JPH09237078A - 画像形成装置における外字作成方法 - Google Patents

画像形成装置における外字作成方法

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JPH09237078A
JPH09237078A JP8291142A JP29114296A JPH09237078A JP H09237078 A JPH09237078 A JP H09237078A JP 8291142 A JP8291142 A JP 8291142A JP 29114296 A JP29114296 A JP 29114296A JP H09237078 A JPH09237078 A JP H09237078A
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JP8291142A
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Hitoshi Hayama
均 羽山
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置のディスプレイ画面上の外字作
成エリアが小さい場合でも、容易かつ効率的に良好な外
字を作成することができる、画像形成装置における外字
作成方法を提供する。 【解決手段】 ディスプレイ画面上の指定エリア内に表
示された画像データ上に、ドット状のカーソルを使用し
て外字を作成する画像形成装置における外字作成方法に
おいて、前記指定エリア内の前記カーソルを固定とし、
前記画像データを上下方向および左右方向にスクロール
して外字を作成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける外字作成方法に関し、特にディスプレイ画面上の外
字を作成するための指定エリアが小さい、画像形成装置
における外字作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコンやワープロなどで、予めメモリ
内に収納されていない文字パターンを必要とする場合
に、その文字パターン、すなわち外字をユーザーが新た
に作成して使用することがある。従来の外字の作成方法
は、先ず外字を作成する機能を装置内から呼び出すこと
により始まるが、機能を呼び出すとディスプレイ画面上
に外字作成のための指定エリアが表示される。そして、
ユーザーは、指定エリア内において、ドット状のカーソ
ルを上下方向および左右方向に移動させて外字を作成す
る。作成した外字はメモリ内に登録しておき、必要に応
じて読み出して使用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の外字
作成方法を採用すると、画像形成装置が小型でそのディ
スプレイが小さい場合や、多画面表示のため一画面が小
さい場合などに、外字作成エリアが小さく、カーソルが
見づらくなるおそれがある。すなわち、たとえ外字作成
エリアが小さくても、各種の画像を表示するためには、
それなりのドット数が必要であるため、ドット自体を小
さくせざるを得ない。このため、カーソルが小さすぎ
て、移動させてもカーソルがどの位置にあるのかよく見
えず、またカーソルを見失い易くなる。したがって、外
字の作成が非常に煩雑で困難になるという問題がある。
【0004】本発明は、画像形成装置のディスプレイ画
面上の外字作成エリアが小さい場合でも、容易かつ効率
的に良好な外字を作成することができる、画像形成装置
における外字作成方法の提供を、その課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
における外字作成方法は、ディスプレイ画面上の指定エ
リア内に表示された画像データ上に、ドット状のカーソ
ルを使用して外字を作成する画像形成装置における外字
作成方法において、前記指定エリア内の前記カーソルを
固定とし、前記画像データを上下方向および左右方向に
スクロールして外字を作成することを特徴とする。
【0006】この外字作成方法では、ディスプレイ画面
の指定エリア内のカーソルの位置を移動せずに、表示さ
れた画像データを上下左右にスクロールして外字を作成
するので、外字を作成するための指定エリアが小さく、
このためカーソルが極めて小さい場合でも、カーソルの
位置は常に決まった位置にあるのでこれを見失うことが
なく、かつ見やすい状態で外字を作成することができ
る。
【0007】請求項1の外字作成方法において、前記画
像形成装置が、前記ディスプレイ画面を見たときに前記
カーソルの位置で交差する複数線から成る位置表示ガイ
ドを有することが、好ましい。
【0008】この外字作成方法では、(例えば十字形
の)位置表示ガイドの(十字の)交差点がカーソルの位
置を示すので、カーソルが周囲の画像データの状況によ
って見づらくなるような場合にも、カーソルの位置が判
別し易くなる。この場合、カーソルは常に同じ位置にあ
るので、この位置表示ガイドは、ディスプレイ画面の指
定エリア内にカーソルや画像データ等とともに表示して
も良いし、画面の外表面に、画面の中の表示が見やすい
ように、例えば、細い線を刻むことにより付加しても良
い。
【0009】請求項1または2の外字作成方法におい
て、前記カーソルによる複数の描画方法を実行するため
の複数の描画モードを有することが、好ましい。
【0010】この外字作成方法では、例えば、ドット単
位で指定してそのドット情報を設定または変更する描画
モードや、任意の範囲を範囲指定して一括して設定また
は変更する描画モードなどの、複数の描画モードのうち
の一つを、作成しようとする外字の特徴に応じて任意に
選択して外字作成ができるので、外字作成作業が容易に
なる。
【0011】請求項3の外字作成方法において、前記複
数の描画モードには、前記画像データの前記カーソル位
置に対応するドットのドット情報を反転させるためのド
ット反転描画モードが含まれることが、好ましい。
【0012】この外字作成方法では、ドット反転描画モ
ードにおける描画によって、画像データの任意のドット
をドット単位で指定してそのドット情報を反転させるこ
とができ、外字を容易に作成できる。
【0013】請求項3または4の外字作成方法におい
て、前記複数の描画モードには、前記カーソルにより前
記画像データ上の2つのドットを指定して、その2つの
ドットを結ぶ線を対角線とする四角の範囲のドット群
に、同一のドット情報を設定するための範囲指定描画モ
ードが含まれることが、好ましい。
【0014】この外字作成方法では、範囲指定描画モー
ドにおける描画によって、画像データ上の2つのドット
を指定して、ドット情報を設定すべき任意の四角の範囲
を範囲指定することができる。このため、任意の範囲を
範囲指定して一括して同一のドット情報を設定したい場
合に、この範囲指定描画モードを利用すれば、より容易
に外字を作成できる。なお、この場合、単一のドットに
ドット情報を設定するときには、そのドットを上記の2
つのドットとして重複して指定すれば良いので、ドット
指定の描画モードとしても利用できる。また、上下また
は左右の座標のみ異なる2つのドットを指定することに
より、上下方向の直線または左右方向の直線上のドット
群に同一のドット情報を一括して設定する線指定の描画
モードとしても利用できる。
【0015】請求項1ないし5のいずれかの外字作成方
法において、いずれか1つを任意に選択して前記画像デ
ータを管理するための複数の外字管理モードを有し、こ
の複数の外字管理モードには、前記画像データ上に前記
外字を作成して登録するための外字登録モードが含まれ
ることが、好ましい。
【0016】この外字作成方法では、外字登録モードを
含む複数の外字管理モードのうちの一つを、必要に応じ
て任意に選択して、画像データの管理ができる。例え
ば、他の外字管理モードとして、登録済みの画像データ
の外字を修正するための外字管理モードや、複写するた
めの外字管理モードなどを用意すれば、登録した外字の
流用等も可能になり、外字作成作業を効率化できる。
【0017】請求項6の外字作成方法において、前記外
字管理モードには、登録済みの画像データの外字を修正
して再登録するための外字修正モード、登録済みの画像
データを呼び出して、対応するテキストデータを生成す
る外字呼出モード、登録済みの画像データを複写して、
別の画像データとしてさらに登録する外字複写モード、
および、登録済みの画像データを消去する外字消去モー
ド、のうちの少なくとも1つがさらに含まれることが、
好ましい。
【0018】この外字作成方法では、外字登録モード以
外の外字管理モードとして、さらに、外字修正モード、
外字呼出モード、外字複写モードおよび外字消去モード
の少なくとも一つが含まれるので、より容易かつ効率的
に外字を作成できる等の利点がある。例えば、外字修正
モードが含まれる場合には、その外字管理モードを選択
することにより、登録済みの外字を修正して他の外字と
して流用することが可能になる。また、外字呼出モード
が含まれる場合には、任意の記号や図形等を外字として
作成して登録しておき、その画像データに対応するテキ
ストデータを生成できるので、任意の記号や図形等のテ
キストデータを作成でき、バラエティに富んだテキスト
データを用意できる。また、外字複写モードが含まれる
場合には、登録済みの画像データを複写し、その画像デ
ータを画像形成装置の他の処理で利用するようにすれ
ば、画像データの加工等を行うときにも、元の画像デー
タをそのままの状態で保管することができ、さらにこの
場合、外字修正モードとともに利用すれば、元の画像デ
ータと修正後の画像データ等を同時に登録しておくこと
ができ、外字のレパートリーが広がる。また、外字消去
モードが含まれる場合には、登録済みの画像データのう
ちの不要となった画像データを消去することができ、外
字登録するメモリ等の記憶領域を節約できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基いて、本発
明の一実施形態に係る画像形成装置における外字作成方
法を、***を作成するための***作成装置に適用した場
合について説明する。この***作成装置は、印面を紫外
線硬化樹脂で形成した***本体に、インクリボンに印字
(印刷)した***文字(絵柄を含む***画像)をマスク
として紫外線を露光し、所望の***(スタンプ)を作成
するものであり、画像形成装置における外字作成方法
は、予め記憶装置内に格納されていない文字・図形等の
画像を作成する方法である。図1(a)は***作成装置
の平面図、図1(b)は***作成装置の正面図であり、
図11は***作成装置の制御ブロック図である。
【0020】図1に示すように、この***作成装置1
は、上下2分割の装置ケース2によりその外殻が形成さ
れ、前部に電子装置部3を、後部に機械装置部4を配設
して、構成されている。機械装置部4の中央部には、装
置本体5に***作成対象物である***本体Aを装着する
ためのポケット6が形成され、ポケット6には窓付きの
開閉蓋7が設けられている。
【0021】機械装置部4の左部には、***作成装置1
を製版(印字)動作や露光動作に切り替えると共に、開
閉蓋7の開放させる機能スイッチ8が配設されている。
この機能スイッチ8の操作位置には、「露光」、「入力
/製版」、「OFF」および「OPEN」の操作表示が
されていて、このうちの「露光」、「入力/製版」およ
び「OPEN」の位置には、制御部300の出力インタ
フェース305に接続された発光素子12が配設されて
いる。
【0022】また、機械装置部4の右側部には、***作
成装置1に、後述する***文字ラベル作成用の製版シー
トBのための、差込み口9aおよび取出し口9bが形成
されている。さらに、機械装置部4には、ポケット6の
外側に位置して、メンテナンスカバー10が着脱自在に
設けられ、メンテナンスカバー10の内部には、インク
リボンCを搭載したリボンカートリッジ11が装着され
ている。
【0023】電子装置部3には、上面に操作部21が形
成され、後述する制御部300が内蔵されている。操作
部21には、制御部300の入力インタフェース304
に接続されたプッシュボタン群22および操作ダイヤル
23と、出力インタフェース305に接続された表示器
駆動回路24a(図示せず)と、この表示器駆動回路2
4aによって駆動される表示器24が配設されている。
【0024】操作ダイヤル23は、中心部に円形に配設
された実行キー31と、その外側に環状に配設された4
つ割りのカーソル/変換キー32と、更にその外側に環
状に配設された文字入力キー33とで3重構造を有して
おり、文字入力キー33の表面には50音の平仮名など
が印刷されている(図示省略)。***文字の入力は、先
ずプッシュボタン群22の所定のボタン22aを押して
文字サイズを確定した後、文字入力キー33を三角マー
ク25に合わて回転させ、実行キー31を押して平仮名
入力を行い、この平仮名入力を適宜、カーソル/変換キ
ー32により漢字変換する。そして、所望の***文字を
表示器24上に作成したところで、これを確定する。
【0025】ここで、***を作成する場合の一連の操作
について、図1および図2を参照して簡単に説明する。
先ず、機能スイッチ8を待機位置となる「OFF」位置
から「OPEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放
し、ポケット6に***本体Aをセットする。この***本
体Aのセットに伴い、制御部300の入力インタフェー
ス304に接続された***検出部66によって、***本
体Aの種別が検出される。
【0026】次に、機能スイッチ8を「入力/製版」位
置まで回転操作して製版動作に機能を移行させ、プッシ
ュボタン群22および操作ダイヤル23を操作して***
文字を入力する。***文字の入力が完了したら、***文
字ラベルが作り込まれた製版シートBを、差込み口9a
に挿入してセットする。
【0027】次に、プッシュボタン群22の所定のボタ
ン22aを操作して、製版動作、すなわち印字を行わせ
る。この印字は、インクリボンCと製版シートBとに同
時に為される。印字が完了すると、インクリボン(の印
字部分)Cは露光のために先方に送られ、同時に製版シ
ートBは取出し口9bから外部に送り出される。ここ
で、送り出された製版シートBにより、***文字に誤り
がないことを確認したら、次に機能スイッチ8を「露
光」位置まで回転操作して露光動作に機能を移行させ、
露光を行わせる。
【0028】露光が完了したら、機能スイッチ8を「O
PEN」位置まで回転操作して開閉蓋7を開放し、ポケ
ット6から***本体Aを取り出して、これを洗浄する。
この洗浄により***が完成するが、***が完成したとこ
ろで、上記の製版シートBから***文字ラベルを剥し
て、これを***の背面に貼着する。
【0029】次に、***作成装置1の構成部位のうち、
後述する制御部300に関連する部位について、図2〜
図10を参照して、順を追って説明する。
【0030】リボンカートリッジ11は、装置本体5に
対し着脱自在に構成されており、インクリボンCの消耗
に際しケースごと交換できるようになっている。図2に
示すように、リボンカートリッジ11には、一端に巻取
りリール13が、他端に巻出しリール14がそれぞれ設
けられ、インクリボンCは、巻出しリール14から巻き
出されほぼ「L」字状に屈曲して巻取りリール13に巻
き取られる。この「L」字状に屈曲したインクリボンC
の走行経路には、その短辺部分に後述する印字部64が
臨み、長辺部分に露光部が臨んでいる。この場合、印字
部64には、このインクリボンCと上記の製版シートB
が同時に臨み、露光部65には印字後のインクリボンC
が臨む。
【0031】インクリボンCは、透明なリボンテープと
これに塗布したインクとから成り、実施形態では、6μ
m厚のものが用いられている。印字部64においてこの
インクリボンCに印字が行われると、インクの部分が製
版シートBに転写する。これにより、インクリボンCの
リボンテープには、インクの文字の部分が剥離したネガ
画像が形成され、製版シートBには、インクの文字の部
分が付着したポジ画像が形成される。そして、インクリ
ボンCは、これをマスクとして利用すべく先方の露光部
に送られる一方、製版シートBは、***文字の確認のた
め、またこれを作成した***に貼着すべく、装置外部に
送り出される。
【0032】製版シートBは、図4に示すように、ベー
スシートBaと粘着シートBbとを積層して成り、全体
が短冊形に形成されている。粘着シートBbには方形に
切り線Bcが形成され、この切り線Bcに沿ってベース
シートBaから剥した粘着シートBbの方形部分が、上
記の***の背面に貼着する***文字ラベルBdとなる。
***本体Aは、***としての用途に合わせて、形状の異
なる数種のものが用意されており、これに対応して製版
シートBも、その***文字ラベルBdの部分の形状(切
り線の形状)が異なる数種のものが用意されている。
【0033】一方、***本体Aは、図3に示すように、
台木(実施形態は樹脂製)Aaの先端に薄手のスポンジ
(発泡ウレタン)Abが貼着されると共に、スポンジA
bに紫外線の影響を受けない樹脂ベースAcが貼着さ
れ、さらに樹脂ベースAcに印面Adを構成する紫外線
硬化樹脂が貼着されている。この***本体Aの紫外線硬
化樹脂(印面Ad)の部分に、インクリボンCをマスク
として紫外線を露光することにより、印面Adの***文
字に相当する部分が硬化する。この状態で***本体A
を、ポケット6から取り出して洗浄することにより、水
溶性の未硬化部分が洗い出されて、***が完成する。図
中の符号Aeは、樹脂製のキャップである。
【0034】次に、図2を参照して、印字部64につい
て説明する。印字部64は、制御部300の出力インタ
フェース305に接続されているヘッド駆動回路(図示
せず)56aおよびモータ駆動回路(図示せず)57a
と、ヘッド駆動回路56aによって駆動され、インクリ
ボンCに***文字を印字する印字ヘッド(サーマルヘッ
ド)56と、モータ駆動回路57aによって駆動され、
印字ヘッド56の印字動作に対応してインクリボンCを
送るプラテンローラ57と、印字ヘッド56のヘッド表
面に設けられたヘッド温度センサ56b(図示せず)
と、を備えている。また、印字ヘッド56とプラテンロ
ーラ57との接触部分に向かって装置ケース2には、上
記の製版シートBが送り込まれる送込み通路181と、
製版シートBが送り出される送出し通路182とが形成
されている。送込み通路181の上流端には外部に開放
された上記の差込み口9aが形成され、送出し通路18
2の下流端には外部に開放された上記の取出し口9bが
形成されている。
【0035】プラテンローラ57は、上述したように駆
動ローラであり、インクリボンCを巻出しリール14か
ら巻き出すと共に、印字ヘッド56との間に製版シート
Bをくわえ込んで、インクリボンCと製版シートBとを
重ねた状態で印字ヘッド56に臨ませる。印字ヘッド5
6はサーマルヘッドであり、熱転写によりインクリボン
Cのリボンテープに塗布されたインクを製版シートBに
転写する。この転写により、インクリボンCから***文
字に相当する部分が剥がれて、その部分に透明なリボン
テープの地が表れる一方、製版シートBには剥がれたイ
ンクが***文字として付着する。また、ヘッド表面温度
センサ56bは、上述したように印字ヘッド56のヘッ
ド表面に密着して設けられたサーミスタなどの温度セン
サであり、制御部300の入力インタフェース304に
接続され、印字ヘッド56の表面温度を検出して報告す
る。
【0036】送込み通路181には、製版シートBの差
込みおよび送り基準位置を検出するセンサ183が臨ん
でおり、送込み通路181に差し込まれた製版シートB
は、このセンサ183の検出結果により、プラテンロー
ラ57により送られて、その***文字ラベルBdの先端
部位置から印字が開始されるようになっている。送出し
通路182を構成する左側の壁には、その先端(上流
端)に分離爪部184が形成されており、この分離爪部
184により、重ねた状態で送られてきたインクリボン
Cと製版シートBとが引き離される。そして、インクリ
ボンCは先方の露光部に送られ、製版シートBは送出し
通路182を介して装置外部に送り出される。
【0037】次に、図2を参照して、露光部65につい
て説明する。露光部65は、制御部300の出力インタ
フェース305に接続された光源駆動回路191a(図
示せず)と、ポケット6にセットした***本体Aの印面
Adに対峙するように設けられ、光源駆動回路191a
によって駆動される紫外線光源191と、紫外線光源1
91と***本体Aの印面Adとの間に設けた押え板58
とを備えている。紫外線光源191は、セミホット管と
呼ばれる自己加熱型熱陰極管であり、図示しない基板上
に設けた蛍光管ホルダに支持されている。***本体Aの
印面Adと押え板58と紫外線光源191とは、それぞ
れ間隙を存して相互に平行に配設されており、この印面
Adと押え板58との間にインクリボンCが配設されて
いる。
【0038】押え板58は透明な樹脂などで構成され、
前進してインクリボンCを***本体Aの印面Adに押し
当てるようになっている。すなわち、露光の際には、押
え板58により***本体Aの印面AdにインクリボンC
を押し当てた後、紫外線光源191を点灯して、押え板
58越しにインクリボンCをマスクとした露光が行われ
る(図5参照)。また、この露光部65には、制御部3
00の入力インタフェース304に接続され、露光部6
5の周囲(環境)温度を検出して報告するサーミスタな
どの周囲温度センサ67(図示せず)が設けられてい
る。
【0039】なお、押え板58の前進に伴って、第1ガ
イドピン53および第2ガイドピン54も同方向に移動
する。この移動は、第1および第2ガイドピン53,5
4間に張り渡したインクリボンCの張りを緩めるものと
なり、インクリボンCは、その張力を減じた状態で、す
なわち縦皺が生じない状態で***本体Aの印面Adに押
し当てられる。
【0040】この状態を、図2および図5を参照して更
に詳述するに、図2において走行するインクリボンCに
は巻取りリール13により強い張力が作用し、上述のよ
うにインクリボンCは極薄のテープゆえ縦皺が生じてい
る。したがって、このままインクリボンCを***本体A
の印面Adに押し付けると、インクリボンCは縦皺を生
じたまま印面Adに押し付けられ、***文字が歪んで露
光されてしまう。一方、インクリボンCを弛ませると、
***文字が位置ずれして露光されしまう。そこで、図5
に示すように、押え板58の前進に伴って、第1ガイド
ピン53および第2ガイドピン54も前進させて、イン
クリボンCの張りを緩めると共に、その際にテンション
ピン55により、インクリボンCに縦皺が生じない程度
の弱い力で張りを与えるようにしている。
【0041】また、図5の露光状態におけるインクリボ
ンCは、テンションピン55および第2経路ピン52に
より、押え板58の両端で後方に折り曲げられ、押え板
58の両端に形成した面取り部分207の作用により、
インクリボンCに無用な皺が生じないようになってい
る。
【0042】なお、上述したように、印字によって製版
シートBに形成されたポジ画像とインクリボンCに形成
されたネガ画像は、それぞれ***文字ラベルと露光用マ
スクとして使用される。すなわち、これらの画像の出来
映えが、***としての完成品の出来映えに直接、反映さ
れる。特に、露光用マスクとして使用されるインクリボ
ンCが歪んでしまうと、***文字が歪んで露光されてし
まうため、上記の張力に対する機械的な構造上の工夫の
ほか、熱量に対する電気的な機能上の工夫がなされ、イ
ンクリボンCに無用な皺などが発生しないようにしてい
る。
【0043】次に、開閉蓋7の開閉に連動する***検出
部66について説明する。この***検出部66は、ポケ
ット6に***本体Aが装着されたことを検出すると共
に、***本体Aの種別を判別するものである。***本体
Aには、角型印用、氏名印用、ビジネス印用、住所印用
などの各種形状の異なるものが用意され、これら各種の
***本体Aは、長さは同一であるが、幅および厚みが異
なっている。このような幅および厚みの異なる各種の印
章本体Aを、幅方向および厚み方向において、ポケット
6内の一定の位置にセットするため、この実施形態で
は、図6および図7に示すように、ポケット6の底面6
bに長短4本のボス251,251,251,251が
立設され、これに対応して***本体Aには、ボス251
が嵌合する嵌合穴Afが形成されている(図7参照)。
【0044】4本のボス251,251,251,25
1は「T」字状に配設されており、これに対応して、例
えば角型印では2個の嵌合穴Af,Afが(図7
(a))、ビジネス印では4個の嵌合穴Af,Af,A
f,Afが(図7(b))、形成されている。このよう
に、***本体Aの嵌合穴Afの数および深さは、***本
体Aの種別により区々であり、この嵌合穴Afとボス2
51の組み合わせにより、ポケット6に装着した各種の
***本体Aの印面Adの中心が、常に同一の位置に来る
ように位置決めされる。
【0045】また、***本体Aの印面Adと逆の背面A
gには、厚み方向の中間位置に横並びに複数個の子穴
(種別検出穴)Ahが形成されており、後述する***検
出部66のスイッチアレイ262との協働により、***
本体Aの種別が判別される(図8参照)。なお、***本
体Aの背面Agには、印字後にインクリボンCから分離
して装置外部に送り出された製版シートBの***文字ラ
ベルBdが貼着され、これにより子穴Ahが隠されるよ
うになっている。
【0046】***検出部66は、図9および図10に示
すように、***本体Aの背面Agに対向するように配設
したスイッチホルダ(ポケット6の壁面を兼ねている)
261と、スイッチホルダ261に支持させた6個の検
出スイッチ263から成るスイッチアレイ262とを備
えている。各検出スイッチ263は、プッシュスイッチ
などで構成されたスイッチ本体264と、先端がポケッ
ト6内に臨むスイッチトップ265とで、構成されてい
る。スイッチトップ265は、平板部266と、平板部
266から直角に延びる検出突起部267とから成り、
平板部266の下部でスイッチホルダ261に形成した
ガイド突起268に、且つ検出突起部267でスイッチ
ホルダ261に形成したガイド孔269に案内されて、
前後方向に移動する。
【0047】スイッチ本体264は基板270の裏面に
固定され、そのプランジャ271をスイッチトップ26
5の平板部266に突き当てるように配設されている。
この場合、プランジャ271はそのばね力でスイッチト
ップ265をポケット6側に付勢しており、この付勢に
より検出突起部267の先端がスイッチホルダ261の
ガイド孔269からポケット6内に突出する状態と、こ
の付勢に抗してガイド孔269に没入する状態とが、検
出スイッチ263のON−OFFに対応している。この
場合、スイッチアレイ262の内のいずれか1個の検出
スイッチ263が、ON状態になったときに、***本体
Aが装着されていることが検出され、全ての検出スイッ
チ263が、OFF状態になったときに、***本体Aが
装着されていないことが検出される。そして、スイッチ
アレイ262の各検出スイッチ263は、対応する***
本体Aの***Ahの有無により、ONまたはOFFのい
ずれかの状態となる。したがって、6個の検出スイッチ
263のON・OFFのパターンにより、***本体Aの
種別が判別される。
【0048】図8は、***本体Aの***Ahと、6個の
検出スイッチ(検出突起部)263との関係を表してい
る。6個の検出スイッチ263と***Ahの有無との関
係から、26 −1種類、すなわち63種の判別パターン
が可能になっている。この場合、角型印などの幅の狭い
***本体Aに対しては、両外端の2個の検出スイッチ2
63,263に対する小孔Ahがなく、この2個の検出
スイッチ263,263は、***本体Aの両側の空間に
向かって突出する。すなわち、角型印などの幅の狭い印
章本体Aでは、***本体Aの最外端に架空の小孔Ahが
有る判別パターンとして、認識される。
【0049】次に、図11を参照して、制御部300に
ついて説明する。この制御部300は、例えばマイクロ
コンピュータによって構成され、CPU301、ROM
302、RAM302、入力インタフェース304、出
力インタフェース305、およびこれらを接続するシス
テムバス306を備えている。
【0050】ROM302には、各種プログラムや、か
な漢字変換用辞書データ、文字・記号などのフォントデ
ータ、所定の***枠データなどの固定データが格納され
ている。RAM303は、作業エリアとして用いられ、
また、使用者の入力に係る固定データを格納するのに用
いられる。このRAM303の格納データは、電源オフ
時にもバックアップされている。
【0051】入力インタフェース304は、前述した機
能スイッチ8、操作部21のプッシュボタン群22、操
作ダイヤル23、印字部64のヘッド表面温度センサ5
6b、露光部65の周囲温度センサ67、***検出部6
6などからの入力信号を、システムバス306を介して
CPU301やRAMに取り込むためのインタフェース
を行う。出力インタフェース305は、CPU301、
ROM302、またはRAM303からの各種制御信号
や各種制御用データを、システムバス306を介して入
力し、前述した発光素子12、操作部21の表示部駆動
回路24a、印字部64のヘッド駆動回路56a、モー
タ駆動回路57a、露光部65の光源駆動回路191a
などに対して出力するためのインタフェースを行う。
【0052】CPU301は、入力インタフェース30
4からの入力信号や、そのときの処理内容に応じて定ま
るROM302内の処理プログラムに基づいて、RAM
303を作業エリアとして用い、また、必要なときにR
OM302やRAM303内に格納されている固定デー
タを適宜用いて処理する。
【0053】この***作成装置1の場合、CPU301
は、以下に説明するマルチタスク処理を行っている。
【0054】図12は、本実施形態のマルチタスク処理
の概念図であり、処理すべき複数のタスクを優先順位R
DY0〜RDYn(図示の場合、n=7)に分類し、そ
の優先順位に基づいて処理順を決定して、各タスクを起
動している。以下の説明では、最も高い優先順位RDY
0に分類されたタスクをTCB0i(i=0、1、2、
…)、最も低い優先順位RDY7に分類されたタスクを
TCB7i、他の優先順位に関しても同様に、優先順位
RDYj(j=0〜7)に分類されたタスクをTCBj
iと示す。また、優先順位RDYjに分類されてその分
類の中での待ち状態になることを、例えば、タスクTC
Bm0がTCBj0として登録されたと表現することと
し、優先順位RDYjに1個以上のタスクが登録されて
いることをRDYjに「タスク有」と表現する。
【0055】また、同図に示すように、このマルチタス
ク処理では、プッシュボタン群22のいずれかのプッシ
ュボタンの押下や操作ダイヤル23の操作による割込な
どのイベント発生により、新たに必要になった処理内容
を示すタスク名(図示のTCBm0など)を登録した
り、各タスク間の通信(図示のMailm1など:以下
「メール」と略称する)を登録するエリアが確保されて
おり、以下、このエリアをメールボックスMBXと表現
する。さらに、現在実行中の処理内容を示すタスク名を
TCBr0と表現し、このタスクを実行して処理するこ
とを現タスク実行処理、または省略してRUN処理と表
現し、例えば、TCB00を選択して起動するときは、
TCB00をTCBr0として登録して起動すると表現
する。この場合の登録を、後述する階層処理ダイアグラ
ムやフローチャート上では、TCBr0←TCB00の
ように示す。メールボックスMBX内のタスクTCBm
0などは、現在実行中のタスクTCBr0の強制中断の
可否、または、どの優先順位RDYjに登録するかなど
の情報を有しており、後述するMBX処理においては、
これらの情報に基づいてタスクTCBm0を処理する。
【0056】図13は、通常のフローチャートを用い
て、本発明の実施形態の処理手順を示そうと試みたもの
である。同図に示すように、電源オンなどにより処理が
スタートすると、まず、***作成装置1内の各部の初期
設定を行い(S01)、次に、タスク監視・切替(RD
Y)処理を行った(S02)後、メールボックス(MB
X)処理を行う(S03)。次に、何らかのイベントが
発生しているか否かをチェックし(S04)、発生して
いるときは、その発生しているイベントに対応する処理
を行い(S05)、その後、現タスク実行(RUN)処
理を行う(S06)。そして、RDY処理(S02)か
らRUN処理(S06)までを繰り返すことになる。
【0057】しかし、実際の処理では、上記のRDY処
理、MBX処理は、定期的に定められたタイミングでの
み処理され、また、各イベント対応の処理は、そのイベ
ントの発生に応じて起動される処理であり、他のタイミ
ングでは、RUN処理を行っているため、このフローチ
ャートの記述では正確に表現しにくく、また、プログラ
ムの階層構造も理解しにくい。そこで、以下の説明で
は、1つの連続する処理を説明するときは、別のタスク
を起動するなどの実際のマルチタスクの動作に拘らず、
そのタスク処理をサブルーチンとして示したフローチャ
ートを用いることとし、イベント駆動タイプ、すなわち
イベント発生などにより起動されるタスクなどの説明に
は、図14に示す記述方法(以下、「階層処理ダイヤグ
ラム」と略称する)を用いて説明する。
【0058】ここで、階層処理ダイアグラム上、◇印の
ある処理分岐は、イベント駆動形のタスク、プログラ
ム、またはサブルーチンであることを示し、割込や他の
タスクからのタスク起動などのイベントが発生したとき
に実行される。図14のタスク監視・切替(RDY)処
理は、リアルタイムモニタなどから一定間隔のタイミン
グで割込が発生し、そのタイミングでのみ起動される。
また、メールボックス(MBX)処理も、RDY処理と
は別の一定間隔のタイミング割込によって起動される。
イベント発生処理は、前述したように、操作ダイヤル2
3の操作などの種々のイベントにより起動されるタスク
をメールボックスMBX内に登録する処理であり、実際
には、各イベント発生毎に独立してメールボックスMB
Xにアクセスし、そのイベントの処理に対応したタスク
名を登録するが、図14では、それらを代表的に一つだ
け図示している。
【0059】図14に示すように、電源オンなどにより
処理がスタートすると、まず、処理分岐Inの初期設定
(以下、「初期設定(In)のように表現する)を行
う。初期設定(In)では、***作成装置1全体の処理
の流れを決定するための、後述する主要タスク起動処理
のタスクTCBinをMBXに登録する(In1)。初
期設定(In)が終了し、仮にRDY処理のタイミング
ではなく、MBX処理のタイミングでもなく、何らかの
イベント発生もなければ、次に、RUN処理(CT)に
移るが、ここでは、まだなにも登録されておらず、実行
されていないため、RDY処理またはMBX処理の起動
タイミング待ちになる。
【0060】この状態で、RDY処理のタイミングにな
ると、RDY処理(R)が実行されるが、RDY0〜R
DY7にタスクが登録されていないため、すなわちRD
Y0〜RDY7にタスク有(R1〜R8)ではないた
め、何も処理されずに終了する。一方、MBX処理のタ
イミングになると、MBX処理(M)が実行され、MB
X内には、主要タスク起動処理用のタスクTCBinが
TCBm0として登録されているので、MBXにタスク
有(M1)の処理がされ、MBX内のタスクTCBをR
DYに登録する(M11)。すなわち、例えば、タスク
TCBinの指定された優先順位がRDY4に相当すれ
ば、タスクTCBinがTCB40としてRDY4に登
録される。
【0061】この状態で、RDY処理のタイミングにな
り、RDY処理(R)が実行されると、例えば、RDY
4にタスク有(R3)の処理が実行される。ここで、図
15を参照して、RDYiにタスク有(R(i−1))
の処理を説明する。この処理では、大きくは、新たなタ
スクを起動する場合と、タスクは起動せず、現在実行中
のタスクに対して中断依頼メールを送信する場合と、何
も処理しない場合とのいずれかに分岐する。
【0062】まず、現実行タスクがない場合、すなわち
TCBr0として何も登録されておらず、RUN処理が
なされていない場合、または、現在実行中のタスクTC
Br0の優先順位がRDY(i+1)以下であり、か
つ、その現実行タスクが中断可能の場合には、新タスク
が起動される。この中断可能な場合とは、新タスクが現
実行タスクを強制中断可能なものであるか、後述の中断
依頼メールに対する返信メールの内容が中断可メール
か、またはすでに終了したことを示す終了メールである
場合が相当する。この条件が成立したとき、すなわち、
(現実行タスク無)+(現実行タスクRDY(i+1)
以下)&((強制中断可)+(MBXに返信メール有)
&((中断可メール)+(終了メール)))の条件が成
立したとき(R(i−1)1)に、新タスクが起動され
る(R(i−1)11)。ここで、+は論理和、&は論
理積を表す。
【0063】また、現実行タスクの優先順位がRDY
(i+1)以下であり、かつ、そのタスクからの返信メ
ールがなくて中断可か不可か不明の場合、または、以前
に一度依頼したときには中断不可であり、状況により再
依頼する場合には、中断を要請する中断依頼メールをメ
ールボックスMBXに送信する。すなわち、(現実行タ
スクRDY(i+1)以下)&(強制中断不可)&
((MBXに返信メール無)+(中断不可メール))の
条件が成立したとき(R(i−1)2)には、中断依頼
メール送信を行う(R(i−1)21)。そして、これ
らの条件が双方とも成立しないとき、すなわち、現実行
タスクの優先順位がRDYi以上のときは、何も処理を
せずに、RDYiにタスク有(R(i−1))を終了す
る。
【0064】新タスク起動(R(i−1)11)の場
合、この処理以前に、例えば、より優先順位の高い他の
タスクを起動するために中断されていたり、また、子タ
スクを起動して、その子タスクの処理結果待ちの状態で
中断されていたタスクなどがある場合には、後述する再
開情報などによりその再開の可否を判断して、再開可能
の場合には、(中断タスク有)&(再開可)(R(i−
1)111)の処理が実行される。この処理では、現実
行タスク名TCBr0として中断されていたタスク名を
登録し(R(i−1)1111)、退避していたデータ
等がある場合には、それらを復帰し(R(i−1)11
12)、新たにRUN処理を起動する(R(i−1)1
113)。このイベント発生により、後述のRUN処理
(CT)において、新タスク起動(CT1)の処理が起
動される。
【0065】中断されていたタスクがない場合には、中
断タスク無(R(i−1)112)が処理され、TCB
r0←新タスク名(R(i−1)1121)の後、新た
にRUN処理を起動する(R(i−1)1122)。例
えば、主要タスク起動処理のタスクTCBinのとき
は、新タスク起動(R311)の処理において、中断タ
スク無(R3112)のTCBr0←TCBin(R3
1121)の後、RUN処理起動(R31122)が実
行される。そして、中断タスクがあるものの再開不可の
場合には、再開可能になるまで待機するため、何も処理
をせずに、新タスク起動(R(i−1)11)を終了す
る。なお、上記の子タスクは、通常、親タスクよりも優
先順位を高く設定するため、この新タスク起動(R(i
−1)11)が処理されるときには子タスクは終了して
いて、再開可能となる場合が一般的である。
【0066】次に、図14を参照して、メールボックス
(MBX)処理について説明する。この処理では、MB
Xにタスク有(M1)の場合には、MBX内のタスクT
CBm0を、そのタスクの指定された優先順位に基づい
て、対応する優先順位のRDYjに登録する(M1
1)。また、MBXにメール有(M2)の場合には、中
断依頼メールのとき(M21)は、最新依頼メールとし
て登録し(M211)、現実行タスクTCBr0に送信
(M212)するとともに、(返信メール)+(終了メ
ール)のとき(M22)は、最新依頼メールに対する返
信メールとして登録し(M221)、返信待ちRDYに
送信する(M222)。
【0067】次に、イベント発生処理(E)について説
明する。前述の初期設定(In)は、説明の便宜上、別
のものとして説明したが、実際には、このイベント発生
処理(E)の一種である。すなわちイベント処理(E)
は、操作ダイヤル23の操作などの装置外部からのイベ
ントにより起動されるタスクや、内部処理のためにプロ
グラム上発生させるタスクなどを、MBXに登録する処
理(E1)を行う。主要タスク起動処理のタスクTCB
inは、このMBXに登録後、RDYに登録され、新タ
スクとして、以下に説明するRUN処理(CT)で実行
される。
【0068】次に、図16を参照して、現タスク実行
(RUN)処理(CT)について説明する。この処理
は、上述してきた他のイベントが発生していないとき
に、現実行タスクTCBr0を継続して処理するもので
あり、この処理中に発生するイベントとしては、新タス
ク起動(CT1)、中断依頼メール有(CT2)および
現実行タスク終了(CT3)があり、これらのイベント
が発生しないときには、現実行タスク処理を継続する
(CT4)。新タスクを起動する(CT1)ときは、現
在実行中のタスクのためのデータの退避などを行い(C
T11)、現実行タスクを中断し(CT12)、再開継
続が予定されている場合(CT13)には、再開情報を
タスク情報として記録して(CT131)、その情報と
ともに、そのタスクを元のRDYに再登録する(CT1
32)。
【0069】中断依頼メール有(CT2)のときは、そ
のときの現実行タスクの状態が中断可能なものか否かを
判別し、中断可能(CT21)のときは、中断可メール
をMBXに送信し(CT211)、中断不可(CT2
2)のときは、中断不可メールを送信する(CT22
1)。なお、RUN処理(CT)中に、前述のRDY処
理(R)、MBX処理(M)、またはイベント発生処理
(E)に切り替わるときにも、一時的にRUN処理が中
断されるため、同様のことが行われるが、他のタスクと
の切替と異なり、リアルタイムモニタの基本的な処理で
あるため、説明は省略する。そして、現実行タスクTC
Br0の処理が終了したとき(CT3)には、終了メー
ルをMBXに送信し(CT31)、次の新タスク起動ま
で待機する(CT32)。
【0070】図17は、主要タスク起動処理の一例を示
している。図に示すように、主要タスク起動処理タスク
TCBinが起動すると、まず、ワーク(作業)エリア
確保(S11)のタスクをメールボックスMBXに登録
し、続いて、表示処理(S12)およびユニット(***
本体)判定エラー処理(S13)のタスクを登録し、次
に、入力エラー判定処理(S14)、キャラクタ等入力
処理(S15)、製版(***)画像作成処理(S1
6)、シート処理(S17)、およびブザー処理(S1
8)などのタスクを登録し、その後、印刷処理(S1
9)のタスクを登録した後、露光処理(S16)のタス
クを登録する。これらの子タスクは、MBX処理によっ
て、それぞれの優先順位RDYjに分類登録され、RD
Y処理によって次々に起動される。また、これらの子タ
スクが起動されると、必要に応じてさらに孫タスクがメ
ールボックスMBXに登録され、それぞれRDY処理に
より起動される。
【0071】すなわち、初期設定のタスクTCBinを
含めた複数のタスクは、それぞれ、何らかの処理待ち状
態になるまで処理が進められる。***作成装置1内の内
部処理は、処理待ちの要因となっている他のタスクの処
理が進んで待ち状態が解除されれば、前述したマルチタ
スク処理によって次の処理に進むため、結果的には、使
用者の入力その他の操作待ちとなる。逆に言えば、使用
者の操作が行われた後は、また次の操作待ちになるま
で、エラー処理を含めた各タスクの処理が次々と行われ
る。
【0072】したがって、この結果、操作時の実感とし
て、種々の処理が並列かつ同時に行われる。すなわち、
この***作成装置1の処理では、使用者の操作を一つ一
つ待ってから次の処理に移るのに比べて、後に必要にな
る種々の処理を先行して行なうことができ、これによ
り、人間の待ち時間を極力削減することができ、高速化
を図ることができる。なお、上記のマルチタスク処理の
ような並列処理は、プログラムまたは上記のようなタス
ク処理を全て割込処理とし、発生した割込の優先順位を
制御する割込制御回路を採用することによって実現する
こともできる。
【0073】図17における点線の表示は、外見上同時
に並行処理されているタスク処理のイメージを示したも
のである。また、キャラクタ等入力処理(S15)、入
力エラー判定処理(S14)および製版画像作成処理
(S16)は、同時に処理される。具体的には、最初の
キャラクタ等(文字・記号・図形など)の入力を行って
から、次のキャラクタ等の入力を行うまで(S15)の
間に、テキスト内に入力された文字数等に不具合がない
か判断し(S14)、製版用の画像を作成する(S1
6)。これらの処理途中でキャラクタの入力が行われる
と(S15)、入力エラー判定処理(S14)および製
版画像作成処理(S16)は直ちに中止され、改めて最
初から各処理を再開する。そして、これらの期間中に
も、表示処理(S12)やブザー処理(S18)、およ
び製版シートBの挿入時にはシート処理(S17)が並
行して実行されている。
【0074】次に、本発明の画像形成装置における外字
作成方法の実施形態について、まず、図18を参照し
て、概要を説明し、その後、図19〜図25を参照し
て、詳述する。
【0075】一般に、パソコンやワープロなどで、予め
メモリ内に収納されていない文字パターンを必要とする
場合に、その文字パターン、すなわち外字をユーザーが
新たに作成して使用する。この場合、先ず外字を作成す
る機能を装置内から呼び出すと、ディスプレイ画面上に
外字作成のための指定エリアが表示される。そして、ユ
ーザーは、指定エリア内において、ドット状のカーソル
を上下方向および左右方向に移動させて外字を作成す
る。
【0076】これに対し、本発明における外字作成方法
は、ディスプレイ画面上の指定エリア内のカーソルを固
定とし、表示されている画像データ(外字データ)を上
下方向および左右方向にスクロールして外字を作成す
る。例えば、図18に示すように、表示器24の指定エ
リアD内に外字Eを作成する場合、図1に示す操作ダイ
ヤル23とボタン22aを操作して、指定エリアD内に
表示された外字データを上下方向および左右方向にスク
ロールして外字Eを作成する。この場合、ドット状のカ
ーソルFは指定エリアD内の中央部であるホームポジシ
ョンにいて移動せず、外字データが図18(a)から図
18(b)に示すように移動する。
【0077】このように、表示器24画面上のカーソル
の位置を移動せずに、外字を作成するための指定エリア
内に表示された外字データを上下左右にスクロールして
外字を作成するので、外字を作成するための指定エリア
が小さく、このためカーソルが極めて小さい場合でも、
カーソルの位置は常に決まった位置にあるのでこれを見
失うことがなく、かつ見やすい状態で外字を作成するこ
とができる。
【0078】次に、具体的な処理手順について、図19
〜図25を参照して詳述する。前述した図17のキャラ
クタ等入力処理(S15)のタスク実行中に、所定のボ
タン22aを押すと、キャラクタ等入力処理(S15)
の前回の入力モード、例えば、平仮名等を入力できる
「記述」、記号等を入力できる「記号」、イラスト等の
図形を入力できる「図形」、……、「外字」のうちのい
ずれかが表示器24に表示される。この表示状態でカー
ソル/変換キー32または文字入力キー33を操作する
と、表示内容が変更されるので、この表示内容として
「外字」を選択して実行キー31を押すと、「外字」の
選択枝のうちのさらに下位の選択枝、例えば、「登
録」、「修正」、「呼出」、「複写」、「消去」等が表
示される。
【0079】この表示状態で、同様の方法で「登録」を
選択して実行キー31を押すと、「外字登録」の外字管
理モードとなり、さらに下位の選択枝である登録番号が
表示される。この登録番号としては、外字として登録可
能な外字データの登録番号のうち、未登録の登録番号が
表示されるので、その中から同様の方法で今回登録する
登録番号を選択して、実行キー31を押すと、外字管理
モードの選択処理が終了し、キャラクタ等入力処理(S
15)の子タスクとして、図19に示す外字登録処理
(S80)が起動される。
【0080】前述のように、図17のキャラクタ等入力
処理(S15)と並行して、入力エラー判定処理(S1
4)が行われるので、この時点で、未登録の登録番号が
ないときには、エラーを表示するとともに、「外字登
録」の外字管理モードの設定をキャンセルして、「外
字」の選択枝のうちの他の選択枝、例えば、「修正」、
「呼出」、「複写」、「消去」等を表示する。この場
合、ユーザーは、他の選択枝を選択するか、所定のボタ
ン22aを押して上位階層に戻り、他の処理を行うこと
になる。
【0081】なお、前述のように、図17の表示処理
(S12)も、キャラクタ等入力処理(S15)と並行
して実行されているので、図19の画面表示処理(S8
02)は、実際には、図17の表示処理(S12)の子
タスクとして起動されるが、説明上、図19の外字登録
処理(S80)の一つの処理として図示している。
【0082】外字登録処理が開始すると、図19に示す
ように、まず、初期化を行う(S801)。この処理で
は、描画モードを、後述の「普通」のモードに設定し、
また、RAM302内に、図23(a)に示すような背
景データの格納領域や、同図(b)のような外字データ
の格納領域を確保する。この図23(a)の背景データ
の中央部に示されている白線太枠で囲まれる範囲が、初
期化後に表示器24に最初に表示される範囲に対応す
る。
【0083】また、同図(b)の外字データの中央部の
黒線太枠の範囲は、後述の図22(c)の表示器24の
指定エリアDに表示される範囲に対応している。これに
対し、細線で示す範囲は、16ドット×16ドットの
他、24ドット×24ドット、32ドット×32ドッ
ト、および48ドット×48ドットの外字データの寸法
を相対的に示していて、図示の各寸法の外字データの格
納領域は、前述の登録番号に対応して、かつ、上記の各
寸法の外字データ毎に確保される。
【0084】この初期化の処理(S801)が終了する
と、図19に示すように、画面表示処理(S802)を
行う。この画面表示処理(S80)が開始すると、図2
0に示すように、まず、画面表示をクリアする初期化を
行い(S821)、次に、モード文字表示を行う(S8
22)。この時点では、図19の初期化処理(S80
1)の直後なので、表示器24の最初の表示として、図
22(a)に示すように、画面右側に描画モードとして
設定した「普通」を表示する(S822)。
【0085】このモード文字表示(S822)が終了す
ると、図20に示すように、「普通」のモード文字の左
側に、そのときのカーソル座標の数値を表示する(S8
23)。この時点では、図19の初期化処理(S80
1)の直後なので、横方向のX座標の初期値として、図
22(a)に示すように、モード文字「普通」の左上側
に「16」を表示し、左下側に、縦方向のY座標の初期
値「16」を表示する。この[16、16]の座標は、
外字データGの領域の左下を基準位置として[0、0]
の座標としたときの最も右上の座標となる。なお、座標
の初期値を右上端、すなわち最大値としたのは、表示画
面が小さくドットサイズ表記が困難なため、最大座標値
から始めることにより、疑似的にドットサイズを表記す
るためである。
【0086】カーソル座標数値表示(S823)が終了
すると、前述の図23の背景データの画像を、背景画像
として、カーソル座標の左側に、表示器24の画面の左
端までの範囲(指定エリアDの範囲)で表示可能な分だ
け表示し(S824)、続いて、外字データGの画像を
表示する(S825)。この時点では、図19の初期化
処理(S801)の直後なので、図22(a)に示すよ
うに、外字が何も入力されていない状態の外字データG
が表示される。
【0087】外字データ表示(S825)が終了する
と、図20に示すように、次に、カーソルFの位置表示
ガイド(十字ガイド)を表示する(S826)。この十
字ガイドは、図22(a)に示すように、黒ドットで表
示される背景画像の上に、白ドットで表示され、その十
字の交差点がカーソルFの位置となる。これにより、カ
ーソルFが周囲の外字データGの状況によって見づらく
なるような場合にも、十字ガイドを参照してその交差点
をカーソルFとして判別し易くしている。なお、カーソ
ルFは常に同じ位置にあるので、この十字ガイドは、表
示器24の画面の表面に、画面の中の表示が見やすいよ
うに、例えば、細い線を刻むことにより付加しても良
い。その場合には、上記の十字ガイド表示(S826)
の処理は不要となる。
【0088】十字ガイド表示(S826)が終了する
と、図20に示すように、次に、カーソルFを表示する
(S827)。このカーソルFは、「普通」のモードの
ときには、所定のボタン22aを押すことにより、白ド
ット表示と黒ドット表示とを切り替えて選択できるよう
になっていて、通常は、カーソルFの周辺が黒ドットの
ときは白ドット表示を、周辺が白ドットのときは黒ドッ
ト表示を選択することにより、カーソルFの位置を見や
すくするようにして用いる。
【0089】カーソル表示(S827)が終了すると、
画面表示処理(S802)を終了する(S828)。こ
の時点では、図19の初期化処理(S801)の直後な
ので、図22(a)に示す表示状態で終了する。この画
面表示処理(S802)は、以下に説明する各処理にお
いて、何らかのキー入力等がある度に表示画面を変更す
るために実行される。後述の他の状態で画面表示処理
(S802)が行われたときの表示画面が、図22
(b)等であり、以下では、その時に起動される画面表
示処理(S802)の処理の説明の代わりに、そのとき
の表示画面を参照して説明する。
【0090】画面表示処理(S802)が終了すると、
図19に示すように、次に、操作ダイヤル23が回転し
たか否かを判別する(S803)。この操作ダイヤル2
3の回転は、後述の描画モードの変更を意味するので、
操作ダイヤル23が回転したとき(S803:Yes)
には、次に、後述の設定画面変更処理(S813)を行
う。
【0091】操作ダイヤル23が回転していないとき
(S803:No)には、次に、キー入力有りか否かを
判別し(S804)、キー入力がないとき(S804:
No)には、再度、操作ダイヤル回転判別(S803)
を行う。すなわち、操作ダイヤル23の回転か何らかの
キー入力があるまで、この操作ダイヤル回転判別(S8
03)およびキー入力有無判別(S804)によるルー
プ処理が行われる。なお、前述のように、図17のキャ
ラクタ等入力処理(S15)と並行して、入力エラー判
定処理(S14)が行われるので、この時点で、後述の
処理に関与する所定のキーや操作ダイヤル23以外の操
作が行われたときには、エラーを表示するとともに、ル
ープ処理に戻ることになる。
【0092】所定のキー入力があったとき(S804:
Yes)には、図19に示すように、次に、押下キー&
設定状態判定処理(S805)を行い、その判定結果に
応じて、描画モードが「普通」に設定されているときに
は、次に、普通設定処理(S806)を行い、「黒塗」
に設定されているときには、黒塗設定処理(S807)
を行い、「白塗」のときには、白塗設定処理(S80
8)を行い、カーソル/変換キー(以下、「カーソルキ
ー」と略す。)32が押下されたときには、カーソル座
標移動処理(S809)を行い、次に、その処理結果に
応じた画面表示処理(S802)を行う。一方、「終
了」が設定され表示されているときに実行キー31が押
下されたときには、終了処理(S810)を行う。
【0093】前述のように、初期化処理(S801)の
直後には、表示器24の最初の表示として、図22
(a)に示すように、描画モードとしての「普通」、
[X、Y]座標の初期値としての[16、16]の座
標、背景データの画像、および外字が何も入力されてい
ない外字データGの画像が表示される。同図(b)〜
(d)は、この「普通」の表示状態で、すなわち、図1
9の普通設定処理(S806)が行われる状態で、所定
のボタン22aとカーソルキー32を操作して、外字E
を作成する場合の表示画面を示していて、図22(b)
および(c)はそれぞれ前述の図18(a)および
(b)に対応している。
【0094】外字Eの作成途中の図22(b)に示す状
態は、カーソルFが座標[09、11]に位置してい
る。この状態でカーソルキー32を操作して、例えば、
右方向の座標位置にカーソルFを移動させるときは、実
際には、表示器24に表示された外字データGが反対方
向の左方向に移動し、カーソルFは画像表示部分の中
央、すなわちホームポジションに表示されていながら、
外字データG上の座標としては右方向に移動する。左方
向、上方向、下方向の座標位置にカーソルFを移動させ
るときも同様に、指定エリアDがそれぞれ反対の右方
向、下方向、上方向に移動することにより、座標移動が
行われる。
【0095】図22(b)の状態で所定のボタン22a
(以下、この所定のボタン22aを仮に「シフトキー2
2a」という。)を押し、次に、カーソルキー32を操
作してカーソルFを座標[10、11]に移動させ、再
度シフトキー22aを押してからカーソルFを座標[1
1、11]に移動させると、同図(c)に示す表示状態
となり、図示のように、座標[09、11]と座標[1
0、11]のドットを反転できる。すなわち、同図
(b)の座標[09、11]および座標[10、11]
の白ドットを反転させて黒ドットにすることができる。
なお、座標[09、11]の状態でシフトキー22aを
押しながらカーソルキー32を操作することにより、上
記の反転処理を連続して行うこともできる。
【0096】上述の処理は、図19の画面表示処理(S
802)〜ダイヤル回転判別(S803)〜キー入力有
無判別(S804)〜押下キー&設定状態判定処理(S
805)〜普通設定処理(S806)〜画面表示処理
(S802)のループ処理で行われる。すなわち、上述
のドット反転処理は、描画モードとして「普通」が選択
・設定されて、図19の普通設定処理(S806)が行
われる状態での処理の一例であり、その処理フローは、
図21に示すようになる。
【0097】同図に示すように、シフトキー22aが押
下されて、普通設定処理(S802)が開始すると、ま
ず、そのときのカーソルFの位置のドット状態、すなわ
ち黒ドットか白ドットかを取得し(S821)、黒ドッ
トか否かを判別する(S822)。黒ドットでないと
き、すなわち白ドットのとき(S822:No)には、
黒ドットをセットし(S823)、黒ドットのとき(S
822:Yes)には、白ドットをセットして(S82
4)、終了する(S825)。なお、黒ドットをセット
されたドット、白ドットをその逆のリセットされたドッ
トとして処理する場合には、図中の()内に示すよう
に、セットされたドットがそのときのカーソルFの位置
にないとき(S822:No)には、ドットセットを行
い(S823)、セットされたドットがあるとき(S8
22:Yes)には、ドットリセットを行って(S82
4)、終了する(S825)。
【0098】また、カーソルFが座標[11、11]に
位置する前述の図22(c)の状態で、シフトキー22
aを押さないで、カーソルキー32を操作してカーソソ
ルFを座標[11、09]に移動させると、同図(d)
に示す表示状態となり、この場合、その間の座標、すな
わち図示の座標[11、11]と座標[11、10]の
ドットは反転されず、単にカーソルFの座標を移動する
だけの処理となる。このように、カーソルFの座標移動
のみ行う処理が、前述の図19のカーソル座標移動処理
(S809)である。
【0099】次に、前述の図19の外字登録処理(S8
0)において、操作ダイヤル23の回転が判別されたと
き(S803:Yes)に、次に実行される設定画面変
更処理(S813)について、図24を参照して説明
し、続いて、変更後の各描画モードにおける処理、すな
わち黒塗設定処理(S807)、白塗設定処理(S80
8)、および終了処理(S810)について、説明す
る。
【0100】図24(a)に示す(図22(a)と同
じ)表示状態で、操作ダイヤル23を左に回転させる
と、同図(a)〜(d)に示す順番で、すなわち「普
通」の表示状態から「普通」→「黒塗」→「白塗」→
「終り?」→「普通」のように表示変更する。操作ダイ
ヤル23を逆に回転させたときには、逆に「普通」→
「終り?」→「白塗」→「黒塗」→「普通」のように表
示変更する。以上の処理は、図19の画面表示処理(S
802)〜ダイヤル回転判別(S803)〜設定画面変
更処理(S813)〜画面表示処理(S802)のルー
プ処理で行われる。
【0101】また、図24(b)の表示状態、すなわち
描画モードとして「黒塗」が選択・設定されて、図19
の黒塗設定処理(S807)が行われる状態で、カーソ
ルFを任意の始点位置に移動して、シフトキー22aま
たは実行キー31を押すと、その始点位置のドットとし
て黒ドットがセットされる。続いて、カーソルFを任意
の位置に移動させると、移動中のカーソルFと始点位置
とを結ぶ線を対角線とする黒ベタ塗りの四角が、カーソ
ルFの移動と連動して伸び縮みしながら表示される。そ
の状態で任意の終点位置に移動して、シフトキー22a
または実行キー31を押すと、そのときの黒ベタ塗りの
四角内のドットが、全て黒ドットにセットされる。
【0102】なお、この「黒塗」の描画モードのまま、
単一のドットを黒ドットにセットしたいときには、その
ドットを上記の始点位置と終点位置の2つのドットとし
て重複して指定すれば良い。すなわち、ドット指定の描
画モードとしても利用できる。また、上下または左右の
座標のみ異なる2つのドットを指定することにより、上
下方向の直線または左右方向の直線上のドット群を一括
して黒ドットにセットする、線指定の描画モードとして
も利用できる。
【0103】上述の処理は、図19の画面表示処理(S
802)〜ダイヤル回転判別(S803)〜キー入力有
無判別(S804)〜押下キー&設定状態判定処理(S
805)〜黒塗設定処理(S807)〜画面表示処理
(S802)のループ処理で行われる。
【0104】また、図24(c)の表示状態、すなわち
「白塗」の描画モードのときの図19の白塗設定処理
(S808)が行われる状態で、カーソルFを任意の始
点位置に移動して、シフトキー22aまたは実行キー3
1を押すと、その始点位置に白ドットがセットされる。
「黒塗」の場合と同様に、続いて、カーソルFを任意の
位置に移動させると、その移動と連動して伸び縮みする
白ベタ塗りの四角が表示されるので、任意の終点位置で
シフトキー22aまたは実行キー31を押すと、白ベタ
塗りの四角内のドットが、全て白ドットにセットされ
る。なお、この「白塗」の描画モードも、「黒塗」と同
様に、ドット指定や線指定の描画モードとしても利用で
きる。
【0105】上述の処理は、図19の画面表示処理(S
802)〜ダイヤル回転判別(S803)〜キー入力有
無判別(S804)〜押下キー&設定状態判定処理(S
805)〜白塗設定処理(S808)〜画面表示処理
(S802)のループ処理で行われる。
【0106】また、図24(d)の表示状態、すなわち
「終り?」の描画モードのときの図19の終了処理(S
810)が行われる状態で、実行キー31を押すと、そ
のときの外字データGが、図23で前述した登録番号お
よび各寸法に対応した外字データの格納領域に格納され
記憶される。上述してきたように、この時点では、16
ドット×16ドットの外字データGに対する外字作成が
終了したので、16ドット用の格納領域に記憶される。
【0107】終了処理(S810)が終了すると、図1
9に示すように、次に、48ドットが終了したか否かを
判別する(S811)。この時点では、16ドットのみ
終了なので(S811:No)、次に、24ドットに対
応するドット構成変更設定処理を行い(S812)、そ
れに応じて、設定画面変更処理を行った(S813)
後、画面表示処理(S802)を行う。そして、以下、
16ドットのときと同様に、24ドットの外字データG
に対する外字作成が行われることになる。
【0108】次に、図23(b)および図25を参照し
て、このドット構成変更設定処理(S812)につい
て、説明する。
【0109】前述のように、図23(b)に示す各寸法
の外字データの格納領域は、前述の登録番号に対応し
て、かつ、各寸法の外字データ毎に確保されているの
で、16ドットの外字作成が終了すると、その外字デー
タGは、指定登録番号の外字データの格納領域のうち、
同図に示す16ドット×16ドットの寸法の外字データ
の格納領域に記憶され、その登録番号の16ドットの外
字登録が終了する。
【0110】この16ドットの外字登録が終了すると、
***作成装置1の制御部300は、その16ドットの外
字データGから、縦・横の両寸法をそれぞれ1、5倍に
した24ドットの外字データGと、同様に両寸法を2倍
にした32ドットの外字データGとを生成して、対応す
る外字データの格納領域に格納する。これらの外字デー
タGの生成処理およびその格納・記憶が終了すると、初
期状態の描画モードとして「普通」を設定する。
【0111】ここまでの処理が、16ドットの外字作成
終了時の、前述の図19のドット構成変更設定処理(S
812)であり、この後、表示および処理対象の外字デ
ータのサイズを24ドットに変更して(S813)、画
面表示処理(S802)を行い、これにより、続いて、
16ドットのときと同様に、24ドットの外字データG
に対する外字作成が行われる。なお、サイズを拡大した
外字データGの生成は、24ドットの外字作成終了時に
も行われ、このときには、その24ドットの外字データ
Gから、縦横各2倍の48ドットの外字データGを生成
して格納・記憶する。
【0112】図25(a)は、前述の図22(a)およ
び図24(a)と同じ16ドットのときの初期状態の表
示画面を、図25(b)は、24ドットのときの初期状
態の表示画面を示している。図示のように、24ドット
のときにも、座標の初期値として最大座標値、すなわち
座標[24、24]を表示することにより、疑似的にド
ットサイズを表記していて、そのときの外字データGの
サイズは、16ドットのときの1、5×1、5倍とな
る。
【0113】なお、図25では、外字データ表示の大き
さの違いを示すために、外字が何も入力されていない初
期状態の外字データGを表示した表示画面を示したが、
実際には、24ドットのときの画面に、16ドットの外
字作成で作成された外字データGの1、5×1、5倍の
外字データGが表示される。
【0114】一般に、小さいサイズの画像を作成してそ
れを拡大すると、その画像の粗さが目立つようになり、
特に曲線部分を疑似的に複数の階段状のドットで描いた
部分等は、それが顕著になってしまう。このため、***
作成装置1では、例えば、上記の24ドット表示された
画面において、16ドットで作成した外字データGを修
正することにより、そのドット数に適合した精密さでよ
り見栄えの良い画像、すなわち見栄えの良い外字を作成
できるようにしている。
【0115】また、***作成装置1では、さらに拡大し
た画像(外字)に対しても、同様の修正ができるように
している。すなわち、24ドットの外字作成終了時の図
19のドット構成変更設定処理(S812)および設定
画面変更処理(S813)では、16ドットの外字デー
タGを縦横各2倍にした前述の32ドットの外字データ
Gを、図25(c)に示すように、指定エリアD内に表
示するので、その後、32ドットに適した外字に修正す
ることができる。また、32ドットの外字作成が終了し
た後、同様に、図25(d)の48ドット用の表示画面
上で、24ドットの外字データGを縦横各2倍にした前
述の48ドットの外字データGの外字を、48ドットに
適した外字に修正できる。
【0116】48ドットでの外字作成が終了して図19
で前述の終了処理(S810)が終了すると、同図に示
すように、次に、48ドットが終了したか否かを判別す
る(S811)。この時点では、48ドット終了となる
(S811:Yes)ので、外字登録処理(S80)の
全処理を終了する(S814)。
【0117】なお、***作成装置1では、前述のよう
に、「外字」の選択枝の下位の選択枝として、上述した
「登録」以外に、「修正」、「呼出」、「複写」、「消
去」等がある。まず、「修正」を選択した場合には、
「外字修正」の外字管理モードとなり、「登録」の場合
と同様に、さらに下位の選択枝として登録番号が表示さ
れる。この場合、「登録」の場合とは異なり、外字を登
録済みの登録番号が表示され、いずれかを選択して実行
キー31を押すと、図17のキャラクタ等入力処理(S
15)の子タスクとして、外字修正処理が起動される。
なお、「外字修正」を選択する場合には、外字を登録済
みの登録番号がないときなどに、図17の入力エラー判
定処理(S14)により、入力のエラー表示がされる。
【0118】この外字修正処理では、図19で前述した
外字登録処理(S80)の初期化処理(S801)の直
後の画面表示処理(S802)で表示される画像が、す
でに登録済みの指定登録番号の外字データの画像とな
る。また、16ドット、24ドット、32ドット、およ
び48ドットの外字データGが互いに独立していて、例
えば、前述の外字登録処理(S80)では、16ドット
の外字データGから24ドットや32ドットの外字デー
タGを生成したが、この外字修正処理では、他のドット
数の外字データには影響しない。これら以外の処理に関
しては、外字登録処理と同じであり、作成された外字デ
ータGは、指定の登録番号の外字データの格納領域に格
納され(書き換えられ)、記憶される。
【0119】「呼出」を選択した場合には、同様に、さ
らに下位の選択枝として登録番号が表示される。この場
合、「修正」の場合と同様に、登録済みの登録番号が表
示され、いずれかを選択して実行キー31を押すと、テ
キストデータとして指定登録番号の外字が呼び出され
る。すなわち、この「外字呼出」を選択することによ
り、平仮名や記号等を***画像用のテキストデータとし
て入力するのと同様に、外字を***画像として利用でき
る。なお、この場合も、「修正」の場合と同様に、外字
を登録済みの登録番号がないときなどに、入力のエラー
表示がされる。
【0120】「複写」を選択した場合には、同様に、下
位の選択枝として登録番号が表示される。この場合、ま
ず、「修正」の場合と同様に、登録済みの登録番号が表
示され、いずれかを選択して実行キー31を押すと、次
に、「登録」の場合と同様に、未登録の番号が表示され
るので、さらにいずれかを選択して実行キーを押すと、
登録済みの指定登録番号の外字データが、未登録の指定
登録番号の外字データの格納領域に複写(コピー)され
る。すなわち、この「複写」により同じ外字を別の登録
番号にコピーしておき、例えば、「修正」により一部変
更した外字を作成するなど、適用範囲が広く、外字作成
をさらに容易にすることができる。なお、この場合、登
録済みの登録番号がないときと、未登録の登録番号がな
いときなどに、入力のエラー表示がされる。
【0121】「消去」を選択した場合には、同様に、下
位の選択枝として登録済みの登録番号が表示されるの
で、いずれかを選択して実行キー31を押すと、その指
定登録番号の外字データを消去できる。すなわち、この
「消去」により不要となった外字を消去して整理し、未
登録の登録番号を増加させることにより、新たに必要に
なる外字をより多く登録することができるようになる。
なお、この場合も、登録済みの登録番号がないときなど
に、入力のエラー表示がされる。
【0122】上述のように、***作成装置1では、表示
器24(ディスプレイ)の指定エリアDのカーソルFの
位置を移動せずに、指定エリアD内の外字データ(画像
データ)Gを上下左右にスクロールして外字を作成する
ので、カーソルFの位置を見失うことがなく、かつ見や
すい状態で外字を作成することができる。また、十字ガ
イド(位置表示ガイド)の十字の交差点がカーソルFの
位置を示すので、カーソルFが周囲の外字データGの状
況によって見づらくなるような場合にも、カーソルFの
位置が判別し易くなっている。
【0123】また、「普通」、「黒塗」、「白塗」の3
つの描画モードがあり、3つ(複数)の描画モードのう
ちの一つを、作成しようとする外字の特徴に応じて任意
に選択できるので、外字を容易に作成できる。例えば、
「普通」(ドット反転描画モード)を選択したときに
は、任意のドットをドット単位で指定して、そのドット
を反転、すなわち黒ドットなら白ドットに、白ドットな
ら黒ドットに反転させることができる。また、「黒塗」
や「白塗」(範囲指定描画モード)を選択したときに
は、外字データ上の2つのドットを指定して、任意の四
角の範囲を範囲指定することができ、一括して黒ドット
または白ドット(同一のドット情報)をセット(設定)
できる。
【0124】また、「登録」、「修正」、「呼出」、
「複写」、「消去」等の複数の外字管理モードがあるの
で、そのうちの一つを、必要に応じて任意に選択して、
外字データの管理ができ、また、より容易かつ効率的に
外字を作成できる等の利点がある。例えば、上述のよう
に、「修正」(外字修正モード)を選択した場合には、
登録済みの外字を修正して他の外字として流用できる。
また、「呼出」(外字呼出モード)を選択した場合に
は、登録済みの外字データから対応するテキストデータ
を生成できるので、任意の記号や図形等のテキストデー
タを作成でき、バラエティに富んだテキストデータを用
意できる。
【0125】また、「複写」(外字複写モード)を選択
した場合には、登録済みの外字データを複写し、その外
字データを他の処理で利用するようにすれば、外字デー
タの加工等を行うときにも、元の外字データをそのまま
の状態で保管することができる。この場合、外字修正モ
ードとともに利用すれば、元の外字データと修正後の外
字データ等を同時に登録しておくことができ、外字のレ
パートリーが広がる。また、「消去」(外字消去モー
ド)を選択した場合には、登録済みの外字データのうち
の不要となった外字データを消去することができ、外字
登録するRAM302(メモリ等)の格納(記憶)領域
を節約できる。
【0126】なお、上述した実施形態では、ディスプレ
イ自体が小さい場合について説明したが、本発明は、例
えば、同一のディスプレイ画面上で、多数の画面を開い
て作業できるパソコンやワークステーション等におい
て、多数画面を表示して作業している片隅で、いわゆる
アイコン並の大きさの画面(指定エリア)内に表示され
た画像データ上に、手ごろな図形等の外字を作成する場
合などにも適用できる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の外字作成
方法によれば、画像形成装置のディスプレイ画面上の外
字作成エリアが小さい場合でも、容易かつ効率的に良好
な外字を作成することができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置を備え
た***作成装置の外観図である。
【図2】***作成装置の機械装置部の内部構造図であ
る。
【図3】***本体の構造図である。
【図4】製版シートの構造図である。
【図5】機械装置部の露光装置廻りの平面図である。
【図6】開閉蓋を取り去った状態のポケット廻りの平面
図である。
【図7】各種***本体のポケットへの装着状態を表した
構造説明図である。
【図8】各種***本体の判別パターンを説明する説明図
である。
【図9】***検出部の検出動作を表した断面図である。
【図10】ポケットおよび***検出部廻りの平面図であ
る。
【図11】***作成装置の制御ブロック図である。
【図12】***作成装置のマルチタスク処理の概念図で
ある。
【図13】***作成装置の処理手順を示そうと試みたフ
ローチャートである。
【図14】***作成装置の主な処理を示す階層処理ダイ
ヤグラムである。
【図15】***作成装置のタスク監視・切替処理を示す
階層処理ダイヤグラムである。
【図16】***作成装置の現タスク実行処理の階層処理
ダイヤグラムである。
【図17】***作成装置の主要タスク起動処理の一例を
示すフローチャートである。
【図18】外字作成方法の概要を示す説明図である。
【図19】外字作成方法の基本となる外字登録処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図20】図19の外字登録処理のうちの画面表示処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】図19の外字登録処理のうちの普通設定処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】「普通」の描画モードのときの表示画面、外
字データのスクロールおよびドット反転処理の説明図で
ある。
【図23】背景データおよび外字データの格納領域並び
にそれらの寸法の説明図である。
【図24】各描画モードのときの表示画面の説明図であ
る。
【図25】外字データのサイズを変更したときの表示画
面の説明図である。
【符号の説明】
1 ***作成装置 12 発光素子 21 操作部 22 プッシュボタン群 23 操作ダイヤル 24 表示器 31 実行キー 32 カーソル/変換キー 33 文字入力キー 56 印字ヘッド 57 プラテンローラ 64 印字部 65 露光部 66 ***検出部 67 周囲温度センサ 191 紫外線光源 300 制御部 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 入力インタフェース 305 出力インタフェース 306 システムバス A ***本体 B 製版シート C インクリボン D 指定エリア F カーソル G 外字データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ画面上の指定エリア内に表
    示された画像データ上に、ドット状のカーソルを使用し
    て外字を作成する画像形成装置における外字作成方法に
    おいて、 前記指定エリア内の前記カーソルを固定とし、前記画像
    データを上下方向および左右方向にスクロールして外字
    を作成することを特徴とする画像形成装置における外字
    作成方法。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置が、前記ディスプレイ
    画面を見たときに前記カーソルの位置で交差する複数線
    から成る位置表示ガイドを有することを特徴とする、請
    求項1に記載の画像形成装置における外字作成方法。
  3. 【請求項3】 前記カーソルによる複数の描画方法を実
    行するための複数の描画モードを有することを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の画像形成装置における外
    字作成方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の描画モードには、前記画像デ
    ータの前記カーソル位置に対応するドットのドット情報
    を反転させるためのドット反転描画モードが含まれるこ
    とを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置におけ
    る外字作成方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の描画モードには、前記カーソ
    ルにより前記画像データ上の2つのドットを指定して、
    その2つのドットを結ぶ線を対角線とする四角の範囲の
    ドット群に、同一のドット情報を設定するための範囲指
    定描画モードが含まれることを特徴とする、請求項3ま
    たは4に記載の画像形成装置における外字作成方法。
  6. 【請求項6】 いずれか1つを任意に選択して前記画像
    データを管理するための複数の外字管理モードを有し、 この複数の外字管理モードには、前記画像データ上に前
    記外字を作成して登録するための外字登録モードが含ま
    れることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに
    記載の画像形成装置における外字作成方法。
  7. 【請求項7】 前記外字管理モードには、 登録済みの画像データの外字を修正して再登録するため
    の外字修正モード、 登録済みの画像データを呼び出して、対応するテキスト
    データを生成する外字呼出モード、 登録済みの画像データを複写して、別の画像データとし
    てさらに登録する外字複写モード、および、 登録済みの画像データを消去する外字消去モード、のう
    ちの少なくとも1つがさらに含まれることを特徴とす
    る、請求項6に記載の画像形成装置における外字作成方
    法。
JP8291142A 1995-12-28 1996-10-14 画像形成装置における外字作成方法 Pending JPH09237078A (ja)

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