JPH10223124A - 発電機付きエンジンのヒューズ取付け構造 - Google Patents

発電機付きエンジンのヒューズ取付け構造

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JPH10223124A
JPH10223124A JP2059497A JP2059497A JPH10223124A JP H10223124 A JPH10223124 A JP H10223124A JP 2059497 A JP2059497 A JP 2059497A JP 2059497 A JP2059497 A JP 2059497A JP H10223124 A JPH10223124 A JP H10223124A
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JP
Japan
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fuse
fuse box
engine
case body
box
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JP2059497A
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English (en)
Inventor
Takao Kashima
隆夫 鹿島
Shigeaki Kuwabara
茂明 久和原
Shoichi Hayashizaki
正一 林▲崎▼
Kazuhiro Sato
和宏 佐藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 アンダーケース21とこのアンダーケー
スに着脱可能に取付けたエンジンカバー22とで、発電
機41付きエンジン3を収容するためのエンジンルーム
を形成し、このエンジンルームに、ヒューズを略水平に
取付けるヒューズボックス70を設けた。 【効果】 メインヒューズのような大きいヒューズをヒ
ューズボックスに取付けて、エンジンルームに簡単に収
納することができる。また、ヒューズを略水平に取付け
ることができるので、交換作業時にヒューズがメインヒ
ューズの外に落下することがなく、交換作業性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発電機付きエンジン
のヒューズ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船外機には、例えば、横方向に2
分割したホルダ内に、社団法人自動車技術会による自動
車規格(略称JASO)において規格化されている自動
車用筒形ヒューズを収納したものが、採用されている。
また、縦向きの板に、同様に自動車用ブレード形ヒュー
ズを取付けたものも採用されている。これらのヒューズ
の最大容量は20〜40アンペアであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の船外機の大型化
に伴い、要求電力が大きくなり、これに合せて発電機の
大型化が求められるようになった。そしてこれに伴い、
より大きいヒューズを設ける要求が高くなってきた。
【0004】そこで本発明の目的は、メインヒューズの
ような容量の大きいヒューズを設けるための具体的な構
成を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ケース体とこのケース体に
着脱可能に取付けたエンジンカバーとで、発電機付きエ
ンジンを収容するためのエンジンルームを形成し、この
エンジンルームに、ヒューズを略水平に取付けるヒュー
ズボックスを設けたことを特徴とする。
【0006】メインヒューズのような大きいヒューズを
ヒューズボックスに取付けて、エンジンルームに簡単に
収納することができる。また、ヒューズを略水平に取付
けることができるので、交換作業時にヒューズがヒュー
ズボックスの外に落下することがなく、交換作業性が良
い。
【0007】請求項2記載の発明は、ヒューズボックス
をケース体に取付けるようにしたことを特徴とする。
【0008】エンジンルーム内のうち、ケース体にヒュ
ーズボックスを取付けるので、ケース体のスペースを有
効利用することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、ヒューズボックス
に下方へ延びる脚部を形成し、一方、ケース体の底部に
嵌合孔を形成することで、ヒューズボックスをケース体
の底部に重ねて脚部を嵌合孔に嵌合し、更に、ヒューズ
ボックスをケース体にボルト止めするようにしたことを
特徴とする。
【0010】ヒューズボックスの脚部をケース体の嵌合
孔に嵌合することで、ヒューズボックスをケース体に簡
単に位置決めすることができ、ボルト止め作業性が良
い。また、ヒューズボックスをボルト止めするだけに止
まらず、脚部を嵌合孔に嵌合したので、エンジン等の振
動によってヒューズボックスがケース体から位置ずれし
にくく、振動に対して有利である。
【0011】請求項4記載の発明は、ヒューズボックス
をエンジンに取付けるようにしたことを特徴とする。
【0012】エンジンルーム内のうち、エンジンにヒュ
ーズボックスを取付けるので、エンジン周りのスペース
を有効利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る船外機の側面図であ
り、船外機1は、エンジン取付部材としてのマウントケ
ース(エンジン支持ケース)2の上に載せ、ボルト結合
したバーチカル型多気筒エンジン3と、マウントケース
2の下にボルト結合し排気膨張室を構成するエクステン
ションケース4と、このエクステンションケース4内に
収納しエンジン3からの動力を伝達するバーチカル駆動
軸5と、エクステンションケース4の下部に取付けたギ
ヤケース6と、このギヤケース6に収納し前後進切換え
をするベベルギヤセットとドッグクラッチ装置7と、こ
のベベルギヤセットに連結し前記伝達された動力によっ
て回転するプロペラ8と、エクステンションケース4及
びギヤケース6内に収納した冷却水スクリーン11、冷
却水供給管12、ウオータポンプ13等とからなる船外
機本体1Aに、図示せぬマウントラバーを介して船外機
取付手段15を弾性的に支持、結合したものである。
【0014】船外機取付手段15は船体Sに船外機本体
1Aを固定する金具であって、スイベル軸16を中心に
平面視左右に船外機本体1Aを揺動し、また、チルト軸
17を中心にスイベル軸16を含む船外機本体1Aを図
時計方向に跳ね上げることが可能である。船外機本体1
Aは、更に、エンジン3を収容する下部のアンダーケー
ス21並びに上部のエンジンカバー22と、アンダーケ
ース21の直下でマウントケース2の周囲並びにエクス
テンションケース4の上部周囲を覆うアンダーカバー2
3とを備えた。
【0015】詳しくは、マウントケース2の上部にアン
ダーケース21を載せてボルト結合し、このアンダーケ
ース21の上部にエンジンカバー22を載せて係脱装置
25にて着脱可能に取付け、また、アンダーケース21
の下部にアンダーカバー23の上部をボルト結合したも
のである。アンダーケース21並びにエンジンカバー2
2はエンジンルーム(エンジン収容用ケース)を形成す
る役割を果たし、アンダーカバー23は化粧カバーの役
割を果たす。24はオイルパンである。
【0016】図2は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの縦断面図である。バーチカル型多気筒エンジン
3は例えば水冷4サイクル(4気筒)エンジンからな
り、上下方向に並んだ各シリンダ31…(…は複数を示
す。以下同じ。)の軸線を横向き(略水平)とし、クラ
ンクシャフト32を縦向きとしたもので、横向きのシリ
ンダブロック33とシリンダヘッド34との接合面、並
びに、シリンダヘッド34とヘッドカバー35との接合
面は略垂直面となる。そして、エンジン3は、船外機1
の後方(図1に示す船体Sの推進方向後方。すなわち、
この図の左方向)にシリンダヘッド34並びにヘッドカ
バー35を向けて配置したものである。36はシリンダ
ブロック33にボルト止めしたクランクケース、37…
はシリンダ31…内のピストンである。
【0017】クランクシャフト32は、上部(エンジン
3の一側)に縦向きのカムシャフト38を駆動するため
の第1プーリ32aと、第2プーリ32bと、交流発電
機41を駆動するための第3プーリ32cとを設け、下
部(エンジン3の他側)にリングギヤ43a付きフライ
ホイール43を取付け、このフライホイール43をリン
グギヤ43aにて図示せぬスターターモータに連結した
ものである。アンダーケース21は、マウントケース2
に防振用ラバー27を介してボルト28にて固定したも
のである。図中、22aはエンジンカバー22上部の吸
気取入口、39は第1ベルト、40は第2ベルト、42
は第3ベルト、44はベルトカバーである。44aはベ
ルトカバー44上部の換気口であって、ベルトカバー4
4内の空気をベルトカバー44からエンジンカバー22
の外部へ換気するものである。45はクランクケース3
6の前面に傾けて設けたオイル注入口、46はオイルフ
ィルタ、47は吸気消音箱、48はスロットル弁装置で
ある。
【0018】図3は図2の3−3線断面図であり、シリ
ンダヘッド34の先端部にカムシャフト38の軸線に沿
った位置で、ヘッドカバー35を取付けたことを示す。
このようなヘッドカバー35は奥行が大きいので、比較
的大型である。シリンダヘッド34とヘッドカバー35
からなる動弁室50は、動弁機構51を収容するもので
あり、この動弁機構51は、カムシャフト38をシリン
ダヘッド34と半割り状のカムシャフトホルダ52とで
支持し、また、このカムシャフトホルダ52でロッカシ
ャフト53,54を支持し、不図示のロッカーアーム等
で弁55,56を駆動する構成である。図中、57,5
8,59,59はボルトである。
【0019】深皿状のアンダーケース21は、縦長(図
表裏方向に長い)ヘッドカバー35の一部に対向する壁
部分を有し、この壁部分にヘッドカバー35に対応した
大きさで前後に開放した切欠き部21aを設けたもので
ある。詳しくは、アンダーケース21の周壁は、シリン
ダヘッド34にヘッドカバー35を取付けるボルト5
7,58の軸線方向に開放した切欠き部21aを有し、
この切欠き部21aを着脱可能な蓋60で塞いだもので
ある。切欠き部21aの幅寸法L1は、ヘッドカバー3
5の幅寸法L2よりも大きい。
【0020】蓋60はアンダーケース21の内方から嵌
め込み可能な構造であり、しかも、蓋60の外面はアン
ダーケース21の周壁の外面と概ね面一である。すなわ
ち、蓋60の両側部並びに下部(図の裏面方向)の縁部
60aを、アンダーケース21の周壁に内方から当てる
構造である。ところで、ケース体としてのアンダーケー
ス21は、底部にヒューズボックス70を取付けたもの
であり、このヒューズボックス70は切欠き部21aの
近傍にある。
【0021】図4は図2の4矢視図であり、切欠き部2
1aは上方に開放した切欠きである。蓋60の上面60
bはアンダーケース21の周壁の上面21bと面一であ
り、これらの上面60b,21bをエンジンカバー22
の下面22bにパッキン(シールラバーを含む)61を
介して密接させたものである。
【0022】蓋60はアンダーケース21の内部に上方
向からボルト止めした構造である。詳しくは、蓋60は
両側部の上部に形成した2つの上部ブラケット60c,
60cと、これら上部ブラケット60c,60cよりも
幅方向中央寄りの下部に形成した2つの下部ブラケット
60d,60dとを備える。また、アンダーケース21
は内側に形成した2つの上部受け部21c,21c並び
に2つの下部受け部21d,21dを備える。そして、
上部受け部21c,21cに上部ブラケット60c,6
0cを載せ、下部受け部21d,21dに下部ブラケッ
ト60d,60dを合せ、それぞれボルト62…で結合
したものである。
【0023】アンダーケース21に対する蓋60の取付
け高さは、上部受け部21c,21cと上部ブラケット
60c,60cとの当接面の高さ寸法で決定する。この
ため、上面60b,21b同士を面一の高さに管理する
ことが容易である。従って、上面60b,21b同士が
面一のパッキン面となるので、エンジンカバー22との
間のシール性能を十分に確保することができる。つま
り、上面60b,21b同士が面一のパッキン面とな
り、不要な段差ができないので、シールに対してもエッ
ヂの立つところがなく、エンジンカバー22の間のシー
ル性能を十分に確保することができ、また、シールを無
用に傷つけることもない。
【0024】エンジンカバー22を外した後に、アンダ
ーケース21の内部にあるボルト62…を上方から外し
て蓋60を取外すことができる。このため、アンダーケ
ース21と蓋60とのボルト止め部分が外方から見えな
いので外観性が良い。また、外観性を高めたにもかかわ
らず、蓋60の着脱作業性が良い。
【0025】一旦、図2に戻って説明すると、ヘッドカ
バー35を取付けるボルト57,58の取付けレベルH
2は、アンダーケース21の切欠き部21aの範囲内に
ある。詳しくは、蓋60の上面60bのレベルはH1
あり、これより低位のボルト57,58の取付けレベル
はH2であり、このレベルH2はアンダーケース21の切
欠き部21aの下面よりも高位である。また、シリンダ
ヘッド34の下端並びにヘッドカバー35の下端は切欠
き部21aの下面よりも高位である。
【0026】図5(a)〜(c)は本発明に係るヒュー
ズボックスの構成図であり、(a)は平面図、(b)は
リッドを外した状態の平面図、(c)は(a)のc−c
線断面図である。平面視矩形状のヒューズボックス70
は、上方開放のボックス基板71とこのボックス基板7
1の上部に着脱するリッド72とからなる。ボックス基
板71は、外部コード73,73をビス74,74にて
接続する1組の略水平な端子板75,75と、これら端
子板75,75間にビス76,76にて略水平に接続す
るヒューズ77とを内蔵したものである。また、ボック
ス基板71は、下面から下方へ延びる1つの脚部71a
と、左右の側部から横向きに延びる2つのブラケット7
1b,71bとを一体に形成したものである。脚部71
aは下端に小径の嵌合部71cを有する。ヒューズ77
としては、例えば、社団法人自動車技術会による自動車
規格(略称JASO)において規格化されている自動車
用板形ヒューズを使用する。なお、「自動車用ヒュー
ズ」とは、用途を限定するものではなく、これに規定さ
れる容量を確保しているものであり、例えば、90アン
ペアの容量を有するヒューズである。リッド72は裏面
に予備のヒューズ78を収納したものである。79はO
リングである。
【0027】図6は本発明に係るヒューズボックスの取
付部分の断面図であり、アンダーケース21の底部に1
つの第1ボス21eと2つの第2ボス21f,21fを
形成し、アンダーケース21の底部にヒューズボックス
70を重ねて、第1ボス21eに脚部71aを取付け、
第2ボス21f,21fにブラケット71b,71bを
取付けることで、アンダーケース21の底部にヒューズ
ボックス70を略水平に取付けた姿を示す。このため、
ヒューズ77(図5参照)も略水平に取付けられること
になる。
【0028】詳しくは、第1ボス21eは上端に嵌合孔
21gを形成し、この嵌合孔21gにゴム等の弾性材料
からなるブッシュ(防振材)81を嵌め込み、このブッ
シュ81を介して脚部71aの嵌合部71cを上から嵌
合するようにしたものである。一方、ブラケット71
b,71bは、ボルト孔71d,71dにゴム等の弾性
材料からなるブッシュ(防振材)82,82を嵌め込
み、これらブッシュ82,82を介して第2ボス21
f,21fの上端にボルト83,83(又はビス)にて
固定するようにしたものである。ところで、脚部71a
の長さは、第2ボス21f,21fにブラケット71
b,71bを重ねた状態で、嵌合孔21gに嵌合部71
cを嵌合した状態になるような寸法に設定してある。図
中、84,84はスペーサ、85,85は平ワッシャで
ある。
【0029】次に、上記構成のヒューズボックスの取付
け手順及びヒューズの取付け手順を、図7に基づき説明
する。図7は本発明に係るヒューズボックスの作用説明
図である。ヒューズボックス70を取付けるには、先
ず、アンダーケース21の底部にヒューズボックス70
を重ねて、第1ボス21eの嵌合孔21g(図6参照)
に脚部71aの嵌合部71cを嵌合する。次に、第2ボ
ス21f,21fの上端にブラケット71b,71bを
ボルト83,83にて固定して、ヒューズボックス70
の取付け作業を完了する。
【0030】このように、エンジンルーム内のうち、ア
ンダーケース21にヒューズボックス70を取付けるの
で、アンダーケース21のスペースを有効利用すること
ができる。また、ヒューズボックス70の脚部71aを
アンダーケース21の嵌合孔21gに嵌合することで、
ヒューズボックス70をアンダーケース21に簡単に位
置決めすることができ、ボルト止め作業性が良い。ま
た、ヒューズボックス70をボルト止めするだけに止ま
らず、脚部71aを嵌合孔21gに嵌合したので、エン
ジン等の振動によってヒューズボックス70がアンダー
ケース21から位置ずれしにくく、振動に対して有利で
ある。
【0031】一方、ヒューズボックス70にヒューズ7
7を取付けるには、先ず、リッド72を開け、端子板7
5,75間にヒューズ77を上から重ねて、ビス76,
76にて固定して取付け作業を完了する。このように、
ヒューズ77を略水平に取付けることができるので、交
換作業時にヒューズ77がヒューズボックス70の外に
落下することがなく、交換作業性が良い。図中、86,
86は平ワッシャ、87,87はスプリングワッシャで
ある。
【0032】図8は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの背面図であり、図2に示すバーチカル型多気筒
エンジン3を背面から見た図であって、アンダーケース
21にヒューズボックス70を取付けた姿を示す。この
ように、電源用メインヒューズのような大容量のヒュー
ズ77(図5参照)をヒューズボックス70に取付け
て、エンジンルームに簡単に収納することができる。図
中、91はスタータモータ、92は電装箱、93…は点
火プラグである。エンジン3は冷却水経路(図示せず)
に圧力制御弁94、2つのサーモスタット95,96を
設けたものである。
【0033】ところで、ヒューズボックス70はエンジ
ンルーム内のうち、エンジン3の任意の箇所に取付けて
もよく、例えば、この図の想像線にて示す変形例のよう
にシリンダブロック33の側壁に取付けることもでき
る。
【0034】図9は図8の9−9矢視図であり、ヒュー
ズボックス70の取付け変形例を示す。この変形例のボ
ックス基板71は、例えば側部にブラケット71b,7
1bを設け、これらブラケット71b,71bをシリン
ダブロック33の側壁にボルト83にて固定することも
できる。この変形例においても、ヒューズボックス70
を略水平に取付けることで、エンジンルームにヒューズ
77(図5参照)を略水平に取付けることができる。
【0035】図10は本発明に係る発電機回りの回路図
であり、交流発電機41とバッテリ97との間に上記ヒ
ューズ77を接続し、このヒューズ77がメインヒュー
ズの役割を果たすことを示す。図中、98…は船外機用
各種負荷、99はバッテリ97と各負荷98…との間に
接続したヒューズである。
【0036】なお、上記実施の形態において、ヒューズ
ボックス70を取付けるためのケース体はアンダーケー
ス21に限定するものではない。ヒューズボックス70
に取付けるヒューズ77の種類、形状、寸法、個数は任
意である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、ケース体とこのケース体
に着脱可能に取付けたエンジンカバーとで、発電機付き
エンジンを収容するためのエンジンルームを形成し、こ
のエンジンルームに、ヒューズを略水平に取付けるヒュ
ーズボックスを設けたことを特徴とする。
【0038】メインヒューズのような大きいヒューズを
ヒューズボックスに取付けて、エンジンルームに簡単に
収納することができる。また、ヒューズを略水平に取付
けることができるので、交換作業時にヒューズがヒュー
ズボックスの外に落下することがなく、交換作業性が良
い。
【0039】請求項2記載の発明は、ヒューズボックス
をケース体に取付けるようにしたことを特徴とする。
【0040】エンジンルーム内のうち、ケース体にヒュ
ーズボックスを取付けるので、ケース体のスペースを有
効利用することができる。
【0041】請求項3記載の発明は、ヒューズボックス
に下方へ延びる脚部を形成し、一方、ケース体の底部に
嵌合孔を形成することで、ヒューズボックスをケース体
の底部に重ねて脚部を嵌合孔に嵌合し、更に、ヒューズ
ボックスをケース体にボルト止めするようにしたことを
特徴とする。
【0042】ヒューズボックスの脚部をケース体の嵌合
孔に嵌合することで、ヒューズボックスをケース体に簡
単に位置決めすることができ、ボルト止め作業性が良
い。また、ヒューズボックスをボルト止めするだけに止
まらず、脚部を嵌合孔に嵌合したので、エンジン等の振
動によってヒューズボックスがケース体から位置ずれし
にくく、振動に対して有利である。
【0043】請求項4記載の発明は、ヒューズボックス
をエンジンに取付けるようにしたことを特徴とする。
【0044】エンジンルーム内のうち、エンジンにヒュ
ーズボックスを取付けるので、エンジン周りのスペース
を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の側面図
【図2】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの側
断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4矢視図
【図5】本発明に係るヒューズボックスの構成図
【図6】本発明に係るヒューズボックスの取付部分の断
面図
【図7】本発明に係るヒューズボックスの作用説明図
【図8】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの背
面図
【図9】図8の9−9線矢視図
【図10】本発明に係る発電機回りの回路図
【符号の説明】
1…船外機、3…エンジン、21…ケース体(アンダー
ケース)、21g…嵌合孔、22…エンジンカバー、3
3…シリンダブロック、41…交流発電機、70…ヒュ
ーズボックス、71…ボックス基板、71a…脚部、7
1b…ブラケット、71c…嵌合部、77…ヒューズ、
83…ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和宏 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体とこのケース体に着脱可能に取
    付けたエンジンカバーとで、発電機付きエンジンを収容
    するためのエンジンルームを形成し、このエンジンルー
    ムに、ヒューズを略水平に取付けるヒューズボックスを
    設けたことを特徴とする発電機付きエンジンのヒューズ
    取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒューズボックスを前記ケース体に
    取付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の発
    電機付きエンジンのヒューズ取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記ヒューズボックスに下方へ延びる脚
    部を形成し、一方、前記ケース体の底部に嵌合孔を形成
    することで、ヒューズボックスをケース体の底部に重ね
    て脚部を嵌合孔に嵌合し、更に、ヒューズボックスをケ
    ース体にボルト止めするようにしたことを特徴とする請
    求項2記載の発電機付きエンジンのヒューズ取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ヒューズボックスを前記エンジンに
    取付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の発
    電機付きエンジンのヒューズ取付け構造。
JP2059497A 1997-02-03 1997-02-03 発電機付きエンジンのヒューズ取付け構造 Pending JPH10223124A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250981B1 (en) 1998-12-24 2001-06-26 Suzuki Motor Corporation Water jacket structure for an outboard motor
JP2017504939A (ja) * 2014-01-24 2017-02-09 エルジー・ケム・リミテッド ヒューズ装置
JP2018030398A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 ヤマハ発動機株式会社 船外機

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