判定された場合は、そのままステップS10へ戻
り、上述の動作を繰り返す。
【0065】以上の動作により、コンピュータシステム
に要求されている作業内容に対してCPU能力が不足ま
たは過多の状態であっても、システムクロック周波数の
制御によってCPU能力が適正となる範囲内に入り、以
降、その範囲内でシステムクロック周波数(CPU能
力)が変動を繰り返すようになる。
【0066】なお上述の説明では、ステップS12にお
いてCPU能力適正と判定された場合は直接ステップS
10へ戻るが、CPU能力適正と判定された場合に、シ
ステムクロック周波数の変化の停止を指示する周波数制
御信号Scすなわち掃引回路52の動作の停止を指示す
る周波数制御信号Scを基準信号発生器12に入力した
後にステップS10へ戻るようにしてもよい。このよう
にすれば、システムクロック周波数の制御によってCP
U能力が一旦適正範囲内に入れば、コンピュータシステ
ムに要求される作業内容の変化が無い限り、以降、シス
テムクロック周波数が変化しなくなる。
【0067】図12に示した上記フローチャートにおけ
るステップS10のCPUビジー比の検出は、チップセ
ット16内の汎用タイマーである第2および第3タイマ
ーを使用してソフトウェアにより実行される。すなわ
ち、CPU20が所定のプログラムを実行することによ
り、CPUビジー比の検出が行われる。以下、このCP
Uビジー比の検出を図13に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。
【0068】図13は、CPUビジー比検出ルーチン
(図12におけるステップS10)の内容を示すフロー
チャートである。CPUビジー比検出ルーチンでは、ま
ず、CPUビジー比を求める際に基準となる計測時間T
(以下「基準時間」ともいう)を設定するとともに第2
および第3タイマーをリセット(初期化)した後、第2
タイマーを起動して時間の計測を開始する(ステップS
52)。その後、第2タイマーによって計測される時間
がステップS52で設定された基準時間Tを越えたか否
かにより計測時間が終了したか否かを判定する(ステッ
プS54)。
【0069】その結果、計測時間が終了していない場合
は、ステップS56へ進み、BIOS(Basic Input/Out
put System)のルーチンを呼び出してCPU20がビジ
ー状態かアイドル状態かを判定する(CPU20の動作
状態の認識)。CPU20がビジーの場合は、ステップ
S58へ進んで第3タイマーが動作中であることを示す
フラグFlg3をセットし(Flg3=1)、第3タイ
マーを起動した後、ステップS54へ戻る。一方、CP
U20がアイドル状態の場合は、ステップS62へ進ん
で第3タイマーが動作中であることを示すフラグFlg
3をリセットし(Flg3=0)、第3タイマーが動作
していた時間を記録した後(ステップS64)、第3タ
イマーを停止させる(ステップS66)。そして、この
時点までに記憶されている第3タイマーの動作時間を積
算し(ステップS68)、その後ステップS54へ戻
る。
【0070】以降、第2タイマーによる計測時間が終了
するまで、CPU20がビジー状態かアイドル状態かに
応じて、ステップS54→S56→S58→S60、ま
たは、ステップS54→S56→S62→S64→S6
6→S68が繰り返し実行される。そして第2タイマー
による計測時間が終了するとステップS70へ進む。ス
テップS70へ進んだ時点において、ステップS68で
算出された積算値(以下、これを符号Tbで示すものと
する)は、第2タイマーによる計測時間である基準時間
TにおいてCPU20がビジー状態となる時間の総和と
なっている。そこでステップS70では、CPUビジー
比Rbを Rb=Tb/T …(1) により算出する。これによりCPUビジー比検出ルーチ
ンを終了し、このルーチンを呼び出したルーチン(図1
2参照)に復帰する。
【0071】<1.4 CPU能力制御動作の具体例>
次に、以上のように動作する本実施の形態のコンピュー
タシステムにおけるCPU能力制御動作の具体例を、図
5に示した時間領域(2)における動作により説明す
る。図5における時間領域(2)では、時刻t1におい
てCPU最大仕様能力の50%程度を要求する作業が発生
し、この状態が時刻t3まで継続した後、時刻t3におい
て更に高いCPU能力を要求する作業が発生し、このC
PU負荷状態が時刻t4まで継続する。
【0072】時刻t1からt2までの領域において、本実
施の形態のコンピュータシステムが提供するCPU能力
はこの間に発生した作業が要求するCPU能力よりも依
然高い状態にあるため、図12のステップS12におい
てCPU能力過多と判定され、ステップS16により、
単位変化量ずつシステムクロックCLKの周波数が順次
低下させられる。
【0073】システムクロック周波数の低下によってC
PU能力が低下し、時刻t2において、コンピュータシ
ステムの提供するCPU能力が時刻t1から時刻t3まで
の領域において必要とされるCPU能力とバランスす
る。すなわち、時刻t2において、システムクロック周
波数でのCPU能力が図2の適正範囲内に達し、使用者
に快適な動作環境の提供を継続するために必要な最低限
のCPU能力となっており、以降、システムクロック周
波数は、CPU能力が適正範囲内となる所定の周波数範
囲に留まる。したがって、時刻t2からt3までの領域に
おいて、使用者に最適な動作環境を提供しつつ、コンピ
ュータシステムにとって不必要な電力の消費を削減する
ことができる。
【0074】時刻t3において、時刻t1からt3までの
領域において必要とされたCPU能力よりも高いCPU
能力を必要とする作業が発生し、時刻t2からt3までの
領域において成立していたバランス(コンピュータシス
テムが提供するCPU能力と作業が要求するCPU能力
とのバランス)が崩れる。この状態の変化は、図2にお
けるCPU能力の適正範囲に対応する許容範囲とCPU
ビジー比Rbとの関係において、CPUビジー比Rbが大
きくなり、許容範囲をCPU能力不足の側へ逸脱するこ
とに相当する。また、この状態の変化は、図3における
システムクロック周波数と適正CPU能力を提供するた
めの周波数範囲との関係においては、適正CPU能力を
提供するためのシステムクロック周波数が周波数の高い
側へとシフトしたことに相当する。したがって、ステッ
プS12においてCPU能力不足と判定され、ステップ
S14により、単位変化量ずつシステムクロックCLK
の周波数が上昇する。このようにして、CPUビジー比
Rbを算出してCPU能力が適正範囲内か否かを判定し
つつ(この時点でCPU能力が適正でない場合はCPU
能力不足である)すなわちCPUビジー比が許容範囲内
か否かを判定しつつ単位変化量だけシステムクロック周
波数を上昇させるという動作が、CPU能力が適正範囲
内に達するまで繰り返される。適正範囲内に達してから
時刻t4までの間に提供されるCPU能力は、時刻t2ま
での間にCPU能力を低下させた場合と同様、使用者に
快適な動作環境を提供できる最低限のCPU能力に相当
することから、過剰なCPU能力の提供を抑制すること
ができる。その結果、コンピュータシステムにとって不
必要な電力の消費を削減することができる。
【0075】上述のように実施の形態1では、CPUビ
ジー比Rbの検出結果に基づきCPU能力不足またはC
PU能力過多と判定された場合は、システムクロックは
単位変化量ずつ上昇または低下させられる。このときシ
ステムクロック周波数の単位変化量分の遷移の完了を検
知するための処理が必要となる。本実施の形態では、こ
の検知を、システムクロック周波数を計測することな
く、タイマーによる時間計測により行っている。すなわ
ち、周波数制御信号Scにより基準信号発生器12の掃
引回路動作規定回路56に対しシステムクロック周波数
の変化方向(周波数を上昇させるか低下させるか)およ
び変化率(単位時間当たりの周波数変化量)を指示した
後、時間を計測することにより(ステップS14〜S2
0)、システムクロック周波数の単位変化量分の遷移完
了を検知している。
【0076】図12に示したフローチャートでは、ステ
ップS20の判定を繰り返し実行することにより単位変
化量に相当する規定時間だけ待機しているが、これは実
際にはタイマー割り込みにより実現される。すなわち、
図14に示すようにタイマー割り込みを利用してシステ
ムクロック周波数の単位変化量分の遷移完了が検知され
る。この場合、コントロールソフトウェアは、第1タイ
マーをセットしてから待機状態となり、規定時間が経過
した後に割り込み信号を受け取ることによりシステムク
ロック周波数の単位変化量分の遷移完了を検知して実行
を再開する(ステップS20参照)。このようにすれ
ば、システムクロック周波数の遷移に要する時間内にお
いて計測のための処理が発生することはなく、システム
クロック周波数遷移を観測するための処理の実行による
システム遅延が使用者に対して不快感を与える危険を回
避することができる。
【0077】さらに、システムクロック周波数の単位変
化量をタイマーが割り込みを発生するまでの時間として
規定できることから、システムクロック周波数の予め設
定された変化率に対して、CPUビジー比Rbに基づく
CPU能力の判定の1回当たりの時間(一つの判定から
次の判定までの時間)を定義することにより、システム
クロック周波数を変化させる際の単位変化量が自ずと定
義できる。
【0078】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2を図面を参照しつつ説明する。
【0079】<2.1 構成>本実施の形態のコンピュ
ータシステムの基本構成は、実施の形態1と同様であっ
て図6に示す通りである。しかし、実施の形態1では、
CPU能力を適正範囲へと移行させる手段として、シス
テムクロック周波数を変更する手段を用いていたのに対
し、本実施の形態では、複数種類の異なる周波数のシス
テムクロックを発生できる信号発生器を使用するととも
に、所定のデューティ比でCPUパルスを間欠的に発生
させて、CPUクロックの周波数とデューティ比との組
み合わせを変えることによりCPU能力を適正範囲へと
移行させている。
【0080】そのために本実施の形態では、例えばサイ
プレス(Cypress)社より販売されているCY2291と
いう型番の信号発生器のように外部制御により4種類の
異なる周波数のシステムクロックを発生できる信号発生
器を使用するとともに、CPU20またはチップセット
16に対する所定の制御信号によってシステムクロック
を周期的に停止させることにより、所定のデューティ比
で間欠的にパルスが発生するCPUクロックを得てい
る。ここにいうデューティ比は、所定の単位時間(以下
「定義単位期間」といい、クロックを周期的に停止させ
る場合にはその周期を定義単位期間とすればよい)のう
ちパルスの発生する期間をその定義単位期間で除した値
として定義される。すなわちデューティ比は、連続的に
パルスを発生させた場合に比べ現在のCPUクロックパ
ルスが与えられている割合を示す指標である。図16
は、このデューティ比の定義の具体例を示しており、こ
の例では、CPUクロックの13パルス分の期間を定義
単位期間とし、その定義単位期間内の10パルス分の期
間にパルスが実際に存在し、残りの3パルス分の期間に
はパルスが存在しない。この場合、CPUクロックのデ
ューティ比は10/13=76.9%となる。なお、CPUクロ
ックのデューティ比の定義を示す図16において標準パ
ルス数として表記されている13パルスは、説明を容易
にするための例であり、定義単位期間の取り方、またC
PUクロック周波数によっても変化するものである。
【0081】また本実施形態のコンピュータシステム内
のメモリ14には、CPUクロックの周波数とデューテ
ィ比との組み合わせを変える際に参照するテーブルとし
て、CPUクロック周波数とCPUクロックデューティ
比との組み合わせを一要素とし、各種の組み合わせに対
応する各要素が、そのCPUクロック周波数とCPUク
ロックデューティ比の積で定義されるCPU性能レベル
の小さい順、もしくは大きい順に並べられたテーブル
(以下「遷移表」という)が用意されている。
【0082】図17は、CPUクロック周波数、CPU
クロックデューティ比およびCPU性能レベルの遷移表
の一例を示している。図17は、33.3MHz、40MHz、50MH
z、66.6MHzの4種類のCPUクロック周波数と、CPU
クロックデューティ比の幾つかの種類との組合せから求
めたCPU性能レベルの小さい順に、17種類のCPU
クロック状態を与えるものである。この17種類のCP
Uクロック状態は前述の各要素に対応するものであっ
て、各要素にはステップ番号が付されている。そして、
隣接要素間の移行に相当するCPUクロックの周波数お
よびデューティ比の1ステップ分の変更がCPUクロッ
ク状態の遷移の単位となっている。
【0083】<2.2 動作>本実施の形態では、メモ
リ14に格納された所定のプログラムであるコントロー
ルソフトウェアをCPU20が実行することにより、上
記において説明した遷移表を参照しながら、遷移表中の
隣接要素へとCPUクロック周波数とCPUクロックデ
ューティ比の組み合わせを変化させ、その時のCPUビ
ジー比がCPU許容範囲に含まれるか否かの判定を行う
という操作を、CPUビジー比が許容範囲に含まれるま
で繰り返す。以下、このようなコントロールソフトウェ
アに基づくCPU能力制御のための動作を、図15に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0084】まず、CPUビジー比検出ルーチンを呼び
出すことによりCPUビジー比Rbを算出し(ステップ
S80)、次に、このCPUビジー比Rbに基づき、本
実施の形態のコンピュータシステムに現時点で要求され
ている作業内容に対し、CPU能力が不足しているか、
過多であるか、適正であるかを判定する(ステップS8
2)。これらステップS80、S82の具体的処理内容
やCPUビジー比検出ルーチンの処理内容は実施の形態
1の場合と同様である(図13、図2参照)。
【0085】ステップS82においてCPU能力不足と
判定された場合は、ステップS84へ進んで、現時点の
性能レベルよりも1ステップだけ上位の性能レベルのク
ロック周波数とデューティ比の情報を遷移表から得た
後、ステップS88へ進む。一方、ステップS82にお
いてCPU能力過多と判定された場合は、ステップS8
6へ進んで、現時点の性能レベルよりも1ステップだけ
下位の性能レベルのクロック周波数とデューティ比の情
報を遷移表から得た後、ステップS88へ進む。
【0086】ステップS88では、複数種類の異なる周
波数のシステムクロックを発生できる基準信号発生器1
2に所定の制御信号を入力することにより、ステップS
84またはS86により得られた情報によって示される
周波数にCPUクロック周波数を変更する。例えば、図
17に示した遷移表を用いるものとすると、CPUクロ
ックの周波数が33.3MHzでデューティ比が100%のとき即
ちSTEP10のクロック状態にあるときにおいて、C
PU能力不足と判定された場合には、性能レベルが一つ
上のSTEP11に移行するために基準信号発生器12
に対しCPUクロック周波数として40MHzを指示する制
御信号が入力される。なお、例えばSTEP9からST
EP10へ移行する場合のようにCPUクロックの周波
数変更を伴わない場合には、ステップS88によりCP
Uクロックの周波数が変化することはない。
【0087】次のステップS90では、チップセット1
6内に用意されている汎用タイマーである第1タイマー
を起動し、その後ステップS92においてCPUクロッ
クを停止させる。CPUクロックの停止は、本実施の形
態では、CPU20への入力信号であるSTOPCLO
CK信号をアクティブにすることにより行っている。C
PUクロックが停止されると、CPU20は、第1タイ
マーによるタイマー割り込みが生じるまで待機状態とな
る(ステップS94)。ここでの待機時間は、ステップ
S84またはS86により得られた情報によって示され
るデューティ比を規定する時間であって、定義単位期間
のうちCPUクロックを停止させる時間として第1タイ
マー起動時に設定される時間である(以下、この時間を
「規定時間」という)。
【0088】第1タイマーの起動後、規定時間が経過す
ると、CPU20のSTOPCLOCK信号が非アクテ
ィブとされることによりCPU20が再起動される(ス
テップ96)。CPU20が再起動されるとステップS
80へ戻り、上述の動作を繰り返す。
【0089】一方、ステップS82においてCPU能力
が適正と判定された場合は、そのままステップS80へ
戻って上述の動作を繰り返す。
【0090】<2.3 CPU能力制御動作の具体例>
図18は、上記コンピュータシステムにおけるCPU能
力制御動作の具体例を示す図である。この例は、上記コ
ントロールソフトウェアに基づき、CPU性能レベルを
均等に17段階のステップに分割した遷移表(図17)
を参照しながら、CPU負荷を適正範囲へと遷移させる
ことを示している。すなわち、コンピュータシステムに
おける作業内容に応じて要求されるCPU能力をCPU
ビジー比より検知した後、遷移表中のSTEP(CPU
クロックの周波数とデューティ比との組み合わせ)を必
要な方向へ一つずつ変化させ、適正なCPU負荷状態を
作り出している。これにより、過剰なCPU能力の提供
が抑制され、その結果、コンピュータシステムにとって
不必要な電力の消費を削減することができる。
【0091】なお、図18における説明では、CPU性
能レベルの遷移に際しての単位変化量を遷移表における
1ステップ分として説明したが、コントロールソフトウ
ェアは1回のCPU能力についての判定処理に対し2つ
以上のステップ遷移を指示しても良い。また、要求され
るCPU能力が増大した場合のみ2つ以上のステップ変
化を許容する、最初の判定処理においては必ず2つのス
テップ変化を指定するなど、システムに最適と判断され
るステップ変化を指定しても構わない。
【0092】実施の形態3.本実施の形態は、実施の形
態2において示したCPU性能レベルの大小をもとに作
られた遷移表を、バッテリー、特にリチウムイオン2次
電池などの比較的内部抵抗が大きく、大電流の放電に不
向きなバッテリーにより駆動されるシステムに対して最
適化したことを特徴とするものである。
【0093】図19に示すように、CPUクロック周波
数33MHz、CPUクロックデューティ比100%におけるC
PU性能レベル(33×100=3300)は、CPUクロック周
波数66MHz、CPUクロックデューティ比50%における性
能レベル(66×50=3300)と同一である。したがって、
適正なCPU負荷レベルおよび消費電力の低減の観点か
らは、いずれのCPUクロック状態も同等であるといえ
る。
【0094】しかし、一般に知られているように、特に
リチウムイオン2次電池はその内部抵抗が従来のNiCd2
次電池と比べると約1桁程度大きいことから、大電流を
放出した場合に電池の端子電圧の低下が著しく、小電流
で放電した場合と比べ実効的に取り出せるエネルギー量
が減少する。上述の2つのCPUクロック状態は、CP
U性能レベルが同等で、システムが消費する電力量も同
じでも、CPUクロック周波数66MHzの場合の方が、バ
ッテリーが放電する際の最大電流量は大きくなる。すな
わち、図20に示すように、CPUクロック周波数33MH
z、CPUクロックデューティ比100%の場合は、常にバ
ッテリーからの放電が必要となるが、最大電流値は比較
的小さい。これに対して、CPUクロック周波数66MH
z、CPUクロックデューティ比50%の場合は、バッテリ
ーが放電する時間は、CPUクロック周波数33MHz、C
PUクロックデューティ比100%の場合の半分で済むもの
の、放電時の最大電流値は大きい。システムが消費する
電力が同じでも、大電流の放電が必要となった場合、実
効的にバッテリー容量が減るのと同等であることから、
同じバッテリーでシステムを駆動できる時間が短くな
る。
【0095】以上のことから、バッテリーの放電時の最
大電流値が大きくならないような遷移表を作成するため
の基礎として、CPUクロック×CPUクロックデュー
ティ比により定義されるCPU性能レベルをもとに図2
1に示されるようなCPUクロック周波数転移点を定義
することができる。ここで、CPUクロックの種類は、
33.3MHz、40MHz、50MHz、66.6MHzの4種類としている。
【0096】図21に記載された各クロック状態に対
し、CPU性能レベルの高いクロック状態から低いクロ
ック状態へと遷移する場合(図21における上から下へ
順に遷移する場合)を図22により説明する。CPUク
ロックの周波数が33.3%でデューティ比が100%(以
下、これを「33.3MHz/100%」というように表記する)の
クロック状態でCPU性能が不足する事態が生じた場合
には、33.3MHz/100%と同等のCPU性能レベルを提供で
きる40MHz/83.5%を基準として、クロック周波数40MHzの
領域に遷移する。同様に40MHz/100%にてCPU性能レベ
ルが不足の状態に陥った場合、やはり同等のCPU性能
レベルを提供可能な50MHz/80%を基準としてCPUクロ
ック周波数50MHzの領域へと遷移する。CPU性能が過
多となった場合には、この逆の遷移を生じる。
【0097】上記より、バッテリーの放電時の最大電流
値が大きくならないようにするには遷移表を次のように
設定すればよい。すなわち、或るクロック周波数でデュ
ーティ比が100%のときにCPU能力が不足する事態が生
じると、図21に示される周波数転移に基づき同等のC
PU能力を有するより高いクロック周波数のクロック状
態(デューティ比は100%よりも小さい)へ転移して、転
移後のクロック周波数において1ステップ分CPU性能
レベルの高いクロック状態に遷移するように、遷移表に
おける各ステップ(各クロック状態)を設定すればよ
い。前述の実施の形態2における遷移表の例として示し
た図17は、図21に示したクロック周波数転移点を考
慮して作成された遷移表の例でもある。
【0098】以上のように本実施の形態では、遷移表の
構成に特徴があって実施の形態2に比べ遷移表作成に制
約が加わるが、その他の点については実施の形態2と同
様である。すなわち、本実施の形態のコンピュータシス
テムの構成は図6に示す通りであり、CPU能力制御の
ためのコントロールソフトウェアの内容は図15のフロ
ーチャートに示す通りである。
【0099】実施の形態4.上記実施の形態1〜3は、
CPUビジー比を検出し、その検出結果に基づき、シス
テムクロック周波数を変える、又はCPUクロックの周
波数とデューティ比の組み合わせからなるクロック状態
を変えるという動作(CPU能力制御動作)により、要
求されている作業内容に対してCPU能力を適正な状態
にして、使用者に不快感を与えることなく、消費電力の
低減を図っている。しかし、コンピュータシステムの使
用状況や要求される作業内容によっては、このようなC
PU能力制御動作を行わずに、常に一定のCPU能力で
コンピュータを作動させたい場合もある。そこで本実施
の形態では、上記実施の形態1〜3におけるCPU能力
制御動作を必要に応じて停止させたり起動したりする機
能を備えている。上記のCPU能力制御動作は図12ま
たは図15に示したコントロールソフトウェアにより実
現されているため、CPU能力制御動作の停止/起動の
機能は、このコントロールソフトウェアの実行/非実行
を制御することにより実現することができる。コントロ
ールソフトウェアの実行/非実行の指示は、例えば使用
者による特殊キー入力操作等に基づきコンピュータシス
テムに外部制御信号を入力することにより行えばよい。
【0100】上記実施の形態4によれば、CPU能力制
御動作の停止/起動、すなわちCPU能力を動的に変化
させる機構の動作状態と非動作状態との間での移行が可
能となるが、この機構が動作している状態から非動作状
態へと移行した直後のCPUクロック状態(CPU能
力)を所望に応じて任意に設定できるようにすることが
望ましい。例えば、図17に示す遷移表に設定された各
クロック状態(各ステップ)をコンピュータシステムの
表示装置にメニューとして表示し、使用者がマウス等の
外部デバイスにより一つのクロック状態を選択できる構
成とし、特殊キー入力等によりCPU能力制御動作の停
止が指示されたときに、選択されたクロック状態となる
ようにシステムクロックの周波数を制御しまたはCPU
クロックの周波数及びデューティ比を制御する構成とす
るとよい。また、前記機構の非動作状態への移行直後に
おけるクロック状態の選択肢として、その移行直前のク
ロック状態を加え、これが選択された場合には、非動作
状態への移行後はその移行直前のクロック状態がそのま
ま維持される(したがってCPU能力がそのまま維持さ
れる)ようにしてもよい。なお、場合に応じて、上記機
構の非動作状態へと移行した直後のクロック状態を、遷
移表における最大CPU性能レベルのクロック状態と最
小CPU性能レベルのクロック状態の二つのうちからの
み選択できるようにしてもよい。さらに場合に応じて、
上記機構の非動作状態へと移行した直後のクロック状態
が、所定のクロック状態に固定的に決められている構成
を採用してもよい。この固定的に決められるクロック状
態としては、例えば、遷移表における最大CPU性能レ
ベルのクロック状態、最小CPU性能レベルのクロック
状態、移行直前のクロック状態などが考えられる。
【0101】実施の形態5.本実施の形態は、上記実施
の形態1〜4のコンピュータシステムにおけるCPU能
力制御機能と連動して、表示装置の輝度を制御する機能
を有するコンピュータシステムである。システムクロッ
ク周波数を変更することでCPU能力を制御する実施の
形態1の場合には、システムクロック周波数と表示装置
の輝度との間に1対1の相関関係を与え輝度を制御す
る。また、CPU性能レベルによりCPU能力を制御す
る実施例2、3等の場合には、CPU性能レベルと表示
装置の輝度との間に1対1の相関関係を与え輝度を制御
する。このためには、例えば後者の場合は、図23に示
すフローチャートのように、実施の形態2等におけるコ
ントロールソフトウェアのフローチャート(図15)に
ステップS98を追加し、CPU能力が不足または過多
であると判定された場合に、このステップS98におい
て、ステップS84またはS86により得られた情報に
よって示されるCPU性能レベルに対応するように表示
装置の輝度を変更すればよい。
【0102】このような実施の形態によれば、使用者に
よるコンピュータシステムの使用頻度が少なくなる等に
よりコンピュータシステムのCPU能力に対する要求が
小さくなれば、表示装置の輝度が低下する。すなわち本
実施の形態は、「使わなければ機能を落とす」という考
え方に基づき、表示装置の輝度を制御するものである。
したがって、この輝度制御によっても、使用者に不快感
を与えることなく消費電力を低減できることになる。
【0103】
【発明の効果】本発明に係る第1の情報処理装置によれ
ば、現時点で使用者が必要とするCPU能力が検知手段
によって直接的に検知され、その検知結果に基づき、提
供されるCPU能力が予め規定された適正な範囲内に収
まるように、システムクロック周波数が動的に変化する
ため、使用者に対してCPU能力の不足感などの不快感
を与えることなくCPUの能力を調整することができ
る。したがって、使用者が要求する作業量(CPU能
力)の低下に伴い、使用者に対して不快感を与えること
なくコンピュータシステムの消費電力を低減することが
できる。しかも、必要とされるCPU能力を直接的に検
知することから、使用者の個人差、もしくは作業内容に
対応したCPU能力調整を意識する必要がない。また、
使用者が高いCPU能力を必要とする場合には、CPU
の仕様能力を最大値として使用者が必要とするだけのC
PU能力を提供できることから、システム機能を損なう
こともない。その際、高いCPU能力と表現される範囲
についても、使用者の要求するCPU能力がCPUの仕
様能力に達していなければ、その差分だけCPU能力を
低下させておくことで、ここでも消費電力の低減が可能
である。
【0104】本発明に係る第2の情報処理装置によれ
ば、CPUビジー比Tb/Tを検知手段によって検知
し、その検知結果に基づき、予め規定されたCPU能力
の適正な範囲内に対応する許容範囲にCPUビジー比が
収まるように、システムクロック周波数を動的に変化さ
せることで、使用者に対してCPU能力の不足感などの
不快感を与えることなくCPUの能力を調整して消費電
力を低減することができる。
【0105】本発明に係る第3の情報処理装置によれ
ば、検知手段の検知結果に基づき、提供されるCPU能
力が予め規定された適正な範囲内に収まるように、基準
信号発生器に発生させるシステムクロックの周波数を周
波数制御手段によって指示してその周波数を動的に変化
させることで、使用者に対してCPU能力の不足感など
の不快感を与えることなくCPUの能力を調整して消費
電力を低減することができる。
【0106】本発明に係る第4の情報処理装置によれ
ば、検知手段の検知結果に基づき、提供されるCPU能
力が予め規定された適正な範囲内に収まるように、基準
信号発生器に発生させるシステムクロックの周波数を所
定変化率で上昇させるか低下させるかを周波数制御手段
によって指示してその周波数を動的に変化させること
で、使用者に対してCPU能力の不足感などの不快感を
与えることなくCPUの能力を調整して消費電力を低減
することができる。
【0107】本発明に係る第5の情報処理装置によれ
ば、検知手段の検知結果に基づき、提供されるCPU能
力が予め規定された適正な範囲内に収まるように、基準
信号発生器に発生させるシステムクロックの周波数の単
位時間当たりの変化量を周波数制御手段によって設定し
その設定にしたがって周波数を動的に変化させること
で、使用者に対してCPU能力の不足感などの不快感を
与えることなくCPUの能力を調整して消費電力を低減
することができる。
【0108】本発明に係る第6の情報処理装置によれ
ば、検知手段によって検知されたCPUビジー比Tb/
Tが所定の許容範囲に含まれるか否かを判定手段によっ
て判定しつつ周波数制御手段によってシステムクロック
の周波数を所定の単位変化量ずつ変化させることにより
CPUビジー比Tb/Tを所定の許容範囲内へと移行さ
せることで、使用者に対してCPU能力の不足感などの
不快感を与えることなくCPUの能力を調整して消費電
力を低減することができる。
【0109】本発明に係る第7の情報処理装置によれ
ば、予め設定された周波数変化率に対して、判定手段に
よる1回の判定当たりの時間としての規定時間を定義し
ておき、判定手段による判定後にシステムクロックの周
波数が変化してから次の判定までの時間を前記規定時間
となるように計時制御手段によって制御することで、C
PUビジー比Tb/Tが所定の許容範囲に含まれるか否
かを判定しつつシステムクロックの周波数を所定の単位
変化量ずつ変化させることにより、CPUビジー比Tb
/Tを所定の許容範囲内へと移行させることができる。
これにより、使用者に対してCPU能力の不足感などの
不快感を与えることなくCPUの能力を調整して消費電
力を低減することができる。また、この第7の情報処理
装置によれば、システムクロック周波数の単位変化量分
の遷移完了の検知が、システムクロック周波数を計測す
ることなく計時制御手段により実現されるため、システ
ムクロック周波数の計測のための処理が不要となる。
【0110】本発明に係る第8の情報処理装置によれ
ば、現時点で使用者が必要とするCPU能力を調べるた
めに検知手段によってCPUビジー比が検知され、その
検知結果に基づき、予め規定されたCPU能力の適正な
範囲に対応する許容範囲にCPUビジー比が収まるよう
に、CPUクロックの周波数とデューティ比との各種組
合せに対応する各要素がCPU性能レベル順に並べられ
たテーブルにしたがって、CPUクロックの周波数およ
びデューティ比が動的に変化する。これにより、使用者
に対してCPU能力の不足感などの不快感を与えること
なく、CPUの能力を調整することができる。
【0111】本発明に係る第9の情報処理装置によれ
ば、ビジー比Tb/Tが所定の許容範囲に入っているか
否かを判定しつつCPUクロックの周波数およびデュー
ティ比を複数ステップ分(前記テーブルにおける隣接要
素間の移行の複数回分に相当)ずつ変化させることで、
CPUビジー比Tb/Tを所定の許容範囲内へと移行さ
せることができる。したがって、CPU性能レベルの単
位変化量を必要に応じて大きくすることによりCPU能
力を効率よく適正な範囲へ移行させることができ、これ
により、使用者に対して不快感を与えることなくCPU
の能力を調整して消費電力を低減するという消費電力制
御の処理を効率よく行うことができる。
【0112】本発明に係る第10の情報処理装置によれ
ば、CPUクロックの周波数とデューティ比との組合せ
として同一のCPU性能レベルを与える組合せが複数存
在する場合に、CPUクロックの周波数およびデューテ
ィ比の変更の際に参照されるテーブルの要素として、そ
の複数の組合せのうちCPUクロックの周波数が最も低
い組合せ又は相対的に低い組み合わせが採用される。こ
れは、情報処理装置のバッテリーの最大放電電流量が小
さく抑えられるようなCPUクロックの周波数とデュー
ティ比の組合せがテーブルの要素として優先的に採用さ
れることを意味する。したがって、情報処理装置のバッ
テリーの最大放電電流量が大きくならないようにCPU
クロックの周波数およびデューティ比を変化させつつ、
CPUビジー比を許容範囲内とすることができる。これ
により、バッテリー寿命の延命を図りバッテリーでの情
報処理装置の長時間駆動が可能となる。
【0113】本発明に係る第11の情報処理装置によれ
ば、CPUビジー比Tb/Tの定義の際の基準時間Tが
0.2秒以下であるため、人間工学的にCPUビジー比T
b/Tの算出処理に要する時間が認識されず、使用者が
要求する作業量の変化に追随したCPUビジー比の検出
(使用者が要求するCPU能力の検出)が可能となる。
【0114】本発明に係る第12の情報処理装置によれ
ば、CPU能力が適正範囲に入るように(CPUビジー
比が許容範囲に入るように)システムクロックの周波数
の変更(またはCPUクロックの周波数およびデューテ
ィ比の変更)を行うクロック制御手段を動作させるか否
かを特定のキー入力操作等により制御できるため、使用
者は、情報処理装置の使用状況や作業内容に応じて、C
PU能力調整による消費電力制御を行うか否かを選択す
ることができる。
【0115】本発明に係る第13の情報処理装置によれ
ば、クロック制御手段を動作状態から非動作状態へと遷
移させることが可能であって、使用者は、情報処理装置
の使用状況や作業内容に応じて、非動作状態へと遷移し
た直後のCPUクロックの状態(周波数、デューティ
比)を遷移直前の状態のままとすることにより、CPU
能力を消費電力制御の停止直前の状態のまま維持するこ
とができる。
【0116】本発明に係る第14の情報処理装置によれ
ば、クロック制御手段を動作状態から非動作状態へと遷
移させることが可能であって、使用者は、情報処理装置
の使用状況や作業内容に応じて、非動作状態へと遷移し
た直後のシステムクロックの周波数を遷移前の周波数に
かかわらず最高周波数または最低周波数とすることによ
り、消費電力制御の停止後のCPU能力を提供可能な最
大能力または最低能力とすることができる。
【0117】本発明に係る第15の情報処理装置によれ
ば、クロック制御手段を動作状態から非動作状態へと遷
移させることが可能であって、使用者は、情報処理装置
の使用状況や作業内容に応じて、非動作状態へと遷移し
た直後のCPUクロックの状態(周波数およびデューテ
ィ比)を遷移前の状態にかかわらずCPU性能レベルが
最大となるCPUクロック状態または最小となるCPU
クロック状態とすることにより、消費電力制御の停止後
のCPU能力を提供可能な最大能力または最低能力とす
ることができる。
【0118】本発明に係る第16の情報処理装置によれ
ば、クロック制御手段を動作状態から非動作状態へと遷
移させることが可能であって、使用者は、情報処理装置
の使用状況や作業内容に応じて、非動作状態へと遷移し
た直後のシステムクロックの周波数を最高周波数とする
か最低周波数とするかを選択することにより、消費電力
制御の停止後のCPU能力を提供可能な最大能力とする
か最低能力とするかを選択することができる。
【0119】本発明に係る第17の情報処理装置によれ
ば、クロック制御手段を動作状態から非動作状態へと遷
移させることが可能であって、使用者は、情報処理装置
の使用状況や作業内容に応じて、非動作状態へと遷移し
た直後のCPUクロックの状態(周波数およびデューテ
ィ比)を予めテーブルにおいて規定された各種クロック
状態のうちCPU性能レベルが最大となるCPUクロッ
ク状態とするか最小となるCPUクロック状態とするか
を選択することにより、消費電力制御の停止後のCPU
能力を提供可能な最大能力とするか最低能力とするかを
選択することができる。
【0120】本発明に係る第18の情報処理装置によれ
ば、システムクロックの周波数の変化に対応して表示装
置の輝度が変化するため、使用者のCPU能力に対する
要求が小さくなってシステムクロックの周波数が低下す
ると、表示装置の輝度が低下する。これは「使わなけれ
ば機能を落とす」ことに相当するため、このような輝度
制御により、使用者に不快感を与えることなく消費電力
を更に低減できることになる。
【0121】本発明に係る第19の情報処理装置によれ
ば、CPUクロックの周波数およびデューティ比に対応
するCPU性能レベルに応じて表示装置の輝度が変化す
るため、使用者のCPU能力に対する要求が小さくなっ
てCPUクロックの周波数とデューティ比の一方または
双方が低下すると、表示装置の輝度が低下する。したが
って、上記第18の情報処理装置と同様、このような輝
度制御により、使用者に不快感を与えることなく消費電
力を更に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CPUビジー比の定義を説明するための図。
【図2】 CPUビジー比に基づくCPU能力制御の基
本的考え方を示す図。
【図3】 本発明におけるCPU能力の制御動作を説明
するための図。
【図4】 本発明におけるCPU能力の制御動作を説明
するための図。
【図5】 本発明のCPU能力制御に基づきコンピュー
タシステムが提供するCPU能力の時間的変化を、要求
されるCPU能力の時間的変化とともに示す図。
【図6】 本発明の実施の形態1であるコンピュータシ
ステムの構成を示す機能ブロック図。
【図7】 実施の形態1における基準信号発生器の構成
を示す機能ブロック図。
【図8】 実施の形態1における基準信号発生器によっ
て得られるシステムクロックを示す信号波形図。
【図9】 実施の形態1における基準信号発生器によっ
て得られるシステムクロックを示す信号波形図。
【図10】 実施の形態1における基準信号発生器によ
って得られるシステムクロックを示す信号波形図。
【図11】 実施の形態1における基準信号発生器によ
って得られるシステムクロックを示す信号波形図。
【図12】 実施の形態1におけるCPU能力制御の動
作を示すフローチャート。
【図13】 実施の形態1におけるCPUビジー比の検
出動作を示すフローチャート。
【図14】 実施の形態1におけるシステムクロック周
波数の変更手法を説明するための図。
【図15】 実施の形態2におけるCPU能力制御の動
作を示すフローチャート。
【図16】 CPUクロックのデューティ比の定義を説
明するための図。
【図17】 実施の形態2における遷移表を示す図。
【図18】 実施の形態2におけるCPU能力制御動作
の具体例を示す図。
【図19】 CPU性能レベルとCPUクロック周波数
とバッテリーの放電電流との関係を説明するための図。
【図20】 CPU性能レベルとCPUクロック周波数
とバッテリーの放電電流との関係を説明するための図。
【図21】 実施の形態3における遷移表の作成の基礎
となるクロック周波数転移点を示す図。
【図22】 実施の形態3における遷移表に基づくクロ
ック状態の遷移を説明するための図。
【図23】 実施の形態5におけるCPU能力制御およ
び表示装置の輝度制御の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
12 基準信号発生器、 14 メモリ、 16 チッ
プセット、 20 CPU、 22 外部デバイス(デ
ィスク装置、キーボード、マウス、表示装置)、 50
発振回路、 52 掃引回路、 54 波形整形回
路、 56 掃引回路動作規定回路、 CLK システ
ムクロック、 Sc 周波数制御信号。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPU、記憶装置および基準信号発生器
    を備え、基準信号発生器が発生させるシステムクロック
    に基づき動作する情報処理装置において、 前記CPUへの負荷量を示す動作状態を検知する検知手
    段と、 検知手段によって検知された前記動作状態が予めCPU
    の適正負荷範囲として規定された基準範囲内となるよう
    に、前記システムクロックの周波数を制御するクロック
    制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記検知手段は、前記CPUへの負荷量を示す動作状態
    として、所定の基準時間Tにおいて前記CPUがビジー
    状態にある時間の総和Tbの該基準時間Tに対する比率
    として定義されるCPUビジー比Tb/Tを検知し、 前記適正負荷範囲は、CPUビジー比Tb/Tの範囲を
    規定することにより与えられる、ことを特徴とする情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、所定範囲の周波数のうちの任
    意の周波数のシステムクロックを前記基準信号発生器に
    発生させる周波数制御手段を有し、該周波数制御手段で
    前記システムクロックの周波数を制御することにより、
    前記検知手段によって検知された前記動作状態を前記適
    正負荷範囲内とする、ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、外部から入力される制御信号
    により前記システムクロックの周波数を所定の変化率で
    変化させる指示として該周波数を上昇させる指示と低下
    させる指示のいずれをも行うことができる周波数制御手
    段を有し、該周波数制御手段で前記システムクロックの
    周波数を変化させることにより、前記検知手段によって
    検知された前記動作状態を前記適正負荷範囲内とする、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、外部からの制御信号により前
    記システムクロックの単位時間当たりの周波数変化量を
    設定して該周波数変化量にしたがって前記システムクロ
    ックの周波数を変化させる周波数制御手段を有し、該周
    波数制御手段で前記システムクロックの周波数を制御す
    ることにより、前記検知手段によって検知された前記動
    作状態を前記適正負荷範囲内とする、ことを特徴とする
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、前記システムクロックの周波
    数を変化させる周波数制御手段と、前記検知手段によっ
    て検知されたCPUビジー比Tb/Tが前記適正負荷範
    囲に対応するCPUビジー比Tb/Tの許容範囲に含ま
    れるか否かを判定する判定手段とを有し、判定手段によ
    って前記判定を行いつつ周波数制御手段によって前記シ
    ステムクロックの周波数を所定の単位変化量ずつ変化さ
    せることにより、前記CPUビジー比を前記許容範囲内
    へと移行させることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、 単位時間当たりの周波数変化量として予め設定された周
    波数変化率に対して、前記判定手段による1回の判定当
    たりの時間として規定時間を定義し、 前記判定手段による判定後に前記周波数変化率で前記シ
    ステムクロックの周波数が変化してから前記判定手段に
    よる次の判定までの時間を前記規定時間となるように制
    御する計時制御手段を有する、ことを特徴とする情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 CPU、記憶装置および基準信号発生器
    を備え、基準信号発生器が発生させるシステムクロック
    に基づき動作する情報処理装置において、 前記CPUへの負荷量を示す動作状態として、所定の基
    準時間Tにおいて前記CPUがビジー状態にある時間の
    総和Tbの該基準時間Tに対する比率として定義される
    CPUビジー比Tb/Tを検知する検知手段と、 検知手段によって検知されたCPUビジー比Tb/T
    が、予めCPUの適正負荷範囲として規定された基準範
    囲に対応するCPUビジー比Tb/Tの許容範囲に入る
    ように、前記システムクロックから得られるCPUクロ
    ックを制御するクロック制御手段とを備え、 前記クロック制御手段は、 予め用意された複数の異なる周波数の中からいずれかの
    周波数を選択し、前記CPUクロックの周波数を選択し
    た周波数とする周波数制御手段と、 前記CPUクロックが周期的にパルスが存在しない期間
    を有し、所定の単位期間においてパルスが存在する期間
    の総和の該単位期間に対する比率として定義されるデュ
    ーティ比として予め用意された複数のデューティ比の中
    からいずれかのデューティ比を選択し、前記CPUクロ
    ックのデューティ比を選択したデューティ比とするデュ
    ーティ比制御手段と、 前記CPUクロックの周波数とデューティ比との対を1
    要素とし、前記CPUクロックの周波数とデューティ比
    との各種組合せに対応する各要素を、前記CPUクロッ
    クの周波数とデューティ比との積で定義されるCPU性
    能レベルの小さい順または大きい順に並べたテーブルを
    記憶している記憶手段と、 検知手段によって検知されたビジー比Tb/Tが前記許
    容範囲に入っているか否かを判定する判定手段とを有
    し、 判定手段によって前記判定を行いつつ、前記テーブルに
    おける隣接要素間の移行に相当する前記CPUクロック
    の周波数およびデューティ比の1ステップ分の変更を周
    波数制御手段およびデューティ比制御手段によって順次
    行わせることにより、前記ビジー比Tb/Tを前記許容
    範囲内へと移行させる、ことを特徴とする情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段は、前記テーブルにおける隣接要
    素間の移行の複数回分に相当する、前記CPUクロック
    の周波数およびデューティ比の複数ステップ分を単位と
    する変更を、周波数制御手段およびデューティ比制御手
    段によって行わせることを可能とした、ことを特徴とす
    る情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の情報処理装置におい
    て、 前記CPUクロックの周波数とデューティ比との組合せ
    として同一のCPU性能レベルを与える組合せが複数存
    在する場合に、前記テーブルは該複数の組合せのうち前
    記CPUクロックの周波数が最も低い組合せ又は相対的
    に低い組み合わせを要素として含む、ことを特徴とする
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 前記基準時間Tは0.2秒以下であることを特徴とする情
    報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1または請求項8に記載の情報
    処理装置において、 前記クロック制御手段を動作させるか否かを、特定のキ
    ー入力による信号を含む所定の外部入力信号により制御
    する動作制御手段、を備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の情報処理装置にお
    いて、 前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動作状態
    から非動作状態へと遷移させた直後における前記CPU
    クロックの状態を、該遷移の直前における前記CPUク
    ロックの状態のままとすることができる、ことを特徴と
    する情報処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段を動作させるか否かを、特定のキ
    ー入力による信号を含む所定の外部入力信号により制御
    する動作制御手段を備え、 前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動作状態
    から非動作状態へと遷移させた直後における前記システ
    ムクロックの周波数を、該遷移前の周波数にかかわら
    ず、前記基準信号発生器が発生しうる最高周波数または
    最低周波数とすることができる、ことを特徴とする情報
    処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載の情報処理装置におい
    て、 前記クロック制御手段を動作させるか否かを、特定のキ
    ー入力による信号を含む所定の外部入力信号により制御
    する動作制御手段を備え、 前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動作状態
    から非動作状態へと遷移させた直後における前記CPU
    クロックの周波数およびデューティ比を、該遷移前の周
    波数およびデューティにかかわらず、前記テーブルにお
    ける各要素のうち前記CPU性能レベルが最大となる要
    素または最小となる要素に対応する周波数およびデュー
    ティ比とすることができる、ことを特徴とする情報処理
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の情報処理装置にお
    いて、 前記基準信号発生器が発生しうる最大周波数と最低周波
    数のうちのいずれかを選択するための選択手段を備え、 前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動作状態
    から非動作状態へと遷移させた直後における前記システ
    ムクロックの周波数を、選択手段で選択された周波数と
    する、ことを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の情報処理装置にお
    いて、 前記テーブルにおける各要素のうち前記CPU性能レベ
    ルが最大となる要素と最小となる要素のいずれかを選択
    するための選択手段を備え、 前記動作制御手段は、前記クロック制御手段を動作状態
    から非動作状態へと遷移させた直後における前記CPU
    クロックの周波数およびデューティ比を、選択手段で選
    択された要素に対応する周波数およびデューティ比とす
    る、ことを特徴とする情報処理装置。
  18. 【請求項18】 表示装置を備える請求項1に記載の情
    報処理装置において、 前記システムクロックの周波数の変化に対応して前記表
    示装置の輝度を変化させる輝度制御手段を備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 表示装置を備える請求項8に記載の情
    報処理装置において、 前記周波数制御手段および前記デューティ比制御手段に
    よって選択される前記CPUクロックの周波数およびデ
    ューティ比に対応するCPU性能レベルに応じて前記表
    示装置の輝度を変化させる輝度制御手段を備えることを
    特徴とする情報処理装置。
JP9077390A 1997-03-28 1997-03-28 情報処理装置 Pending JPH10268963A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077390A JPH10268963A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 情報処理装置
TW087104268A TW417045B (en) 1997-03-28 1998-03-21 Information processing apparatus
FI980665A FI980665A (fi) 1997-03-28 1998-03-25 Tietojenkäsittelylaitteisto
US09/048,051 US6076171A (en) 1997-03-28 1998-03-26 Information processing apparatus with CPU-load-based clock frequency
KR1019980010735A KR19980080782A (ko) 1997-03-28 1998-03-27 정보처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9077390A JPH10268963A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10268963A true JPH10268963A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13632574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9077390A Pending JPH10268963A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 情報処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6076171A (ja)
JP (1) JPH10268963A (ja)
KR (1) KR19980080782A (ja)
FI (1) FI980665A (ja)
TW (1) TW417045B (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6748547B1 (en) 1999-11-09 2004-06-08 Fujitsu Limited System and method of controlling power consumption by dynamically controlling brightness of display with inversely proportional to operating frequency of CPU
WO2005066795A1 (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Hiroshi Nakamura 半導体装置および半導体装置の電源電圧/クロック周波数制御方法
JP2007084216A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toshiba Elevator Co Ltd 制御装置
JP2007141020A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Seiko Epson Corp データ処理装置及び電子機器
JP2008198622A (ja) * 2008-04-25 2008-08-28 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置及び照明装置
JP2008546274A (ja) * 2005-05-23 2008-12-18 マイクロソフト コーポレーション 周期的な分散された時間によるリソース管理
JP2009032521A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 放電灯点灯装置及び照明システム
JP2009110509A (ja) * 2007-09-28 2009-05-21 Intel Corp プロセッサハードウェアフィードバックメカニズムを用いた最適プロセッサ性能レベルを選択するためのシステムおよび方法
WO2009125789A1 (ja) * 2008-04-09 2009-10-15 日本電気株式会社 計算機システムとその動作方法
JP2011509461A (ja) * 2008-01-07 2011-03-24 アップル インコーポレイテッド データ処理システムの強制アイドル
JP2011100449A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd 動的電圧周波数スケーリング方法
JP2011101372A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd 動的バスクロックを制御するための装置及び方法
JP2013500520A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 計算ユニットの性能を性能感度に従い不均等に変化させる方法及び装置
JP2013510376A (ja) * 2009-11-06 2013-03-21 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド プローブアクティビティレベルの追跡による性能状態の制御
JP2013516714A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 クアルコム,インコーポレイテッド ワークロードの要求に基づいて動的なクロックおよび電圧切替えアルゴリズムを調整するシステムおよび方法
JP2013527507A (ja) * 2009-12-16 2013-06-27 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された遷移期限で中央処理装置電力を制御するためのシステムおよび方法
US8650426B2 (en) 2009-12-16 2014-02-11 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power in a virtualized system
US8689037B2 (en) 2009-12-16 2014-04-01 Qualcomm Incorporated System and method for asynchronously and independently controlling core clocks in a multicore central processing unit
US8775830B2 (en) 2009-12-16 2014-07-08 Qualcomm Incorporated System and method for dynamically controlling a plurality of cores in a multicore central processing unit based on temperature
JP2014529146A (ja) * 2012-08-30 2014-10-30 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 中央演算装置を制御するための方法および装置
US9104411B2 (en) 2009-12-16 2015-08-11 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with guaranteed transient deadlines
US9128705B2 (en) 2009-12-16 2015-09-08 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with reduced frequency oscillations
US9176572B2 (en) 2009-12-16 2015-11-03 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with guaranteed transient deadlines
JP2016505913A (ja) * 2012-11-05 2016-02-25 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された過渡期限とともに中央処理装置の電力を制御するためのシステムおよび方法
US9563250B2 (en) 2009-12-16 2017-02-07 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power based on inferred workload parallelism
US11106238B2 (en) 2018-09-18 2021-08-31 Kabushiki Kaisha Toshiba IC card and portable electronic device
JPWO2021048926A1 (ja) * 2019-09-10 2021-12-23 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機

Families Citing this family (80)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6415388B1 (en) * 1998-10-30 2002-07-02 Intel Corporation Method and apparatus for power throttling in a microprocessor using a closed loop feedback system
US6311281B1 (en) * 1999-03-02 2001-10-30 Edwin H. Taylor Apparatus and method for changing processor clock ratio settings
US6564329B1 (en) * 1999-03-16 2003-05-13 Linkup Systems Corporation System and method for dynamic clock generation
JP3374803B2 (ja) * 1999-09-28 2003-02-10 日本電気株式会社 無線機器
JP3438693B2 (ja) * 2000-02-03 2003-08-18 日本電気株式会社 表示部付き電子機器
JP4694670B2 (ja) * 2000-03-31 2011-06-08 株式会社日立製作所 プラズマ表示装置
JP2001298558A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Murata Mach Ltd 画像処理装置
US7844365B2 (en) * 2000-05-12 2010-11-30 Rosemount Inc. Field-mounted process device
KR100361340B1 (ko) * 2000-05-15 2002-12-05 엘지전자 주식회사 씨피유 클럭 제어 방법
KR100613201B1 (ko) * 2000-08-28 2006-08-18 마이크로코넥트 엘엘씨 씨피유 사용량 측정 방법
DE10046620A1 (de) * 2000-09-20 2002-03-28 Bosch Gmbh Robert Steuergerät zum Steuern/Regeln der Betriebsabläufe bei einem Kraftfahrzeug und ein Verfahren zur Inbetriebnahme eines solchen Steuergerätes
US6845457B1 (en) * 2000-09-26 2005-01-18 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for controlling transitions between a first and a second clock frequency
TW535050B (en) * 2001-01-02 2003-06-01 Winbond Electronics Corp Adjustment method and apparatus of execution efficiency for electronic device
US6895520B1 (en) 2001-03-02 2005-05-17 Advanced Micro Devices, Inc. Performance and power optimization via block oriented performance measurement and control
US7017060B2 (en) * 2001-03-19 2006-03-21 Intel Corporation Power management system that changes processor level if processor utilization crosses threshold over a period that is different for switching up or down
US20020147934A1 (en) * 2001-04-04 2002-10-10 Anil Kavipurapu Power selection system for use with a reconfigurable circuit and method of operating the same
US7254721B1 (en) * 2001-05-01 2007-08-07 Advanced Micro Devices, Inc. System and method for controlling an intergrated circuit to enter a predetermined performance state by skipping all intermediate states based on the determined utilization of the intergrated circuit
US6845456B1 (en) 2001-05-01 2005-01-18 Advanced Micro Devices, Inc. CPU utilization measurement techniques for use in power management
US20030061523A1 (en) * 2001-09-25 2003-03-27 Stanley Randy P. Method and apparatus to provide a user priority mode
US20030065497A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Rhoads Monte J. Power management system to select a power state for a network computer system based on load
US7111178B2 (en) * 2001-09-28 2006-09-19 Intel Corporation Method and apparatus for adjusting the voltage and frequency to minimize power dissipation in a multiprocessor system
US7171570B2 (en) * 2001-11-16 2007-01-30 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for selectively increasing the operating speed of an electronic circuit
US6889332B2 (en) 2001-12-11 2005-05-03 Advanced Micro Devices, Inc. Variable maximum die temperature based on performance state
JP2003186565A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Alps Electric Co Ltd クロック信号供給回路
US7634668B2 (en) * 2002-08-22 2009-12-15 Nvidia Corporation Method and apparatus for adaptive power consumption
JP4055536B2 (ja) * 2002-09-30 2008-03-05 ソニー株式会社 表示装置およびその制御方法、並びに投写型表示装置
TW595127B (en) * 2003-04-09 2004-06-21 Wistron Neweb Corp Method and apparatus for power management of electronic device
TW200506577A (en) * 2003-08-14 2005-02-16 Micro Star Int Co Ltd Method and system for dynamically adjusting operating frequency
KR100927608B1 (ko) * 2003-10-09 2009-11-23 삼성에스디아이 주식회사 영상표시장치에 있어서 휘도제어방법 및 장치
US7903116B1 (en) * 2003-10-27 2011-03-08 Nvidia Corporation Method, apparatus, and system for adaptive performance level management of a graphics system
CN100504716C (zh) * 2004-01-28 2009-06-24 Nxp股份有限公司 在数字处理***中用于超频的方法和装置
US7360103B2 (en) * 2004-05-21 2008-04-15 Intel Corporation P-state feedback to operating system with hardware coordination
US7707450B1 (en) * 2004-06-08 2010-04-27 Marvell International Ltd. Time shared memory access
US7711966B2 (en) * 2004-08-31 2010-05-04 Qualcomm Incorporated Dynamic clock frequency adjustment based on processor load
US7664976B2 (en) * 2005-03-31 2010-02-16 Feature Integration Technology Inc. Controlling circuit for controlling operating clock and/or driving voltage of logic circuit, and method thereof
US7835295B2 (en) * 2005-07-19 2010-11-16 Rosemount Inc. Interface module with power over Ethernet function
EP1929383A1 (en) * 2005-07-20 2008-06-11 Rosemount, Inc. Field device with power over ethernet
JP2007034839A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 集積回路の動作周波数制御方法
JP4817760B2 (ja) * 2005-08-26 2011-11-16 キヤノン株式会社 情報処理装置及びそのシステムクロック周波数の設定方法
US7433191B2 (en) * 2005-09-30 2008-10-07 Apple Inc. Thermal contact arrangement
JP4231041B2 (ja) * 2005-10-07 2009-02-25 株式会社東芝 情報処理装置および動作制御方法
JP2007102669A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Toshiba Corp 情報処理装置および動作制御方法
JP2007233718A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Canon Inc 制御装置及び半導体集積回路
TWI402647B (zh) * 2007-09-14 2013-07-21 Asustek Comp Inc 可動態調整電壓及有效節能之電壓控制裝置、方法及電腦裝置
US20090235108A1 (en) * 2008-03-11 2009-09-17 Gold Spencer M Automatic processor overclocking
JP4962396B2 (ja) * 2008-04-23 2012-06-27 日本電気株式会社 パケット処理装置
US8525840B2 (en) * 2008-05-15 2013-09-03 Apple Inc. Thermal management of graphics processing units
JP2010039791A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toshiba Corp 携帯端末装置
US9063713B2 (en) * 2008-10-28 2015-06-23 Apple Inc. Graphics controllers with increased thermal management granularity
TWI386790B (zh) * 2009-01-23 2013-02-21 Wistron Corp 電源訊號偵測系統、方法及可攜式電子裝置
KR20100107566A (ko) * 2009-03-26 2010-10-06 삼성전자주식회사 멀티태스킹 환경에서 제어부 부하 제어를 위한 장치 및 방법
CN101893927B (zh) * 2009-05-22 2012-12-19 中兴通讯股份有限公司 手持设备功耗管理方法
US8700925B2 (en) * 2009-09-01 2014-04-15 Nvidia Corporation Regulating power using a fuzzy logic control system
US8826048B2 (en) * 2009-09-01 2014-09-02 Nvidia Corporation Regulating power within a shared budget
US8423195B2 (en) * 2009-10-29 2013-04-16 International Business Machines Corporation Power consumption projection
US20110145559A1 (en) * 2009-12-16 2011-06-16 Thomson Steven S System and method for controlling central processing unit power with guaranteed steady state deadlines
US9256265B2 (en) 2009-12-30 2016-02-09 Nvidia Corporation Method and system for artificially and dynamically limiting the framerate of a graphics processing unit
US9830889B2 (en) 2009-12-31 2017-11-28 Nvidia Corporation Methods and system for artifically and dynamically limiting the display resolution of an application
US8924752B1 (en) 2011-04-20 2014-12-30 Apple Inc. Power management for a graphics processing unit or other circuit
US8477490B2 (en) 2011-05-02 2013-07-02 Apple Inc. Cooling system for mobile electronic devices
US8856566B1 (en) 2011-12-15 2014-10-07 Apple Inc. Power management scheme that accumulates additional off time for device when no work is available and permits additional power consumption by device when awakened
US9390461B1 (en) 2012-05-08 2016-07-12 Apple Inc. Graphics hardware mode controls
US9250665B2 (en) 2012-06-07 2016-02-02 Apple Inc. GPU with dynamic performance adjustment
CN102819313B (zh) * 2012-07-17 2015-05-06 腾讯科技(深圳)有限公司 终端设备的运行方法和终端设备
CN103853307A (zh) * 2012-12-04 2014-06-11 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 电子装置及降低处理器***功耗的方法
US9125299B2 (en) 2012-12-06 2015-09-01 Apple Inc. Cooling for electronic components
US20140298074A1 (en) * 2013-03-29 2014-10-02 GM Global Technology Operations LLC Method of calculating cpu utilization
US9223167B2 (en) 2013-06-26 2015-12-29 Apple Inc. Liquid crystal switching barrier thermal control
US9389029B2 (en) 2013-09-30 2016-07-12 Apple Inc. Heat transfer structure
US9436265B2 (en) * 2013-10-24 2016-09-06 Fujitsu Limited Information processing apparatus and load control method
US9411403B2 (en) * 2013-11-19 2016-08-09 Qualcomm Incorporated System and method for dynamic DCVS adjustment and workload scheduling in a system on a chip
KR102270239B1 (ko) * 2014-08-07 2021-06-28 삼성전자 주식회사 전자장치에서 소프트웨어를 실행하기 위한 방법 및 장치
US9674986B2 (en) 2015-08-03 2017-06-06 Apple Inc. Parallel heat spreader
US10108564B2 (en) * 2016-03-28 2018-10-23 Qualcomm Incorporated Active and stall cycle based dynamic scaling of processor frequency and bus bandwidth
US10474208B2 (en) * 2016-03-31 2019-11-12 Intel Corporation Systems, methods and devices for using thermal margin of a core in a processor
US11533272B1 (en) * 2018-02-06 2022-12-20 Amesite Inc. Computer based education methods and apparatus
CN112015260A (zh) * 2019-05-31 2020-12-01 中兴通讯股份有限公司 处理器的性能状态的调节方法、装置、uefi及存储介质
WO2021000226A1 (en) * 2019-07-01 2021-01-07 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for optimizing frame response
KR102369354B1 (ko) * 2020-03-26 2022-03-02 성균관대학교산학협력단 폴링 입출력 방식 기반 전력 효율 조절 방법 및 장치
US11789071B2 (en) * 2021-01-12 2023-10-17 Texas Instruments Incorporated High speed integrated circuit testing

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5086387A (en) * 1986-01-17 1992-02-04 International Business Machines Corporation Multi-frequency clock generation with low state coincidence upon latching
US5560017A (en) * 1990-11-09 1996-09-24 Wang Laboratories, Inc. System with clock frequency controller responsive to interrupt independent of software routine and software loop repeatedly executing instruction to slow down system clock
JP3694084B2 (ja) * 1996-02-21 2005-09-14 三菱電機株式会社 携帯端末
US5761517A (en) * 1996-08-14 1998-06-02 International Business Machines Corporation System and method for reducing power consumption in high frequency clocked circuits

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6748547B1 (en) 1999-11-09 2004-06-08 Fujitsu Limited System and method of controlling power consumption by dynamically controlling brightness of display with inversely proportional to operating frequency of CPU
WO2005066795A1 (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Hiroshi Nakamura 半導体装置および半導体装置の電源電圧/クロック周波数制御方法
US8881233B2 (en) 2005-05-23 2014-11-04 Microsoft Corporation Resource management via periodic distributed time
JP2008546274A (ja) * 2005-05-23 2008-12-18 マイクロソフト コーポレーション 周期的な分散された時間によるリソース管理
JP4724748B2 (ja) * 2005-05-23 2011-07-13 マイクロソフト コーポレーション 周期的な分散された時間によるリソース管理
JP2007084216A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Toshiba Elevator Co Ltd 制御装置
JP2007141020A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Seiko Epson Corp データ処理装置及び電子機器
JP2009032521A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 放電灯点灯装置及び照明システム
JP2009110509A (ja) * 2007-09-28 2009-05-21 Intel Corp プロセッサハードウェアフィードバックメカニズムを用いた最適プロセッサ性能レベルを選択するためのシステムおよび方法
JP2011509461A (ja) * 2008-01-07 2011-03-24 アップル インコーポレイテッド データ処理システムの強制アイドル
WO2009125789A1 (ja) * 2008-04-09 2009-10-15 日本電気株式会社 計算機システムとその動作方法
JP5311234B2 (ja) * 2008-04-09 2013-10-09 日本電気株式会社 計算機システムとその動作方法
US8397097B2 (en) 2008-04-09 2013-03-12 Nec Corporation Computer system and operating method thereof
JP2008198622A (ja) * 2008-04-25 2008-08-28 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置及び照明装置
JP4711148B2 (ja) * 2008-04-25 2011-06-29 東芝ライテック株式会社 放電ランプ点灯装置及び照明装置
JP2013500520A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 計算ユニットの性能を性能感度に従い不均等に変化させる方法及び装置
US8972768B2 (en) 2009-11-05 2015-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for scaling dynamic bus clock
JP2011101372A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd 動的バスクロックを制御するための装置及び方法
JP2011100449A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Samsung Electronics Co Ltd 動的電圧周波数スケーリング方法
JP2013510376A (ja) * 2009-11-06 2013-03-21 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド プローブアクティビティレベルの追跡による性能状態の制御
US8775830B2 (en) 2009-12-16 2014-07-08 Qualcomm Incorporated System and method for dynamically controlling a plurality of cores in a multicore central processing unit based on temperature
US8689037B2 (en) 2009-12-16 2014-04-01 Qualcomm Incorporated System and method for asynchronously and independently controlling core clocks in a multicore central processing unit
US9563250B2 (en) 2009-12-16 2017-02-07 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power based on inferred workload parallelism
US9128705B2 (en) 2009-12-16 2015-09-08 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with reduced frequency oscillations
US9176572B2 (en) 2009-12-16 2015-11-03 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with guaranteed transient deadlines
US8650426B2 (en) 2009-12-16 2014-02-11 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power in a virtualized system
US8909962B2 (en) 2009-12-16 2014-12-09 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with guaranteed transient deadlines
JP2013527507A (ja) * 2009-12-16 2013-06-27 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された遷移期限で中央処理装置電力を制御するためのシステムおよび方法
US9081558B2 (en) 2009-12-16 2015-07-14 Qualcomm Incorporated System and method for dynamically controlling a plurality of cores in a multicore central processing unit based on tempature
US9104411B2 (en) 2009-12-16 2015-08-11 Qualcomm Incorporated System and method for controlling central processing unit power with guaranteed transient deadlines
US8700926B2 (en) 2010-01-11 2014-04-15 Qualcomm Incorporated System and method of tuning a dynamic clock and voltage switching algorithm based on workload requests
JP2013516714A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 クアルコム,インコーポレイテッド ワークロードの要求に基づいて動的なクロックおよび電圧切替えアルゴリズムを調整するシステムおよび方法
JP2014529146A (ja) * 2012-08-30 2014-10-30 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 中央演算装置を制御するための方法および装置
US9405353B2 (en) 2012-08-30 2016-08-02 Huawei Device Co., Ltd. Method and apparatus for controlling central processing unit
JP2016505913A (ja) * 2012-11-05 2016-02-25 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された過渡期限とともに中央処理装置の電力を制御するためのシステムおよび方法
US11106238B2 (en) 2018-09-18 2021-08-31 Kabushiki Kaisha Toshiba IC card and portable electronic device
JPWO2021048926A1 (ja) * 2019-09-10 2021-12-23 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機
CN114364927A (zh) * 2019-09-10 2022-04-15 三菱电机株式会社 空调机的室内机
CN114364927B (zh) * 2019-09-10 2023-08-08 三菱电机株式会社 空调机的室内机

Also Published As

Publication number Publication date
FI980665A0 (fi) 1998-03-25
US6076171A (en) 2000-06-13
KR19980080782A (ko) 1998-11-25
FI980665A (fi) 1998-09-29
TW417045B (en) 2001-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10268963A (ja) 情報処理装置
US6014611A (en) Cooling mode switching system for CPU
Helmbold et al. A dynamic disk spin-down technique for mobile computing
US7702938B2 (en) Method and apparatus for implementing a hybrid power management mode for a computer with a multi-core processor
US6192479B1 (en) Data processing with progressive, adaptive, CPU-driven power management
US6298448B1 (en) Apparatus and method for automatic CPU speed control based on application-specific criteria
US9563250B2 (en) System and method for controlling central processing unit power based on inferred workload parallelism
US7346791B2 (en) Method for controlling a clock frequency of an information processor in accordance with the detection of a start and a end of a specific processing section
EP2434370A2 (en) Methods and systems for power management in a data processing system
EP2549653B1 (en) Power control circuit and method therefor
JP3509232B2 (ja) コンピュータシステムおよびその電力管理装置
US6442699B1 (en) Power control method and apparatus therefor
US20120329533A1 (en) Portable Communication Device with Multi-Tiered Power Save Operation
JP4490298B2 (ja) プロセッサ電力制御装置及びプロセッサ電力制御方法
US6052791A (en) Control method for a hard disk drive and a data processor reducing power consumption of the hard disk drive
JP2004240555A (ja) バッテリ運用制御装置、バッテリ運用制御方法およびバッテリ運用制御プログラム
JP2016511880A (ja) 保証された過渡期限とともに中央処理装置の電力を制御するためのシステムおよび方法
JP2000039937A (ja) コンピュータシステムおよびそのパワーセーブ制御方法
JP2003015783A (ja) 情報処理装置およびそのパワーマネージメント方法
US8156350B2 (en) Controlling multilevel shared resources in a computing device
JP5930504B2 (ja) 保証された過渡期限とともに中央処理装置の電力を制御するためのシステムおよび方法
JP2003202935A (ja) 電力管理方式及び電力管理方法
JPH11312029A (ja) 電力管理装置
JPH11289677A (ja) バッテリ駆動残時間予測システム
JP4030408B2 (ja) 動作周波数制御システムおよび方法