JPH10100846A - 車両側部のエネルギ吸収構造 - Google Patents

車両側部のエネルギ吸収構造

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JPH10100846A
JPH10100846A JP8255705A JP25570596A JPH10100846A JP H10100846 A JPH10100846 A JP H10100846A JP 8255705 A JP8255705 A JP 8255705A JP 25570596 A JP25570596 A JP 25570596A JP H10100846 A JPH10100846 A JP H10100846A
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JP
Japan
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seat
seat back
airbag
vehicle
deployment
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Application number
JP8255705A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Iwaki
徹浩 岩木
Masato Hirokawa
正人 廣川
Shinji Kajimoto
進士 梶本
Hideaki Tanaka
英昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバック3がシートクッション2上に倒
伏したときに上面が略水平状態になるように構成された
シート1と、エアバッグ24がそのシートバック3とシ
ートクッション2との間の空間に展開するように配設さ
れたエアバッグユニット21とを備えた車両側部のエネ
ルギ吸収構造に対して、シートバック3が倒伏状態にあ
るときには、エアバッグ24によるシートバック3の起
立や跳上がりを防止して、そのシート1よりも後方のシ
ートに座っている乗員の安全性を向上させる。 【解決手段】 シートバック3の倒伏状態でエアバッグ
24の展開を禁止する展開禁止手段を設け、その展開禁
止手段は、シートバック3の倒伏動に伴いエアバッグユ
ニット21への展開信号ラインをカットするスイッチ6
0とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両側部のエネル
ギ吸収構造に関し、特にシートバックがシートクッショ
ン上に倒伏自在に設けられてなるシートを備えたものの
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開平6−64491号公
報に示されているように、シート内の側部にエアバッグ
ユニットを配設し、車体側部への衝突時に乗員の側方で
かつシートバックとシートクッションとの間の空間にエ
アバッグを展開させ、その展開したエアバッグで側突の
エネルギを吸収して乗員の胸部を保護するようにするこ
とが提案されている。また、シート側方のサイドドア等
にエアバッグユニットを配設して側突から乗員を保護す
ることも知られている。
【0003】一方、シートバックがシートクッション上
に倒伏自在となるように構成されたシートは従来からよ
く知られており、特に、近年、シートバックがシートク
ッション上に倒伏したときに上面が略水平状態になるよ
うに構成して、シートバックをテーブルとして使用する
ことができるようにしたシートが知られている。
【0004】さらに、例えば特開昭63−255153
号公報や特開平3−109148号公報に示されている
ように、シートに乗員が座っていない場合やシートが対
座状態にある場合に、エアバッグの展開を阻止するよう
にすることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シート
のように、シートバックがシートクッション上に倒伏自
在となるように構成されたシートを備えたものにおい
て、上記前者の提案例(特開平6−64491号公報)
のように、そのシートやサイドドア等にエアバッグユニ
ットを配設し、エアバッグがそのシートバックとシート
クッションとの間の空間に展開するようにして乗員を側
突から保護しようとする場合、シートバックが倒伏状態
にあるときにエアバッグが展開すると、シートバックが
エアバッグの展開圧によって跳上げられる虞れがある。
特にシートバックをテーブルとして使用することができ
るものでは、そのテーブル上に物を置くことがあり、そ
のシートよりも後方のシートに座っている乗員の安全性
を向上させる余地がある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記倒伏自在のシート
に座っている乗員を側突から保護する場合に、上記後者
の提案例(特開昭63−255153号公報又は特開平
3−109148号公報)の考え方を利用することによ
って、そのシートのシートバックが倒伏状態にあるとき
には、エアバッグによるそのシートバックの起立や跳上
がりを防止して、そのシートよりも後方のシートに座っ
ている乗員の安全性を向上させようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、シートバックの倒伏状態で、エア
バッグの展開を禁止する展開禁止手段又はエアバッグの
展開によるシートバックの起立を阻止するロック手段を
設けるようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、シート
バックがシートクッション上に倒伏自在に設けられてな
るシートと、エアバッグが上記シートバックとシートク
ッションとの間の空間に展開するように配設されたエア
バッグユニットとを備えた車両側部のエネルギ吸収構造
を前提とする。
【0009】そして、上記シートバックの倒伏状態で上
記エアバッグの展開を禁止する展開禁止手段が設けられ
ているものとする。
【0010】この発明により、シートバックの倒伏状態
でのエアバッグ展開が禁止されているので、この倒伏状
態で側突が生じても、シートバックが起立したり跳上が
ったりすることはない。そして、この倒伏状態では、こ
のシートに乗員が座っていることはないので、エアバッ
グが展開しなくても問題はない。よって、このシートよ
りも後方のシートに座っている乗員の安全性を向上させ
ることができる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、展開禁止手段は、シートバックの倒伏動に伴いエ
アバッグユニットへの展開信号ラインをカットするスイ
ッチであるものとする。
【0012】このことで、シートバックの倒伏状態で
は、スイッチによりエアバッグユニットへの展開信号ラ
インがカットされるので、簡単な構成で倒伏状態を検出
して確実にエアバッグの展開を禁止させることができ
る。よって、簡単な展開禁止手段の具体的構成が容易に
得られる。
【0013】請求項3の発明では、シートバックがシー
トクッション上に倒伏自在に設けられてなるシートと、
エアバッグが上記シートバックとシートクッションとの
間の空間に展開するように配設されたエアバッグユニッ
トとを備えた車両側部のエネルギ吸収構造を前提とす
る。
【0014】そして、上記シートバックの倒伏状態で、
上記エアバッグの展開による該シートバックの起立を阻
止するロック手段が設けられているものとする。
【0015】このことにより、エアバッグが展開したと
しても、シートバックはロック手段によってその起立を
阻止されているので、起立したり跳上がったりすること
なく倒伏状態が維持される。よって、請求項1の発明と
同様の作用効果が得られる。
【0016】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、シートバックの倒伏状態で、エアバッグの
展開による該シートバックの起立を阻止するロック手段
が設けられているものとする。
【0017】このようにすることで、展開禁止手段によ
ってシートバックの起立を阻止するように構成されてい
る場合でも、車両の走行中に振動等によりシートバック
が跳上がるのを防止することができる。よって、このシ
ートよりも後方のシートに座っている乗員の安全性をよ
り一層向上させることができる。
【0018】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明において、シートバックは、シートクッショ
ン上に倒伏したときに上面が略水平状態となるように構
成されているものとする。
【0019】このことにより、シートバックのテーブル
化による使い勝手を向上させることができる反面、この
シート後方の乗員の安全性がより一層要求されるので、
この車両側部のエネルギ吸収構造は、このようなシート
を有する場合に最適な構造となる。よって、この車両側
部のエネルギ吸収構造の有効な利用を図ることができる
と共に、このシート後方の乗員の安全性をさらに向上さ
せることができる。
【0020】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明において、エアバッグユニットは、シート内
の側部近傍部に配設されているものとする。
【0021】このようにすることで、エアバッグ展開が
シートバックの跳上げに直接作用してその跳上げ力がよ
り大きくなるので、このシート後方の乗員のより一層の
安全性が必要となる。しかし、この発明では、シートバ
ックが跳上がることはないので、シートにエアバッグを
配設しても問題は生じない。よって、請求項5の発明と
同様の作用効果を得ることができる。
【0022】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、エアバッグユニットは、シートにおいて該シート
に近いサイドドア側の側部に配設されているものとす
る。
【0023】このことで、側突によりこのシートに座っ
ている乗員とその乗員に近い側のサイドドアとの間にエ
アバッグを容易に展開させることができ、このシートの
乗員がサイドドアに衝突するのを防ぐことができる。よ
って、側突時にこのシートの乗員のより一層の安全性を
確保することができる。
【0024】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、エアバッグユニットはシートバック内に、エアバ
ッグが該シートバックの略前方側に展開するように配設
されているものとする。
【0025】この発明により、シートバックの側部は、
このシートの乗員を左右方向からサポートするための前
方に膨らんだサイドサポート部であるので、その内部の
比較的大きな空間にエアバッグユニットを配設すること
ができる。よって、このシートの乗員の座り心地性を阻
害することなくエアバッグユニットをシート内に収容す
ることができる。
【0026】請求項9の発明では、請求項7の発明にお
いて、エアバッグユニットはシートクッション内に、エ
アバッグが該シートクッションの略上方側に展開するよ
うに配設されているものとする。
【0027】このことにより、シートクッションの側部
も、このシートの乗員を左右方向からサポートするため
の上方に膨らんだサイドサポート部であるので、その内
部の比較的大きなスペースにエアバッグユニットを配置
することができる。よって、請求項8の発明と同様の作
用効果を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1及び図2は、本発明の実施形態1に
係る車両側部のエンルギ吸収構造における自動車の前席
左側のシート1を示し(尚、以下の説明では、自動車の
前後左右を単に前後左右という)、このシート1は、シ
ートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4
を有する。上記シートクッション2の左右両端部の下部
には、前後方向に延びるスライダ7,7がそれぞれ設け
られ、この各スライダ7は、前後部でレール取付部材1
0,10を介してフロアに固定した左右の各スライドレ
ール8に係合されてシート1の前後位置を調節すること
ができるようになっている。
【0029】上記ヘッドレスト4は、その下端面から突
出した2つのフレーム5,5が上記シートバック3の上
端面に形成した2つの穴にそれぞれ差し込まれてそのシ
ートバック3に取り付けられている。
【0030】上記シートクッション2の後部には、ナッ
クル部材9が左右方向に延びるリクライニング回転軸1
1を中心として回転可能に設けられ、このナックル部材
9を介してシートバック3がシートクッション2に対し
て上記リクライニング回転軸11回りに回転可能に連結
されて、シートバック3のリクライニング調整を行うこ
とができるようになっている。
【0031】このナックル部材9のシートバック3側
(上側)に延びている部分は、そのシートバック3の外
側に位置し、その更に外側には、そのナックル部材9を
覆うようにカバー部材45が設けられ、このカバー部材
45はそのナックル部材9に取付固定されている。この
ナックル部材9の上端部には、図3に詳細に示すよう
に、ロック部材46がシートバック3内部の左側部近傍
部に位置するように取付固定されている。このロック部
材46の略中心部には倒伏回転軸47が設けられ、この
倒伏回転軸47には、ロック台板48が回転可能に支持
されている。このロック台板48は、シートバック3内
の後部外周部に設けた鋼製パイプ材からなる枠状のシー
トバックフレーム13に取付固定され、シートバック3
が上記ナックル部材9及びカバー部材45に対して上記
倒伏回転軸47を中心に回転可能とされ、このシートバ
ック3はシートクッション2上に倒伏自在とされてい
る。
【0032】上記ロック台板48におけるロック部材4
6の後方近傍には、ロックレバー49が回転軸50を中
心に回転可能に支持され、そのロックレバー49の後端
部に形成した孔49aと、ロック台板48におけるその
孔49aの上方に位置する孔48aとの間には引張ばね
52が掛けられ、このロックレバー49は、ロック台板
48に形成した回転軸50を中心に図3で反時計回り方
向に回転するように付勢されている。このため、ロック
レバー49の上部は上記ロック部材46に当接するよう
にされ、シートバック3が倒伏されていない通常状態で
は、ロック部材46の後部に設けた切欠部46a内に位
置している。そして、シートバック3が倒伏回転軸47
を中心に図3で反時計回り方向(倒伏方向)に回転しよ
うとするときに、ロックレバー49の上端面がロック部
材46の切欠部46aの上端面に当接してその回転は阻
止されるようになっている。このシートバック3の通常
状態のとき、そのシートバック3は、倒伏回転軸47を
中心とする時計回り方向の回転も阻止されており、ナッ
クル部材9及びカバー部材45と一体にリクライニング
回転軸11回りに回転して、上述の如く、シートバック
3のリクライニング調整を行うことができるようになっ
ている。
【0033】上記ロックレバー49の下端部には係合孔
49bが形成され、この係合孔49bには、図示しない
が、倒伏部材の一端部が連結され、その倒伏部材の他端
部には乗員が操作可能な操作ノブが取り付けられてお
り、この操作ノブを乗員が操作することによりロックレ
バー49を時計回り方向に回転させることができるよう
になっている。このことで、ロックレバー49の上部は
ロック部材46の切欠部46a内から外れ、ロックレバ
ー49及びロック台板48が倒伏回転軸47を中心とし
て反時計回り方向に回転することができるようになり、
シートバック3が倒伏可能となる。
【0034】上記シートバック3内の前部及び左右両側
部にはパッド15が設けられ、このパッド15は、発泡
ウレタン層17とその発泡ウレタン層17のシート外側
表面側の発泡ウレタン層17よりも柔らかいウレタン層
16とからなる。このパッド15におけるウレタン層1
6のシート外側表面は、薄い布地からなる表皮材19で
覆われている。
【0035】上記シートバックフレーム13の後部には
テーブル部材55が設けられ、このテーブル部材55の
シート内側面には、その左右両側部の複数箇所に取付部
55a,55a,…が前方に突設されている。上記シー
トバックフレーム13には、この各取付部55aに対応
して複数のブラケット56,56,…が一体に固定さ
れ、上記テーブル部材55は、その各取付部55aにて
各ブラケット56にねじ57によって取付固定されてい
る。そして、このテーブル部材55のシート外側面は略
平面状とされ、図5に示すように、シートバック3がシ
ートクッション2上に当接して完全に倒伏したときに、
上面つまりテーブル部材55のシート外側面が略水平状
態となるように構成されている。このことで、上記操作
ノブの操作によりシートバック3を完全に倒伏させるこ
とで、そのシートバック3をテーブルとして使用するこ
とができるようになっている。
【0036】上記シートクッション2の左右両端部には
上方に膨らんだサイドサポート部2a,2aが、またシ
ートバック3の左右両端部には前方に膨らんだサイドサ
ポート部3a,3aがそれぞれ設けられ、乗員が左右方
向に動かないようにサポートする役目をしている。
【0037】上記シートバック3内においてそのシート
1に近いサイドドア側の側部近傍部つまり左側のサイド
サポート部3a内にエアバッグユニット21が配設され
ている。このエアバッグユニット21は、断面略U字状
のモジュールカン22を有し、このモジュールカン22
内には、奥側に点火部と爆薬とを内蔵した円筒缶状のイ
ンフレータ23が、また開口側に折り畳まれたエアバッ
グ24がそれぞれ収容されている。上記インフレータ2
3の点火部には、図示しないが、自動車の左側部への側
突を検知する加速度センサから展開信号が供給されるよ
うになっており、その展開信号により点火部が点火して
爆薬が高速燃焼し、そのとき発生する多量のガスにより
エアバッグ24が膨脹展開する。
【0038】上記エアバッグユニット21は、その長手
方向がシートバック3の上下方向と略一致するように配
置され、そのモジュールカン22の側面にて上下2組の
ボルト27,27及びナット28,28で取付部材26
の一端部に締結されている。この取付部材26の他端部
はシートバックフレーム13に溶接により取付固定され
ている。このことで、エアバッグユニット21は取付部
材26を介してシートバックフレーム13に固定されて
いることになる。また、このエアバッグユニット21
は、そのモジュールカン22の開口方向つまりエアバッ
グ24が展開する方向が略前方となるように配置されて
いる。
【0039】上記パッド15のシート内側表面部におけ
るエアバッグユニット21に対応した部位つまりエアバ
ッグユニット21におけるモジュールカン22開口の略
前方部位には、エアバッグ24の展開圧を受けて上記パ
ッド15が拡開破断し始める起点部となる切込溝部33
が設けられ、この切込溝部33が他の部分よりも脆弱と
なるようにされている。この切込溝部33は、エアバッ
グユニット21のモジュールカン22とシートバック3
の上下方向において略同じ高さの位置でかつ略同じ長さ
に亘って設けられている。
【0040】一方、上記表皮材19における上記切込溝
部33の略延長線上の箇所には、破断し易い縫目が形成
されている。そして、エアバッグ24が展開するとき、
その展開圧によってパッド15がその切込溝部33から
破断し始め、その切込溝部33と表皮材19の縫目とを
結ぶ線に沿ってパッド15及び表皮材19が破断拡開さ
れ、その箇所よりエアバッグ24がシートバック3の外
側に展開するようになっている。また、このエアバッグ
24は、図1に示すように、シートバック3とシートク
ッション2との間の空間でかつこのシート1の乗員と左
側サイドドアとの間にその乗員の腹部から頭部に亘って
展開するようになっている。
【0041】上記カバー部材45の前面における倒伏回
転軸47近傍には、シートバック3の倒伏状態でエアバ
ッグ24の展開を禁止する展開禁止手段として、シート
バック3の倒伏動に伴い上記エアバッグユニット21の
インフレータ23の点火部への展開信号ラインをカット
するスイッチ60が設けられている。すなわち、このス
イッチ60は、図4に詳細に示すように、カバー部材4
5の前側面に一体に形成したスイッチケース63内に設
けられた第1及び第2スイッチ部材61,62からな
り、この両スイッチ部材61,62には、それぞれ展開
信号ラインとしてのハーネス65,65が接続されてお
り、一方のハーネス65はインフレータ23の点火部
に、また他方のハーネス65は上記加速度センサにそれ
ぞれ接続されている。そして、第1スイッチ部材61は
前後方向に移動可能で、2つの圧縮ばね64,64によ
って前方に付勢され、シートバック3の通常状態では、
両スイッチ部材61,62の接点部61a,62a同士
が接触して2つのハーネス65,65は接続された状態
となっている。つまり、加速度センサからの展開信号を
インフレータ23の点火部に供給することができる状態
となっている。
【0042】上記第1スイッチ部材61の前部は、スイ
ッチケース63の前面に形成した孔63a内に位置し、
シートバック3左側面における第1スイッチ部材61前
面に対向した位置には突起部3bが設けられている。そ
して、シートバック3が倒伏する方向に倒伏回転軸47
を中心として回転すると、この突起部3bの後端面が、
第1スイッチ部材61前面に当接し、この第1スイッチ
部材61を上記各圧縮ばね64の付勢力に抗して後方に
押すようになっている。このことで、両スイッチ部材6
1,62の接点部61a,62aが互いに離され、2つ
のハーネス65,65は非接続状態となる。つまり、加
速度センサからの展開信号をインフレータ23の点火部
に供給することができない状態となっている。
【0043】以上の構成からなる車両側部のエネルギ吸
収構造において、側突によりエアバッグ24が展開する
ときの動作について説明する。先ず、シートバック3が
倒伏されていない通常状態にある場合、上記2つのハー
ネス65,65が接続された状態となっているので、自
動車の左側部への側突を加速度センサが検知すると、展
開信号がインフレータ23の点火部に供給されて点火部
が点火する。このことで、インフレータ23内の爆薬が
高速燃焼してエアバッグ24に多量のガスが供給され、
エアバッグ24が膨脹展開しようとする。そして、この
エアバッグ24は、モジュールカン22の開口方向であ
る前方に展開しようとし、パッド15のシート内側表面
に当接してその展開圧によりパッド15をシート内側か
ら外側に押す。このため、パッド15はその脆弱な部分
すなわち切込溝部33から拡開破断し始め、切込溝部3
3と表皮材19の縫目とを結ぶ線に沿ってパッド15及
び表皮材19が拡開破断され、その箇所よりエアバッグ
24がシートバック3の外側に展開する。この結果、こ
のシート1に座っている乗員の胸部や頭部が左側サイド
ドアに衝突するのを防止することができる。
【0044】次に、シートバック3が倒伏されている場
合について説明すると、操作ノブの操作によってシート
バック3を倒伏方向に倒伏回転軸47を中心として回転
させることにより、シートバック3左側面の突起部3b
後端面が第1スイッチ部材61前面に当接してこの第1
スイッチ部材61を各圧縮ばね64の付勢力に抗して後
方に押す。この結果、両スイッチ部材61,62の接点
部61a,62aが互いに離され、2つのハーネス6
5,65が非接続状態となるので、加速度センサが側突
を検知して展開信号を出力したとしても、その展開信号
はインフレータ23の点火部へは供給されず、エアバッ
グ24が展開することはない。このことにより、シート
バック3を完全に倒伏させてテーブルとして使用してい
た場合に、シートバック3が跳上がるということはな
く、このシート1よりも後方のシートに座っている乗員
の安全性を向上させることができる。
【0045】したがって、上記実施形態1では、シート
バック3がシートクッション2上に倒伏自在のシート1
にエアバッグユニット21を配設して、このシート1に
座っている乗員を側突から保護する場合に、シートバッ
ク3の倒伏動に伴いエアバッグユニット21のインフレ
ータ23の点火部への展開信号ラインをカットするスイ
ッチ60が設けられているので、簡単な構成でシートバ
ック3の倒伏状態を検出してエアバッグ24の展開を禁
止させることができ、シートバック3の跳上がりを防ぐ
ことができる。よって、容易にこのシート1後方の乗員
の安全性の向上化を図ることができる。
【0046】また、このシート1は、シートバック3が
シートクッション2上に倒伏したときに上面が略水平状
態となるようにされて、シートバック3をテーブルとし
て使用することができるように構成されているので、使
い勝手を向上させることができる反面、このシート1後
方の乗員の安全性がより一層要求される。しかも、エア
バッグユニット21がシートバック3内に、そのエアバ
ッグ24がシートバック3の前方に展開するように配設
されているので、エアバッグ24の展開がシートバック
3の跳上げに直接作用してその跳上げ力がより大きくな
り、このシート1後方の乗員のさらなる安全化を図る必
要がある。このため、この車両側部のエネルギ吸収構造
は、このようなシート1を有する場合に最適な構造とな
る。よって、この車両側部のエネルギ吸収構造を有効に
利用することができると共に、このシート1後方の乗員
のより一層の安全化を図ることができる。
【0047】さらに、エアバッグユニット21がシート
バック3の左側サイドサポート部3a内に配設されてい
るので、自動車の左側部への側突によりこのシート1の
乗員と左側サイドドアとの間にエアバッグ24を容易に
展開させることができ、その乗員の左側サイドドアへの
衝突を確実に防ぐことができる。しかも、シートバック
3のサイドサポート部3aには、比較的大きな空間を設
けることができる。よって、乗員の座り心地性を良好に
維持しつつ、エアバッグユニット21をシート1内に収
容することができ、側突時の乗員のさらなる安全化を図
ることができる。
【0048】(実施形態2)図6は本発明の実施形態2
を示し(尚、以下の各実施形態では、図1〜図4と同じ
部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略
し、他の異なる箇所のみを説明する)、インフレータ2
3の点火部への展開信号ラインをカットするスイッチ6
0の構成を実施形態1と異ならせたものである。
【0049】すなわち、この実施形態では、第1及び第
2スイッチ部材71,72がカバー部材45内に設けら
れ、第1スイッチ部材71は、カバー部材45内面のボ
ス部45aの先端部に設けた回転軸73を中心に回転可
能に支持され、第2スイッチ部材72は、上記ボス部4
5aの基部側に固定されている。そして、シートバック
3の通常状態では、第1スイッチ部材71は、その接点
部71aが設けられた前部が、第2スイッチ部材72に
接近するように上記回転軸73を中心に図6で時計回り
方向に付勢されており、両スイッチ部材71,72の接
点部71a,72a同士が接触した状態となっている。
【0050】上記シートバック3左側面における第1ス
イッチ部材71前面に対向した位置には、前後面に傾斜
面を有する突起部3bが設けられている。そして、シー
トバック3が倒伏する方向に倒伏回転軸47を中心とし
て回転すると、この突起部3bはカバー部材45の内部
に入り、その後側の傾斜面が第1スイッチ部材71の後
部前側に設けた傾斜面71bに当接し、この第1スイッ
チ部材71を回転軸73を中心に反時計回り方向に回転
させるようになっている。このことで、第1スイッチ部
材71の接点部71aが第2スイッチ部材72の接点部
72aから離れるように移動して、2つのハーネス6
5,65が非接続状態となる。
【0051】したがって、上記実施形態2では、実施形
態1と同様に、シートバック3の倒伏動に伴いエアバッ
グユニット21のインフレータ23の点火部への展開信
号ラインをカットするスイッチ60が設けられて、エア
バッグ24の展開を禁止するように構成されているの
で、上記実施形態1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0052】尚、上記各実施形態では、シートバック3
の倒伏状態でエアバッグ24の展開を禁止する展開禁止
手段として、シートバック3の倒伏動に伴いエアバッグ
ユニット21のインフレータ23の点火部への展開信号
ラインをカットするスイッチ60を設けたが、このよう
なスイッチ60に限らず、例えばシートバック3の倒伏
状態を検出するセンサを設け、このセンサによって倒伏
状態が検出されたときに、加速度センサからの展開信号
を受けても、展開信号をインフレータ23の点火部に出
力するのを禁止する制御手段を設けてもよい。
【0053】(実施形態3)図7及び図8は本発明の実
施形態3を示し、上記実施形態1,2の如く、シートバ
ック3の倒伏状態で展開信号ラインをカットする代り
に、エアバッグ24が展開してもシートバック3の起立
を阻止するようにロック手段76が設けられたものであ
る。
【0054】すなわち、この実施形態では、上記実施形
態1,2のようなスイッチ60は設けられておらず、シ
ートバック3が倒伏状態であってもエアバッグ24は展
開するようになっている。一方、ロックレバー49の上
部のロック部材46側には爪部49cが形成され、ロッ
ク部材46の上部には、シートバック3が完全に倒伏さ
れたときに、上記ロックレバー49の爪部49cと嵌合
する凹部46bが形成されている。この凹部46bにロ
ックレバー49の爪部49cが嵌合した状態では、ロッ
クレバー49及びロック台板48は倒伏回転軸47を中
心として時計回り方向に回転することができないように
なっている。このため、エアバッグ24の展開によりシ
ートバック3に起立させる力が作用しても、シートバッ
ク3は起立方向に回転することはできず、シートバック
3の倒伏状態が維持される。つまり、ロックレバー49
の爪部49cとロック部材46の凹部46bとがエアバ
ッグ24の展開によるシートバック3の起立を阻止する
ロック手段76を構成している。そして、シートバック
3の通常状態から倒伏させる場合と同じ操作ノブを操作
してロックレバー49を回転軸50を中心に時計回り方
向に回転させることで、シートバック3を起立させるこ
とができるようになっている。
【0055】したがって、上記実施形態3では、シート
バック3の起立を阻止するようにロック手段76が設け
られているので、エアバッグ24が展開しても、シート
バック3が起立したり跳上がったりすることはない。ま
た、そのロック手段76は、シートバック3の倒伏を阻
止するするロック部材46とロックレバー49とに、そ
れぞれ爪部49c及び凹部46bを形成することにより
構成されているので、簡単な構成でシートバック3の起
立を阻止することができる。よって、上記実施形態1,
2と同様の作用効果を得ることができる。
【0056】(実施形態4)図9は本発明の実施形態4
を示し、シートバック3の倒伏状態で、エアバッグ24
の展開によるシートバック3の起立を阻止するロック手
段76の構成が、上記実施形態3と異なる。
【0057】すなわち、この実施形態では、ヘッドレス
ト4の下端面から突出された1つのフレーム5にロック
用バンド80の一端部が取り付けられ、そのロック用バ
ンド80の他端部には係合孔が形成されている。一方、
シートクッション2の前面には、シートバック3が完全
に倒伏された状態で、そのロック用バンド80の係合孔
と係合する係止部2bが設けられている。この係止部2
bと上記係合孔とを乗員が係合させることで、エアバッ
グ24の展開によりシートバック3に起立させる力が作
用しても、シートバック3は起立することができないよ
うになっている。つまり、ロック用バンド80とシート
クッション2の係止部2bとがエアバッグ24の展開に
よるシートバック3の起立を阻止するロック手段76を
構成している。
【0058】したがって、上記実施形態4では、ヘッド
レスト4のフレーム5にロック用バンド80が取り付け
られ、このロック用バンド80の係合孔80aをシート
クッション2の係止部2bに係合させるだけの構成であ
るので、簡単な構成でエアバッグ24の展開によるシー
トバック3の起立を阻止することができる。よって、上
記実施形態3と同様の作用効果を得ることができる。
【0059】尚、上記各実施形態では、シートバック3
の倒伏状態で、エアバッグ24の展開を禁止する展開禁
止手段又はエアバッグ24の展開によるシートバック3
の起立を阻止するロック手段76を単独で設けたが、そ
の両方を併用するようにしてもよい。この場合、シート
バック3の倒伏状態において、展開禁止手段によってエ
アバッグ24の展開によるシートバック3の跳上がりを
阻止しつつ、車両の走行中に振動等によるシートバック
3の跳上がりをも防止することができる。
【0060】また、上記各実施形態では、エアバッグユ
ニット21をシートバック3の左側サイドサポート部3
a内に配設するようにしたが、シートバック3の右側サ
イドサポート部3a内に配設する場合も本発明を適用す
ることができ、左右の乗員同士の衝突を防止することが
できる。そして、シートクッション2のサイドサポート
部2a内に、エアバッグユニット21をそのモジュール
カン22の開口が略上方を向くようにして、エアバッグ
24が該シートクッション2の略上方側に展開するよう
に配設する場合も、シートバック3のサイドサポート部
3a内に配設する場合と同様に、本発明を適用すること
ができる。
【0061】さらに、エアバッグユニット21をそのエ
アバッグ24がシートバック3とシートクッション2と
の間の空間に展開するように配設することができるので
あれば、どこであってもよく、例えばそのシート1に近
いサイドドアや、ヘッドレスト4の左右側部であっても
よい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、シートバックがシートクッション上に倒伏自在
に設けられてなるシートと、エアバッグが上記シートバ
ックとシートクッションとの間の空間に展開するように
配設されたエアバッグユニットとを備えた車両側部のエ
ネルギ吸収構造に対して、シートバックの倒伏状態でエ
アバッグの展開を禁止する展開禁止手段を設けたことに
より、このシート後方の乗員の安全性の向上化を図るこ
とができる。
【0063】請求項2の発明によると、展開禁止手段
を、シートバックの倒伏動に伴いエアバッグユニットへ
の展開信号ラインをカットするスイッチとしたことによ
り、簡単な展開禁止手段の具体的構成を容易に得ること
ができる。
【0064】請求項3の発明によると、シートバックの
倒伏状態で、エアバッグの展開によるシートバックの起
立を阻止するロック手段を設けたことにより、請求項1
の発明と同様の作用効果が得られる。
【0065】請求項4の発明によると、シートバックの
倒伏状態で、エアバッグの展開を禁止する展開禁止手段
とエアバッグの展開によるシートバックの起立を阻止す
るロック手段とを設けたことにより、このシート後方の
乗員の安全性のさらなる向上化を図ることができる。
【0066】請求項5の発明によると、シートバック
を、シートクッション上に倒伏したときに上面が略水平
状態となるように構成したことにより、この車両側部の
エネルギ吸収構造の有効な利用を図ることができると共
に、このシート後方の乗員の安全性をより一層向上させ
ることができる。
【0067】請求項6の発明によると、エアバッグユニ
ットを、シート内の側部近傍部に配設したことにより、
請求項5の発明と同様の作用効果が得られる。
【0068】請求項7の発明によると、エアバッグユニ
ットを、シートにおいて該シートに近いサイドドア側の
側部に配設したことにより、側突時にこのシートの乗員
のより一層の安全化を図ることができる。
【0069】請求項8の発明によると、エアバッグユニ
ットをシートバック内に、エアバッグが該シートバック
の略前方側に展開するように配設したことにより、この
シートの乗員の座り心地性を良好に維持しつつ、エアバ
ッグユニットをシート内に収容することができる。
【0070】請求項9の発明によると、エアバッグユニ
ットをシートクッション内に、エアバッグが該シートク
ッションの略上方側に展開するように配設したことによ
り、請求項8の発明と同様の作用効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両側部のエネルギ
吸収構造におけるシートを示す左側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】シートバックが通常状態にあるときのロック部
材及びロックレバーを示すシートの左側から見た側面図
である。
【図4】スイッチの構成を示す図1のIV−IV線断面図で
ある。
【図5】シートバックが完全に倒伏された状態を示すシ
ートの左側面図である。
【図6】実施形態2におけるスイッチの構成を示す図4
相当図である。
【図7】実施形態3におけるシートバックが通常状態に
あるときのロック手段を示す図3相当図である。
【図8】実施形態3におけるシートバックが完全に倒伏
された状態にあるときのロック手段を示す図3相当図で
ある。
【図9】実施形態4におけるシートバックが完全に倒伏
された状態にあるときのロック手段を示す図5相当図で
ある。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 21 エアバッグユニット 24 エアバッグ 60 スイッチ(展開禁止手段) 65 ハーネス(展開信号ライン) 76 ロック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 英昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックがシートクッション上に倒
    伏自在に設けられてなるシートと、 エアバッグが上記シートバックとシートクッションとの
    間の空間に展開するように配設されたエアバッグユニッ
    トとを備えた車両側部のエネルギ吸収構造において、 上記シートバックの倒伏状態で上記エアバッグの展開を
    禁止する展開禁止手段が設けられていることを特徴とす
    る車両側部のエネルギ吸収構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両側部のエネルギ吸収
    構造において、 展開禁止手段は、シートバックの倒伏動に伴いエアバッ
    グユニットへの展開信号ラインをカットするスイッチで
    あることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収構造。
  3. 【請求項3】 シートバックがシートクッション上に倒
    伏自在に設けられてなるシートと、 エアバッグが上記シートバックとシートクッションとの
    間の空間に展開するように配設されたエアバッグユニッ
    トとを備えた車両側部のエネルギ吸収構造において、 上記シートバックの倒伏状態で、上記エアバッグの展開
    による該シートバックの起立を阻止するロック手段が設
    けられていることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の車両側部のエネル
    ギ吸収構造において、 シートバックの倒伏状態で、エアバッグの展開による該
    シートバックの起立を阻止するロック手段が設けられて
    いることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車両側
    部のエネルギ吸収構造において、 シートバックは、シートクッション上に倒伏したときに
    上面が略水平状態となるように構成されていることを特
    徴とする車両側部のエネルギ吸収構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の車両側
    部のエネルギ吸収構造において、 エアバッグユニットは、シート内の側部近傍部に配設さ
    れていることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収構
    造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車両側部のエネルギ吸収
    構造において、 エアバッグユニットは、シートにおいて該シートに近い
    サイドドア側の側部に配設されていることを特徴とする
    車両側部のエネルギ吸収構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両側部のエネルギ吸収
    構造において、 エアバッグユニットはシートバック内に、エアバッグが
    該シートバックの略前方側に展開するように配設されて
    いることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収構造。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の車両側部のエネルギ吸収
    構造において、 エアバッグユニットはシートクッション内に、エアバッ
    グが該シートクッションの略上方側に展開するように配
    設されていることを特徴とする車両側部のエネルギ吸収
    構造。
JP8255705A 1996-09-27 1996-09-27 車両側部のエネルギ吸収構造 Pending JPH10100846A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327337A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Honda Motor Co Ltd 乗員保護装置
JP2017190046A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 トヨタ自動車株式会社 乗員保護装置
JP2021526103A (ja) * 2018-06-07 2021-09-30 オートリブ ディベロップメント エービー 車両用のエアバッグデバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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