JP2004122798A - 車両シートのウォークイン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】解除レバーが直接係合するロックプレートおよび保持レバーに対する位置のバラつきを極めて少なく出来して、寸法のバラツキの影響の少ない車両シートのウォークイン装置を実現する。
【解決手段】前記リクライニングプレート51が前記シートバックと連動せずに且つ前記保持レバー54の前記第1保持部54bが前記解除レバー52から外れた状態のとき、ロックプレート26によるアッパレール2とロアレール1のスライドロックを許容するように解除レバー52を所定の第2位置に保持する第2保持部54eを前記保持レバー54または前記アッパレール2に設けるように構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両シートのシートバックがシートクッションに対して前方向へリクライニング動作するのに連動して、車両シートを車両フロアに対して前方向にスライド動作させる車両シートのウォークイン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のウォークイン装置は、車両シートを車両フロアに対して前後方向にスライド自在に支持するスライドレール機構と、スライドレール機構のスライドをロックするロックプレートと、ロックプレートと係合することによってロックプレートをスライドレール機構のロックから解除させる解除レバーと、所定の条件の下でロックプレートと解除レバーが係合している状態を維持するように解除レバーと係合する保持レバーを備えるように構成されている。そして、車両シートのシートバックを回動調整可能に支持するリクライニングアーム機構の作動によって、シートバックを前方向に所定角以上の回動させたとき、この回動と連動して回転するリクライニングプレートと解除レバーをロッドによって連結して構成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−190760号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来装置であると、リクライニングプレートとロッドは、リクライニングプレートの一方側への単独な回転を許容するように、ロッドの長手方向に遊びをもって連結されている。そして、解除レバーのスライドレール機構に対する位置はロッドを介して、リクライニングアーム機構の部分に当接して保持されるリクライニングプレートによって規定される構成になっている。このために、解除レバーのロックプレートに対する位置は、リクライニングプレート、ロッド等の位置、および寸法のバラつきの影響を受け易く、ウォークインの機能が不安定になる問題がある。本発明の課題は、この問題を解決するために解除レバーのロックプレートおよび保持レバーに対する位置のバラつきを極めて少なく出来る構成を実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決するために本発明において講じた第1の技術的手段は、車両シート側に取付けられるアッパレールと、該アッパレールにスライド自在に組合され車両フロア側に取付けられるロアレールとを備え、前記車両シートを前記フロア対して前後方向に位置の調整が可能に支持するスライドレール機構と、前記アッパレールに取付けられ、前記アッパレールと前記ロアレールとのスライドをロック可能とするロックプレートと、前記アッパレールに取付けられ、前記ロックプレートによる前記アッパレールと前記ロアレールのスライドのロックを解除させるように、前記ロックプレートと連動可能となる解除レバーと、前記アッパレールに取付けられ、前記解除レバーと係合可能となる保持レバーと、前記車両シートのシートバックを支持するリクライニングアーム機構の作動によって、該シートバックが所定角以上前方向へ回動したとき、該シートバックと連動して回動するリクライニングプレートと、前記解除レバーと前記リクライニングプレートを連結するロッドと、前記ロアレールに長さ方向の所定の範囲に亘って取付けられるメモリープレートとを備え、前記ロックプレートが前記解除レバーと連動して前記アッパレールと前記ロアレールのスライドのロックを解除するときの前記解除レバーの位置を第1位置とし、前記保持レバーには前記メモリープレートの範囲外に位置しているときに前記解除レバーを前記第1位置に保持できるように前記解除レバーと係合する第1保持部が設けられている車両シートのウォークイン装置において、
前記リクライニングプレートが前記シートバックと連動せずに且つ前記保持レバーの前記第1保持部が前記解除レバーから外れた状態のとき、前記ロックプレートによる前記アッパレールと前記ロアレールのスライドをロック許容するように前記解除レバーを所定の第2位置に保持する第2保持部を前記保持レバーまたは前記アッパレールに設けるように構成したことである。
【0006】
この技術的手段によれば、解除レバーがロックプレートと連動せずにロックプレートによるスライドレール機構のロックが許容される状態で、解除レバーは第2保持部によってアッパレールに対して所定の位置に正確に保持される。このために、リクライニングプレート、ロッド、スライドレール機構、リクライニングアーム機構に寸法のバラ付きがあっても第2位置への影響は少なく、解除レバーは正確に保持される。これによって、安定したウォークインの機能が得られるようになる。
【0007】
より好ましくは、上記第1の技術的手段に加えて、前記ロッドを解除レバーおよび前記リクライニングプレートに回転自在に且つ前記ロッドの長手軸方向には移動を阻止するように嵌合して構成したことである。
【0008】
この構成によってリクライニングプレートはロッドを介して解除レバーによって遊びがなく支持され、振動などによる音の発生が抑えられる。
【0009】
より好ましくは、上記第1または2の技術的手段に加えて、前記リクライニングプレートの回転作動角度を前記リクライニングプレートの前記ロッドによって連結される前記解除レバーの回転作動角度より小さくなるように構成したことである。
【0010】
この構成によって、前記リクライニングプレートのリクライニングアーム機構に対する位置もロッド、スライドレール機構、リクライニングアーム機構の寸法バラつきによる影響が少なくなり、ウォークイン作動がより安定して得られるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、本発明の車両シートのウォークイン装置を備えるスライドレール機構4は、車両シートの左右両側に装着され、車両フロア(図示せず)にブラケット41を介して互いに対向して且つ平行に固定される左右一対のロアレール1を有している。ロアレール1は車両前後方向に延在するものであって、図3乃至図5に示されるように対の側壁11及びこの側壁11を互いに連結する底壁12を有する断面略U字形状を呈している。このロアレール1の両側壁11の上端からは、夫々、内側に屈曲して延在し且つ所定の間隔をもって互いに対向する係合フランジ壁13が連続して形成されている。
【0012】
車両シートのシートクッション(図示せず)の構成部品であるフレーム31にブラケット32を介して固定されるアッパレール2は、車両前後方向に延在するものであって、水平壁21及び垂直壁22を有する断面略逆T字形状を呈している。このアッパレール2の水平壁21の両端からは、夫々、上側に屈曲して延在する係合フランジ壁23が連続して形成されている。このアッパレール2の係合フランジ壁23は、ロアレール1の係合フランジ壁13とボール(図示せず)を介して係合し、これにより、アッパレール2がロアレール1にその長手方向(車両前後方向)に摺動自在に支持される。アッパレール2がロアレール1に支持された状態では、アッパレール2の水平壁21は、ロアレール1の側壁11間に底壁12と平行となるようにローラ(図示せず)を介して配置され、垂直壁22は、係合壁13間を挿通して上方向に延在するように配置されている。ロアレール1の長手方向前端(図1の右側)とアッパレール2の長手方向後端との間には、スプリング42が配設されており、アッパレール2は、このスプリング42の付勢力を受けてロアレール1に対して車両前方向(図1に示す矢印方向)に常時摺動付勢されている。
【0013】
ロアレール2のシート幅方向内側(図5の右方向)の側壁11には、夫々、係合孔11aが所定の間隔をもって長手方向に複数個形成されており、アッパレール2のシート幅方向内側の係合フランジ壁23には、夫々、係合孔11aと合致可能な挿通孔13aが形成されている。又、アッパレール2の垂直壁22のシート幅方向内面には、係合孔11aと合致可能な対の貫通孔24aが形成された補助プレート24が固定されており、さらに、この補助プレート24と共に固定されたブラケット25によりロックプレート26がピン25aにより回動自在に支持されている。ロックプレート26には、貫通孔24a及び挿通孔13aに挿通されて係合孔11aと係脱自在な係合歯26aが形成されており、ロックプレート26は、ピン25a周りに配設されたスプリング(図示せず)により係合歯26aが係合孔11aと係合する方向(図5示時計方向)に常時回動付勢されている。又、このロックプレート26には、ピン25aを挟んで係合歯26aと対向する位置に当接フランジ26bが形成されている。
【0014】
更に図5に示されるように、アッパレール2の垂直壁22のシート幅方向内面には、操作レバー27がその長手方向中央部位で回動自在に支持されている。この操作レバー27の長手方向後端には、当接フランジ27bが形成されており、長手方向前端には、操作ハンドル43(図1)が嵌合保持されている。操作ハンドル43は、左右の操作レバー27を一体操作するためにシートクッションの前部下方で連結されたいわゆるループハンドルである。当接フランジ27bは、その下面でロックプレート26と当接可能に対向配置されており、操作レバー27は図示されないスプリングにより当接フランジ27bがロックプレート26から離れる方向(図5示上方向)に常時回動付勢されている。
【0015】
このような構成において、ロックプレート26の係合歯26aとロアレール1の係合孔11aとの係合によりアッパレール2のロアレール1に対する摺動が規制され、これにより、車両シートは、車両フロアに対して所定の位置に保持される。又、操作ハンドル43を操作して操作レバー27をスプリングの付勢力に抗して回動させ、当接フランジ26b、27b同士の当接を介してロックプレート26を回動させることで、係合歯26aと係合孔11aとの係合が解除される。これにより、アッパレール2がロアレール1に対して摺動自在となり、車両シートが車両フロアに対して車両前方向及び後方向にスライドできるようになる。つまり、車両シートの車両フロアに対する車両前後方向の位置が調整できるようになる。
【0016】
図1に示すように、アッパアーム34は、車両シートのシートバックの構成部品となるフレーム(図示せず)の下部側面に固定されており、ロアアーム33に回動自在に支持されている。ロアアーム33及びアッパアーム34には、両者を貫通する回転軸35が回転自在に支持されている。また各ロアアーム33及びアッパアーム34間には図示しない既知のラチェットとポールが備えられ、回転軸35に一体的に取付けられた操作ハンドル35bの操作によって係脱可能になっている。
【0017】
このように構成されたロアアーム33、アッパアーム34及び回転軸35が車両シートのシートバックをシートクッションに対して車両前後方向にリクライニング動作させるリクライニングアーム機構36を構成している。又、ロアアーム33とアッパアーム34との間には、スプリング37が配設されており、アッパアーム34は、このスプリング37の付勢力を受けてロアアーム33に対して車両前方向に常時回動付勢されている。
【0018】
このようなリクライニングアーム機構36の構成において、ポールとラチェットとの噛合によりアッパアーム34のロアアーム33に対する回動が規制され、シートバックがシートクッションに対して所定の傾斜角で保持される。又、操作ハンドル35bが操作され、ポールとラチェットとの噛合が解除されと、アッパアーム2のロアアーム1に対する回動が許容され、シートバックがシートクッションに対して車両前方向及び後方向にリクライニング動作できるようになる。つまり、シートバックのシートクッションに対する傾斜角を調整できるようになる。尚、操作ハンドル35bの操作は、それ自身の車両シートの前方及び後方への延在により前方からの手による操作及び後方からの踏動による操作が可能となっている。
【0019】
図2に示されるように、リクライニングアーム機構36の回転軸35には、リクライニングプレート51が相対回動自在に支持されている。リクライングプレート51の上端部は、アッパアーム34に固定されたブラケット34bに対して、アッパアーム34が着座位置で最も前側方向に位置するとき、所定の間隔Cを持つように取付けられている。この間隔Cは後述するように、ロッド53を介して解除レバー52の位置によって規定されている。
【0020】
アッパレール2の垂直壁22のシート幅方向外面には、解除レバー52がピン52aにより回動自在に支持されている。解除レバー52の延在するアームの端部にはスナップ56を介してロッド53がその一方端で回転自在に、且つロッド53の長手方向には解除レバー52との移動を拘束されるように連結されている。ロッド53の他方端は同様にスナップ56を介してリクライングプレート51に連結されている。ロッド53の連結は特にスナップ56を介さなくても、例えば図6に示すように、ロッド53の端部をつぶして抜け止めにして、互いに回転は自在に、且つロッド53の長手方向には移動を拘束するように連結する構成であってもよい。
【0021】
図5に示されるように、この解除レバー52には、アッパレール2の垂直壁22に向かって突出する当接ピン52bが固定されている。操作レバー27の当接フランジ27bは、アッパレール2の垂直壁22に形成された開口22aを挿通して当接ピン52bと対向するように延在しており、その上面で当接ピン52bと当接可能となっている。又、図4に示すように、解除レバー52は、ピン52a周りに配設されたスプリング52cの付勢力を受けて当接ピン52bが当接フランジ27bから離れる方向(図2の時計方向)に常時回動付勢されている。
【0022】
図1、図2及び図3に示されるように、アッパレール2の垂直壁22のシート幅方向外面には、保持レバー54がピン54aにより回動自在に支持されている。保持レバー54は、解除レバー52と略同一平面上に配置される部分を備えている。解除レバー52の保持レバー54と対向する外周面には、係合段部52d及び接触凸部52eが形成されている。一方、保持レバー54側には、係合段部52dと係合可能な腕部分54b(第1保持部)が延在形成されている。
【0023】
図3に示すように、ピン54a周りにスプリング54cが配設され、保持レバー54を図2の反時計方向に常時回動付勢している。そして、解除レバー52と保持レバー54が図2に実線で示されるように、リクライングプレート51の上端部がブラケット34bに当接していない、即ちリクライングプレート51がシートバックの回動と連動しないとき、解除レバー52が更に時計方向へ回動するのを阻止して所定の待機位置(第2位置)に保持されるように、また保持レバー54も更に反時計方向へ回動するのが阻止されるように、解除レバー52の接触凸部52eと係合する接触凹部54e(第2保持部)が保持レバー54に形成されている。このように接触凸部52eと接触凹部54e(第2保持部)が係合したときの、アッパレール2に対して解除レバー52と保持レバー54の位置が、正確に確保される。特に解除レバー52のアッパレール2に対する位置が正確に規定されるために、解除レバー52の当接ピン52bと操作レバー27の当接フランジ27bの位置関係が、各部分の寸法のバラ付きの影響が少なくなり、正確に確保される。そして、スライドレール機構4のロックの解除機能が安定して得られるようになる。
【0024】
なお、アッパレール2に対する解除レバー52の位置を正確に確保する第2保持部としては、解除レバー52を上記のように保持レバー54上の特定の部分係合させるように構成する他に、解除レバー52を直接アッパレール2の設けたストッパ(図示せず)に当接させる方法であってもよい。
【0025】
ロアロアレール1のシート幅方向外側の係合フランジ13及び側壁11の外面には、メモリープレート55が固定されている。保持レバー54には、メモリープレート55と係合可能な脚部分54dが延在形成されている。
【0026】
次に作動について説明する。
【0027】
図2に示されるように、シートバックをシートクッションに対して所定角以上前方向にリクライニング動作する(前倒し)と、アッパアーム34のブラケット34bとリクライニングプレート51とが所定の間隔Cを過ぎて互いに当接する。そして、リクライニングプレート51が図2で反時計方向に角度B回動して二点鎖線で示される位置になる。このリクライニングプレート51の回動によりロッド53が車両後方向に引かれ、解除レバー52がスプリング52cの付勢力に抗して図2の反時計方向に角度A回動する。
【0028】
これにより、解除レバー52の当接ピン52bが図5に示される位置から下がって操作レバー27の当接フランジ27bの上面と当接して、当接フランジ27bを押し下げる。そして、操作レバー27を回動させ、当接フランジ27bの下面がロックプレート26の当接フランジ26bと当接して当接フランジ26bを押し下げる。ロックプレート26は図5示反時計方向にスプリング25bの付勢力に抗して回動させられる。ロックプレート26の係合歯26aとロアレール1の係合孔11aとの係合が解除され、アッパレール2がロアレール1に対してスプリング42の付勢力により車両前方向へ摺動し、車両シートが車両フロアに対して車両前方向にスライド動作する。
【0029】
ここで、角度Bは角度Aより小さくなるように設定される。これによって例えばロッド53の長さ、又は解除レバー52の回転軸であるピン52aとリクライニングプレート51の回転軸35間の位置に寸法の多少のバラツキあっても、間隔Cの変動を小さくし角度Aを十分大きく確保できるようにしている。そして、ロックプレート26の係合歯26aとロアレール1の係合孔11aとの係合の解除が確実にできる構成となっている。
【0030】
車両シートがスライド動作して、保持レバー54の脚部分54dがメモリープレート55の範囲を越えるように前進すると、保持レバー54は、解除レバー52の図2に示す反時計方向の回動により、解除レバー52の接触凸部52eと保持レバー54の接触凹部54eの係合が解除されることでスプリング54cの付勢力により図2で反時計方向に回動し、腕部分54b(第1保持部)が解除レバー52の係合段部52dと係合する。そして、スプリング52cの付勢力による時計方向への解除レバー52の回動を規制し解除レバー52の所定位置(第1位置)に維持する。これにより、ロックプレート26の係合歯26aとロアレール1の係合孔11aとの解除状態が維持される。尚、この状態では、保持レバー54の脚部分54dがメモリープレート55の移動軌跡上に配置される。
【0031】
シートバックを前述した如く前倒した状態から前倒しする前の元の状態に、即ちシートバッグをシートクッションに対して車両後方向にリクライニング動作させ、その後に車両シートを車両フロアに対して車両後方向にスライド動作させて(同時でもよい)復帰させると、アッパアーム34のブラケット34aとリクライニングプレート51との当接が解除される。また、保持レバー54の脚部分54dとメモリープレート85とが当接して、保持レバー54がスプリング54cの付勢力に抗して図2の時計方向に回動する。そして、腕部分54bと解除レバー52の係合段部52dとの係合が解除され、解除レバー52がスプリング52cの付勢力により図2の時計方向に回動し、図2の実線で示される状態にもどる。この結果、解除レバー52の当接ピン52bと操作レバー27の当接フランジ27bの上面との当接及び当接フランジ27bの下面とロックプレート26の当接フランジ26bとの当接が解除されてロックプレート26が図5の時計方向にスプリング(図示せず)の付勢力により回動する。これにより、ロックプレート26の係合歯26aとロアレール1の係合孔11aとが係合し、アッパレール2のロアレール1に対する摺動が規制され、車両シートは、車両フロアに対して所定の位置に保持される。この時、メモリープレート55の配置位置により、車両シートの車両フロアに対する所定位置は、任意の位置に設定可能である。
【0032】
尚、シートバックが着座使用状態になっているとき、図2に実線で示されるように、保持レバー54は、腕部分54bの接触凹部54eと解除レバー52の接触凸部52eが係合し、スプリング54cの付勢力による回動を規制しており、腕部分54bをメモリープレート55の移動軌跡外に位置させている。これにより、操作ハンドル43の操作によるアッパレール2のロアレール1に対する摺動により腕部分54bとメモリープレート55とが干渉したり、この干渉によってアッパレール2のロアレール1に対する摺動が妨げられることはなく、又、当接による異音の発生を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、リクライングプレート51と解除レバー52はそれぞれロッド53と回転自在に、ロッド53の長手方向には移動を拘束するように連結しているために、リクライングプレート51は振動などでガタついて音を発生したりしない。更に、保持レバーと解除レバーおよびアッパーレールの位置が正確に確保されている上に、リクライニングプレート51の作動角度Bが解除レバー52の作動角度Aより小さくなるように設定されているために、各部分の寸法の多少のバラツキあっても、アッパアーム34のブラケット34bとリクライニングプレート51の間隔Cの変動を小さく、解除レバーの係合解除タイミングがバラツキを少なく且つ確実な解除作動をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウォークイン装置を備える車両用シートの側面図である。
【図2】本発明に係る車両用シートのウォークイン装置の作動を示す正面図である。
【図3】本発明に係る車両用シートのウォークイン装置の保持レバーを示す図1における縦断面図である。
【図4】本発明に係る車両用シートのウォークイン装置の解除レバーを示す図1における縦断面図である。
【図5】本発明に係る車両用シートのウォークイン装置のロックプレートを示す図1における縦断面図である。
【図6】本発明に係る車両用シートのウォークイン装置のロッドの連結方法で、第2実施例を示す。
【符号の説明】
1  ロアレール
2  アッパレール
4  スライドレール機構
26 ロックプレート
51 リクライニングプレート
52 解除レバー
53 ロッド
54 保持レバー
54b 第1保持部(腕部分)
54e 第2保持部(接触凹部)
55 メモリープレート

Claims (3)

  1. 車両シート側に取付けられるアッパレールと、該アッパレールにスライド自在に組合され車両フロア側に取付けられるロアレールとを備え、前記車両シートを前記フロア対して前後方向に位置の調整が可能に支持するスライドレール機構と、
    前記アッパレールに取付けられ、前記アッパレールと前記ロアレールとのスライドをロック可能にするロックプレートと、
    前記アッパレールに取付けられ、前記ロックプレートによる前記アッパレールと前記ロアレールのスライドのロックを解除させるように、前記ロックプレートと連動可能となる解除レバーと、
    前記アッパレールに取付けられ、前記解除レバーと係合可能となる保持レバーと、
    前記車両シートのシートバックを支持するリクライニングアーム機構の作動によって、該シートバックが所定角以上前方向へ回動したとき、該シートバックと連動して回動するリクライニングプレートと、
    前記解除レバーと前記リクライニングプレートを連結するロッドと、
    前記ロアレールに長さ方向の所定の範囲に亘って取付けられるメモリープレートとを備え、前記ロックプレートが前記解除レバーと連動して前記アッパレールと前記ロアレールのスライドのロックを解除するときの前記解除レバーの位置を第1位置とし、前記保持レバーには前記メモリープレートの範囲外に位置しているときに前記解除レバーを前記第1位置に保持できるように前記解除レバーと係合する第1保持部が設けられている車両シートのウォークイン装置において、
    前記リクライニングプレートが前記シートバックと連動せずに且つ前記保持レバーの前記第1保持部が前記解除レバーから外れた状態のとき、前記ロックプレートによる前記アッパレールと前記ロアレールのスライドをロック許容するように前記解除レバーを所定の第2位置に保持する第2保持部を前記保持レバーまたは前記アッパレールに設けるように構成した車両シートのウォークイン装置。
  2. 前記リクライングプレートと前記解除レバーに対して、それぞれ前記ロッドを回転自在に且つロッド長手方向には移動を拘束するように連結したことを特徴とする請求項1記載の車両用シートのウォークイン装置。
  3. 前記リクライニングプレートの回転作動角度を前記リクライニングプレートの前記ロッドによって連結される前記解除レバーの回転作動角度より小さくなるように構成した請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのウォークイン装置。
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