JPH0968842A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH0968842A
JPH0968842A JP7226637A JP22663795A JPH0968842A JP H0968842 A JPH0968842 A JP H0968842A JP 7226637 A JP7226637 A JP 7226637A JP 22663795 A JP22663795 A JP 22663795A JP H0968842 A JPH0968842 A JP H0968842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming body
developing
image
developing sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7226637A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
州太 ▲浜▼田
Shiyuuta Hamada
Shunei Miura
俊英 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7226637A priority Critical patent/JPH0968842A/ja
Publication of JPH0968842A publication Critical patent/JPH0968842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像手段の配置の改良を図り、感光体ドラム
下部における空間スペースを確保し、ジャムの発生頻度
を低減できる転写材の搬送経路を確保できるカラー画像
形成装置の提供を目的としたものである。 【構成】 像形成体の中心軸を通る垂直面に対して転写
材の搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ2組づつの
現像手段を上下に配設し、像形成体の中心軸を通る垂直
面と、下流側に配置される上下の現像手段に設けられた
現像スリーブの中心軸と像形成体との中心軸とを結ぶ平
面との成す角度をそれぞれα2,α1、上流側に配置さ
れる上下の現像手段に設けられた現像スリーブの中心軸
と像形成体との中心軸とを結ぶ平面との成す角度をそれ
ぞれβ2,β1とするとき、α1<β1、α2<β2の
関係を満たすことを特徴とするカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、F
AX等の画像形成装置で、像形成体の周辺に帯電手段、
像露光手段と現像手段を配置して画像形成を行う電子写
真方式の画像形成装置に関し、特に像形成体の周辺に複
数の帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像形成
体の一回転中にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
の1つとして、1つの像形成体の一回転以内に複数色の
帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形
成するカラー画像形成装置が知られている。
【0003】しかし前記のカラー画像形成装置は、多色
のカラー画像を形成する方法としては、高速の画像形成
を可能とするものの、感光体の一回転内に帯電手段、像
露光手段と現像手段を複数組配設する必要があること、
像露光手段が近接する現像手段から洩れるトナーによっ
て汚れて画質を損なうおそれがあり、これを避けるため
像露光手段と現像器の間隔を大きくとる必要があること
から必然的に感光体の径が大きくなって装置を大型化す
る欠点がある。この欠点を避ける目的から、感光体の基
体を透明の素材によって形成し、その内部に複数の像露
光手段を収容して、画像を前記基体を通してその外周に
形成した感光体層に露光する形態の装置が、例えば、特
開平5−307307号公報によって提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の提
案によるカラー画像形成装置はその内部に複数の像露光
手段を収容して小型化を図ったものの、外側に複数の帯
電手段、現像手段や転写手段、クリーニング装置等の画
像形成プロセス手段を数多く配置する必要があり配置の
構成が難しい。特に、現像手段の占める空間が大きく、
像形成体である感光体ドラムの中心軸に対し平行して水
平に配置される4組の現像手段とクリーニング装置との
配置により転写手段や転写材の搬送経路の構成が左右さ
れ、転写手段と転写後の搬送経路が複雑となり、上記の
カラー画像形成装置における転写材搬送ジャムの発生頻
度が大きかった。また、感光体ドラムの外側に配置され
た複数の現像手段やクリーニング装置が像形成体を押圧
するため、現像手段やクリーニング装置のブレードの押
圧力のアンバランスによって、感光体ドラムの安定した
回転が得られず、高画質な画像が得られないといった欠
点があった。
【0005】本発明はこの点を解決して改良した結果、
現像手段の配置の改良を図り、感光体ドラム下部におけ
る空間スペースを確保し、ジャムの発生頻度の低減でき
る転写材の搬送経路を確保できると共に、像形成体に対
し外側に配置された4組の現像手段とクリーニング装置
とによる像形成体への押圧力をバランス良くし、感光体
ドラムの安定した回転が行われ、高画質な画像が得られ
るカラー画像形成装置の提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、円筒状の像
形成体を有し、前記像形成体の外側に帯電手段と現像手
段とを、内側に像露光手段を、それぞれ4組配設し、前
記現像手段は現像スリーブによりトナーを前記像形成体
に供給するものであり、前記像形成体が、前記帯電手段
によって帯電され、前記像露光手段によって像露光をさ
れ、前記現像手段による現像によってトナー像をその上
に形成されることを順次繰り返すことにより、前記像形
成体上に前記トナー像を重ね合わせて画像形成を行い、
前記像形成体へ搬送される転写材に一括して転写するカ
ラー画像形成装置において、前記像形成体の中心軸を通
る垂直面に対して転写材の搬送方向の上流側と下流側と
にそれぞれ2組づつの現像手段を上下に配設し、前記像
形成体の中心軸を通る垂直面と、前記下流側に配置され
る前記上下の現像手段に設けられた現像スリーブの中心
軸と像形成体との中心軸とを結ぶ平面との成す角度をそ
れぞれα2,α1、前記上流側に配置される前記上下の
現像手段に設けられた現像スリーブの中心軸と像形成体
との中心軸とを結ぶ平面との成す角度をそれぞれβ2,
β1とするとき、α1<β1、α2<β2の関係を満た
すことを特徴とするカラー画像形成装置によって達成さ
れる。特に、像形成体と同方向に回転される現像スリー
ブを有する現像手段によって達成される。また、像形成
体の時計方向の回転に対して現像スリーブの回転が反時
計方向の回転を、像形成体の反時計方向の回転に対して
現像スリーブの回転が時計方向の回転を現像スリーブの
同方向回転という。
【0007】
【実施例】本発明の一例として、以下の実施例を説明す
る。本実施例のカラー画像形成装置の画像形成プロセス
および各機構について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本実施例のカラー画像形成装置の断面構成図で
あり、図2は、図1の左側に配置される現像器の断面構
成を示す図であり、図3は、図1の左側に配置される現
像器の断面構成を示す図であり、図4は、図1の要部を
示す図である。
【0008】本実施例のカラー画像形成装置は、像形成
体として透明の基体の外周面に導電層と感光層とが設け
られた感光体ドラムが用いられ、感光体ドラムに対し内
部に像露光手段が、また外側に帯電器、現像器、転写
器、除電器、クリーニング装置等の画像形成プロセス手
段が配置された構造である。
【0009】像形成体としての感光体ドラム10は、例
えば、光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透明部
材によって形成される円筒状の基体を内側に設け、透明
の導電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等
の感光層を該基体の外周に形成したものであり、接地さ
れた状態で、例えば周速(線速度)150mm/sec
で図1の時計方向に回転される。前プリントまでの感光
体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用い
た帯電前の一様露光手段12aによる露光が行なわれ、
感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除
去される。
【0010】本実施例では、感光体ドラムの光導電体層
において適性なコントラストを付与できる露光光量を有
していればよい。従って、本実施例における感光体ドラ
ムの透明基体の光透過率は、100%である必要はな
く、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収されるよ
うな特性であっても構わない。透光性基体の素材として
は、ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラ
スや一般光学部材などに使用されるアクリル、フッ素、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。ま
た、透光性導電層としては、インジウム・スズ・酸化物
(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化
銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光性を維
持した金属薄膜が用いられ、製膜法としては、真空蒸着
法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CV
D法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。
また、光導電体層としては、アモルファスシリコン(a
−Si)合金感光層、アモルファスセレン合金感光層
や、各種有機感光層(OPC)が使用可能である。
【0011】帯電手段であるスコロトロン帯電器11は
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、感光
体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定の電位
に保持された制御グリッドと放電ワイヤによるコロナ放
電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム10に対し
一様な電位を与える。
【0012】各色毎の像露光手段である露光光学系12
は、感光体ドラム10の軸方向に配列されたFL(蛍光
体発光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL
(プラズマ放電),LED(発光ダイオード)等の発光
素子をアレイ状に並べた線状の露光素子や、LISA
(光磁気効果光シャッタアレイ),PLZT(透過性圧
電素子シャッタアレイ),LCS(液晶シャッタ)等の
光シャッタ機能をもつ素子を並べた線状の露光素子等の
露光光を発光する露光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bとによりユニットとして
構成され、後述する如く感光体ドラム10に内包して設
けられた露光光学系を保持する保持部材20に取り付け
られており、メモリに記憶された各色の画像信号がメモ
リより順次読み出されて各色毎の露光光学系12にそれ
ぞれ電気信号として入力される。一般的に使用される発
光素子の発光波長は、例えば600〜900nmの範囲
のものである。この実施例では、680nm、あるいは
760nmのLEDを用いた。
【0013】図1の感光体ドラム10の中心軸を通る垂
直面Q1−O−Q2に対して左側、即ち感光体ドラム1
0の中心軸を通る垂直面に対して転写材の搬送方向の下
流側に配置されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)の現
像器13a及び右側、即ち感光体ドラム10の中心軸を
通る垂直面に対して転写材の搬送方向の上流側に配置さ
れるシアン(C)、黒色(K)の現像器13bは、イエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒色
(K)の二成分の現像剤をそれぞれ収容し、それぞれ感
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って感光体
ドラム10の回転(図1の時計方向)に対し同方向に回
転する現像スリーブ131(図1の反時計方向)を備え
ている。
【0014】現像スリーブと像形成体である感光体ドラ
ムとの移動方向によって現像性が異なるために、各色毎
の全ての現像スリーブの回転を感光体ドラムの回転方向
(図1の時計方向)と同一の方向(図1の反時計方向)
に設定することが画質上好ましい。
【0015】前記の各色毎の現像器13a,13bは、
前述したスコロトロン帯電器11による帯電と露光光学
系12による像露光とによって形成される感光体ドラム
10上の静電潜像を現像バイアス電圧の印加により非接
触現像法により非接触の状態で反転現像する。
【0016】原稿画像は本装置とは別体の画像読取装置
の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コンピュ
ータで編集された画像を、Y,M,CおよびKの各色別
の画像信号として一旦メモリに記憶し格納する。
【0017】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータが回動して感光体ドラム10を図1の時計方
向へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方に配置され
たYのスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体
ドラム10に電位の付与が開始される。
【0018】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光光学系12において第1の色信号すなわち
Yの画像信号に対応する電気信号による露光が開始され
ドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画像
のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0019】前記の潜像はYの現像器13aにより現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0020】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方でYの上部に配置したマゼンタ(M)のスコロトロン
帯電器11の帯電作用により電位を付与され、Mの露光
光学系12の第2の色信号すなわちMの画像信号に対応
する電気信号による露光が行われ、Mの現像器13aに
よる非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)の
トナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合
わせて形成される。
【0021】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
上部に配置したシアン(C)のスコロトロン帯電器1
1、Cの露光光学系12およびCの現像器13bによっ
てさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー
像が、また感光体ドラム10の右方でCの下部に配置し
た黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光光学系1
2および現像器13bによって第4の色信号に対応する
黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感
光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのト
ナー像が形成される。
【0022】これ等Y,M,C及びKの露光光学系12
による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光はド
ラムの内部より前述した透明の基体を透して行われる。
従って第2,第3および第4の色信号に対応する画像の
露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受け
ることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等
の静電潜像を形成することが可能となる。
【0023】現像スリーブ131が感光体ドラム10と
所定の値、例えば100μm〜1000μmの間隙をあ
けて非接触に保たれ、現像器13a,13bによる現像
作用に際しては、現像スリーブ131に対し直流あるい
はさらに交流を加えた現像バイアスが印加され、現像器
の収容する二成分現像剤によるジャンピング現像が行わ
れて、透明電導層を接地する感光体ドラム10に対して
トナーと同極性の直流バイアスを印加して、露光部にト
ナーを付着させる非接触の反転現像が行われるようにな
っている。
【0024】転写材である転写紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。記録紙Pは、タイミ
ングローラ15cの駆動によって、感光体ドラム10上
に形成されたカラーのトナー画像と同期がとられて、転
写ベルト14aを張架した転写手段としての転写ベルト
装置14によって感光体ドラム10と転写ベルト14a
との間に形成される転写域14bへと給送される。ここ
で記録紙Pは、紙帯電器としての導電性ブラシ14dに
より紙帯電され、転写ベルト14aに吸着されて転写域
へ侵入する。転写器14cにより感光体ドラム10の周
面上の像が一括して記録紙P上に転写される。転写ベル
ト14aは転写後、感光体ドラム10より離間されてい
る。
【0025】紙分離除電器14eにより除電され、転写
ベルト装置14から分離した記録紙Pは、搬送ベルト1
6により搬送され、少なくとも一方のローラの内部にヒ
ータを有する2本のローラで構成される定着装置17へ
と搬送される。定着ローラ17aと、圧着ローラ17b
との間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上
の付着トナーが定着され、記録紙Pが定着排紙ローラ1
7cにより送られて、装置外部のトレイへ排出される。
【0026】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーはAC除電器18により除電を受けた後、クリ
ーニング装置19にいたり、感光体ドラム10に当接し
たゴム材から成るクリーニングブレード19aによって
クリーニング装置19内に掻き落とされ、スクリュウ1
9bによって図示せぬ排トナー容器に回収される。クリ
ーニング装置19により残留トナーを除去された感光体
ドラム10は一様露光手段12aにより露光を受けた
後、Yのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受
け、次の画像形成サイクルにはいる。画像形成中、クリ
ーニングブレード19aは感光体ドラム10より離間し
て保たれる。
【0027】上記において、後述する感光体ドラム10
の左側に配置されるY,Mの薄型の現像器13aとクリ
ーニング装置19の配置により、給送ローラ15bから
レジストローラ15c、転写域14bを含む転写ベルト
装置14、搬送ベルト16、定着装置17及び定着排紙
ローラ17cに至る転写紙Pの搬送経路としての給紙搬
送排紙経路が水平に構成される。
【0028】感光体ドラムの中心軸を通り垂直面Q1−
O−Q2の図1左側、即ち感光体ドラム10の中心軸を
通る垂直面に対して転写紙Pの搬送方向の下流側に配置
されるY及びMの現像器の構成を図2を用いて説明す
る。Y,Mの現像器は共通の現像器が用いられ、Yの現
像器で代表して説明する。
【0029】現像スリーブ131は感光体ドラム10の
周面に対し、現像スリーブ131の両端に設けられた突
き当てコロ138により所定の間隙を保って感光体ドラ
ム10の回転(図1の時計方向)に対し同方向に回転さ
れる(図1の反時計方向)。
【0030】固定磁石132は、現像スリーブ131に
内包され、NおよびSの磁極を交互に配し、現像スリー
ブ131と同心に固定されていて、直径15mm〜25
mmの非磁性のスリーブ周面に磁力を作用させる。
【0031】薄層形成部材としての薄層形成棒133
は、現像スリーブ131の周面上の二成分現像剤の層厚
を規制する部材であって、直径3〜10mmの磁性体の
円形断面の金属材から成り、不図示の弾性部材により現
像スリーブ131の周面に所定の荷重をもって均等に圧
接される。
【0032】現像スリーブ131上より二成分現像剤を
除去するための除去手段であるスクレーパ134aは、
帯状の長辺の一端を現像スリーブ131に平行に圧接し
て設けられた、例えばSUS、ウレタンゴム等の板状の
弾性部材よりなる。スクレーパ134aにより掻き取ら
れた二成分現像剤は供給ローラ135a上に落下され
る。
【0033】撹拌スクリュウ136及び137は、互い
に相反する方向に等速で回転し、現像器13内のトナー
とキャリアとを撹拌、混合し、所定のトナー成分を均等
に含有する二成分現像剤とする。更に、供給ローラ13
5aによりトナー成分を均等に撹拌、混合された二成分
現像剤が現像スリーブ131と薄層形成棒133との圧
接部に搬送、供給される。
【0034】次に、感光体ドラムの中心軸を通り垂直面
Q1−O−Q2の図1右側、即ち感光体ドラム10の中
心軸を通る垂直面に対して転写紙Pの搬送方向の上流側
に配置されるC及びKの現像器の構成を図3を用いて説
明する。C,Kの現像器は共通の現像器が用いられ、K
の現像器で代表して説明する。図2にて説明したY,M
の現像器と同一の機能、構造を有する部材には、同一の
符番を付した。
【0035】現像スリーブ131は感光体ドラム10の
周面に対し、現像スリーブ131の両端に設けられた突
き当てコロ138により所定の間隙を保って感光体ドラ
ム10の回転(図1の時計方向)に対し同方向に回転さ
れる(図1の反時計方向)。
【0036】固定磁石132は、直径15mm〜15m
mの現像スリーブ131に内包され、NおよびSの磁極
を交互に配し、現像スリーブ131と同心に固定されて
いて、非磁性のスリーブ周面に磁力を作用させる。
【0037】薄層形成部材としての薄層形成棒133
は、現像スリーブ131の周面上の二成分現像剤の層厚
を規制する部材であって、直径3〜10mmの磁性体の
円形断面の金属材から成り、不図示の弾性部材により現
像スリーブ131の周面に所定の荷重をもって均等に圧
接される。
【0038】現像スリーブ131上より二成分現像剤を
除去するための除去手段であるスクレーパ134bは、
帯状の長辺の一端を現像スリーブ131に平行に圧接し
て設けられた、例えばSUS、ウレタンゴム等の板状の
弾性部材よりなる。スクレーパ134bにより現像スリ
ーブ131より掻き取られた現像剤は現像器13bの底
部に滞留しないように搬送ローラ139により撹拌スク
リュウ136へ搬送される。
【0039】撹拌スクリュウ136及び137は、互い
に相反する方向に等速で回転し、搬送ローラ139によ
り搬送された現像剤と現像器13内のトナーとキャリア
とを撹拌、混合し、所定のトナー成分を均等に含有する
二成分現像剤として、スクレーパ134bを仕切りとし
搬送ローラ139の上部に設けられた供給ローラ135
bへ給送する。供給ローラ135aによりトナー成分を
均等に撹拌、混合された二成分現像剤が現像スリーブ1
31と薄層形成棒133との圧接部に搬送、供給され
る。
【0040】上記図3にて説明した如く、現像器13b
は現像スリーブ138の下部にてスクレーパ134aに
より現像剤を掻き取るため、スクレーパ134bにより
現像スリーブ131より掻き取られた現像剤が現像器1
3bの底部に滞留しないように搬送ローラ139により
一旦撹拌スクリュウ136へ搬送した後、再度供給ロー
ラ135bにより現像剤を現像スリーブ131に供給し
なければならない。従って供給ローラ135bをスクレ
ーパ134bを仕切りとし搬送ローラ139の上部に設
けなければならず現像器13bが厚型の構造となる。
【0041】これに対し、図2にて説明した現像器13
aは現像スリーブ138の上部にてスクレーパ134a
により現像剤が掻き取られ、現像器の底部に設けられた
供給ローラ135a上や撹拌スクリュウ136の近辺に
搬送され再供給されるので薄型の構造が可能となり、図
4に示すように左側のY,Mの現像器13aを右側の
C,Kの現像器13bより上方に配置し、Y,Mの現像
器13aとクリーニング装置19とを感光体ドラム10
の下部に水平に設けられた転写ベルト装置14の上部に
配置することが出来る。
【0042】図4に示すように、感光体ドラム10の中
心軸を通る垂直面Q1−O−Q2と、垂直面Q1−O−
Q2に対して左側、即ち感光体ドラム10の中心軸を通
る垂直面に対して転写紙Pの搬送方向の下流側に配置さ
れるY,Mの現像器13aの現像スリーブ131の中心
軸と感光体ドラム10との中心軸とを結ぶ平面との成す
角度が、α1,α2でY,Mの現像器が配置され、また
感光体ドラム10の中心軸を通る垂直面Q1−O−Q2
と、垂直面Q1−O−Q2に対して右側、即ち感光体ド
ラム10の中心軸を通る垂直面に対して転写紙Pの搬送
方向の上流側に配置されるK,Cの現像器13bの現像
スリーブ131の中心軸と感光体ドラム10との中心軸
とを結ぶ平面との成す角度が、β1,β2でK,Cの現
像器が配置される。Y,Mの現像器13aは薄型で上方
に配置され、K,Cの現像器13bは厚型で現像器13
aよりも下側に配置されるため、α1<β1、α2<β
2の関係をとる。また、上記α1,α2,β1,β2,
の値は、それぞれα1=90゜±20゜、α2=30゜
±20゜、β1=110゜±20゜、β2=40゜±2
0゜をとることが好ましい。
【0043】上記の構成により、図1にて示した、給送
ローラ15bからレジストローラ15c、転写域14b
を含む転写ベルト装置14、搬送ベルト16、定着装置
17及び定着排紙ローラ17cに至る転写紙Pの水平な
給紙搬送排紙経路の構成が可能となる。
【0044】転写紙Pの搬送経路としての給紙搬送排紙
経路を構成する給送ローラ15bからレジストローラ1
5c、転写域14bを含む転写ベルト装置14、搬送ベ
ルト16、定着装置17及び定着排紙ローラ17c上下
に至る給紙搬送排紙経路が水平に形成されていることに
より転写紙Pへのトナー像の良好な転写がなされると共
に、転写紙Pのジャムの発生頻度が減少される。
【0045】更に、感光体ドラム10の中心軸を通る垂
直面Q1−O−Q2と、垂直面Q1−O−Q2に対して
クリーニングブレード19aの感光体ドラム10との当
接部と感光体ドラム10との中心軸とを結ぶ平面との成
す角度γでクリーニング装置19が、感光体ドラム10
の中心軸を通る垂直面に対して転写紙Pの搬送方向の下
流側に配置され、また感光体ドラム10の中心軸を通る
垂直面Q1−O−Q2と、垂直面Q1−O−Q2に対し
て転写ベルト装置14の転写域14bの中心線と感光体
ドラム10との中心軸とを結ぶ平面との成す角度δで転
写ベルト装置14が配置される。
【0046】即ち、Y,Mの現像器13aは薄型で上方
に配置され、K,Cの現像器13bは厚型で現像器13
aよりも下側に配置されるように、α1<β1、α2<
β2の関係をとるが、各現像器の現像スリーブ131の
両端に設けられた突き当てコロ138,139とクリー
ニングブレード19aの当節部と転写ベルト装置14と
が均等な押圧力で感光体ドラム10に圧接され、感光体
ドラム10の安定したバランスの良い回転が得られるよ
うに、γの値は、γ=45゜±20゜、δの値は、δ=
10゜±20゜、即ち転写域14bの中心線が感光体ド
ラム10の中心軸を通る垂直面Q1−O−Q2に対して
転写紙Pの搬送方向の下流側に配置される場合はδは1
0°以下、上流側に配置される場合はδは30°以下の
値をとることが好ましい。
【0047】上記の如く、カラー画像形成装置の円筒状
の像形成体に対して、像形成体に対し外側に配置された
複数の現像器とクリーニング装置と転写ベルト装置との
バランスの取れた押圧力による感光体ドラムの安定した
回転が得られ、良好な画像が維持される画像形成装置の
提供が可能となり、特に各色毎の均一な露光を必要とす
る重ね合わせトナー像の良好なカラー画像形成が可能と
なった。
【0048】更に、感光体ドラム10の左右に2組づつ
配置される上下の現像器を共通化して使えるように現像
器間の設定位置であるα1−α2、β1−β2をそれぞ
れ30゜として現像スリーブ131の内部に設けられた
固定磁石132の現像器近傍のN,S磁極を30°の等
角度配置、α1−α2、β1−β2をそれぞれ36゜と
して現像器近傍のN,S磁極を36°の等角度配置、α
1−α2、β1−β2をそれぞれ45゜として現像器近
傍のN,S磁極を45°の等角度配置、α1−α2、β
1−β2をそれぞれ60゜として現像器近傍のN,S磁
極を60°の等角度配置とすることが好ましい。
【0049】
【発明の効果】請求項1または2によれば、転写紙の搬
送経路としての給紙搬送排紙経路が水平に形成されるこ
とにより転写紙へのトナー像の良好な転写がなされると
共に、転写紙Pのジャムの発生頻度が減少される。
【0050】請求項3によれば、円筒状の像形成体に対
して、像形成体に対し外側に配置された複数の現像器と
クリーニング装置と転写ベルト装置とのバランスの取れ
た押圧力による感光体ドラムの安定した回転が得られ、
良好な画像が維持される画像形成装置の提供が可能とな
り、特に各色毎の均一な露光を必要とする重ね合わせト
ナー像の良好なカラー画像形成が可能となった。
【0051】請求項4または5によれば、感光体ドラム
の左右に2組づつ配置される上下の現像器が共通化して
使えるようになる。
【0052】請求項6によれば、全ての現像器の現像ス
リーブの移動方向を像形成体と同一方向とし現像性を改
良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカラー画像形成装置の断面構成図で
ある。
【図2】図1の左側に配置される現像器の断面構成を示
す図である。
【図3】図1の左側に配置される現像器の断面構成を示
す図である。
【図4】図1の要部を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 13a,13b 現像器 14 転写ベルト装置 19 クリーニング装置 19a クリーニングブレード 131 現像スリーブ 134a,134b スクレーパ 135a,135b 供給ローラ 138 突き当てコロ 139 搬送ローラ P 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲浜▼田 州太 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 三浦 俊英 東京都小金井市緑町5丁目14番地14号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の像形成体を有し、前記像形成体
    の外側に帯電手段と現像手段とを、内側に像露光手段
    を、それぞれ4組配設し、 前記現像手段は現像スリーブによりトナーを前記像形成
    体に供給するものであり、前記像形成体が、前記帯電手
    段によって帯電され、前記像露光手段によって像露光を
    され、前記現像手段による現像によってトナー像をその
    上に形成されることを順次繰り返すことにより、前記像
    形成体上に前記トナー像を重ね合わせて画像形成を行
    い、前記像形成体へ搬送される転写材に一括して転写す
    るカラー画像形成装置において、 前記像形成体の中心軸を通る垂直面に対して転写材の搬
    送方向の上流側と下流側とにそれぞれ2組づつの現像手
    段を上下に配設し、 前記像形成体の中心軸を通る垂直面と、前記下流側に配
    置される前記上下の現像手段に設けられた現像スリーブ
    の中心軸と像形成体との中心軸とを結ぶ平面との成す角
    度をそれぞれα2,α1、前記上流側に配置される前記
    上下の現像手段に設けられた現像スリーブの中心軸と像
    形成体との中心軸とを結ぶ平面との成す角度をそれぞれ
    β2,β1とするとき、α1<β1、α2<β2の関係
    を満たすことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段は二成分現像剤により前記
    像形成体上にトナー像を形成するものであり、前記下流
    側に配置される前記上下の現像手段には、前記像形成体
    の回転に対し同方向に回転される現像スリーブと、前記
    現像スリーブに二成分現像剤を供給する供給ローラと、
    前記現像スリーブ上より二成分現像剤を除去し前記供給
    ローラ上に落下させるスクレーパとが設けられ、 また、前記上流側に配置される前記上下の現像手段に
    は、前記像形成体の回転に対し同方向に回転される現像
    スリーブと、前記現像スリーブ上より二成分現像剤を除
    去するスクレーパと、前記スクレーパの下部に前記スク
    レーパにより掻き取られた前記二成分現像剤を前記現像
    スリーブから滞留なく搬送させる搬送ローラと、前記ス
    クレーパの上部に前記現像スリーブに二成分現像剤を供
    給する供給ローラとが設けられたことを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像形成体の外周に前記像形成体より
    前記トナー像を転写材に一括転写する転写手段と、前記
    像形成体の中心軸を通る垂直面に対して転写材の搬送方
    向の下流側に配置され、前記転写手段による転写後、前
    記像形成体に残留された残留トナーをクリーニングする
    クリーニング装置とを設け、前記像形成体の中心軸を通
    る垂直面と、前記垂直面に対して前記転写手段の転写域
    の中心線と前記像形成体との中心軸とを結ぶ平面との成
    す角度をδ、また前記垂直面に対して前記クリーニング
    装置に設けられたクリーニングブレードの前記像形成体
    との当接部と前記像形成体との中心軸とを結ぶ平面との
    成す角度をγとするとき、γ=45゜±20゜、前記転
    写域の中心線が前記像形成体の中心軸を通る垂直面に対
    して転写材の搬送方向の下流側に配置される場合はδは
    10°以下、上流側に配置される場合はδは30°以下
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 α1−α2の値が30゜、36゜、45
    ゜または60°であることを特徴とする請求項1または
    2に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 β1−β2の値が30゜、36゜、45
    ゜または60°であることを特徴とする請求項1または
    2に記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記4組の現像手段は、前記像形成体と
    同方向に回転される現像スリーブを有することを特徴と
    する請求項1〜5の何れか1項に記載のカラー画像形成
    装置。
JP7226637A 1995-09-04 1995-09-04 カラー画像形成装置 Pending JPH0968842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7226637A JPH0968842A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7226637A JPH0968842A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968842A true JPH0968842A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16848308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7226637A Pending JPH0968842A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0968842A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5758243A (en) Color image forming apparatus
JP2001194908A (ja) 画像形成装置
JPH08328366A (ja) カラー画像形成装置
JP3491218B2 (ja) 画像形成装置
JPH10186775A (ja) カラー画像形成装置
JP2001209244A (ja) 画像形成装置
JPH0980884A (ja) 画像形成装置
JPH0968842A (ja) カラー画像形成装置
JP3451507B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3823529B2 (ja) 画像形成装置
JPH11231692A (ja) カラー画像形成装置
JP2002229297A (ja) トナー補給装置
JPH10171327A (ja) カラー画像形成装置
JPH10312096A (ja) カラー画像形成装置
JP2001209243A (ja) 画像形成装置
JPH09311602A (ja) 画像形成装置
JP3293021B2 (ja) 画像形成装置
JPH09190056A (ja) 画像形成装置
JPH096085A (ja) カラー画像形成装置
JPH09258602A (ja) 画像形成装置
JP2000112263A (ja) カラー画像形成装置
JPH11143166A (ja) カラー画像形成装置
JPH09258518A (ja) カラー画像形成装置
JPH09311509A (ja) 画像形成装置
JPH09190131A (ja) カラー画像形成装置