JPH0948264A - シートトラック - Google Patents

シートトラック

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JPH0948264A
JPH0948264A JP20302995A JP20302995A JPH0948264A JP H0948264 A JPH0948264 A JP H0948264A JP 20302995 A JP20302995 A JP 20302995A JP 20302995 A JP20302995 A JP 20302995A JP H0948264 A JPH0948264 A JP H0948264A
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upper rail
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extending
lock lever
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Masakazu Suzuki
正和 鈴木
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威 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構の占めるスペースが小さく、部品
点数が少なく、しかもガタが少なく、更に、操作ハンド
ルとロックレバーとが水平方向に大きくオフセットして
も操作フィーリングが良好なシートトラックを提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 ロック機構は、第1及び第2のアッパレ
ール22,23間に回転可能に設けられ、一方の回転端
部がロック突起19に係合し、他方の回転端部が操作レ
バー150に接続されるロックレバー153と、ロック
レバー153をロック突起19に係合する方向に付勢す
る付勢部材160とから構成し、基端部がロックレバー
153の他方の回転端部に固着され、操作レバー150
方向に延出する延出部153cと、延出部153cより
操作レバー150を包囲するように湾曲し、操作レバー
150の上部に当接可能な半円状の係合部153dとか
らなる逆J字形の接続部材153bを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア側に固着さ
れるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合する
アッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッ
パレールの摺動をロック/ロック解除するロック機構と
を有するシートトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】次に図面を用いて従来例を説明する。図
4は第1の従来のシートトラックを示す要部構成斜視
図、図5は図4における側面図、図6は第2の従来のシ
ートトラックを示す実開平5-1569号公報に記載されたシ
ートトラックの分解斜視図、図7は図6におけるリンク
部を説明する図、図8は図4におけるロック機構を説明
する図である。
【0003】(1) 第1の従来例 図4及び図5において、1は図示しないシートの前後摺
動を案内するためのシートトラックである。このシート
トラック1は、シート側に設けられるアッパレール2
と、フロア側に設けられ、アッパレール2が摺動可能に
嵌合するロアレール3とを有している。そして、ロアレ
ール3は、ロアレール3の前後端部にそれぞれ設けられ
た前部ロアブラケット4と後部ロアブラケット5とを介
してフロアに取り付けられている。
【0004】ロアレール3の側面には、ロック穴3aが
長手方向に沿って所定間隔で穿設されている。6はアッ
パレール2上に設けられ、ロックシャフト7を回転可能
に保持するブラケットである。このロックシャフト7に
は、ロアレール3のロック穴3aに噛合可能なロックレ
バー8が固着されている。更に、ロックシャフト7の一
方の端部は、折曲されてハンドル部7aが形成され、他
方の端部には、すり割り溝7bが形成されている。
【0005】9は一端部がアッパレール2に、他端部が
ロックシャフト7のすり割溝7bにそれぞれ係止され、
ロックシャフト7に対してロックレバー8がロック穴3
aに噛合する方向(図4において矢印X方向)に付勢する
トーションスプリングである。
【0006】次に上記構成の作動を説明する。図4及び
図5に示す状態は、ロックレバー8がロアレールのロッ
ク穴3aに噛合し、アッパレール2の移動が禁止されて
いる(ロック状態)。
【0007】この状態から、シートを前後方向に移動調
整する場合には、ロックシャフト7のハンドル部7aを
図4において、トーションスプリング9の付勢力に抗し
て反矢印X方向に回転させる。すると、ロックレバー8
が、ロック穴3aより離脱し、アッパレール2はロアレ
ール3に対して摺動可能な状態となる(アンロック状
態)。そして、シートを前後方向に移動して、所望のシ
ートポジションを得たならば、ロックシャフト7を反矢
印X方向に回転させている操作力を解除する。すると、
再び、ロックレバー8がロック穴3aに噛合し、ロック
状態となる。
【0008】(2) 第2の従来例 図6から図8に示す本従来例は、左右の各シートトラッ
クのうち、一方のシートトラック201が高所Aに、他
方のシートトラック202が低所Bに設けられる例を示
している。
【0009】図6において、各シートトラック201,
202は、フロア側に固着されるロアレール201a,
202aと、ロアレール201a,202aに対して摺
動可能に設けられ、シートクッションのフレームが設け
られるアッパレール201b,202bとから構成され
ている。
【0010】各シートトラック201,202には、ア
ッパレール201b,202bの摺動を禁止するロック
機構203,204が設けられている。205は略U字形
の操作ハンドルで、一方の端部はシートトラック201
のロック装置203に、他方の端部はシートトラック2
02のロック装置204にそれぞれ接続されている。
【0011】ここで、図8を用いてロック機構203の
説明を行なう。図において、ロアレール201aには、
長手方向に沿って歯201cが形成されている。一方、
アッパレール201bには、中間部がアッパレール20
1bの側面に回転可能に取付けられ、矢印方向に揺動可
能なロックレバー205が取付けられている。このロッ
クレバー205の一方の回転端部は、アッパレール20
1bに開設された穴201dを介してアッパレール20
1b内に嵌入し、ロアレール201aの歯201cに噛
合可能となっている。
【0012】更に、ロックレバー205は、一端部がア
ッパレール201bに係止され、他端部がロックレバー
205に係止されたトーションスプリング206でもっ
て、歯201cに噛合する方向に付勢されている。
【0013】尚、シートトラック202側にもロック機
構が設けられているが、その機構はシートトラック20
1側のロック機構と同様であるので、説明は省略する。
207は一方の端部がシートトラック201のロック機
構のロックレバー205の他方の端部に接続され、他方
の端部がシートトラック202のロック機構204のロ
ックレバー208の他方の端部に接続される略U字形の
操作ハンドルである。
【0014】そして、本従来例では、シートトラック2
01,シートトラック202が設けられる高さが異なる
ので、ロックレバー208と操作ハンドル207との連
結は、図7に示すように、リンク209を用いて行なっ
ている。図7において、リンク209は操作ハンドル2
07にはピン210を用いて、ロックレバー208に対
して段付きピン211を用いて取付けられている。この
段付きピン211は図7(a)に示すように、リンク20
9の穴209aに回転可能に嵌合した大径部211a
と、ロックレバー208に形成された上下方向の長穴2
08aに嵌合する小径部211bとからなっている。
【0015】次に上記構成の作動を説明する。図8に示
す状態は、各シートトラック201,202のロック機
構203,204のロックレバー205,208がロアレ
ール201a,202aの歯201c,202cに噛合
し、アッパレール201b,202bの移動が禁止され
ている(ロック状態)。
【0016】この状態から、シートを前後方向に移動調
整する場合には、操作ハンドル207をトーションスプ
リング206の付勢力に抗して上方に回転させる。する
と、ロック機構203,204のロックレバー205,2
08が、ロアレール201a,202aの歯201c,2
02cより離脱し、アッパレール201b,202bは
ロアレール201a,202aに対して摺動可能な状態
となる(アンロック状態)。
【0017】そして、シートを前後方向に移動して、所
望のシートポジションを得たならば、操作ハンドル20
7を回転させている操作力を解除すると、トーションス
プリングの付勢力でもって、再び、ロックレバー20
5,208がロアレール201a,202aの歯201
c,202cに再び噛合し、アッパレール201b,20
2bの移動が禁止されるロック状態となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の従
来例のシートトラックにおいては、ブラケット6,ロッ
クシャフト7,ロックレバー8及びトーションスプリン
グ9から構成されるロック機構が、移動するアッパレー
ル2の側面にブラケット6を介して設けられているの
で、ロック機構が占めるスペースが大きいという問題点
がある。
【0019】次に、上記第2の従来例のシートトラック
においては、リンク209を用いたリンク機構があるの
で、部品点数が多くなるという問題点がある。また、リ
ンク機構を用いることにより、リンク209とピン21
0,211と間にガタが発生しやすいという問題点もあ
る。
【0020】次に、この第2の従来例の操作ハンドル2
07とロックレバー208とは略同一垂直面上にある
が、この両者が水平方向に大きくオフセットした場合、
図9に示すように、操作ハンドル207を操作力Fで操
作するとロックレバー208に作用する操作力の分力
f″により、ロックレバー208に回転モーメントが発
生し、ロックレバー208とロアレール202aの歯2
02cとの係脱時の操作フィーリングが悪くなるという
問題点がある。
【0021】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、ロック機構の占めるスペース
が小さなシートトラックを提供することにあるまた、本
発明の第2の目的は、部品点数が少なく、しかもガタが
少なく、更に、操作ハンドルとロックレバーとが水平方
向に大きくオフセットしても操作フィーリングが良好な
シートトラックを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、フロア側に固着されるロアレールと、該ロア
レールに摺動可能に係合するアッパレールと、該アッパ
レールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック/
ロック解除するロック機構とを有するシートトラックに
おいて、前記ロアレールは、内部に空間と、該空間にロ
ック突起が形成された垂下部とを有し、前記アッパレー
ルは、前記空間まで延出する第1のアッパレールと、前
記空間まで延出する第2のアッパレールとから構成し、
前記ロック機構は、前記第1及び第2のアッパレール間
に回転可能に設けられ、一方の回転端部が前記ロック突
起に係合し、他方の回転端部が操作レバーに接続される
ロックレバーと、該ロックレバーを前記ロック突起に係
合する方向に付勢する付勢部材とから構成し、基端部が
前記ロックレバーの他方の回転端部に固着され、前記操
作レバー方向に延出する延出部と、該延出部より前記操
作レバーを包囲するように湾曲し、前記操作レバーの上
部に当接可能な半円状の係合部とからなる逆J字形の接
続部材を具備するものである。
【0023】本発明のシートトラックにおいて、操作レ
バーを用いてロックレバーを付勢手段に抗して回転する
と、ロックレバーとロック突起との係合が解除され、ア
ッパレールはロアレールに対して摺動可能な状態とな
る。
【0024】そして、基端部が前記ロックレバーの他方
の回転端部に固着され、前記操作レバー方向に延出する
延出部と、該延出部より前記操作レバーを包囲するよう
に湾曲し、前記操作レバーの上部に当接可能な半円状の
係合部とからなる逆J字形の接続部材を用いて、前記操
作レバーとロックレバーとの接続を行なうようにしたの
で、リンクを用いて接続する方法より、部品点数が少な
く、しかも、ガタも無い。また、水平方向に操作レバー
とロックレバーとがオフセットして設けられていても、
ロックレバーには回転モーメントが発生せず、操作フィ
ーリングが良好である。
【0025】更に、ロックレバーを第1及び第2のアッ
パレール間に回転可能に設けたことにより、ロック機構
の占めるスペースを小さくすることができる。また、ス
ムーズな作動を得るために、前記接続部材の係合部の内
壁面に、前記操作レバーの外壁面に当接する突起を設け
ることが望ましい。
【0026】前記ロアレール及びアッパレールの具体的
な構成としては、以下のような構成がある。前記ロアレ
ールは、フロアと略平行に設けられた基底部と、該基底
部の一方の端部に下方の端部が接続され、前記フロアか
ら離れる方向に延出する第1の側壁部と、前記基底部の
他方の端部に下方の端部が接続され、前記フロアから離
れる方向に延出し、前記第1の側壁部と略同じ長さの第
2の側壁部と、前記第1の側壁部の上方の端部に一方の
端部が接続され、前記基底部と略平行に前記第2の側壁
部方向へ延出する第1の天部と、前記第2の側壁部の上
方の端部に一方の端部が接続され、前記基底部と略平行
に前記第1の側壁部方向へ延出し、前記第1の天部と略
同じ長さの第2の天部と、前記第1の天部の他方の端部
から前記基底部方向に折曲し、前記第1の側壁部より長
さが短い第1の垂下部と、前記第2の天部の他方の端部
から前記基底部方向に折曲し、前記第1の垂下部と空間
を介して対向し、前記第1の垂下部と略同じ長さの第2
の垂下部と、前記第1の垂下部,前記第2の垂下部のう
ちのどちらかに形成されたロック突起とから構成し、前
記アッパレールは、前記ロアレールの第1の垂下部,第
2の垂下部間に形成された空間を介してロアレール内に
嵌入する第1の基部,該第1の基部から延出し、前記第
1の側壁部,第1の天部,第1の垂下部で形成された空間
まで延出する第1の延出部からなる第1のアッパレール
と、前記ロアレールの第1の垂下部,第2の垂下部間に
形成された空間を介してロアレール内に嵌入し、前記第
1のアッパレールの第1の基部との間に空間を有するよ
うに固着された第2の基部,該第2の基部から延出し、
前記第2の側壁部,第2の天部,第2の垂下部で形成され
た空間まで延出する第2の延出部から構成される。
【0027】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。図1は本発明の実施の形態例の分解
斜視図、図2は図1における要部を説明する図、図3は
図1における切断線A-Aにおける断面図である。
【0028】先ず、図3を用いて、シートトラックの構
成部品であるアッパレール及びロアレールの断面形状を
説明する。フロア側に固着されるロアレール11は、フ
ロアと略平行に設けられた基底部12と、基底部12の
一方の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れる
方向に延出する第1の側壁部13と、基底部11の他方
の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れる方向
に延出し、第1の側壁部13と略同じ長さの第2の側壁
部14と、第1の側壁部13の上方の端部に一方の端部
が接続され、基底部12と略平行に第2の側壁部14方
向へ延出する第1の天部15と、第2の側壁部14の上
方の端部に一方の端部が接続され、基底部12と略平行
に第1の側壁部13方向へ延出し、第1の天部と略同じ
長さの第2の天部16と、第1の天部15の他方の端部
から基底部方向12に折曲し、第1の側壁部13より長
さが短い第1の垂下部17と、第2の天部16の他方の
端部から基底部12方向に折曲し、第1の垂下部17と
空間Sを介して対向し、第1の垂下部17と略同じ長さ
の第2の垂下部18とからなっている。
【0029】そして、第1の垂下部17,第2の垂下部
18のうちどちらか一方、本実施の形態では第1の垂下
部17には、ロアレール11の長手方向に沿ってロック
突起19が複数形成されている。
【0030】アッパレール21は、第1のアッパレール
22と第2のアッパレール23とから構成される。第1
のアッパレール22はロアレール11の第1の垂下部1
7,第2の垂下部18間に形成された空間Sを介してロア
レール11内に嵌入する第1の基部24と、第1の基部
24から延出し、ロアレール11の第1の側壁部13,
第1の天部15,第1の垂下部17で形成された空間S1
まで延出する第1の延出部25とからなっている。
【0031】一方、第2のアッパレール23は、ロアレ
ール11の第1の垂下部15,第2の垂下部18間に形
成された空間Sを介してロアレール11内に嵌入し、第
1のアッパレール22の第1の基部24に固着された第
2の基部26と、第2の基部26から延出し、ロアレー
ル11の第2の側壁部14,第2の天部16,第2の垂下
部18で形成された空間S2まで延出する第2の延出部2
7とからなっている。
【0032】そして、ロアレールの基底部12,第1の
側壁部13及びアッパレール21の第1の延出部25間
に配置された鋼球30と、ロアレールの基底部12,第
2の側壁部14及びアッパレール21の第2の延出部2
7間に配置された鋼球31とにより、アッパレール21
はロアレール11に対して摺動可能となっている。
【0033】アッパレール21において、第1のアッパ
レール22の第1の基部24の下部と、第2のアッパレ
ール23の第2の基部26下部との間には、アッパレー
ル21の長手方向に沿って空間S3が形成されている。
【0034】次に、図1及び図2を用いて、ロック機構
を説明する。図において、150はアッパレール21の
側面にピン151を用いて回転可能に設けられたブラケ
ット152に支持される操作レバーとしてのハンドルバ
ーである。
【0035】アッパレール21の空間S3には、ロックレ
バー153が配設されている。このロックレバー153
はピン154を用いて中間部がアッパレール21に対し
て回転可能に取付けられている。ロックレバー153の
一方の回転端部には、ロアレール11の突起19に係合
可能な穴153aが穿設されている。
【0036】また、アッパレール21には、2ヵ所切欠
155,156が形成され、切欠155を介してロック
レバー153の他方の端部に形成された接続部153b
が外部に突出している。接続部153bはハンドルバー
150方向に延出する延出部153cと、延出部153
cよりハンドルバー150を包囲するように湾曲し、ハ
ンドルバー150の上部に当接可能な半円状の係合部1
53dとからなる逆J字形となっている。更に、係合部
153dの内壁面には、ハンドルバー150の上部に当
接可能な突起153eが形成されている。
【0037】また、160は一端部がアッパレール21
に係止され、他端部がアッパレール21の切欠156を
介してロックレバー153の一方の端部に係止され、ロ
ックレバー153の穴153aがロアレール11の突起
19に係合する方向に付勢するスプリングである。
【0038】次に、上記構成の作動を説明する。ロック
レバー153の穴153aはスプリング160の付勢力
により、ロアレール11の突起19に係合し、アッパレ
ール21の摺動は禁止されている。
【0039】ここで、ハンドルバー150を上方に持ち
上げると、ロックレバー153はピン154を中心に回
転し、ロックレバー153の穴153aのロアレール1
1の突起19への係合は解除される。よって、アッパレ
ール21はロアレール11に対して摺動可能な状態とな
り、所望のシートトラック位置へアッパレール21を摺
動させる。
【0040】所望の位置へアッパレール21が移動した
ならば、ハンドルバー150の操作力を解除する。する
と、トーションバースプリング160の付勢力により、
ロックレバー153も元の位置に復帰し、ロックレバー
153の穴153aが、ロアレール11の突起19に係
合し、アッパレール21の摺動は再び禁止される。
【0041】上記構成によれば、ロックレバー153と
ハンドルバー150との接続は、接続部153bを用い
たことにより、従来のリンクを用いて接続する方法よ
り、部品点数が少なく、しかも、ガタも無い。また、水
平方向にハンドルバー150とロックレバー153とが
オフセットして設けられていても、ロックレバー153
には回転モーメントが発生せず、操作フィーリングが良
好となる。
【0042】また、接続部153bの係合部153dの
内壁面にハンドルバー150の外壁面に当接する突起1
53eを設けることにより、更に、スムーズな作動を得
ることができる。
【0043】更に、従来例のように、シートトラックの
側方に張り出すブラケットを用いず、ロックレバー15
3をアッパレール21の空間S3内に設けたことにより、
ロック機構の占めるスペースを少なくすることができ
る。
【0044】尚、本発明は、上記実施の形態に限定する
ものではない。例えば、上記実施の形態において、接続
部153bはロックレバー153と一体的に形成した
が、別部材であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、基端
部が前記ロックレバーの他方の回転端部に固着され、前
記操作レバー方向に延出する延出部と、該延出部より前
記操作レバーを包囲するように湾曲し、前記操作レバー
の上部に当接可能な半円状の係合部とからなる逆J字形
の接続部材を用いて、前記操作レバーとロックレバーと
の接続を行なうようにしたので、リンクを用いて接続す
る方法より、部品点数が少なく、しかも、ガタも無い。
また、水平方向に操作レバーとロックレバーとがオフセ
ットして設けられていても、ロックレバーには回転モー
メントが発生せず、操作フィーリングが良好である。
【0046】更に、ロックレバーを第1及び第2のアッ
パレール間に回転可能に設けたことにより、ロック機構
の占めるスペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の分解斜視図である。
【図2】図1における要部を説明する図である。
【図3】図1における切断線A-Aにおける断面図であ
る。
【図4】従来の第1のシートトラックを示す要部構成斜
視図である。
【図5】図4における側面図である。
【図6】従来の第2のシートトラックを示す分解斜視図
である。
【図7】図6におけるリンクの拡大図である。
【図8】図6におけるロック機構の拡大図である。
【図9】図6における問題点を説明する図である。
【符号の説明】
11 ロアレール 12 基底部 13 第1の側壁部 14 第2の側壁部 15 第1の天部 16 第2の天部 17 第1の垂下部 18 第2の垂下部 19 ロック突起 21 アッパレール 22 第1のアッパレール 23 第2のアッパレール 24 第1の基部 25 第1の延出部 26 第2の基部 27 第2の延出部 153 ロックレバー 153b 接続部 153c 延出部 153d 係合部 160 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に固着されるロアレールと、該
    ロアレールに摺動可能に係合するアッパレールと、該ア
    ッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロッ
    ク/ロック解除するロック機構とを有するシートトラッ
    クにおいて、 前記ロアレールは、 内部に空間と、 該空間にロック突起が形成された垂下部とを有し、 前記アッパレールは、 前記空間まで延出する第1のアッパレールと、 前記空間まで延出する第2のアッパレールとから構成
    し、 前記ロック機構は、 前記第1及び第2のアッパレール間に回転可能に設けら
    れ、一方の回転端部が前記ロック突起に係合し、他方の
    回転端部が操作レバーに接続されるロックレバーと、 該ロックレバーを前記ロック突起に係合する方向に付勢
    する付勢部材とから構成し、 基端部が前記ロックレバーの他方の回転端部に固着さ
    れ、前記操作レバー方向に延出する延出部と、該延出部
    より前記操作レバーを包囲するように湾曲し、前記操作
    レバーの上部に当接可能な半円状の係合部とからなる逆
    J字形の接続部材を具備することを特徴とするシートト
    ラック。
  2. 【請求項2】 前記接続部材の係合部の内壁面に、前記
    操作レバーの外壁面に当接する突起を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のシートトラック。
  3. 【請求項3】 前記ロアレールは、 フロアと略平行に設けられた基底部と、 該基底部の一方の端部に下方の端部が接続され、前記フ
    ロアから離れる方向に延出する第1の側壁部と、 前記基底部の他方の端部に下方の端部が接続され、前記
    フロアから離れる方向に延出し、前記第1の側壁部と略
    同じ長さの第2の側壁部と、 前記第1の側壁部の上方の端部に一方の端部が接続さ
    れ、前記基底部と略平行に前記第2の側壁部方向へ延出
    する第1の天部と、 前記第2の側壁部の上方の端部に一方の端部が接続さ
    れ、前記基底部と略平行に前記第1の側壁部方向へ延出
    し、前記第1の天部と略同じ長さの第2の天部と、 前記第1の天部の他方の端部から前記基底部方向に折曲
    し、前記第1の側壁部より長さが短い第1の垂下部と、 前記第2の天部の他方の端部から前記基底部方向に折曲
    し、前記第1の垂下部と空間を介して対向し、前記第1
    の垂下部と略同じ長さの第2の垂下部と、 前記第1の垂下部,前記第2の垂下部のうちのどちらか
    に形成されたロック突起とから構成し、 前記アッパレールは、 前記ロアレールの第1の垂下部,第2の垂下部間に形成
    された空間を介してロアレール内に嵌入する第1の基
    部,該第1の基部から延出し、前記第1の側壁部,第1の
    天部,第1の垂下部で形成された空間まで延出する第1
    の延出部からなる第1のアッパレールと、 前記ロアレールの第1の垂下部,第2の垂下部間に形成
    された空間を介してロアレール内に嵌入し、前記第1の
    アッパレールの第1の基部との間に空間を有するように
    固着された第2の基部,該第2の基部から延出し、前記
    第2の側壁部,第2の天部,第2の垂下部で形成された空
    間まで延出する第2の延出部からなる第2のアッパレー
    ルとから構成したことを特徴とする請求項1または2記
    載のシートトラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6328272B1 (en) 1998-03-17 2001-12-11 Ohi Seisakusho Co., Ltd. Seat slide unit
KR100821098B1 (ko) * 2006-09-28 2008-04-08 주식회사다스 자동차용 시트트랙 레버
JP2010089688A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートスライド装置
KR101361050B1 (ko) * 2012-11-28 2014-02-12 현대다이모스(주) 차량용 시트의 작동력 저감장치

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