JP3616214B2 - 支持具付嗜好性飲料バッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は支持具付嗜好性飲料バッグに関するもので更に詳しく述べると、コーヒーまたは紅茶等の嗜好性飲料をドリップ方式で抽出する場合、バッグの開口度を大きく且つ安定した状態に保持できるため抽出効果を高め得ると共に、カップの転倒または熱湯の溢れ等による火傷を防止するための安全性に優れた支持具を有するディスポーザブル抽出用バッグである。
【0002】
【従来の技術】
最近コーヒーをペーパーフィルターによるドリップ方式で入れて飲む習慣の普及につれて、抽出時フィルターをカップ上で安定に保持するための支持具も使用される様になった。この目的で開発された支持具も既に幾つか開示されている。
【0003】
例えば、実公平 5−13324号公報には短冊状の厚紙を環状に接着し、重なり合う様に折り畳み、その中側に抽出用バッグを取り付け、その両側の縁の中程に切り込みを設けそれを内部に押し込んで、表裏の厚紙を押し開きバッグの口を開く方法が開示されている。
【0004】
また、実公昭 60−7622号公報には、矩形の厚紙の中央に穴を開けて抽出用バッグを取り付け、カップの上で矩形の厚紙を半円状に曲げて両側の縁をカップに引っ掛けて使用するものである。
【0005】
更に、実公昭 57−10270 号公報に同一の大きさの矩形状の厚紙を2重に重ね、両側の縁を折り曲げて断面が矩形の筒をつくり、その部分にバッグを取り付け、その折り曲げた部分に折り返し片を設けて抽出時バッグの開口状態を保持させるものである。
【0006】
これらの方式には、いずれもバッグの開口される度合いにバラツキが出やすいことと共に、抽出している間開口状態が一定に保持されない問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これらの問題点にかんがみ本発明はディスポーザブルタイプのコーヒー、紅茶等嗜好性飲料の抽出用バッグにおいて、嗜好性飲料をドリップ方式で抽出する場合バッグの口を確実に大きく開かせることができ、それによって抽出効果を高めると共にバッグに支持具を取り付けることによりカップ上に安定に保持することができ、注入時の熱湯の溢れカップの移動時等の転倒による火傷を防止するための安全性に優れた、支持具付バッグを開発して提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等はコーヒー、紅茶等のディスポーザブルタイプの抽出用バッグをドリップ方式で使用する場合、バッグの口を確実に且つ充分に開かせると共に、カップ上に安定して保持できることが可能な支持具の下部の材質と構造について研究した。その結果やや厚めの細長い紙を環状に繋いで折り重ね長方形のシートを重ね合わせた形状とし、その内部に抽出用バッグを取り付けた支持具付バッグにおいて、バッグにお湯を注入して使用する時、支持具の下部に予め設けた複数個の切片またはバンドによって、カップの上部を外側から挟み込んだ状態とし、一方、紙製支持具の中央部下端がカップの内側に差し込まれた状態とすることにより、バッグをカップ上で安定した状態で保持できる構造の支持具を開発した。
【0009】
更に、同じ目的で支持具の下部がカップの縁と接触する部分に切込を設け、その傾斜に沿ってカップの縁を切込に挿入し、切込の突き当たりに設けられた円形の空隙にカップの縁をはめ込んで固定することにより、バッグをカップ上で安定した状態で保持できる構造を開発し、これらの知見に基づいて本発明に到達した。
【0010】
すなわち、支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び、抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3からなり、抽出用バッグ2が紙製支持具3に取り付けられている支持具付バッグの、支持具の下部において、
【0011】
紙製支持具は環状のシートが左右の折目4、4′で折り畳まれた、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状となり、シート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込み6、6′及び7、7′が設けられ、この切れ込みによって表側及び裏側の中央部下端8、8′、前部下端右側及び左側切片9、9′、後部下端右側及び左側切片10、10′が形成され、4ケの切片は細長い台形状でその一端がシート5、5′に接続された構造を有し、
【0012】
嗜好性飲料バッグ1の使用時、表裏のシート5、5′の間隔を拡げ抽出用バッグ2を開口させてカップ上に乗せる場合、4ケの切片の先端11、11′、12、12′は外側へ開いてカップの上部を外側から挟み込んだ状態となり、紙製支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となって、嗜好性飲料バッグ1がカップ上で安定した状態で保持される支持具付嗜好性飲料バッグである。
【0013】
また、シート5、5′の中間部分にはそれぞれ垂直方向の折目13、13′及び14、14′を設け、更にシートの下部の表裏は水平方向に15及び15′の部分が打ち抜かれて中央部下端8、8′及び、両端がシート5、5′に接続された細長いバンド16及び16′が形成され、バンド16及び16′と中央部下端8、8′の間は分離された構造とし、嗜好性飲料バッグを開口させてカップ上に乗せる時、シート5、5′の中間部分の折目13、13′及び14、14′が折れ曲がって紙製支持具3の断面は六角形となり、支持具下部のバンド16、16′は弧状となって外側へ膨らんでカップの上部を外側から挟み込んだ状態となり、カップ上でバッグを安定した状態に保持される支持具付バッグである。
【0014】
更に、シート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込みが設けられ、これによって中央部下端が形成され、切れ込みの両側はそれぞれ傾斜となりその突き当たりはそれぞれ2ケづつの円形の空隙になっていて、支持具付バッグを開口させカップ上に乗せて使用する時、カップの縁と接触する部分を切れ込みの傾斜に沿わせて突き当たりの2ケの円形の空隙のいずれかの奥迄差し込んで固定することによって、バッグをカップ上で安定した状態で保持される支持具付バッグである。
【0016】
ここで、「左右の折目4、4′」の様に同じ番号に′を着けたものは、それぞれ左右対称の位置或いは表側、裏側の対称の位置にある同一の構造部分を示している。以下本発明について詳しく説明する。
【0017】
本発明は支持具付嗜好性飲料バッグの下部の構造及び機能のみに関するもので、バッグの上部の構造または機能等に触れられていない。バッグの下部の構造及び機能がこの請求項に該当すれば、上部構造等はどの様なものでも本発明の技術的範囲に入る。
【0018】
本発明の支持具付嗜好性飲料バッグは濾過性を有する材質であれば特に限定せず、広範囲のシートを使用できるが、繊度 0.2デニール以下の超極細繊維を含む不織布は抽出性が優れているため好ましい。例えば、コーヒーの苦すぎる原因となり易い抽出残渣や油脂の除去性に優れている。
【0019】
抽出用バッグの形状は特に限定しないが開口面積を大きくするためバッグの側面にギャザーを設けた形状が好ましく、更にバッグの下部の断面はV字形になっていると液切れが良好となるため好ましい。またはバッグの下端が逆円錐状となっていてもよい。バッグの上端はオープンで使用時適宜コーヒー粒子等抽出原料を入れてお湯を注入する方式でも使用できるが、予めコーヒー粒子等がバッグに封入されていて、使用時ミシン目等を引き裂いてバッグの口を開けお湯を注入して使用してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の支持具付嗜好性飲料バッグに適用できる嗜好性飲料は特に限定しないが、コーヒー、アイスコーヒー、紅茶、ココア、ウーロン茶その他の健康茶、煎茶、麦茶、昆布茶等広範囲な飲料が含まれている。これらの中、コーヒーは本発明のホルダー付抽出用バッグに最も適している。また、カップも通常のコーヒー或いは紅茶用カップの他、デミタス型、ガラスカップ、朝顔型カップ等種々のタイプのカップに適用できる。
【0021】
本発明の支持具付嗜好性飲料バッグの支持具は、紙製の環状シートが左右の折目で折り曲げられて2枚の長方形シート5、5′が重ね合わされた形状となっている。嗜好性飲料バッグの使用時紙製支持具の下端に設けられた切片またはバンドによって、カップの上部を外側から挟み込んだ状態として安定に保持し、或いは同じ目的を達成するため、支持具の下部がカップの縁と接触する部分に切込を設け、切込の傾斜に沿ってカップの縁を挿入し切込の突き当たりに設けられた円形の空隙にカップの縁をはめ込んで固定することにより、バッグをカップ上で安定した状態で保持できる構造となっている。ここで、紙製支持具が保持するカップの直径は必ずしも一定せずある程度は変動するが、その変動は紙製支持具の表側及び裏側シートの相互の膨らみを調節することにより、カップの直径が変動しても支持具がそれにマッチできる様な構造となっている。このため支持具の紙の材質は適度な弾性と可塑性を有するものである必要がある。
【0022】
本発明の支持具の材質は紙製である必要がある。前述の様な適度な弾性と可塑性を併せ有するシート状材質としては、紙が最も適しているからである。また、紙の種類については特に限定しないがやや厚めの紙が好ましく、ポリマー樹脂によりラミネートした薄目の板紙が好ましく、その他防水処理をした上質紙或いは厚紙等も使用できる。
【0023】
前述の様に本発明の抽出用バッグは濾過性を有するシートであれば広く使用できるが、繊度0.2 デニール以下の超極細繊維を含む不織布は、抽出性が優れているためより好ましい。例えば、香りやコク味が優れたコーヒーを入れるためにフィルターに要求される最も重要な性質は、コーヒーの微粒子が液中に漏れ出さないこと及びコーヒー液中に含まれている油脂を吸着除去して、カップの表面に油膜が浮かない様にすることである。これらはいずれもコーヒーの味を阻害する要素で、微粒子が混入すれば舌触りが悪く感じられ、またカップの表面に油脂が浮くとギラギラ光るため好まれないからである。
【0024】
微粒子の漏出防止及び油脂の吸着性を高める素材として、繊度が 0.2デニール以下の超極細繊維を含む不織布が特に優れている。従って、本発明のバッグの素材にはより好ましい。この様な超極細繊維は例えば、メルトブロー法により熱可塑性ポリマーから製造されている。熱可塑性ポリマーの種類としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等がある。またこの様な超極細繊維の不織布層と、通常の太さの繊維からなる支持層の複合不織布を使用することにより、濾過性及び濾布の機械的性質を一層向上させることが出来る。
【0025】
抽出用バッグを支持具に取り付ける手段は特に限定しないが、融着或いは貼着等が適用できるが、バッグが熱溶融性で支持具もポリマー樹脂でラミネートされている紙の場合は熱融着が好ましい。
【0026】
【実施例】
以下実施例を挙げ図面を参照しながら更に本発明を具体的に説明する。
【0027】
(実施例1)
図1に本発明の支持具付嗜好性飲料バッグの一態様で、使用前の折り畳まれた状態の正面図を、図2は使用時コーヒーカップの上に乗せた状態の斜視図を示す。
【0028】
支持具付嗜好性飲料バッグは支持具3及び抽出用バッグ2からなり、支持具の材質はポリエチレンでラミネートされた白板紙でつくられ、その内側に抽出用バッグ2が融着されている。紙製の支持具の本体は長方形のシートの両端が接着された環状のシートで、その左右が折目4、4′で折り畳まれて、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状になっている。
【0029】
図1に示す様にシート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込みすなわち表側に6、6′及び裏側の7、7′に設けられ、この切れ込みによって前部及び後部の中央部下端8、8′及び、前部下端右側及び左側に切片9、9′、後部下端右側及び左側に切片10、10′が形成されている。この4ケの切片は細長い台形状でその一端がシート5、5′に接続された構造になっている。
【0030】
図2はバッグ1を使用する時の斜視図を示したもので、表裏のシート5、5′の間隔を拡げ抽出用バッグ2を開口させてコーヒーカップの上に乗せた状態を示している。その際支持具の本体のシート5、5′が外側へ膨らみ弧状となるため、支持具下端の4ケの切片の先端11、11′、12、12′は外側へ開き、カップの上部の縁の下側を外側から挟み込んだ状態となる。また、支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となるため、図に示す様にバッグ1がカップ上で安定した状態で保持される。
【0031】
(実施例2)
図3は本発明の他の一態様の支持具付嗜好性飲料バッグを示したもので、使用時バッグをコーヒーカップの上に乗せた状態における支持具付バッグのみの斜視図を示す。
【0032】
支持具付嗜好性飲料バッグは支持具3及び抽出用バッグ2からなり、支持具の材質はポリエチレンでラミネートされた上質紙でつくられ、その内側に抽出用バッグ2が融着されている。紙製の支持具の本体は長方形のシートの両端が接着された環状のシートで、その左右が折目4、4′で折り畳まれて、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状になっている。
【0033】
図3に2枚の長方形のシート5、5′の表側シート及び裏側シートの間隔を開き、シートの中間部分に設けられているそれぞれ2本づつの垂直方向の折目、すなわち表側の13、13′及び裏側の14、14′が折れ曲がった状態が示されている。更にシートの下部は水平方向に15及び15′の部分が打ち抜かれて支持具中央部下端8、8′が形成されている。
【0034】
中央部下端の下側には両端がシート5、5′に接続された細長いバンド16及び16′が形成され、バンド16及び16′と中央部下端8、8′の間は分離されている。中央部下端8、8′左右の打ち抜かれた部分15及び15′はそれぞれ左右2ケづつの台形状の空隙となり、中央部下端とバンドの間の狭い空隙を介して繋がった構造になっている。
【0035】
嗜好性飲料バッグ1は表裏のシート5、5′の間隔を拡げ、抽出用バッグ2を開口させカップ上に乗せて使用される。その際、シート5、5′の中間部分の表側シートの折目13、13′及び裏側シートの折目14、14′が折れ曲がって、紙製支持具3の断面は六角形となり、支持具下部の表側シートのバンド16及び裏側シートのバンド、16′は弧状となって外側へ膨らんだ形状となる。
【0036】
支持具付バッグをコーヒーカップの上部に乗せ、シート5、5′の左右の折目4、4′の部分を指で抑えてカップの膨らみに合わせて、支持具下部のバンド16、16′を外側へ膨らませて、カップの上側の縁の下の部分を外側から挟み込む状態としてカップを保持させる。一方、支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となるため、嗜好性飲料バッグ1はカップ上で安定した状態で保持される。
【0037】
このため、お湯の注入時の溢れ、カップの移動時等の転倒による火傷等の怪我を防止する安全性が大幅に高められた構造となっている。
【0038】
(実施例3)
図4は本発明の他の一態様の支持具付嗜好性飲料バッグを示したもので、使用時バッグをコーヒーカップの上に乗せた状態における支持具付バッグのみの斜視図を示す。
【0039】
支持具付嗜好性飲料バッグは支持具3及び抽出用バッグ2からなり、支持具の材質はポリエチレンでラミネートされた白板紙でつくられ、その内側に抽出用バッグ2が融着されている。紙製の支持具の本体は長方形のシートの両端が接着された環状のシートで、その左右が折目4、4′で折り畳まれて、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状になっている。
【0040】
図4に示す様に紙製支持具本体は環状のシートが左右の折目4、4′で折り畳まれて、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状となっている。シート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込み、すなわち表側シートの17、17′及び裏側シートの18、18′が設けられ、この切れ込みによって前部及び後部の中央部下端8、8′が形成されている。
【0041】
これらの表側シートの切れ込み17及び17′の両側と、裏側シートの切れ込み18及び18′の両側はそれぞれ表側シートの傾斜19、20、19′、20′及び裏側シートの傾斜、21、22及び21′、22′が形成され、切れ込みの突き当たりは2ケづつの円形の空隙、すなわち、表側シートの23と23、23′と23′及び裏側シートの24と24、24′と24′が設けられた構造になっている。
【0042】
嗜好性飲料バッグ1は左右の折目4、4′の部分を指で抑えて、シートを外側へ膨らませて表裏のシート5、5′の間隔を拡げ、抽出用バッグ2を開口させてカップ上に乗せて使用される。その際、支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となり、コーヒーカップの上端の縁は支持具の切れ込み部分の傾斜19、19′、21及び21′に接触した状態になる。カップの縁を傾斜に沿わせて切れ込みに挿入し、突き当たりの2つの円形の空隙の中いずれかの奥迄差し込んで支持具をカップに固定させる。ここで一つの切れ込みに複数の円形の空隙が設けられているのは、カップの直径が大きい場合にも小さい場合にも適用できる様にするためである。
【0049】
【発明の効果】
本発明の支持具付嗜好性飲料バッグは、ディスポーザブルでドリップタイプのコーヒー、紅茶等の抽出用バッグに紙製の支持具を取り付けたもので、バッグにお湯を注入する時支持具の下部に予め設けた複数個の切片またはバンドによって、カップの上部を外側から挟み込んだ状態とし、或いは支持具の下部に切込を設け、カップの縁を切込の奥の円形の空隙に嵌め込んで固定することにより固定し、抽出効果と共に注入時のお湯の溢れ、カップの移動時等の転倒による火傷等の怪我を防止する安全性が大幅に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持具付嗜好性飲料バッグの一態様で、使用前の折り畳まれた状態の正面図を示す。
【図2】図1に示した支持具付嗜好性飲料バッグの使用時コーヒーカップの上に乗せた状態の斜視図を示す。
【図3】本発明の他の一態様の支持具付嗜好性飲料バッグの使用時、バッグをコーヒーカップの上に乗せた状態における支持具付バッグのみの斜視図を示す。
【図4】本発明の支持具付嗜好性飲料バッグの他の一態様の使用時、バッグをコーヒーカップの上に乗せた状態における支持具付バッグのみの斜視図を示す。
【符号の説明】
1 支持具付嗜好性飲料バッグ
2 抽出用バッグ
3 紙製支持具
4、4′紙製支持具の左右の折目
5、5′紙製支持具の表裏のシート
6、6′紙製支持具の表側シートの左右の切れ込み
7、7′紙製支持具の裏側シートの左右の切れ込み
8、8′紙製支持具の中央部下端
9、9′紙製支持具の表側シート下端左右の切片
10、10′紙製支持具の裏側シート下端左右の切片
11、11′紙製支持具の表側シート下端左右の切片の先端
12、12′紙製支持具の裏側シート下端左右の切片の先端
13、13′紙製支持具表側シートの持具の折り目
14、14′紙製支持具裏側シートの持具の折り目
15、15′紙製支持具の表裏シートの打ち抜かれた部分
16、16′紙製支持具の下部のバンド
17、17′紙製支持具の表側シートの左右の切れ込み
18、18′紙製支持具の裏側シートの左右の切れ込み
19、19′、20、20′紙製支持具の表側シートの左右の切れ込みの両側の傾斜
21、21′、22、22′紙製支持具の裏側シートの左右の切れ込みの両側の傾斜
23、23′紙製支持具の表側シート左右の切れ込みの突き当たりの円形の空隙
24、24′紙製支持具の裏側シート左右の切れ込みの突き当たりの円形の空隙

Claims (3)

  1. 支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び、抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3からなり、抽出用バッグ2が紙製支持具3に取り付けられている支持具付バッグの、支持具の下部において、
    紙製支持具は環状のシートが左右の折目4、4′で折り畳まれた、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状となり、シート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込み6、6′及び7、7′が設けられ、この切れ込みによって表側及び裏側の中央部下端8、8′、前部下端右側及び左側切片9、9′、後部下端右側及び左側切片10、10′が形成され、4ケの切片は平たい台形状でその一端がシート5、5′に接続された構造を有し、
    嗜好性飲料バッグ1の使用時、表裏のシート5、5′の間隔を拡げ抽出用バッグ2を開口させてカップ上に乗せる場合、4ケの切片の先端11、11′、12、12′は外側へ開いてカップの上部を外側から挟み込んだ状態となり、紙製支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となって、嗜好性飲料バッグ1がカップ上で安定した状態で保持される支持具付嗜好性飲料バッグ。
  2. 支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び、抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3からなり、抽出用バッグ2が紙製支持具3に取り付けられている支持具付バッグの、支持具の下部において、
    紙製支持具は環状のシートが左右の折目4、4′で折り畳まれた、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状となり、シート5、5′の中間部分にはそれぞれ垂直方向の折目13、13′及び14、14′が設けられ、更にシートの下部の表裏は水平方向に15及び15′の部分が打ち抜かれて中央部下端8、8′及び、両端がシート5、5′に接続された細長いバンド16及び16′が形成され、バンド16及び16′と中央部下端8、8′の間は分離され、打ち抜かれた部分15及び15′はそれぞれ左右の台形状の空隙が中央部下端とバンドとの間の細い間隙を通じて接続された構造を有し、
    嗜好性飲料バッグ1の使用時、表裏のシート5、5′の間隔を拡げ抽出用バッグ2を開口させてカップ上に乗せる時、シート5、5′の中間部分の折目13、13′及び14、14′が折れ曲がって紙製支持具3の断面は六角形となり、支持具下部のバンド16、16′は弧状となって外側へ膨らみカップの上部を外側から挟み込んだ状態となり、紙製支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となり、嗜好性飲料バッグ1がカップ上で安定した状態で保持される支持具付嗜好性飲料バッグ。
  3. 支持具付嗜好性飲料バッグ1は濾過性を有するシートからなる嗜好性飲料抽出用バッグ2及び、抽出用バッグをカップ上に保持するための紙製支持具3からなり、抽出用バッグ2が紙製支持具3に取り付けられている支持具付バッグの、支持具の下部において、
    紙製支持具は環状のシートが左右の折目4、4′で折り畳まれた、2枚の長方形のシート5、5′が表裏に重ね合わされた形状となり、シート5、5′の下端にはそれぞれ2ケ所づつの切れ込み17、17′及び18、18′が設けられ、この切れ込みによって表側及び裏側の中央部下端8、8′が形成され、また切れ込み17、17′、18、18′の両側はそれぞれ傾斜19、19′、20、20′、21、21′及び22、22′が設けられ、切れ込みの突き当たりにはそれぞれ2ケづつの円形の空隙23、23、23′、23′及び24、24、24′、24′が形成された構造を有し、
    嗜好性飲料バッグ1の使用時、表裏のシート5、5′の間隔を拡げ抽出用バッグ2を開口させてカップ上に乗せる場合、紙製支持具3の中央部下端8、8′はカップの内側に差し込まれた状態となり、支持具の下部がカップの縁と接触する部分を切れ込みの傾斜19、19′、21及び21′に沿わせて、切れ込みの突き当たりの2ケづつの円形の空隙23と23、23′と23′及び24と24、24′と24′の中いずれか1ケづつの奥迄差し込んで固定することにより、嗜好性飲料バッグ1がカップ上で安定した状態で保持される支持具付嗜好性飲料バッグ。
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