JPH10109662A - 自動車用車体構造 - Google Patents

自動車用車体構造

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JPH10109662A
JPH10109662A JP26480996A JP26480996A JPH10109662A JP H10109662 A JPH10109662 A JP H10109662A JP 26480996 A JP26480996 A JP 26480996A JP 26480996 A JP26480996 A JP 26480996A JP H10109662 A JPH10109662 A JP H10109662A
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JP
Japan
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door
vehicle body
frame
body structure
rear door
Prior art date
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Application number
JP26480996A
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English (en)
Inventor
Hideki Komori
英樹 小森
Hidenori Uki
秀憲 宇木
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体が骨格部材(フレーム)によって構成さ
れる自動車に取り付けられるドア構造に用いて好適の車
両用ドア構造に関し、車体全体を骨格部材により構成さ
れたものにおいて、車体の強度や剛性を確保するととも
に、乗員の乗降性の向上を図ることができるようにす
る。 【解決手段】 車体1全体にわたって骨格部材により構
成された自動車用車体構造において、車体1の側部骨格
部材2,3により形成された側面開口部と、側面開口部
を形成する前部骨格部4に前端部がヒンジ63,64を
介して取り付けられたフロントドア40と側面開口部を
形成する後部骨格部3bに後端部がヒンジ51,52を
介して取り付けられたリヤドア50とから構成される観
音開き式ドア70とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体全体にわたっ
て骨格部材(フレーム)により構成された、自動車用車
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車体構造としては、その
剛性や強度を確保しつつ軽量化を図るために、フレーム
(骨格部材)とボディとを一体構造にしたモノコック・
ボディが多く採用されている。一方、トラックやオフロ
ード車等の車体構造としては、ラダーフレーム上にボデ
ィ(一般には、モノコックボディが多い)を取り付けた
フレーム構造が採用されており、その車体剛性や車体強
度をフレームに依存している。
【0003】また、車体の材質としては、車体の強度や
剛性を確保すべく、一般にスチールが採用されている
が、車両の軽量化を図るべく、アルミニウム(一般に
は、アルミニウム合金)も一部の車両に採用されてい
る。現状では、モノコックボディにアルミニウムを採用
したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乗員の乗降
性の観点から自動車の車体構造を考えてみると、例え
ば、2ドア車では車両の側面開口部が小さく、特に、後
席への乗降性は良いとはいえない。また、4ドア車で
も、全長の短い車両の場合には、リヤドアがフロントド
アに比べて小さくなるように形成されるため、これに伴
って、リヤドアを取り付けるための側面開口部は必然的
に小さくなり、特に、後席への乗降性が良いとはいえな
い。
【0005】このため、例えば、ドアを取り付ける側面
開口部をできるだけ大きくするようにしたり、前席にウ
ォークイン機構を設けるようにして、後席への乗降性を
向上させるようにしている。しかし、このような従来の
技術は、一般にモノコックボディに適用されるもので、
モノコックボディの場合、車体の側面開口部を拡げるの
にも限度があり、乗員の乗降性を十分に向上させること
は難しい。
【0006】そこで、車体全体を例えばアルミニウム製
のフレーム構造とすることで、車両の側面開口部を拡大
することが考えられる。もちろん、アルミニウムはスチ
ールに比べ強度や剛性も弱いため、車体の強度や剛性を
確保するには、フレームを太くしたり、フレームを高密
度に配設する必要があり、フレームを太くすれば、フレ
ームが車室内空間に突出して車室内の有効スペースが減
少してしまう場合があり、フレームを高密度に配設すれ
ばドア開口面積を十分に確保しにくい。
【0007】また、センターピラーのない観音開き式の
ドア構造が従来より開発されているが、このようなドア
構造では、ドア開放時に車体の側面が十分大きく開口す
るので、乗員の乗降性、特に、後席への乗降性を向上さ
せるために都合がよい。そこで、上述のように側面開口
部を大きくしうる車体全体をフレーム構造にしたもの
に、このセンターピラーのない観音開き式ドア構造を採
用することが考えられる。
【0008】しかしながら、センターピラーのない構造
を採用すると、モノコックボディでは、剛性や強度の確
保が困難になり、特に、側面衝突に対しての安全性も低
下することになる。ところで、センターピラーのない観
音開き式のドア構造に関し、側面衝突に対する安全性を
向上させるための技術として、例えば特開昭61−17
688号公報に開示されたものがある。この技術では、
センターピラーのない観音開き式のドア構造において、
側面衝突に対する安全性を考慮して、ドア本体部及び窓
枠部とレインフォースとで水平断面箱形を形成して固着
し、このレインフォースにドアガードバーの端部を結合
するようにしている。
【0009】しかし、この技術では観音開き式のドアの
取り付けられる車体構造や材質については何ら開示され
ておらず、また、ドア構造は、窓枠部とドアパネルとを
一体にプレス成形したいわゆるパネルドアとされてお
り、骨格部材により構成されるドア構造については何ら
開示も示唆もされていない。本発明は、このような課題
に鑑み創案されたもので、車体全体を骨格部材(フレー
ム)により構成されたものにおいて、車体の強度や剛性
を確保するとともに、乗員の乗降性の向上を図ることが
できるようにした、自動車用車体構造を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の自動車用車体構造は、車体全体にわたって骨
格部材により構成された自動車用車体構造において、該
車体の側部骨格部材により形成された側面開口部と、該
側面開口部を形成する前部骨格部に前端部がヒンジを介
して取り付けられたフロントドアと該側面開口部を形成
する後部骨格部に後端部がヒンジを介して取り付けられ
たリヤドアとから構成される観音開き式ドアとを備えて
いることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明の自動車用車体構造
は、請求項1記載の構造において、上記車体側部骨格部
材が、アッパ部材とロア部材とが結合して構成され、上
記リヤドアに、該リヤドアの上端部及び下端部に設けら
れ該リヤドアを該アッパ部材及び該ロア部材に閉鎖状態
で固定するストッパ機構と、該ストッパ機構に接続され
て該側面開口部への固定を解除するストッパ機構解除手
段とが設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明の自動車用車体構造
は、請求項1又は2記載の構造において、上記フロント
ドア及び上記リヤドアの閉鎖状態で、該フロントドア後
端部が該リヤドアの前端部に外方から重ね合わされるよ
うに構成されていることを特徴としている。請求項4記
載の本発明の自動車用車体構造は、請求項3記載の構造
において、上記リヤドアの前端部が高剛性骨格により構
成されていることを特徴としている。
【0013】請求項5記載の本発明の自動車用車体構造
は、請求項1〜4のいずれかに記載の構造において、上
記フロントドアに、上記リヤドアを閉じた状態で該フロ
ントドアの後端部を該リヤドアの前端部に固定するドア
ロック機構と、該ドアロック機構を解除するドアロック
解除機構とが設けられていることを特徴としている。請
求項6記載の本発明の自動車用車体構造は、請求項1〜
5のいずれかに記載の構造において、上記フロントドア
は、上記リヤドアよりも大きく成形されていることを特
徴としている。
【0014】好ましくは、上記車体及び上記フロントド
ア,リヤドアを構成する各骨格部材は、押出材により形
成する。
【0015】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の実施の
形態について説明すると、図1〜図10は本発明の一実
施形態にかかる自動車用車体構造を示すものであり、こ
れらの図に基づいて説明する。本実施形態にかかる自動
車用車体構造は、車体全体を骨格部材(フレーム)によ
り構成された骨格構造(フレーム構造)に関し、車体構
造を構成する骨格部材は、車両の軽量化を図るべく、全
てアルミニウム材(アルミニウム合金)により形成され
ている。
【0016】まず、この車体構造について、図7〜10
を参照しながら説明する。なお、本実施形態にかかる車
体構造は、電気自動車に用いられるものである。図7は
自動車用のドアが取り付けられる車体の分解斜視図であ
る。図7において、1は車体であり、この車体1の左右
両側部下方には車体1の前後方向に延びるサイドメンバ
ロア(車体側部骨格部材のロア部材)2,2が、車体1
の左右両側部上方には車体1の前後方向に延びるサイド
メンバアッパ(車体側部骨格部材のアッパ部材)3,3
がそれぞれ備えられる。
【0017】これらのサイドメンバロア2,2,サイド
メンバアッパ3,3は、いずれもアルミニウム材(アル
ミニウム合金)の押出成形により形成された押出材を曲
げ加工したものである。サイドメンバロア2,2の場
合、その前端部2a,2a及び後端部2b,2bは、図
8に示すように、曲げ加工を施した後に、その下部を切
断することによって形成される。なお、図8では、説明
の便宜上、サイドメンバロア2,2の前端部2aのみ示
しており、図中、破線は切断前の前端部2aの形状を示
している。また、サイドメンバロア2,2の下側には、
後述するバッテリ収納部12が結合されており、説明を
わかり易くするために、斜線を付している。
【0018】また、サイドメンバロア2,2は、その強
度及び剛性を高くすべく、フロントサイドメンバとリヤ
サイドメンバとが一体となった構造になっている。この
ようにして形成されたサイドメンバロア2,2の前端部
2a,2a及び後端部2b,2bは、自動車の正面衝突
時における衝撃力を吸収するエネルギ吸収部としての役
割を果たすことになる。また、断面特性(断面2次モー
メント等にかかる特性)が車両の中央部に向って徐々に
大きくなるように構成されて車室側面における剛性が高
められており、車両の側面衝突に対応できるようになっ
ている。なお、押出材の断面を決定するにあたっては、
CAE等によって必要な断面特性を求めることにより行
なう。
【0019】一方、サイドメンバアッパ3,3は、特に
切断は行なっていないが、3次元曲げにより形成されて
いる。そして、サイドメンバロア2,2には、サイドメ
ンバアッパ3,3が溶接等により結合されている。つま
り、サイドメンバロア2,2の前端部2a,2a近傍と
サイドメンバアッパ3,3の前端部3a,3aとは結合
部材32,32を介して結合されるとともに、サイドメ
ンバロア2,2の後端部2b,2b及びサイドメンバア
ッパ3,3の後端部3b,3bも結合部材33,33を
介して結合され、サイドメンバロア2,2とサイドメン
バアッパ3,3とから側面開口部が形成される。
【0020】さらに、これらのサイドメンバロア2,2
とサイドメンバアッパ3,3との間の側面開口部であっ
て、その前方側には斜材(前部車体骨格部)4,4が溶
接等により結合されている。なお、斜材4,4は、押出
成形による押出材として構成される。また、斜材4,4
の間にも、クロスメンバ27が溶接等により結合されて
おり、剛性を高めるようにしている。
【0021】これらのサイドメンバロア2,2,サイド
メンバアッパ3,3及び斜材4,4によって、車体1の
側面の骨格が構成され、これらによって形成された側面
開口部に、これに後述するフロントドア40及びリヤド
ア50が取り付けられる。なお、特に、サイドメンバロ
ア2,2及びサイドメンバアッパ3,3から構成される
骨格構造を、外骨格構造という。
【0022】さらに、これらのサイドメンバロア2,2
の間には、図7に示すように、クロスメンバ5〜11が
結合されている。特に、クロスメンバ6は上述の結合部
材32,32を介してサイドメンバロア2,2及びサイ
ドメンバアッパ3,3と結合され、クロスメンバ11は
上述の結合部材33,33を介してサイドメンバロア
2,2及びサイドメンバアッパ3,3と結合される。ま
た、クロスメンバ5は結合部材34を介してサイドメン
バロア2,2に取り付けられ、クロスメンバ10は結合
部材35を介してサイドメンバロア2,2に取り付けら
れている。なお、クロスメンバ7,8,9は、サイドメ
ンバロア2,2に溶接等により結合されている。
【0023】また、クロスメンバ6の下方には、図示し
ないフロントサスペンションが設置されており、クロス
メンバ6にサスペンションからの入力点が位置してい
る。また、サイドメンバロア2,2の間であってクロス
メンバ7〜9の下側には、図7に示すように、電気自動
車用のバッテリを収納するバッテリ収納部12が結合さ
れている。なお、バッテリ収納部12の上面は、車体1
のフロア面12aを構成する。
【0024】つまり、このバッテリ収納部12は、図9
に示すように、複数の中空状の押出材12b,12c,
12dによって構成され、この押出材12b,12c,
12dの中空部に図示しないバッテリを挿入することに
よって収容するようになっている。なお、図9は、図7
のX−X矢視断面に相当し、説明の便宜上、車体1の一
側(左側)のみを示しているが、他側(右側)も、これ
と対称に形成されている。また、図中、押出材12b,
12c,12dの中空部に斜線を付しているのは、説明
を分かり易くするためである。なお、押出材12bはサ
イドシルと兼用される。
【0025】また、押出材12cと押出材12dとの間
には、車体1の前後方向に延びるシャシメンバ13が結
合されている。つまり、シャシメンバ13は、バッテリ
収納部12と一体に構成されている。また、シャシメン
バ13も押出材として構成される。なお、ここでは、車
体1の片側のみを示しているため、シャシメンバ13は
1つだけ示されているか、実際には、左右対称になるよ
うに、2つのシャシメンバ13,13が結合されてい
る。
【0026】また、バッテリ収納部12の両側面には、
モール38,38が取り付けられており、このモール3
8,38及びサイドメンバロア2,2の表面はエクステ
リアとして利用される。そして、図7に示すように、こ
れらのシャシメンバ13,13には、その前端部13
a,13aに結合部材35を介してフロントクロスメン
バ14が取り付けられている。また、フロントクロスメ
ンバ14の上端部14a,14aはサイドメンバロア
2,2の前端部2a,2a等に結合部材34を介して取
り付けられている。
【0027】また、シャシメンバ13,13の後端部1
3b,13bには、結合部材36を介してリヤクロスメ
ンバ15が取り付けられている。また、リヤクロスメン
バ15の上端部15a,15aはサイドメンバロア2,
2の後端部2b,2b等に結合部材33を介して取り付
けられている。さらに、シャシメンバ13,13の間に
は、これらを連結するように、その前端側に連結部材1
6が取り付けられている。
【0028】また、クロスメンバ9とクロスメンバ10
との間には、図7に示すように、パネル状のリヤフロア
フロント17がプラグ溶接等により結合されている。リ
ヤフロアフロント17の前縁はクロスメンバ9の上面
に、後縁はクロスメンバ10の上面に結合されるが、リ
ヤフロアフロント17の側部はフランジ部材18,1
9,20を介してサイドメンバロア2,2の内側面にプ
ラグ溶接等により結合されている。なお、図7は分解斜
視図であるが、リヤフロアフロント17の取付状態の説
明を分かり易くするため、サイドメンバロア2,2等を
重複して示している。
【0029】さらに、クロスメンバ10とクロスメンバ
11との間には、図7に示すように、パネル状のリヤフ
ロアリヤ22がプラグ溶接により結合されている。な
お、図7は分解斜視図であるが、リヤフロアリヤ22の
取付状態の説明を分かり易くするため、サイドメンバロ
ア2,2等を重複して示している。ところで、サイドメ
ンバアッパ3,3の間には、ルーフクロスメンバ23〜
26が溶接等により結合されており、このルーフクロス
メンバ23〜26及びサイドメンバアッパ3,3から車
体1のルーフ部分の骨格が構成され、図示しないダッシ
ュパネル,フロントガラス28,ルーフパネル29,リ
ヤガラス30及びリヤドア31が取り付けられる。
【0030】以下、各パネルやガラスのサイドメンバア
ッパ3,3への取付構造について説明し、その後に、ル
ーフクロスメンバ23〜26への取付構造について説明
する。まず、クロスメンバ6とルーフクロスメンバ23
との間には、図示しないダッシュパネルが取り付けられ
る。
【0031】また、ルーフクロスメンバ23とルーフク
ロスメンバ24との間には、図7に示すように、フロン
トガラス28が取り付けられる。つまり、フロントガラ
ス28はその周縁部を、ルーフクロスメンバ23,ルー
フクロスメンバ24及びサイドメンバアッパ3,3の表
面に接着されて取り付けられる。ここで、フロントガラ
ス28のサイドメンバアッパ3,3への取付状態につい
て説明すると、図10(A)はフロントガラス28のキ
ャンバの大きい部分の取付状態を示す断面図であって、
図7のA−A矢視断面図であり、図10(B)はフロン
トガラス28のキャンバの小さい部分の断面図であっ
て、図7のB−B矢視断面図である。
【0032】図10(A),(B)に示すように、フロ
ントガラス28は、サイドメンバアッパ3,3の上端部
に車両のエクステリアとなる外表面よりも窪むように形
成されたフランジ部3A,3Aに、接着剤37により接
着されており、フロントガラス28とサイドメンバアッ
パ3,3との間にはモール39が取り付けられている。
【0033】このように、フロントガラス28にはキャ
ンバの大きい部分と小さい部分とがあるため、フロント
ガラス28を基準にフランジ部3A,3Aの面を合わせ
るようにしている。また、クロスメンバ24とクロスメ
ンバ25との間には、図7に示すように、ルーフパネル
29がプラグ溶接により結合されている。つまり、ルー
フパネル29の周縁部に形成されたフランジ部29Aは
ルーフクロスメンバ24,ルーフクロスメンバ25及び
サイドメンバアッパ3,3の表面にプラグ溶接により結
合されている。なお、このルーフパネル29はプレス加
工によりパネル形状に形成されている。
【0034】ここで、図10(C)はルーフパネル29
のサイドメンバアッパ3,3への取付状態を示す断面図
であり、図7のC−C矢視断面図である。この図10
(C)に示すように、ルーフパネル29のフランジ部2
9A,29Aをサイドメンバアッパ3,3の上端部にや
や窪むように形成されたフランジ部3A,3Aにプラグ
溶接し、その上からモール39が取り付けられている。
【0035】また、ルーフクロスメンバ25とルーフク
ロスメンバ26との間には、アクリル製のリヤガラス3
0が接着されている。つまり、リヤガラス30の周縁部
が、ルーフクロスメンバ25,ルーフクロスメンバ26
及びサイドメンバアッパ3,3の表面に接着されてい
る。ここで、図10(D),(E)はリヤガラス30の
サイドメンバアッパ3,3への取付状態を示す断面図で
ある。図10(D)はリヤガラス30のキャンバの大き
い場合のものであって、図10(D)は図7のD−D矢
視断面図である。また、図10(E)はリヤガラス30
のキャンバの小さい場合のものであって、図7のE−E
矢視断面図である。
【0036】この図10(D),(E)に示すように、
リヤガラス30の縁部がサイドメンバアッパ3,3の上
端部にやや窪むように形成されたフランジ部3A,3A
に接着剤37により接着されており、リヤガラス30と
サイドメンバアッパ3,3との間にはモール39が取り
付けられている。このようにリヤガラス30は、その取
付位置によってキャンバの大きさが異なるため、サイド
メンバアッパ3,3のフランジ部3A,3Aの面が合わ
ない場合は、接着剤37により補正する。
【0037】また、ルーフクロスメンバ26とクロスメ
ンバ11との間には、リヤパネル31がプラグ溶接によ
り結合されている。つまり、リヤパネル31の周縁部に
形成されたフランジ部31Aはルーフクロスメンバ2
6,クロスメンバ11及びサイドメンバアッパ3,3の
表面にプラグ溶接により結合されている。なお、このリ
ヤパネル31はプレス加工によりパネル形状に形成され
ている。
【0038】ここで、図10(F)はリヤパネル31の
サイドメンバアッパ3,3への取付状態を示す断面図で
あり、図7のF−F矢視断面図である。この図10
(F)に示すように、リヤパネル31のフランジ部31
A,31Aをサイドメンバアッパ3,3の上端部にやや
窪むように形成されたフランジ部3A,3Aにプラグ溶
接し、その上からモール39が取り付けられている。な
お、リヤパネル31のフランジ部31A,31Aがサイ
ドメンバアッパ3,3のフランジ部3A,3Aの形状に
適合しない場合は、リヤパネル31のフランジ部31
A,31Aにより補正する。
【0039】次に、ルーフクロスメンバ23〜26への
取付構造について説明する。図10(G)はフロントガ
ラス28及びルーフパネル29のルーフクロスメンバ2
4への取付状態を示す図である。図10(G)に示すよ
うに、ルーフクロスメンバ24の表面に、フロントガラ
ス28の縁部を接着剤37により接着するとともに、ル
ーフパネル29の端部に形成されたフランジ部29Aを
プラグ溶接するようにしている。さらに、フロントガラ
ス28及びルーフパネル29の上には、モール38が取
り付けられている。
【0040】なお、ここでは、ルーフクロスメンバ24
への取付構造のみ説明したが、ルーフクロスメンバ2
3,25,26への取付構造についても同様である。ま
た、モール39の取付状態は、図10(H)に示すよう
になっている。上述のように構成されるサイドメンバロ
ア2,2,サイドメンバアッパ3,3,斜材4,クロス
メンバ5〜11,バッテリ収納部12,シャシメンバ1
3,フロントクロスメンバ14,リヤクロスメンバ1
5,ルーフクロスメンバ23〜26,クロスメンバ27
は、いずれも骨格部材(フレーム)に相当する。
【0041】本実施形態における自動車用車体構造は、
その骨格が上述のように構成されており、このような車
体に、図1に示すように、ドアが取り付けられる。ここ
で、このドアの構造について説明する。図1において、
40はフロントドアであり、その前端部が車体1の前部
骨格部を構成する斜材4にヒンジ63,64を介して取
り付けられている。また、50はリヤドアであり、その
後端部がサイドメンバアッパ3,3の後端部3b,3b
近傍にヒンジ51,52を介して取り付けられている。
なお、本実施形態では、サイドメンバアッパ3,3の後
端部3b,3b近傍が、後部骨格部を構成する。
【0042】このようにして車体1に取り付けられたフ
ロントドア40とリヤドア50とから観音開き式ドア7
0が構成される。まず、フロントドア40について説明
すると、図2(a)はフロントドア40を示す模式的な
正面図、図2(b)はその模式的な側面図である。フロ
ントドア40は、図2(a)に示すように、フロントド
アフレーム41とフロントドア本体部を構成するフロン
トドア本体フレーム42とから構成される。
【0043】フロントドアフレーム41は、上部フレー
ム41aと下部フレーム41bとからなり、上部フレー
ム41aの各下端部と下部フレーム41bの各上端部と
が溶接等により結合されている。また、フロントドア本
体フレーム42は、図2(b)中、断面で示すように、
押出成形によって中空状に形成されている。また、その
下端部には半円筒状の断面を有するように拡張されて板
厚も増大されたインパクトバー部42aが形成されてお
り、このインパクトバー部42aによって側面衝突時に
おける衝撃力を吸収できるようになっている。
【0044】このフロントドア本体フレーム42は、図
2(a)に示すように、フロントドアフレーム41の内
周面に結合されている。なお、図2(a)中、フロント
ドア本体フレーム42の部分に斜線を付するようにして
いるのは、説明を分かり易くするためであり、インパク
トバー部42aに相当する部分には、細かい斜線を付す
るようにしている。また、フロントドア本体フレーム4
2とフロントドアフレーム41の下部フレーム41bと
を覆うように外板47が取り付けられており、フロント
ドア本体フレーム42の上縁部及びフロントドアフレー
ム41の上部フレーム41aには、フロントドア用ガラ
ス46が接着されている。
【0045】また、フロントドア本体フレーム42の後
端略中央部には、図6に示すように、ラッチ・ストライ
カ43が取り付けられており、一方、リヤドアフレーム
53には、ラッチ・ピン61がブラケット60を介して
取り付けられている。そして、ラッチ・ストライカ43
が、ラッチ・ピン61に係止することによって、リヤド
ア50を閉じた状態でフロントドア40をリヤドア50
に固定(ロック)できるようになっている。
【0046】なお、ラッチ・ストライカ43とラッチ・
ピン61とによってフロントドア40の後端部とリヤド
ア50の前端部とがロックされるようになっているた
め、これらをドアロック機構という。また、このラッチ
・ストライカ43は、ドアロック解除機構としてのフロ
ントドア用ドアノブ44に接続されており、このフロン
トドア用ドアノブ44によってラッチ・ストライカ43
を開くことができるようになっている。
【0047】なお、図6は、図1のC−C矢視断面図で
ある。また、図6中、59はウェザストリップである。
また、フロントドアフレーム41にはフロントドア用ガ
ラス46が接着されており、リヤドアフレーム53には
リヤドア用ガラス55が接着されている。なお、図1
中、45はドアロック解除機構としてのインナハンドル
であり、このインナハンドル45もラッチストライカ4
3と接続されている。
【0048】一方、リヤドア50は、図3に示すよう
に、リヤドアフレーム53と外板54等から構成され
る。リヤドアフレーム53は、上部フレーム53aと下
部フレーム53bとからなり、上部フレーム53aの各
下端部と下部フレーム53bの各上端部とが溶接等によ
り結合されている。また、これらのフレーム53a,5
3bは、押出成形によって中空状に形成されている。
【0049】そして、リヤドアフレーム53の下部フレ
ーム53b部分の外側に外板54が取り付けられ、リヤ
ドアフレーム53の上部フレーム53aの外側にリヤド
ア用ガラス55が接着剤37によって接着されている。
このリヤドアフレーム53の直線状の前端部53cは、
図3に示すように、リヤドアフレーム53の他の部分よ
りも断面特性が大きくなるように形成されており、高剛
性のフレーム(高剛性骨格)として構成されている。
【0050】ここで、図4はリヤドア50に取り付けら
れている係合部材について説明するための模式図であ
り、図1のA−A矢視断面図である。図4に示すよう
に、リヤドアフレーム53の前端部53cの内側面上端
部には、リヤドア50を閉鎖状態でサイドメンバアッパ
3に固定する係合部材57が取り付けられている。係合
部材57は、先端部を傾斜面57dを有するくさび状に
形成された突出部57aと、この突出部57aの下部を
収容するケース57cと、ケース57c内に内蔵された
バネ57bとを備えており、突出部57aはケース57
cに案内されて上下方向(図中、矢印方向)に移動でき
るようになっている。
【0051】また、突出部57aはバネ57bにより上
方へ付勢されている。一方、サイドメンバアッパ3の下
縁には、ストッパ部材58が下方へ向けて突設されてい
る。このストッパ部材58の先端もくさび状に形成さ
れ、傾斜面58aを備えている。これらの係合部材57
とストッパ部材58とからストッパ機構が構成される。
【0052】これにより、リアドア50を閉める時に
は、突出部57aの傾斜面57dがストッパ部材58の
傾斜面58aに当接して、この傾斜面58a上を摺動し
ながら、突出部57aはバネ57bの付勢力に抗しなが
ら下方向に排動される。そして、さらにリアドア50が
閉まり、突出部57aがストッパ部材58の内方に進入
すると、傾斜面58aの拘束から開放されて、突出部5
7aは、バネ57bによって上方向に戻されて、その外
面57eをストッパ部材58の内面58bに当接するよ
うになって、リヤドア50を閉じた状態に固定できるよ
うになっている。
【0053】また、ストッパ機構を構成する突出部57
aは、ワイヤ65を介してストッパ機構解除手段として
のリヤドア用ドアノブ62に接続されており、このリヤ
ドア用ドアノブ62によって、突出部57aを下方向に
移動させて、リヤドア50のサイドメンバアッパ3,3
への固定を解除できるようになっている。なお、リヤド
ア用ドアノブ62は、リヤドア50の内側のみに設けら
れている。
【0054】このようにリヤドアフレーム53の上端部
に取り付けられている係合部材57は、リヤドアフレー
ム53の下端部にも同様に取り付けられている。なお、
図4中、59はウェザーストリップであり、リヤドアフ
レーム53の外周に沿って取り付けられている。このよ
うなフロントドア40とリヤドア50とから観音開き式
のドア70が構成され、フロントドア40及びリヤドア
50を閉めた状態では、図5に示すように、フロントド
アフレーム41の後端部がリヤドアフレーム53の前端
部53cに外方から重合し、フロントドアフレーム41
の後端部に取り付けられたウェザストリップ59の内面
がリヤドアフレーム53の前端部53c外面と圧接し、
車体1の側面開口部が完全に閉鎖するようになってい
る。
【0055】なお、本実施形態では、フロントドア40
が主要なドアであり、また、リヤドア50の内方の車室
内後部は荷室になっているため、リヤドア50よりも大
きく成形されている。また、骨格部材としてのサイドメ
ンバアッパ等、フロントドア40を構成する骨格部材と
してのフロントドアフレーム等、リヤドア50を構成す
る骨格部材としてのリヤドアフレームは、上述したよう
に、押出材として成形され、さらに、これらの骨格部材
(フレーム)、即ち、フロントドアフレーム41 フロ
ントドア本体フレーム42,リヤドアフレーム53は、
軽量化を図るため、アルミニウムにより形成されてい
る。
【0056】本発明の一実施形態としての自動車用車体
構造は、上述のように構成されるため、以下のような作
用及び効果がある。つまり、本実施形態の車体構造を有
する自動車では、乗員はフロントドア用ドアノブ44又
はインナハンドル45によってラッチ・ストライカ43
を開いてフロントドア40を開け、乗り降りすることが
できる。
【0057】また、乗員は、フロントドア用ドアノブ4
4又はインナハンドル45によってラッチ・ストライカ
43を開いてフロントドア40を開け、次に、リヤドア
用ドアノブ62によってリヤドア50の固定を解除して
リヤドア50を開け、車室内後部の荷室から荷物の出し
入れをすることができる。また、本実施形態の車体構造
を有する自動車の側面衝突時には、その衝撃力はフロン
トドア40のインパクトバー部42aに作用することに
なり、このインパクトバー部42aにより車室内側が保
護される。このとき、インパクトバー部42aの前端側
は、フロントドア40の取り付けられている斜材4を介
して、剛性の高いサイドメンバロア2,サイドメンバア
ッパ3に支持され、インパクトバー部42aの後端側
は、フロントドア40の後端部に取り付けられたウェザ
ストリップ59を介して、リヤドア50の剛性の高い前
端部53cに支持される。さらに、リヤドアフレーム5
3の前端部53cはその上下端をリヤドア50の外周に
取り付けられたウェザストリップ59を介して剛性の高
いサイドメンバロア2,サイドメンバアッパ3に支持さ
れる。
【0058】このように、剛性の高いサイドメンバアッ
パ3とサイドメンバロア2等により側面開口部の骨格を
構成することにより、車体側面部の強度や剛性、さらに
は、車体の強度や剛性を確保しながら、観音開き式のド
ア70とすることができ、車両の安全性や耐久性を十分
に確保しながら、車体1の側面開口部を広くして、乗員
の乗降性を向上させることができるという利点がある。
【0059】特に、側面衝突に対しては、上述のよう
に、フロントサイドメンバとリヤサイドメンバとを一体
形成されたサイドメンバロア2とフロントドア本体部4
2のインパクトバー部42aとが主体となって、安全性
を十分に確保することができるという利点もある。さら
に、リヤドアフレーム53の前端部53cを高剛性骨格
により構成し、フロントドアフレーム41の後端部をこ
のリヤドアフレーム53の前端部53cに外方から重合
させることで、車体側部の強度及び剛性を大きく高める
ことができ、側面衝突時における安全性の向上に大きく
寄与しうるという利点もある。
【0060】また、リヤドア50は、フロントドア40
を開けなければ開かない構造になっており、逆に、フロ
ントドア40はリヤドア50が閉まっていなければ閉ま
らない構造になっているため、走行中にリヤドア50が
開いてしまうようなことがなく、安全性が高いという利
点もある。また、乗員の乗り降りに際して主要なドアと
なるフロントドア40を大きく成形することにより、乗
員の乗降性を向上させることができるという利点もあ
る。
【0061】また、車体1を構成する骨格部材、フロン
トドア40やリヤドア50を構成する骨格部材をアルミ
ニウムを押出成形することにより構成するようにしてい
るため、車両の軽量化を図ることができるという利点も
ある。さらに、フロントドア40には、インパクトバー
部42aが一体成形されており、インパクトバーを別部
材として取り付ける必要がないため、部品点数を減らす
ことができ、また、取付工数を軽減することができると
いう利点もある。
【0062】また、リヤドア50を車体1の側面に設
け、このリヤドア50から荷室への荷物の出し入れがで
きるので、バックドア(ゲート)を取り付ける必要がな
く、開閉自在のバックドアを取り付けることによる車体
1の強度や剛性の低下を招くことがないため、車体1を
より強固にすることができるという利点もある。また、
リヤドア50から容易に荷物の出し入れを行なえるの
で、バックドア(車体後面側のドア)を設ける必要がな
く、部品点数の削減と車体構造の簡素化を図ることがで
きるという利点がある。この場合、部品点数の削減によ
りコスト低減を図ることができるという利点もある。
【0063】なお、本実施形態の自動車用車体構造で
は、前部骨格部としての斜材4を、車体側部骨格部材の
アッパ部材としてのサイドメンバアッパ3と別部材とし
て設けるようにしているが、サイドメンバアッパ3やサ
イドメンバロア2の形状を変えて、その一部が前部骨格
部としての斜材4として機能するように構成してもよ
い。
【0064】また、本実施形態の自動車用車体構造で
は、サイドメンバアッパ3,3の後端部3b,3b近傍
が後部骨格部を構成するようにしており、後部骨格部を
車体側部骨格部材のアッパ部材としてのサイドメンバア
ッパ3,3と一体として形成するようにしているが、後
部骨格部として別部材を設けるようにしてもよい。さら
に、本実施形態の自動車用車体構造では、電気自動車に
用いられるものとして説明しているが、これに限られる
ものではなく、通常の自動車にも用いることができる。
【0065】また、本実施形態の自動車用車体構造で
は、車室内後部は荷室としているが、後部座席を設ける
ようにしてもよい。この場合、フロントドア40及びリ
ヤドア50の双方を開放することができるため、後部座
席への乗降性を向上させることができる。また、本実施
形態の自動車用車体構造は、材料をアルミニウム系材料
に限定されるものではなく、種々の材料を適用できる
が、アルミニウム系材料のように成形性のよいものが好
ましい。
【0066】また、リヤドアフレーム53の前端部53
aは、断面の大きさを大きくして断面特性を上げて高剛
性化させているが、リヤドアフレーム53の前端部53
aの高剛性化はこれに限らず、この部分を肉厚にした
り、より剛性の高い材料を部分的に用いることなども考
えられる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の自動車用車体構造によれば、車体側部骨格部材の
アッパ部材とロア部材とから側面開口部の骨格を構成す
ることにより、車体の強度や剛性を確保することができ
る一方、観音開き式のドアとすることにより、車体の側
面開口部を広くすることができ、乗員の乗降性を向上さ
せることができるという利点がある。請求項2記載の本
発明の自動車用車体構造によれば、走行中にリヤドアが
開いてしまうようなことがなく、安全性が高いという利
点がある。
【0068】請求項3記載の本発明の自動車用車体構造
によれば、車体側部の強度及び剛性を高めることができ
るため、側面衝突時における安全性を高めることができ
るという利点がある。請求項4記載の本発明の自動車用
車体構造によれば、車体側部の強度及び剛性をより高め
ることができるため、側面衝突時における安全性を確実
に高めることができるという利点がある。
【0069】請求項5記載の本発明の自動車用車体構造
によれば、走行中にリヤドアが開いてしまうようなこと
がなく、安全性が高いという利点がある。請求項6記載
の本発明の自動車用車体構造によれば、乗員の乗り降り
に際して主要なドアとなるフロントドアを大きく成形す
ることにより、乗員の乗降性を向上させることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
における車体にドアを取り付けた状態を示す模式的な側
面図である。
【図2】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
におけるフロントドアを示す模式図であり、(a)はそ
の正面図、(b)はその側面図〔図2(a)Y−Y矢視
断面図〕である。
【図3】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
におけるリヤドアを示す模式的な側面図である。
【図4】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
におけるストッパ機構及びストッパ機構解除手段を説明
するための模式図であり、図1のA−A矢視断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
におけるフロントドア及びリヤドアの閉鎖状態を模式図
であり、図1のB−B矢視断面図である。
【図6】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
におけるドアロック機構及びドアロック解除機構を説明
するための模式図であり、図1のC−C矢視断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
における車体を説明するための模式的な分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
の車体側部骨格部材のロア部材としてのサイドメンバロ
アを説明するための模式図である。
【図9】本発明の一実施形態としての自動車用車体構造
のフロア部を構成するバッテリ収納部を説明するための
模式図である。
【図10】本発明の一実施形態としての自動車用車体構
造におけるパネルやガラス等の取付構造を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
1 車体 2 サイドメンバロア(車体側部骨格部材のロア部材) 2a サイドメンバロアの前端部 2b サイドメンバロアの後端部 3 サイドメンバアッパ(車体側部骨格部材のアッパ部
材) 3a サイドメンバアッパの前端部 3b サイドメンバアッパの後端部(後部骨格部) 3A サイドメンバアッパのフランジ部 4 斜材(前部骨格部) 5〜11 クロスメンバ(骨格部材) 12 バッテリ収納部(骨格部材) 12a フロア面 12b,12c,12d 押出材 13 シャシメンバ(骨格部材) 13a シャシメンバの前端部 13b シャシメンバの後端部 14 フロントクロスメンバ(骨格部材) 14a フロントクロスメンバの上端部 15 リヤクロスメンバ(骨格部材) 15a リヤクロスメンバの上端部 16 連結部材 17 リヤフロアフロント 18,19,20 フランジ部材 22 リヤフロアリヤ 23〜26 ルーフクロスメンバ(骨格部材) 27 クロスメンバ(骨格部材) 28 フロントガラス 29 ルーフパネル 29A ルーフパネルのフランジ部 30 リヤガラス 31 リヤドア 31A リヤパネルのフランジ部 32〜36 結合部材 37 接着剤 38,39 モール 40 フロントドア 41 フロントドアフレーム(骨格部材) 41a フロントドアフレームの上部フレーム 41b フロントドアフレームの下部フレーム 42 フロントドア本体フレーム(骨格部材) 42a インパクトバー部 43 ラッチ・ストライカ(ドアロック機構) 44 フロントドア用ドアノブ(ドアロック解除機構) 45 インナハンドル(ドアロック解除機構) 46 フロントドア用ガラス 47 外板 50 リヤドア 51,52 ヒンジ 53 リヤドアフレーム(骨格部材) 53a リヤドアフレームの上部フレーム 53b リヤドアフレームの下部フレーム 53c リヤドアフレームの直線部 54 外板 55 リヤドア用ガラス 57 係合部材(ストッパ機構) 57a 突出部 57b バネ 57c ケース 57d 傾斜面 57e 外面 58 ストッパ部材(ストッパ機構) 58a 傾斜面 58b 内面 59 ウェザストリップ 60 ブラケット 61 ラッチ・ピン(ドアロック機構) 62 リヤドア用ドアノブ(ストッパ機構解除手段) 63,64 ヒンジ 65 ワイヤ 70 観音開き式ドア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体全体にわたって骨格部材により構成
    された自動車用車体構造において、 該車体の側部骨格部材により形成された側面開口部と、 該側面開口部を形成する前部骨格部に前端部がヒンジを
    介して取り付けられたフロントドアと該側面開口部を形
    成する後部骨格部に後端部がヒンジを介して取り付けら
    れたリヤドアとから構成される観音開き式ドアとを備え
    ていることを特徴とする、自動車用車体構造。
  2. 【請求項2】 上記車体側部骨格部材が、アッパ部材と
    ロア部材とが結合して構成され、 上記リヤドアに、該リヤドアの上端部及び下端部に設け
    られ該リヤドアを該アッパ部材及び該ロア部材に閉鎖状
    態で固定するストッパ機構と、 該ストッパ機構に接続されて該側面開口部への固定を解
    除するストッパ機構解除手段とが設けられていることを
    特徴とする、請求項1記載の自動車用車体構造。
  3. 【請求項3】 上記フロントドア及び上記リヤドアの閉
    鎖状態で、該フロントドア後端部が該リヤドアの前端部
    に外方から重ね合わされるように構成されていることを
    特徴とする、請求項1又は2記載の自動車用車体構造。
  4. 【請求項4】 上記リヤドアの前端部が高剛性骨格によ
    り構成されていることを特徴とする、請求項3記載の自
    動車用車体構造。
  5. 【請求項5】 上記フロントドアに、上記リヤドアを閉
    じた状態で該フロントドアの後端部を該リヤドアの前端
    部に固定するドアロック機構と、該ドアロック機構を解
    除するドアロック解除機構とが設けられていることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用車
    体構造。
  6. 【請求項6】 上記フロントドアは、上記リヤドアより
    も大きく成形されていることを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれかに記載の自動車用車体構造。
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