JPH0975045A - カンゾウ茶並びにカンゾウ茶飲料 - Google Patents

カンゾウ茶並びにカンゾウ茶飲料

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JPH0975045A
JPH0975045A JP7267582A JP26758295A JPH0975045A JP H0975045 A JPH0975045 A JP H0975045A JP 7267582 A JP7267582 A JP 7267582A JP 26758295 A JP26758295 A JP 26758295A JP H0975045 A JPH0975045 A JP H0975045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
licorice
tea
beverage
water
roasted
Prior art date
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Pending
Application number
JP7267582A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Uemitsu
信男 上満
Isamu Murakoshi
勇 村越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
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Publication of JPH0975045A publication Critical patent/JPH0975045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カンゾウの地上部である茎、葉、花、種を原
料とすることを特徴とするカンゾウ茶、カンゾウ茶を熱
水及び/または水により抽出することを特徴とするカン
ゾウ茶飲料。 【構成】 生薬であるカンゾウの根を採取した後のカン
ゾウの地上部を原料として、若干の甘味があり、飲みや
すく、嗜好的に優れたカンゾウ茶、カンゾウ茶飲料を提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カンゾウの地上部であ
る茎、葉、花、種を原料としたカンゾウ茶並びにカンゾ
ウ茶飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平06−253739号公報に、ハ
トムギ、ハブ茶、トウモロコシ、カンゾウ等11種の野
草群から少なくとも5種以上の野草をブレンドして、消
臭効果のある茶葉の製造法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カンゾウはマメ科の多
年生植物であり、その根は生薬として漢方薬などに広く
利用されている。しかしながら、根を採取した後のカン
ゾウの葉、茎、花、種などの地上部は、家畜に飼料とし
て利用されている程度で、そのほとんどは廃棄されてい
るのが現状である。
【0004】一方、カンゾウの地上部には、蛋白質、ア
ミノ酸類、ミネラル類、ビタミン類等の栄養成分に富
み、また若干のグリチルリチン酸が含有されていること
から、カンゾウ特有の甘味を感ずることが予想される。
更に、フラボノイドとその配糖体及びトリテルペンとそ
の配糖体が含有されているので、利尿作用や抗う蝕作用
などが期待できる。なお、上記の茶葉の製造法は、全野
草重量比100に対してカンゾウ重量比2しか混合され
ておらず、カンゾウの地上部単独でのお茶の味わい及び
効果を期待することはできない。そこで本発明の目的
は、カンゾウの根を採取した後の副産物であるカンゾウ
の地上部を原料として、カンゾウ茶並びにカンゾウ茶飲
料を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために検討を行った結果、カンゾウの地上部
を、焙煎して得られたカンゾウ茶を熱水または水で抽出
した茶飲料が、ほのかに甘味があり、飲みやすく、嗜好
的に優れていることを見い出して、本発明を完成した。
すなわち本発明の第1は、カンゾウの地上部を焙煎する
ことを特徴とするカンゾウ茶に関する。本発明の第2
は、前記のカンゾウ茶を熱水及び/または水により抽出
することを特徴とするカンゾウ茶飲料に関する。
【0006】以下、本発明の関して詳しく説明する。本
発明は、生薬であるカンゾウの地下部、すなわちカンゾ
ウの根を採取した後のカンゾウの葉、茎、花、種の地上
部を原料としている。このカンゾウの地上部を乾燥、粉
砕後、焙煎する。焙煎は、ほうじ茶などの焙煎に一般に
用いる機器をそのまま用いることができるほか、フライ
パンやホットプレートなどでも同等の効果を得ることが
できる。加温温度は90〜150℃、時間は1〜15分
が望ましい。焙煎したカンゾウは、むれ臭などがつかな
いように、広げて0.5〜3時間程度放置して放冷する
ことが望ましい。このようにして得られたカンゾウ茶
は、茶葉あるいはティーバックなどの商品形態で、消費
者に供給することができる。
【0007】上記のカンゾウ茶を、熱水または水で抽出
することによって、カンゾウ茶飲料を得ることができ
る。抽出する際の温度は、室温(水)〜90℃(熱水)
が好ましく、抽出時間は、温度の低い水抽出の際には2
〜6時間と長時間を要するが、熱水抽出であれば0.5
〜5分と短時間でよい。また乾燥したカンゾウと水の割
合は、1:500〜3000が好ましい。このようにし
て得られたカンゾウ茶飲料は、他のお茶飲料と同様に通
常の商品形態、すなわち缶飲料、瓶飲料、ペットボトル
飲料等の商品形態をとることができる。
【0008】また、得られたカンゾウ茶及び/またはカ
ンゾウ茶飲料には、必要に応じてビタミンC、アスコル
ビン酸ナトリウムや重曹などの一般に食品に使用できる
ものであれば何でも添加することができる。こうして得
られたカンゾウ茶及び/またはカンゾウ茶飲料は、前述
したようにカンゾウの地上部の成分である蛋白質、アミ
ノ酸類、ミネラル類、ビタミン類等の栄養成分に富み、
またグリチルリチン酸の甘味を楽しむことができる。更
に前述したようフラボノイド類やトリテルペン類の利尿
効果や抗う蝕作用を期待することができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示すが本発明はこれに限定さ
れるものではない。実施例1 (水抽出飲料) 乾燥後、粉砕したカンゾウの地上部2gをフライパン上
で焙煎して、室温(20℃)の水1リットルに2時間湿
潤して、濾過してカンゾウ茶飲料を得た。
【0010】実施例2(熱水抽出飲料) 乾燥後、粉砕したカンゾウの地上部4gをフライパン上
で焙煎して、熱水(90℃)1リットルで30秒間抽出
後、濾過してカンゾウ茶飲料を得た。実施例3 (ティーバック) 乾燥後、粉砕したカンゾウの地上部20gをフライパン
上で焙煎した。得られたカンゾウ茶焙煎処理品を0.2
gずつをペーパーフィルターに分包し、ティーバック状
とした。
【0011】実施例4(缶飲料) 乾燥後、粉砕したカンゾウの地上部をフライパン上で焙
煎して、その1.5gを熱水3リットルで抽出し、濾過
してカンゾウ茶飲料を得た。その飲料にアスコルビン酸
ナトリウム1.5gを加えて250mlスチール缶12
本に詰めて、加熱滅菌して缶飲料を得た。
【0012】実施例5 実施例4で得られたカンゾウ茶飲料と市販のウーロン
茶、杜仲茶、麦茶の4品目について、10名のパネリス
トによる官能評価試験を行った。方法としては、パネリ
ストが好ましい味だと思う順に順位をつけてもらい、そ
の順位の平均を表1に示した。その結果、カンゾウ茶飲
料は4種の茶飲料の中で、最も平均順位が高く、味の上
で優れていると思われた。また他の飲料と比べて、若干
の甘味があり、その甘味も後に残らないものであるとい
うパネリストのコメントを多数聞くことができた。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、生薬であるカンゾウの
根を採取した後の副産物であるカンゾウの地上部を原料
として、若干の甘味があり、飲みやすく、嗜好的に優れ
たカンゾウ茶、カンゾウ茶飲料を提供することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンゾウの地上部を焙煎することを特徴
    とするカンゾウ茶
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカンゾウ茶を熱水及び/
    または水により抽出することを特徴とするカンゾウ茶飲
JP7267582A 1995-09-11 1995-09-11 カンゾウ茶並びにカンゾウ茶飲料 Pending JPH0975045A (ja)

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ID=17446779

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2128270A1 (es) * 1997-09-04 1999-05-01 Arketa Zabala Aitor Bebida a base de regaliz.
JP2000191498A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Maruzen Pharmaceut Co Ltd コラ―ゲン産生促進剤および皮膚外用剤
US6713091B1 (en) * 1999-07-05 2004-03-30 Chan Sik Kim Composition for lowering the concentration of alcohol in blood containing extracts of pepino and method for producing the same

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JP2000191498A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Maruzen Pharmaceut Co Ltd コラ―ゲン産生促進剤および皮膚外用剤
US6713091B1 (en) * 1999-07-05 2004-03-30 Chan Sik Kim Composition for lowering the concentration of alcohol in blood containing extracts of pepino and method for producing the same

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