JPH08509002A - タンパク質でカプセル化された不溶性のガスマイクロスフェアならびにその調製および超音波画像化剤としてのその使用 - Google Patents

タンパク質でカプセル化された不溶性のガスマイクロスフェアならびにその調製および超音波画像化剤としてのその使用

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Abstract

(57)【要約】 改善された耐圧性および安定性を有するカプセル化ガスマイクロスフェアが以下のようにして製造される:ヒト血清アルブミンのようなフィルム形成性タンパク質の水溶液とパーフルオロプロパンのような水不溶性ガスとを混合し、この混合物を、大気に対して閉鎖された装置内、酸素の非存在下で、超音波または機械的キャビテーションに供する。

Description

【発明の詳細な説明】 タンパク質でカプセル化された不溶性のガスマイクロスフェアならびに その調製および超音波画像化剤としてのその使用 説明 技術分野 本発明は不溶性のガスをカプセル化したタンパク質性のマイクロスフェアから 構成される超音波画像化剤、ならびにその製造および使用のための方法に関する 。背景 診断用超音波イメージングは、目的の領域に音波エネルギーの焦点を当て得、 そしてその画像を形成するように音波エネルギーを反射させ得るという原理に基 づく。超音波スキャナーを、画像化すべき領域に重ねて体表面上に置き、そして 音波の形態の超音波エネルギーをその領域に向けて発射する。スキャナーは反射 した音波を検出し、そしてこのデータをビデオ画像に変換する。超音波エネルギ ーが物質を伝播するとき、反射するエネルギーの量は、伝播(transmission)速 度およびその物質の音響学的性質に依存する。物質の音響学的性質(例えば、音 響的インピーダンス)の変化は、液体−固体または液体−気体のような異なる音 響学的密度の界面において最も顕著になる。従って、超音波エネルギーが組織を 通って発射されるとき、超音波スキャナーによって検出される音波反射シグナル が器官構造から発生する。これらのシグナルは、造影剤を適切に使用することに よって増強され得る。 特に重要な超音波画像化剤(imaging agent)は、ガスの使用を伴う。ガスは 超音波の反射体として有効だからである。共鳴する気泡は、同じサイズの固体粒 子より千倍も高い効率で音を散乱させる。OphirおよびParkerは2つのタイプの ガス含有画像化剤を記載している。これらは、(1)遊離の気泡、および(2)カ プセル化された気泡である(Ultrasound in Medicine and Bio1ogy 15(4):319-3 33,1989)。しかし、適切なサイズの遊離気泡は、寿命が短すぎてほとんどのイ ンビボ適 用について有効ではない(Meltzerら、Ultrasound in Medicine and Biology 6: 263-269,1980)。この問題を克服するためにカプセル化された気泡の開発が試 みられたことがOphirおよびParkerによって指摘されている。 OphirおよびParkerによって記載されたガス含有超音波造影剤の第2の主要な クラスは、カプセル化微小気泡であり、本明細書中では、「マイクロスフェア」 と称する。気泡は、タンパク質または他の生体適合性物質から構成される殻で取 lecular Biosystems,Inc.,San Diego,CA)であり、これは。ヒト血清アルブ ミンでカプセル化された空気のマイクロスフェアから構成される。米国特許第4, 572,203号および第4,844,882号を参照のこと。 空気のマイクロスフェアは、インビボへの注入および循環に際して直面するよ うな150mmHgの圧力がかかると、急速にエコー源性(echogenicity)を失うこと が示されている(deJong,N.ら、Ultrasound Med.Biol. 19:279-288、1993)。 しかし、本発明のカプセル化技術は、多くの所望される適用のためにインビボで 十分に長い間残存する超音波造影剤として適切な材料を製造する。実際、心筋壁 のイメージングを可能にする造影剤は、少なくとも250mmHg(約5psig)の一時 的な圧力パルス耐えなければならない。 マイクロスフェアが圧力に対して不安定であるという問題を解決するための努 力において、最近の教示は、殻の改良に集中している。なぜなら、マイクロスフ ェアの殻または「膜」は、圧力下において、弱過ぎあるいは脆すぎてその結果、 インビボで急速に壊れると考えられているからである。Gibbey(PCT/EP91/01706 ;PCT92/05806)は、「膜は剛性であるために、マイクロスフェアに与えられ得る 突然の圧力変化に耐えられない。例えば、血流中を移動する際の、振動の脈動に よる変化または圧力である。」と述べている。殻の剛性を克服するために、彼は 、高い割合で増粘剤(40%〜80%のポリオール類)を含むタンパク質溶液中で空 気を予備乳化させ、これを高速ブレンダー中で機械的剪断に供することを提案し てした。適切なサイズの泡が集められ、そしてそれらを軟らかい殻の中に安定化 するために適切な界面活性剤で被覆される。 Holmes(PCT WO92/17213)は、生体適合性の化学架橋剤で殻を強化することに よってタンパク質のマイクロスフェアのインビボ安定性を高めることを提案した 。 Bichonら(EPA90/810367)およびSchneiderら(Inv.Radiol. 27:134-139,199 2)は、多孔性(孔サイズ5〜2000nm)のポリマー性「マイクロバルーン」の製 造を記載している。彼らは、この欧州特許出願において「マイクロバルーンの外 皮(envelope)の微小多孔性構造は、弾力性の要因である。すなわち、このマイ クロスフェアは崩壊せずに、容易に圧力変化を受容し得る。」と報告している。 ErbelおよびZots(米国特許第5,190,982号)は、中に空気を取り込んだ架橋し たポリマー性のマイクロカプセルを記載している。 Schneiderら(EPA 554,213)は、カプセル化されるガスのうちの少なくとも一 部がSgas/MWgas≦0.0031を有するガスであることで、マイクロスフェアの耐圧性 を改善し得ることを示している。ここでSgasはガスの水溶性をリットル/リット ルで表したものであり、そしてMWgasはガスの平均分子量をダルトンで表したも のである。この参考文献の表1は、この基準に適合するものとしてN2、SF6、CBr F3、およびCF4を列記している。この参考文献は、これらのマイクロスフェアが 2つの方法のいずれかで製造され得ることを教示している。第1の方法は2段階 法である。この方法では、公知の方法によって空気を含有するマイクロスフェア を調製し、そしてこの空気をガス交換法によって(例えば、空気が充填されたマ イクロスフェアを不溶性ガス雰囲気下で適切な時間インキュベートすることによ って)不溶性ガスで置換する。 第2の方法は、1段階法である。この方法では、空気の代わりに不溶性ガスを 用いて、EPA 324,938の方法(この参考文献の実施例1参照)によってマイクロ スフェアを作製する。この方法においては、殻形成材料溶液(例えばアルブミン 溶液)にガスを通し、この間、音波発生器(sonicator)のホーンを容器の中に 沈め、そして取り出す。 あいにく、これらの方法はいずれも、タンパク質でカプセル化した不溶性ガス のマイクロスフェアの安定な懸濁液を作製するために特に有用ではない。第1の (2段階)方法を用いると、不溶性ガス雰囲気に曝したときに(2段階法の第2 工程)、空気が充填されたアルブミンマイクロスフェアのうち残存し得るものは ごくわずかの数である。マイクロスフェアから流出する可溶性ガス(空気)がマ イクロスフェアに流入する不溶性ガスより多いと、その結果、マイクロスフェア は完全に圧潰し、殻の残骸のみが残る。この影響は特にパーフルオロエタンのよ うな、より不溶性のガスの場合、著しい。第2のプロセスでは、圧力がかかると 体積が減少し、そして圧力を取り去った後も回復を示さないマイクロスフェアが 製造される。これらの両プロセスで、劣ったマイクロスフェアが製造されるのは 、このマイクロスフェアが相当量の空気を含んでおり、そて形成の際に空気が存 在すると、不溶性ガス単独の存在下でマイクロスフェアを製造する利点を低下さ せ得るからであると考えられる。この点に関して、以前の研究者は、キャビテー ションによるマイクロスフェアの作製においては酸素の存在が必須であると考え ていたことが注目される。 Suslickは、超音波に関連するキャビテーションは、酸素の存在下においての み、マイクロスフェアの製造法として適していると報告した。Suslickらの詳細 な研究において(Proc.Natl.Acad.Sci.88:7708-7710,1991;J.Am.Chem.S oc.112:7807-7809,1990)、安定なタンパク質殻のために必要とされる、キャビ テーションが誘起するジスルフィド結合の分子内再配置に、酸素が関与すること が報告された。Suslickは、「我々は、O2が存在しないとマイクロカプセルの形 成が強く阻害されることを見いだした。」と述べている。彼はさらに続けて、「 反応が不活性雰囲気下(He、Ar、またはN2)で行われると、マイクロカプセルは 形成されない。」「実験的には、O2または空気の下で反応を行った場合にのみ、 高濃度の微小気泡が合成される。」と述べている。U.S.4,774,958もまた参照の こと。アルブミンマイクロスフェアの形成には空気が必要であるという従来の考 えは、Holmes(PCT WO92/17213)にもまた記述されている。ここでは、種々の低 分子量のガスを含むマイクロスフェアの製造が開示された。しかし、超音波によ るアルブミンマイクロスフェアの製造を記載する際に、著者は、「ガス含有気泡 を生成するための、別の確立された記載された方法は(すなわちUS-A-4,774,958 )、空気の存在下における混合物の超音波処理による。」と述べている(下線付 記)。 1つの局面において本発明は、酸素不存在下で、不溶性ガスの存在下において 超音波または機械的キャビテーションプロセスによって、相対的に不溶性のガ スを取り込んだタンパク質性のマイクロスフェアを高濃度で作製し得るという、 予期せぬ発見に関する。このようなマイクロスフェアは、印加圧力に対する、非 常に向上した驚くほどの安定性および弾性を示し、優れたあるいは同等のエコー 源性を有する。タンパク質性の殻は、合体を防ぎ、そして溶解した大気ガスの周 囲環境からの拡散に起因する膨張に対して抵抗性がある。 他の局面において、本発明は、剪断力の形態の機械的エネルギーを使用する、 タンパク質殻のマイクロスフェアの製造のための新規な手順に関する。これらの 力は、液体−気体混合物を機械的に剪断して、微小気泡懸濁液を形成する原因と なり、そしてまた流体力学的キャビテーションを引き起こし、このキャビテーシ ョンがエネルギーを放出する。このエネルギーは、周囲の液体に吸収されて、局 部的なタンパク質の変性をもたらし得、そして気体−液体界面で分離したマイク ロスフェアを形成し得る。エネルギーの放出に至る、液体系に対する圧力変化を 生じる方法に基づいて、流体力学的キャビテーションと超音波(音響学的)キャ ビテーションとは区別され得る。前者においては、圧力変化は、オリフィスを通 り、あるいは表面を横切って通過する液体の速い流れによって生じる。他方、後 者においては、高周波数の音波のサイクルが急速な局部的圧力変化を生じさせる 。(F.Ron Young.1989 Cavitation 4-5頁、McGraw-Hill Book Co.London)。 さらに、流体力学的キャビテーションは流動する液体(すなわち、静止した対象 物を通過するか横切って流れる液体)中で生じる。対照的に、音響学的キャビテ ーションは、キャビテーションが現れるに十分な、増加および減少する圧力(陽 圧および陰圧)のサイクルの間、定常でなければなければならない液体系で生成 される。米国特許第4,957,656号に記載されているような連続流動超音波系にお いてさえも、音響学的キャビテーションプロセスにおける滞留時間(residence time)は、本発明によって記述されるような真の単一パスの流体力学的キャビテ ーション系よりも、制御することが困難である。 機械的剪断力によって製造される微小気泡懸濁液は、特に造影剤として使用さ れ、あるいはさらなる処理によって、マイクロスフェアとして形成される。例え ば、PCT公開番号WO92/05806は、微小気泡懸濁液の調製を記載している。これは 、フィルム形成性(filmogenic)タンパク質の「泡」と呼ばれている。この泡は 、増 粘剤を含むタンパク質溶液を、タンパク質が変性する温度より低い一定温度でホ イップして、粗い泡とすることによって調製される。次いで、得られる泡を、機 械的に剪断し、所望の範囲の気泡を形成する。この気泡は、増粘剤の存在によっ て安定化される。次いで、この気泡を熱変性によって、あるいは気泡を取り巻く タンパク質フィルムを硬化させるための架橋剤の添加によってさらに処理して、 マイクロスフェアとし得る。 欧州特許出願公開番号0 450 745 A1は、機械的剪断によって水中油型乳濁液を 形成し、そして同時にあるいは次に、界面に析出する水不溶性のポリマーを添加 することによってマイクロスフェアを作製するプロセスを記載している。次に、 疎水性相を蒸発させ、空気またはガスが充填されたマイクロスフェアを形成する 。 従って、本発明はまた、タンパク質溶液を機械的剪断力に供することによって 、熱変性可能なタンパク質からマイクロスフェアを作製するための改善された方 法に関する。このような力は、微小気泡の懸濁液を形成し、これは、同時にまた は次に、個別の殻でカプセル化される。キャビテーションによる加熱の性質上タ ンパク質の変性は局部的であり、そして液体−気体界面に析出することによって 殻を形成する。この新規な方法は、スケールアップが容易であり、そしてマイク ロスフェアを作製するためのいままでの音響学的な方法に比べて製造収率の増加 へと至る。発明の開示 本発明の1つの局面は、超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスの マイクロスフェアの製造方法であって、フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬 学的に受容可能な水不溶性ガスとの混合物を、酸素の非存在下で超音波または機 械的キャビテーションに供する工程を包含する方法である。 本発明の別の局面は、超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマ イクロスフェアの製造方法であって、フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬学 的に受容可能な水不溶性ガスとの混合物を、大気に対して閉鎖されている装置内 で超音波または機械的キャビテーションに供する工程を包含する方法である。 本発明の別の局面は、熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化さ れたガスのマイクロスフェアの水性懸濁液を含有する超音波画像化剤組成物であ って、該カプセル化されたガスが、完全に薬学的に受容可能な水不溶性ガスであ る組成物である。 本発明の別の局面は、熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化さ れたパーフルオロプロパンガスのマイクロスフェアの水性懸濁液を含有する超音 波画像化剤組成物である。 本発明の別の局面は、超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマ イクロスフェアの製造方法であって、以下の工程を包含する方法である: a)次に行われる機械的乳化において初期変性温度を達成するに必要な温度で 熱変性可能なタンパク質の水溶液を調製する工程、 b)該溶液とガスとを合わせる工程、 c)該タンパク質溶液とガスとの混合物を機械的に剪断し、約0.1ミクロンから 約10ミクロンの範囲の平均直径を有するガスの微小気泡からなる懸濁液を形成す ることにより、該混合物を乳化する工程、および d)該懸濁液を機械的キャビテーションに供して該タンパク質を変性させ、該 ガスと該溶液との界面に析出させることにより、該ガスの微小気泡をカプセル化 し、マイクロスフェアを形成する工程。図面の簡単な説明 図1は、本発明の機械的キャビテーションプロセスにおいて使用され得るミル の一例(Gaulinミル)の概略分解図である。 図2は、本発明の機械的キャビテーションプロセスにおいて使用され得るミル の別の例(Bematekミル)の概略分解図である。 図3は、本発明の機械的キャビテーションプロセスにおいて使用され得るミル のさらに別の例(Silversonミル)の概略分解図である。 図4aは、空気充填されたアルブミンマイクロスフェアの耐圧性を示すグラフ である。マイクロスフェア懸濁液を注射器内に入れ、40psigで加圧した。加圧前 後の粒子分布を示す。 図4bは、パーフルオロプロパン充填されたアルブミンマイクロスフェアの耐 圧性を示すグラフである。マイクロスフェア懸濁液を注射器内に入れ、40psigで 加圧した。加圧前後の粒子分布を示す。 図4cは、パーフルオロエタン充填されたアルブミンマイクロスフェアの耐圧 性を示すグラフである。マイクロスフェア懸濁液を注射器内に入れ、40psigで加 圧した。加圧前後の粒子分布を示す。 図4dは、六フッ化イオウ充填されたアルブミンマイクロスフェアの耐圧性を 示すグラフである。マイクロスフェア懸濁液を注射器内に入れ、40psigで加圧し た。加圧前後の粒子分布を示す。 図4eは、アルゴン充填されたアルブミンマイクロスフェアの耐圧性を示すグ ラフである。マイクロスフェア懸濁液を注射器内に入れ、40psigで加圧した。加 圧前後の粒子分布を示す。 図5は、マイクロスフェア希釈懸濁液の3.0psigでの耐圧性を示すグラフであ る。マイクロスフェア希釈懸濁液を1cmキュベット内に入れ、3.0psigでt=30秒 間加圧した。パーフルオロエタン、パーフルオロプロパン、六フッ化イオウおよ び空気のマイクロスフェアのデータを示す。 図6は、アルゴンマイクロスフェアの希釈懸濁液の3.0psigでの耐圧性を示す グラフである。希釈されたアルゴンマイクロスフェアを1cmキュベット内に入れ 、3.0psigでt=30秒間加圧した。 図7は、マイクロスフェアに対する脱気された緩衝液の影響を示すグラフであ る。マイクロスフェアを、脱気された緩衝液の増加量に添加し、混合し、そして 、この混合物を濃度測定のための一定体積とした。空気、パーフルオロプロパン 、パーフルオロエタン、および六フッ化イオウのマイクロスフェアのデータを、 脱気された緩衝液の体積に対してプロットしている。 図8は、後述の実施例11に記載のデータを示すグラフである。発明の実施の形態 本発明の新規マイクロスフェアは、不溶性ガス存在下および実質的に酸素の不 在下、すなわち嫌気的(閉鎖系)条件下で、フィルム形成性タンパク質の水溶液 の超音波または機械的キャビテーションにより、水性懸濁液中で形成される。マ イクロスフェアは、エコー反射性であり、そして10ミクロンより小さく0.1ミク ロンより大きい平均直径を有する経肺通過に適切なサイズである。サイズ分布は 、より大きいまたはより小さいマイクロスフェア集団への分画化により変化し得 る。マイクロスフェアは、過剰の水相の除去により濃縮され得るかまたは濃縮さ れ得ず、あるいは回収されて第2の水溶液中に再懸濁され得るかまたはされ得な い。 これらの新規マイクロスフェアの製造に用いられるガスは、薬学的に受容可能 であり、それらが配される水性媒体(すなわち、最初はそれらが製造される媒体 、使用されるときは血液中)に不溶性であることのみ必要とされる。水への溶解 度は、このような媒体における溶解度の近似値である。「ガス」という用語は、 イメージングが行われる温度(代表的には通常の生理学的温度)で気体であるか または気体を形成し得る任意の化合物をいう。ガスは、単一の化合物または化合 物の混合物から構成され得る。適切なガスには、六フッ化イオウ、パーフルオロ エタン、パーフルオロプロパン、パーフルオロメタン、およびパーフルオロブタ ンなどのフッ素含有ガスが挙げられるが、これらに限定されない。ガスの溶解度 は、目的のガスのブンゼン(Bunsen)係数を測定することにより定義され得る。 この値は、溶媒の単位容積により吸収されるガスの容積である。(Wen,W-Y、Mu ccitelli,JA、J.Sol.Chem.8:225-240(1979)を参照のこと)。本発明に用 いるに適切なガスは、25℃の水において0.01mL/mL(溶液)より低いブンゼン係 数を有するべきである。表1に、数種のガスのブンゼン係数を示す。 マイクロスフェア中に含まれるガスの他の特徴は、ガスの拡散性が25℃の水中 で4×10-5cm2/秒よりも低いことである。しかし、拡散定数が異なる溶媒でおよ び異なる温度で変化することに留意すべきであるが、ガスの選択の目的では、ガ スはこの基準に一致すべきである。 薬学的に受容可能とは、選択したガスが生体適合性であり、そして毒性が最小 でなければならないという特性をいう。 パーフルオロプロパンは、(1)製造および使用の温度で凝縮しない、(2)異 性体を有さない、(3)優れた耐圧性を示すマイクロスフェアを生成する、そし て(4)薬学的に受容可能である、不溶性ガスを提供するので、好適である。 ガス微小気泡は、フィルム形成性タンパク質殻によりカプセル化されている。 フィルム形成性という用語は、(熱変性により生じる)タンパク質の不溶化にお いて、タンパク質がトラップしたガスの周囲に外向きに親水性基および内向きに 疎水性基を有する殻を形成する能力をいう。タンパク質は、必ず親水性および疎 水性の両方のアミノ酸を有する。適切なタンパク質には、アルブミン、γ-グロ ブリン(ヒト)、アポトランスフェリン(ヒト)、b-ラクトグロブリン、および ウレアーゼのような天然に存在するタンパク質が挙げられる。天然に存在するタ ンパク質が好適であるが、3次構造を示しそして熱変性を受けやすい合成タンパ ク質(ホモポリマーまたはヘテロポリマー)が用いられ得る。本発明に特に適切 なものはアルブミンであり、そしてさらに特にはヒトアルブミンである。タンパ ク質は、約0.1〜10%w/vの範囲の濃度で、好適には約1〜5%w/vの範囲の濃度 で、最も好適には約1%w/vの濃度で溶液中に存在する。 本発明に適切なタンパク質、または得られるマイクロスフェアは、器官の標的 化または免疫原性活性を消去する目的で化学的に改変され得る(例えば、ポリエ チレングリコールを用いる改変)。しかし、本発明は、マイクロスフェアの形成 の目的のための化学的架橋剤の添加、またはタンパク質の他の改変を包含しない 。 本発明のマイクロスフェアは、不溶性ガスの存在下、酸素の非存在下で(すな わち、空気の混入が回避される閉鎖系で)のキャビテーションの結果として、溶 液中でタンパク質の一部を不溶化することにより形成される。このようなタンパ ク質の不溶化は、局部的なタンパク質の変性およびガスコアの周囲での配向によ り主として特徴づけられ、後者は、不溶性ガスの存在下で増強され得る。 本発明のマイクロスフェアの形成のためにタンパク質を熱不溶化するに用いら れる系は、嫌気的、すなわち大気に対して閉じられていなければならず、「閉鎖 系」と呼ばれる。比較して、「開放系」とは、大気に対して開かれている系であ る。このような閉鎖系で製造されたマイクロスフェアにトラップされたガスは、 必然的に、その形成に使用された不溶性ガスのみを含む。大気による混入は、O2 電極を用いて、系から流出するO2の存在を測定することでモニターし得る。本 発明において、マイクロスフェアは、その形成に使用されたガスのみを最初に含 むように製造される。しかし、ガス含有物が実験的に測定されるとき、実験手順 の間に、大気のガスによるある量の避けがたい混入があり、したがって、測定に より得られたガスの量は100%より低い。したがって、ガスの測定値が85%より 高いものが、最初のガス含量が完全な不溶性ガスであるマイクロスフェアを示す 。 マイクロスフェアの形成後、大気への曝露はパッケージングの間は避けるべき である。例えば、マイクロスフェアは、閉鎖系から取り出された時点から5〜30 秒以内にバイアルまたは他の気密容器に封入されなければならない。さらに、バ イアルのすべてのヘッドスペースは除去されて、パッケージングの間に形成に用 いたガスで置換されなければならない。 不溶性ガスで満たすと、これらのタンパク質マイクロスフェアは、顕著な安定 性を示し、約1.0×109マイクロスフェア/mLの濃度で40psig(>2000mmHg)に曝 露しても残存する。マイクロスフェアはまた、希釈懸濁液中で弾性を示し、3〜 10psigの圧力下での圧縮を示し、圧力から解放されるともとの容積に回復する。 追加の化学的架橋剤は不利である。なぜなら、得られるマイクロスフェアは増強 した圧力安定性を示すには構造が剛性になり過ぎるからである。 本発明のマイクロスフェアは、遊離の微小気泡とは異なり、合体および拡散さ せる膨張に耐性である。空気または酸素飽和溶液中で種々の温度でインキュベー トした不溶性ガスを含むマイクロスフェアは、平均直径が増大せず、あるいは総 容量が増加しない。タンパク質殻は、圧力をかけると弾性であるが、膨張にある いはガス拡散またはガス交換による破裂に抵抗するに十分強靭である。タンパク 質殻の存在は、合体を抑制し、そして空気充填されたタンパク質マイクロスフェ アと同様に、数ヶ月まで小さな個々の気泡でガスを維持する。不溶性ガス充填さ れたマイクロスフェアが溶媒和された大気ガスでの交換により測定可能に膨張さ れ得ないことは、新規であり、この物質の超音波剤としての使用のための重要な 特性である。 不溶性ガスをトラップしたタンパク質マイクロスフェアは、脱気した水溶液に 曝露したときの圧潰に抵抗性を示す。遊離の微小気泡または空気充填されたカプ セル化したマイクロスフェアとは異なり、不溶性ガス充填されたマイクロスフェ アは、真空で脱気した水に加えることができ、高希釈でも一体性を維持し得る。 空気充填された物質は、気相の酸素成分の流出のため、血液中で圧潰される。不 溶性ガス充填されたマイクロスフェアが、部分的に脱気されまたは加圧された環 境で圧潰に抵抗性である能力は、インビボでの超音波コントラストの持続を劇的 に増加する。 本発明のマイクロスフェアは、超音波キャビテーションまたは機械的キャビテ ーションによって製造され得る。空気充填マイクロスフェアの超音波製造方法は 、Cerryによって記載されている(米国特許第4,957,656号)。 機械的キャビテーションは、本発明の新規な不溶性ガス充填マイクロスフェア を製造するために好ましい方法である。この方法はまた、空気充填または不溶性 ガス(例えば、N2、H2、アルゴン)充填マイクロスフェアを製造するためにも用 いられ得る。 本発明の新規な機械的キャビテーション手順においては、熱変性タンパク質の 水溶液が、次に行われるこの溶液の機械的乳化において初期変性温度を達成する に必要な温度で提供される。溶液中のタンパク質の変性温度は、通常、50℃〜10 0℃の範囲であり得る。それは、文献中の熱タンパク質変性の表から、または任 意の公知の方法により実験的に得られ得る。例えば、変性温度を実験的に決定す るために、タンパク質溶液は、水浴中で撹拌しながら加熱され得る。変性温度は 、不溶性物質が最初に観察される温度である。変性温度はタンパク質の性質、純 度、および供給源、溶液中のタンパク質濃度、pH、緩衝液、イオン強度、安定剤 の存在、および化学変性剤または界面活性剤の存在により影響され得ることに注 意さ れたい。従って、マイクロスフェアの製造に用いられる環境において、タンパク 質の変性温度を決定することが必要である。所望であれば、界面活性剤または極 性溶媒のような添加剤が、変性が起こる温度を変化させるために用いられ得る。 表2は、上記のように実験的に決定された、いくつかの天然に存在するタンパ ク質の変性温度を示す: タンパク質溶液/ガス混合物を剪断するために用いられる各装置は、そのタン パク質溶液に加えられる機械的剪断力によって、溶液に特定量のさらなる加熱を 生じさせる。その熱は、気−液界面でタンパク質の局所変性を生じさせるに十分 でなければならない。従って、タンパク質溶液が装置に導入される温度が、この ような局所熱変性を達成するように調整され得るためには、装置により生じる温 度上昇量を決定することが重要である。詳細には、装置中の液体の大部分の温度 が、キャビテーションの直前に初期変性温度と一致しなければならない。キャビ テーション事象は、タンパク質を局所的に変性させるに必要なさらなる熱を生成 し得る。初期変性温度は、タンパク質が変性のまぎわにあるが、溶液が変性タン パク質を含有しない温度として定義される。この温度は、変性温度をちょうど下 回る、典型的には1〜5℃下回る温度である。必要であれば、出発タンパク質溶 液は、装置に導入される前に、初期変性温度が達成され得る温度に予備加熱され 得る。 一旦タンパク質溶液の適切な出発温度が達成されると、溶液は、例えば乳化工 程前または工程中に、約5%〜200%、好ましくは20%〜100%気体:液体の範囲 の体積比でガスをタンパク質溶液中に導入することによって、適切なガスと合わ せられる。適切な気体:液体比は、装置の幾何学的形状、気体の物理的特性(溶 解度、密度、分子量など)に依存し、そして最適出力に調整され得る。 ガスおよびタンパク質溶液が合わせられた後、この混合物は乳化され、そして マイクロスフェア製造条件下でキャビテーションに供される。これは、機械的剪 断および流体力学キャビテーションが生成され得る装置、例えば、高速ミキサー 、ミル、フルイダイザーなど、を用いて達成される。好ましい装置はコロイドミ ルであり、これは、「高速ロータおよびステータからなり、分散または乳化が対 向する面によってなされる装置」として定義される(Advanced Filtration and Separation Technology,p.108-110)。用いられ得る特定のミル装置の例を以下 に示す: 不溶性ガス充填マイクロスフェアを製造するために用いられる場合、コロイド ミルは、混合物中へ空気が導入されないように大気に対して閉鎖されるべきであ る。 図1〜3は、機械的キャビテーションプロセスにおいて用いられ得るミルのい くつかのタイプをさらに詳細に説明する。 図1は、Gaulinミルの必須要素を図示する。これらは、以下の通りである:モ ーター(図示せず)に作動可能に接続されている回転シャフト(10);シャフト (10)の端部に固定されたディスクロータ(12);およびステータ(11)。ステ ータ(11)は、中央ボア開口部(18)とロータを受容するカウンタボア(16)と を有する。このミルでは、タンパク質溶液およびガスが「T字管(tee)」(15 )を介してミルじゅうに供給される。タンパク質溶液/ガス混合物はロータおよ びステータの表面間で乳化およびキャビテーションされる。このミルの「ギャッ プ」は、ステータカウンタボアの半径方向表面(17)とロータの半径方向表面と の間の間隔である。マイクロスフェア生成物の温度は、混合物がステータ(11) を通過して出ていく際に得られる(例えば、熱電対(図示せず)によって)。 図2は、Bematekミルの必須要素を示す。このミルは、図1のGaulinミルに構 造および機能が似ている−−主な違いは、ロータおよびステータカウンタボアの 配置である。これは、回転シャフト(20)(ネジ状前縁(22)を有する円錐台形 ロータ(21)を支持する)、ならびにステータ(23)(中央円筒開口部(25)、 およびロータを受容するようにつくられている円錐台形カウンタボア(24)を有 する)を備える。タンパク質溶液/ガス混合物は、開口部(25)を介してこのミ ル中に供給される。ガスおよび溶液は、それらがシャフト上のネジ(22)のそば を通過する際に混合され、そして混合物は、ミルのギャップを通過する際に乳化 されキャビテーションにかけられる。ギャップは、ロータおよびステータの台形 表面の間の間隔により定義される。 図3は、Silversonミルを示す。このミルの構造は、図1および2のミルの構 造とは全く異なる。図示されたSilversonミルは、回転シャフト(30)(パドル ブレードロータ(31)を支持する)を有する。このロータは、カップ形多孔スク リーンステータ(32)内に受容される。ステータは、入口継手(34)がとりつけ られたハウジング(33)上に備え付けられている。入口継手は、多孔スクリーン ステータ(32)の底部中央部で開口しているハウジング(33)中にまで延びてい る。ハウジングは中央開口部(図示せず)を有する。この中央開口部は、入口継 手およびステータの底部の開口部(図示せず)に通じる。このミルでは、溶液/ ガスは、入口継手を介してステータの底部に供給され、そしてパドルロータの平 面(35)とステータの内部円周表面との間で乳化およびキャビテーションされる 。このミルの「ギャップ」は、ロータ(31)とステータ(32)との間の間隔とし て定義され得るが、このプロセスにおけるギャップサイズの効果はステータの孔 (36)のサイズにより影響される。 ミルを通過した後、生成物は、典型的には10〜20℃に冷却され、そして沈澱に より、またはマイクロスフェアに不利な影響を及ぼさない消泡剤の添加により消 泡され得る。 混合物をこのようなミルまたは等価の装置を通過させることにより、混合物は 乳化およびキャビテーションされ、約0.1〜10ミクロン(平均直径)の範囲のマ イクロスフェアを形成する。マイクロスフェアサイズは、適切な粒子カウンタ、 例えば、Coulter Multisizer II(Coulter Erectronics,Hialeah,Fl)により 決定され得る。 図1〜3に記載されるようなミルを用いる場合、ロータ速度、ギャップサイズ 、および気体:液体比は、マイクロスフェア生成物の特性(平均サイズ、サイズ 分布、およびマイクロスフエア濃度)に影響する主要なプロセスパラメータであ る。これらのパラメータは、所望の特性を有する生成物を提供するように経験的 に調整され得る。いかなる生成物に対しても、その特性は臨床的に定義される。 例えば、心筋灌流のために用いられるパーフルオロプロパンマイクロスフェアの 推定上の詳細は以下の通りである:平均サイズ、4ミクロン;サイズ分布、10ミ クロ ン以下が90%;濃度、7×108〜2×109マイクロスフェア/mL。 本発明は、以下の実施例によりさらに説明される。これらの実施例は本発明を いかなるようにも限定しない。 実施例1 機械的キャビテーションプロセスの温度モニタリングおよび ヒト血清アルブミンの制御 上述のように、タンパク質溶液は、プロセス温度が初期変性温度に達しそして 維持され得るように処理の前に予熱される。 実施の代表的な方法は以下の通りである。 モデル2 1/2インチBematek Colloid Mill(図2;Bematek Systems、Beverly MA)を、入口ポートが熱交換器に連結するように配管した。ガス不透過性の管 を用いて、熱交換器蛇管の接続部(barb)間をソフトに連結した。 プロセスヘッドからの出口ポートを、ステンレス鋼のプロセス後の冷却器に連 結した。 溶液温度を3ヶ所(T1、T2、およびT3)でモニターした。T1熱電対を予熱熱交 換器とミルヘッドとの間のSwagelokの「T字管(Tee)」に取り付けて、タンパ ク質溶液の供給温度を測定した。ガスを導入するための第2の「T字管」もまた 供給ポートに配置した。プロセスの温度が正確に測定され得るようにプロセスヘ ッドからの出口の内部(ロータから約1cm、そしてシャフトから約2cm)にT2熱 電対を配置した。このように、2ヶ所の温度(供給温度(T1)およびプロセス温 度(T2))は独立に測定され得、そして処理の間、溶液の加熱量を決定するため に比較される。 本実施例には、U.S.P.アルブミンを通常の生理食塩水で希釈して、1%(w/v )溶液を作製した。記載されたように、変性温度が実験的に78℃であると測定さ れた。脱気した後に、100mL/分(50%v/v)のパーフルオロプロパンとともに200 mL/分でミルに供給した。T1とT2との間には10℃〜15℃の差が認められた。77℃ のプロセス温度(変性温度より1℃低い)を得るために、供給温度を62℃〜67℃ の範囲に調整した。発生する熱量は異なるミル処理のパラメーターにより変化す る ので、変性タンパク質の薄い殻でガス微小気泡を首尾良くカプセル化しながら、 タンパク質のバルク変性を回避するプロセス温度を目標にするためには、ミル処 理のパラメーター(ミルの選択、ミルのセッティング、流速、ガス:液体比など )のそれぞれの変化によるT1とT2との差を測定することが必要である。冷却器出 口温度(T3)もまたモニターし、そして最高の結果のために20℃を目標にした。 実施例2異なるガスを含有するマイクロスフェアを作製する機械的キャビテーション法 種々のガスを含有するマイクロスフェアを以下のように作製した。5%ヒトア ルブミン溶液(USP)を、2時間の連続減圧下で脱気した。排気された容器を目 的のガスで充填することにより減圧から開放した。利用される不溶性ガスには、 六フッ化イオウ、パーフルオロエタン、およびパーフルオロプロパンが包含され る。より可溶性のガス(空気、窒素、酸素、およびアルゴン)を含有するマイク ロスフェアもまた作製された。アルゴンの使用は、高分子量のガス(しかし比較 的可溶性のガス)の代表であった。アルブミン溶液をインライン熱交換器を経由 して68℃に調整し、そして100mL/分で2 1/2インチコロイドミル(Greerco、Hud son、NH、モデルW250VまたはAF Gaulin、Everett、MA、モデル2F)にポンプで供 給した。室温で特定のガスを、120〜220mL/分の流速で入口ポートのすぐ直前の 上流の供給液体に加えた。ロータとステータとの間のギャップを2/1000インチ( 0.0O5cm)に調整し、そしてアルブミン溶液を73℃のプロセス温度、約7000rpmで 連続的に処理した。 このように形成されたマイクロスフェアの濃厚白色溶液を、直ちに熱交換器で 10℃の温度まで冷却し、そしてガラスバイアルに回収した。このバイアルを直ち に密封した。この物質を、コールターカウンター(Coulter Counter)を用いて 濃度およびサイズ分布に関して特徴付けした。結果を以下の表3に示す。 実施例3 ロータスピードおよびギャップサイズの影響 1%アルブミン溶液(200mL/分)を、ガスの液体に対する比(v/v)50%でパ ーフルオロプロパン(100mL/分)と合わせた。マイクロスフェアを、ロータスピ ードおよびギャップサイズを変えて実施例1に記載の手順により調製した。得ら れたデータを表4に示す。 これらの結果は、ロータスピードの増加により濃度が増加しそして平均サイズ が減少することを示し、その一方ギャップサイズが増加すると濃度が減少するこ とを示す。 実施例4 ガスの液体に対する比の影響 0.5%アルブミン溶液(100mL/分)を、約0.012のギャップおよび9950ft/分の ロータ先端スピードを有するGaulinミルを用いて20、50、70、または100mL/分( 液体に対して20%、50%、70%、または100%(v/v)のガス)のパーフルオロプ ロパンと合わせた。得られたデータを表5に示す。 これらの結果は、ガス:液体比の増加とともに濃度および平均サイズの両方が 増加することを示す。 実施例5音波キャビテーションにより不溶性ガス充填マイクロスフェアを作製する方法 空気、六フッ化イオウ、およびパーフルオロエタンマイクロスフェアを、回分 および連続超音波キャビテーションプロセスの両方により調製した。ヒトアルブ ミンの溶液(5%USP)を減圧下で脱気し、そして特定のガス雰囲気下で保存し た。連続音波処理プロセスを、空気の代わりに不溶性ガスを用いてCerny(米国 特許第4,957,656号)に記載されるように行った。回分プロセスを3/4インチの液 体処理ホーン(Sonics and Materials、Danbury CT)を利用して行った。プロセ ス全体で空気を排除するように、ガスをホーンに沿ってアルブミン中に通した。 ア ルブミンを73℃まで加温し、そしてBranson圧電コンバーターおよび電源(Brans on Ultrasonics、Danbury CT)を用いて、20KHzで60ミクロンのダブル振幅で5 秒間超音波処理した。生成物を直ちにガラスバイアルに移し、そしてガスの下で 密封した。 この生成物は、2.5〜3.3ミクロンの平均サイズを有する1.4×108〜1.0×109マ イクロスフェア/mL濃度のマイクロスフェアの濃厚な乳状懸濁液であった。 実施例6 マイクロスフェアの顕微鏡検査 種々のガスを含有するアルブミンマイクロスフェアを、実施例2または5に記 載されるように調製した。生成物のマイクロスフェア検査によって、球状マイク ロスフェアの単一分散懸濁液であることが明らかになった。このマイクロスフェ アは、懸濁液が清澄化されるまでシリンジ中で高圧力を印加することにより圧潰 した。全ての場合で、顕微鏡再検査により、崩壊したマイクロスフェア由来の透 明な膜状の殻の存在が示された。 実施例7 マイクロスフェアの耐圧性 種々のガスを含有するアルブミンマイクロスフェアを、実施例2に記載される ように調製した。各懸濁液の10mLを、圧力ゲージを取り付けた10mLの気密ガラス シリンジ(Hamilton、Reno NV)に入れた。全てのヘッドスペースをなくし、そ して器具を密封した。40psigの一定圧力を3分間印加した。次いで、コールター カウンターを用いて、サンプル粒子の濃度および分布を測定した。加圧の前後の データ(図4a〜4e)の比較により、40psigまでの不溶性ガスマイクロスフェアの 相対耐性が示された。 実施例8 マイクロスフェアの希釈懸濁液の耐圧性 種々のガスを含有するマイクロスフェアを、実施例2に記載されるように調製 した。マイクロスフェアの各サンプルを、リン酸緩衝化生理食塩水(0.15M)1m Lあたり等容量のカプセル化されたガスが含まれるまで、約1:60希釈で希釈し た。希釈懸濁液は、適切なヘッドスペースを有する密封された容器中で0.5psig 〜7.5psigの即時の静的圧力を受けた。図5は、マイクロスフェア濃度に対する 圧力の影響を示す。不溶性ガスである、パーフルオロプロパン、パーフルオロエ タン、および六フッ化イオウを含有するマイクロスフェアは、同じ濃度および同 じサイズ分布の、空気または高分子量のアルゴン充填マイクロスフェアよりもか なり耐圧性がある(図6)。血流中の生理的圧力は、末梢静脈圧の1.5psigから 心筋壁中における2.5psigまでの範囲に及ぶ。 実施例9 マイクロスフェアに対する脱気した緩衝液の影響 種々のガスを含有するアルブミンマイクロスフェアを、実施例2に記載される ように調製した。リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)を、使用する直前に沸騰させ ることによって脱気した。熱い緩衝液の0.05mL〜1.5mLのアリコートを、13×100 の試験管に入れ、そして1分間水浴で冷却して室温にした。一定容積のマイクロ スフェアを各試験管に加えた。混合した後、最終容積をPBSで3.0mLにし、そして マイクロスフェア濃度を測定した。図7は、脱気溶液中で改善された残存率が、 不溶性ガスであるパーフルオロプロパン、パーフルオロエタン、および六フッ化 イオウを含有するマイクロスフェアについて得られたことを示す。 空気、六フッ化イオウ、またはパーフルオロエタンを含有するマイクロスフェ アを全血中に希釈した。空気を充填したマイクロスフェアは圧潰を示した。不溶 性ガスを充填したマイクロスフェアは、新鮮全血での希釈において残存すること を示した。 実施例10 弾力性 種々のガスから調製したマイクロスフェアを、実施例2に記載のように調製し た。マイクロスフェアを、実施例8に記載のように、リン酸緩衝化生理食塩水中 に希釈し、そして顕微鏡のステージ上に置いた透明なセル中に入れた。セルを窒 素供給源に接続し、そのことにより、マイクロスフェアに対する生理学的圧力の 急速な印加および開放の影響の観察を可能にした。 可溶性ガス含有マイクロスフェアに対する1.5psigまたはそれより大きい圧力 の印加の結果は、球形体の完全損失が観察された。マイクロスフェアは、圧力か ら開放されても再形成せす、不可逆的破壊であることを示した。1.5psigより小 さい圧力の印加は、マイクロスフェアの不完全損失を伴う殻の変形およびしわを 生じた。球状の外観または集団は印加された圧力からの開放に際し回復され得な かった。 不溶性のパーフルオロカーボンガスを含むマイクロスフェアの懸濁液に対する 数psigまでの圧力の印加により、マイクロスフェアの直径が減少した。マイクロ スフェアの直径は、圧力からの開放に際しもとの大きさに戻った。 六フッ化イオウのマイクロスフェアはまた、印加された生理学的圧力下で、空 気が充填されたマイクロスフェアに比べて増加した弾力性を示したが、パーフル オロカーボンのマイクロスフェアに比べて低い弾性を示した。 これらの観察は、不溶性ガスを含むマイクロスフェアが圧力に対して耐性であ っただけではなく、圧力が開放された後も回復したことをも示す。このことは、 タンパク質殻が弾力性であることを示す。 実施例11 開放系および閉鎖系て作製されたマイクロスフェアの比較 処理方法 A)手動音波処理:開放系(EPA554,213の1段階法に相当する) 米国特許第4,844,882号および欧州特許出願第554,213号に記載された方法を用 いてマイクロスフェアを以下のように調製した: 20ccのシリンジ円筒にその先端を通じて挿入したT型熱電対をはめ込み、支持 スタンド上に設置した。このシリンジに、スイス赤十字(Swiss Red Cross)5 %ヒト血清アルブミンを16ccの印まで満たした。ガス(パーフルオロプロパン( C3F8)または六フッ化イオウ(SF6))をシリンジ円筒の上部に導入し、そして 液体表面上 に流した。音波ホーンを、液面下の10ccの印まで下げ、そして溶液温度が72.8〜 73℃まで上昇するまで(約1分間)、50%の出力で稼働した。ホーンを直ちにメ ニスカス±1mmまで引き上げ、そして出力レベルを65%まで増加した。音波処理 をさらに5秒間続け、温度がさらに1.2〜2℃上昇した。生成物をガラスバイア ル中に容量まで注ぎそして密封した。 B)連続音波処理:閉鎖系 米国特許第4,957,656号に記載される方法を使用して以下のようにパーフルオ ロプロパンおよび六フッ化イオウマイクロスフェアを調製した: ヒト血清アルブミンを、殺菌生理食塩水を用いて1%W/V溶液まで希釈した。 この溶液を約76℃まで加熱して初期変性させた。この系は外部大気に対して閉鎖 されており、そしてパーフルオロプロパンまたは六フッ化イオウガスを空気の代 わりに液体流(1:1)中に導入した。音波発生器ホーンを通過させて約100ml液 体/分でガス/アルブミン混合物を流すことにより生成物が連続的に作製された。 生成物を、音波処理チャンバーから出すときに、熱交換器を通過させることによ り冷却し、そしてマイクロスフェアのバルク液体懸濁液として収集した。取り扱 いと貯蔵条件は、手動で生成したマイクロスフェアについて与えられた条件と同 様であった。 C)機械的キャビテーション:閉鎖系 パーフルオロプロパンまたは六フッ化イオウガスを含むアルブミンマイクロス フェアはまた、閉鎖系中で、1%ヒト血清アルブミンとガスとの混合物をミル処 理(milling)することにより、実施例2に記載されたように生成された。アル ブミン溶液を、所定のミルの機械的キャビテーションによるマイクロスフェア形 成を可能にするに十分な温度まで加熱し、1:1(v:v)でガスと混合し、そしてコ ロイドミル中に導入した。液体流速は、ミルの容量またはサイズに依存し、代表 的には100〜500ml/分であった。Silverson L4RミルおよびBematek3インチ製造 コロイドミルをこの評価のために使用した。ミルからの流出物を熱交換系を通過 させることにより冷却し、そして得られるアルブミンマイクロスフェア懸濁液を バルクで集めた。生成物を、他のプロセスと同様にガラスバイアル中に満たした 。 分析方法 A)集団動力学 集団動力学を、50ミクロンの開口度を用いてCoulter Multisizer IIを用いて 評価した。「処理方法」の項で記載されたように調製されたアルブミンマイクロ スフェアを、Isoton中に1:10,000に希釈し、そして500μlの試料を分析した。 もとのマイクロスフェア懸濁液の濃度、平均サイズ、および1mlあたりのカプセ ル化ガス容量を得た。 B)ガス含有量 「処理方法」の項で記載されたように調製された2つのロットのマイクロスフ ェア中にトラップされたパーフルオロプロパンの百分率は、Hewlett Packard 58 90によるガスクロマトグラフィーにより測定した。マイクロスフェア懸濁液試料 を気密シリンジ中に採った。エタノール中の消泡剤を用いてマイクロスフェアか らガスを放出し、そしてトラップされたガスを熱伝導度により検出した。 C)耐圧性 アルブミンマイクロスフェアの耐圧性をSinteticaによる欧州特許出願第554,2 13号により報告された方法と同様の方法により評価した。マイクロスフェアを、 3mlの圧力キュベット中、600nmで約1吸光度単位まで、曝気リン酸緩衝化生理 食塩水中に希釈した。首部を圧力供給源に取り付けて、キュベットを記録用分光 光度計中に置いた。キュベット中の圧力を、0から5または10psigまで150秒間 にわたって直線的に増加させ、その時点で圧力を開放した。圧力勾配は、20psi の圧力供給源(N2タンク)と5リットルのステンレス鋼リザーバーとの間に置い た電磁弁(Honeywell)および圧力トランスデューサー(Omega)を比例動作させ ることにより生じさせた。キュベットをデジタル圧力計を通じてステンレス鋼リ ザーバーに接続した。アナログ−デジタルコンバーターおよびデジタル−アナロ グコンバーターボード(National Instruments)を備えたPC型コンピューターが 、バルブの開口を制御し、そして圧力トランスデューサーを読み取った。リザー バーおよびキュベットを、所望の圧力が達成されるまで、選択された速度で加圧 した。マイクロスフェア懸濁液の光学密度を時間および圧力の関数としてモニタ ーした。データをキュベット中のマイクロスフェアの自然浮上速度に対して補正 した。 結果 A)集団動力学 手動音波処理、連続音波処理および機械的キャビテーションの方法により生成 されたアルブミンマイクロスフェアを、製造後24時間以内に、濃度、平均サイズ 、カプセル化ガス容量およびサイズ分布について分析した。すべての測定は、最 小限2回行い、そして平均として表した。これらの測定の結果を表6中に示す。 すべての方法により生成されたマイクロスフェアは、本研究の継続期間中、4℃ で少なくとも数週間、安定であった。 B)ガス含有量 マイクロスフェアの2つのロット中の、トラップされたパーフルオロプロパン ガスの組成分析を、表7に示す。 これらの結果は、手動音波処理を用いて開放系で作製されたマイクロスフェア が、閉鎖系(連続音波処理および機械的キャビテーション)中で作製されたマイ クロスフェアに比べ、マイクロスフェアを形成するために用いられたガスのカプ セル化がかなり少ないことを示す。閉鎖系で作製されるマイクロスフェアは、酸 素電極を用いて測定されるように、酸素の非存在下で作製された。3つのすべて の方法により作成されたマイクロスフェアは、取り扱いおよびサンプリングの間 、大気に対し同程度に曝された(2つの閉鎖系手順を用いて作製されたマイクロ スフェアで測定される100%未満のパーフルオロプロパンガスで説明される)、 従って、開放系での形成の間酸素(およびその他の大気ガス)が存在し、そのこ とがガスカプセル化の効率を小さくする。 C)耐圧性 ガス充填されたマイクロスフェアの懸濁液は、圧力が増大すると、サイズ減少 および関連する表面領域の変化により光学密度が減少する。収縮は2つの因子に 起因する;気体法則に従った可逆的圧縮、およびヘンリーの法則に従い増加した 溶解度による周辺液体へのガスコアの不可逆的損失である。印加圧力の開放に際 し、圧縮による容量損失の部分のみが回復し、そしてそれは光学密度の増加によ り観察され得る。周辺溶液へのトラップガスの損失は、減圧に際しマイクロスフ ェアに再び入らず、溶液上のヘッドスペースに失われる。 図8は、手動音波処理(開放系)法、ならびに連続音波処理および機械的キャ ビテーション(閉鎖系)法によりパーフルオロプロパンガスを用いて調製された アルブミンマイクロスフェアの10D懸濁液に関して10psiまでの直線状圧力勾配を 課した結果を示す。両方の閉鎖系法は、増加する圧力で圧縮され、勾配の最後で 圧力の開放に際し全容積が回復するマイクロスフェアを生じる。周辺溶液へのト ラップされたガスの損失は観察されなかった。開放系(手動音波処理法)で調製 されたアルブミンマイクロスフェアは、印可された圧力でより大きな圧縮を示し 、そしてガスコアの不可逆的損失のために圧力の開放に際し容積は部分的に回復 するのみであり、マイクロスフェアの40%が破壊された。
【手続補正書】 【提出日】1996年3月15日 【補正内容】 請求の範囲 1.熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化されたガスのマイク ロスフェアの水性懸濁液を含有する超音波両像化剤組成物であって、該カプセル 化されたガスが、完全に薬学的に受容可能な水不溶性ガスである、組成物。 2.前記ガスの25℃での水に対する溶解度が、水1mL当たり0.01mL未満である 、請求項1に記載の組成物。 3.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項1に記載の組成物。 4.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記不溶性ガスがパーフル オロプロパンである、請求項1に記載の組成物。 5.熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化されたパーフルオロ プロパンガスのマイクロスフェアの水性懸濁液を含有する、超音波画像化剤組成 物。 6.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項3に記載の組成物。 7.カプセル化されるガスの存在下そして酸素の非存在下で熱不溶化されるフ ィルム形成性タンパク質によってカプセル化されたガスのマイクロスフェアの水 性懸濁液を含有する超音波画像化剤組成物であって、該カプセル化されたガスが 、完全に薬学的に受容可能な水不溶性ガスである、組成物。 8.前記ガスの25℃での水に対する溶解度が、水1mL当たり0.01mL未満である 、請求項1に記載の組成物。 9.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項7に記載の組成物。 10.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフェア の製造方法であって、フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬学的に受容可能な 水不溶性ガスとの混合物を、酸素の非存在下で超音波または機械的キャビテーシ ョンに供する工程を包含する、方法。 11.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフエア の製造方法であつて、 フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬学的に受容可能 な水不溶性ガスとの混合物を、大気に対して閉鎖されている装置内で超音波また は機械的キャビテーションに供する工程を包含する、方法。 12.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記ガスがパーフルオロ プロパンである、請求項10または11に記載の方法。 13.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフェア の製造方法であって、以下の工程を包含する、方法: a)次に行われる機械的乳化において初期変性温度を達成するに必要な温度で 熱変性可能なタンパク質の水溶液を調製する工程、 b)該溶液とガスとを合わせる工程、 c)該タンパク質溶液とガスとの混合物を機械的に剪断し、約0.1ミクロンから 約10ミクロンの範囲の平均直径を有するガスの微小気泡からなる懸濁液を形成す ることにより、該混合物を乳化する工程、および d)該懸濁液を機械的キャビテーションに供して該タンパク質を変性させ、該 ガスと該溶液との界面に析出させることにより、該ガスの微小気泡をカプセル化 し、マイクロスフエアを形成する工程。 14.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記ガスがパーフルオロ プロパンである、請求項13に記載の方法。 15.前記工程(c)および(d)が、前記混合物をミルに通すことにより行わ れる、請求項13または14に記載の方法。 16.請求項10、11、12、13、14または15に記載の方法で製造される、カプセ ル化されたガスのマイクロスフエア。 17.患者の超音波画像において、該患者の組織および/または器官のコント ラストを増大させる方法であって、以下の工程を包含する、方法: (a)請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または16に記載の組成物ま たはマイクロスフェアを患者に注入する工程、 (b)該組織および/または器官に超音波エネルギーを加える工程、 (c)該組織および/または器官から反射される超音波エネルギーを検出する 工程、および (d)該反射されるエネルギーを画像に変換する工程。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AM,AT,AU,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,F I,GB,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LU,LV,MD,MG,MN,MW, NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ジャブロンスキ,エドワード ジー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92029, エスコンディド,エルフィン フォレスト ロード 20748 (72)発明者 ヒュール,カール アメリカ合衆国 カリフォルニア 92109, サン ディエゴ,カス ストリート 4325 (72)発明者 ハミルトン,ケネス アメリカ合衆国 カリフォルニア 92007, カーディフ,ウッドグローブ ドライブ 950 (72)発明者 ローマン,ロルフ アメリカ合衆国 カリフォルニア 92037, ラ ホヤ,リンダ ローザ アベニュー 5531

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化されたガスのマイク ロスフェアの水性懸濁液を含有する超音波画像化剤組成物であって、該カプセル 化されたガスが、完全に薬学的に受容可能な水不溶性ガスである、組成物。 2.前記ガスの25℃での水に対する溶解度が、水1mL当たり0.01mL未満である 、請求項1に記載の組成物。 3.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項1に記載の組成物。 4.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記不溶性ガスがパーフル オロプロパンである、請求項1に記載の組成物。 5.熱不溶化フィルム形成性タンパク質によりカプセル化されたパーフルオロ プロパンガスのマイクロスフェアの水性懸濁液を含有する、超音波画像化剤組成 物。 6.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項3に記載の組成物。 7.カプセル化されるガスの存在下そして酸素の非存在下で熱不溶化されるフ ィルム形成性タンパク質によってカプセル化されたガスのマイクロスフェアの水 性懸濁液を含有する超音波画像化剤組成物であって、該カプセル化されたガスが 、完全に薬学的に受容可能な水不溶性ガスである、組成物。 8.前記ガスの25℃での水に対する溶解度が、水1mL当たり0.01mL未満である 、請求項1に記載の組成物。 9.前記タンパク質がヒト血清アルブミンである、請求項7に記載の組成物。 10.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフェア の製造方法であって、フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬学的に受容可能な 水不溶性ガスとの混合物を、酸素の非存在下で超音波または機械的キャビテーシ ョンに供する工程を包含する、方法。 11.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフェア の製造方法であって、フィルム形成性タンパク質の水溶液と薬学的に受容可能な 水不溶性ガスとの混合物を、大気に対して閉鎖されている装置内で超音波または 機械的キャビテーションに供する工程を包含する、方法。 12.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記ガスがパーフルオロ プロパンである、請求項5または6に記載の方法。 13.超音波画像化剤として有用なカプセル化されたガスのマイクロスフェア の製造方法であって、以下の工程を包含する、方法: a)次に行われる機械的乳化において初期変性温度を達成するに必要な温度で 熱変性可能なタンパク質の水溶液を調製する工程、 b)該溶液とガスとを合わせる工程、 c)該タンパク質溶液とガスとの混合物を機械的に剪断し、約0.1ミクロンから 約10ミクロンの範囲の平均直径を有するガスの微小気泡からなる懸濁液を形成す ることにより、該混合物を乳化する工程、および d)該懸濁液を機械的キャビテーションに供して該タンパク質を変性させ、該 ガスと該溶液との界面に析出させることにより、該ガスの微小気泡をカプセル化 し、マイクロスフェアを形成する工程。 14.前記タンパク質がヒト血清アルブミンであり、前記ガスがパーフルオロ プロパンである、請求項8に記載の方法。 15.前記工程(c)および(d)が、前記混合物をミルに通すことにより行わ れる、請求項8または9に記載の方法。 16.請求項10、11、12、13、14または15に記載の方法で製造される、カプセ ル化されたガスのマイクロスフエア。 17.患者の超音波画像において、該患者の組織および/または器官のコント ラストを増大させる方法であって、以下の工程を包含する、方法: (a)請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または16に記載の組成物ま たはマイクロスフェアを患者に注入する工程、 (b)該組織および/または器官に超音波エネルギーを加える工程、 (c)該組織および/または器官から反射される超音波エネルギーを検出する 工程、および (d)該反射されるエネルギーを画像に変換する工程。
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