JPH10129459A - 倍力装置 - Google Patents

倍力装置

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JPH10129459A
JPH10129459A JP8300977A JP30097796A JPH10129459A JP H10129459 A JPH10129459 A JP H10129459A JP 8300977 A JP8300977 A JP 8300977A JP 30097796 A JP30097796 A JP 30097796A JP H10129459 A JPH10129459 A JP H10129459A
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JP
Japan
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plunger
plunger plate
valve
booster
plate
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JP8300977A
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English (en)
Inventor
Toru Sato
透 佐藤
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/573Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by reaction devices
    • B60T13/575Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by reaction devices using resilient discs or pads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ブレーキ倍力装置1の非作動状態におい
ては、プラジャプレート25はばね27に付勢されてス
リーブ22の筒状部22bに当接している。これによ
り、プランジャプレート25の端面25aは、弁プラン
ジャ8の端面8aおよびリアクションディスク24から
離隔している。ブレーキ倍力装置1が作動されると、リ
アクションディスク24が膨出してプランジャプレート
25の端面25aに当接し、その後、ばね27が圧縮さ
れるとプランジャプレート25の端面25aが弁プラン
ジャ8の端面8aと当接する。この時点がジャンピング
となり、この時点から出力の反力が運転者に伝達され
る。 【効果】 ジャンピング時の出力はばね27のセット荷
重によって決まるので、リアクションディスク24の硬
度にばらつきがあっても、ジャンピング時の出力のばら
つきを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は倍力装置に関し、より詳
しくは、その反力伝達機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倍力装置として、シェル内に摺動
自在に設けた概略筒状のバルブボディと、このバルブボ
ディに摺動自在に嵌合されて入力軸と連動した弁プラン
ジャと、上記弁プランジャのフロント側となるバルブボ
ディ内に摺動自在に嵌合したプランジャプレートと、リ
ヤ側に位置する基部を上記バルブボディに摺動自在に取
り付けた出力軸と、上記出力軸の基部とプランジャプレ
ートとの間に設けたリアクションディスクとを備え、出
力軸に作用する出力の反力を上記リアクションディスク
とプランジャプレートおよび弁プランジャを介して入力
軸に伝達するように構成したものは知られている。この
ような従来の倍力装置では、非作動状態においてはプラ
ンジャプレートとリアクションディスクは離隔させる一
方、プランジャプレートと弁プランジャは当接させるよ
うにしている。そして、入力軸が前進される倍力装置の
作動時に、上記リアクションディスクが軸方向に圧縮さ
れることで、該リアクションディスクの軸部がプランジ
ャプレートにむけて膨出する。そのため、該リアクショ
ンディスクとプランジャプレートとが当接して出力軸か
ら所定のサーボ比の出力が得られるようになっている。
また、リアクションディスクとプランジャプレートとが
当接することにより、出力軸に作用する反力はリアクシ
ョンディスクとプランジャプレートおよび弁プランジャ
を介して入力軸に伝達されるようになっている。そし
て、上述したリアクションディスクとプランジャプレー
トとが当接した時点では出力が急激に上昇するようにな
り、その急激な出力上昇は一般にジャンピングと称され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来一般の倍力装置では、非作動状態におけるリアクショ
ンディスクとプランジャプレートとが隔てた間隔やリア
クションディスクを構成するゴムの硬度の違いによっ
て、上述したジャンピング時の出力のばらつきが大きく
なるという欠点が指摘されていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバル
ブボディと、このバルブボディに摺動自在に嵌合されて
入力軸と連動した弁プランジャと、上記弁プランジャの
フロント側となるバルブボディ内に摺動自在に嵌合した
プランジャプレートと、リヤ側に位置する基部を上記バ
ルブボディに摺動自在に取り付けた出力軸と、上記出力
軸の基部とプランジャプレートとの間に設けたリアクシ
ョンディスクとを備え、出力軸に作用する出力の反力を
上記リアクションディスクとプランジャプレートおよび
弁プランジャを介して入力軸に伝達するようにした倍力
装置において、上記バルブボディとプランジャプレート
とにわたって該プランジャプレートをフロント側に向け
て付勢する所定のセット荷重のばねを設けて、倍力装置
の非作動状態ではプランジャプレートをリアクションデ
ィスクに向けて付勢して、プランジャプレートと弁プラ
ンジャを離隔させるように構成したものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、非作動状態から入力
軸が前進されることにより、倍力装置が作動されてリア
クションディスクが軸方向に圧縮される。そのため、リ
アクションディスクの軸部がリヤ側に膨出してプランジ
ャプレートをリヤ側にむけて付勢する。そして、この付
勢力が上記ばねのセット荷重を越えると、このばねが圧
縮されるため、プレートプランジャが弁プランジャに当
接する。つまり、この時点がジャンピングとなり、この
時点から出力軸に作用する出力の反力がリアクションデ
ィスクとプランジャプレートおよび弁プランジャを介し
て入力軸に伝達される。このように、上述した構成によ
れば、ばねのセット荷重によってジャンピング時の出力
値を決定することができる。そのため、非作動状態にお
けるプランジャプレートとリアクションディスクの間隔
やリアクションディスクを構成するゴムの硬度にばらつ
きがあったとしても、ジャンピング時の出力のばらつき
を小さくすることができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、ブレーキ倍力装置1は、シェル2内
に概略筒状のバルブボディ3を摺動自在に設けてあり、
このバルブボディ3の外周部に設けたパワーピストン4
とそのリヤ側に添設したダイアフラム5とによってシェ
ル2内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに
区画している。バルブボディ3内には、流体回路を切換
える従来公知の弁機構6を収納している。この弁機構6
は、バルブボディ3の内周部に形成した環状の第1弁座
7と、バルブボディ3内に摺動自在に嵌合した弁プラン
ジャ8と、この弁プランジャ8のリヤ側端部に形成した
環状の第2弁座11と、さらにこれら両弁座7、11に
ばね12によって着座する弁体13とを備えている。上
記第1弁座7よりも外周側をバルブボディ3に形成した
軸方向の定圧通路14を介して定圧室Aに連通させ、こ
の定圧室Aをシェル2のフロント側の壁面に連結した負
圧導入管15を介してエンジンのインテークマニホール
ドに連通させることにより、定圧室Aに常時負圧を導入
している。また、第1弁座7と第2弁座11との中間部
分はバルブボディ3に形成した半径方向の変圧通路16
を介して上記変圧室Bに連通させてあり、さらに上記第
2弁座11よりも内周側はバルブボディ3内に形成した
圧力通路17を介して大気に連通させている。上記弁プ
ランジャ12のリヤ側の端部には入力軸18の先端部を
枢支連結してあり、この入力軸18の末端部は図示しな
いブレーキペダルに連動させている。また、弁プランジ
ャ12にはキー部材21を係合させてあり、これによっ
て弁プランジャ12がバルブボディ3から抜出るのを防
止している。ブレーキ倍力装置1の非作動時に、バルブ
ボディ3の外方に位置するキー部材21の一部をシェル
2のリヤ側の壁面に当接させて、キー部材21および弁
プランジャ12をバルブボディ3に対する前進位置に保
持している。これによって、ブレーキ倍力装置1の作動
開始時における入力軸18のロスストロークを減少させ
るようにしている。バルブボディ3におけるフロント側
の内周部には、概略円筒状のスリーブ22を気密を保持
して嵌着している。このスリーブ22のフロント側の端
部は、バルブボディ3のフロント側の端面よりもフロン
ト側まで突出させている。このスリーブ22は、実質的
にバルブボディ3の一部を構成している。上記スリーブ
22のフロント側の外周部に、出力軸23の基部に形成
した凹部23aを摺動自在に嵌装している。この凹部2
3a内には円盤状のリアクションディスク24を収納し
てあり、このリアクションディスク24は、スリーブ2
2におけるフロント側の端面22aと出力軸23の凹部
23aの底部との間に介在させている。上記出力軸23
のフロント側の端部は、シェル2のフロント側の壁面に
連結した図示しないマスターシリンダのピストンに連動
させている。また、上記スリーブ22内で、かつリアク
ションディスク24と弁プランジャ12との間の位置に
プランジャプレート25を摺動自在に設けている。これ
により、入力軸18が前進されてブレーキ倍力装置1が
作動された際には、出力軸23に作用する出力の反力
は、リアクションディスク24とプランジャプレート2
5および弁プランジャ8を介して入力軸18に伝達され
るようになっている。上記バルブボディ3やパワーピス
トン4は、リターンスプリング26によってリヤ側に付
勢されて、キー部材21がシェル2のリヤ側の壁面に当
接する図示非作動位置に保持されている。この非作動状
態では、弁体13は第1弁座7から離座する一方、弁体
13は第2弁座11に着座している。しかして、本実施
例は、プランジャプレート25を改良するとともに、こ
のプランジャプレート25をばね27によってフロント
側へ付勢することにより、いわゆるジャンピング時の出
力のばらつきを減少させたものである。すなわち、本実
施例のプランジャプレート25は、半径方向中央に位置
する平坦な端面25aと、この端面25aの外周部から
連続してリヤ側に伸びる筒状部25bを備えており、さ
らにこの筒状部25bのリヤ側端部から連続して半径方
向外方に伸びる段付の半径方向部25cを備えている。
他方、プランジャプレート25を囲繞したスリーブ22
には、そのフロント側の端面22aの内周部から連続し
てリヤ側に伸びる内方筒状部22bを形成している。ス
リーブ22の内方筒状部22bにプランジャプレート2
5の筒状部25bを摺動自在に嵌合してあり、この状態
のプランジャプレート25の半径方向部25cと、それ
に対向するバルブボディ3の段部端面3aとにわたって
所定のセット荷重に設定した上記ばね27を弾装してい
る。このばね27の弾撥力によって、プランジャプレー
ト25はフロント側のリアクションディスク24にむけ
て常時付勢されている。そして、図1に示したブレーキ
倍力装置1の非作動状態では、ばね27に付勢されたプ
ランジャプレート25の半径方向部25cが、スリーブ
22における筒状部25bのリヤ側端部(ストッパ部)
に当接している。この状態では、プランジャプレート2
5の端面25aは、それに対向するリアクションディス
ク24からわずかに離隔している。また、プランジャプ
レート25の端面25aは弁プランジャ8のフロント側
の端面8aともわずかに離隔するようになっている。 (作動説明)以上の構成において、図示非作動状態から
ブレーキペダルが踏み込まれると、それに連動する入力
軸18および弁プランジャ8が前進されるので、従来と
同様に弁機構6が作動されて変圧室B内に大気が導入さ
れる。これにより、定圧室A内の負圧と変圧室B内に導
入された大気との差圧によってバルブボディ3などが前
進される。すなわち、ブレーキ倍力装置1が作動され
る。なお、この時点では、弁プランジャ8のフロント側
の端面8aはプランジャプレート25の端面25aに近
接するがわずかに離隔している。また、プランジャプレ
ート25の端面25aとリアクションディスク24も離
隔している。このようにブレーキ倍力装置1が作動され
ると、リアクションディスク24は、出力軸23の凹部
23aとスリーブ22の端面22aとによって軸方向に
圧縮されるので、リアクションディスク24の軸部がリ
ヤ側にむけて膨出する。これにより、リアクションディ
スク24の軸部は、それまで離隔していたプランジャプ
レート25の端面25aと当接する。この状態からさら
にリアクションディスク24の軸部がリヤ側にむけて膨
出することに伴って、プランジャプレート25はリヤ側
にむけて付勢される。そして、プランジャプレート25
をリヤ側にむけて付勢した付勢力がばね27のセット荷
重よりも大きくなると、プランジャプレート25の半径
方向部25cがスリーブ22の筒状部25bの端部(ス
トッパ部)から離隔し、プランジャプレート25の端面
25aが弁プランジャ8の端面8aに当接する。この時
点は、図2にPで示した時点であり、この時点から出力
軸23に作用する出力の反力がリアクションディスク2
4、プランジャプレート25、弁プランジャ8および入
力軸18を介して運転者に伝達される様になる。この図
2にPで示した時点は、出力が急激に上昇するので従来
一般にジャンピングと称されている。このジャンピング
Pの後、ブレーキペダルの踏力(入力)の上昇に伴っ
て、リアクションディスク24と接触したスリーブ22
の端面22aの面積と、リアクションディスク24に接
触したプランジャプレート25の端面8aの面積との比
率で決まる所定のサーボ比によって全負荷点Qまで出力
が上昇する。そして、全負荷点Q以降は入力と出力との
比率が1:1となるサーボ比で出力が上昇する。なお、
ブレーキペダルの踏み込みが解放されると、ブレーキ倍
力装置1は、上述した作動とは逆の過程を経て図示非作
動状態に復帰する。本実施例は、上述したように構成し
ているので、リアクションディスク24の材料であるゴ
ムの硬度が異なっていたり、非作動状態におけるリアク
ションディスク24と弁プランジャ8の端面8aとの間
隔にばらつきがあったとしても、所定のセット荷重に設
定した上記ばね27が圧縮されてからジャンピングに移
行する。したがって、ジャンピング時の出力のばらつき
を小さくすることができる。また、ジャンピング時の出
力を変更しようとする場合には、ばね27のセット荷重
を変更する必要があるが、その場合、プランジャプレー
ト25を変更する必要はない。つまり、プランジャプレ
ート25は1種類製造するだけでよいので、コストの上
昇を抑えることができる。また、リアクションディスク
24を構成するゴムが経時変化したとしても、所定のセ
ット荷重に設定した上記ばね27が圧縮されてからジャ
ンピングに移行するので、リアクションディスク24の
経時変化によるしジャンピング時の出力のばらつきを減
少させることができる。また、リアクションディスク2
4の硬度によるのではなく、ばね27のばね定数を変更
することによって、同一出力が得られる場合のブレーキ
ペダルの踏み込み時と解放時の入力の差であるヒステリ
シスを調整することができる。 (第2実施例)次に、図3は本発明の第2実施例を示し
たものである。この第2実施例は、第1実施例における
プランジャプレート25の筒状部25bの軸方向寸法を
長くしたものである。このように構成することにより、
図示したブレーキ倍力装置1の非作動状態において、プ
ランジャプレート25の半径方向部25cが、スリーブ
22の筒状部22bの端部(ストッパ部)から離隔する
とともに、プランジャプレート25の端面25aはリア
クションディスク24に当接している。そして、プラン
ジャプレート25の端面25aは、上記第1実施例と同
様に弁プランジャ8のフロント側の端面8aから離隔さ
せている。そのほかの構成は、上記第1実施例の構成と
同じである。このような第2実施例の構成であっても、
上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。 (第3実施例)次に、図4は本発明の第3実施例を示し
たものである。この第3実施例では、上記第1実施例に
おける弁プランジャ8の端面8aの軸部に凹部8bを形
成するとともに、この凹部8bとそれに対向するプラン
ジャプレート25の端面25aとにわたって第2のばね
31を弾装したものである。なお、第2のばね31は、
その外方側に位置するばね27よりも小さなセット荷重
のものを採用している。そのほかの構成は上記第1実施
例と同じである。このような構成の第3実施例におい
て、図示非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれる
と、それに連動する弁プランジャ8が前進されるので、
上記第1実施例の場合と同様にブレーキ倍力装置1が作
動される。なお、弁プランジャ8が前進されることに伴
って第2のばね31も圧縮されるが、この時点では、弁
プランジャ8のフロント側の端面8aはプランジャプレ
ート25の端面25aに近接するがわずかに離隔してお
り、プランジャプレート25の端面25aとリアクショ
ンディスク24も離隔している。このようにブレーキ倍
力装置1が作動されると、第1実施例で説明したよう
に、リアクションディスク24の軸部がリヤ側にむけて
膨出して、それまで離隔していたプランジャプレート2
5の端面25aと当接する。この状態からさらにリアク
ションディスク24の軸部がリヤ側にむけて膨出するこ
とに伴って、プランジャプレート25はリヤ側にむけて
付勢され、プランジャプレート25をリヤ側にむけて付
勢した付勢力がばね27のセット荷重よりも大きくなる
と、プランジャプレート25の半径方向部25cがスリ
ーブ22における筒状部25bの端部(ストッパ部)か
ら離隔する。この時点では、プランジャプレート25の
端面25aは弁プランジャ8の端面8aに当接していな
い。換言すると、プランジャプレート25の半径方向部
25cがスリーブ22の筒状部25bの端部(ストッパ
部)から離隔した時点が、図5にPで示したジャンピン
グとなる。つまり、このジャンピングPの時点から出力
軸23に作用する出力の反力が、リアクションディスク
24、プランジャプレート25、第2のばね31、弁プ
ランジャ8および入力軸18を介して運転者に伝達され
る様になる。そして、この図5に示したジャンピングP
の時点の直後に、第2のばね31が迅速に圧縮されるこ
とに伴って、プランジャプレート25の端面25aが弁
プランジャ8の端面8aに当接する。これは図5にP’
で示した時点であり、この時点P’以降は、リアクショ
ンディスク24と接触したスリーブ22の端面22aの
面積と、リアクションディスク24に接触したプランジ
ャプレート25の端面25aの面積との比率で決まる所
定のサーボ比によって全負荷点Qまで出力が上昇する。
上述したジャンピングPの時点からその直後の時点P’
までは、出力軸23に作用する反力は、プランジャプレ
ート25を付勢したばね27とばね31を介してバルブ
ボディ3と弁プラジャ8とに伝達されることになる。し
たがって、ジャンピングPの時点からその直後の時点
P’までのサーボ比は、ばね27とばね31とのセット
荷重の比によって決まることになり、本実施例では、ば
ね31のセット荷重は、ばね27よりも所定値だけ小さ
くしている。そのため、ジャンピングPの時点からその
直後の時点P’までのサーボ比は、プランジャプレート
25の端面25aが弁プランジャ8の端面8aに当接し
た時点P’以降のサーボ比に比較して大きくなってい
る。このようにすることで、ジャンピング時およびその
直後における運転者のブレーキフィーリングが良好とな
るようにしている。さらに、このほかに、この第3実施
例においても上記第1実施例と同様の作用効果を得るこ
とができることは明らかである。なお、上述した実施例
は、本発明をシングルタイプのブレーキ倍力装置1に適
用した場合について説明したが、タンデムタイプブレー
キ倍力装置あるいは、シェル1内に定圧室と変圧室とを
3組備えたトリプルタイプの倍力装置にも本発明を適用
することができる。また、クラッチ倍力装置にも本発明
を適用することができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ジャン
ピング時の出力のばらつきを小さくすることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示した実施例による入力と出力との関係
を示す特性線図。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図。
【図5】図4に示した実施例による入力と出力との関係
を示す特性線図。
【符号の説明】
1…ブレーキ倍力装置 3…バルブボデ
ィ 8…弁プランジャ 18…入力軸 23…出力軸 24…リアクシ
ョンディスク 25…プランジャプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けた概略筒状の
    バルブボディと、このバルブボディに摺動自在に嵌合さ
    れて入力軸と連動した弁プランジャと、上記弁プランジ
    ャのフロント側となるバルブボディ内に摺動自在に嵌合
    したプランジャプレートと、リヤ側に位置する基部を上
    記バルブボディに摺動自在に取り付けた出力軸と、上記
    出力軸の基部とプランジャプレートとの間に設けたリア
    クションディスクとを備え、出力軸に作用する出力の反
    力を上記リアクションディスクとプランジャプレートお
    よび弁プランジャを介して入力軸に伝達するようにした
    倍力装置において、 上記バルブボディとプランジャプレートとにわたって該
    プランジャプレートをフロント側に向けて付勢する所定
    のセット荷重のばねを設けて、 倍力装置の非作動状態ではプランジャプレートをリアク
    ションディスクに向けて付勢して、プランジャプレート
    と弁プランジャを離隔させるように構成したことを特徴
    とする倍力装置。
  2. 【請求項2】 上記プランジャプレートは、半径方向中
    央側に位置する端面と、この端面の外周部から連続して
    リヤ側に伸びる筒状部と、この筒状部のリヤ側端部から
    連続して半径方向外方に伸びる半径方向部とを備えてお
    り、 また、上記バルブボディのフロント側の内周部には、該
    バルブボディの一部を構成するスリーブを嵌合してあ
    り、このスリーブに上記プランジャプレートの筒状部を
    摺動自在に嵌合してあり、 また、上記弁プランジャのフロント側の外周部は、プラ
    ンジャプレートの筒状部にリヤ側から摺動自在に嵌合さ
    せてあり、 上記プランジャプレートの半径方向部とそれに対向する
    バルブボディの段部端面とにわたって上記ばねが弾装さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の倍力装置。
  3. 【請求項3】 倍力装置の非作動状態において、上記プ
    ランジャプレートの半径方向部は上記スリーブに設けた
    ストッパ部に当接しており、それによって、プランジャ
    プレートの端面はリアクションディスクからも離隔して
    いることを特徴とする請求項2に記載の倍力装置。
  4. 【請求項4】 倍力装置の非作動状態において、上記プ
    ランジャプレートの端面はリアクションディスクに当接
    していることを特徴とする請求項2に記載の倍力装置。
  5. 【請求項5】 上記プランジャプレートの端面と対向す
    る弁プランジャのフロント側の端面には凹部が形成され
    ており、この凹部とプランジャプレートの端面とにわた
    って、上記ばねよりもセット荷重が小さな第2のばねが
    弾装されていることを特徴とする請求項3に記載の倍力
    装置。
JP8300977A 1996-10-25 1996-10-25 倍力装置 Pending JPH10129459A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300977A JPH10129459A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 倍力装置
US08/940,188 US5907990A (en) 1996-10-25 1997-09-30 Brake booster having a reaction force mechanism

Applications Claiming Priority (1)

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JP8300977A JPH10129459A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 倍力装置

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