JPH0713309A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0713309A
JPH0713309A JP17850293A JP17850293A JPH0713309A JP H0713309 A JPH0713309 A JP H0713309A JP 17850293 A JP17850293 A JP 17850293A JP 17850293 A JP17850293 A JP 17850293A JP H0713309 A JPH0713309 A JP H0713309A
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JP
Japan
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group
heterocyclic
formula
cycloalkyl
alkenyl
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Pending
Application number
JP17850293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kawagishi
俊雄 川岸
Masushi Motoki
益司 元木
Toshiyuki Watanabe
敏幸 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0713309A publication Critical patent/JPH0713309A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発色性が高く、プリントの色味の少ない感光材
料を提供する。 【構成】下記(M−9)で表わされる化合物を含有する
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関するものであり、さらに詳しくは保存安定
性に優れ、色再現性及び発色性が良好なハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
ては、芳香族第1級アミン現像主薬の酸化体とカップリ
ング反応して、イエロー、マゼンタ、及びシアンにそれ
ぞれ発色するカプラーを含有するものが一般的である。
このうち、マゼンタカプラーとしては米国特許第4,5
40,654号等に記載された1H−ピラゾロ〔1,5
−b〕〔1,2,4〕トリアゾールマゼンタカプラーが
不要吸収の少ないマゼンタ色素を生成する点で好ましい
ことが知られている。しかしながら、該特許に記載され
た1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリア
ゾールマゼンタカプラーの具体的化合物はハロゲン化銀
カラー写真感光材料に導入した場合の、発色性や色像保
存性などに問題があり、それらの問題点を解決するため
に1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリア
ゾールの2位及び6位の置換基に種々の工夫を加えたカ
プラーが提案された。特に、特開昭63−153547
号、特開平1−302249号および同2−16023
3号等に記載された6位に3級アルキル基、2位にフェ
ニル基を有する1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,
2,4〕トリアゾールカプラーは発色性および色像保存
性が改良され好ましい性能を有するカプラーであるが、
発色性の改良については未だ十分とは言い難く、また生
成するマゼンタ色素の最大吸収波長が長波過ぎるという
問題点を有していた。この問題は、カラーネガフィルム
にこれらのカプラーを用いてカラーペーパーにプリント
する際に、使用するプリンターの機種の違いにより、得
られるカラーペーパーの色味が異なるという不都合につ
ながる。これは、プリンターの機種により、プリンター
の分光感度が異なることによるもので、カラーネガフィ
ルムの設計上、このプリンター間の変動を極小にするこ
とが常に要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
の第一は、発色性が高いハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することである。さらに、本発明の目的の第二
は、プリントの色味の変化の少ないハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、下記一般
式(I)で表される化合物を含有することを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料によって達成された。 一般式(I)
【0005】
【化4】
【0006】式中、R1 は第三級アルキル基を表し、R
2 は下記一般式(K−1)、(K−2)もしくは(K−
3)で表される基またはカルボキシル基を少なくとも一
つ有する、カルボンアミド基、アルコキシカルボニルア
ミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ウレイド
基、スルホンアミド基、スルファモイルアミノ基または
イミド基を表す。R3 はベンゼン環に置換可能な基を表
し、aは0〜4の整数を表し、aが複数の時、複数のR
3 は同じものまたは異なるものを表す。Xは水素原子ま
たは現像主薬の酸化体とのカップリング反応により離脱
可能な基を表す。 一般式(K−1) −A−NH−B−R11− 式中、AおよびBは−CO−または−SO2 −を表し、
11はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリール基、ヘテロ環基、−N(R12)R13、−O−R
14または−S−R14を表し、R12およびR13は水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
リール基またはヘテロ環基を表し、R14はアルキル基、
シロクアルキル基、アルケニル基、アリール基またはヘ
テロ環基を表す。 一般式(K−2)
【0007】
【化5】
【0008】一般式(K−3)
【0009】
【化6】
【0010】式中、R21はハロゲン原子、アルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ
環基、−OR23、−OCOR23、−OCO2 23、−O
CON(R24)R23、−N(R24)R23、−N(R24
COR23、−N(R24)SO2 23、−COR23、−C
2 23、−CON(R24)R23、−SR23、−SO2
23、−SO2 OR23、−SO2 N(R24)R23、−C
Nまたは−NO2 を表し、R23はアルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アリール基またはヘテロ環基
を表し、R24は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル
基、アルカンスルホニル基またはアレーンスルホニル基
を表す。cは0〜4の整数を表し、cが2以上の時、複
数のR21は互いに同じでも、異なっていてもよい。R22
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリ
ール基、ヘテロ環基または−N(R24)R23を表す。R
25はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
リール基またはヘテロ環基を表す。
【0011】一般式(I)で表される化合物について以
下に詳しく説明する。R1 は炭素数4〜32の鎖状もし
くは環状の第三級アルキル基、例えばt−ブチル、t−
ペンチル、t−ヘキシル、1,1−ジメチルデシル、
1,1,3,3−テトラメチルブチル、2−メチル−2
−ブチル、1−エチルシクロプロピル、1−メチルシク
ロペンチル、1−メチルシクロヘキシル、1−ノルボル
ニル、1−アダマンチルを表す。
【0012】R3 はアルキル基(好ましくは炭素数1〜
32の、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基で、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
−ブチル、1−オクチル、トリデシル)、シクロアルキ
ル基(好ましくは炭素数3〜8のシクロアルキル基で、
例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜32のア
ルケニル基で、例えば、ビニル、アリル、3−ブテン−
1−イル)、アリール基(好ましくは炭素数6から32
のアリール基で、例えば、フェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル)、ヘテロ環基(好ましくは炭素数1から3
2の、5から8員環のヘテロ環基で、例えば、2−チエ
ニル、4−ピリジル、2−フリル、2−ピリミジニル、
1−ピリジル、2−ベンゾチアゾリル、1−イミダゾリ
ル、1−ピラゾリル、ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)、シアノ基、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子)、ヒドロキシル基、ニトロ基、カ
ルボキシル基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜3
2のアルコキシ基で、例えば、メトキシ、エトキシ、1
−ブトキシ、2−ブトキシ、イソプロポキシ、t−ブト
キシ、ドデシルオキシ)、シクロアルキルオキシ基(好
ましくは炭素数3から8のシクロアルキルオキシ基で、
例えば、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキ
シ)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜32の
アリールオキシ基で、例えば、フェノキシ、2−ナフト
キシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜32
のヘテロ環オキシ基で、例えば、1−フェニルテトラゾ
ール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ、
2−フリルオキシ)、シリルオキシ基(好ましくは炭素
数1〜32のシリルオキシ基で、例えば、トリメチルシ
リルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ、ジフェ
ニルメチルシリルオキシ)、アシルオキシ基(好ましく
は炭素数2〜32のアシルオキシ基で、例えば、アセト
キシ、ピバロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ドデカノ
イルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好まし
くは炭素数2〜32のアルコキシカルボニルオキシ基
で、例えば、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシ
カルボニルオキシ)、シクロアルキルオキシカルボニル
オキシ(好ましくは炭素数4〜9のシクロアルキルオキ
シカルボニルオキシ基で、例えば、シクロヘキシルオキ
シカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキ
シ基(好ましくは炭素数7〜32のアリールオキシカル
ボニルオキシ基で、例えば、フェノキシカルボニルオキ
シ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜3
2のカルバモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシ、N−ブチルカルバモイルオキ
シ)、スルファモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜
32のスルファモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジ
エチルスルファモイルオキシ、N−プロピルスルファモ
イルオキシ)、アルカンスルホニルオキシ基(好ましく
は炭素数1〜32のアルカンカルホニルオキシ基で、例
えば、メタンスルホニルオキシ、ヘキサデカンスルホニ
ルオキシ)、アレーンスルホニルオキシ(好ましくは炭
素数6〜32のアレーンスルホニルオキシ基で、例え
ば、ベンゼンスルホニルオキシ)、アシル基(好ましく
は炭素数1〜32のアシル基で、例えば、ホルミル、ア
セチル、ピバロイル、ベンゾイル、テトラデカノイ
ル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜
32のアルコキシカルボニル基で、例えば、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、オクタデシルオキシカ
ルボニル)、シクロアルキルオキシカルボニル基(好ま
しくは炭素数2〜32のシクロアルキルオキシカルボニ
ル基で、例えば、シクロヘキシルオキシカルボニル)、
アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜3
2のアリールオキシカルボニル基で、例えば、フェノキ
シカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1
〜32のカルバモイル基で、例えば、カルバモイル、
N,N−ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−オク
チルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル)、アミ
ノ基(好ましくは炭素数32以下のアミノ基で、例え
ば、アミノ、メチルアミノ、N,N−ジオクチルアミ
ノ、テトラデシルアミノ、オクタデシルアミノ)、アニ
リノ基(好ましくは炭素数6〜32のアニリノ基で、例
えば、アニリノ、N−メチルアニリノ)、ヘテロ環アミ
ノ基(好ましくは炭素数1〜32のヘテロ環アミノ基
で、例えば、4−ピリジルアミノ)、カルボンアミド基
(好ましくは炭素数2〜32のカルボンアミド基で、例
えば、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミ
ド)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜32のウレイ
ド基で、例えば、ウレイド、N,N−ジメチルウレイ
ド、N−フェニルウレイド)、イミド基(好ましくは炭
素数10以下のイミド基で、例えば、N−スクシンイミ
ド、N−フタルイミド)、アルコキシカルボニルアミノ
基(好ましくは炭素数2〜32のアルコキシカルボニル
アミノ基で、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エト
キシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミ
ノ、オクタデシルオキシカルボニルアミノ)、アリール
オキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜32
のアリールオキシカルボニルアミノ基で、例えば、フェ
ノキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(好まし
くは炭素数1〜32のスルホンアミド基で、例えば、メ
タンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、ベンゼン
スルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド)、スル
ファモイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜32のスル
ファモイルアミノ基で、例えば、N,N−ジプロピルス
ルファモイルアミノ、N−エチル−N−ドデシルスルフ
ァモイルアミノ)、アゾ基(好ましくは炭素数1〜32
のアゾ基で、例えば、フェニルアゾ)、アルキルチオ基
(好ましくは炭素数1〜32のアルキルチオ基で、例え
ば、エチルチオ、オクチルチオ)、アリールチオ基(好
ましくは炭素数6〜32のアリールチオ基で、例えば、
フェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数1
〜32のヘテロ環チオ基で、例えば、2−ベンゾチアゾ
リルチオ、2−ピリジルチオ、1−フェニルテトラゾリ
ルチオ)、アルキルスルフィニル基(好ましくは炭素数
1〜32のアルキルスルフィニル基で、例えば、ドデカ
ンスルフィニル)、アレーンスルフィニル(好ましくは
炭素数6〜32のアレーンスルフィニル基で、例えば、
ベンゼンスルフィニル)、アルカンスルホニル基(好ま
しくは炭素数1〜32のアルカンスルホニル基で、例え
ば、メタンスルホニル、オクタンスルホニル)、アレー
ンスルホニル基(好ましくは炭素数6〜32のアレーン
スルホニル基で、例えば、ベンゼンスルホニル、1−ナ
フタレンスルホニル)、スルファモイル基(好ましくは
炭素数32以下のスルファモイル基で、例えば、スルフ
ァモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−エ
チル−N−ドデシルスルファモイル)、スルホ基、ホス
ホニル基(好ましくは炭素数1〜32のホスホニル基
で、例えば、フェノキシホスホニル、オクチルオキシホ
スホニル、フェニルホスホニル)を表す。
【0013】R1 およびR3 で表される基はさらに置換
基を有していてもよく、好ましい置換基としてはハロゲ
ン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル
基、ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、シリルオキシ基、アシ
ルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、シクロア
ルキルオキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカル
ボニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、スルファモイ
ルオキシ基、アルカンスルホニルオキシ基、アレーンス
ルホニルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、シクロアルキルオキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、カルバモイル基、アミノ基、アニリノ
基、ヘテロ環アミノ基、カルボンアミド基、アルコキシ
カルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、ウレイド基、スルホンアミド基、スルファモイルア
ミノ基、イミド基、アゾ基、メルカプト基、アルキルチ
オ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル
基、スルホ基、アルカンスルホニル基、アレーンスルホ
ニル基、スルファモイル基、ホスホニル基を挙げること
ができる。ただし、R3はその置換基にカルボキシル基
を含まない。
【0014】R2 は一般式(K−1)、(K−2)もし
くは(K−3)で表される基またはカルボキシル基を少
なくとも一つ有する、カルボンアミド基、アルコキシカ
ルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、ウレイド基、スルホンアミド基、スルファモイルア
ミノ基またはイミド基を表す。R2 で表されるカルボン
アミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオ
キシカルボニルアミノ基、ウレイド基、スルホンアミド
基、スルファモイルアミノ基またはイミド基の好ましい
範囲及び具体例はR3 で表される基の説明で挙げたもの
と同じである。
【0015】一般式(K−1)において、AおよびBは
−CO−または−SO2 −を表し、R11はアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ
環基、−N(R12)R13、−O−R14または−S−R14
を表し、R12およびR13は水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アルケニル基、アリール基またはヘテロ
環基を表し、R14はアルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基またはヘテロ環基を表す。アル
キル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基
およびヘテロ環基の好ましい範囲及び具体例はR3 で表
される基の説明で挙げたものと同じである。
【0016】一般式(K−2)および(K−3)におい
て、R21はハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、−O
23、−OCOR23、−OCO2 23、−OCON(R
24)R23、−N(R24)R23、−N(R24)COR23
−N(R24)SO2 23、−COR23、−CO2 23
−CON(R24)R23、−SR23、−SO2 23、−S
2 OR23、−SO2 N(R24)R23、−CNまたは−
NO2 を表し、R23はアルキル基、シクロアルキル基、
アルケニル基、アリール基またはヘテロ環基を表し、R
24は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アルカン
スルホニル基またはアレーンスルホニル基を表す。R22
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリ
ール基、ヘテロ環基または−N(R24)R23を表す。R
25はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
リール基またはヘテロ環基を表す。ここで、ハロゲン原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、ヘテロ環基、アシル基、アルカンスルホニル
基およびアレーンスルホニル基の好ましい範囲及び具体
例はR3 で表される基の説明で挙げたものと同じであ
る。
【0017】Xは水素原子または現像主薬酸化体との反
応により離脱可能な基を表す。詳しくは、離脱可能な基
はハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
シルオキシ基、カルバモイルオキシ基、スルホニルオキ
シ基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモ
イルアミノ基、ヘテロ環基、アリールアゾ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基などを表す。
これらの基の好ましい範囲及び具体例はR3 で表される
基の説明で挙げたものと同じである。Xはこれら以外に
アルデヒドまたはケトンを介して2分子の4当量カプラ
ーが結合したビス形カプラーの場合もあり、またXは現
像促進剤、現像抑制剤、脱銀促進剤またはロイコ色素な
どの写真有用基もしくはそれらの前駆体であってもよ
い。
【0018】R2 、R11、R12、R13、R14、R21、R
22、R23、R24、R25およびXで表される基はさらに置
換基を有していてもよく、好ましい置換基はR1 および
3で表される基の置換基として挙げたものと同じであ
る。
【0019】以下に一般式(I)で表される化合物の好
ましい範囲について説明する。R1 はt−ブチル基が最
も好ましい。R2 は一般式(K−1)、(K−2)もく
しは(K−3)で表される基またはカルボキシル基を少
なくとも一つ有する、カルボンアミド基、ウレイド基、
スルホンアミド基、スルファモイルアミノ基が好まし
く、さらに好ましくは一般式(K−1)、(K−2)ま
たは(K−3)で表される基を少なくとも一つ有する、
カルボンアミド基、スルホンアミド基であり、一般式
(K−1)または(K−3)で表される基を少なくとも
一つ有する、カルボンアミド基が最も好ましい。一般式
(K−2)および(K−3)で表される基は、それぞれ
一般式(K−4)および(K−5)で表される場合がさ
らに好ましい。
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】式中、R21およびcは一般式(K−2)に
おけるR21およびcと同じ意味を表す。R26はR3 と同
じ意味を表し、dは0〜5の整数を表し、dが2以上の
時複数のR26は互いに同じでも、異なっていてもよい。
26はハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、
アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、ア
ルコキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、
アルカンスルホニル基、アレーンスルホニル基、スルフ
ァモイル基、ホスホニル基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、ヘテロ環オキシ基、カルボンアミド基、アルコ
キシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルア
ミノ基、ウレイド基、スルホンアミド基、スルファモイ
ルアミノ基、アルキルチオ基またはアリールチオ基が好
ましく、ハロゲン原子、アルキル基、ヘテロ環基、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、アルカンスルホ
ニル基、アレーンスルホニル基、スルファモイル基、ホ
スホニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボ
ンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリール
オキシカルボニルアミノ基、ウレイド基、スルホンアミ
ド基、アルキルチオ基またはアリールチオ基がさらに好
ましい。R26で表される基はさらに置換基を有していて
もよく、好ましい置換基はR1 およびR3 で表される基
の置換基として挙げたものと同じである。dは1〜3が
好ましい。
【0023】R3 はハロゲン原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、
シリルオキシ基、アミノ基、アニリノ基、ヘテロ環アミ
ノ基、アルボンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ
基、アリールオキシカルボニルアミノ基、ウレイド基、
スルホンアミド基、スルファモイルアミノ基、アルキル
チオ基またはアリールチオ基が好ましく、アルキル基、
シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、アミノ基、
アニリノ基、アルキルチオ基またはアリールチオ基がさ
らに好ましく、アルキル基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基またはアルキルチオ基が最も好ましい。aは0ま
たは1が好ましく、R3 の置換位置はピラゾロトリアゾ
ール核に対してパラ位もしくはメタ位が好ましく、パラ
位が最も好ましい。
【0024】R11はアルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基、−N(R12)R13または−O−R14が好まし
く、R12およびR13は水素原子、アルキル基、アリール
基が好ましく、R14はアルキル基またはアリール基が好
ましい。R21はハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、ヘテロ環基、−OR23、−OCON(R24)R23
−N(R24)R23、−N(R24)COR23、−N
(R24)SO2 23、−CO2 23、−CON(R24
23、−SR23、−SO2 23、−SO2 N(R24)R
23または−CNが好ましく、ハロゲン原子、アルキル
基、−OR23、−N(R24)COR23、−N(R24)S
2 23、−CO2 23、−CON(R24)R23、−S
23、−SO2 23、−SO2 N(R24)R23がさらに
好ましい。R22およびR26はアルキル基、アリール基ま
たはヘテロ環基が好ましく、R23はアルキル基、シクロ
アルキル基またはアリール基が好ましく、R24は水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基が
好ましい。cは0〜2の整数が好ましく、1もしくは2
の場合がさらに好ましい。
【0025】Xはハロゲン原子、アリールオキシ基、カ
ルバモイルオキシ基、アシルアミノ基、ヘテロ環基、ア
リールアゾ基、脂肪族チオ基、アリールチオ基、ヘテロ
環チオ基が好ましく、ハロゲン原子、アリールオキシ
基、ヘテロ環基、脂肪族チオ基、アリールチオ基、ヘテ
ロ環チオ基がさらに好ましく、塩素原子またはアリール
オキシ基が最も好ましい。
【0026】本発明のピラゾロトリアゾールカプラーは
米国特許第4,540,654号、特開昭63−418
51号、特開昭63−153547号、特開平1−30
2249号、同2−160233号、特公平4−793
49号、同4−79350号および同4−79351号
等の明細書に記載された方法で合成することができる。
【0027】以下に本発明に用いることができる一般式
(I)で表されるピラゾロトリアゾールマゼンタカプラ
ーの具体例を示すが、本発明はこれらによって限定され
ない。
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】以下に本発明の一般式(I)で表される化
合物の具体的化合物例を示す。
【0037】合成例1〔例示化合物(M−9)の合成〕
【0038】
【化17】
【0039】中間体(A−3)の合成 中間体(A−1)10.8gと中間体(A−2)21.
7gをN,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)80
mlに加えて、室温で攪拌した。ピリジン3.5mlを加え
て、30分間攪拌した後、一夜放置した。反応混合物に
酢酸エチル250mlと水300mlを加えて、室温で攪拌
した。析出した結晶を濾取し、アセトニトリル60mlで
かけ洗いした。風乾して22.9gの(A−3)を得
た。 中間体(A−4)の合成 中間体(A−3)22.9gを塩化メチレン200mlと
DMAC20mlとの混合溶媒に溶かして、室温で攪拌し
た。これに、N−クロロこはく酸イミド(NCS)3.
95gを加えて、1時間攪拌した。この反応液を水洗
し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥の後、減圧下に濃縮
した。残査にメタノール120mlを加えて晶析、濾取し
て中間体(A−4)20.6gを得た。 例示化合物(M−9)の合成 中間体(A−4)20.6gをエタノール80mlに加
え、蒸気浴上で加熱還流下、攪拌した。これに、水酸化
ナトリウム4.3gを水10mlに溶かした溶液を10分
間で滴下した。さらに30分間加熱した後、冷却した。
反応液に、酢酸エチル200ml、水150mlおよび濃塩
酸10mlを加えて抽出し、有機層を水、さらに飽和食塩
水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥
した後、エバポレーターで濃縮した。残査を酢酸エチル
とアセトニトリルの混合溶媒から晶析して、13.7g
の例示化合物(M−9)を得た。融点147−158℃ 合成例2〔例示化合物(M−17)の合成〕
【0040】
【化18】
【0041】中間体(B−2)の合成 中間体(B−1)40.0gとDMAC200mlに加え
て、室温で攪拌した。これに、塩化3−クロロ−4−ニ
トロベンゼンスルホニル41.7gとピリジン5.2ml
を加えて、1.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチル5
00mlと水800mlの混合液に加えて抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
上で乾燥した後、減圧下に濃縮した。残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/酢
酸エチル)で精製し、中間体(B−2)63.8gを得
た。 中間体(B−4)の合成 還元鉄48.0g、塩化アンモニウム4.0gおよび水
50mlをイソプロピルアルコール400mlに加えて、蒸
気浴上で加熱還流条件下、攪拌した。これに、中間体
(B−2)63.8gを少しずつ、約5分間で添加し
た。さらに30分間還流した後、約50℃まで冷却して
から、セライトを用いた無機物を濾過した。濾液に酢酸
エチルと水を加えた抽出し、有機層を無水硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した後、減圧下に濃縮し、中間体(B−
3)の粗生成物を得た。これを酢酸エチル250mlに加
えて、室温で攪拌した。NCS16.8gを加えて1時
間攪拌した後、水洗した。有機層を無水硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後、減圧下に濃縮した。残査をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/
酢酸エチル)で精製し、中間体(B−4)46.4gを
得た。 例示化合物(M−17)の合成 中間体(B−4)22.0gとDMAC100mlに加え
て、室温で攪拌した。中間体(B−5)21.5gを加
えて2時間攪拌した。ピリジン2.5mlを加えて2時間
攪拌し、さらにピリジン2.0mlを加えて2時間攪拌し
た。一夜放置後、中間体(B−5)10.0gを加えて
3時間攪拌し、ピリジン2.0mlを加えて2時間攪拌し
た。反応混合物を酢酸エチル400mlと水500mlの混
合溶媒に加えて抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥した後、減
圧下に濃縮した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、例
示化合物(M−17)22.7gを非晶質の固体として
得た。
【0042】次に一般式(II)で表される高沸点有機溶
剤について詳しく説明する。R8 はp個の−COOR9
を置換基として有するアルカン、シクロアルカンまたは
アルケンを表す。これらのアルカン、シクロアルカンま
たはアルケンとは、直鎖もしくは分岐鎖のアルカン(好
ましくは炭素数1〜32のアルカンで、例えば、メタ
ン、エタン、ブタン、イソブタン、ヘキサン、オクサ
ン、デカン)、シクロアルカン(好ましくは炭素数3〜
20のシクロアルカンで、例えば、シクロプロパン、シ
クロペンタン、シクロオクタン)、または直鎖もしくは
分岐鎖のアルケン(好ましくは炭素数1〜32のアルケ
ンを意味する。pは1〜6の整数を表し、好ましくはp
は1〜4であり、さらに好ましくはpは2〜4である。
【0043】R9 はアルキル基(好ましくは炭素数1〜
32の、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基で、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t
−ブチル、1−オクチル、トリデシル)、シクロアルキ
ル基(好ましくは炭素数3〜20のシクロアルキル基
で、例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル)またはアルケニル基(好ましくは炭素数2〜
32のアルケニル基で、例えば、ビニル、アリル、3−
ブテン−1−イル)を表す。
【0044】R8 およびR9 はさらに置換基を有してい
てもよく、好ましい置換基はハロゲン原子、アリール
基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルボンアミド
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルカンスルホ
ニル基、アレーンスルホニル基、ホスホニル基であり、
これらの置換基の好ましい範囲及び具体例は先にR3
表される基の説明で挙げたものと同じである。
【0045】以下に本発明に用いることができる一般式
(II)で表される高沸点有機溶剤の具体例を示すが、本
発明はこれによって限定されない。
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】本発明の一般式(I)で表されるカプラー
のハロゲン化銀カラー写真感光材料への添加量は3×1
-5〜3×10-3mol /m2であり、好ましくは3×10
-4〜2×10-3mol /m2であり、1×10-4〜1.5×
10-3mol /m2がさらに好ましい。本発明の一般式(I
I)で表される高沸点有機溶剤のハロゲン化銀カラー写
真感光材料への添加量は、同時に使用する本発明の一般
式(I)で表されるカプラーに対する重量比(高沸点有
機溶剤/カプラー)で0.05〜5.0の範囲であり、
0.1〜3.0であることが好ましく、0.2〜2.0
であることがさらに好ましい。本発明の一般式(II)で
表される高沸点有機溶剤は後述する公知の高沸点有機溶
剤の1種以上と任意の割合で混合して用いても良い。
【0049】本発明のカラー写真感光材料に用いること
ができる技術及び無機・有機素材については、欧州特許
第436,938A2号の下記の箇所及び下記に引用の
特許に記載されている。
【0050】 1.層構成 :第146頁34行目〜第147頁25行目 2.ハロゲン化銀乳剤:第147頁26行目〜第148頁12行目 3.イエローカプラー:第137頁35行目〜第146頁33行目、第149頁 21行目〜23行目 4.マゼンタカプラー:第149頁24行目〜28行目;欧州特許第421,4 53A1号の第3頁5行目〜第25頁55行目 5.シアンカプラー :第149頁29行目〜33行目;欧州特許第432,8 04A2号の第3頁28行目〜第40頁2行目 6.ポリマーカプラー:第149頁34行目〜38行目;欧州特許第435,3 34A2号の第113頁39行目〜第123頁37行目 7.カラードカプラー:第53頁42行目〜第137頁34行目、第149頁3 9行目〜45行目 8.その他の機能性カ:第7頁1行目〜第53頁41行目、第149頁46行目 プラー 〜第150頁3行目;欧州特許第435,334A2号 の第3頁1行目〜第29頁50行目 9.防腐・防黴剤 :第150頁25行目〜28行目 10. ホルマリンスカベ:第149頁15行目〜17行目 ンジャー 11. その他の添加剤 :第153頁38行目〜47行目;欧州特許第421,4 53A1号の第75頁21行目〜第84頁56行目、第 27頁40行目〜第37頁40行目 12. 分散方法 :第150頁4行目〜24行目 13. 支持体 :第150頁32行目〜34行目 14. 膜厚・膜物性 :第150頁35行目〜49行目 15. 発色現像工程 :第150頁50行目〜第151頁47行目 16. 脱銀工程 :第151頁48行目〜第152頁53行目 17. 自動現像機 :第152頁54行目〜第153頁2行目 18. 水洗・安定工程 :第153頁3行目〜37行目
【0051】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層を重層塗布し、多層カラー
感光材料である試料101を作製した。 (感光層組成) 各層に使用する素材の主なものは下記のように分類され
ている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収
剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機
溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬
化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
【0052】(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.18 ゼラチン 1.40 ExM−1 0.18 ExF−1 2.0×10-3 HBS−1 0.20
【0053】
【0054】第3層(低感度赤感乳剤層) 乳剤A 銀 0.25 乳剤B 銀 0.25 ExS−1 6.9×10-5 ExS−2 1.8×10-5 ExS−3 3.1×10-4 ExC−1 0.17 ExC−3 0.030 ExC−4 0.10 ExC−5 0.020 ExC−7 0.0050 ExC−8 0.010 Cpd−2 0.025 HBS−1 0.10 ゼラチン 0.87
【0055】第4層(中感度赤感乳剤層) 乳剤D 銀 0.70 ExS−1 3.5×10-4 ExS−2 1.6×10-5 ExS−3 5.1×10-4 ExC−1 0.13 ExC−2 0.060 ExC−3 0.0070 ExC−4 0.090 ExC−5 0.025 ExC−7 0.0010 ExC−8 0.0070 Cpd−2 0.023 HBS−1 0.10 ゼラチン 0.75
【0056】第5層(高感度赤感乳剤層) 乳剤E 銀 1.40 ExS−1 2.4×10-4 ExS−2 1.0×10-4 ExS−3 3.4×10-4 ExC−1 0.12 ExC−3 0.045 ExC−6 0.020 ExC−8 0.025 Cpd−2 0.050 HBS−1 0.22 HBS−2 0.10 ゼラチン 1.20
【0057】第6層(中間層) Cpd−1 0.10 HBS−1 0.50 ゼラチン 1.10
【0058】第7層(低感度緑感乳剤層) 乳剤C 銀 0.35 ExS−4 3.0×10-5 ExS−5 2.1×10-4 ExS−6 8.0×10-4 ExM−1 0.010 比較カプラーA 0.35 ExM−2 0.086 ExY−4 1.0×10-3 HBS−1 0.35 ゼラチン 0.73
【0059】第8層(中感度緑感乳剤層) 乳剤D 銀 0.80 ExS−4 3.2×10-5 ExS−5 2.2×10-4 ExS−6 8.4×10-4 比較カプラーA 0.15 ExM−2 0.030 ExY−1 1.0×10-3 ExY−4 0.010 HBS−1 0.15 ゼラチン 0.90
【0060】第9層(高感度緑感乳剤層) 乳剤E 銀 1.25 ExS−4 3.7×10-5 ExS−5 8.1×10-5 ExS−6 3.2×10-4 ExC−1 0.010 ExM−1 0.030 比較カプラーA 0.030 ExM−3 0.019 ExY−4 0.025 Cpd−3 0.025 HBS−1 0.25 HBS−2 0.10 ゼラチン 1.44
【0061】第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.030 Cpd−1 0.16 HBS−1 0.60 ゼラチン 0.60
【0062】第11層(低感度青感乳剤層) 乳剤C 銀 0.18 ExS−7 8.6×10-4 ExY−2 0.22 ExY−3 0.50 ExY−4 0.010 HBS−1 0.28 ゼラチン 1.10
【0063】第12層(中感度青感乳剤層) 乳剤D 銀 0.40 ExS−7 7.4×10-4 ExC−7 2.0×10-3 ExY−2 0.050 ExY−3 0.10 ExY−4 0.010 HBS−1 0.050 ゼラチン 0.78
【0064】第13層(高感度青感乳剤層) 乳剤F 銀 1.00 ExS−7 4.0×10-4 ExY−2 0.10 ExY−3 0.10 ExY−4 0.015 HBS−1 0.070 ゼラチン 0.86
【0065】第14層(第1保護層) 乳剤G 銀 0.20 UV−4 0.11 UV−5 0.17 HBS−1 5.0×10-2 ゼラチン 1.00
【0066】第15層(第2保護層) H−1 0.40 B−1(直径 1.7 μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7 μm) 0.10 B−3 0.10 S−1 0.20 ゼラチン 1.20
【0067】更に、各層に適宜、保存性、処理性、圧力
耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくする
ために W−1ないしW−3、B−4ないしB−6、F
−1ないしF−17及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、
イリジウム塩、ロジウム塩が含有されている。
【0068】
【表1】
【0069】表1において、 (1)乳剤A〜Fは特開平2-191938号の実施例に従い、
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Fは特開平3-237450号の実施例に従い、
各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸ナトリウ
ムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が施されて
いる。 (3)平板状粒子の調製には特開平1-158426号の実施例
に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子および粒子構造を有する正常晶粒子に
は特開平3-237450号に記載されているような転位線が高
圧電子顕微鏡を用いて観察されている。
【0070】
【化21】
【0071】
【化22】
【0072】
【化23】
【0073】
【化24】
【0074】
【化25】
【0075】
【化26】
【0076】
【化27】
【0077】
【化28】
【0078】
【化29】
【0079】
【化30】
【0080】
【化31】
【0081】
【化32】
【0082】
【化33】
【0083】
【化34】
【0084】
【化35】
【0085】次いで試料101の第7〜9層の主カプラ
ーおよび高沸点有機溶媒を表2に示すように変更した以
外は試料101の作製と同様にして試料102〜117
を作製した。なお、カプラーの置き換えは等モルで行な
い、高沸点有機溶媒は等重量で置き換えた。
【0086】こうして得られた試料101〜117に白
色光(色温度5500°K)でウェッジ)露光(1/1
00秒露光)を与え、次に示すカラー現像処理を行っ
た。なお、処理は自動現像機を用いて行ったが、事前に
フジカラースーパーG400を用いて上記同様に露光し
たサンプルで液の累積補充量がその母液タンク容量の3
倍になるまで処理を行った。
【0087】 (処理方法) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 3分15秒 38℃ 45ml 10リットル 漂 白 1分00秒 38℃ 20ml 4リットル 漂白液オーバーフローは 漂白定着液タンクに全量流入 漂白定着 3分15秒 38℃ 30ml 8リットル 水洗 (1) 40秒 35℃ (2)から1への 4リットル 向流配管方式 水洗 (2) 1分00秒 35℃ 30ml 4リットル 安 定 40秒 38℃ 20ml 4リットル 乾 燥 1分15秒 55℃ * 補充量は35mm巾1.1m 長さ当たり(24Ex. 1本相当)
【0088】次に、処理液の組成を記す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1.1 1−ヒドロキシエチリデン−1,1− ジホスホン酸 2.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 4.4 炭酸カリウム 30.0 37.0 臭化カリウム 1.4 0.7 沃化カリウム 1.5mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 2.8 4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アミノ〕−2−メチルアニリン硫酸塩 4.5 5.5 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調整) 10.05 10.10
【0089】 (漂白液)タンク液、補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005モル (CH3)2N-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-N(CH3)2 ・2HCl アンモニア水(27%) 15.0リットル 水を加えて 1.0リットル pH(アンモニア水と硝酸にて調整) 6.3
【0090】 (漂白定着液) タンク液(g) 補充液(g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム 二水塩 50.0 − エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 20.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液 (700g/リットル) 240.0ml 400.0ml アンモニア水(27%) 6.0ml − 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH(アンモニア水と酢酸にて調整) 7.2 7.3
【0091】(水洗液)タンク液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと
硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この
液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
【0092】 (安定液)タンク液、補充液共通(単位g) p−トルエンスルフィン酸ナトリウム 0.03 ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル (平均重合度10) 0.2 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 1,2,4−トリアゾール 1.3 1,4−ビス(1,2,4−トリアゾール−1− イルメチル)ピペラジン 0.75 水を加えて 1.0 リットル pH 8.5
【0093】処理済の試料について緑色フィルターを通
して濃度測定を行い、試料101の濃度が2.00を示
す露光量における各試料の濃度を読み取り、発色性の評
価を行った。結果を表2にまとめて示す。
【0094】
【表2】
【0095】表2から明らかなように本発明に係わる試
料においては、優れた発色濃度を示す。これは本発明の
カプラーの反応活性が高い他、生成色素の凝集による非
効率が改良されていることるよると考えられる。更にま
た、本発明に係わる高沸点有機溶媒との組合せは一段と
発色濃度を高めることも表2より明らかである。
【0096】実施例2 実施例1の試料101〜103、106、107、11
2、114、116、117の調製法において、試料1
06の各感色性層の発色濃度、階調とほぼ合わせるよう
に他の試料のカプラー量、銀量、等を適当に調整して対
応する試料201〜203、206、207、212、
214、216、217を作製した(206は106と
同じ試料)。これらの試料を35mmパーフォレーション
付きの形態に加工し、マクベスカラーチャートおよび女
性モデル(上半身)を配した被写体を撮影した。撮影済
フィルムを実施例1と同様に現像処理してネガフィルム
を得た。グリーン領域の分光感度の異なる2種類のプリ
ンター(AおよびB)でプリント試料を作製した。まず
プリンターAを用いて、各試料のマクベスカラーチャー
トのグレーおよび女性モデルの顔の色味が、同一になる
ようにプリント201(A)〜203(A)、206
(A)、207(A)、212(A)、214(A)、
216(A)、217(A)を作製した。次いで、プリ
ンターBを用い、プリンターAでのプリント条件でプリ
ントして、それぞれ対応する各(B)サンプルを作製し
た。各(A)(B)の対サンプルの色味変化をプリンタ
ー間変動として、視覚的に判定した結果を表3に示す。
【0097】
【表3】
【0098】表3の結果より、本発明の試料においては
プリンター間変動が小さく、改良の効果が明らかであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物を含
    有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
    料。 一般式(I) 【化1】 式中、R1 は第三級アルキル基を表し、R2 は下記一般
    式(K−1)、(K−2)もしくは(K−3)で表され
    る基またはカルボキシル基を少なくとも一つ有する、カ
    ルボンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリ
    ールオキシカルボニルアミノ基、ウレイド基、スルホン
    アミド基、スルファモイルアミノ基またはイミド基を表
    す。R3 はベンゼン環に置換可能な基を表し、aは0〜
    4の整数を表し、aが複数の時、複数のR3 は同じもの
    または異なるものを表す。Xは水素原子または現像主薬
    の酸化体とのカップリング反応により離脱可能な基を表
    す。 一般式(K−1) −A−NH−B−R11− 式中、AおよびBは−CO−または−SO2 −を表し、
    11はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
    アリール基、ヘテロ環基、−N(R12)R13、−O−R
    14または−S−R14を表し、R12およびR13は水素原
    子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
    リール基またはヘテロ環基を表し、R14はアルキル基、
    シロクアルキル基、アルケニル基、アリール基またはヘ
    テロ環基を表す。 一般式(K−2) 【化2】 一般式(K−3) 【化3】 式中、R21はハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキ
    ル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、−OR
    23、−OCOR23、−OCO2 23、−OCON
    (R24)R23、−N(R24)R23、−N(R24)COR
    23、−N(R24)SO2 23、−COR23、−CO2
    23、−CON(R24)R23、−SR23、−SO2 23
    −SO2 OR23、−SO2 N(R24)R23、−CNまた
    は−NO2 を表し、R23はアルキル基、シクロアルキル
    基、アルケニル基、アリール基またはヘテロ環基を表
    し、R24は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、
    アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、ア
    ルカンスルホニル基またはアレーンスルホニル基を表
    す。cは0〜4の整数を表し、cが2以上の時、複数の
    21は互いに同じでも、異なっていてもよい。R22はア
    ルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール
    基、ヘテロ環基または−N(R24)R23を表す。R25
    アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリー
    ル基またはヘテロ環基を表す。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物を下記一
    般式(II)で表される高沸点有機溶剤で分散することを
    特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。 一般式(II) R8−(CO29)p 式中、pは1〜6の整数を表し、R8 はp個の−CO2
    9 を置換基として有するアルカン、シクロアルカンま
    たはアルケンを表し、R9 はアルキル基、シクロアルキ
    ル基またはアルケニル基を表す。
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