JPH09266698A - ステップモータの駆動装置、その制御方法および計時装置 - Google Patents

ステップモータの駆動装置、その制御方法および計時装置

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JPH09266698A
JPH09266698A JP7372196A JP7372196A JPH09266698A JP H09266698 A JPH09266698 A JP H09266698A JP 7372196 A JP7372196 A JP 7372196A JP 7372196 A JP7372196 A JP 7372196A JP H09266698 A JPH09266698 A JP H09266698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子腕時計などに収納されたステップモータ
を駆動するために消費される電力をさらに低減可能な駆
動回路を提供する。 【解決手段】 ステップモータに駆動パルスを供給した
後にロータが慣性で運動しているエネルギーを電源側に
回生する。そのために、電源19の電力をオンオフして
駆動コイル2に駆動パルスを印加するCMOS21、2
2、23、24と、これらをバイパスして電源電力の逆
方向に電流を流すダイオード25を設け、駆動パルスが
終了した後にCMOS21および22を短い周期でオン
オフさせる。これによって、駆動コイル2に生じた誘導
起電力の短絡電流をオンオフし、さらに大きな誘導電圧
を得て電源側にエネルギーを回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステップモータの
駆動装置およびその制御方法に関し、特に、ステップモ
ータの駆動電力を低減可能な駆動装置およびその制御方
法、さらに、この駆動装置を用いた計時装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ステップモータは、パルスモータ、ステ
ッピングモータ、階動モータあるいはデジタルモータな
ども称され、デジタル制御装置のアクチュエータとして
多用されているパルス信号によって駆動されるモータで
ある。近年、携帯に適した小型の電子装置あるいは情報
機器が開発されており、これらのアクチュエータとして
小型、軽量化されたステップモータが多く採用されてい
る。このような電子装置の代表的なものが電子時計、時
間スイッチといった計時装置である。この計時装置にお
いては、水晶発振子などを用いた発振回路から基準パル
スを供給し、この基準パルスを1MHzなどの計時に適
した周波数の時間信号に分周する。そして、その時間信
号に合わせて駆動パルスをステップモータに供給し、計
時装置の秒針などを運針するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの携帯用に適し
た小型の電子装置においては、搭載可能な電源が限られ
ているので、長時間、安定した動作を行うためにはステ
ップモータなどによって消費される電力をできるだけ低
減することが重要である。さらに、小型で携帯に適した
電子装置は、集積化が進み、ユーザーの様々なニーズに
対応して多機能化が進んでいる。例えば、計時機能を備
えた小型の電子装置には、電力を消費する種々の機能が
搭載されており、全体の電力消費は増加傾向にある。ま
た、太陽電池などを用いて自動的に発電を行って電池の
交換なしに長期間、何処でも自由に使用できる携帯型電
子機器も考案されている。これらの機器に搭載される発
電システムからは大きな電流密度を得にくいため、ステ
ップモータを駆動するために消費される電力をさらに低
減することが望まれている。
【0004】そこで、本発明においては、ステップモー
タを駆動するために用いられた電力の一部を回収するこ
とによって電力消費を低減可能な駆動装置およびその制
御方法を提供することを目的としている。特に、本発明
においては、小型・携帯型の電子機器などに適した簡単
な構成で部品点数も少ない装置によって電力の一部を回
収可能な駆動装置および制御方法を提供することを目的
としている。そして、多機能化、あるいは電池の廃棄や
交換の不要な太陽電池などの発電システムを採用した計
時装置等の携帯装置に適用可能な省電力タイプのステッ
プモータの駆動装置および制御方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、いっ
そうの省電力化を実現するために、ステップモータの駆
動コイルに発生する誘導起電力を用いてステップモータ
に供給された電力の一部を回生するようにしている。す
なわち、ステップモータに駆動パルスを供給してロータ
を回転させると、ロータはすぐには停止せず慣性によっ
て動く。このロータの動きによって駆動コイル(ステー
タ)の磁束密度が変化するので、誘導起電力が発生す
る。本発明においては、この誘導起電力による電流をさ
らに時間的に変化させ、磁束密度の変化と電流の変化に
よって大きな誘導電圧を駆動コイルに発生させて電池な
どの電源に電気エネルギーを回生するようにしている。
このため、本発明の駆動装置は、ステップモータの駆動
コイルに断続的に駆動パルスを供給してステップモータ
を駆動する駆動装置であって、電源から供給された駆動
電力をオンオフして駆動コイルに駆動パルスを印加する
スイッチ手段と、このスイッチ手段をバイパスして駆動
コイルと電源を接続し、駆動電力の逆方向に電流を流す
バイパス手段と、駆動パルスが供給された後に駆動コイ
ルを短い周期で短絡する短絡手段とを有することを特徴
としている。
【0006】本発明の駆動装置によれば、スイッチ手段
によって駆動パルスを駆動コイルに供給したのち、短絡
手段によって駆動コイルを短絡する。これによって、ロ
ータの動きに起因する磁束密度の変化によって短絡電流
が発生し、駆動コイルを流れる。さらに、短絡手段を短
い周期でオンオフすることによって、短絡電流が急速に
変動する。この電流の変化によって駆動コイルにさらに
大きな誘導起電力が発生する。この誘導起電力による電
圧(誘導電圧)が電源電圧より大きくなると、バイパス
手段を介して電源に電流が流れ、電池あるいはコンデン
サなどの電源が充電され、ロータの運動エネルギーが電
気エネルギーとして回生される。
【0007】本発明の駆動装置のスイッチ手段には、ト
ランジスタスイッチを用いることが可能であり、さら
に、バイパス手段としてトランジスタスイッチの寄生ダ
イオードを用いることができる。さらに、スイッチ手段
によって駆動コイルに異なった極性の駆動電力を印加
し、駆動コイルに極性の異なる磁界を発生させるバイポ
ーラ型の駆動回路の場合は、短絡手段はCOMSなどか
らなるスイッチ手段で駆動コイルを駆動電力の同一の極
へ接続すれば良い。このように、本発明の駆動装置は特
別な昇圧回路などを必要とせず非常に簡易な構成で実現
でき、ステップモータに供給したエネルギーの一部を回
生してステップモータの駆動に必要な電力消費を低減す
ることが可能となる。
【0008】時計針を運針するためにステップモータを
用いている計時装置においては、一定の時間間隔で出力
される時間信号に基づき断続的に駆動パルスをステップ
モータに供給する駆動装置に対し本発明を適用すること
によって、計時装置の電力消費を低減できる。従って、
電力の限られた小型で携帯に適した電子装置において
も、計時機能に加えて他の機能を有効に活用することが
でき、また、電池の寿命を延ばし、あるいは電池の交換
を不要にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔バイポーラ型の駆動回路の例〕以下に図面を参照しな
がら本発明をさらに詳細に説明する。図1に、本発明に
係る駆動回路を備えたステップモータの制御装置の概要
を示してある。本例の制御装置10は、2相ステップモ
ータ1を1相、2相あるいは1−2相励磁によって駆動
できる装置である。ステップモータ1はPM型のステッ
プモータであり、ステータに駆動コイル2aおよび2b
が装着されており、このステータの内部で永久磁石によ
って構成されたロータ5が回転するようになっている。
本例の制御装置10は、ステップモータ1の駆動コイル
2aおよび2bに駆動パルスを供給する駆動回路20a
および20bと、水晶振動子などの基準発振源11を用
いて基準周波数の基準パルスを出力する発振回路12
と、基準パルスを分周して特定の幾つかの周波数のパル
スを出力する分周回路13と、分周回路13から供給さ
れたパルスに基づき駆動回路20aおよび20bを制御
する制御回路15と、さらに、駆動回路20aおよび2
0bに駆動パルスの電力を供給する電源19を備えてい
る。なお、本例の駆動回路20aおよび20bは同じ構
成のバイポーラ型の駆動回路であり、以降においては一
方の駆動回路を用いて説明する。
【0010】図2に、駆動回路20から駆動コイル2に
方形の駆動パルスが供給されたときに駆動コイル2に流
れる電流が変化する様子を示してある。時刻t0に駆動
パルスが供給され電圧が高レベルになると、駆動コイル
2に電流が流れ磁界が発生する。これによってロータが
回転すると逆起電力が発生し電流が減少する。そして、
時刻t1に駆動パルスの電圧が低レベルになっても駆動
コイルを流れる電流は0にならない。永久磁石によって
構成されたロータが駆動された後に慣性で動きさらに、
無励磁保持トルク(ディテントトルク、コギングトル
ク)によって停止するセットリングタイムの間、その停
止位置の前後で振動する。このため、駆動パルスが終了
した後でも駆動コイルを貫通する磁束密度が変化するの
で駆動コイルに誘導起電力が発生する。駆動パルスをオ
フにするときは、図3に示す駆動回路20のpチャンネ
ルトランジスタP1およびP2がオンになっているの
で、駆動コイル2の両側が短絡された状態となってお
り、図2に示したような電流が駆動コイル2にながれ
る。そして、このままでは、誘導起電力による電流は駆
動コイル2で消費され、ジュール熱となって放散する。
そこで、本発明においては、この電力を回収するように
している。
【0011】図3に、本例の駆動回路20の構成を示し
てある。上述したように、本例の駆動回路20はpチャ
ンネルMOSトランジスタ(以降においてはMOS)2
1、22およびnチャンネルMOS23、24をバイポ
ーラ型の駆動回路を構成するように接続してあり、これ
らのMOS21、22、23および24によって電源1
9から供給される電力を制御し、駆動コイル2に極性の
異なる駆動パルスを交互に供給できるようになってい
る。このような駆動回路20はCMOSなどを用いて簡
単に構成できるものであり、他の制御回路などと共に1
つの基板上にモノリシック化することも可能である。
【0012】それぞれのMOS21、22、23および
24のそれぞれには、低電圧側から高電圧側に電流が流
れるように、すなわち、電源電圧を用いた駆動パルスの
電流の流れる方向とは逆に向けてダイオード25が並列
に接続されている。従って、駆動コイル2に電源19と
は逆向きの高い電圧が発生すると、これらのMOS2
1、22、23および24の状態に関係なく、電流がM
OS21、22、23および24をバイパスしてダイオ
ード25を介して流れるようになっている。このダイオ
ード25は、それぞれのMOSと並列にダイオード素子
を接続したり、あるいはPN接合によって基板に作りこ
まれたダイオードを用いることができる。さらに、各M
OSの寄生ダイオードをバイパス用のダイオード25と
して用いることも可能である。
【0013】図4に、これらのMOS21、22、23
および24のゲート電極に印加される制御信号φp1、
φp2、φn1およびφn2をタイミングチャートによ
って示してある。以下に、このタイミングチャートに基
づき図3に示した本例の駆動回路20の動作を説明す
る。制御信号φp1、φp2、φn1およびφn2は、
通常、低レベルに保持される。このため、pチャンネル
MOS21および22はオンであり、nチャンネルMO
S23および24がオフである。従って、駆動コイル2
には電流が流れず、磁界は発生しない。時刻t10に制
御信号φp2およびφn2が高レベルになると、pチャ
ンネルMOS22がオフし、nチャンネルMOS24が
オンする。これによって、図3に実線で示したようにp
チャンネルMOS21、駆動コイル2、およびnチャン
ネルMOS24に電流が流れ、電源19から駆動コイル
2に電力が供給される。すなわち、駆動コイル2に駆動
回路20から駆動パルスが供給された状態となり、駆動
コイル2に発生した磁界によってロータが回転する。時
刻t11に制御信号φp2およびφn2が低レベルにな
ると、駆動パルスがオフとなり、電源19から駆動コイ
ル2への電力の供給は遮断される。しかしながら、ロー
タが慣性で回転しているので、駆動コイル2には誘導起
電力が発生している。このとき、pチャンネルMOS2
1および22がオンしているので、駆動コイル2は短絡
されており、図3に一点鎖線で示したように駆動コイル
2に誘導起電力による電流が流れる。駆動パルスが停止
すると、ロータは慣性でそのまま動き、さらに、所定の
停止位置を中心に振動する。このため、誘導コイル2を
横切る磁束密度も変化し、振動する。その変化の方向に
よって駆動コイル2に流れる一点鎖線で示した短絡電流
の向きも変動する。
【0014】時刻t12に、制御信号φp1およびφp
2を高レベルにすると、pチャンネルMOS21および
22がオフとなるので、駆動コイル2に電流が流れなく
なる。pチャンネルMOS21および22のスイッチン
グによって駆動コイル2に流れる電流は急激に減少する
ので、駆動コイル2に大きな誘導起電力が発生する。こ
のときの誘導電圧が回路抵抗などを含めて電源19の電
圧より高くなると、MOS21、22、23および24
をバイパスして駆動コイル2と電源19を接続するよう
に設けられているダイオード25を介して、駆動コイル
2から逆に電源19に電流が流れる。これによって、例
えば、電源19として電池あるいはコンデンサを用いて
いると、これらが充電される。
【0015】次に時刻t13に、制御信号φp1および
φp2を低レベルにすると、pチャンネルMOS21お
よび22がオンとなるので、駆動コイル2に短絡電流が
流れる。このスイッチング操作によって電流が急激に増
大するので、駆動コイル2には時刻t12と逆方向の誘
導起電力が発生し、このときの誘導電圧の値が電源電圧
を越えると再びダイオード25を介して電源19が充電
される。このような操作はロータによって駆動コイル2
に誘導起電力が誘起されている間、例えば時刻t14ま
で連続して続けることにより、ロータの機械的な運動エ
ネルギーを電気エネルギーに変換して電源19に回生す
ることができる。上記から判るように、時刻t11から
時刻t14のエネルギーを回生する間は、制御信号φp
1およびφp2を高速でオンオフすることが望ましい。
このため、本例の制御装置10においては、チョッパ回
路16を設け、数k〜数10kの高周波パルスを発生さ
せて、制御信号φp1およびφp2を操作している。
【0016】ロータがほぼ停止し、エネルギーの回生が
終了した時刻t15に、制御信号φp1およびφn1を
高レベルにする。これによって、pチャンネルMOS2
1がオフし、nチャンネルMOS23がオンする。従っ
て、駆動コイル2には、図3に実線で示したのと反対側
の方向に電流が流れ、異なった極性の駆動パルスが供給
される。従って、駆動コイル2には、時刻t10とは逆
方向の磁場が発生し、ロータを回転させる。時刻t16
に制御信号φp1およびφn1が低レベルになって駆動
パルスがオフすると、ロータがほぼ停止する時刻t17
までの間、時刻t11から時刻t14と同様にチョッパ
回路16から供給された高周波パルスを制御信号φp1
およびφp2に重ねてロータの運動エネルギーを電気エ
ネルギーとして回生する。
【0017】このように、本例の駆動回路20において
は、駆動パルスを供給した後、次の駆動パルスが供給さ
れる前に、駆動コイルを短い周期で短絡させることによ
って駆動コイルに大きな誘導起電力を発生させ、ロータ
の慣性による運動エネルギーを電気エネルギーとして電
源側に回生できるようにしている。従って、ステップモ
ータを駆動するために電源側からステップモータに供給
されたエネルギーの一部を回生することができるので、
結果としてステップモータを駆動するために消費される
電力を低減できる。また、本例の駆動回路を用いること
により、ステップモータを回動させるために大きな電力
を用いても、その残りの部分を回収できるので、ステッ
プモータを確実に駆動でき、その上で省電力化を図るこ
とが可能となる。
【0018】また、本例の駆動回路においては、高周波
パルスを用いて駆動コイルによって昇圧しているので、
ロータの運動エネルギーを電気エネルギーとして電源に
回生するために複雑な昇圧回路は不要である。例えば、
バイパス回路としてMOSの寄生ダイオードを用いるの
であれば、駆動パルスを生成するスイッチング用のMO
Sに対し、駆動パルスを出力した後、チョッパ回路から
の高周波パルスを印加することによってエネルギーを回
生できる。さらに、従来、ジュール熱として放出されて
いたエネルギーを回収できるので、モータの温度上昇の
低減などの効果も期待できる。
【0019】〔ユニポーラ型の駆動回路の例〕本発明
は、上述したバイポーラタイプの駆動回路のみに限ら
ず、ステップモータの駆動コイルに断続的に駆動パルス
を供給する回路であれば適用できることはもちろんであ
る。図5に、ユニポーラタイプの駆動回路の例を示して
ある。この駆動回路30は、例えば、2相ステップモー
タの駆動回路であり、そのステップモータのステータの
1番目と3番目の駆動コイル3aおよび3cに駆動パル
スを供給する部分を代表して示してある。本例の駆動回
路30は、電源19から供給された電力をオンオフし
て、駆動コイル3aおよび3cのそれぞれに駆動パルス
を供給するスイッチ31aおよび31cと、これらのス
イッチ31aおよび31cをそれぞれバイパスするよう
に設置されたダイオード33aおよび33cと、駆動コ
イル3aおよび3cを短絡するように設置されたスイッ
チ32を備えている。ダイオード33aおよび33c
は、供給される電力の方向とは逆方向に電流を流すよう
に設置されており、駆動パルスを供給する際のスイッチ
31aおよび31cの機能を阻害しないようになってい
る。スイッチ31a、31cおよび32は、上述した駆
動回路20と同様に制御回路15からの制御信号φs
1、φs2およびφs3によって制御される。ロータを
駆動コイル3aおよび3cによって回転させる場合は、
例えば、制御信号φs1およびφs2によってスイッチ
31aおよび31cを閉じて、駆動コイル3aおよび3
cに極性の異なる磁場を励起する。このとき、制御信号
φs3によって短絡用のスイッチ32は開放した状態で
ある。ロータが回転すると、制御信号φs1、φs2お
よびφs3によってスイッチ31aおよび31cを開い
て、スイッチ32を閉じる。これによって、駆動コイル
3aおよび3cが短絡され、ロータの動きに起因する磁
束密度の変化によって誘導起電力が発生し、短絡電流が
流れる。そこで、上記の回路と同様に、スイッチ32を
チョッパ回路からの高周波パルスを用いてオンオフす
る。この結果、駆動コイル3aおよび3cのそれぞれに
高圧の誘導電圧が発生し、スイッチ31aおよび31c
のそれぞれをバイパスするダイオード33aおよび33
cを介して駆動コイル3aおよび3cがそれぞれ電源1
9に接続され、電源19にエネルギーが回生される。本
例では、短絡用のスイッチ32を2つの駆動コイル3a
および3cを接続するように設けてあるが、それぞれの
駆動コイル3aおよび3cを短絡するように別々の短絡
用のスイッチを設け、この短絡用のスイッチを高周波パ
ルスによって駆動しても良いことはもちろんである。
【0020】〔計時装置の例〕図6に、本発明に係るス
テップモータの駆動回路を適用して運針用のステップモ
ータを駆動する計時装置の例を示してある。本例の計時
装置8は、ステップモータ40と、このステップモータ
40を制御する制御装置10と、ステップモータ40の
動きを伝達する輪列50、および輪列50によって運針
される秒針61、分針62および時針63を備えてい
る。本例のステップモータ40は、制御装置10から供
給される駆動パルスによって磁力を発生する駆動コイル
41と、この駆動コイル41によって励磁されるステー
タ42と、さらに、ステータ42の内部で回転するロー
タ43を備えている。このロータ43はディスク状の2
極の永久磁石によって構成されており、PM型(永久磁
石回転型)の1相のステップモータ40となっている。
ステータ42には、駆動コイル41で発生した磁力によ
って異なった磁極がロータ43の回りのそれぞれのステ
ータ端部45および46に発生するように磁気飽和部4
7が設けられている。また、ロータ43の回転方向を規
定するために、ステータ42の内周の適当な位置には内
ノッチ48が設けられており、これによってコギングト
ルクを発生させてロータ13が適当な置に停止するよう
にしている。
【0021】ステップモータ40のロータ43の回転
は、かなを介してロータ43に噛合された五番車51、
四番車52、三番車53、二番車54、日の裏車55お
よび筒車56からなる輪列50によって各針に伝達され
る。四番車52の軸には秒針61が接続され、二番車5
4には分針62が接続され、さらに、筒車56には時針
63が接続されており、ロータ43の回転に連動してこ
れらの各針によって時刻が表示される。輪列50には、
さらに、年月日などの表示を行うための伝達系など(不
図示)を接続することももちろん可能である。
【0022】本例の計時装置8は、ステップモータ40
の回転によって時刻が表示される。従って、ステップモ
ータ40は所定の時間信号に従って出力された駆動パル
スによって駆動される。ステップモータ40を制御する
本例の制御装置10は、上述したバイポーラ型の駆動回
路を備えた制御装置とほぼ同様の構成であり、ステップ
モータ40に供給される駆動パルスが計時に適した所定
の時間間隔で供給されるようになっている。そのため、
水晶振動子などの基準発振源11を用いて基準周波数の
基準パルスを出力する発振回路12と、基準パルスを分
周して特定の幾つかの周波数のパルスを出力する分周回
路13と、高周波パルスを重畳するためのチョッパ回路
16と、これらの回路から供給されたパルス信号に基づ
き駆動回路20の各スイッチを制御する制御回路15を
備えている。
【0023】さらに、本例の制御装置10は、制御回路
15からの制御信号に基づき電源19からの電力を駆動
パルスとしてステップモータ40に供給する駆動回路2
0を備えている。この駆動回路20は、MOSトランジ
スタ21、22、23および24を用いたバイポーラ型
であり、すでに説明したバイポーラ型の駆動回路とほぼ
同様なので共通する部分には同じ符号を付して説明を省
略する。
【0024】また、本例の制御装置10は、駆動回路2
0から駆動コイル41へ駆動パルスを供給する配線に、
駆動パルスを供給した後に生ずる誘起電圧などによって
ロータ43の回転・非回転を検出する検出回路18が接
続されており、制御回路15はこの検出回路18からの
検出信号によってロータの回転・非回転を判断し、非回
転の場合は通常の駆動パルスより電力の大きな駆動パル
スをステップモータ40に供給して確実にステップモー
タが回転するようにしている。回路が簡単で確実にロー
タの回転・非回転を判断できるため、ロータの回転に起
因する誘導電圧を用いてロータの回転を検出することが
多い。本例の検出回路18も駆動コイル11に発生した
誘導電圧を用いて判断しているので、駆動コイル11か
ら電源にエネルギーを回生するタイミングと、検出回路
18が検出を行うタイミングを分離する必要がある。こ
のためにpチャンネルMOSによるスイッチ17aおよ
び17bを設けてある。これらのMOS17aおよび1
7bも制御回路15からの制御信号φs7およびφs8
によって制御される。もちろん、ロータの回転・非回転
を検出する方法は、本例に限定されることはなく、特公
昭61−15384などに開示されているステータ42
に磁束を発生させる時定数の差を検出したり、ロータ4
3の回転角をセンサーなどを用いて検出するなどの手段
を採用しても良い。また、電気エネルギーを電源に回生
する間に発生する電圧、極性およびタイミングによって
判断しても良く、これにより、エネルギーの回生とロー
タの回転・非回転の判断を同じタイミングで行えるの
で、より多くエネルギーを回生できる。
【0025】駆動回路20のMOS21、22、23お
よび24、さらに、検出回路18のMOS17aおよび
17bへの制御信号φp1、φp2、φn1、φn2お
よびφs7、φs8は、分周回路13から供給されるタ
イミング信号φ0、φ1、φ2、φ3およびチョッパ回
路16から供給される高周波パルスφ8kおよびφ1k
に基づき出力される。これらの制御信号が出力される様
子を図7に示してある。分周回路13から供給される各
タイミング信号φ0、φ1、φ2およびφ3は同一の周
期、例えば、計時に適当な1Hzのサイクル信号であ
り、それぞれの信号のレベルが変動するタイミングを変
えてある。一方、チョッパ回路16から供給される信号
φ8kおよびφ1kは、短い周期の信号であり、例え
ば、エネルギーを回生用の信号φ8kは数k〜数10k
Hzの信号であり、回転・非回転の検出用の信号φ1k
は数100Hzから数kHzの信号である。
【0026】時刻t20に、タイミング信号φ0が低レ
ベルから高レベルに変わると、制御信号φp2およびφ
n2が高レベルになり、駆動回路20のpチャンネルM
OS22がオフし、nチャンネルMOS24がオンす
る。駆動回路20のpチャンネルMOS21はオンして
いるので、これによって、pチャンネルMOS21、駆
動コイル41、およびnチャンネルMOS24に電流が
流れ、電源19から駆動コイル41に電力が供給され
る。すなわち、駆動コイルに駆動回路20から駆動パル
スが供給された状態となり、ステップモータ40のロー
タ43が180度回転する。時刻t21にタイミング信
号φ2が低レベルから高レベルになると、制御信号φp
2およびφn2が低レベルにり、駆動パルスがオフとな
る。従って、電源19から駆動コイル2への電力の供給
は遮断される。しかしながら、ロータ43が慣性で回転
している。このため、駆動コイル41には誘導起電力が
発生し、pチャンネルMOS21および22がオンして
いるので駆動コイル41の両端は短絡されており、短絡
電流が流れる。従って、上述したように、制御信号φp
1およびφp2に高周波パルスを重ねると短絡電流が急
激に変化し、駆動コイル41に大きな誘導電圧が発生す
る。従って、駆動コイル41からバイパス用のダイオー
ド25を介して電源19に向けて電流がながれ、ロータ
43の運動エネルギーが電気エネルギーとして回生され
る。
【0027】上記の制御を行っている間、制御信号φs
7およびφs8は高レベルに保たれており、pチャンネ
ルMOS17aおよび17bはオフになっている。従っ
て、駆動パルスおよび回生時の電圧変動は検出回路18
には供給されない。時刻t22にタイミング信号φ2が
低レベルから高レベルに反転すると、制御信号φp1に
上述したほぼ1kHz程度の高周波パルスφ1kが重ね
られ、制御信号φs7に、同じ高周波パルスφ1kを反
転した信号が重ねされる。そして、制御信号φp2は低
レベルに保持される。従って、駆動コイル41は高周波
パルスφ1kの周期でpチャンネルMOS21および2
2によって短絡され、その両端に発生した誘導電圧は高
周波パルスφ1kの周期でpチャンネルMOS22およ
び17aを介して検出回路18に印加される。従って、
時刻t22以降のロータの回転によって駆動コイル41
に発生した誘導電圧は高周波パルスφ1kの周期で増幅
され、電源電圧を基準値として検出回路18によって検
出される。そして、この誘導電圧の変動パターンなどか
らロータの回転・非回転が判断される。この検出する工
程をタイミング信号φ3が低レベルから高レベルに反転
する時刻t23まで行って、ステップモータを駆動する
1つのサイクルが終了する。なお、ロータが非回転であ
ることを検出した場合は、これらのサイクルに続いて、
電力の大きな駆動パルスをステップモータに供給し、確
実に回転を行わせる工程が実行される。
【0028】時刻t24に、タイミング信号φ0が高レ
ベルから低レベルに変わると、次のステップモータを回
転するサイクルが開始される。タイミング信号φ0の変
化に伴って時刻t24に制御信号φp1およびφn1を
高レベルとなる。これによって、pチャンネルMOS2
1がオフし、nチャンネルMOS23がオンする。従っ
て、駆動コイル41には前のサイクルと反対側の方向に
電流が流れ、異なった極性の駆動パルスが供給される。
従って、駆動コイル41のステータ42には逆の位相の
磁界が発生し、ロータ43が再び180度回転する。時
刻t25にタイミング信号φ1が高レベルから低レベル
に反転すると、制御信号φp1およびφn1が低レベル
になって駆動パルスがオフする。そして、高周波パルス
φ8kが制御信号φp1およびφp2に重ねられ、ロー
タの運動エネルギーが電気エネルギーとして回生され
る。時刻t26にタイミング信号φ2が高レベルから低
レベルに判定すると、エネルギーの回生からロータの回
転・非回転の検出に移行し、制御信号φ2に高周波パル
スφ1kが、そして、制御信号φs8に高周波パルスφ
1kを反転した信号が重ねられる。これによって、上記
と同様にロータの回転による誘導電圧が検出回路18に
よって電源電圧を基準に判断される。時刻t27にタイ
ミング信号φ3が高レベルから低レベルに反転すると、
ロータを駆動するサイクルは終了する。これに続いて、
ロータが非回転のときは、上記と同様に大きなパルス幅
の駆動パルスがステップモータに供給され回転される。
【0029】本例の制御装置10においては、タイミン
グ信号φ1〜φ3および高周波パルスφ8k、φ1kを
用いて制御回路15によって上記の制御信号φp1、φ
n1、φp2、φn2、φs7およびφs8が出力され
ており、その回路の一例を図8に示してある。このよう
な論理回路を用いた制御回路15はCMOSなどのスイ
ッチング素子を用いて構成でき、また、駆動回路20も
バイパス用のダイオードも含めてCMOSなどのスイッ
チング素子を用いて実現できる。検出回路18、分周回
路など、本例の制御装置10を構成するその他の回路も
同様であり、本例の制御装置10は半導体基板上に公知
のICプロセスを用いて形成することが可能である。従
って、本例の制御装置は電子腕時計などの小型で携帯に
適した電子装置内に、場所を取らず容易に収納すること
が可能である。そして、本例の制御装置を用いることに
より、ステップモータからエネルギーを回生してステッ
プモータの駆動に必要な電力の省力化を図れる。
【0030】本願の発明者らの測定によると、上記の計
時装置において、デューティー比が25〜75%で周波
数が4〜8kHz程度にチョッピングされた高周波パル
スを用いて、ステップモータに入力したエネルギーの5
%程度のエネルギーを電源側へ回生できることが判って
いる。従って、本例の制御装置を用いることによって消
費電力を5%程度低減することができる。この測定は、
精度の高く逆起電力の発生を極力抑えた1体型ステータ
を備えた計時装置用のステップモータに本発明を適用し
た場合の効果であり、従来の2体型ステータの計時用ス
テップモータや、アクチュエータなどに用いられるステ
ップモータに本発明を適用することにより、さらに大幅
な省電力化を期待できる。
【0031】なお、上記の例では、1相あるいは2相の
ステップモータを例に本発明を説明しているが、3相以
上のステップモータに対しても本発明を同様に適用でき
ることはもちろんである。また、ステップモータの駆動
方式は、1相励磁に限らず、2相励磁あるいは1−2相
励磁方式によって断続的にステップモータに駆動パルス
が供給されれば良い。さらに、本発明の駆動装置によっ
て駆動されるステップモータはPMタイプに限定され
ず、ハイブリッド型などのステップモータに対しても本
発明を適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、ロー
タの慣性による運動エネルギーを、駆動コイルに発生す
る誘導起電力に変換し、さらに駆動コイルを流れる短絡
電流を変動させることによって駆動コイルを昇圧手段と
して用いることによって電源側に回生している。従っ
て、複雑な昇圧回路を用いずに簡単にステップモータに
供給されたエネルギーの一部を回生することができ、結
果としてステップモータを駆動するために消費される電
力を低減することができる。
【0033】従って、本発明により、ステップモータを
駆動するために消費される電力を低く抑えることが可能
となり、近年、小型化、多機能化している携帯型機器に
好適なステップモータの駆動装置およびその制御装置を
提供できる。例えば、電子腕時計などの携帯型機器にお
いては、多機能化によって消費電力が増加し、その一方
で、小型化および太陽電池などの発電装置を内蔵するこ
とによって電池の交換をなくせるようにしている。従っ
て、本発明を適用することによって、発電量の少ない電
源を用いた装置であっても低消費電力で計時を確実に行
うことが可能なり、電子腕時計などに搭載された多様な
機能を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動回路を用いたステップモータの制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ステップモータにおいてロータの慣性運動に伴
って発生する誘導電圧の一例を示すグラフである。
【図3】図1に示す駆動回路の動作を説明する図であ
る。
【図4】図1に示す駆動回路のMOSに供給される制御
信号を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明のユニポーラ型の駆動回路を示す図であ
る。
【図6】本発明の駆動回路を用いた計時装置の概略構成
を示す図である。
【図7】図6に示した制御回路から駆動回路に供給され
る制御信号を示すタイミングチャートである。
【図8】図6に示した制御回路の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1・・ステップモータ 2、3・・駆動コイル 5・・ロータ 10・・制御装置 11・・水晶振動子 12・・発振回路 13・・分周回路 15・・制御回路 16・・チョッパ回路 18・・検出回路 19・・電源 20、30・・駆動回路 17、21〜24・・MOSトランジスタ 25、33・・ダイオード 31、32・・スイッチ 40・・ステップモータ 41・・駆動コイル 42・・ステータ 43・・ロータ 50・・輪列 61・・秒針 62・・分針 63・・時針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 紀夫 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータの駆動コイルに断続的に
    駆動パルスを供給して前記ステップモータを駆動する駆
    動装置において、電源から供給された駆動電力をオンオ
    フして前記駆動コイルに前記駆動パルスを印加する少な
    くとも1つのスイッチ手段と、このスイッチ手段をバイ
    パスして前記駆動コイルと前記電源を接続し、前記駆動
    電力の逆方向に電流を流すバイパス手段と、前記駆動パ
    ルスが供給された後に前記駆動コイルを短い周期で短絡
    する短絡手段とを有することを特徴とするステップモー
    タの駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スイッチ手段は
    トランジスタスイッチであり、前記バイパス手段は前記
    トランジスタスイッチの寄生ダイオードであることを特
    徴とするステップモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記駆動装置は、前
    記スイッチ手段によって前記駆動コイルに異なった極性
    の前記駆動電力を印加可能なバイポーラ型であり、前記
    短絡手段は、前記スイッチ手段を前記駆動コイルが前記
    駆動電力の同一の極へ接続することを特徴とするステッ
    プモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記スイッチ手段
    は、少なくとも1組のCMOSであり、前記バイパス手
    段が前記CMOSの寄生ダイオードであることを特徴と
    するステップモータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 電源から供給された駆動電力をオンオフ
    してステップモータの駆動コイルに駆動パルスを供給す
    るスイッチ手段と、このスイッチ手段をバイパスして前
    記駆動コイルと前記電源を接続し、前記駆動電力の逆方
    向に電流を流すバイパス手段と、前記駆動コイルを短絡
    する短絡手段とを有する駆動装置の制御方法であって、 前記スイッチ手段によって前記駆動パルスを断続的に前
    記駆動コイルに供給するステップと、 前記駆動パルスを供給した後に、前記短絡手段を短い周
    期でオンオフするステップとを有することを特徴とする
    ステップモータの駆動装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 時計針を運針するステップモータと、 一定の時間間隔で出力される時間信号に基づき断続的に
    駆動パルスを前記ステップモータに供給する駆動装置と
    を有し、 この駆動装置は、電源から供給された駆動電力をオンオ
    フして前記駆動コイルに前記駆動パルスを生成するスイ
    ッチ手段と、このスイッチ手段をバイパスして前記駆動
    コイルと前記電源を接続し、前記駆動電力の逆方向に電
    流を流すバイパス手段と、前記駆動パルスが供給された
    後に前記駆動コイルを短い周期で短絡する短絡手段とを
    備えていることを特徴とする計時装置。
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WO2005114819A1 (ja) * 2004-05-24 2005-12-01 Tomy Company, Ltd. モータ、駆動ユニット及び動作装置
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