JPH09259602A - 合図灯 - Google Patents

合図灯

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JPH09259602A
JPH09259602A JP8072190A JP7219096A JPH09259602A JP H09259602 A JPH09259602 A JP H09259602A JP 8072190 A JP8072190 A JP 8072190A JP 7219096 A JP7219096 A JP 7219096A JP H09259602 A JPH09259602 A JP H09259602A
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JP
Japan
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filter
light
case
display color
arms
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Pending
Application number
JP8072190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Kano
弘夫 加納
Daizo Kato
大三 加藤
Hirofumi Sato
広文 佐藤
Masaru Kida
勝 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DENKI KAGAKU KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
Central Japan Railway Co
Original Assignee
DENKI KAGAKU KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
Central Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリーンを小さくすることがなく、小形化が
可能な合図灯を得る。 【解決手段】ケース1,2内でスクリーン14に光を照
射する電球28、28の両側に有するフィルタ収納部2
4a,24b、回動自在に支持され、フィルタ固定部を
有するアーム8a,8a、可撓性を有する透明フィルム
の一端部が8a,8aにそれぞれ固定され、他端部がそ
れぞれ24a,24bに引出し可能に収納されるフィル
タ15,16、8a,8aに固定された歯車40a,4
0b、15,16を引き出す際に使用する表示色切替ノ
ブ9、9の移動動作に伴って移動し、40a,40bと
異なるタイミングで歯合可能に、軸方向の両端部にそれ
ぞれ歯車部11ga,11gbを有する表示色切替用ラ
ック11、8a,8aと1の間にそれぞれ両端部が固定
され、9を切替えたとき以外は、8a,8aが相手側の
24a,24b側に回動しないようにしたばね25,2
5を備えた合図灯。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道等の交通機関
において、車掌が手信号および合図用として携行する合
図灯に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来の合図灯として、概略図15
のようにレバー50、赤色転色板51、緑色転色板5
2、電球53、反射鏡54、長穴部材56から構成され
たものがある。レバー50は、支点55を中心に回転自
在に支持され、レバー50の途中に作用点を構成するピ
ン57が固定され、このピン57に長穴部材56が挿通
され、この長穴部材56には図示しない固定部材に支持
された支点58により回転自在に支持された転色板5
1,52の端部が固定されている。
【0003】このような構成のものにおいて、電球53
と反射鏡54の前面側に、転色板51,52が存在しな
い場合には、白色照明状態となり、またレバー50の操
作により赤色転色板51を電球53と反射鏡54の前面
側に回転させると、赤色照明状態となり、さらにレバー
50の操作により緑色転色板52を電球53と反射鏡5
4の前面側に回転させると、緑色照明状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように転色板5
1,52は平板状であって、これらを電球53を有する
反射鏡54側に回転させる構成であるため、転色板5
1,52を収納するスペースを広く取る必要があり、こ
の結果全体を小形化できない。これを改善するため、転
色板51,52を小さくすることが考えられるが、光源
53を覆う部分(前面側)例えばスクリーンが小さくな
り、このため反射鏡54を大きくできない。本発明の目
的は、スクリーンを小さくすることがなく、小形化が可
能な合図灯を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、ケースの壁面に有する
光透過部に、前記ケース内に配置した光源からの光を、
フィルタを通して照射したり、あるいは前記光源からの
光を前記フィルタを介さず直接前記光透過部から透過さ
せるようにした合図灯において、前記フィルタとして可
撓性を有する色付き透明フィルムを使用し、前記色付き
透明フィルムは前記ケース内に配置したフィルタ収納部
から引き出し可能に構成した合図灯である。
【0006】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、合図灯本体を収納し、前面側に光を透過す
る光透過部を有するケースと、前記ケース内部に配設さ
れ、前記光透過部に光を照射する光源と、前記ケース内
部であって前記光源の両側に配設され、可撓性を有しそ
れぞれ異なる色の透明フィルムからなるフィルタを引き
出し可能に収納する第1および第2のフィルタ収納部
と、前記ケース内部であって一端部側がそれぞれ回動自
在に支持され、他端側に前記各フィルタの端部を固定す
るためのフィルタ固定部を有する第1および第2のアー
ムと、前記ケースの壁面の一部に所定方向に移動可能に
設けられ、前記各アームのフィルタ固定部を有する側と
は反対側の端部にそれぞれ回転駆動力を伝達可能な表示
色切替ノブとを備えた合図灯である。
【0007】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、合図灯本体を収納し、前面側に光を透過す
る光透過部を有するケースと、前記ケース内部に着脱可
能に配設され、前記光透過部に白色光を照射する白色電
球と、前記白色電球からの白色光を反射して前記光透過
部に照射させる反射鏡と、前記ケース内部であって前記
電球の両側にそれぞれ配設された第1および第2のフィ
ルタ収納部と、前記ケース内部であって一端部側がそれ
ぞれ同一の回転軸により回動自在に支持され、他端部側
にフィルタ固定部を有する第1および第2のアームと、
それぞれ異なる色の可撓性を有する透明フィルムからな
り、この一端部が前記第1および第2のアームのフィル
タ固定部にそれぞれ固定され、前記透明フィルムの他端
部がそれぞれ前記フィルタ収納部に引出し可能に収納さ
れる第1および第2のフィルタと、前記各アームの一端
部側にそれぞれ固定された第1および第2の歯車と、前
記ケースの壁面の一部に所定方向に移動可能に設けら
れ、前記フィルタを引き出す際に使用する表示色切替ノ
ブと、前記表示色切替ノブの移動動作に伴って移動し、
前記第1および第2の歯車と異なるタイミングで歯合可
能に、軸方向の両端部にそれぞれ歯車部を有する表示色
切替用ラックと、前記各アームと前記ケースの間にそれ
ぞれ両端部が固定され、前記表示色切替ノブを切替えた
とき以外は、前記各アームが相手側のフィルタ収納部側
に回動しないようにした第1および第2のばねとを備え
た合図灯である。
【0008】請求項1〜3に対応する発明によれば、ス
クリーンを小さくすることがなく、小形化が可能な合図
灯を提供できる。前記目的を達成するため、請求項4に
対応する発明は、前記フィルタ収納部は、線材を使用し
て前記フィルタが全面接触しないように変形U字形状に
構成したこと特徴とする請求項2または請求項3記載の
合図灯である。
【0009】請求項4に対応する発明によれば、請求項
1〜3の作用に加えて、フィルタがの面接触するものに
比べて接触抵抗が少なくなり、フィルタの動作がスムー
ズになる。
【0010】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記フィルタとして、前記フィルタ固定部
とは反対側の端部である前記フィルタ収納部に挿入され
る端部側の形状を先細状に形成したことを特徴とする請
求項2または請求項3記載の合図灯である。
【0011】請求項5に対応する発明によれば、請求項
1〜3の作用に加えて、フィルタ収納部にフィルタを戻
す際の巻き込み特性が向上する。前記目的を達成するた
め、請求項6に対応する発明は、前記アームであって、
これに有する歯車近くに突起を形成し、前記合図灯本体
に加わる振動等により前記アームと前記ケースの間に配
設されているばねの落下防止を可能にしたことを特徴と
する請求項2または請求項3記載の合図灯である。
【0012】請求項6に対応する発明によれば、請求項
1〜3の作用に加えて、合図灯本体に振動等が加わって
もばねが落下するのを防止できる。前記目的を達成する
ため、請求項7に対応する発明は、前記表示色切替ノブ
の近傍であって前記ケース表面に、前記フィルタの表示
色に対応して平面的または立体的なマークを設けた請求
項2または請求項3記載の合図灯である。請求項1〜3
に対応する発明によれば、請求項1〜3の作用に加え
て、フィルタによる合図色を確認できるので、合図作業
を確実に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図1〜図8を参照して説明する。図1は本発明
の合図灯の斜視図であり、図2はこの一部である電池交
換カバーおよびをランプ交換用カバーをそれぞれ取り外
した状態を示す斜視図であり、図3(a)〜(e)はそ
れぞれその上面図、側面図、正面図、下面図および背面
図である。図4はその図3(e)のC−Cに沿って切断
した拡大断面図で、図5は図4のDーD線に沿って切断
した断面図である。図6は図3(c)のA−A線に沿っ
て切断した拡大断面図であり、図7は図3(c)のB−
B線に沿って切断した拡大断面図であり、図8(a),
(b)はそれぞれ図5のE−E線、F−F線に沿って切
断した拡大断面図である。
【0014】本発明による実施の形態による合図灯は概
略、以下のように構成されている。すなわち、前面側に
光を透過する光透過部であるスクリーン14を有する本
体(前面側)ケース1と、合図灯本体を収納する本体
(後面側)ケース2と、ケース1,2内部に着脱可能に
配設され、スクリーン14に白色光を照射する白色電球
28と、白色電球28からの白色光を反射してスクリー
ン14に照射させる反射鏡13と、ケース1,2内部で
あって電球28の両側にそれぞれ配設された第1および
第2のフィルタ収納部24a,24bと、ケース1,2
内部であって一端部側がそれぞれ同一の回転軸により回
動自在に支持され、他端部側にL形のフィルタ固定部8
af,8bfを有する第1および第2のアーム8a,8
bと、それぞれ異なる赤、緑の可撓性を有する例えばポ
リカーボネート樹脂の透明フィルムからなり、この一端
部が第1および第2のアーム8a,8bのフィルタ固定
部8af,8bfにそれぞれ固定され、透明フィルムの
他端部がそれぞれフィルタ収納部24a,24bに引出
し可能に収納される第1および第2のフィルタ15,1
6と、各アーム8a,8bの一端部側にそれぞれ固定さ
れた例えばピニオンからなる第1および第2の歯車40
a,40bと、ケース1の壁面の一部に所定方向に移動
可能に設けられ、フィルタ15,16を引き出す際に使
用する表示色切替ノブ9と、表示色切替ノブ9の移動動
作に伴って移動し、第1および第2の歯車40a,40
bとそれぞれ異なるタイミングで歯合可能に、軸方向の
両端部にそれぞれ歯車部11ga,11gbを有する表
示色切替用ラック11と、各アーム8a,8bとケース
1の間にそれぞれ両端部が固定され、表示色切替ノブ9
を切替えたとき以外は、各アーム8a,8bが相手側の
フィルタ収納部24b,24a側に回動しないようにし
た第1および第2のばね25,25とを備えたものであ
る。
【0015】これ以外の構成として、電池交換用カバー
3、ランプ交換用カバー4、内部シャーシ(上部側)
5、内部シャーシ(下部側)6、接続ユニット7、電源
スイッチノブ(電源SWノブ)10、電源SWプレート
12、電池用電極17,18、電源SW用電極19、電
球用電極20,21、フィルタ押さえ22、ストラップ
用止金23、Wリング26、ストラップ27、電球2
8、電池29、製造銘板30、社銘板31、管理銘板3
2、表示色シール33,34、盲フィルタ35、電線
(渡り線)37、ポール38を備えている。
【0016】電池29として、例えば単3型アルカリマ
ンガン電池を2本使用し、これらを直列接続している。
電球28としてクリプトン豆電球を使用している。電池
29と電球28とスイッチは電気的には、直列に接続さ
れている。スイッチは、本体の裏側左上にあり、電源S
Wノブ10を上へ押し上げると電球28が点灯する。
【0017】電池29は本体握り手の部分に2本、内蔵
している。図2のように、電池交換用カバー3はネジに
よって取り外し可能に取り付けられている。電球28は
本体裏面上部に内蔵されている。電球交換用カバー4は
電池カバー3と同様に、本体裏面上部のネジによって取
り外し可能に取り付けられている。
【0018】電池用電極17,18は、電池29に接触
する電極で、電極は2本の電池29の間に置かれるよう
に本体に取り付けられている。電極17からスイッチ可
動側電極19と電球用電極21への接続は、図示しない
リード線により半田付けしている。
【0019】スイッチは可動側電極、固定側電極及び電
源SWノブ10で構成され、電源SWノブ10が図では
右方向ヘスライドすることにより、可動側電極を下方へ
押し下げ、固定側電極へ接触させ電球28を点灯する。
固定側電極は、電球と接触しさらに電球を反射鏡の電球
取り付け穴へ押さえ付けてある。電球用電極20は、反
射鏡13の電球取り付け穴の壁に沿つて取り付けられ、
その先端が電球28と反射鏡13にはさまれて接触す
る。
【0020】光学系は光源となる電球28、反射鏡1
3、色フィルタ15,16、樹脂製スクリーン14で構
成されている。反射鏡13は樹脂製で、表面に形成され
ているメッキに依って鏡状にし光を反射し、反射鏡13
に電球28が取外し可能に取り付けられている。
【0021】電球28を光源とし、反射鏡13の放物面
で反射した光は、色フィルタ16,15で緑色または赤
色の光色になつてスクリーン14を通つて放射される。
色フィルタ15,16が無いときは、反射鏡14に反射
された白色が、スクリーン14を通つて放射される。ま
た、電球28からの直接光(反射鏡で反射しないで直接
前方へ放射される光)も、色フイルタ15,16、スク
リーン14を通つて放射される。
【0022】色フィルタ15,16の特性は、色度と透
過率によって決まるが、使用している色フィルタは、樹
脂フィルムで赤色と、緑色の2種類のフイルムを使用し
ている。色度に付いては、光源に2854Kの白熱光源
を使用したとき、図4−5に示す色度づに於いて、赤色
フィルタ及び緑色フィルタが、ページの色度座標に示す
赤色の座標範囲及び緑色の座標範囲にはいる特性のもの
を使用している。透過率に付いてはA光源(2845
K)を使用したとき、色フィルタの透過率に示す値以上
の特性のものを使用している。
【0023】以上述べた本体ケース1,2、電池交換用
カバー3、ランプ交換用カバー4、内部シャーシ5,
6、接続ユニット7、フィルタ用アーム8a,8b、表
示色切替ノブ9、電源SWノブ10、ポール38を例え
ばノリル樹脂で形成し、また表示色切替用ラック11、
電源SWプレート12を例えばジュラコンで形成し、さ
らに反射鏡13、スクリーン14を例えばアクリル樹脂
で形成し、フィルタ15,16、盲フィルタ35を例え
ばポリカーボネート樹脂で形成してある。
【0024】ここで、フィルタ15,16をフィルタ収
納部24a,24を引き出し可能とする転色機構につい
て図9、図10を参照して説明する。転色機構は一端側
にそれぞれ歯車40a,40bを有し、かつ他端側にフ
ィルタ巻き付け部を有するフィルタアーム8a,8b
と、表示色切替ノブ9の操作により直線方向に移動する
と共に、歯車40a,40bとそれぞれ歯合する表示色
切替ラック11と、赤色の耐熱性樹脂製透明フィルムか
らなるカラーフィルタ(赤)15と、緑色の耐熱性樹脂
製透明フィルムからなるカラーフィルタ(緑)16と、
これらのカラーフィルタ(赤)15とカラーフィルタ
(緑)16を収納する色フィルタ収納部(ガイドワイ
ヤ)24aと、フィルタアーム8a,8bの間に配設さ
れ、カラーフィルタ15,16が色フィルタ収納部24
a,24bから引き出されていない状態、すなわち図9
(a)のように白色表示状態を保持するためのばね25
から構成されている。 始めに、図9により転色機構の
動作原理について説明する。図9は赤色の転色機構を示
しており、白色表示状態では、色切り替えノブ9及びラ
ック11は図9の状態にある。このの時、赤色フィルタ
15を駆動するアーム8aは実線の位置に有り、ばね2
5に依つて8apの方向へ移動しないように固定されて
いる。
【0025】次に、色切り替えノブ9及びラック11を
図9において左方向へスライドさせると、ラック11と
アーム8aの歯車40aが噛み合ってアーム8aは色フ
イルタ収納室24aから赤色フイルタ15を引き出しな
がら8apの方向へ移動する。アーム8aが42の位置
を越えると、ばね25はアーム8aを8apの方向ヘ押
し出すように働き、赤色フィルタ15は色フィルタ収納
部24aから完全に引き出され、8apの位置で固定さ
れる。この時、ラック11に有する歯車11gaとアー
ム8aに有する歯車40aは噛み合つたまま、色切替ノ
ブ9の左端の位置まで移動している。
【0026】次に、色切替ノブ9及びラック11を右方
向へ戻すと、アーム8aが8apの位置から8aの実線
位置の方向へ赤色フィルタ15を色フィルタ収納部24
aへ押し込みながら移動する。アーム8aが41aの位
置を越えると、ばね25の力に依つて完全にアーム8a
が実線の位置へ戻り、赤色フィル夕25は、色フィルタ
収納部24aへ収納される。
【0027】色切替ノブ9及びラック11を、図9にお
いて左方向へスライドさ緑色の表示を行うとすると、ラ
ック11の右側は歯車11gaが形成されていないた
め、アーム8aはラック11に依つて駆動されず、ばね
25に押されたまま、実線の位置に留まる。
【0028】以上述べた転色機構の動作原理は、赤色の
みの転色機構であるが、緑色も赤色同一構成で動作原理
も同じである。次に、図10を参照して実際の転色機構
の動作について説明する。
【0029】(1)白色点灯状態 図10(a)に示すように、転色の操作は、表示色切替
ノブ9の操作により表示色切替用ラック11を横方向に
スライドさせることにより、それと連動する歯車40
a,40bの付いたアーム8a,8bを摺動させ、色フ
ィルタ収納部24a,24bから光源の前方へ色フィル
タ15,16を引き出して投光色を変える。この白色の
点灯状態は、赤色フィルタ15、緑色フィルタ16は共
に色フィルタ収納部24a,24bに収納された状態に
ある。
【0030】(2)赤色点灯状態 図10(a)の状態において、本体ケース2の中央にあ
る色切替ノブ9を図の横方向にスライドすることに依つ
ラック11を動かせばよい。図10(b)は赤色の表示
色となっている状態の色フィルタの位置の例である。赤
色フィルタ15は、ラック11を横方向にスライドさ
せ、アーム8aに依つて色フィルタ収納部24aから赤
色フィルタ15を引き出せばよい。
【0031】なお、図10(b)の状態から白色状態に
戻すときは、逆にアーム8aを元に戻し、これによって
色フィルタ収納部24aに色フィルタ15を収納すれば
よい。
【0032】(3)緑色点灯状態 図10(b)の状態から緑色点灯状態にするには、ラッ
ク11を横方向にスライドさせ、アーム8bに依つて色
フィルタ収納部24bから緑色フィルタ16を引き出せ
ばよい。この状態を図10(c)が示している。
【0033】なお、図10(c)の状態から図10
(a)のように、白色点灯状態に戻すときは、逆にアー
ム8bを元に戻し、これにより色フィルタ収納部24b
に色フィルタ16を収納すればよい。
【0034】以上述べた第1の実施の形態によれば、以
下のような作用効果が得られる。 (1)転色機構に使用する色フィルタ15,16とし
て、例えばポリカーボネート樹脂からなる樹脂製フィル
ムを使用しており、色フィルタ15,16をフィルタ収
納部24a,24bから引き出し可能に構成したことか
ら、色フィルタ15,16の収納スペースを小さくで
き、この結果外形全体を前述した従来に比べて小形化で
きると共に、白色、赤色、緑色の光をスクリーン14を
通して外部に照射することができる。 (2)構成要素のうち、かなりが合成樹脂で成形されて
いる。具体的には、本体1,2、電池交換用カバー3、
ランプ交換用カバー4、内部シャーシ5,6、接続ユニ
ット7、フィルタ用アーム8a,8b、表示色切替ノブ
9、電源SWノブ10、ポール38を例えばノリル樹脂
で形成し、また表示色切替用ラック11、電源SWプレ
ート12を例えばジュラコンで形成し、さらに反射鏡1
3、スクリーン14を例えばアクリル樹脂で形成し、フ
ィルタ15,16、盲フィルタ35を例えばポリカーボ
ネート樹脂で形成してある。このため、合図灯の全体の
重量が軽量化され、具体的には電池29、電球28さら
に予備の電球を含めて例えば約150g以下にできる。 (3)乾電池軽量化の観点から、内蔵電池は単3型乾電
池を2本使用しているが、乾電池にアルカリマンガン型
を使用し、車掌携行用に充分な容量を得ている。 (4)電球28には明るいクリプトン豆電球を使用し、
電球28、電池29とも特殊なものではなく、−般市販
品ですので入手しやすく、価格も特殊なものと比べて安
価です。 (5)握り手の下の所にストラップ27が付いているの
で、手首に巻き付けることが可能で、合図灯の落下防止
できる。 (6)電源SWノブ10、表示色切替ノブ9は本体(裏
面側)2に配置されており片手での操作が可能である。
また、電源SWノブ10は表示色切替ノブ9に対して直
角に配置され、かつ本体(裏面側)2に電源SWノブ1
0は表示色切替ノブ9に比べてー段くぼんで設置されて
いるので、誤操作を予防できる。 (7)表示色切替ノブ9の操作方向を蛍光色を塗布した
表示色シール(赤色、緑色)33,34を本体(裏面
側)に設けたので、表示色の確認が容易になる。 (8)樹脂製のスクリーン14は本体ケース(前面側)
1の両側面に回り込んでおり、横方向からも表示色を確
認できる。
【0035】次に、図11〜図14を参照して本発明の
他の実施の形態について説明する。図11は前述した色
フィルタ15(16)の正面図であり、一端部側にフィ
ルタ固定部15a(16a)を有し、他端部側に先細状
部15b(16b)が形成されている。この場合も前述
と同様に、ポール(ノリル樹脂製)38とフィルタ押さ
え(ステンレス製)22により、色フィルタ15(1
6)を挟み込むようにして、アーム8a,8bに固定す
る。具体的には、ポール38は断面が矩形状であって先
端部(アーム8a,8bに有する取り付け穴に挿入され
る部分)にすり割りが形成されている。また、フィルタ
押さえ22は断面がチャンネル状であって、ポール38
の外周面に挿入できるような寸法となっている。
【0036】色フィルタ15(16)を取り付けるに
は、ポール38の先端部をアーム8a,8bの取り付け
穴に挿入固定し、この後ポール38の外周面に、色フィ
ルタ15(16)のフィルタ固定部15a(16a)巻
き付けた後、このフィルタ固定部15a(16a)を含
みポール38の外周面フィルタ押さえ22を嵌め込ん
で、色フィルタ15(16)を固定する。
【0037】図11のように、色フィルタ15(16)
を構成することにより、フィルタ収納部24a(24
b)に戻す際の巻き込みがスムーズになる。図12は、
前述したアーム8aを、図14のように回転軸の挿入さ
れる穴8ah近くに突起8atを形成したものを使用
し、このアーム8aに有するばね挿入穴8asとケース
1に有するばね穴(図示せず)の間に設けるばね25の
取り付けの向きを逆、アーム8aが図の左側に位置して
いるとき(色フィルタ15が引き出されないとき)は、
ばね25の湾曲部の頂点がアーム8aより外れた位置に
なるように構成されている。このように構成することに
より、アーム8a(8b)の動作がスムーズになる。こ
のことは、実験結果から明らかである。
【0038】図13は本体ケース2(ランプ交換用カバ
ー4を有する側)の表示色シール33の周囲に突起33
aを複数個(ここでは4個)を形成したものである。こ
のように構成することにより、夜間など表示色シール3
3のマークの表示色が見えないときでも突起33aを指
で触つて確認できるので便利である。なお、図13にお
いて、34は表示色シール、10は電源SWノブであ
る。
【0039】図14(a)および(b)はそれぞれアー
ム8aの他の実施の形態を示す平面図および正面図であ
り、前述したアーム8aと異なる点は、アーム8aの回
転軸の挿入される穴8ah近くに突起8atを形成した
ものである。このようにすることにより、合図灯本体に
振動等が加わってもばね25が落下するのを防止でき
る。なお、8aiはポール38の挿入するための穴であ
り、8asはばね25の端部を挿入するための穴であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、スクリーン
を小さくすることがなく、小形化が可能な合図灯を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による合図灯の実施の形態を示す斜視
図。
【図2】図1の電池交換用カバーおよびランプ交換用カ
バーを取り外した場合の斜視図。
【図3】(a),(b),(c),(d),(e)はそ
れぞれ図1の合図灯の上面図,左側面図,正面図,下面
図,右側面図。
【図4】図3(e)のC−C線に沿って切断し、矢印方
向に見た断面図。
【図5】図4のD−D線に沿って切断し、矢印方向に見
た断面図。
【図6】図3(c)のA−A線に沿って切断し、矢印方
向に見た断面図。
【図7】図3(c)のB−B線に沿って切断し、矢印方
向に見た断面図。
【図8】(a),(b)はそれぞれ図5のE−E,F−
F線に沿って切断し、矢印方向に見た断面図。
【図9】転色機構の動作原理を説明するための図。
【図10】(a),(b),(c)は図9の転色機構の
異なる動作状態を示す斜視図。
【図11】本発明に使用するフィルタの他の実施の形態
を説明するための図。
【図12】本発明に使用するアームおよびばねの他の実
施の形態を説明するための図。
【図13】本発明に使用する本体ケースの他の実施の形
態を説明するための図。
【図14】本発明に使用するアームの他の実施の形態を
説明するための図。
【図15】従来の合図灯の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1…本体(前面側)ケース、2…本体(後面側)ケー
ス、3…電池交換用カバー、4…ランプ交換用カバー、
5…内部シャーシ(上部側)、6…内部シャーシ(下部
側)、7…接続ユニット、8a,8b…アーム、10…
電源スイッチノブ(電源SWノブ)、11…表示色切替
用ラック、11ga,11gb…歯車部、12…電源S
Wプレート、13…反射鏡、14…スクリーン、15,
16…色フィルタ(カラーフィルタ)、17,18…電
池用電極、19…電源SW用電極、20,21…電球用
電極、22…フィルタ押さえ、23…ストラップ用止
金、24a,24b…フィルタ収納部、25…ばね、2
6…Wリング、27…ストラップ、28…電球、29…
電池、30…製造銘板、31…社銘板、32…管理銘
板、33,34…表示色シール、35…盲フィルタ、3
7…電線(渡り線)、38…ポール、40a,40b…
歯車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 大三 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 佐藤 広文 東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目21番10号 株式会社電気科学研究所内 (72)発明者 木田 勝 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの壁面に有する光透過部に、前記
    ケース内に配置した光源からの光を、フィルタを通して
    照射したり、あるいは前記光源からの光を前記フィルタ
    を介さず直接前記光透過部から透過させるようにした合
    図灯において、前記フィルタとして可撓性を有する色付
    き透明フィルムを使用し、前記色付き透明フィルムは前
    記ケース内に配置したフィルタ収納部から引き出し可能
    に構成した合図灯。
  2. 【請求項2】 合図灯本体を収納し、前面側に光を透過
    する光透過部を有するケースと、 前記ケース内部に配設され、前記光透過部に光を照射す
    る光源と、 前記ケース内部であって前記光源の両側に配設され、可
    撓性を有しそれぞれ異なる色の透明フィルムからなるフ
    ィルタを引き出し可能に収納する第1および第2のフィ
    ルタ収納部と、 前記ケース内部であって一端部側がそれぞれ回動自在に
    支持され、他端側に前記各フィルタの端部を固定するた
    めのフィルタ固定部を有する第1および第2のアーム
    と、 前記ケースの壁面の一部に所定方向に移動可能に設けら
    れ、前記各アームのフィルタ固定部を有する側とは反対
    側の端部にそれぞれ回転駆動力を伝達可能な表示色切替
    ノブと、 を備えた合図灯。
  3. 【請求項3】 合図灯本体を収納し、前面側に光を透過
    する光透過部を有するケースと、 前記ケース内部に着脱可能に配設され、前記光透過部に
    白色光を照射する白色電球と、 前記白色電球からの白色光を反射して前記光透過部に照
    射させる反射鏡と、 前記ケース内部であって前記電球の両側にそれぞれ配設
    された第1および第2のフィルタ収納部と、 前記ケース内部であって一端部側がそれぞれ同一の回転
    軸により回動自在に支持され、他端部側にフィルタ固定
    部を有する第1および第2のアームと、 それぞれ異なる色の可撓性を有する透明フィルムからな
    り、この一端部が前記第1および第2のアームのフィル
    タ固定部にそれぞれ固定され、前記透明フィルムの他端
    部がそれぞれ前記フィルタ収納部に引出し可能に収納さ
    れる第1および第2のフィルタと、 前記各アームの一端部側にそれぞれ固定された第1およ
    び第2の歯車と、 前記ケースの壁面の一部に所定方向に移動可能に設けら
    れ、前記フィルタを引き出す際に使用する表示色切替ノ
    ブと、 前記表示色切替ノブの移動動作に伴って移動し、前記第
    1および第2の歯車と異なるタイミングで歯合可能に、
    軸方向の両端部にそれぞれ歯車部を有する表示色切替用
    ラックと、 前記各アームと前記ケースの間にそれぞれ両端部が固定
    され、前記表示色切替ノブを切替えたとき以外は、前記
    各アームが相手側のフィルタ収納部側に回動しないよう
    にした第1および第2のばねと、 を備えた合図灯。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ収納部は、線材を使用して
    前記フィルタが全面接触しないように変形U字形状に構
    成したこと特徴とする請求項2または請求項3記載の合
    図灯。
  5. 【請求項5】 前記フィルタとして、前記フィルタ固定
    部とは反対側の端部である前記フィルタ収納部に挿入さ
    れる端部側の形状を先細状に形成したことを特徴とする
    請求項2または請求項3記載の合図灯。
  6. 【請求項6】 前記アームであって、これに有する歯車
    近くに突起を形成し、前記合図灯本体に加わる振動等に
    より前記アームと前記ケースの間に配設されているばね
    の落下防止を可能にしたことを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の合図灯。
  7. 【請求項7】 前記表示色切替ノブの近傍であって前記
    ケース表面に、前記フィルタの表示色に対応して平面的
    または立体的なマークを設けた請求項2または請求項3
    記載の合図灯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518556A (ja) * 2007-02-01 2010-05-27 アプ ソーン、ダエ 電灯装置
JP2012049396A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Mitsubishi Electric Corp 発光装置および照明器具
WO2020137455A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 株式会社小糸製作所 車両用灯具

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