JP4538775B2 - ブレーキ作動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスタシリンダと気圧倍力装置とを組合せた車両用ブレーキ作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マスタシリンダとしては、ディスクブレーキやドラムブレーキ等のブレーキ装置の作動初期の無効液量を補う、いわゆるファーストフィル機能を有するものが知られている。
そして従来、このファーストフィル機能を有するマスタシリンダは、大径シリンダ部および小径シリンダ部を有する段付シリンダと、前記大径シリンダ部および小径シリンダ部にそれぞれ摺動可能に嵌合される大径ピストン部および小径ピストン部を有する段付ピストンと、前記段付シリンダ内を前記大径ピストン部の前方の与圧室と前記小径ピストンの前方の圧力室とに区画すると共に、前記与圧室から前記圧力室側へのブレーキ液の流れのみを許容するシール手段と、非作動時には前記与圧室および前記圧力室をリザーバへ連通させる液補給通路手段と、前記与圧室の液圧が設定圧力以上に上昇した際、該与圧室内のブレーキ液を前記リザーバへ逃がすリリーフ手段とを備える構造となっていた(例えば実開昭56−76559号公報、実開昭57−73248号公報等)。
【0003】
このようなマスタシリンダは、その段付ピストンの大径ピストン部に気圧式倍力装置の出力を受け、その段付ピストンの摺動に応じて与圧室の容積を縮小させてシール手段を通して圧力室への液補給を行い、さらに、与圧室内の液圧が適当に上昇した段階でリリーフ手段を作動させて、与圧室内のブレーキ液をリザーバへ逃がすように作動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ファーストフィル機能を有するマスタシリンダにおいては、ストレートタイプのマスタシリンダに比べて全体のピストン径が大きくなっているため、図7の左側のグラフに示すように、気圧式倍力装置からの入力が小さい初期段階では圧力室内の発生液圧の上昇勾配がゆるやかとなり、また、ストレートタイプのマスタシリンダに比べて小径ピストン部の径が小さくなっているため、与圧室内の液圧が解放される中高入力時には発生液圧の上昇勾配が急激となる。なお、図7中、A点はリリーフ手段の作動による与圧室内の液圧解放の開始点を、A´点は該液圧の完全解放点をそれぞれ表している。
一方、汎用の気圧式倍力装置の入出力特性は、同じく図7の中央のグラフに示すように、一旦ジャンプイン出力Bを発生した後、ブレーキペダルからの入力に応じて出力が直線的に増大して全負荷作用点Cに達するようになっている。
したがって、上記ファーストフィル機能を有するマスタシリンダに汎用の気圧式倍力装置を組合せた場合は、同じく図7の右側のグラフに示すように、ブレーキペダルからの入力に対するマスタシリンダ側の発生液圧が不足する領域Dと、該発生液圧が立ち気味となる領域Eとが生じることになる。すなわち、作動初期には重く感じる一方で、作動後半には軽く感じるというペダルフィーリングとなり、これに伴ってブレーキフィーリングも、作動初期にはブレーキの効きが不足し、後半にはブレーキが効きすぎる感じとなる。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ファーストフィル機能を有するマスタシリンダの圧力室内の発生液圧をブレーキペダルからの入力に対してなめらかに上昇させるようにし、もってペダルフィーリング性並びにブレーキフィーリング性の向上に寄与する車両用ブレーキ作動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、マスタシリンダと気圧式倍力装置との組合せからなるブレーキ作動装置であって、
前記マスタシリンダは、大径シリンダ部および小径シリンダ部を有する段付シリンダと、前記大径シリンダ部および小径シリンダ部にそれぞれ摺動可能に嵌合される大径ピストン部および小径ピストン部を有する段付ピストンと、前記段付シリンダ内を前記大径ピストン部の前方の与圧室と前記小径ピストン部の前方の圧力室とに区画すると共に、前記与圧室から前記圧力室側へのブレーキ液の流れのみを許容するシール手段と、非作動時には前記与圧室および前記圧力室をリザーバへ連通させる液補給通路手段と、前記段付ピストンの移動に応じて、前記圧力室の液圧と前記与圧室の液圧との力のバランスによって該与圧室内のブレーキ液を徐々に前記リザーバへ逃がして前記与圧室の液圧を徐々に下げ、前記圧力室の液圧が設定圧力以上に上昇した際に前記与圧室の液圧を完全に前記リザーバに解放するリリーフ手段とを備えており、
前記気圧式倍力装置は、倍力作用の開始に際して入力に無関係に出力が増大するジャンプイン後から全負荷作用する前に低入力側で比較的高い倍力比が、高入力側で前記高い倍力比よりも比較的低い倍力比が得られるように、少なくとも2段階に倍力比を変更可能であり、前記圧力室内の発生液圧の上昇勾配がゆるやかとなる初期段階では、前記低入力側の比較的高い倍力比となり、前記リリーフ手段が作動して前記与圧室の液圧が解放される中期以降では、前記高入力側の比較的低い倍力比となるように前記倍力比が設定されていることを特徴とする。
このように構成した車両用ブレーキ作動装置においては、気圧式倍力装置が、作動初期にはマスタシリンダの発生液圧の上昇勾配を大きくするように、作動後半には前記発生液圧の上昇勾配を小さくするように作用し、結果としてブレーキペダルからの入力に対してマスタシリンダの発生液圧がなめらかに上昇し、ペダルフィーリング性並びにブレーキフィーリング性が改善される
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
図1乃至図6は、本発明に係るブレーキ作動装置の一つの実施形態を示したものである。本ブレーキ作動装置は、ファーストフィル機能を有するマスタシリンダ1と倍力比を2段階に変更できる機能を有する、いわゆる2レシオタイプの気圧式倍力装置70とを組合せたもので、図1および図2にはマスタシリンダ1の構造が、図4および図5には気圧式倍力装置70の構造がそれぞれ示されている。
マスタシリンダ1は、ここではタンデム型マスタシリンダ本体2と、マスタシリンダ本体2にブレーキ液を給排するリザーバ3と、マスタシリンダ本体2のファーストフィル機能を制御するリリーフ装置(リリーフ手段)4とから概略構成されている。
【0008】
マスタシリンダ本体2は、有底筒状の段付穴5を有するシリンダ本体6と、このシリンダ本体6の段付穴5にガイド手段7を介して摺動可能に配設された2つのピストン8、9とを備えている。
上記ガイド手段7は、段付穴5の内底側から開口側へ順に配置された奥側リングガイド10、第1スリーブ11、第2スリーブ12および口元リングガイド13からなっており、これらは、シリンダ本体6にリングねじ14を用いて段付穴5の開口を塞ぐように固定した口元キャップ15により相互に突合せた状態で段付穴5内に抜け不能に保持されている。前記第2スリーブ12は、その先端部に設けた小径ガイド部16を第1スリーブ11内に嵌入させており、段付穴5の開口端側のピストン(第1ピストン)8は、この第2スリーブ12の小径ガイド部16と前記口元リングガイド13とにより摺動案内されるようになっている。また、段付穴5の底部側のピストン(第2ピストン)9は、奥側リングガイド10のみより摺動案内されるようになっている。
【0009】
上記口元リングガイド13の内径は第2スリーブ12の小径ガイド部16の内径よりも大径となっており、これにより口元リングガイド13は大径シリンダ部として、小径ガイド部16は小径シリンダ部としてそれぞれ用いられている。すなわち、口元リングガイド13と小径ガイド部16とは段付シリンダを構成している。一方、第1ピストン8は、前記口元リングガイド(大径シリンダ部)13に摺動案内される部分を大径ピストン部17、前記小径ガイド部(小径シリンダ部)16に摺動案内される部分を小径ピストン部18とする段付ピストンとして構成されており、これにより小径ピストン部18と第2スリーブ12との間すなわち大径ピストン部17の前方には、後に詳述する環状の与圧室19が画成されている。なお、第1ピストン8は、その後端部が前記口元キャップ15を挿通してシリンダ本体6外まで延ばされており、この後端部は、後に詳述する気圧式倍力装置70内に挿入されるようになっている。
【0010】
また、第1ピストン8と第2ピストン9との間、第2ピストン9とシリンダ本体6の内底部との間はそれぞれ圧力室20、21として構成されており、一方の圧力室(第1圧力室)20は、小径シリンダ部16の前端側に配置され小径ピストン部18に摺接するカップシール(シール手段)22により与圧室19に対して液密に区画され、他方の圧力室(第2圧力室)21は前記奥側リングガイド10の両端側に配置され第2ピストン9に摺接する一対のカップシール23、24により第1圧力室20に対して液密に区画されている。さらに、与圧室19は、大径シリンダ部13の両端側に配置され大径ピストン部17に摺接する一対のカップシール25、26により外部に対して液密に区画されている。
【0011】
上記第1ピストン8は、シリンダ本体6の段付穴5への挿入側となる前端部がカップ形状となっており、上記第1圧力室20内には、この第1ピストン8のカップ底と第2ピストン9の後端とに両端を係合させる第1戻しばね27が、伸縮可能に作動連結された一対のばね受け28、29を用いて配設されている。一方、第2ピストン9はその全体がカップ形状となっており、第2圧力室21には、この第2ピストン9のカップ底と段付穴5の底面とに両端を係合させる第2戻しばね30が配設されている。第1戻しばね27のばね力は第2戻しばね30のばね力よりも大きく設定されており、したがって、第1ピストン8が段付穴5の底面側へ前進すると、その動きが第1戻しばね27を介して第2ピストン9に伝達され、第2ピストン9も第2戻しばね30を縮ませて前進するようになる。
【0012】
ここで、第1スリーブ11と段付穴5の内面との間には、第1圧力室20とポート31を介して連通する環状室32が形成されており、この環状室32には、一系統のホイールシリンダ(図示略)に配管接続される第1配管口33が開口している。また、第2圧力室21には他系統のホイールシリンダに配管接続される第2配管口34が開口しており、前記第1、第2ピストン8、9の前進に応じて、各圧力室20、21内に封じ込められているブレーキ液が、対応する系統のホイールシリンダへ圧送されるようになる。
【0013】
また、第2スリーブ12と段付穴5の内面との間には、シリンダ本体6に設けた通路(液補給通路)35を介して前記リザーバ3内に連通する環状の液補給室36が形成され、さらに大径シリンダ部(口元リングガイド)13には、その内周面に一端側が開口すると共に他端側が前記液補給室36に連通するポート37が形成されている。また、第1ピストン8の大径ピストン部17には、その外周面に一端側が開口すると共に他端側が前記与圧室19に臨む段部38に開口するリリーフポート39が形成されている。また、小径シリンダ部(小径ガイド部)16には、その内周面に一端側が開口すると共に他端側が前記与圧室19に連通するポート40が形成されており、さらに、第1ピストン8の小径ピストン部18には、そのカップ形状部を半径方向に貫通するリリーフポート41が形成されている。
【0014】
マスタシリンダ1の非作動状態において、第1ピストン8は、与圧室19に連通する2つのリリーフポート39、41を大径シリンダ部13内のポート37および小径シリンダ部16内のポート40にそれぞれ連通させる状態に位置決めされ、これにより与庄室19にはリザーバ3から通路35、液補給室36、ポート37、リリーフポート39を経てブレーキ液が、第1圧力室20には与圧室19からポート40、リリーフポート41を経てブレーキ液が補給されるようになる。そして、この状態から第1ピストン8が第2ピストン9側へ摺動すると、そのリリーフポート39、41が大径および小径シリンダ部13、16の前端側のカップシール25、22により閉塞され、これにより与圧室19とリザーバ3との連通および与圧室19と第1圧力室20との連通が遮断されるようになる。第1ピストン8がさらに前進すると、与圧室19の容積が次第に縮小して、与圧室19内の液圧が高まる。しかして、小径シリンダ部16側のカップシール22は与圧室19から第1圧力室20側へのブレーキ液の流通を許容するように配置されており、この結果、与圧室19内の液圧の高まりに応じて、与圧室19側から第1圧力室20へ該カップシール20を通じて液補給が行われるようになる。
【0015】
一方、奥側リングガイド10には、その内周面に一端側が開口すると共にその他端側がシリンダ本体6に設けた通路(液補給通路)42を介して前記リザーバ3内に連通するポート43が形成されている。また、第2ピストン9には、そのカップ形状部を半径方向に貫通するリリーフポート44が形成されている。マスタシリンダ1の非作動状態において、第2ピストン9は、そのリリーフポート44を奥側リングガイド10のポート43に連通させる状態に位置決めされ、これにより第2圧力室21にはリザーバ3内のブレーキ液が通路42、ポート43およびリリーフポート44を介して補給されるようになる。そして、この状態から第2ピストン9がピストン本体3の内底側へ摺動すると、そのリリーフポート44が前端側のカップシール23により閉塞され、これにより第2圧力室21とリザーバ3との連通が遮断される。
【0016】
本実施の形態において、シリンダ本体6にはまた、前記第1スリーブ11の周りの環状室32および前記第1スリーブ11に形成した前記ポート31を介して第1圧力室20に通じる第1連通ポート45と、第1スリーブ11と第2スリーブ12との間に形成した半径方向流路12Sおよび前記小径シリンダ部16に形成したポート40を介して与圧室19に連通する第2連通ポート46と、前記第2スリーブ12の周りの液補給室36を介してリザーバ3に連通する第3連通ポート47とが形成されており、これら連通ポート45、46、47には、前記リリーフ装置4に連通する外部配管48、49、50が連結されている。
【0017】
上記リリーフ装置4は、図2によく示されるように、有底円筒状のシリンダ本体51と、このシリンダ本体51内に摺動可能に嵌合されるバランスピストン52と、このバランスピストン52をシリンダ本体51の底部51a方向に押圧するスプリング53と、シリンダ本体51の開口側を閉塞させると共にバランスピストン52との間にスプリング54を保持する蓋部材55と、シリンダ本体51に蓋部材55を固定するCリング56とを備えている。
【0018】
バランスピストン52は、直径がわずかに異なる2つのピストン部57、58を備えると共に、これら2つのピストン部57と58とを連接する中径軸部59と、一方のピストン部57に連接され前記スプリング54の装着に用いられる小径軸部60と、他方のピストン部58に連接され先端にシール弁62を埋設してなる大径軸部61とを備えている。2つのピストン部58、59はシール部材(Oリング)63、64を介してシリンダ本体51に嵌合されており、これによりシリンダ本体51内には、2つのピストン部57と58との間に中径軸部59を囲む環状の第1液室65が、その底部51a側に大径軸部61を囲む第2液室66がそれぞれ区画形成されている。
また、シリンダ本体51の周壁には、第1液室64に開口すると共に前記第1圧力室20に通じる外部配管48が接続されるポート67と、第2液室65に開口すると共に前記リザーバ3に通じる外部配管50が接続されるポート68とが形成され、さらに、シリンダ本体51の底部51aには、前記第2液室65内のシール弁62に対向すると共に前記与圧室19に通じる外部配管49が接続されるポート69が形成されている。
【0019】
上記リリーフ装置4において、そのバランスピストン52は、第1液室65に導入される第1圧力室20の液圧と、ポート69に導入される与圧室19の液圧とスプリング53の付勢力との相関でバランスする。
すなわち、図2に示すように、一方のピストン部57に装着されたOリング63によるシール断面積をAl、他方のピストン部58に装着されたOリング64によるシール断面積をA2(ただし、A2<Al)、シール弁62によるシール断面積をA3とし、かつ第1圧力室20の液圧をPa、与圧室19の液圧をPb、スプリング53のセット荷重をFとすると、これらのバランス式は下記のようになる。
P a ×(Al−A2)+Pb ×A3=F
【0020】
本実施の形態において、マスタシリンダ本体2内の与圧室19の液圧Pbが所定値Psよりも小さい間は、上記バランス式がPa×(Al−A2)+Pb×A3<Fの関係が成立するようにスプリング53のセット荷重Fが設定されており、この条件ではリリーフ装置4内のバンスピストン52がシリンダ本体51の底部51a側へ寄り、シール弁62がポート69を閉じて与圧室19は密閉状態となっている。この密閉状態のもと、いまマスタシリンダ本体2内の第1ピストン8の前進に応じてカップシール22が開き、第1圧力室20に対する液補給が終了すると、与圧室19の液圧Pbと第1圧力室20の液圧Paとは同圧となり、図3に示すように第1圧力室20の液圧Paと与圧室19の液圧Pbとは同圧で上昇する。そして、与圧室19の液圧PbがPs(与圧解放液圧)を超えると、前記バランス式がPa×(Al−A2)+Pb×A3>Fの関係となり、これによりリリーフ装置4内のバランスピストン52がスプリング53の付勢力に抗して微小に移動し、シール弁62がポート69を微小に開く。すると、与圧室19内のブレーキ液がリリーフ装置4内の第2液室66およびそのポート68から外部配管50を通じてマスタシリンダ本体2内の液補給室36へ送られ、さらにシリンダ本体6内の流路35を経てリザーバ3へ戻される。しかして、この与圧室19内の液圧解放により、Pa×(Al−A2)+Pb×A3=Fの式に従ってバランスピストン52がバランスし、これによりシール弁62はその微小な開弁状態を維持する。この結果、図3に示すように第1圧力室20の液圧Paの上昇に応じて徐々に与圧室19の液圧Pbが下がり、その後、与圧室19の液圧が完全に解放されて大気圧になることで、さらにシール弁62の開弁状態が維持される。
【0021】
上記のように構成したマスタシリンダ1においては、後に詳述する気圧式倍力装置70からの出力がマスタシリンダ本体2の第1ピストン8に伝達されることにより、第1ピストン8と第2ピストン9とが第2戻しばね30を縮ませて一体的に前進する。これら両ピストン8、9の前進により、先ず、それぞれのリリーフポート39、41、44が対応するシールカップ25、22、23の前方へ移動し、与圧室19および第1、第2圧力室20、21とリザーバ3とを連通する液補給通路が遮断され、これにより与圧室19および第1、第2圧力室20、21内の液圧が高まる。このとき、与圧室19内の液圧上昇により、該与圧室19内のブレーキ液がカップシール22を押し開いて第1圧力室20に流入し、作動初期の無効液量分が補われる。すなわち、ファーストフィル効果により無駄なペダルストロークが抑制される。そして、第1、第2圧力室20、21内の液圧が高まることで、各圧力室20、21内のブレーキ液が、第1、第2配管口33、34から各系のホイールシリンダへ供給され、所定の制動が行われる。
【0022】
その後、第1ピストン8の前進によりさらに与圧室19内の液圧が高まって、与圧室19の液圧Pbが与圧解放液圧Psを超えると(図3)、前記リリーフ装置4内のバランスピストン52がスプリング53の付勢力に抗して微小に移動し、シール弁62がポート69を微小に開き、これにより与圧室19内のブレーキ液が、リリーフ装置4内の第2液室66を経由しかつ外部配管50を通ってマスタシリンダ本体2内の液補給室36へ送られ、さらにシリンダ本体6内の通路35を経てリザーバ3へ戻される。このとき、バランスピストン52がバランスして、シール弁62の微小な開弁状態が維持されるので、与圧室19の液圧Pbが徐々に下がり、この結果、ペダル反力が一気に下がることがなくなって、ペダル踏力が伴わずにペダルストロークが伸びることが未然に防止され、軽く踏み抜けたような感じで車速のみが減少するといったペダルフィーリング上の違和感がなくなる。
【0023】
そして、ブレーキペダルに対する踏力が解放されると、第2圧力室21内の第2戻しばね30の伸長により両ピストン8、9が一体的に後退し、原位置に復帰する。このとき、与圧室19内の液量は上記第1圧力室20への液補給およびリザーバ3への液戻しにより不足しているので、リザーバ3内のブレーキ液が、対応する通路35、液補給室36、ポート37およびリリーフポート39を経て与圧室19に補給される。また、第1、第2圧力室20、21への戻り液が不足する場合にも、リザーバ3内のブレーキ液が、対応するポート37、40およびリリーフポート41、43を経て両圧力室20、21に補給される。
【0024】
一方、上記マスタシリンダ1に組合わされる2レシオタイプの気圧式倍力装置70は、図4および図5に示されるように、フロントシェル71とリヤシェル72とからなるシェル本体73を備えている。シェル本体73内は、ダイアフラム74を備えたパワーピストン75により定圧室(負圧室)76と作動圧室77とに区画されており、パワーピストン75には、シェル本体73の軸心上に配置したバルブボデー78が嵌合支持されている。バルブボデー78は、リヤシェル72を気密的にかつ摺動自在に挿通して、その後端側の小径の中空軸部78aをリヤシェル72の後方へ延ばしている。バルブボデー78には、負圧室76をバルブボデー78の中空軸部78a内に連通する負圧通路79が設けられるほか、該中空軸部78a内を作動圧室77に連通する空気通路(大気通路)80が設けられている。負圧室76には、例えばフロントシェル71に設けた排気口71aを通じてエンジン負圧が導入されるようになっており、また、バルブボデー78の中空軸部78aにはサイレンサ81およびフィルタ82を通じて大気が導入されるようになっている。
【0025】
バルブボデー78内には、作動圧室77に対して前記負圧通路79と大気通路80とを選択的に開く弁機構83が内装されている。弁機構83は、図5によく示されるように、バルブボデー78の前端部に設けた段付の軸穴84の小径穴部84aに摺動可能に嵌挿されると共に、ブレーキペダル(図示略)と連動する入力軸85に作動連結されたプランジャ86と、バルブボデー78の中空軸部78aの内面に後述のばね受け87を用いて基端部が固定された弾性変形可能な弁体88と、この弁体88を、常時はバルブボデー78の内周に形成された環状の負圧用弁座部89およびプランジャ86の後端に形成された環状の大気用弁座部90に着座する方向へ付勢する弁ばね91とを備えている。前記ばね受け87には、前記入力軸85に一端が係止された戻しばね92の他端が係止されており、入力軸85すなわちプランジャ86は、常時はこの戻しばね92によりブレーキペダル側への戻し方向へ付勢されている。なお、前記大気通路80には、プランジャ86の戻り位置を規制するストップキー93が挿入されている。
【0026】
一方、バルブボデー78の前端部の軸穴84の大径穴部84b内には、ゴム等の弾性材料からなるリアクションディスク94と出力軸95の基端大径部95aとが配置され、また、負圧室76内には、バルブボデー78を原位置に戻すための戻しばね96が配設されている。戻しばね96は、その一端がフロントシェル71に、その他端がばね受け97を介してバルブボデー78の前端にそれぞれ係止されており、前記ばね受け97は前記リアクションディスク94および出力軸95の基端大径部95aの抜止めとしても用いられている。
【0027】
しかして、上記プランジャ87の前端には、その直径より十分小さな直径を有する円形ボス部98が突設されている。プランジャ87は、その円形ボス部98の端面をリアクションディスク94に対する第1当接面99Aとして、該円形ボス部98の周りの環状部分をリアクションディスク94に対する第2当接面99Bとしてそれぞれ供するようになっており、気圧式倍力装置70の非作動状態においては、その第1当接面99Aとリアクションディスク94との間にはわずかの間隙δが形成される。本実施の形態において、プランジャ86の直径は、倍力比一定の汎用の気圧式倍力装置におけるプランジャの直径よりも大きく設定されると共に、プランジャ86の円形ボス部98の直径すなわち第1当接面99Aの面積は、倍力比一定の汎用の気圧式倍力装置におけるプランジャの直径よりも十分小さく設定されている。
【0028】
上記した気圧式倍力装置70は、そのリヤシェル42の後面に植立した複数のスタッドボルト100を用いて車体に取付けられ、この取付状態で、その入力軸85に図示を略すブレーキペダルが連結される。一方、この気圧式倍力装置70には、そのフロントシェル71の前面に植立した取付ボルト101を用いて前記マスタシリンダ1が結合される。この気圧式倍力装置70に対するマスタシリンダ1の結合は、図4に示すようにフロントシェル71の中央に形成した凹部102にマスタシリンダ本体1の口元キャップ26の一部を嵌入させると共に、この口元キャップ26から延出する第1ピストン8を該凹部102の底を挿通して負圧室76に挿入させるようにして行われる。そして、この結合状態で、前記第1ピストン8の後端部に設けられた穴8a(図1)内に気圧式倍力装置70の出力軸95が挿入され、その先端が該第1ピストン8の穴79の底面に突き当てられる。
【0029】
上記した車体への取付状態でブレーキペダルを踏込むと、入力軸85が前進してプランジャ86が前進し、大気用弁座90が開いて、サイレンサ81およびフィルタ82を通じてバルブボデー78内に大気が流入し、この大気は大気通路80を通って作動圧室77に導入される。この結果、負圧が導入されている負圧室76と作動圧室77との間に差圧が発生し、パワーピストン75が推進して所定の倍力比の出力がバルブボデー78を介して出力軸95に伝達され、倍力作用が開始される。そして、この倍力した出力は前記マスタシリンダ本体2の第1ピストン8に伝達され、前記したようにマスタシリンダ本体2内の第1、第2圧力室20、21内の液圧が上昇して所定の制動が行われる。
【0030】
ここで、上記倍力作用の開始に際しては、プランジャ86の前端の第1当接面99Aがリアクションディスク94に当接するまで、すなわち両者の間隙δが解消されるまでは、入力に無関係に出力が増大する、いわゆるジャンプインが生じ、図6の中央のグラフに示すようにジャンプイン出力Bが発生して大きな初期制動力が得られるようになる。
【0031】
上記ジャンプイン後は、出力反力が、マスタシリンダ本体2の第1ピストン8から気圧式倍力装置70の出力軸95を経てリアクションディスク94に伝達され、さらにプランジャ86を経て入力軸85に伝達され、これにより入力の増大に応じて出力が上昇する倍力作用が行われる。この場合、制動初期には出力反力が小さいのでリアクションディスク94の変形が抑えられ、第1当接面99Aのみを介してプランジャ86に出力反力が伝達される。しかし、制動中期には出力反力も大きくなるのでリアクションディスク94がプランジャ86側へ膨出変形してその第2当接面99Bにも当接し、これにより第1および第2当接面99A、99Bの全面を介してプランジャ86に出力反力が伝達される。気圧式倍力装置70の倍力比は、リアクションディスク94の面積とこのリアクションディスク94に対するプランジャ86の接触面積との比で決まり、したがって、図6の中央のグラフに示すように入力の小さい制動初期には比較的高い倍力比が、入力が大きくなる制動の中期乃至末期には比較低い倍力比が得られるようになる。図6中、屈曲点Qは前記した倍力比が高から低へ切換わる変更点を表している。なお、図6中、C点は全負荷作用点を表している。
【0032】
一方、上記マスタシリンダ1における入力と発生液圧との関係は、図6の左側のグラフに示すように、入力の小さい初期段階ではリリーフ装置4が作動しないため、与圧室19内の液圧と第1圧力室20の液圧が同圧となって上昇し(図3)、これにより大径ピストン部17を含む段付ピストン8の全体にかかる反力も大きくなって、第1圧力室20内の発生液圧の上昇勾配がゆるやかとなる。そして、この液圧上昇のゆるやかな状態は、与圧室19内の液圧Pbが与圧解放液圧Ps(図3)に達するA点まで継続する。その後、与圧室19内の液圧Pbが与圧解放液圧Psを超えると、リリーフ装置4内のバランスピストン52がわずか移動して、与圧室19内の液圧が徐々に解放され、これに応じて第1圧力室20内の発生液圧の上昇勾配は急激となり、液圧完全解放点A´に達した後は、段付ピストン8の小径ピストン部18のみが液圧上昇に関与し、比較的急激な液圧の上昇勾配が維持される。なお、この入力と発生液圧との関係は、従来のマスタシリンダにおけるそれ(図7)と実質変わりはない。
【0033】
ところで、本ブレーキ作動装置における気圧式倍力装置70は、前記したように低入力側で比較的高い倍力比が、高入力側で比較的低い倍力比が得られるように2段階に倍力比を変更可能な2レシオタイプとして構成され、しかもプランジャ86の第1当接面99Aの面積を、倍力比一定の汎用の気圧式倍力装置におけるプランジャの直径よりも十分小さくして、低入力側の倍力比を高めに設定している。このことから、上記マスタシリンダ本体2内の第1圧力室20内の発生液圧の上昇勾配がゆるやかとなる初期段階では、同じく図6の右側のグラフに示すように、従来、ブレーキペダルからの入力に対するマスタシリンダ1側の発生液圧が不足する領域Dにおける液圧の上昇勾配が大きくなり、この結果、作動初期におけるブレーキペダルの重さが軽減され、ブレーキの効き不足感も解消される。一方、プランジャ86の直径を、倍力比一定の汎用の気圧式倍力装置におけるプランジャの直径よりも大きくして、高入力側の倍力比を低めに設定していることから、マスタシリンダ1のリリーフ装置4が作動して与圧室19の液圧が解放される中期以降では、同じく図6の右側のグラフに示すように、従来、マスタシリンダ1側の発生液圧が立ち気味となる領域Eにおける液圧の上昇勾配がゆるやかとなる。この結果、作動後半におけるブレーキペダルの軽さがなくなり、ブレーキの効きすぎ感も解消される。すなわち、ブレーキペダルからの入力に対するマスタシリンダ側の発生液圧の上昇が全体としてなめらかとなり、結果としてペダルフィーリング性並びにブレーキフィーリング性が著しく改善される。
なお、上記したマスタシリンダ1および気圧式倍力装置70の入出力特性は、マスタシリンダ1内のリリーフ装置4の作動タイミングの変更、気圧式倍力装置70の倍力比やジャンプインの変更等により任意に変更可能であるので、車両に応じてペダルフィーリング性またはブレーキフィーリング性をチューニングできる。
【0034】
ここで、ブレーキペダルに対する踏力が解放されると、気圧式倍力装置70内の入力軸85が戻しばね92の復元力によって後退すると共に、プランジャ86も後退し、大気用弁座90が閉じる一方で、負圧用弁座89が開き、作動圧室に負圧通路79および大気通路80を経て負圧が導入され、上記した差圧が解消される。その後、負圧室76内の戻しばね96のばね力によりバルブボデー78が後退し、パワーピストン75が原位置に復帰し、これに応じてマスタシリンダ本体2内の両ピストン8、9も一体的に後退して原位置に復帰する。
【0035】
なお、上記実施の形態においては、リリーフ装置4をマスタシリンダ本体2に対して別体に設けた場合を示したが、このリリーフ装置4は、マスタシリンダ本体2に内蔵させた構成としてもよいものである。また、このリリーフ手段の構造は任意であり、前記バランスピストン52を備えた構成に代えて、汎用のリリーフ弁構造とすることができる。
また、上記実施の形態においては、気圧式倍力装置70として倍力比を2段階に変更可能な2レシオタイプの構成としたが、この気圧式倍力装置の倍力比の変更数は任意であり、3レシオタイプまたはそれ以上のタイプとしてもよい。さらに、上記実施の形態においては、気圧式倍力装置70を負圧室76と作動圧室77とを各1つ備えたシングル型として構成したが、これに代えて、負圧室と作動圧室とを各2つ備えたタンデム型として構成してもよいことはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】
上記したように、本発明に係るブレーキ作動装置によれば、ファーストフィル機能を有するマスタシリンダに倍力比を変更可能な気圧式倍力装置を組合せることで、マスタシリンダの圧力室内の発生液圧をブレーキペダルからの入力に対してなめらかに上昇させることができるようになり、ペダルフィーリング性並びにブレーキフィーリング性が著しく向上するようになる。
また、わずかの設計変更で、ペダルフィーリング性またはブレーキフィーリング性を変更できるので、車両に応じたチューニングも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態としてのブレーキ作動装置を構成するマスタシリンダの全体的構造を示す断面図である。
【図2】本マスタシリンダで用いられたリリーフ装置の構造を示す断面図である。
【図3】リリーフ装置の作動前後における与圧室内液圧の変化を示すグラフである。
【図4】本発明の一つの実施の形態としてのブレーキ作動装置を構成する気圧式倍力装置の全体的構造を示す断面図である。
【図5】本気圧式倍力装置の要部構造を示す断面図である。
【図6】本ブレーキ作動装置を構成するマスタシリンダおよび気圧式倍力装置の入出力特性と本ブレーキ作動装置全体の入出力特性を示すグラフである。
【図7】従来のブレーキ作動装置を構成するマスタシリンダおよび気圧式倍力装置の入出力特性と該ブレーキ作動装置全体の入出力特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 マスタシリンダ
3 リザーバ
4 リリーフ装置(リリーフ手段)
6 シリンダ本体
8 第1ピストン(段付ピストン)
10 リングガイド(小径シリンダ部)
13 口元リングガイド(大径ピストン部)
19 与圧室
20 第1圧力室
22 シールカップ(シール手段)
36 液補給室(液補給通路手段)
52 リリーフ装置内のバランスピストン
70 気圧式倍力装置
73 シェル本体
75 パワーピストン
78 バルブボデー
83 弁機構
85 入力軸
86 プランジャ
94 リアクションディスク
95 出力軸
99A プランジャ前端の第1当接面
99B プランジャ前端の第2当接面

Claims (1)

  1. マスタシリンダと気圧式倍力装置との組合せからなるブレーキ作動装置であって、
    前記マスタシリンダ、大径シリンダ部および小径シリンダ部を有する段付シリンダと、前記大径シリンダ部および小径シリンダ部にそれぞれ摺動可能に嵌合される大径ピストン部および小径ピストン部を有する段付ピストンと、前記段付シリンダ内を前記大径ピストン部の前方の与圧室と前記小径ピストン部の前方の圧力室とに区画すると共に、前記与圧室から前記圧力室側へのブレーキ液の流れのみを許容するシール手段と、非作動時には前記与圧室および前記圧力室をリザーバへ連通させる液補給通路手段と、前記段付ピストンの移動に応じて、前記圧力室の液圧と前記与圧室の液圧との力のバランスによって該与圧室内のブレーキ液を徐々に前記リザーバへ逃がして前記与圧室の液圧を徐々に下げ、前記圧力室の液圧が設定圧力以上に上昇した際に前記与圧室の液圧を完全に前記リザーバに解放するリリーフ手段とを備えており、
    前記気圧式倍力装置は、倍力作用の開始に際して入力に無関係に出力が増大するジャンプイン後から全負荷作用する前に低入力側で比較的高い倍力比が、高入力側で前記高い倍力比よりも比較的低い倍力比が得られるように、少なくとも2段階に倍力比を変更可能であり、前記圧力室内の発生液圧の上昇勾配がゆるやかとなる初期段階では、前記低入力側の比較的高い倍力比となり、前記リリーフ手段が作動して前記与圧室の液圧が解放される中期以降では、前記高入力側の比較的低い倍力比となるように前記倍力比が設定されていることを特徴とするブレーキ作動装置。
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