JPH09131263A - 支持具付嗜好性飲料バッグ - Google Patents
支持具付嗜好性飲料バッグInfo
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- JPH09131263A JPH09131263A JP7317269A JP31726995A JPH09131263A JP H09131263 A JPH09131263 A JP H09131263A JP 7317269 A JP7317269 A JP 7317269A JP 31726995 A JP31726995 A JP 31726995A JP H09131263 A JPH09131263 A JP H09131263A
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Abstract
に保持するための支持具3からなる支持具付バッグにお
いて、支持具は折り畳まれた2枚の長方形シートが重ね
合わされた形状で、更に長方形のシートの上端左右の部
分は上方へ長方形に張出し、その上端を内部へ押し込む
と上端予め設けられた折目及び切り込みによって、上端
の一部が蝶番状に折り返され上端の部分は蝶番が少し開
いた形状となって2段に折り込まれ支持具に接着されて
いるバッグが開口される。 【効果】本発明の支持具付嗜好性飲料バッグは、ディス
ポーザブルでドリップタイプのコーヒー、紅茶等の抽出
用バッグ紙製の支持具を取り付けたもので、バッグにお
湯を注入する際支持具の端を2段に折り込むことによっ
て、バッグの口を大きく一定の大きさに確実に開かせる
ことができる。このため抽出効果を高めると共に、常に
一定の濃度のコーヒー等が得られる特徴がある。
Description
バッグに関するもので更に詳しく述べると、コーヒーま
たは紅茶等の嗜好性飲料をドリップ方式で抽出する場
合、バッグの開口度を大きく且つ安定した状態に保持で
きるため、抽出効果を高め得る支持具を有するディスポ
ーザブル抽出用バッグである。
るドリップ方式でいれて飲む習慣の普及につれて、抽出
時フィルターをカップ上で安定に保持するための支持具
も使用される様になった。この目的で開発された支持具
も既に幾つか開示されている。
の厚紙を環状に接着し、重なり合う様に折り畳み、その
中側に抽出用バッグを取り付け、その両側の縁の中程に
切り込みを設けそれを内部に押し込んで、表裏の厚紙を
押し開きバッグの口を開く方法が開示されている。
厚紙の中央に穴を開けて抽出用バッグを取り付け、カッ
プの上で矩形の厚紙を半円状に曲げて両側の縁をカップ
に引っ掛けて使用するものである。
きさの矩形状の厚紙を2重に重ね、両側の縁を折り曲げ
て断面が矩形の筒をつくり、その部分にバッグを取り付
け、その折り曲げた部分に折り返し片を設けて抽出時バ
ッグの開口状態を保持させるものである。
される度合いにバラツキが出やすいことと共に、抽出し
ている間開口状態が一定に保持されない問題点があっ
た。
がみ本発明はディスポーザブルタイプのコーヒー、紅茶
等嗜好性飲料の抽出用バッグにおいて、嗜好性飲料をド
リップ方式で抽出する場合バッグの口を確実に大きく開
かせることができ、それによって抽出効果を高めると共
に、カップ上に安定して保持できる支持具をバッグに取
り付けたバッグを開発して提供しようとするものであ
る。
紅茶等のディスポーザブルタイプの抽出用バッグをドリ
ップ方式で使用する場合、バッグの口を確実に且つ充分
に開かせることが可能な支持具の材質と構造について研
究した。その結果やや厚めの細長い紙を環状に繋いで折
り重ね長方形のシートが重ね合わさった形状として、支
持具の内部に抽出用バッグを取り付け、支持具の上部に
予め設けた折り目によってその部分を2段に内部に折り
込む構造によって、厚紙の有する適度な可塑性及び弾性
と相まって支持具に取り付けられているバッグの口を確
実に且つ大きく開かせ、且つ開口状態を安定に保持でき
る構造を開発し、更に抽出効果を高めるためのバッグの
材質・形状等についても検討した結果本発明に到達し
た。
濾過性を有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ
2及び、抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製
支持具3からなり、抽出用バッグ2は紙製支持具3に取
り付けられている支持具付バッグにおいて、
5、5′で折り畳まれて2枚の長方形シート4、4が重
ね合わされた形状となり、更に長方形のシートの上端左
右の部分は要すれば上方へ長方形に張出しその上部7、
9で表裏のシートが接続されて偏平となっているが、使
用時上端9を内部へ押し込むと上端9、折目8、8、切
り込み10、10及び切り込みまたは縁11、11からなる、表
裏のシートと連続している2つの四辺形の部分が、上端
9を軸として蝶番状に折り返されこれに伴って、上端
7、シートの折目6、6、8、8からなる2つの三角形
の部分も上端7を軸として蝶番が少し開いた形状となる
ことにより、左側にも対称に設けられている同様な構造
と相まって、表裏のシート4、4の間隔が押し開けられ
紙製支持具の16、16の部分に取り付けられている抽出用
バッグが開口された状態となる支持具付嗜好性飲料バッ
グである。
じ番号に′を着けたものは、それぞれ右及び左の対称の
位置にある同一の構造部分を示し、「長方形シート3、
3」の様に2 つの部分を同一の番号で示したものは2枚
重なっている表面と裏面シートの同一の構造を示す。ま
た「シートが接続されている」とは、シートが連続して
いる場合及び貼着されている場合の両者を含む意味であ
る。また、折目と記載されている部分はミシン目または
部分的に切断されていてもよい。機能は全く同一だから
である。以下本発明について詳しく説明する。
左右の部分が上方へ長方形に張出した場合は実施例1、
図3に示す様に張出部分の上端7、9で表裏のシートが
接続され、6、6及び8、8は折目、10、10は切り込
み、11、11は切断された縁となり、9を下方へ押し込む
と9及び7の部分が蝶番状に折れて2段の折り込みが形
成される。またこの構造を左右の縁5、5′側に設けた
態様も本発明に含まれている。
分に上方へ長方形の張出しを設けず、本発明の2段折り
込み構造を左右の縁5、5′側に設けた場合は実施例
3、図7に示す様に、7、9は左右の縁5、5′に含ま
れている折目、6、6及び8、8は折目、10、10は切り
込み、11、11は切断されている左右上端部となり、9を
内側へ押し込むと9及び7の部分が蝶番状に折れて2段
の折り込み構造が形成される。
合、すなわち、上端7、9ではシート4、4が接続さ
れ、6、6及び8、8は折目、10、10及び11、11はは切
り込みとなり、9を下方へ押し込むと9及び7の部分が
蝶番状に折れて2段の折り込みが構造が形成される。こ
の態様もまた本発明に含まれている。
トの上端左右の部分は上方へ長方形に張出しその上端
7、9、12で表裏のシートが接続されている場合も含ま
れている。使用時上端9を下方へ押し込むと上端12の部
分はそのままの状態で保持されるが、上端9、折目8、
8′、切り込み10、10′及び縁11、11′からなる表裏の
シートに接続されている2つの四辺形の部分が、上端9
を軸として蝶番状に折り返されこれに伴って、上端7、
シートの折目6、6′、8、8′からなる2つの三角形
の部分も上端7を軸として蝶番が少し開いた形状となっ
て2段に折り込まれて表裏のシート4、4の間隔が押し
開けられ、抽出用バッグも開口される嗜好性飲料バッグ
も含まれている。
るため支持具の構造性が高められ、例えば数人分のコー
ヒー等をドリップ方式でいれる時大きなバッグを使用す
る様な場合に適している。
せた時支持具が移動したり、滑り落ちたりすることがな
い様に、紙製支持具4、4の下端13、13の左右対称の位
置に抉り14、14、14′、14′を設けることができる。或
いは飲料バッグの取扱を容易にするために、支持具に把
手用切り込み17、17、17′、17′を設けることもでき
る。
材質であれば広く使用できるが、繊度 0.2デニール以下
の超極細繊維を含む不織布は抽出性が優れているため好
ましい。例えば、コーヒーの苦すぎる原因となり易い抽
出残渣や油脂の除去性に優れている。
口面積を大きくするためバッグの側面にギャザーを設け
た形状が好ましく、更にバッグの下部の断面はV字形に
なっていると液切れが良好となるため好ましい。または
バッグの下端が逆円錐状となっていてもよい。バッグの
上端はオープンで使用時適宜コーヒー粒子等抽出原料を
入れてお湯を注入する方式でも使用できるが、予めコー
ヒー粒子等がバッグに封入されていて、使用時ミシン目
を引き裂いてバッグの口を開けお湯を注入する態様も本
発明に含まれている。
グに適用できる嗜好性飲料は特に限定しないが、コーヒ
ー、紅茶、ココア、ウーロン茶、緑茶、麦茶、昆布茶等
広範囲な飲料が含まれている。これらの中、コーヒーは
本発明のホルダー付抽出用バッグに最も適している。
具は、紙製の環状シートが左右の折目で折り曲げられて
2枚の長方形シート4、4が重ね合わされた形状となっ
ている。その上部左右両端に予め設けられた折目によ
り、シートの一部を2枚のシートの間に2段に折り込む
ことによって、重ね合わされた2枚のシートの間隔を押
し開かせる構造となっている。このため折り込まれ構造
が安定であるためには、シートが適度な弾性と可塑性を
有する必要がある。
ある。前述の様な適度な弾性と可塑性を併せ有するシー
ト状材質としては、紙が最も適しているあるからであ
る。また、紙の種類については特に限定しないがやや厚
めの紙が好ましく、ポリマー樹脂によりラミネートした
板紙またはその他の防水処理をした厚紙がより好まし
い。
り畳まれているが、支持具の左右両端の図1における9
の部分を内部に押し込むと、9の部分と7の部分が2段
に折り込まれる。この際折り込まれた10、10の部分は切
り込まれているため図に示す様に、10、10の先端15、15
がホルダーの内部に折り込まれシート4、4の間に挟ま
れて固定される構造になっている。7の部分の1段折り
込みのみでは図より分かる様にシート4、4を開いた状
態が固定されない。この様な2段折り込みと10、10の先
端15、15がホルダーの内部に折り込まれシート4、4の
間に挟まれてその位置が固定されることによって、始め
てバッグの開口度が固定された構造となることが分か
る。
性質が相まって、バッグの口を確実に且つ充分に開かせ
た状態で一層安定な状態で保持される。更にこの2段折
込は9の部分を押し込む1動作でなされるため取扱も容
易である。
の一端を折り込んでバッグを開口させる機構は知られて
いたが、2段に折り込むことによって開口度を大きくす
ると共に、その開口状態を固定して保持させる構造は今
まで知られていない。
ヒー等をドリップ方式でいれる場合の抽出効果を高める
と共に、調製されたコーヒー等の品質のばらつきを少な
くし均一にするために大きな効果がある。この支持具の
2段の折込構造が本発明の最も大きな特徴である。
を有するシートであれば広く使用できるが、繊度0.2 デ
ニール以下の超極細繊維を含む不織布は、抽出性が優れ
ているためより好ましい。例えば、香りやコク味が優れ
たコーヒーを入れるためにフィルターに要求される最も
重要な性質は、コーヒーの微粒子が液中に漏れ出さない
こと及びコーヒー液中に含まれている油脂を吸着除去し
て、カップの表面に油膜が浮かない様にすることであ
る。これらはいずれもコーヒーの味を著しく阻害する要
素で、微粒子が混入すれば舌触りが悪く感じられ、また
カップの表面に油脂が浮くとギラギラ光るため好まれな
いからである。
る素材として、繊度が 0.2デニール以下の超極細繊維を
含む不織布が特に優れている。従って、本発明のバッグ
の素材にはより好ましい。この様な超極細繊維は例え
ば、メルトブロー法により熱可塑性ポリマーから製造さ
れている。熱可塑性ポリマーの種類としては、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等がある。またこの様な超極細繊
維の不織布層と、通常の太さの繊維からなる支持層の複
合不織布を使用することにより、濾過性及び濾布の機械
的性質を一層向上させることが出来る。
特に限定しないが、融着或いは貼着等が適用できるが、
バッグが熱溶融性で支持具もポリマー樹脂でラミネート
されている紙の場合は熱融着が好ましい。
発明を具体的に説明する。
性飲料バッグの一態様の使用時の状態の斜視図を、図2
は支持具の成形前の展開図を、図3に使用前の折り畳ま
れた状態の嗜好性飲料バッグの正面図を示す。
抽出用バッグ2からなり、支持具3の材質はポリエチレ
ンでラミネートされた白板紙で、図2の展開図に示した
様な形状の原料シートの上半分を折り返して下半分に重
ね、ノリ代21、21′を熱融着して成形される。支持具の
表面及び裏面4、4の内側16、16にバッグ2の前後の面
が融着される。この様にしてつくられた嗜好性飲料バッ
グの使用前の折り畳まれた状態の正面図を図3に示す。
を下方に押し込むと、上端9、折目8、8、切り込み1
0、10及び縁11、11から構成されている2つの四辺形
で、それぞれホルダーの表裏のシート4、4と連続して
いる部分が、上端9を軸として蝶番状に折り返される。
これに伴って、上端7、シートの折目6、6、8、8か
ら構成れさている2つの三角形の部分も、上端7を軸と
して閉じていた蝶番が少し開いた形状となるため、9の
部分と7の部分の2段の折り込みが形成される。
対称の位置にも設けられているため、支持具の表面及び
裏面の間隔が押し開けられ、同時に支持具4、4に融着
されているバッグの口も開かれる。
まれているため、図に示す様に10の先端15、15が支持具
の内部に折り込まれシート4、4の間に挟まれて固定さ
れる構造になっている。尚、この際ホルダーの材質であ
る白板紙の適度な可塑性及び弾性が、安定した開口構造
を保持するために重要な作用をしていることは前述の通
りである。
り分かる様にシート4、4の開いた間隔が変動し易く固
定されない。この様な2段折り込みと10、10の先端15、
15が支持具の内部に折り込まれて挟まれ、その位置が固
定されることによって始めてバッグの開口度が固定され
る構造となることが分かる。
置及び表裏のシートの同位置には、支持具をコーヒーカ
ップ等の縁に置く時安定した状態に保持できる様に、抉
った部分14、14、14′、14′が設けられている。また、
抽出操作を容易にするために支持具の中程、左右両端に
近い部分に把手用の切り込み17、17及び、17′、17′が
設けられている。
のポリエチレン・メルトブロー繊維で作られた目付10g
/m2 、厚さ約 0.12 mmの不織布と、繊度 1.5デニール、
短繊維の長さ 50mm のポリエステル繊維で作られた目付
け10g/m2 、厚さ0.08mmの不織布との2層の積層体より
なっている。またバッグの表面には多数の平行四辺形の
繊維融着域が、所定間隔をおいて整然と配置されてい
る。この不織布積層体では、極細繊維不織布は濾過層と
して機能し、太デニール繊維不織布は濾過層の支持体と
なっている。
8′を有し、下部は断面がV字形で、両側にギャザーを
有すため、バッグが接続しているホルダーの開口機能と
相まって、バッグの口を充分に大きく開けることができ
る。更に、下部の断面がV字形になっているため液切れ
がよく、抽出液をほぼ全量取り出すことができる効果が
ある。
料バッグに適当量の焙煎・粉砕したコーヒー粒子を入
れ、お湯を注入すれば短時間で充分に内容物が抽出さ
れ、濃度が高いコーヒーが得られ、バッグの開口度が大
きいので抽出性に優れ、また開口部分の構造が安定して
いるため、数個の飲料バッグを使用して得られたコーヒ
ーの味及び濃度を比較したが、ばらつきが少なく品質が
安定していることが分かった。
性飲料バッグの他の一態様の使用時の状態の斜視図を、
図5に使用前の折り畳まれた状態の嗜好性飲料バッグの
正面図を示す。
具3及び抽出用バッグ2からなり、支持具3の材質は実
施例1と同じポリエチレンでラミネートされた白板紙を
使用し、実施例1とほぼ同様な方法で成型され、ホルダ
ーの表面及び裏面4、4の内側16、16にバッグ2の前後
の面が融着されている。この様にしてつくられた嗜好性
飲料バッグの使用前の折り畳まれた状態の正面図を図5
に示す。
接続されている上端部分は実施例1と異なり、折目によ
って7、9及び12の3部分に分かれている。使用する時
支持具両側上部の折目9の部分を下方に押し込むと、上
端12の部分はそのままの状態で保持されるが、上端9、
折目8、8、切り込み10、10及び縁11、11から構成され
ている2つの四辺形で、それぞれ支持具の表裏のシート
4、4と連続している部分が、上端9を軸として蝶番状
に折り返される。
6′、8、8′からなる2つの三角形の部分も、上端7
を軸として蝶番が少し開いた形状となって2段に折り込
まれて表裏のシート4、4の間隔が押し開けられ、抽出
用バッグも開口される。この部分の機能は実施例1と同
様であるが、ホルダーの上端で右側の縁5に隣接して表
裏が接続している部分12が設けられているため、開口部
分の構造性が一層高められ、嗜好性飲料を抽出する操作
の間バッグをより安定した形態に保持することができ
る。
は取扱を容易にするため波形になっている。また、支持
具の上端には実施例1と同様に、支持具をコーヒーカッ
プ等の縁に置く時安定した状態に保持できる様に、抉っ
た部分14、14、14′、14′が設けられている。更に、支
持具の中程右端に近い部分に把手用の切り込み17、17が
設けられている。
レンステープルファイバーを混抄して得られた、濾過性
に優れヒートシール性を有する紙であり、バッグの形状
は紙を折り返してその両端をヒートシールしたものであ
る。バッグの内部には予めコーヒーカップ一杯分の焙煎
・粉砕したコーヒー粒子が封入され、バッグの上部は超
音波シールされ、更に開口用のミシン目19が施されてい
る。使用時は支持具付抽出用バッグのミシン目を裂き、
支持具をカップの縁にのせ、お湯を注入すれば直ちにコ
ーヒーがいれられる様になっている。
料バッグにお湯を注入すれば短時間で充分に内容物が抽
出され、濃度が高いコーヒーが得られる。バッグの開口
度が大きいため実施例1のバッグと同様に抽出性に優
れ、得られたコーヒーの味及び濃度のばらつきが少なく
品質が安定していることか分かった。
性飲料バッグの一態様の使用時の状態の斜視図を、図7
は支持具の成形前の展開図を、図8に使用前の折り畳ま
れた状態の嗜好性飲料バッグの正面図を示す。
抽出用バッグ2からなり、支持具3の材質は実施例1と
同様なポリエチレンでラミネートされた白板紙で、図7
の展開図に示した様な形状の原料シートを環状にしてノ
リ代21、21′を熱融着して成形される。ホルダーの表面
及び裏面4、4の内側16、16にバッグ2の前後の面が融
着される。この様にしてつくられた嗜好性飲料バッグの
使用前の折り畳まれた状態の正面図を図3に示す。
して表裏のシートが接続されている部分がなく、支持具
の表裏のシートの間隔を開くための折り目7、9、6、
6、8、8、10、10、11、11は支持具の右側の折り目5
の上部に設けられ、同様な折目が左側上部にも左右対称
の位置に設けられている。
を内側に押し込むと、右側の縁9、折目8、8、切り込
み10、10及び縁11、11から構成されている2つの四辺形
で、それぞれ支持具の表裏のシート4、4と連続してい
る部分が、縁9を軸として蝶番状に折り返される。これ
に伴って、右側の縁7、シートの折目6、6、8、8か
ら構成れさている2つの三角形の部分も、縁7を軸とし
て閉じていた蝶番が少し開いた形状となるため、9の部
分と7の部分の2段の折り込みが形成される。前述と同
一な折り込み構造が支持具の左側対称の位置にも設けら
れているため、支持具の表面及び裏面の間隔が押し開け
られ、同時に支持具4、4に融着されているバッグの口
も開かれる。
まれているため、図に示す様に10、10の先端15、15が支
持具の内部に折り込まれ、シート4、4の間に挟まれて
固定される構造になっている。尚、この際支持具の材質
である白板紙の適度な可塑性及び弾性が、安定した開口
構造を保持するために重要な作用をしていることは前述
の通りである。
分かる様にシート4、4の開いた間隔が変動し易く固定
されない。この様な2段折り込みと10、10の先端15、15
が支持具の内部に折り込まれて挟まれ、その位置が固定
されることによって始めてバッグの開口度が一定し、且
つ固定された構造となることが分かる。
のポリプロピレン・メルトブロー繊維で作られた目付 2
0 g/m2 、厚さ約 0.23 mmの不織布である。またバッグ
の表面には形態安定性を高めるため直線の幅1mm、間隔
5mmの直線からなる斜格子模様の繊維融着域が形成され
ている。
ヒートシールし、底部はV字形にシールされている。ま
たシートの側面はホルダー4、4の内面16、16にヒート
シールされている。
料バッグに適当量の紅茶の葉を入れ、お湯を注入すれば
短時間で充分に内容物が抽出され、適度の濃度の紅茶が
得られる。バッグの開口度が大きいため抽出性に優れま
た開口部分の構造が安定しているため、数個の飲料バッ
グを使用して得られた紅茶の風味及び濃度を比較した
が、ばらつきが少なく品質が安定していることが分かっ
た。抽出時バッグの下端が逆円錐状となるため液切れも
良好であった。
ディスポーザブルでドリップタイプのコーヒー、紅茶等
の抽出用バッグに紙製の支持具を取り付けたもので、バ
ッグにお湯を注入する際支持具の端を2段に折り込むこ
とによって、バッグの口を大きく一定の大きさに確実に
開かせることができる。このため抽出効果を高めると共
に、常に一定の濃度のコーヒー等が得られる特徴があ
る。
使用時の状態の斜視図を示す。
示す。
畳まれた状態の正面図を示す。
様の使用時の状態の斜視図を示す。
畳まれた状態の正面図を示す。
様の使用時の状態の斜視図を示す。
示す。
畳まれた状態の正面図を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を
有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び、
抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3
からなり、抽出用バッグ2は紙製支持具3に取り付けら
れている支持具付バッグにおいて、 紙製支持具は環状のシートが左右の折目5、5′で折り
畳まれて2枚の長方形シート4、4が重ね合わされた形
状となり、更に長方形のシートの上端左右の部分は要す
れば上方へ長方形に張出しその上部7、9で表裏のシー
トが接続されて偏平となっているが、使用時上端9を内
部へ押し込むと上端9、折目8、8、切り込み10、10及
び切り込みまたは縁11、11からなる、表裏のシートと連
続している2つの四辺形の部分が、上端9を軸として蝶
番状に折り返されこれに伴って、上端7、シートの折目
6、6、8、8からなる2つの三角形の部分も上端7を
軸として蝶番が少し開いた形状となることにより、左側
にも対称に設けられている同様な構造と相まって、表裏
のシート4、4の間隔が押し開けられ紙製支持具の16、
16の部分に取り付けられている抽出用バッグが開口され
た状態となる支持具付嗜好性飲料バッグ。 - 【請求項2】 支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を
有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び抽
出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3か
らなり、抽出用バッグ2は紙製支持具3に取り付けられ
ている支持具付バッグにおいて、 紙製支持具は環状のシートが左右の折目5、5′で折り
畳まれて2枚の長方形シート4、4が重ね合わされた形
状となり、更に長方形のシートの上端左右の部分は上方
へ長方形に張出しその上端7、9、12で表裏のシートが
接続されて偏平となっているが、使用時上端9を下方へ
押し込むと上端12の部分はそのまま保持され、上端9、
折目8、8、切り込み10、10及び縁11、11からなる、表
裏のシートと連続している2つの四辺形の部分が、上端
9を軸として蝶番状に折り返されこれに伴って、上端
7、シートの折目6、6、8、8からなる2つの三角形
の部分も上端7を軸として蝶番が少し開いた形状となる
ことにより、左側にも対称に設けられている同様な構造
と相まって、表裏のシート4、4の間隔が押し開けられ
紙製支持具の16、16の部分に取り付けられている抽出用
バッグが開口された状態となる支持具付嗜好性飲料バッ
グ。 - 【請求項3】 紙製支持具4、4の下端13、13の左右対
称の位置に抉り14、14、14′、14′及び/または、支持
具に把手用切り込み17、17、17′、17′を設けた請求項
1及び2記載の支持具付嗜好性飲料バッグ。 - 【請求項4】 嗜好性飲料抽出用バッグが繊度 0.2デニ
ール以下の超極細繊維を含む不織布からなる請求項1、
2及び3記載の支持具付嗜好性飲料バッグ。 - 【請求項5】 嗜好性飲料抽出用バッグの左右の側面に
ギャザー18、18′を設けた請求項1、2、3及び4記載
の支持具付嗜好性飲料バッグ。 - 【請求項6】 嗜好性飲料抽出用バッグ2に抽出原料が
封入され、開口用ミシン目19、19が設けられている請求
項1、2、3、4及び5記載の支持具付嗜好性飲料バッ
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726995A JP3595050B2 (ja) | 1995-11-12 | 1995-11-12 | 支持具付嗜好性飲料バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31726995A JP3595050B2 (ja) | 1995-11-12 | 1995-11-12 | 支持具付嗜好性飲料バッグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131263A true JPH09131263A (ja) | 1997-05-20 |
JP3595050B2 JP3595050B2 (ja) | 2004-12-02 |
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ID=18086360
Family Applications (1)
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1995
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