JP3051945U - ダイアルスイッチ付きレーザーポインタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投射パターンの変換が行えるほか、携帯、操
作に便利であるダイアルスイッチ付きレーザーポインタ
の提供。 【解決手段】 ケース１０に一つの出光口１７が設けら
れ、該ケース１０に一つのレーザーユニット３０が固定
され、一つのレンズシート２０が該ケース１０に回転自
在に連接され、該レンズシート２０に複数のレンズ２２
が固定され、レンズシート２０のレンズ２２がケース１
０の出光口１７とレーザーユニット３０の間に介装され
て、レーザー光がレンズ２２を透過して投射パターンを
投影できるようにしてあるほか、レンズシート２０の回
転によりレンズ２２が変換できるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のダイアルスイッチ付きレーザーポインタに係り、特に一種の異 なる投射パターンを表示でき、腕時計とレーザーポインタの両方の機能を具えた ものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

レーザーポインタは内部にレーザー装置を有し、レーザー装置でレーザー光を 発射して指示を行うのに用いられ、すでに各種のレーザーポインタがある。

【０００３】 しかし、従来のレーザーポインタは、その発射するレーザー光がいずれも単一 の投射パターン、例えば円形しか表示できず、投射パターンに変化性がなく、必 要に応じて投射パターンを変換することができなかった。

【０００４】 さらに、周知のレーザーポインタは、携帯するのに比較的不便であり、また、 不使用時に一定の場所に放置しようとすれば場所をとり、また固定の放置場所を 設けない場合には、使用したい時に見つからずにあちこち探すことになり、この ように使用上、比較的不便であった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一種のダイアルスイッチ付きレーザーポインタを提供することを課 題とし、それは少なくとも、ケースと、レンズシートと、レーザーユニットを包 括し、レンズシートに対する回転操作により、スイッチ制御とレンズの変換が行 えて異なる投射パターンを表示することができ、且つダイアルスイッチの利用に より、多種の投射パターン間で変換が行え、操作、使用上、極めて便利であるも のとする。

【０００６】 本考案は次に、一種のダイアルスイッチ付きレーザーポインタを提供すること を課題とし、それは、ケースの前後にバンドが設けられ、ケース上に時間表示ユ ニットが設けられ、腕時計とレーザーポインタの機能を兼具し、平常時には腕時 計として使用でき、指示器として使用する時には、ただレンズシートを回転させ るだけで、レーザー光線を発射してレーザーポインタとして使用でき、それによ り携帯に便利で、場所を取らず、使用に便利な機能を有するものとする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、 一つのケース１０とされて、内部に一つの収容室１１があり、一つの出光口１７ を有しているもの、 一つのレンズシート２０とされて、複数の異なるレンズ２２を固定してあり、該 レンズシート２０に間隔を開けて複数の凹溝２４が設けられ、各二つの凹溝２４ 間にそれぞれ一つの凸体２６が設けられ、該レンズシート２０に別に複数の位置 決め溝２５が設けられ、該レンズシート２０が上記ケース１０の上記収容室１１ 内に回転自在に連接されて該レンズシート２０の回転によりケース１０の出光口 １７に対応するレンズ２２が選択されるようにしてあるもの、 一つのレーザーユニット３０とされて、一つのレーザー装置３１と一つの回路基 板３２とを有し、別に該レーザーユニット３０に電力を供給する電池３４が設置 されるほか、第１導電バネ片３５と第２導電バネ片３６からなるスイッチを有し 、該レーザーユニット３０はレンズシート２０内部に組み合わされ、該第１導電 バネ片３５がレンズシート２０の凹溝２４或いは凸体２６に突き当てられてスイ ッチがオフ或いはオンとされるようにしてあるもの、 一つの蓋体４０とされて、その底部に複数の位置決め体４４が設けられ、該蓋体 ４０はレーザーユニット３０と結合され、レーザーユニット３０とケース１０が 固定され、レーザーユニット３０のレーザー装置３１前端面がケース１０の出光 口１７に対応させられ、レンズシート２０のレンズ２２がケース１０の出光口１ ７とレーザーユニット３０のレーザー装置３１前端面間に位置づけられることで 、レーザー光がレンズ２２を透過して投射パターンを投影し、レンズシート２０ の回転により、出光口１７に対応するレンズ２２が変換され、レンズシート２０ が回転する時に、蓋体４０の位置決め体４４がレンズシート２０の位置決め溝２ ５に係合することで、複数段の位置決めが行われるようにしてあるもの、 以上を少なくとも包括して構成された、ダイアルスイッチ付きレーザーポインタ としている。

【０００８】 請求項２の考案は、ケース１０の底部に一つの下蓋１４がネジで固定され、該 下蓋１４に着脱自在に電池蓋１６が組み合わされたことを特徴とする、請求項１ に記載のダイアルスイッチ付きレーザーポインタとしている。

【０００９】 請求項３の考案は、レンズシート２０の上部周囲に歯面２３が設けられて回転 操作に便利とされたことを特徴とする、請求項１に記載のダイアルスイッチ付き レーザーポインタとしている。

【００１０】 請求項４の考案は、ケース１０の前後両側にそれぞれバンド１２が設けられた ことを特徴とする、請求項１に記載のダイアルスイッチ付きレーザーポインタと している。

【００１１】 請求項５の考案は、ケース１０の前後両側にそれぞれバンド１２が設けられ、 蓋体４０が時間表示ユニットとされたことを特徴とする、請求項１に記載のダイ アルスイッチ付きレーザーポインタとしている。

【００１２】 請求項６の考案は、ケース１０を有し、該ケース１０に一つの出光口１７が設 けられ、該ケース１０に一つのレーザーユニット３０が固定され、一つのレンズ シート２０が該ケース１０に回転自在に連接され、該レンズシート２０に複数の レンズ２２が固定され、レンズシート２０のレンズ２２がケース１０の出光口１ ７とレーザーユニット３０の間に介装されて、レーザー光がレンズ２２を透過し て投射パターンを投影できるようにしてあるほか、レンズシート２０の回転によ りレンズ２２が変換できるようにしてあり、以上の構成からなるダイアルスイッ チ付きレーザーポインタとしている。

【００１３】

【考案の実施の形態】

図１、２及び図３に示されるように、本考案のダイアルスイッチ付きレーザー ポインタは、ケース１０、レンズシート２０、レーザーユニット３０を少なくと も包括してなり、その中、ケース１０内部に一つの収容室１１があり、ケース１ ０の前後それぞれにバンド１２が連接されて腕への装着に便利とされ、ケース１ ０の底部にネジ１３で下蓋１４が固定され、該下蓋１４に一つの開口１５が設け られ、該開口１５に着脱自在に電池蓋１６が組み合わされて該開口１５が密閉さ れ、ケース１０の前側に出光口１７が開設されている。

【００１４】 レンズシート２０はほぼ円形を呈する座体とされ、その側壁に等間隔に複数の （本実施例では１２個）の固定溝２１が設けられ、該固定溝２１内にそれぞれ一 つのレンズ２２が位置決めされ、各レンズ２２の表面に異なる投射パターンが設 けられ、レーザー光がレンズ２２を透過して異なる投射パターンを投影できるよ うにしてある。レンズシート２０上部周囲には歯面２３が設けられ、レンズシー ト２０の回転操作に便利とされている。レンズシート２０の内壁には等間隔に複 数（本実施例では１２個）の凹溝２４が設けられ、該凹溝２４間それぞれに一つ の凸体２６が設けられ、レンズシート２０内壁に別に等間隔に複数（本実施例で は２４個）の位置決め溝２５が設けられている。該レンズシート２０はケース１ ０の収容室１１内に回転自在に設けられ、レンズシート２０を任意に回転させる 操作により、一つのレンズ２２を選択してそれをケース１０の出光口１７に対応 させるられるようにしてある。

【００１５】 レーザーユニット３０は一つのレーザー装置３１を含み、該レーザー装置３１ 内部に一般のレーザーダイオード（図には表示せず）が設けられ、前端面よりレ ーザー光が射出される。レーザー装置３１は一つの回路基板３２上に固定され、 回路基板３２上に電池バネ片３３が固定され、電池３４が電池バネ片３４間に取 り付けられてレーザーユニット３０の必要な電力を供給するようにしてある。該 レーザーユニット３０には別に第１導電バネ片３５と第２導電バネ片３６で組成 されたスイッチを含み、該第１導電バネ片３５と第２導電バネ片３６は平常は分 離した状態にあり、スイッチがオフの状態とされ、第１導電バネ片３５と第２導 電バネ片３６が接触すると、スイッチがオンの状態となる。レーザーユニット３ ０はレンズシート２０内部に組み合わされ、レーザーユニット３０の第１導電バ ネ片３５はレンズシート２０の凹溝２４或いは凸体２６に接触している。第１導 電バネ片３５がレンズシート２０の凹溝２４内にある時（図４参照）、第１導電 バネ片３５と第２導電バネ片３６は分離した状態にあり、即ちスイッチがオフの 状態とされている。第１導電バネ片３５がレンズシート２０の凸体２６に組み合 わされる時（図５参照）、第１導電バネ片３５は凸体２６に押されて第２導電バ ネ片３６と接触し、スイッチがオンの状態となる。

【００１６】 また、ケース１０には一つの蓋体４０が固定され、該蓋体４０底部に複数の位 置決め体４４が設けられている。該蓋体４０は一つの時間表示ユニットとされう る。該蓋体４０が時間表示ユニットとされる場合には、該蓋体４０は一つの本体 ４１と一つの上蓋４２を有するものとされ、該本体４１と上蓋４２の内部に一般 の腕時計機構が設けられ、上蓋４２の時間表示部分４３に時間が表示される。該 蓋体４０はレンズシート２０の内部に組み合わされて、レーザーユニット３０と 結合され、蓋体４０、レーザーユニット３０及びケース１０の下蓋１４が結合さ れる。

【００１７】 ケース１０、レーザーユニット３０及び蓋体４０は固定体とされ、且つレーザ ーユニット３０のレーザー装置３１前端面がケース１０の出光口１７に対応し、 それによりレーザー装置３１の発射するレーザー光が出光口１７より射出される ようにしてあり、レンズシート２０は回転可能な活動体とされ、そのレンズ２２ はケース１０の出光口１７とレーザーユニット３０のレーザー装置３１前端面の 間に介装され、レーザー光がレンズ２２を透過して投射パターンを映し出すこと ができるようにしてあり、並びにレンズシート２０の回転操作によりレンズ２２ の変換が行え、それにより異なる投射パターンを表示することができ、且つレン ズシート２０が回転する時に、蓋体４０の位置決め体４４がレンズシート２０内 壁の位置決め溝２５に組み合わされ、このためレンズシート２０が回転する時に 、複数段（２４段）の位置決め効果が得られ、レンズシート２０をスイッチがオ ン又はオフの状態に位置決めできるようにしてある。レンズシート２０がスイッ チがオンの状態となるよう位置決めされる時、第１導電バネ片３５と第２導電バ ネ片３６は接触状を呈し、レンズシート２０の一つのレンズ２２がちょうどケー ス１０の出光口１７とレーザーユニット３０のレーザー装置３１前端面の間に位 置づけられ、これによりレーザー光がレンズ２２を透過して投射パターンの投影 が行われ、こうして指示器としての機能が達成される。レンズシート２０がスイ ッチがオフの状態となるよう位置決めされる時、第１導電バネ片３５と第２導電 バネ片３６は分離状を呈し、レンズシート２０のレンズ２２はケース１０の出光 口１７とレーザーユニット３０のレーザー装置３１前端面の間の位置より離れ、 この時、指示器は動作しない。

【００１８】

【考案の効果】

本考案のダイアルスイッチ付きレーザーポインタは、レンズシート２０を回転 させるだけでレーザー光を発射でき、レーザーポインタとしての機能を提供し、 レンズシート２０の回転でスイッチ制御だけでなくレンズ２２の変換も制御して 異なる投射パターンに切り換えることができ、このように本考案はダイアルスイ ッチを利用して簡単に投射パターンを多種に切り換えることができ、使用上及び 操作上極めて便利である。

【００１９】 さらに本考案は、時間表示ユニットを有する蓋体４０とバンド１２に組み合わ されることで、腕時計としての機能も提供でき、平常時には腕時計として使用で き、指示器を使用したい時にはレンズシート２０を回転させるだけでレーザー光 を発射できてレーザーポインタとなるため、携帯に便利であり、場所をとらずま た使用に便利である。

【００２０】 総合すると、本考案は従来のレーザーポインタの有していた欠点、即ち、投射 パターンに変化がないこと、及び携帯に不便であること、場所をとり、使用に不 便であること、などの問題をすべて解決した、実用的で新規性を有する考案であ るといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の局部分解詳図である。

【図４】本考案の底面視による動作表示図である。

【図５】本考案の底面視による動作表示図である。

【符号の説明】

１０ ケース １１ 収容室 １２ バンド １３ ネジ １４ 下蓋 １５ 開口 １６ 電池シート １７ 出光口 ２０ レンズシート ２１ 固定溝 ２２ レンズ ２３ 歯面 ２４ 凹溝 ２５ 位置決め溝 ２６ 凸体 ３０ レーザーユニット ３１ レーザー装置 ３２ 回路基板 ３３ 電池バネ片 ３４ 電池 ３５ 第１導電バネ片 ３６ 第２導電バネ片 ４０ 蓋体 ４１ 本体 ４２ 上蓋 ４３ 時間表示部分 ４４ 位置決め体

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つのケース１０とされて、内部に一つ
   の収容室１１があり、一つの出光口１７を有しているも
   の、一つのレンズシート２０とされて、複数の異なるレ
   ンズ２２を固定してあり、該レンズシート２０に間隔を
   開けて複数の凹溝２４が設けられ、各二つの凹溝２４間
   にそれぞれ一つの凸体２６が設けられ、該レンズシート
   ２０に別に複数の位置決め溝２５が設けられ、該レンズ
   シート２０が上記ケース１０の上記収容室１１内に回転
   自在に連接されて該レンズシート２０の回転によりケー
   ス１０の出光口１７に対応するレンズ２２が選択される
   ようにしてあるもの、一つのレーザーユニット３０とさ
   れて、一つのレーザー装置３１と一つの回路基板３２と
   を有し、別に該レーザーユニット３０に電力を供給する
   電池３４が設置されるほか、第１導電バネ片３５と第２
   導電バネ片３６からなるスイッチを有し、該レーザーユ
   ニット３０はレンズシート２０内部に組み合わされ、該
   第１導電バネ片３５がレンズシート２０の凹溝２４或い
   は凸体２６に突き当てられてスイッチがオフ或いはオン
   とされるようにしてあるもの、一つの蓋体４０とされ
   て、その底部に複数の位置決め体４４が設けられ、該蓋
   体４０はレーザーユニット３０と結合され、レーザーユ
   ニット３０とケース１０が固定され、レーザーユニット
   ３０のレーザー装置３１前端面がケース１０の出光口１
   ７に対応させられ、レンズシート２０のレンズ２２がケ
   ース１０の出光口１７とレーザーユニット３０のレーザ
   ー装置３１前端面間に位置づけられることで、レーザー
   光がレンズ２２を透過して投射パターンを投影し、レン
   ズシート２０の回転により、出光口１７に対応するレン
   ズ２２が変換され、レンズシート２０が回転する時に、
   蓋体４０の位置決め体４４がレンズシート２０の位置決
   め溝２５に係合することで、複数段の位置決めが行われ
   るようにしてあるもの、以上を少なくとも包括して構成
   された、ダイアルスイッチ付きレーザーポインタ。
2. 【請求項２】 ケース１０の底部に一つの下蓋１４がネ
   ジで固定され、該下蓋１４に着脱自在に電池蓋１６が組
   み合わされたことを特徴とする、請求項１に記載のダイ
   アルスイッチ付きレーザーポインタ。
3. 【請求項３】 レンズシート２０の上部周囲に歯面２３
   が設けられて回転操作に便利とされたことを特徴とす
   る、請求項１に記載のダイアルスイッチ付きレーザーポ
   インタ。
4. 【請求項４】 ケース１０の前後両側にそれぞれバンド
   １２が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の
   ダイアルスイッチ付きレーザーポインタ。
5. 【請求項５】 ケース１０の前後両側にそれぞれバンド
   １２が設けられ、蓋体４０が時間表示ユニットとされた
   ことを特徴とする、請求項１に記載のダイアルスイッチ
   付きレーザーポインタ。
6. 【請求項６】 ケース１０を有し、該ケース１０に一つ
   の出光口１７が設けられ、該ケース１０に一つのレーザ
   ーユニット３０が固定され、一つのレンズシート２０が
   該ケース１０に回転自在に連接され、該レンズシート２
   ０に複数のレンズ２２が固定され、レンズシート２０の
   レンズ２２がケース１０の出光口１７とレーザーユニッ
   ト３０の間に介装されて、レーザー光がレンズ２２を透
   過して投射パターンを投影できるようにしてあるほか、
   レンズシート２０の回転によりレンズ２２が変換できる
   ようにしてあり、以上の構成からなるダイアルスイッチ
   付きレーザーポインタ。