JPH09185182A - トナー用樹脂組成物及びトナー - Google Patents

トナー用樹脂組成物及びトナー

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JPH09185182A
JPH09185182A JP20996A JP20996A JPH09185182A JP H09185182 A JPH09185182 A JP H09185182A JP 20996 A JP20996 A JP 20996A JP 20996 A JP20996 A JP 20996A JP H09185182 A JPH09185182 A JP H09185182A
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JP
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resin
molecular weight
toner
polymer component
parts
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JP20996A
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English (en)
Inventor
Masazumi Okuto
正純 奥戸
Toshiharu Furukawa
敏治 古川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着温度範囲が広く、耐オフセット性、耐ブ
ロッキング性に優れた加熱ローラー定着用トナーを得る
ためのトナー用樹脂組成物及びこれを用いたトナーを提
供すること。 【解決手段】 分子量分布における極大値が3×103
〜5×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、分子
量分布における極大値が3×105 〜5×106の範囲
にある高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系
共重合体であり、上記高分子量重合体成分の酸価が10
KOHmg/g 以上であり、且つ、高分子量重合体成分の酸価
が低分子量重合体成分の酸価よりも大きい樹脂(A)
と、グリシジル基又はβ−メチルグリシジル基を有する
ビニル系単量体とその他のビニル系単量体との共重合体
からなる樹脂(B)とを主要樹脂成分として含有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真等に使用
するトナー用樹脂及びトナーに関するものであり、詳細
には、静電荷像を現像する方式の内のいわゆる乾式現像
方式に使用するトナー用樹脂組成物及びそれを用いたト
ナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方式として乾式現像方式が多用されている。この乾式
現像方式では、樹脂にカーボンブラック等の着色剤を分
散させたトナーと呼ばれる摩擦帯電性の微粉末現像剤が
用いられる。
【0003】通常、摩擦によって帯電したトナーは、電
気的引力により感光体上の静電潜像に付着してトナー像
が形成され、次いでこのトナー像が用紙上に転写され、
トナーに対して離けい性を有する加熱ローラーで定着さ
れる。
【0004】この様なトナーには、耐オフセット性(加
熱ローラーにトナーが付着しないこと)、定着性(トナ
ーが用紙に強固に付着すること)、耐ブロッキング性
(トナー粒子が凝集しないこと)等の諸性能が要求され
る。特に、広い定着温度範囲を持ち、耐オフセット性に
優れたトナーが要求される。
【0005】この要求に応じるものとして、特開平3−
118552号公報には、カルボキシル基を含有するス
チレン・アクリル系共重合体に多価金属化合物を反応さ
せた樹脂にグリシジル基又はβ−メチルグリシジル基を
含有する樹脂を混合し、加熱時に架橋反応を起こさせ良
好な耐ブロッキング性、耐オフセット性、定着特性を得
ることが提案されている。これによると、加熱時に架橋
反応するのは低分子量部とグリシジル基含有樹脂であり
広い定着温度範囲を得ることはできるが、十分な耐オフ
セット性が得られない場合や定着性を悪くする場合があ
った。
【0006】また、特開平7−191496号公報に
は、高分子量体部分にカルボン酸成分を含有させること
が提案されているが、帯電特性は良くなるものの、より
広い定着温度範囲、更には、良好な耐オフセット性を得
ることは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した先行技術の種々の欠点を解消し、定着温度範囲が広
く、耐オフセット性、耐ブロッキング性に優れた加熱ロ
ーラー定着用トナーを得るためのトナー用樹脂組成物及
びこれを用いたトナーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を達成するためになされたものであり、請求項1記載の
発明は、分子量分布における極大値が3×103 〜5×
104 の範囲にある低分子量重合体成分と、分子量分布
における極大値が3×105 〜5×106 の範囲にある
高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系共重合
体で、上記高分子量重合体成分の酸価が10KOHmg/g 以
上であり、かつ高分子量重合体成分の酸価が低分子量重
合体成分の酸価よりも大きい樹脂(A)とグリシジル基
又はβ−メチルグリシジル基を有するビニル系単量体と
その他のビニル系単量体との共重合体からなる樹脂
(B)とを主要樹脂成分として含有していることを特徴
とするトナー用樹脂組成物である。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明のトナー用樹脂組成物を主成分として含有
していることを特徴とするトナーである。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて樹脂(A)に用いられるビニル系共重合体として
は、例えば、スチレン系単量体、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル単量体、等を構成単位とすること
が好ましい。
【0011】上記スチレン系単量体としては、例えば、
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチル
スチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチル
スチレン、p−ter−ブチルスチレン、p−n−ヘキ
シルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノ
ニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデ
シルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレ
ン等が挙げられ、中でもスチレンが最も好ましい。
【0012】上記アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ステ
アリル等のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエ
ステルの他、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸
フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸
フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタク
リル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸グリシジル、ビスグリシジル
メタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、メタクリロキシエチルホスフェート等が挙げら
れ、中でも、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸n−ブチル及びアクリル酸2−エチル
ヘキシルが好ましく用いられる。
【0013】本発明において用いられるその他のビニル
系単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、α−エチルアクリル酸、クロトン酸等のアクリル酸
並びにそのα−及びβ−アルキル誘導体、フマル酸、マ
レイン酸、シトラコン酸、イタコン酸等の不飽和ジカル
ボン酸及びそのモノエステル誘導体及びジエステル誘導
体、コハク酸モノアクリロイルオキシエチルエステル、
コハク酸モノメタクリロイルオキシエチルエステル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド
等が挙げられる。
【0014】本発明において用いられるビニル系共重合
体はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)で測定された分子量分布において、前記低分子量重
合体成分の分子量分布の極大値が3×103 〜5×10
4 の範囲にあり、前記高分子量重合体成分の分子量分布
の極大値が3×105 〜5×106 の範囲にあることが
必要である。
【0015】低分子量重合体成分の分子量分布の極大値
が、上記範囲より小さいとトナーの耐ブロッキング性が
悪化するおそれがあり、また上記範囲よりも大きいと定
着性が低下することがある。
【0016】また、高分子量重合体成分の分子量分布の
極大値が、上記範囲より小さいと耐オフセット性が悪化
するおそれがあり、上記範囲よりも大きいと定着性が低
下することがある。
【0017】上記低分子量重合体成分と高分子量重合体
成分とを含む上記ビニル系共重合体では、高分子量重合
体成分の含有量がビニル系共重合体中10重量%よりも
少ない場合には、耐オフセット性が低下する場合があ
る。従って、好ましくは、ビニル系共重合体中の高分子
量重合体成分の含有量は10重量%以上とされ、より好
ましくは20重量%以上とされる。
【0018】更に、上記ビニル系共重合体中の高分子量
重合体成分の含有量が50重量%より高い場合には、十
分な定着性を得ることができないことがあるため、好ま
しくは、高分子量重合体成分の含有量は50重量%以下
とされる。
【0019】また、上記ビニル系共重合体は、トナーの
耐ブロッキング性を高めるためには、そのガラス転移点
が50℃以上のものであることが好ましい。
【0020】本発明のトナー用樹脂における高分子量重
合体成分の酸価は、10KOHmg/g 以上であることが必要
である。高分子量重合体成分の酸価が10KOHmg/g 未満
だと重合体中に含有されている酸成分の凝集力が弱く十
分な定着性及び耐ブロッキング性が得られなかったり、
樹脂(B)中のグリシジル基又はβ−メチルグリシジル
基との架橋反応が起こりにくく十分な耐オフセット性が
得られない場合がある。
【0021】また、酸価において上限の数値は特に限定
されるものではないが、酸成分による凝集力が強過ぎて
粘度が高くなったり、溶剤溶解性が極度に悪化する場合
もあるため、150KOHmg/g 以下が好ましく用いられ
る。
【0022】また、本発明のトナー用樹脂組成物におい
て用いられるビニル系共重合体においては、高分子量重
合体成分の酸価を低分子量重合体成分の酸価よりも大き
くする必要がある。低分子量重合体成分の酸価が高分子
量重合体成分の酸価以上であると、高分子量重合体成分
の酸価が10KOHmg/g 以上であり、且つ、低分子量重合
体成分の酸価がそれよりも大きくなることにより、ビニ
ル系共重合体としての酸価が非常に高くなって耐ブロッ
キング性が低下したり、低分子量重合体成分及び高分子
量重合体成分共に酸成分による凝集力が強くなって、定
着性が低下することがある。
【0023】更に、上記高分子量重合体成分の酸価を高
くすることにより樹脂(B)中のグリシジル基又はβ−
メチルグリシジル基との架橋反応が優先的に起こり、よ
り優れた耐オフセット性を奏する。
【0024】また、上記酸成分としては、特に限定され
ないが、例えば、カルボン酸、スルホン酸、スルフィン
酸、ホスホン酸、ホウ酸等の基の一種又は二種以上が用
いられ、このうち、酸の凝集力及び共重合の容易さから
カルボン酸が好ましく用いられる。
【0025】上記ビニル系共重合体の合成法としては、
例えば、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊重合等が利
用できる。低分子量重合体成分と高分子量重合体成分
は、熱溶融ブレンドされてもかまわないが、より均一に
分散させるためには、溶剤に分散された上で脱溶剤され
るのが好ましく、より好ましくは、高分子量重合体成分
の存在下で低分子量重合体成分を重合する方法である。
【0026】また、本発明においては、必要に応じて、
樹脂(A)中の酸基と反応する多価金属化合物が添加さ
れても良い。該多価金属化合物の金属としては、例え
ば、Cu、Ag、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Z
n、Cd、Al、Ti、Ge、Sn、V、Cr、Mo、
Mn、Fe、Co、Ni等が挙げられ、中でも、アルカ
リ土類金属及び亜鉛族金属が好ましく、より好ましく
は、Mg及びZnである。
【0027】上記多価金属化合物としては、例えば、弗
化物、塩化物、塩素酸塩、臭化物、沃化物、酸化物、水
酸化物、硫化物、亜硫酸塩、硫酸塩、セレン化物、テル
ル化物、窒化物、硝酸塩、燐化物、ホスフィン酸塩、燐
酸塩、炭酸塩、オルト珪酸塩、酢酸塩、蓚酸塩、メチル
化物、エチル化物、等の低級アルキル金属化合物、など
が挙げられ、好ましくは、酢酸塩及び酸化物である。
【0028】上記ビニル系共重合体に多価金属化合物を
反応させる方法としては、例えば、ビニル系共重合体を
溶液重合させた後、必要に応じて有機溶剤中に分散させ
た多価金属化合物を系内に投入し、適当な温度で反応を
行う方法が挙げられ、場合により、ビニル系共重合体の
重合反応を開始する前に多価金属化合物を有機溶剤と共
に系内に分散させておいても良い。
【0029】更に、ビニル系共重合体を溶液重合させた
後溶剤を留去して得られたビニル系共重合体に多価金属
化合物を混合し、ロールミル、ニーダー、押出し機を用
いて適当な温度で溶融混練しても良い。
【0030】上記多価金属化合物は、酸基を有するビニ
ル系単量体1モルに対し、0.1〜1モル使用されるの
が好ましく、その反応温度は、一般に100〜200℃
が好ましい。
【0031】本発明において、樹脂(B)に用いられる
グリシジル基又はβ−メチルグリシジル基を有するビニ
ル系単量体としては、例えば、アクリル酸グリシジル、
アクリル酸β−メチルグリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸β−メチルグリシジル、アリルグリ
シジルエーテル等が挙げられる。
【0032】また、上記グリシジル基又はβ−メチルグ
リシジル基を有するビニル系単量体と共重合させるその
他のビニル系単量体としては、例えば、前記樹脂(A)
に用いられる、スチレン系単量体、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、等の他、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、塩化ビニル、エチレン、プロピレン等
が挙げられる。これ等の中でも、スチレン系単量体とア
クリル酸エステル又はメタクリル酸エステルとの両方が
用いられるのが好ましい。
【0033】上記樹脂(B)において、グリシジル基又
はβ−メチルグリシジル基を有するビニル系単量体とそ
の他のビニル系単量体との共重合体の合成方法として
は、例えば、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合
等が挙げられる。この場合、グリシジル基又はβ−メチ
ルグリシジル基を有するビニル系単量体成分の含有率が
少なくとも5重量%以上となるように共重合するのが好
ましい。グリシジル基又はβ−メチルグリシジル基を有
するビニル系単量体成分の含有率が5重量%よりも少な
くなると、樹脂(A)との反応が不十分で、得られるト
ナーの耐オフセット性の改善効果が発現しないことがあ
る。
【0034】また、樹脂(B)において、得られるトナ
ーの耐ブロッキング性を高めるためには、そのガラス転
移点が40℃以上であることが好ましい。
【0035】更に、上記樹脂(A)の重量平均分子量
は、50,000〜500,000の範囲が好ましく、
樹脂(B)の重量平均分子量は、10,000〜50
0,000の範囲が好ましい。
【0036】本発明のトナー用樹脂組成物は、上記樹脂
(A)と樹脂(B)とを混合又は混練することにより得
られる。樹脂(A)と樹脂(B)との配合比は、樹脂
(A)100重量部に対し、樹脂(B)が1〜50重量
部の範囲が好ましい。樹脂(B)が1重量部よりも少な
いと、樹脂(A)との反応が不十分で、得られるトナー
の耐オフセット性の改善効果が発現しないことがある。
一方、樹脂(B)が50重量部よりも多くなると、得ら
れるトナーの定着性が低下したり、樹脂(A)の定着性
や耐オフセット性が低下したりすることがある。
【0037】樹脂(A)と樹脂(B)とを混合又は混練
する方法としては、例えば、樹脂(A)と樹脂(B)と
を微粉砕し、これをリボンブレンダー、ヘンセルミキサ
ー等で混合する方法、樹脂(A)と樹脂(B)とをロー
ルミル、ニーダー、押出し機等を用いて、例えば、10
0〜200℃の温度で溶融混練して冷却し、微粉砕する
方法、樹脂(A)と樹脂(B)とを有機溶剤に溶解して
混合した後、溶剤を留去して微粉化する方法等が挙げら
れる。
【0038】かくして、本発明のトナー用樹脂組成物が
製造される。なお、本発明のトナー用樹脂組成物におい
ては、本発明の目的を達成し得る範囲内で、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、エチレン等が前記ビニル系共重合体に
共重合されていてもよく、これらの単量体の重合体が混
合されていてもよい。
【0039】更に、本発明のトナー用樹脂組成物におい
ては、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂等が混合されて
いてもよく、脂肪族アミド、ビス脂肪族アミド、金属石
鹸、パラフィン等が混合されていてもよい。
【0040】また、本発明の目的を達成し得る範囲内
で、帯電制御剤としてニグロシン、スピロンブラック
(保土谷化学社製)等の染料、フタロシアニン系の顔料
などが添加されてもよく、着色剤としてカーボンブラッ
ク、クロムイエロー、アニリンブルー等が添加されても
よい。
【0041】更に、離けい剤として低分子量ポリエチレ
ンやポリプロピレンワックス等が添加されたり、流動性
を高めるために疎水性シリカ等が添加されてもよい。
【0042】本発明のトナー用樹脂組成物を用いて、ト
ナーを製造する方法としては、例えば、上記樹脂(A)
と樹脂(B)との微粉砕物に、カーボングラック等の着
色剤その他必要に応じて従来公知のトナー添加剤をリボ
ンブレンダー、ヘンセルミキサー等で混合する方法、樹
脂(A)と樹脂(B)とにカーボンブラック等の着色剤
を混合し、これをロールミル、ニーダー、押出し機等を
用いて、例えば、100〜200℃の温度で溶融混練
し、冷却して微粉砕する方法等が挙げられる。
【0043】上記溶融混練の際に、混練温度、混練時
間、混練スクリュウーの種類等を変更することにより、
樹脂(A)と樹脂(B)との反応度合を容易に調整する
ことが可能であり、得られるトナーの目的に合わせてト
ナー物性を操作することができる。かくして、本発明の
トナーが製造される。
【0044】
【作用】本発明のトナー用樹脂組成物は、分子量分布に
おいて極大値が3×103〜5×104の範囲にある低分
子量重合体成分と、3×105〜5×106の範囲にある
高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系共重合
体である樹脂(A)を含有するので、得られるトナー
は、従来のトナー用と同様に良好な耐オフセット性、定
着性及び耐ブロッキング性を有する。
【0045】また、高分子量重合体成分の酸価が10KO
Hmg/g 以上であり、酸基による凝集力が強くなり常温下
ではその凝集力が働き、高温下では熱により凝集が解離
している為と推測されるが、常温下ではガラス転移点が
高く、高温下では低軟化点化し、耐ブロッキング性と定
着性のバランスが非常に良好なものとなる。
【0046】更に、高分子量重合体成分の酸価を低分子
量重合体成分の酸価よりも大きくすることにより、酸基
による凝集力の影響を高分子量重合体成分の方に強く働
かせ、本来粘度が高く定着性を阻害していた高分子量重
合体成分を定着性に寄与させることができる。
【0047】加えて、本発明のトナー用樹脂組成物は、
構成成分として、グリシジル基又はβ−メチルグリシジ
ル基を有するビニル系単量体とその他のビニル系単量体
との共重合体である樹脂(B)を含有しており、この樹
脂(B)のグリシジル基又はβ−メチルグリシジル基
は、上記樹脂(A)の酸基と加熱時に架橋反応を起こす
ため、トナーの製造過程でその架橋反応の度合の調整が
可能となり、得られるトナーの目的に合わせたトナー物
性を操作することができる。そのため、前記従来のトナ
ーに比べ、耐オフッセット性に優れたトナーとなる。
【0048】よって、上記の如く設計することにより、
耐ブロッキング性及び耐オフセット性に優れ、広い定着
温度範囲を有するトナーが得られる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例及び比較例
を挙げることにより、本発明を更に詳細に説明する。ま
た、単に部と示すのは、重量部を意味する。
【0050】樹脂(A)の製造例1 スチレン65部、アクリル酸n−ブチル25部、メタク
リル酸10部を重合して得られた分子量極大値が100
万、酸価が62KOHmg/g である共重合体35部とトルエ
ン100部とをフラスコ内に投入して溶解した。このフ
ラスコ内を窒素ガスで置換した後、トルエンの還流が起
きた状態で撹拌しながら、スチレン70部、メタクリル
酸メチル15部、アクリル酸n−ブチル15部及びベン
ゾイルパーオキサイド(重合開始剤)6部の混合溶液を
3時間かけて滴下し溶液重合を行った。滴下終了後、ト
ルエンの還流下で撹拌しながら3時間熟成を行った。
【0051】その後、フラスコ内の温度を180℃まで
徐々に上げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂
を得た。この樹脂を冷却し、粉砕することにより樹脂
(A)−1を製造した。ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)によって測定された分子量分布の
極大値は、8,000と100万で重量平均分子量は1
8万であり、ガラス転移点は、63.4℃であった。G
PCの測定条件は、カラム温度:40℃、溶媒:テトラ
ヒドロフラン、流速:1mm/分、試料濃度:0.2
%、試料の量:100μl、カラム:KF−80Mを2
本及びKF−802.5(いずれもShodex社製)であっ
た。また、ガラス転移点は、示差熱天秤(DSC)によ
るピークの変曲点で表した。
【0052】次に、酸価の測定方法は、試料2.0gを
精秤し、メチルエチルケトン30mlにより溶解する。
その溶液を1%フェノールフタレイン溶液を指示薬とし
て、1/50N水酸化カリウム/イソプロピルアルコー
ル溶液(KOH/IPA溶液)で滴定を行い、下記の計
算式にて算出した。なお、低分子量重合体成分の酸価
は、別途低分子量重合体を重合して測定したところ0で
あった。
【0053】《酸価計算式》 酸価(KOHmg/g) ={(1/50)×F×56.11×
(A−B)}/M F:1/50N KOH/IPA溶液の力価 A:溶液の滴定に要したKOH/IPA溶液量 B:空試験(メチルエチルケトンのみ)の滴定に要したKOH/
IPA溶液量 M:試料重量
【0054】樹脂(A)の製造例2 スチレン70部、メタクリル酸メチル9部、アクリル酸
2−エチルヘキシル20部、アクリル酸1部を重合して
得られた分子量極大値が30,000、酸価が4KOHmg/
g の低分子量重合体100部と、スチレン60部、メタ
クリル酸メチル20部、アクリル酸2−エチルヘキシル
17部、アクリル酸3部を重合して得られた分子量極大
値が38万、酸価が14KOHmg/g の高分子量重合体65
部と酸化亜鉛1部と、トルエン200部とをフラスコ内
に投入して溶解した。このフラスコ内を窒素ガスで置換
した後、トルエンの沸点まで加熱した。
【0055】トルエンの還流が起きた状態で3時間撹拌
し、その後、フラスコ内の温度を180℃まで徐々に上
げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂を得た。
この樹脂を冷却し、粉砕することにより樹脂(A)−2
を製造した。GPCによって測定された分子量分布の極
大値は、30,000と38万で重量平均分子量は24
万であり、ガラス転移点は、64.5℃であった。
【0056】樹脂(A)の製造例3 スチレン60部、アクリル酸n−ブチル25部、アクリ
ル酸15部を重合して得られた分子量極大値が220
万、酸価が96KOHmg/g である重合体15部とトルエン
100部とをフラスコ内に投入して溶解した。このフラ
スコ内を窒素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加
熱した。トルエンの還流が起きた状態で撹拌しながら、
スチレン80部、アクリル酸n−ブチル20部及びベン
ゾイルパーオキサイド(重合開始剤)10部の混合溶液
を3時間かけて滴下し溶液重合を行った。滴下終了後、
トルエンの還流下で撹拌しながら3時間熟成した。
【0057】その後、フラスコ内の温度を180℃まで
徐々に上げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂
を得た。この樹脂を冷却し、粉砕することにより樹脂
(A)−3を製造した。GPCによって測定された分子
量分布の極大値は、4,000と220万で重量平均分
子量は15万であり、ガラス転移点は、58.1℃であ
った。なお、低分子量重合体成分の酸価は、別途低分子
量重合体を重合して測定したところ0であった。
【0058】ここで、上記樹脂(A)の製造例1〜3に
おける分子量分布及び酸価を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】樹脂(B)の製造例1 トルエン100部をフラスコ内に投入し、このフラスコ
内を窒素ガスで置換した後、トルエンの還流が起きた状
態で撹拌しながら、スチレン50部、アクリル酸n−ブ
チル10部、メタクリル酸グリシジル40部及びベンゾ
イルパーオキサイド(重合開始剤)2部の混合溶液を3
時間かけて滴下し溶液重合を行った。滴下終了後、トル
エンの還流下で撹拌しながら3時間熟成を行った。
【0061】その後、フラスコ内の温度を180℃まで
徐々に上げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂
を得た。この樹脂を冷却し、粉砕することにより樹脂
(B)−1を製造した。GPCによって測定された分子
量分布の極大値は19,000で重量平均分子量は2
5,000であり、ガラス転移点は、52.4℃であっ
た。
【0062】樹脂(B)の製造例2 スチレン70部、メタクリル酸メチル10部、アクリル
酸n−ブチル20部を重合して得られた分子量極大値が
50万 である重合体10部とトルエン100部とをフ
ラスコ内に投入して溶解した。このフラスコ内を窒素ガ
スで置換した後、トルエンの沸点まで加熱した。トルエ
ンの還流が起きた状態で撹拌しながら、スチレン40
部、アクリル酸グリシジル60部及びベンゾイルパーオ
キサイド(重合開始剤)5部の混合溶液を3時間かけて
滴下し溶液重合を行った。滴下終了後、トルエンの還流
下で撹拌しながら3時間熟成した。
【0063】その後、フラスコ内の温度を180℃まで
徐々に上げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂
を得た。この樹脂を冷却し、粉砕することにより樹脂
(B)−2を製造した。GPCによって測定された分子
量分布の極大値は、9,000と50万で重量平均分子
量は13万であり、ガラス転移点は、53.1℃であっ
た。
【0064】樹脂(B)の製造例3 トルエン100部をフラスコ内に投入し、このフラスコ
内を窒素ガスで置換した後、トルエンの還流が起きた状
態で撹拌しながら、スチレン62部、アクリル酸n−ブ
チル20部、メタクリル酸グリシジル8部及びベンゾイ
ルパーオキサイド(重合開始剤)3部の混合溶液を3時
間かけて滴下し溶液重合を行った。滴下終了後、トルエ
ンの還流下で撹拌しながら3時間熟成を行った。
【0065】その後、フラスコ内の温度を180℃まで
徐々に上げながら、減圧下にトルエンを脱溶剤して樹脂
を得た。この樹脂を冷却し、粉砕するこにより樹脂
(B)−2を製造した。GPCによって測定された分子
量分布の極大値は10,000で重量平均分子量は1
4,000であり、ガラス転移点は、54.4℃であっ
た。
【0066】実施例1 樹脂(A)−1;80部と樹脂(B)−1;20部とカ
ーボンブラック(三菱化学社製:MA−100)4部を
加え、170℃で10分間ロール混練し冷却後、粗粉砕
し、更にジェットミルで微粉砕して、13〜15μmの
平均粒径を持ったトナーを作製した。このトナー10g
を100mlのサンプルびんに取り、50℃の恒温槽中
に16時間放置した後、粒子の合着の有無によって耐ブ
ロッキング性を評価した。その結果、耐ブロッキング性
は良好であった。
【0067】このトナーを用いた微粉末現像剤を、電子
写真複写機(U−Bix2500:コニカ社製)の改造
機に装着して定着温度範囲を測定した。その定着温度範
囲は、定着用の加熱ローラーの設定温度を変えて、オフ
セットを発生させずに良好に定着する設定温度で示し
た。その結果、定着温度範囲は、160〜230℃で広
い温度範囲で良好な定着が可能であった。
【0068】実施例2 樹脂(A)−2;95部と樹脂(B)−2;5部とを用
いたこと以外は、実施例1と同様にトナー及び微粉末現
像剤を作成し、評価を行った。その結果、耐ブロッキン
グ性は良好であり、定着温度範囲は160〜230℃で
広い温度範囲で良好な定着が可能であった。
【0069】実施例3 樹脂(A)−3;60部と樹脂(B)−3;40部とを
用いたこと以外は、実施例1と同様にトナー及び微粉末
現像剤を作成し、評価を行った行った。その結果、耐ブ
ロッキング性は良好であり、定着温度範囲は160〜2
30℃で広い温度範囲で良好な定着が可能であった。
【0070】実施例4 ロール混練条件を180℃で20分間に変更したこと以
外は、実施例1と同様にトナー及び微粉末現像剤を作成
し、評価を行った行った。その結果、耐ブロッキング性
は良好であり、定着温度範囲は170〜240℃で広い
温度範囲で良好な定着が可能であった。
【0071】比較例1 樹脂(A)−1;100部のみを用いたこと以外は、実
施例1と同様にトナー及び微粉末現像剤を作成し、評価
を行った。その結果、耐ブロッキング性は実施例1と同
様に良好ではあったが、定着温度範囲が160〜220
℃と狭く、実施例1に比べ高温オフセット性が弱く、広
い定着温度範囲を得ることはできなかった。
【0072】比較例2 樹脂(B)−2;100部のみを用いたこと以外は、実
施例1と同様にトナー及び微粉末現像剤を作成し、評価
を行った。その結果、耐ブロッキング性は実施例2と同
様に良好ではあったが、定着温度範囲が150〜190
℃と狭く、実施例2に比べ定着開始温度は低いものの高
温オフセット性が弱く、広い定着温度範囲を得ることは
できなかった。
【0073】ここで、実施例及び比較例における組成及
び評価結果を表2及び表3にそれぞれ示す。
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【発明の効果】上述の通り、本発明のトナー用樹脂組成
物及びトナーは、低分子量重合体成分と高分子量重合体
成分とから構成されており、広い定着温度範囲での定着
が可能となった。
【0077】また、高分子量体の酸価を10KOHmg/g 以
上とされることにより、耐ブロッキング性と定着性のバ
ランスが良好となり、更に、高分子量重合体成分の酸価
が低分子量重合体成分の酸価よりも高くされることによ
り、定着温度範囲を更に広くすることが可能となった。
【0078】また、樹脂(A)中の酸基と樹脂(B)中
のグリシジル基又はβ−メチルグリシジル基と反応し、
分子量分布における高分子量域が広くなり、それにより
耐オフセット性が良好なものとなった。
【0079】更に、トナー化の混練条件の調整により樹
脂(A)と樹脂(B)との反応性の制御が可能となり目
的に合わせたトナー物性とすることができる。
【0080】従って、本発明のトナー用樹脂組成物及び
トナーは、低速から高速にいたる加熱ローラー定着方式
の電子写真複写機に好適に使用され得る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量分布における極大値が3×103
    〜5×104 の範囲にある低分子量重合体成分と、分子
    量分布における極大値が3×105 〜5×106 の範囲
    にある高分子量重合体成分とを少なくとも含むビニル系
    共重合体であり、上記高分子量重合体成分の酸価が10
    KOHmg/g 以上であり、且つ、高分子量重合体成分の酸価
    が低分子量重合体成分の酸価よりも大きい樹脂(A)
    と、グリシジル基又はβ−メチルグリシジル基を有する
    ビニル系単量体とその他のビニル系単量体との共重合体
    からなる樹脂(B)とを主要樹脂成分として含有してい
    ることを特徴とするトナー用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトナー用樹脂組成物を主
    成分として含有していることを特徴とするトナー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6235441B1 (en) 1998-12-17 2001-05-22 Canon Kabushiki Kaisha Positively chargeable toner, image forming method and image forming apparatus
US6670087B2 (en) 2000-11-07 2003-12-30 Canon Kabushiki Kaisha Toner, image-forming apparatus, process cartridge and image forming method
US7147981B2 (en) 2003-03-27 2006-12-12 Canon Kabushiki Kaisha Toner
US7306889B2 (en) 2004-02-20 2007-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing toner, and toner

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