JPH0980709A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料および画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料および画像形成方法

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JPH0980709A
JPH0980709A JP12766496A JP12766496A JPH0980709A JP H0980709 A JPH0980709 A JP H0980709A JP 12766496 A JP12766496 A JP 12766496A JP 12766496 A JP12766496 A JP 12766496A JP H0980709 A JPH0980709 A JP H0980709A
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silver halide
compound
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JP12766496A
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English (en)
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Yasushi Nakai
泰史 中井
Toshio Kawagishi
俊雄 川岸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発色現像時間の短縮化による階調バランスの崩
れを改良し、通常の現像処理及び超迅速処理のいずれで
も同等の階調の画像が得られるカラー感材を提供する。 【解決手段】支持体上に、青感性、緑感性および赤感性
ハロゲン化銀乳剤層を有し、かつ、現像処理時に写真有
用化合物を放出するブロックされた化合物(ブロック化
合物)を少なくとも1種含有し、下記現像処理Aおよび
Bを実施したとき、該2種類の現像処理によって得られ
たイエロー、マゼンタ、シアンの階調度の比がそれぞれ
0.8以上1.2以下である。 現像処理A 発色現像時間が150秒ないし200秒。 現像処理B 発色現像時間が25秒ないし90秒であり、上記感光材
料中に含有されるブロック化合物からの写真有用化合物
放出反応を加速する物質(トリガー化合物)を発色現像
液またはその前浴中に含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は迅速処理に適するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料及びカラー画像形成方法
に関するものであり、更に詳しくは発色現像時間の短縮
化による階調バランスの崩れを改良し、現在広く普及し
ている処理及び迅速処理の何れにおいても同等の階調の
画像を得ることが可能なハロゲン化銀カラー写真感光材
料及びカラー画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーネガ感光材料の現像処理時間は、
1972年に導入されたコダック社のC−41処理によ
り著しく迅速化され、乾燥工程を含まないウエット処理
時間で17分20秒である。また、近年ミニラボ市場に
導入された富士写真フイルム(株)のCN−16FA処
理のウエット処理時間は、更に迅速化が進み8分15秒
である。
【0003】処理の迅速化が進んでいる現在において
も、ユーザーが撮影したネガ感光材料をプリント依頼し
た場合、最も仕上がりの早い店頭処理(いわゆるミニラ
ボ)でも仕上がるのに30分前後要し、大多数のユーザ
ーに写真店に2度足を運ぶことを強いているのが現状で
ある。カラーネガとカラーペーパーの現在のシステムに
おいて、写真店に足を運ぶのを1度にしたいというユー
ザーの要求に応えるため更なる現像処理時間の大幅な短
縮化が望まれている。
【0004】従来の現像処理時間の短縮化は、主に発色
現像処理工程以降の脱銀工程においてなされており、前
述のC−41処理とCN−16FA処理を例にとれば、
前者の発色現像時間は3分15秒で後者のそれは3分5
秒であり、発色現像時間に関してはほとんど変わってい
ない。そしてCN−16FA処理において、発色現像時
間は全現像処理時間の約40%を占めるに至っており、
更なる現像処理時間の大幅な短縮化を行うためには、発
色現像時間の短縮化を行わないと極めて困難な状況にあ
る。
【0005】一方、C−41処理及びそれと互換性を有
する現像処理(例えば、CN−16FA処理)は、現在
全世界的に広く普及しており、発色現像時間を短縮化し
た迅速処理を実際の市場に導入するためには、この迅速
処理もC−41処理と互換性を有することが求められ
る。通常カラーネガ感光材料は、いくつかの感色性ハロ
ゲン化銀乳剤層から成っており、現像処理した際各乳剤
層の階調バランスが最適になるよう設計されているが、
発色現像時間を短縮化した迅速処理を実施すると階調バ
ランスが崩れ色再現性が著しく悪化してしまった。
【0006】異なる発色現像時間において現像処理を実
施しても同様の階調を得る処理方法が、例えば特開平2
−2553号に開示されている。該処理方法によれば、
処理温度、発色現像液中の発色現像主薬の濃度及び発色
現像時間を変更することにより同等の階調が得られる。
具体的に該特許の実施例1において、処理温度38℃、
発色現像主薬濃度15ミルモル/リットル、発色現像時
間3分15秒(C−41処理同等の処理と考えられる)
で得られる階調(ガンマ値)と同等の階調が、処理温度
38℃、発色現像主薬濃度150ミリモル/リットル、
発色現像時間1分30秒にて得られることが示されてい
る。
【0007】しかしながら、該処理方法による発色現像
時間の短縮化は、発色現像主薬の濃度が100ミリモル
/リットルを越えるため、液中での発色現像主薬の自己
カップリング反応が著しく促進され、保存後の発色現像
主薬の濃度低下による写真性の変動が大きくなりまた、
該自己カップリング反応の生成物による感光材料への着
色が増大する。更に、現像処理後の感光材料中に残る発
色現像主薬が増大し、該感光材料を室内にて保存した時
に、特に未露光部の濃度(ステイン)が著しく上昇して
しまう。
【0008】上記問題を回避するため、発色現像主薬の
濃度を80ミリモル/リットル以下にして、処理温度を
40℃以上にすることにより発色現像処理時間を1分3
0秒以下に短縮すると、発色現像主薬の拡散が律速にな
り、感光材料の上層(支持体から遠い側の乳剤層)の現
像に対し下層(支持体から近い側の乳剤層)の現像が遅
れ、上層と下層の階調バランスが崩れ色再現性が著しく
悪化してしまった。
【0009】発色現像処理中に現像を促進させる方法と
しては、例えば特公昭61−156126号に記載され
ている、カップリングにより現像主薬を放出するカプラ
ーを感光材料へ導入する方法が知られている。しかしこ
れらの化合物の導入では、通常処理においても迅速処理
においても現像が促進されるため階調バランスを改良す
ることができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、発色現像時間の短縮化により階調バランスの崩れを
改良し、現在広く普及している現像処理及び発色現像時
間を短縮した超迅速処理のいずれにおいても同等の階調
の画像を得ることが可能なハロゲン化銀カラー写真感光
材料及び画像形成法に関するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の方法により達成された。 (1) 支持体上に、青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感
性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤層
を有し、上記感光性層もしくは/または非感光性層中
に、写真有用化合物を放出する化合物(ブロック化合
物)を少なくとも1種含有し、発色現像時間の異なる下
記現像処理AおよびBを実施したとき、該2種類の現像
処理によって得られたイエロー、マゼンタ、シアンの階
調度の比がそれぞれ0.8以上1.2以下であることを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 現像処理A 発色現像時間が150秒ないし200秒である現像処
理。 現像処理B 発色現像時間が25秒ないし90秒であり、上記感光材
料中に含有されるブロック化合物からの写真有用化合物
放出反応を加速する物質(トリガー化合物)を発色現像
液またはその前浴中に含有する現像処理。 (2) 上記の現像処理Aにおいて、発色現像時間が1
65秒ないし195秒、それに用いられる現像液の現像
主薬の濃度が10〜20mmol/l、その温度が35〜40
℃、そのpHが9.9〜10.3であり、上記の現像処
理Bにおいて、発色現像時間が35秒ないし75秒、そ
れに用いられる現像液の現像主薬の濃度が25〜80mm
ol/l、その温度が40〜60℃、そのpHが9.9〜1
1.0、該トリガー化合物の濃度が1×10-4〜1mol/l
であることを特徴とする(1)に記載のハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料。 (3) 上記の現像処理Aにおいて、それに用いられる
現像液の現像主薬の濃度が12〜18mmol/l、その温度
が36〜39℃、そのpHが10.0〜10.2であ
り、上記の現像処理Bにおいて、それに用いられる現像
液の現像主薬の濃度が27〜50mmol/l、その温度が4
2〜55℃、そのpHが10.0〜10.5、該トリガ
ー化合物の濃度が1×10-3〜5×10-2mol/l であること
を特徴とする(1)に記載のハロゲン化銀カラー写真感
光材料。 (4) 上記のブロック化合物から放出される写真有用
化合物が現像促進剤であることを特徴とする(1)ない
し(3)のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー写真感
光材料。 (5) 上記の現像促進剤放出ブロック化合物が、支持
体から最も近い感光性ハロゲン化銀乳剤層中もしくはそ
の近接層中に含有することを特徴とする(4)に記載の
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 (6) 上記の(1)ないし(5)のいずれかに記載の
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を、上記の(1)に記
載の現像処理Bによって処理することを特徴とするハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法。
【0012】ハロゲン化銀写真感光材料の分野ではこれ
までに多くの現像促進技術が開発され、大きな効果を与
えることが示されてきた。本発明においても現像促進技
術は大きな要素の一つであることには違いない。しかし
迅速処理/通常処理の両方に適性のある画像形成法を設
計するには、原理的に2種の処理間で違いを生じる仕組
みを組み込む必要があると考えた。つまり、処理液温度
や現像主薬濃度のような二つの処理間での大小関係に頼
るのではなく、一方の処理では作用し、他方の処理では
完全に作用しない仕組みを導入することである。そこで
現像促進剤を放出するブロック化合物を感材中に含有さ
せ、感材中のブロック化合物に適したトリガー化合物を
選択し迅速処理用発色現像処理液にのみ添加することに
より、迅速処理時のみ現像促進剤が放出されることを意
図して系を組んだ。具体的には、迅速処理において現像
が遅れる下層やその近接層にブロック化合物を導入し、
適切なトリガー化合物を含有した迅速処理用発色現像液
で現像処理を行ったところ、下層の現像が著しく促進さ
れ、現像遅れが改良できることを見い出した。さらに現
像促進剤以外の種々の写真有用化合物を放出するブロッ
ク化合物を同時に含有させることが階調の調節に有用で
あることも解った。
【0013】本発明のブロック化合物について詳細に述
べる。ブロック化合物は一般式(I)で表される。
【0014】一般式(I) A−(L)n −PUG
【0015】Aは現像処理時に(L)n −PUGとの結
合が解裂するブロック基を表し、Lは一般式(I)にお
けるLの左側の結合が解裂した後、Lの右側の結合が解
裂する連結基を表し、nは0〜3の整数を表し、PUG
は写真有用基を表す。
【0016】以下に一般式(I)で表される化合物につ
いて詳しく説明する。Aで表されるブロック基として
は、既に知られている以下のものを適用できる。すなわ
ち、特公昭48−9968号、特開昭52−8828
号、同57−82834号、米国特許第3,311,4
76号、及び特公昭47−44805号(米国特許第
3,615,617号)等に記載されているアシル基、
スルホニル基等のブロック基、特公昭55−17369
号(米国特許第3,888,677号)、同55−96
96号(米国特許第3,791,830号)、同55−
34927号(米国特許第4,009,029号)、特
開昭56−77842号(米国特許第4,307,17
5号)、同59−105640号、同59−10564
1号、及び同59−105642号等に記載されている
逆マイケル反応を利用するブロック基、特公昭54−3
9727号、米国特許第3,674,478号、同3,
932,480号、同3,993,661号、特開昭5
7−135944号、同57−135945号(米国特
許第4,420,554号)、同57−136640
号、同61−196239号、同61−196240号
(米国特許第4,702,999号)、同61−185
743号、同61−124941号(米国特許第4,6
39,408号)、及び特開平2−280140号等に
記載されている分子内電子移動によりキノンメチド又は
キノンメチド類似の化合物の生成を利用するブロック
基、米国特許第4,358,525号、同4,330,
617号、
【0017】特開昭55−53330号(米国特許第
4,310,612号)、同59−121328号、同
59−218439号、及び同63−318555号
(欧州公開特許第0295729号)等に記載されてい
る分子内求核置換反応を利用するブロック基、特開昭5
7−76541号(米国特許第4,335,200
号)、同57−135949号(米国特許第4,35
0,752号)、同57−179842号、同59−1
37945号、同59−140445号、同59−21
9741号、同59−202459号、同60−410
34号(米国特許第4,618,563号)、同62−
59945号(米国特許第4,888,268号)、同
62−65039号(米国特許第4,772,537
号)、同62−80647号、特開平3−236047
号、及び同3−238445号等に記載されている、5
員又は6員環の環解裂反応を利用するブロック基、特開
昭59−201057号(米国特許第4,518,68
5号)、同61−43739号(米国特許第4,65
9,651号)、同61−95346号(米国特許第
4,690,885号)、同61−95347号(米国
特許第4,892,811号)、特開昭64−7035
号、同4−42650号(米国特許第5,066,57
3号)、特開平1−245255号、同2−20724
9号、同2−235055号(米国特許第5,118,
596号)、及び同4−186344号等に記載されて
いる共役不飽和結合への求核剤の付加反応を利用するブ
ロック基、
【0018】特開昭59−93442号、同61−32
839号、同62−163051号及び特公平5−37
299号等に記載されているβ−脱離反応を利用するブ
ロック基、特開昭61−188540号に記載されてい
るジアリールメタン類の求核置換反応を利用したブロッ
ク基、特開昭62−187850号に記載されているロ
ッセン転位反応を利用したブロック基、特開昭62−8
0646、同62−144163、及び同62−147
457号等に記載されているチアゾリジン−2−チオン
のN−アシル体とアミン類との反応を利用したブロック
基、特開平2−296240号(米国特許第5,01
9,492号)、同4−177243号、同4−177
244号、同4−177245号、同4−177246
号、同4−177247号、同4−177248号、同
4−177249号、同4−179948号、同4−1
84337号、同4−184338号、国際公開特許9
2/21064号、特開平4−330438号、国際公
開特許93/03419号、及び特開平5−45816
号等に記載されている、2個の求電子基を有して二求核
剤と反応するブロック基、特開平3−236047号及
び同3−238445号を挙げることができる。
【0019】これらのブロック基のうち、特に好ましい
ものは以下の一般式(A−1)〜(A−10)で表され
るものである。#印は一般式(I)においてAの右側の
基に結合する位置を表す。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】以下の記載において、R21は水素原子、ア
ルキル基(好ましくは炭素数1〜32の、直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基で、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、1−オクチ
ル、トリデシル)、シクロアルキル基(好ましくは炭素
数3〜8のシクロアルキル基で、例えば、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−ノルボルニ
ル、1−アダマンチル)、アルケニル基(好ましくは炭
素数2〜32のアルケニル基で、例えば、ビニル、アリ
ル、3−ブテン−1−イル)、アリール基(好ましくは
炭素数6から32のアリール基で、例えば、フェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル)、ヘテロ環基(好ましく
は炭素数1から32の、5から8員環のヘテロ環基で、
例えば、2−チエニル、4−ピリジル、2−フリル、2
−ピリミジニル、1−ピリジル、2−ベンゾチアゾリ
ル、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、ベンゾトリア
ゾール−2−イル)、アルコキシ基(好ましくは炭素数
1〜32のアルコキシ基で、例えば、メトキシ、エトキ
シ、1−ブトキシ、2−ブトキシ、イソプロポキシ、t
−ブトキシ、ドデシルオキシ)、シクロアルキルオキシ
基(好ましくは炭素数3から8のシクロアルキルオキシ
基で、例えば、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシル
オキシ)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜3
2のアリールオキシ基で、例えば、フェノキシ、2−ナ
フトキシ)、
【0023】ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜
32のヘテロ環オキシ基で、例えば、1−フェニルテト
ラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキ
シ、2−フリルオキシ)、シリルオキシ基(好ましくは
炭素数1〜32のシリルオキシ基で、例えば、トリメチ
ルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ、ジ
フェニルメチルシリルオキシ)、アシルオキシ基(好ま
しくは炭素数2〜32のアシルオキシ基で、例えば、ア
セトキシ、ピバロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ドデ
カノイルオキシ)、アミノ基(好ましくは炭素数32以
下のアミノ基で、例えば、アミノ、メチルアミノ、N,
N−ジオクチルアミノ、テトラデシルアミノ、オクタデ
シルアミノ)、アニリノ基(好ましくは炭素数6〜32
のアニリノ基で、例えば、アニリノ、N−メチルアニリ
ノ)、ヘテロ環アミノ基(好ましくは炭素数1〜32の
ヘテロ環アミノ基で、例えば、4−ピリジルアミノ)、
アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜32のアルキル
チオ基で、例えば、エチルチオ、オクチルチオ)、アリ
ールチオ基(好ましくは炭素数6〜32のアリールチオ
基で、例えば、フェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ま
しくは炭素数1〜32のヘテロ環チオ基で、例えば、2
−ベンゾチアゾリルチオ、2−ピリジルチオ、1−フェ
ニルテトラゾリルチオ)を表す。
【0024】R22は水素原子、アルキル基、アリール基
又はヘテロ環基を表し、これらの基の好ましい炭素数、
具体例はR21で表されるアルキル基、アリール基及びヘ
テロ環基と同じである。
【0025】R23は水素原子、ハロゲン原子、R21で表
される基と同じ意味の基、シアノ基、シリル基(好まし
くは炭素数3〜32のシリル基で、例えば、トリメチル
シリル、トリエチルシリル、トシブチルシリル、t−ブ
チルジメチルシリル、t−ヘキシルジメチルシリル)、
ヒドロキシル基、ニトロ基、アルコキシカルボニルオキ
シ基(好ましくは炭素数2〜32のアルコキシカルボニ
ルオキシ基で、例えば、エトキシカルボニルオキシ、t
−ブトキシカルボニルオキシ)、シクロアルキルオキシ
カルボニルオキシ(好ましくは炭素数4〜9のシクロア
ルキルオキシカルボニルオキシ基で、例えば、シクロヘ
キシルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカル
ボニルオキシ基(好ましくは炭素数7〜32のアリール
オキシカルボニルオキシ基で、例えば、フェノキシカル
ボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭
素数1〜32のカルバモイルオキシ基で、例えば、N,
N−ジメチルカルバモイルオキシ、
【0026】N−ブチルカルバモイルオキシ)、スルフ
ァモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜32のスルフ
ァモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジエチルスルフ
ァモイルオキシ、N−プロピルスルファモイルオキ
シ)、アルカンスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数
1〜32のアルカンカルホニルオキシ基で、例えば、メ
タンスルホニルオキシ、ヘキサデカンスルホニルオキ
シ)、アレーンスルホニルオキシ(好ましくは炭素数6
〜32のアレーンスルホニルオキシ基で、例えば、ベン
ゼンスルホニルオキシ)、アシル基(好ましくは炭素数
1〜32のアシル基で、例えば、ホルミル、アセチル、
ピバロイル、ベンゾイル、テトラデカノイル)、アルコ
キシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜32のアルコ
キシカルボニル基で、例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、オクタデシルオキシカルボニル)、
シクロアルキルオキシカルボニル基(好ましくは炭素数
2〜32のシクロアルキルオキシカルボニル基で、例え
ば、
【0027】シクロヘキシルオキシカルボニル)、アリ
ールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜32の
アリールオキシカルボニル基で、例えば、フェノキシカ
ルボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜3
2のカルバモイル基で、例えば、カルバモイル、N,N
−ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−オクチルカ
ルバモイル、N−プロピルカルバモイル)、カルボンア
ミド基(好ましくは炭素数2〜32のカルボンアミド基
で、例えば、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカ
ンアミド)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜32の
ウレイド基で、例えば、ウレイド、N,N−ジメチルウ
レイド、N−フェニルウレイド)、イミド基(好ましく
は炭素数10以下のイミド基で、例えば、N−スクシン
イミド、N−フタルイミド)、アルコキシカルボニルア
ミノ基(好ましくは炭素数2〜32のアルコキシカルボ
ニルアミノ基で、
【0028】例えば、メトキシカルボニルアミノ、エト
キシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミ
ノ、オクタデシルオキシカルボニルアミノ)、アリール
オキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜32
のアリールオキシカルボニルアミノ基で、例えば、フェ
ノキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(好まし
くは炭素数1〜32のスルホンアミド基で、例えば、メ
タンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、ベンゼン
スルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド)、スル
ファモイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜32のスル
ファモイルアミノ基で、例えば、N,N−ジプロピルス
ルファモイルアミノ、N−エチル−N−ドデシルスルフ
ァモイルアミノ)、アルキルスルフィニル基(好ましく
は炭素数1〜32のアルキルスルフィニル基で、例え
ば、ドデカンスルフィニル)、アレーンスルフィニル
(好ましくは炭素数6〜32のアレーンスルフィニル基
で、例えば、ベンゼンスルフィニル)、アルカンスルホ
ニル基(好ましくは炭素数1〜32のアルカンスルホニ
ル基で、例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニ
ル)、アレーンスルホニル基(好ましくは炭素数6〜3
2のアレーンスルホニル基で、例えば、ベンゼンスルホ
ニル、1−ナフタレンスルホニル)、スルファモイル基
(好ましくは炭素数32以下のスルファモイル基で、例
えば、スルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモ
イル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル)、ス
ルホ基、ホスフィノイル基(好ましくは炭素数1〜32
のホスフィノイル基で、例えば、フェノキシホスフィノ
イル、オクチルオキシホスフィノイル、フェニルホスフ
ィノイル)、ホスフィノイルアミノ基(好ましくは炭素
数1〜32のホスフィノイルアミノ基で、例えば、ジオ
クチルオキシホスフィノイルアミノ、ジドデシルオキシ
ホスフィノイルアミノ)を表す。
【0029】R24は水素原子、アルキル基、アリール
基、アシル基、アルカンスルホニル基又はアレーンスル
ホニル基を表し、R25はアルキル基、アリール基又はヘ
テロ環基を表し、これらの基の炭素数および具体例はR
21及びR23で表される基の説明で挙げたものと同じであ
る。
【0030】R21、R22、R23、R24及びR25がさらに
置換基を有することができる基を表す場合の好ましい置
換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、シア
ノ基、シリル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ニ
トロ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オ
キシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルコキシ
カルボニルオキシ基、シクロアルキルオキシカルボニル
オキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、カルバ
モイルオキシ基、スルファモイルオキシ基、アルカンス
ルホニルオキシ基、アレーンスルホニルオキシ基、アシ
ル基、アルコキシカルボニル基、シクロアルキルオキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモ
イル基、アミノ基、アニリノ基、ヘテロ環アミノ基、カ
ルボンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリ
ールオキシカルボニルアミノ基、ウレイド基、スルホン
アミド基、スルファモイルアミノ基、イミド基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルフィ
ニル基、スルホ基、アルカンスルホニル基、アレーンス
ルホニル基、スルファモイル基、ホスフィノイル基、ホ
スフィノイルアミノ基を挙げることができ、これらの基
の好ましい炭素数及び具体例はR21及びR23で表される
基の説明で挙げたものと同じである。
【0031】一般式(A−1)において、R31はR21
同じ意味の基を表し、Y1 は酸素原子、イオウ原子、N
−R24、C(E4 )−E5 を表し、L1 は主鎖に炭素原
子もしくは窒素原子から選ばれる、1もしくは2個の原
子を含む2価の連結基を表し、mは0又は1を表し、E
1 は−CO−又は−SO2 −を表し、E4 およびE5
シアノ、ニトロ、−CO−R22、−CO225、−CO
N(R24)−R22、−SO2 −R25、又は−SO2
(R24)−R22から選ばれる電子吸引基を表す。好まし
くは、R31はアルキル基、アリール基、又はヘテロ環基
を表し、Y1 は酸素原子を表し、L1 は−C(R32
(R33)−、−C(R32)(R33)−C(R34
(R35)−、−C(R36)=C(R37)−(R36とR37
が結合して5〜7員の環を形成してもよい。)、−C
(R32)(R33)−N(R24)−又は−N(R24)−を
表し、mは0又は1を表し、E1 は−CO−又は−SO
2 −を表し、R32、R33、R34及びR35はR22と同じ意
味の基を表し、R36及びR37はR23と同じ意味の基を表
す。さらに好ましくは、R31はアルキル基又はアリール
基を表し、Y1 は酸素原子を表し、L1 は−C(R32
(R33)−、−C(R36)=C(R37)−(R36とR37
が結合して5〜7員の不飽和環もしくは芳香環を形成し
てもよい。)、又は−N(R24)−を表し、mは0又は
1を表し、E1 は−CO−を表す。
【0032】一般式(A−2)において、E2 は−CO
−、−C=N(R24)−、−C=C(E4 )−E5 、又
は−SO2 −を表し、E4 およびE5 は電子吸引基を表
し、L2 は−CO−N−E2 −とともに5〜7員環を形
成するのに必要な非金属原子群を表す。好ましくは、E
2 は−CO−、−C=N(R24)−、−C=C(E
4 )−E5 、又は−SO2 −を表し、E4 およびE5
シアノ、ニトロ、−CO−R22、−CO225、−CO
N(R24)−R22、−SO2 −R25、又は−SO2
(R24)−R22から選ばれる電子吸引基を表し、R38
22と同じ意味の基を表し、L2 は−C(R32
(R36)−C(R33)(R37)−又は−C(R36)=C
(R37)−を表し、R32、R33、R36及びR37は一般式
(A−1)におけるR32、R33、R36及びR37と同じ意
味の基を表し、R36とR37が結合して5〜7員の飽和
環、不飽和環、もしくは芳香環を形成してもよい。さら
に好ましくは、E2 は−CO−又は−SO2 −を表し、
38は水素原子を表し、L2 は置換もしくは無置換のエ
チレン基、又は置換もしくは無置換の1,2−フェニレ
ン基を表す。
【0033】一般式(A−3)において、R32、R36
びR37は一般式(A−1)におけるR32、R36及びR37
と同じ意味の基を表し、R36とR37が結合して5〜7員
の飽和環、不飽和環、もしくは芳香環を形成してもよ
い。
【0034】一般式(A−4)において、R32、R33
及びR36は一般式(A−1)におけるR32、R33、及び
36と同じ意味の基を表し、L3 は5〜7員の環を形成
するのに必要な非金属原子群を表し、pは0〜4の整数
を表す。好ましくは、L3 は−CO−又は−C=N(R
24)−を表し、R32及びR33は水素原子を表す。さらに
好ましくは、L3 は−CO−を表す。
【0035】一般式(A−5)において、R32、R33
36及びR37は一般式(A−1)におけるR32、R33
36及びR37と同じ意味の基を表し、R36とR37が結合
して5〜7員の飽和環、不飽和環、もしくは芳香環を形
成してもよい。R39はR24と同じ意味の基を表し、E1
は−CO−又は−SO2 −を表し、E2 は−CO−、−
CS−、−C=N(R24)−、−SO−、又は−SO2
−を表し、nは0、1、又は2を表し、mは0又は1を
表し、n+mが1、2、又は3を表す。好ましくは、E
1 は−CO−を表し、E2 は−CO−又は−SO2 −を
表し、nは0、1、又は2を表し、mは0又は1を表
し、n+mが1、2、又は3を表す。さらに好ましく
は、E1 及びE2 が−CO−を表し、nは1を表し、m
は0を表し、R32及びR33は水素原子を表す。
【0036】一般式(A−6)において、R32及びR33
は一般式(A−1)におけるR32及びR33と同じ意味の
基を表し、L2 は−CO−N−CS−とともに5〜7員
環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。好ましく
は、L2 は置換もしくは無置換の1,2−フェニレン
基、置換もしくは無置換のエチレン基、−C(R34
(R35)−S−、又は−C(R34)(R35)−O−を表
し、R34及びR35は一般式(A−1)におけるR34及び
35と同じ意味の基を表す。
【0037】一般式(A−7)において、R32及びR33
は一般式(A−1)におけるR32及びR33と同じ意味の
基を表し、R39はR24と同じ意味の基を表し、L2 は−
3−N−S−とともに5〜7員環を形成するのに必要
な非金属原子群を表し、E1は−CO−又は−SO2
を表し、E3 は−CO−、−CS−、−C=N(R24
−、−SO−、又は−SO2 −を表し、nは0、1、
2、又は3を表し、m及びsは0又は1を表す。ただ
し、mが1のときsは1であり、nが0のときmおよび
sは1である。好ましくは、L2 は置換もしくは無置換
の1,2−フェニレン基、置換もしくは無置換のエチレ
ン基、−C(R34)(R35)−S−、又は−C(R34
(R35)−O−を表し、R34及びR35は一般式(A−
1)におけるR34及びR35と同じ意味の基を表し、E1
は−CO−又は−SO2 −を表し、E3は−CO−又は
−SO2 −を表し、nは0または1を表し、m及びsは
0又は1を表す。ただし、mが1のときsは1であり、
nが0のときmおよびsは1である。さらに好ましく
は、L2 は置換もしくは無置換の1,2−フェニレン基
又は置換もしくは無置換のエチレン基を表し、E1 は−
CO−を表し、E3 は−CO−又は−SO2 −を表し、
nは1を表し、m及びsは0を表す。
【0038】一般式(A−8)において、L2 は−S−
CS−N−とともに5〜7員環を形成するのに必要な非
金属原子群を表し、好ましくはL2 は置換もしくは無置
換の1,2−フェニレン基又は置換もしくは無置換のエ
チレン基を表す。
【0039】一般式(A−9)において、R40はR25
同じ意味の基を表し、L2 は−S−CS−N−とともに
5〜7員環を形成するのに必要な非金属原子群を表し、
好ましくはL2 は置換もしくは無置換の1,2−フェニ
レン基又は置換もしくは無置換のエチレン基を表す。
【0040】一般式(A−10)において、Y1 は一般
式(A−1)におけるY1 と同じ意味の基を表し、R41
はR23と同じ意味の基を表す。R36及びR37は一般式
(A−1)におけるR36及びR37と同じ意味の基を表
し、R36とR37が結合して5〜7員の飽和環、不飽和
環、もしくは芳香環を形成してもよい。好ましくは、一
般式(A−10)で表される基は下記一般式(A−1
1)又は(A−12)で表される。
【0041】
【化3】
【0042】一般式(A−11)において、R42及びR
43はR24と同じ意味の基を表し、好ましくは、R42及び
43はアルキル基又はアリール基を表す。一般式(A−
12)において、Y1 は一般式(A−1)におけるY1
と同じ意味の基を表し、R41は一般式(A−10)にお
けるR41と同じ意味の基を表し、R44、R45及びR46
23と同じ意味の基を表す。好ましくはY1 は酸素原子
を表す。
【0043】一般式(A−1)〜(A−10)で示され
るAの具体例としては、例えば以下に示すものが挙げら
れるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】
【化4】
【0045】
【化5】
【0046】
【化6】
【0047】
【化7】
【0048】一般式(I)で表される化合物において、
Lで表される基は現像処理時Aで表される基より離脱し
た後、(L)n-1 −PUGを開裂することが可能な連結
基であればいずれでもよい。例えば、米国特許第4,1
46,396号、同4,652,516号または同4,
698,297号に記載のあるヘミアセタールの開裂反
応を利用する基、米国特許第4,248,962号、同
4,847,185号または同4,857,440号に
記載のある分子内求核置換反応を利用して開裂反応を起
こさせるタイミング基、米国特許第4,409,323
号もしくは同4,421,845号に記載のある電子移
動反応を利用して開裂反応を起こさせるタイミング基、
米国特許第4,546,073に記載のあるイミノケタ
ールの加水分解反応を利用して開裂反応を起こさせる
基、英国特許第1,531,927号に記載のあるエス
テルの加水分解反応を利用して開裂反応を起こさせる
基、または欧州特許第0572084号に記載の亜硫酸
イオンとの反応を利用して開裂反応を起こさせる基が挙
げられる。Lはそれに含まれるヘテロ原子、好ましくは
酸素原子、イオウ原子または窒素原子においてカプラー
のカップリング活性位と結合する。好ましいLとしては
下記一般式(T−1),(T−2)または(T−3)が
挙げられる。
【0049】一般式(T−1) *−W−(Z1 =Z
2j −C(R51)(R52)−** 一般式(T−2) *−W−CO−** 一般式(T−3) *−W−LINK−E−** 式中、*は一般式(I)におけるAで表される基、又は
左側に位置する基に結合する位置を表し、**はPUG
と結合する位置を表し、Wは酸素原子、硫黄原子または
>N−R53を表し、Z1 およびZ2 は各々置換もしくは
無置換のメチン、又は窒素原子を表し、jは0、1また
は2を表し、R51及びR52はR22と同じ意味の基を表
し、R53はR24と同じ意味の基を表す。Z1 およびZ2
が置換メチンを表すときその置換基はR23と同じ意味の
基を表す。ここで、Z1 およびZ2が置換メチンを表す
ときその置換基、R51、R52およびR53の各々の任意の
2つの置換基が互いに連結して環状構造(例えば、ベン
ゼン環、ピラゾール環)を形成する場合、もしくは形成
しない場合のいずれであってもよい。一般式(T−3)
においてEは求電子基を表し、LINKはWとEとが分
子内求核置換反応することができるように立体的に関係
づける連結基を表す。一般式(T−1)で示されるLの
具体例としては例えば以下に示すものであるが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0050】
【化8】
【0051】一般式(T−2)で示されるLの具体例と
しては例えば以下に示すものであるが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0052】
【化9】
【0053】一般式(T−3)で示されるLの具体例と
しては例えば以下に示すものであるが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0054】
【化10】
【0055】次に、一般式(I)におけるPUGについ
て説明する。本発明においてPUGは、現像促進剤、か
ぶり防止剤、現像抑制剤、漂白促進剤、定着促進剤、染
料、蛍光増白剤、カプラー等であり、好ましくはハロゲ
ン化銀現像を促進する性質を示す化合物である。具体的
には、ハロゲン化銀を還元する化合物、ハロゲン化銀溶
剤、J会合体破壊剤、かぶらせ剤、カプラー、カプラー
のカップリングを促進する化合物等を挙げることができ
る。
【0056】ハロゲン化銀を還元する化合物としては、
具体的にはハイドロキノン類、カテコール類、p−アミ
ノフェノール類、p−フェニレンジアミン類、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン類、レダクトン類、スルホンア
ミドフェノール類、スルホンアミドナフトール類、アミ
ノヒドロキシピラゾール類、アミノピラゾリン類、ヒド
ラジン類およびヒドロキシルアミン類を挙げることがで
き、そのうち特に好ましいものは、ハイドロキノン類、
p−アミノフェノール類、p−フェニレンジアミン類、
1−フェニル−3−ピラゾリドン類である。以下に好ま
しい還元剤の具体例を示すが、本発明はこれらにより限
定されない。
【0057】
【化11】
【0058】さらに、ハロゲン化銀現像を促進する化合
物として以下のかぶらせ剤も挙げられる。これらの化合
物は現像開始点近傍にかぶり核を形成することで現像を
促進する。
【0059】
【化12】
【0060】本発明において好ましいPUGは、銀イオ
ンと錯形成して溶解物理現像を促進する化合物であって
もよく、下記の化合物が挙げられる。
【0061】
【化13】
【0062】本発明において、PUGとして好ましいカ
プラーとしては公知のカプラーが挙げられ、例えばイエ
ローカプラー残基(例えばアシルアセトアニリド、マロ
ンジアニリドなどの開鎖ケトメチレン型カプラー残
基)、マゼンタカプラー残基(例えば5−ピラゾロン
型、ピラゾロトリアゾール型またはイミダゾピラゾール
型などのカプラー残基)、シアンカプラー残基(例えば
フェノール型、ナフトール型、ヨーロッパ公開特許第2
49,453号に記載のイミダゾール型または同30
4,001号に記載のピラゾロピリミジン型などのカプ
ラー残基)および無呈色カプラー残基(例えばインダノ
ン型またはアセトフェノン型などのカプラー残基)が挙
げられる。また、米国特許第4,315,070号、同
4,183,752号、同4,174,969号、同
3,961,959号、同4,171,223号または
特開昭52−82423号に記載のヘテロ環型のカプラ
ー残基であってもよい。
【0063】PUGとして特に好ましいカプラー残基は
フェノールまたはナフトール型のカプラー残基であり、
そのフェノール性水酸基によってA−(L)n −に結合
している場合である。以下に好ましいカプラーの具体例
を示すが、本発明はこれらによって限定されない。
【0064】
【化14】
【0065】カプラーのカップリング反応を促進する化
合物は、好ましくはカルボン酸類、フェノール類または
アルコール類である。以下にこれらの化合物の好ましい
具体例を示すが、本発明はこれらによって限定されな
い。
【0066】
【化15】
【0067】その他のPUGの具体例を以下に示すが、
本発明はこれらによって限定されない。
【0068】
【化16】
【0069】
【化17】
【0070】以下に本発明の一般式(I)で表される化
合物の具体例を示すが、本発明はこれらによって限定さ
れない。
【0071】
【化18】
【0072】
【化19】
【0073】
【化20】
【0074】
【化21】
【0075】
【化22】
【0076】
【化23】
【0077】
【化24】
【0078】
【化25】
【0079】本発明の一般式(I)で表される化合物
は、先に本発明に用いることができるブロック基の説明
で挙げた特許明細書、あるいは明細書中に引用されてい
る文献に記載された方法により合成することができる。
以下に本発明の一般式(I)で表される化合物の合成法
を合成例によって示すが、本発明はこれによって限定さ
れない。 合成例{例示化合物(BLK−3)の合成} 中間体(B)の合成 市販の4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド
{中間体(A)}25g(0.150mol)、エタノール75m
lおよび水200mlの混合物を水浴で冷却して攪拌し
た。これに、90%水素化ホウ素ナトリウム2.5g(6
0mmol)を加え、30分間攪拌した。濃塩酸20mlをゆ
っくり加え、さらに水400mlを加え、析出した結晶
を濾取し、乾燥した。中間体(B)24.1g(収率9
5%)を淡黄色の結晶として得た。 中間体(C)の合成 中間体(B)33.8g(0.200mol)、エタノール200
mlおよび10%パラジウム/カーボン約0.1gを内
容積500mlのオートクレーブ中にいれ、内圧30kg
/cm2になるように水素を充填し、70℃で3時間攪拌し
た。室温で一夜放置後、加熱して析出した結晶を溶解
し、触媒を濾過して除いた。濾液を減圧下に濃縮し、残
査にアセトニトリルを加えて析出した結晶を濾取、乾燥
し中間体(C)19.8g(収率71%)を橙色の結晶
として得た。 中間体(D)の合成 中間体(C)19.7g(0.142mol)をピリジン100m
lに加え、氷水で冷却して攪拌した。これに、市販の塩
化ヘキサデカンスルホニル46.0g(0.142mol)をテト
ラヒドロフラン150mlに溶解した溶液を1時間で滴
下した。そのままの温度で1時間、さらに室温に戻して
1時間攪拌した。反応混合物を水2.0リットルに注ぎ
込み、析出した結晶を濾取した。得られた粗結晶をアセ
トニトリルから再結晶して中間体(D)54.7g(収
率90%)を赤紫色の結晶として得た。中間体(E)の
合成 中間体(D)25.0g(58.5mmol)をテトラヒドロフラ
ン350mlに加え、さらにトリエチルアミン16.3
ml(117mmol) を加えて、室温で攪拌した。これに塩化
2,2−ジメチル−3−オキソブタノイル8.70g(5
8.5mmol)を30分間で滴下し、さらに1時間攪拌した。
さらに塩化2,2−ジメチル−3−オキソブタノイル
1.74g(11.7mmol)を添加して1時間攪拌の後、反応
混合物を希塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム上で乾
燥した。減圧下に濃縮し、残査をヘプタンから晶析し、
中間体(E)28.6g(収率90.6%)を淡黄色の
結晶として得た。 中間体(F)の合成 クロルギ酸トリクロロメチル1.51g(7.63mmol)を塩
化メチレン30mlに溶かし、氷水で冷却して攪拌し
た。これに、中間体(E)8.24g(15.3mmol)とピリ
ジン1.23ml(15.3mmol)を塩化メチレン40mlに
溶かした溶液を1時間かけて滴下し、そのままの温度で
45分間、さらに冷却浴をはずして3時間攪拌した。反
応混合物を希塩酸中に加え、塩化メチレンで抽出し、有
機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した。減圧下に濃
縮して中間体(F)の粗生成物9.09gを淡黄色の油
状物として得た。 例示化合物(BLK−3)の合成 中間体(G)の硫酸塩2.71g(9.26mmol)、重曹2.
33g(27.8mmol)、水20mlおよび酢酸エチル30m
lを混合して、氷水で冷却しながら攪拌した。これに、
中間体(F)5.58g(9.26mmol)を酢酸エチル30m
lに溶かして20分間で滴下した。そのままの温度で3
0分間、さらに室温で1時間攪拌した。反応混合物に水
と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥した。減圧下に濃
縮し、残査を酢酸エチル/ヘキサンの混合溶媒から晶析
し、例示化合物(BLK−3)4.50g(収率64
%)を無色の結晶として得た。1 HNMR(CDCl3 ) δ(ppm) 7.92(brs,1H),7.78(brs,1H),7.36(br,1H),7.15
(brd,1H),7.00(d,1H),6.62(m,2H),6.28(brs,1H),5.19
(s,2H),3.76(t,2H),3.41(t,2H),3.38(q,2H),3.08(dd,2
H),2.35(s,3H),2.22(s,3H),1.77(m,3H),1.61(s,6H),1.3
5-1.17(m,25H),1.12(t,3H),0.88(t,3H)
【0080】
【化26】
【0081】本発明のブロック化合物は、支持体から最
も近いハロゲン化銀乳剤層またはその近接層に含有さ
れ、単一層にのみ含有されても複数の層に含有されても
良い。ここで、近接層とは、着目している層に隣接して
いる層、又はその隣接している層に対して着目している
層とは反対側に隣接している層を意味する。添加量は、
添加される層に含まれるハロゲン化銀乳剤の種類と放出
される写真有用化合物の種類により変わるが、感光材料
1m2 あたり、5×10-6モルから5×10-3モルであ
り、好ましくは1×10-4モルから2×10-3モルであ
る。本発明においてブロック化合物を感光材料に導入す
るには種々の公知の分散方法を用いることができる。米
国特許第2,322,027号等に記載の水中油滴分散
法では常圧で沸点が約175℃以上の高沸点有機溶媒例
えばフタル酸エステル類、リン酸エステル類、安息香酸
エステル類、脂肪酸エステル類、アミド類、フェノール
類、アルコール類、カルボン酸類、N、N、N−ジアル
キルアニリン類、炭化水素類、オリゴマーないしポリマ
ー類及び/または常圧で沸点約30℃ないし約160℃
の低沸点有機溶媒例えば、アミド類、エーテル類等によ
りブロック化合物を溶解した後、ゼラチン等親水性コロ
イドに乳化分散される。ラテックス分散法の工程、効果
及び含浸用のラテックスの具体例は米国特許第4、19
9,633号、***特許出願(OLS )第2,541,2
74号、同第2,541,230号及び欧州特許第29
4,104A号等に記載されている。これら高沸点有機
溶媒やラテックスは単に分散媒としての機能だけでな
く、その構造を選択することによりブロック化合物の反
応の制御、発色の制御、ゼラチン膜の物理性の改良等種
々の機能を付与することができる。高沸点溶媒は液体
状、ワックス状、固体状のいずれの形態であっても良
い。次に、本発明の現像処理A及び現像処理Bについて
詳細に述べる。本発明の現像処理A及び現像処理Bは、
それぞれ発色現像工程、脱銀工程、乾燥工程から成って
いる。以下に好ましい具体例を挙げるがこれらに限定さ
れるものではない。 発色現像−漂白−定着−水洗−安定−乾燥 発色現像−漂白−漂白定着−水洗−安定−乾燥 発色現像−漂白定着−水洗−安定−乾燥 発色現像−漂白定着−定着−水洗−安定−乾燥 発色現像−漂白−水洗−定着−水洗−安定−乾燥 上記の処理工程において、安定の前の工程の水洗は省略
することができる。また最終の安定も省略することが可
能である。本発明の現像処理A及び現像処理Bにおい
て、発色現像以降の脱銀工程は同じでも異なってもよ
い。現像処理Bにおいて、発色現像の前の工程にブロッ
ク化合物から写真有用化合物を放出させるための前浴を
設けても良い。以下に本発明の現像処理Aにおける発色
現像処理Aについて説明する。本発明の発色現像処理A
の発色現像時間は150秒以上200秒以下であり、好
ましくは165秒以上195秒以下である。該発色現像
処理時間は処理液中の現像主薬の種類及び濃度、ハロゲ
ンイオン(特にBr- )濃度、処理液の温度、pH等に
より変更することができる。
【0082】本発明の発色現像処理Aの現像処理は、2
−メチル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエ
チル)アミノ〕アニリン、2−メチル−4−〔N−エチ
ル−N−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ〕アニリ
ン、2−メチル−4−〔N−エチル−N−(4−ヒドロ
キシブチル)アミノ〕アニリン、が好ましく、特に好ま
しくは2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)アミノ〕アニリンである。現像主薬濃度
は、処理液1リットル当たり10ミリモル以上20ミリ
モル以下である。これらの現像主薬は塩酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩もしくは硫酸塩が好ましい。
【0083】臭化物イオン濃度は、ハロゲン化銀カラー
写真感光材料からのBr- 溶出量と発色現像液に補充さ
れるBr- 量によって決定されるが、連続処理時の写真
性を安定に保つため、処理液1リットル当たり、6ミリ
モル以上14ミリモル以下であり、好ましくは9ミリモ
ル以上13ミリモル以下である。
【0084】処理液の温度は35℃以上40℃以下であ
り、好ましくは36℃以上39℃以下である。処理液の
pHは9.9以上10.3以下であり、好ましくは1
0.0以上10。2以下である。
【0085】具体的には、富士写真フイルム株式会社製
のカラーネガフィルム用処理剤CN−16、やCN−1
6X、CN−16Q、CN−16FAの発色現像液及び
現像補充液、或いはイーストマンコダック社製のカラー
ネガフィルム用処理剤C−41、C−41B、C−41
RAの発色現像液が好ましく使用できる。
【0086】以下に本発明の現像処理Bにおける発色現
像処理Bについて説明する。本発明の発色現像処理Bの
発色現像時間は25秒以上90秒以下であり、好ましく
は35秒以上75秒以下である。
【0087】本発明の発色現像時間はクロスオーバー時
間(発色現像液をでて、次の工程の処理液に入るまでの
時間)を含む時間であり、クロスオーバー時間は短い程
好ましいが処理機の性能上2秒以上10秒以下が好まし
く、3秒以上7秒以下が好ましい。
【0088】該発色現像処理時間も発色現像処理Aと同
様に処理液中の現像主薬の種類及び濃度、ハロゲンイオ
ン(特にBr- )濃度、処理液の温度、pH等により変
更することができる。
【0089】本発明の発色現像処理Bの現像主薬はp−
フェニレンジアミン誘導体であり、好ましい代表例を以
下に示す。 (D−1) 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β
−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン (D−2) 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(3
−ヒドロキシプロピル)アミノ〕アニリン (D−3) 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(3
−ヒドロキシブチル)アミノ〕アニリン (D−4) 2−メチル−N、N−ジエチル−p−フェ
ニレンジアミン (D−5) 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β
−メタンスルホンアミド)アミノ〕アニリン (D−6) 2−メトキシ−4−〔N−エチル−N−
(β−ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン (D−7) 4−アミノ−3−メトキシ−N、N−ビス
(3−ヒドロキシプロピル)アニリン (D−8) 4−アミノ−3イソプロピオキシ−N、N
−ビス(3−ヒドロキシエチル)アニリン (D−9) 1−(β−ヒドロキシエチル)−5−アミ
ノ−6−メチルインドリン (D−10)1、2、3、4−テトラヒドロ−1−
(3、4−ジヒドロキシブチル)−2、2、4、7−テ
トラメチル−6−アミノキノリン (D−11)1、2、3、4−テトラヒドロ−1−(β
−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシメチル−6−ア
ミノキノリン
【0090】本発明の発色現像処理Bにおいて、D−
1、D−2、D−3、D−6、D−7、D−8、D−1
0、D−11が特に好ましく、D−1、D−2、D−3
がより好ましく、D−1が最も好ましい。
【0091】現像主薬の濃度は、処理液1リットル当た
り、25ミリモル以上80ミリモル以下であり、好まし
くは25ミリモル以上60ミリモル以下、より好ましく
は27ミリモル以上50ミリモル以下、特に好ましくは
30ミリモル以上45ミリモル以下である。
【0092】該現像主薬濃度範囲内において、上記現像
主薬を2種以上組み合わせて用いることもできる。
【0093】本発明の発色現像処理Bにおいて、臭化物
イオンはカブリ防止剤として特に重要であり、Br-
度は処理液1リットル当たり、15ミリモル以上60ミ
リモル以下、好ましくは16ミリモル以上42ミリモル
以下であり、特に好ましくは16ミリモル以上35ミリ
モル以下である。
【0094】処理液の温度は40℃以上60℃以下であ
り、好ましくは42℃以上55℃以下であり、特に好ま
しくは43℃以上50℃以下である。処理液のpHは
9.9以上11.0以下であり、好ましくは10.0以
上10.5以下である。
【0095】本発明において発色現像液Bは、ブロック
化合物からの写真有用化合物放出反応を加速するトリガ
ー化合物を含有している。トリガー化合物は、先に本発
明に用いることができるブロック基の説明で挙げた特許
明細書、あるいは明細書中に引用されている文献に記載
されていてかつ発色現像処理Aの処理液中に含有されな
いものを用いることができる。
【0096】トリガー化合物としては、具体的にはヒド
ロキシルアミン類、グアニジン類、アミン類、ジアミン
類、アミノアルコール類、ヒドラジン類、アミノチオー
ル類、チオール類、ジチオール類、カルバミン酸類、ス
ルフィン酸類、過酸化水素等が挙げられる。以下に好ま
しいトリガー化合物の例を挙げるが、本発明はこれらに
より限定されない。
【0097】
【化27】
【0098】トリガー化合物は処理液にフリー体で添加
されても、硫酸塩、塩酸塩あるいは酢酸塩などの塩とし
て添加されてもよい。発色現像液Bのトリガー化合物濃
度は、化合物の種類と感材中のブロック化合物の組み合
わせにより変わるが、処理液1リットル当たり1×10
-4モルから1モルの範囲であり、好ましくは1×10-3
モルから5×10-2モルである。
【0099】本発明の発色現像処理Aは、発色現像処理
Bのトリガー化合物を実質的に含有しない。実質的に含
有しないとは、添加量が処理液1リットル当たり1×1
-6モル以下であり、好ましくは全く含有しないことで
ある。このとき発色現像処理Aにおいてブロック化合物
から写真有用化合物が放出されないか、その効果が無視
できるほど小さい。
【0100】本発明において、現像処理Bの発色現像液
の前にトリガー化合物を含有する前浴を設けることがで
きる。トリガー化合物の濃度は、発色現像処理液の場合
と同様に、化合物の種類と感材中のブロック化合物の組
み合わせにより変わるが、処理液1リットル当たり1×
10-4モルから1モルの範囲であり、好ましくは1×1
-3モルから5×10-2モルである。
【0101】トリガー化合物を含有する前浴の温度は3
0℃以上60℃以下であり、好ましくは40℃以上50
℃以下である。前浴のpHは4.0以上11.0以下で
あり、好ましくは6.0以上10.5以下である。
【0102】本発明において、漂白能を有する処理液に
は公知の漂白剤、即ちアミノポリカルボン酸鉄(III)錯
体、過硫酸塩、臭素酸塩、過酸化水素水及び赤血塩等が
用いられるが、アミノポリカルボン酸鉄(III) 錯体を最
も好ましく用いることができる。
【0103】漂白定着液や定着液中の定着剤としては、
公知の定着剤、即ちチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アン
モニウム等のチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウム、チ
オシアン酸アンモニウム等のチオシアン酸塩、エチレン
ビスグリコール酸、3、6−ジチアー1、8−オクタン
ジオール等のチオエーテル化合物、メソイオン化合物及
びチオ尿素類等の水溶性ハロゲン化銀溶解剤であり、こ
れらを1種或いは2種以上混合して使用することができ
る。
【0104】本発明の感光材料は、支持体上に青感色性
層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層のそ
れぞれ少なくとも1層が設けられていればよく、ハロゲ
ン化銀乳剤層および非感光性層の層数に特に制限はな
い。典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層から成る感色性層を少なくとも2つ有するハロゲン化
銀写真感光材料であり、該感光性層は青色光、緑色光、
および赤色光の何れかに感色性を有する単位感光性層で
あり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料において
は、単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性
層、緑感色性層、青感色性層の順に設置される。これら
の感色性乳剤層を含む親水性コロイド層全体を「感光
層」と呼ぶ。好ましい各層の最大分光感度波長は、例え
ば青感性層が420〜480nm、緑感性層が520〜5
80nm、赤感性層が520〜580nmにあることがあげ
られる。上記のハロゲン化銀感光性層の間および最上
層、最下層には各種の中間層等の非感光性層を設けても
よい。該中間層には、特開昭61−43748号、同5
9−113438号、同59−113440号、同61
−20037号、同61−20038号明細書に記載さ
れるようなカプラー、DIR化合物等が含まれていても
よく、通常用いられるように混色防止剤を含んでいても
よい。各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳
剤層は、***特許第1,121,470号あるいは英国
特許第923,045号に記載されるように高感度乳剤
層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いることがで
きる。通常は、支持体に向かって順次感光度が低くなる
様に配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層の間
には非感光性層が設けられていてもよい。また、特開昭
57−112751号、同62−200350号、同6
2−206541号、同62−206543号等に記載
されているように支持体より離れた側に低感度乳剤層、
支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。具体
例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光性層
(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感光性
層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤感光
性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)/の順、また
はBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、またはB
H/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設置するこ
とができる。また特公昭49−15495号公報に記載
されているように上層を最も感光度の高いハロゲン化銀
乳剤層、中層をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳
剤層、下層を中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀
乳剤層を配置し、支持体に向かって感光度が順次低めら
れた感光度の異なる3層から構成される配列が好ましい
例として挙げられる。このような感光度の異なる3層か
ら構成される場合でも、特開昭59−202464号明
細書に記載されているように、同一感色性層中において
支持体より離れた側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/
低感度乳剤層の順に配置されてもよい。その他、高感度
乳剤層/低感度乳剤層/中感度乳剤層、あるいは低感度
乳剤層/中感度乳剤層/高感度乳剤層などの順に配置さ
れていてもよい。また、4層以上の場合にも、上記の如
く配列を変えてもよい。色再現性を改良するために、米
国特許第4,663,271号、同第4,705,74
4号,同第4,707,436号、特開昭62−160
448号、同63−89850号の明細書に記載の、B
L、GL、RLなどの主感光層と分光感度分布が異なる
重層効果のドナー層(CL)を主感光層に隣接もしくは
近接して配置することが好ましい。上記のように、それ
ぞれの感光材料の目的に応じて種々の層構成・配列を選
択することができる。
【0105】本発明における階調度は以下のようにして
求められる。まず、標準白色光源(黒体放射の4800
°Kのエネルギー分布を有する光源)で試験感光材料を
ウエッジ露光し、指定した現像処理を行った後、赤、
緑、青フィルターを通して、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの吸収濃度を測定し特性曲線を求める。得られた特性
曲線から、露光量の対数(横軸)に対して、シアン、マ
ゼンタ、イエローの吸収濃度がカブリ+0.2、+0.
5、+1.0、+1.5、+2.0の点をそれぞれプロ
ットし、これらの点を最小自乗法で直線近似した後、横
軸からの角度θに対する tanθをその感光材料の階調度
γと定義し、シアン、マゼンタ、イエローのγをそれぞ
れγ(C)、γ(M)、γ(Y)とした。
【0106】本発明の感光材料は、本発明の現像処理A
を実施した後のシアン、マゼンタ及びイエローの階調度
γA (C)、γA (M)、γA (Y)と、本発明の現像
処理Bを実施した後の階調度γB (C)、γB (M)、
γB (Y)が、下記の条件式を満たす。 0.8≦γB (C)/γA (C)≦1.2 0.8≦γB (M)/γA (M)≦1.2 0.8≦γB (Y)/γA (Y)≦1.2
【0107】さらに好ましくは、 0.9≦γB (C)/γA (C)≦1.1 0.9≦γB (M)/γA (M)≦1.1 0.9≦γB (Y)/γA (Y)≦1.1 の条件を満たす。
【0108】この条件を満たさない場合には、現像処理
AまたはBの少なくとも一方の処理で現像したカラーネ
ガから得られるプリントの色味が崩れてしまい、観賞に
耐えうる色再現が得られない。
【0109】本発明において、γA (C)、γ
A (M)、γA (Y)、γB (C)、γB (M)、γB
(Y)はそれぞれ0.50〜0.90であることが好ま
しく、0.60〜0.85であることがより好ましく、
0.65〜0.80であることが特に好ましい。
【0110】本発明においては、プリントを供するカラ
ーペーパーとしては市販されているいずれも使うことが
出来る。カラーペーパーの好ましい階調度は測色濃度で
約2.7±0.1である。(測色濃度については、日本
写真学会編「写真工学の基礎」銀塩写真編、387頁参
照)
【0111】
【実施例】
(実施例1)下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム
支持体上に、下記に示すような組成の各層を重層塗布
し、多層カラー感光材料である試料101を作製した。 (感光層組成)各層に使用する素材の主なものは下記の
ように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
【0112】(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.09 ゼラチン 1.55 ExM−1 0.12 ExF−1 2.0×10-3 固体分散染料ExF−2 0.030 固体分散染料ExF−3 0.040 HBS−1 0.15 HBS−2 0.02
【0113】第2層(中間層) 沃臭化銀乳剤M 銀 0.065 ExC−2 0.04 ポリエチルアクリレートラテックス 0.20 ゼラチン 1.04
【0114】第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.26 沃臭化銀乳剤B 銀 0.26 ExS−1 6.9×10-5 ExS−2 1.8×10-5 ExS−3 3.1×10-4 ExC−1 0.17 ExC−3 0.030 ExC−4 0.10 ExC−5 0.020 ExC−6 0.010 BLK−1 0.15 Cpd−2 0.025 HBS−1 0.09 ゼラチン 0.90
【0115】第4層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤C 銀 0.72 ExS−1 3.5×10-4 ExS−2 1.6×10-5 ExS−3 5.1×10-4 ExC−1 0.13 ExC−2 0.060 ExC−3 0.0070 ExC−4 0.090 ExC−5 0.015 ExC−6 0.0070 BLK−1 0.12 Cpd−2 0.023 HBS−1 0.09 ゼラチン 0.78
【0116】第5層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 1.41 ExS−1 2.4×10-4 ExS−2 1.0×10-4 ExS−3 3.4×10-4 ExC−1 0.10 ExC−3 0.045 ExC−6 0.020 ExC−7 0.010 BLK−1 0.10 Cpd−2 0.050 HBS−1 0.20 HBS−2 0.050 ゼラチン 1.11
【0117】第6層(中間層) Cpd−1 0.090 固体分散染料ExF−4 0.030 HBS−1 0.050 ポリエチルアクリレートラテックス 0.15 ゼラチン 1.10
【0118】第7層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 0.14 沃臭化銀乳剤F 銀 0.11 沃臭化銀乳剤G 銀 0.10 ExS−4 3.0×10-5 ExS−5 2.1×10-4 ExS−6 8.0×10-4 ExM−2 0.33 ExM−3 0.086 ExY−1 0.015 HBS−1 0.30 HBS−3 0.010 ゼラチン 0.72
【0119】第8層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤H 銀 0.80 ExS−4 3.2×10-5 ExS−5 2.2×10-4 ExS−6 8.4×10-4 ExC−8 0.010 ExM−2 0.10 ExM−3 0.025 ExY−1 0.018 ExY−4 0.010 ExY−5 0.040 HBS−1 0.13 HBS−3 4.0×10-3 ゼラチン 0.79
【0120】第9層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤I 銀 1.25 ExS−4 3.7×10-5 ExS−5 8.1×10-5 ExS−6 3.2×10-4 ExC−1 0.010 ExM−1 0.020 ExM−4 0.025 ExM−5 0.040 Cpd−3 0.040 HBS−1 0.25 ポリエチルアクリレートラテックス 0.15 ゼラチン 1.30
【0121】第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.015 Cpd−1 0.16 固体分散染料ExF−5 0.060 固体分散染料ExF−6 0.060 油溶性染料ExF−7 0.010 HBS−1 0.60 ゼラチン 0.60
【0122】第11層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤J 銀 0.09 沃臭化銀乳剤K 銀 0.09 ExS−7 8.6×10-4 ExC−8 7.0×10-3 ExY−1 0.050 ExY−2 0.22 ExY−3 0.50 ExY−4 0.020 Cpd−2 0.10 Cpd−3 4.0×10-3 HBS−1 0.28 ゼラチン 1.20
【0123】第12層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤L 銀 0.99 ExS−7 4.0×10-4 ExY−2 0.10 ExY−3 0.10 ExY−4 0.010 Cpd−2 0.10 Cpd−3 1.0×10-3 HBS−1 0.070 ゼラチン 0.69
【0124】第13層(第1保護層) UV−1 0.19 UV−2 0.075 UV−3 0.065 HBS−1 5.0×10-2 HBS−4 5.0×10-2 ゼラチン 1.75
【0125】第14層(第2保護層) 沃臭化銀乳剤M 銀 0.10 H−1 0.40 B−1(直径 1.7 μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7 μm) 0.15 B−3 0.05 S−1 0.20 ゼラチン 0.68
【0126】更に、各層に適宜、保存性、処理性、圧力
耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくする
ために W−1ないしW−3、B−4ないしB−6、F
−1ないしF−17及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、
パラジウム塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
【0127】
【表1】
【0128】表1において、 (1)乳剤J〜Lは特開平2-191938号の実施例に従い、
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Iは特開平3-237450号の実施例に従い、
各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸ナトリウ
ムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が施されて
いる。 (3)平板状粒子の調製には特開平1-158426号の実施例
に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子には特開平3-237450号に記載されてい
るような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて観察されてい
る。 (5)乳剤Lは特開昭60-143331 号に記載されている内
部高ヨードコアーを含有する二重構造粒子である。
【0129】有機固体分散染料の分散物の調製 下記、ExF−2を次の方法で分散した。即ち、水21.7
ミリリットル及び5%水溶液のp−オクチルフェノキシエトキ
シエトキシエタンスルホン酸ソーダ3ミリリットル並びに5%
水溶液のp−オクチルフェノキシポリオキシエチレンエ
−テル(重合度10) 0.5gとを 700ミリリットルのポットミル
に入れ、染料ExF−2を 5.0gと酸化ジルコニウムビ
ーズ(直径1mm) 500ミリリットルを添加して内容物を2時間
分散した。この分散には中央工機製のBO型振動ボール
ミルを用いた。分散後、内容物を取り出し、12.5%ゼラ
チン水溶液8gに添加し、ビーズを濾過して除き、染料
のゼラチン分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は0.44
μmであった。
【0130】同様にして、ExF−3、ExF−4及び
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
はそれぞれ、0.24μm、0.45μm、0.52μmであった。
ExF−5は欧州特許出願公開(EP)第549,489A号明細
書の実施例1に記載の微小析出(Microprecipitation)
分散方法により分散した。平均粒径は0.06μmであっ
た。
【0131】
【化28】
【0132】
【化29】
【0133】
【化30】
【0134】
【化31】
【0135】
【化32】
【0136】
【化33】
【0137】
【化34】
【0138】
【化35】
【0139】
【化36】
【0140】
【化37】
【0141】
【化38】
【0142】
【化39】
【0143】
【化40】
【0144】
【化41】
【0145】
【化42】
【0146】
【化43】
【0147】次に、試料101の第3層から第5層のブ
ロック化合物を表2のように変更した以外は、全く同様
にして、試料102〜105を作成した。また試料10
1からすべてのブロック化合物を除いた試料100を作
成した。得られた試料について、白色光によりウエッジ
露光した後、以下に示す現像処理A01及び現像処理B
01を行った。
【0148】
【0149】次に、処理液の組成を記す。 (発色現像液) タンク液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 炭酸カリウム 30.0 臭化カリウム 1.4 ヨウ化カリウム 1.5 mg ジナトリウム N,N−ビス(スルホナートエチル) ヒドロキシルアミン 8.6 g 4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アミノ〕−2−メチルアニリン硫酸塩 4.5 水を加えて 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調整) 10.05
【0150】 (漂白液) タンク液、補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005モル (CH3)2N-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-N(CH3)2 ・2HCl アンモニア水(27%) 15.0ミリリットル 水を加えて 1.0 リットル pH(アンモニア水と硝酸にて調整) 6.3
【0151】 (漂白定着液) タンク液(g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 50.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液 (700g/リットル) 240.0ミリリットル アンモニア水(27%) 6.0ミリリットル 水を加えて 1.0 リットル pH(アンモニア水と酢酸にて調整) 7.2
【0152】(水洗液) タンク液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと
硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この
液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
【0153】現像処理B01の工程および処理液組成 処理工程 温度 時間 発色現像 45℃ 60秒 漂白定着 40℃ 60秒 水洗 (1) 40℃ 15秒 水洗 (2) 40℃ 15秒 水洗 (3) 40℃ 15秒 安 定 40℃ 15秒 乾 燥 80℃ 60秒 (水洗は(3) から(1) への3タンク向流方式とした。)
【0154】液組成 (発色現像液) タンク液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1ジホスホン酸 3.3 亜硫酸ナトリウム 3.9 炭酸カリウム 37.5 臭化カリウム 4.0 沃化カリウム 1.3 mg ジナトリウム N,N−ビス(スルホナートエチル) ヒドロキシルアミン 15.4 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロ キシエチル)アミノ〕アニリン硫酸塩 18.0 水を加えて 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 (漂白定着液) (単位モル) エチレンジアミン−(2−カルボキシフェニル)− N,N′,N′−三酢酸 0.17 硝酸第二鉄九水和物 0.15 チオ硫酸アンモニウム 1.25 亜硫酸アンモニウム 0.10 メタカルボキシベンゼンスルフィン酸 0.05 水を加えて 1.0 リットル pH(酢酸とアンモニアで調製) 5.8 (水洗水) 処理A01に記載のものと同じ組成 (安定液) タンク液(g) p−トルエンスルフィン酸ナトリウム 0.03 ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル (重合度10) 0.02 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.005 1,2,4−トリアゾール 1.3 1,4−ビス(1,2,4−トリアゾール− 1−イルメチル)ピペラジン 0.75 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.10 文字を加えて1リットルとし、pH8.5に調整する。
【0155】処理後、各試料についてシアン、マゼンタ
及びイエローの吸収濃度を測定し特性曲線を求めた。得
られた特性曲線から、現像処理A01を実施した後のシ
アン、マゼンタ、イエローの階調度γA (C)、γ
A (M)、γA (Y)と現像処理B01を実施した後の
シアン、マゼンタ、イエローの階調度γB (C)、γB
(M)、γB (Y)を求め、γB (C)/γA (C)、
γB (M)/γA (M)、γB (Y)/γA (Y)の値
を計算した。
【0156】さらに、現像処理B01の発色現像液に、
ヒドロキシルアミン硫酸塩を15ミリモル/リットル添
加した以外は全く同様にして現像処理B02を実施し、
同様にして現像処理A01後の階調度の比を計算した。
得られた結果を表2に示す。
【0157】
【表2】
【0158】(実施例2)試料101について、白色光
によりウエッジ露光した後、以下に示す現像処理B0
3、B04を行った。現像処理B03、B04は、現像
処理B02の発色現像液のヒドロキシルアミン硫酸塩を
次のように変更した以外は全く同様にした現像処理であ
る。 現像処理 トリガー化合物 B01 なし B02 ヒドロキシルアミン硫酸塩 B03 N−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩 B04 アミノグアニジン塩酸塩 B03、B04を実施し、実施例1と同様にして現像処
理A01後の階調度の比を計算した。得られた結果を表
3に示す。
【0159】
【表3】
【0160】(実施例3)試料101のブロック化合物
を特公昭61−156126号記載の現像主薬放出カプ
ラーに置き換えた以外は全く同様にして試料107、試
料108を作成した。これらの試料に処理B01を実施
し、実施例1と同様にして処理A01後の階調度比を計
算した。得られた結果を表4に示す。
【0161】
【化44】
【0162】
【表4】
【0163】これらの結果から明らかなように、発色現
像時間が25秒ないし90秒という短い時間で階調度の
比が0.8以上1.2以下の画像が得られ、すなわち迅
速処理にて色再現性の良好な画像が得られた。
【0164】(実施例4)実施例1の試料101及び1
02を白色光によりウエッジ露光した後、下記の現像処
理A02及びB05を実施した。各現像処理はシネ式自
動現像機でランニング処理(発色現像液の累積補充量
が、そのタンクの3倍になるまで)をした。
【0165】処理後、各試料についてシアン、マゼンタ
及びイエローの吸収濃度を測定し特性曲線を求めた。得
られた特性曲線から、現像処理A02を実施した後のシ
アン、マゼンタ、イエローの階調度γA (C)、γ
A (M)、γA (Y)と現像処理B05を実施した後の
シアン、マゼンタ、イエローの階調度γB (C)、γB
(M)、γB (Y)を求め、γB (C)/γA (C)、
γB (M)/γA (M)、γB (Y)/γA (Y)の値
を計算した。
【0166】(現像処理A02の処理工程および液組
成) (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 3分5秒 38.0 ℃ 23ミリリットル 17リットル 漂 白 50秒 38.0 ℃ 5ミリリットル 5リットル 漂白定着 50秒 38.0 ℃ − 5リットル 定 着 50秒 38.0 ℃ 16ミリリットル 5リットル 水 洗 30秒 38.0 ℃ 34ミリリットル 3.5リットル 安 定(1) 20秒 38.0 ℃ − 3リットル 安 定(2) 20秒 38.0 ℃ 20ミリリットル 3リットル 乾 燥 1分30秒 60 ℃ *補充量は感光材料35mm巾1.1m当たり(24Ex. 1本相当) 安定液は(2) から(1) への向流方式であり、水洗水のオ
ーバーフロー液は全て定着浴へ導入した。漂白定着浴へ
の補充は、自動現像機の漂白槽の上部並びに定着槽の上
部に切りかきを設け、漂白槽、定着槽への補充液の供給
により発生するオーバーフロー液の全てが漂白定着浴に
流入されるようにした。尚、現像液の漂白工程への持ち
込み量、漂白液の漂白定着工程への持ち込み量、漂白定
着液の定着工程への持ち込み量及び定着液の水洗工程へ
の持ち込み量は感光材料35mm巾1.1m当たりそれぞ
れ2.5ミリリットル、2.0ミリリットル、2.0ミ
リリットル、2.0ミリリットルであった。また、クロ
スオーバーの時間はいずれも6秒であり、この時間は前
工程の処理時間に包含される。
【0167】以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 2.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ ン酸 2.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 3.9 5.1 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 1.4 0.4 沃化カリウム 1.3 mg − ジナトリウム N,N−ビス(スルホナートエチル) ヒドロキシルアミン 10.1 13.8 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β− ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸塩 4.8 6.5 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 10.15
【0168】 (漂白液) タンク液(g) 補充液(g) 1 ,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄アンモ ニウム一水塩 130 195 臭化アンモニウム 70 105 硝酸アンモニウム 14 21 ヒドロキシ酢酸 50 75 酢酸 40 60 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH〔アンモニア水で調製〕 4.4 4.4
【0169】(漂白定着タンク液)上記漂白タンク液と
下記定着タンク液の15対85(容量比)混合液。(p
H7.0)
【0170】 (定着液) タンク液(g) 補充液(g) 亜硫酸アンモニウム 19 57 チオ硫酸アンモニウム水溶液 (700g/リットル) 280ミリリットル 840ミリリットル イミダゾール 15 45 エチレンジアミン四酢酸 15 45 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調製〕 7.4 7.45
【0171】(水洗水) 本願実施例1と同様の組成を
使用した。
【0172】(安定液) 本願実施例1と同様の組成を
使用した。 (現像処理B05の処理工程および液組成) (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 60秒 45.0 ℃ 260ミリリットル 1リットル 漂 白 20秒 45.0 ℃ 130ミリリットル 1リットル 定 着 40秒 45.0 ℃ 100ミリリットル 1リットル 水 洗(1) 15秒 45.0 ℃ − 1リットル 水 洗(2) 15秒 45.0 ℃ − 1リットル 水 洗(3) 15秒 45.0 ℃ 400ミリリットル 1リットル 乾 燥 45秒 80 ℃ *補充量は感光材料1m2当たり (水洗は(3) から定着までは4タンク向流多段カスケード)
【0173】以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 4.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ ン酸 3.3 3.3 亜硫酸ナトリウム 3.9 6.5 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 2.0 − 沃化カリウム 1.3 mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.4 4.8 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β− ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン硫酸塩 11.5 15.0 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 10.25
【0174】 (漂白液) タンク液(モル) 補充液(モル) 1 ,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄塩アンモ ニウム一水塩 0.33 0.50 硝酸第二鉄九水和物 0.30 4.5 臭化アンモニウム 0.80 1.20 硝酸アンモニウム 0.20 0.30 酢酸 0.67 1.0 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH〔アンモニア水で調製〕 4.5 4.0
【0175】 (定着液) タンク液、補充液共通(g) 亜硫酸アンモニウム 28 チオ硫酸アンモニウム水溶液(700g/リットル) 280ミリリットル イミダゾール 15 エチレンジアミン四酢酸 15 水を加えて 1.0リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調製〕 5.8
【0176】(水洗水)本願実施例1記載の水洗水と同
じ組成のものを使用した。
【0177】(安定液)本願実施例1記載の安定液と同
じ組成のものを使用した。
【0178】得られた結果を表5に示す。
【0179】
【表5】
【0180】表5の結果より、本発明はランニング処理
においても色再現性の良好な画像を得ることができた。
【0181】(実施例5)さらに試料101のBLK−
1の添加層と添加量を表6のように変更した以外は全く
同じくして試料109から試料114を作成し、実施例
1と同様の試験を行った結果、同様の改良効果が認めら
れた。
【0182】
【表6】
【0183】(実施例6)白色光を、光学濃度の異なる
赤色、緑色、青色フィルターを組み合わせて作ったフィ
ルターに通して試料100をウエッジ露光した後、現像
処理A01を実施してイエロー、マゼンタ、シアン濃度
の階調を変えた試料を作製した。次に白色光とNDフィ
ルターで適正なグレー露光した後、現像処理A01を実
施した標準試料を作製した。これらより、フィルターの
組合せとその時のイエロー、マゼンタ、シアン濃度の基
準試料に対する階調度比を求めた。この露光条件に基づ
き、試料100を用いてマクベスカラーチェッカーを撮
影しプリントして作製した試料について色再現性の官能
評価を行った。その結果、グレー露光をした標準試料に
対する階調度の比がイエロー、マゼンタ、シアンのいず
れもが0.8から1.2の間にあればそのままあるいは
プリント時の補正により満足する画像が得られた。つま
り標準試料を用いてプリントして得られた画像と比較し
て違和感のないグレーを再現できた。一方、イエロー、
マゼンタ、シアンの少なくとも1つの階調度比が0.8
より小さくなるか1.2より大きくなった場合、カラー
バランスが崩れ、グレーに他の色がかぶって見えた。ま
た3色とも0.8より小さくなるか1.2より大きくな
る場合にはグレーであっても標準試料に比べて大きな濃
淡の差が感じられた。このように、階調度比を満足しな
い試料では、違和感のある画像を与えることがわかっ
た。この結果より、本発明のハロゲン化銀カラー写真感
光材料及び画像形成法は、色再現性の良好な画像を与え
ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、青感性ハロゲン化銀乳剤
    層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化
    銀乳剤層を有し、かつ、現像処理時に写真有用化合物を
    放出するブロックされた化合物(ブロック化合物)を少
    なくとも1種含有し、発色現像時間の異なる下記現像処
    理AおよびBを実施したとき、該2種類の現像処理によ
    って得られたイエロー、マゼンタ、シアンの階調度の比
    がそれぞれ0.8以上1.2以下であることを特徴とす
    るハロゲン化銀カラー写真感光材料。 現像処理A 発色現像時間が150秒ないし200秒である現像処
    理。 現像処理B 発色現像時間が25秒ないし90秒であり、上記感光材
    料中に含有されるブロック化合物からの写真有用化合物
    放出反応を加速する物質(トリガー化合物)を発色現像
    液またはその前浴中に含有する現像処理。
  2. 【請求項2】 前記の現像処理Aにおいて、発色現像時
    間が165秒ないし195秒、それに用いられる現像液
    の現像主薬の濃度が10〜20mmol/l、その温度が35
    〜40℃、そのpHが9.9〜10.3であり、前記の
    現像処理Bにおいて、発色現像時間が35秒ないし75
    秒、それに用いられる現像液の現像主薬の濃度が25〜
    80mmol/l、その温度が40〜60℃、そのpHが9.
    9〜11.0、該トリガー化合物の濃度が1×10-4〜1
    mol/l であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料。
  3. 【請求項3】 前記の現像処理Aにおいて、それに用い
    られる現像液の現像主薬の濃度が12〜18mmol/l、そ
    の温度が36〜39℃、そのpHが10.0〜10.2
    であり、前記の現像処理Bにおいて、それに用いられる
    現像液の現像主薬の濃度が27〜50mmol/l、その温度
    が42〜55℃、そのpHが10.0〜10.5、該ト
    リガー化合物の濃度が1×10-3〜5×10-2mol/l である
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。
  4. 【請求項4】 ブロック化合物から放出される写真有用
    化合物が現像促進剤であることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の現像促進剤放出ブロッ
    ク化合物が、支持体から最も近い感光性ハロゲン化銀乳
    剤層中もしくはその近接層中に含有することを特徴とす
    る請求項4に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料を、請求項1に記載の現
    像処理Bによって処理することを特徴とするハロゲン化
    銀カラー写真感光材料の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6972341B2 (en) 2001-06-11 2005-12-06 Xeno Port, Inc. Prodrugs of GABA analogs, compositions and uses thereof
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