JPH08316435A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JPH08316435A
JPH08316435A JP7146825A JP14682595A JPH08316435A JP H08316435 A JPH08316435 A JP H08316435A JP 7146825 A JP7146825 A JP 7146825A JP 14682595 A JP14682595 A JP 14682595A JP H08316435 A JPH08316435 A JP H08316435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
film
etching
conductive film
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7146825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2770789B2 (ja
Inventor
Hirotaka Koga
洋貴 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7146825A priority Critical patent/JP2770789B2/ja
Priority to US08/649,297 priority patent/US5661065A/en
Priority to KR1019960017376A priority patent/KR100227176B1/ko
Publication of JPH08316435A publication Critical patent/JPH08316435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2770789B2 publication Critical patent/JP2770789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • H10B12/318DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor the storage electrode having multiple segments
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/033Making the capacitor or connections thereto the capacitor extending over the transistor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程を長くせずに安定した動作が可能なシリ
ンダ型スックトキャパシタの蓄積電極の製造方法を提供
する。 【構成】 ワード線を兼ねるゲート電極(4)、ディジ
ット線(8)を形成し、ディジット線上に第2の層間絶
縁膜(9)を形成して第2のコンタクトホール(10)
を開口する。この後多結晶シリコン膜、絶縁膜(12)
を順次形成し、これらを所望の形状にパターニングす
る。次に全面に多結晶シリコン膜を形成し、RIE法に
より異方的にエッチバックする。この直後に等方性ドラ
イエッチングを行って、側壁部分(14b)の先端の鋭
く尖った箇所を除去する。この後フッ酸で絶縁膜(1
2)をウエットエッチングして完全に除去してシリンダ
型スタックトキャパシタの蓄積電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置の製造
方法に関し、特にメモリセルが一つのトランジスタと一
つのスタックト型キャパシタとから成るダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置のうち、記憶情報の随意
読み出し、書き込みが可能なものとしてダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(DRAM)が知られている。一
般に、DRAMは多数の情報を記憶する領域であるメモ
リセルアレイと、外部との入出力などを行う周辺回路と
から構成されている。
【0003】現在のDRAMは、一つのメモリセルが一
つのトランジスタと一つのキャパシタとから成るものが
主流となっている。電荷の蓄積量によって情報を記憶す
るキャパシタは、その構造によって、シリコン基板表面
に形成されるプレーナー型、シリコン基板に溝を掘り、
その溝の側壁を利用するトレンチ型、シリコン基板上に
電極を積み上げ、その上面と側面とを利用するスタック
ト型に分類される。中でもスタックト型キャパシタは、
蓄積電極をフィールド酸化膜やゲート電極、或いはディ
ジット線の上部にまで延在させることができ、表面積を
増大させてキャパシタ容量を増加させることができる。
【0004】ところで、近年DRAMの高密度化、高集
積化に伴って蓄積電極の平面積も縮小され、蓄積電荷量
と蓄積電極面積が比例するため、ソフトエラーに十分耐
えうるだけの蓄積電荷容量が得られなくなってきてい
る。このような理由から、現在のDRAMでは前記スタ
ックト型キャパシタを搭載するものが多くなっている。
また、更なる微細化、高集積化が進んだ場合にも一定の
蓄積電荷量を確保するため、外観が円筒形状を呈するシ
リンダ型スタックトキャパシタが提案されている。通常
のスタックト型キャパシタが、積み上げられた電極の上
面と側面とを利用するのに対し、シリンダ型スタックト
キャパシタは底面、外側の側面、内側の側面が利用でき
るので、通常型と同一の容積を占める場合でも、内側の
側面積の分だけ蓄積電極の表面積を大きくとることがで
きる。
【0005】このシリンダ型スタックトキャパシタの蓄
積電極の製造方法の従来例として、特開平6−1517
49に半導体装置の製造方法が提案されている。この従
来例のシリンダ型スタックトキャパシタの製造方法につ
いて、図10から図17に示す工程順断面図を参照して
以下に説明する。まず、図10に示すように、P型シリ
コン基板(1)の主表面上の所定領域にLOCOS法を
用いてシリコン酸化膜から成る素子分離酸化膜(2)を
4000Å程度の厚みで形成する。その後、熱酸化法な
どによりゲート酸化膜(3)を形成する。そして、砒素
(As)または燐(P)が多量にドープされた多結晶シ
リコンから成るゲート電極(4)をゲート酸化膜(3)
上に選択的に形成し、次に砒素(As)をイオン注入し
て拡散層(5a)、(5b)及び(5c)を形成し、セ
ルトランジスタを形成する。その後、第1の層間絶縁膜
(6)をシリコン酸化膜(SiO)またはシリコン窒
化膜(Si)によって形成する。
【0006】次に、図11に示すように、拡散層(5
b)に達する第1のコンタクトホール(7)を開口し、
砒素(As)または燐(P)が多量にドープされた多結
晶シリコンを全面に堆積した後、所定の形状にパターニ
ングすることによってディジット線(8)を形成する。
その後さらに第2の層間絶縁膜(9)をシリコン酸化膜
(SiO)またはシリコン窒化膜(Si)によ
って形成する。
【0007】次に、図12に示すように、拡散層(5
a)、(5c)に達する第2のコンタクトホール(1
0)を開口し、CVD法を用いて全面に砒素(As)ま
たは燐(P)が多量にドープされた多結晶シリコン膜
(11a)を1500Å〜4000Å程度の厚みで形成
する。さらに、全面にCVD法を用いてシリコン酸化膜
から成る絶縁膜(12)を5000〜10000Å程度
の厚みで形成する。この絶縁膜(12)の膜厚によって
キャパシタの蓄積電極の側面部分の高さが規定される。
この後、絶縁膜(12)の表面にフォトレジストを塗布
し、リソグラフィ法などを用いて所定の形状にパターニ
ングする。これによってレジストパターン(13)が形
成される。
【0008】この後、図13に示すように、レジストパ
ターン(13)をマスクとして絶縁膜(12)を選択的
に除去する。このエッチングは、例えば異方性エッチン
グを用いて行われる。この後、レジストパターン(1
3)をアッシング法を用いて除去する。次に、パターニ
ングした絶縁膜(12)をマスクとしてシリンダ型スタ
ックトキャパシタ蓄積電極のベース部分(11b)を例
えば異方性エッチングによって形成する。なお、絶縁膜
(12)をマスクとしてエッチングする代わりにレジス
トパターン(13)を用いて絶縁膜(12)をパターニ
ングした直後にそのレジストパターン(13)をそのま
まマスクとして異方性エッチングを行ってもよい。
【0009】次に図14に示すように、CVD法を用い
て砒素(As)または燐(P)が多量にドープされた多
結晶シリコン膜(14a)を500Å〜1000Å程度
の膜厚で全面に形成する。そして多結晶シリコン膜(1
4a)をRIE(反応性イオンエッチング)法を用いて
異方性エッチングする。このRIEは以下のような条件
で行われる。すなわち、平行平板型のRIE装置を用い
て、高周波電力が0.3kW/cm、ガス圧力が15
0mT、塩素ガス(Cl)流量が50sccm、周波
数が13.56MHz、およびエッチング時間が30秒
〜60秒の条件下で行われる。
【0010】その後、例えばフッ酸によるウェットエッ
チング法を用いて絶縁膜(12)を所定の厚み分だけエ
ッチングすることによって、側壁部分(14b)の先端
部分を露出させる。このRIEによる多結晶シリコン膜
(14a)の異方性エッチングよって、図15(A)お
よび(B)に示すような形状を有する側壁部分(14
b)が形成される。図15(B)は(A)のX部分の拡
大図である。この状態では、側壁部分(14b)はその
先端部分が鋭く尖った形状を有する。側壁部分(14
b)がこのままの形状でキャパシタを形成すると、その
鋭く尖った先端部分において電界集中が起こるため容量
絶縁膜の寿命が低下してしまう。
【0011】これを避けるために、次のような工程を用
いる。図16に示すように、例えばアルゴンガス(A
r)などの不活性ガスを用いて側壁部分(14b)の先
端部分をスパッタエッチングする。このスパッタエッチ
ングは以下のような条件で行われる。すなわち、平行平
板型のRIE装置を用いて、高周波電力が0.2〜1.
0kW/cm、ガス圧力が30mT以下、アルゴンガ
ス(Ar)流量が20〜50sccm、周波数が13.
56MHz以下、およびスパッタエッチング時間が1分
〜3分の条件下で行われる。不活性ガスを用いたスパッ
タエッチングではシリコン結晶を物理的にエッチングす
るため、突出した部分が優先的にエッチングされる。
【0012】図15の状態から、スパッタエッチング法
を用いて側壁部分(14b)のエッチングを行い、エッ
チングの後に絶縁膜(12)をフッ酸によるウエットエ
ッチング法を用いて完全に除去し、最終的に図17
(A)および(B)に示したような形状の側壁部分(1
4c)が得られる。図17(B)は(A)のY部分の拡
大図である。以上のような工程を経ることにより、側壁
部分(14c)の先端に鋭く尖った箇所を持たないよう
なシリンダ型スタックトキャパシタの蓄積電極が得られ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で説明し
たように、図15に示すシリンダ型スタックトキャパシ
タの蓄積電極の側壁部分(14b)の先端は鋭く尖った
形状になっている。蓄積電極がこのような形状のままキ
ャパシタを形成すると、側壁部分(14b)の先端部分
において電界集中が起こるため、容量絶縁膜の寿命が低
下してしまう。また、側壁部分(14b)先端の鋭く尖
った箇所が容量絶縁膜形成過程、あるいは対向電極形成
過程に折れてゴミとなり、製品の歩留まりを低下させる
可能性がある。以上のような理由から、シリンダ型スタ
ックトキャパシタの側壁部分(14b)の先端部分が鋭
く尖った箇所を含まないように加工する工程を追加しな
ければならない。
【0014】上記従来技術によれば、側壁部分(14
b)の先端部分が鋭く尖った箇所を含まないように加工
するために、図14に示すRIEによる多結晶シリコン
膜(14a)の異方性エッチングの後に絶縁膜(12)
を所定の厚み分だけウエットエッチングする工程と、側
壁部分(14b)の先端をスパッタエッチングする工程
とが必要であり、工程数が増加してしまうという不具合
が生じる。本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので
あり、蓄積電極の製造工程数の増加を最小限にとどめた
半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本発明は、メモリセルが一つのトランジスタと
一つのスタックト型キャパシタとから成るDRAMの蓄
積電極を有する半導体記憶装置の製造方法において、P
型シリコン基板表面にNチャネル型MOSトランジスタ
を形成する工程と、前記シリコン基板表面の所定の位置
に達する開口部を有する第1の絶縁膜を形成する工程
と、前記開口部の内部及び前記第1の絶縁膜表面に接す
るように第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導
電膜上の所定の位置に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜を覆うように第2の導電膜を形成する
工程と、反応性イオンエッチング(RIE)法により、
少なくとも前記第2の絶縁膜の上部表面上に位置する前
記第2の導電膜を異方的にドライエッチングして除去
し、前記第2の絶縁膜の上部表面を露出させる工程と、
前記第2の絶縁膜の側面上に位置する前記第2の導電膜
を等方性のドライエッチングでエッチングし、前記第2
の導電膜の先端部分が鋭く尖った箇所を含まないように
加工する工程と、前記第2の絶縁膜をエッチングして除
去する工程と、を有することを特徴とする半導体記憶装
置の製造方法である。
【0016】また本発明は、上記第2の絶縁膜の側面上
に位置する上記第2の導電膜を等方性のドライエッチン
グでエッチングし、前記第2の導電膜の先端部分が鋭く
尖った箇所を含まないように加工する工程において、前
記等方性のドライエッチングが、六フッ化硫黄ガス(S
F6)とヘリウムガス(He)の混合ガスを用いること
を特徴とする半導体記憶装置の製造方法である。
【0017】
【作用】本発明の半導体記憶装置の製造方法において
は、反応性イオンエッチング(RIE)法により、少な
くとも第2の絶縁膜の上部表面上に位置する第2の導電
膜を異方的にドライエッチングして除去し、第2の絶縁
膜の上部表面を露出させ、第2の絶縁膜の側面上に位置
する第2の導電膜を等方性のドライエッチングでエッチ
ングし、第2の導電膜の先端部分が鋭く尖った箇所を含
まないように加工することにより、従来技術の多結晶シ
リコン膜の異方性エッチングの後に絶縁膜を所定の厚み
分だけウエットエッチングする工程を必要としないもの
で、本発明では製造工程を長くせずに、側壁部分の先端
部分が鋭く尖った箇所を含まないように加工すことがで
き、安定した動作が可能なシリンダ型スックトキャパシ
タの蓄積電極を製造することができるものである。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例の平面図で、シリコ
ン基板上に、素子分離酸化膜(2)、ゲート電極
(4)、第1のコンタクトホール(7)、ディジット線
(8)、第2のコンタクトホール(10)、側壁部分
(14)が示されている。図2〜図9は、本発明の実施
例の説明のための工程順断面図であり、図1のA−A′
の断面図である。
【0019】まず、図2に示すように、P型シリコン基
板(1)の主表面上の所定領域にLOCOS法を用いて
シリコン酸化膜から成る素子分離酸化膜(2)を400
0Å程度の厚みで形成する。その後、熱酸化法などによ
りゲート酸化膜(3)を形成する。そして、砒素(A
s)または隣(P)が多量にドープされた多結晶シリコ
ンから成るゲート電極(4)をゲート酸化膜(3)上に
選択的に形成し、次に砒素(As)をイオン注入して拡
散層(5a)、(5b)及び(5c)を形成し、セルト
ランジスタを形成する。その後、第1の層間縁膜(6)
をシリコン酸化膜(SiO)またはシリコン窒化膜
(Si)によって形成する。
【0020】次に、図3に示すように、拡散層(5b)
に達する第1のコンタクトホール(7)を開口し、砒素
(As)または隣(P)が多量にドープされた多結晶シ
リコンを全面に堆積した後、所定の形状にパターニング
することによってデイジット線(8)を形成する。その
後さらに第2の層間絶縁膜(9)をシリコン酸化膜(S
iO)またはシリコン窒化膜(Si)によって
形成する。
【0021】次に、図4に示すように、拡散層(5
a)、(5c)に達する第2のコンタクトホール(1
0)を開口し、CVD法を用いて全面に砒素(As)ま
たは隣(P)が多量にドープされた多結晶シリコン膜
(11a)を1500Å〜4000Å程度の厚みで形成
する。さらに、全面にCVD法を用いてシリコン酸化膜
から成る絶縁膜(12)を5000〜10000Å程度
の厚みで形成する。この絶縁膜(12)の膜厚によって
キャパシタの蓄積電極の側面部分の高さが規定される。
この後、絶縁膜(12)の表面にフォトレジストを塗布
し、リソグラフィ法などを用いて所定の形状にパターニ
ングする。これによってレジストパターン(13)が形
成される。
【0022】この後、図5に示すように、レジストパタ
ーン(13)をマスクとして絶縁膜(12)を選択的に
除去する。このエッチングは、例えば異方性エッチング
を用いて行われる。この後、レジストパターン(13)
をアッシング法を用いて除去する。次に、パターニング
した絶縁膜(12)をマスクとしてシリンダ型スタック
トキャパシタ蓄積電極のベース部分(11b)を例えば
異方性エッチングによって形成する。なお、絶縁膜(1
2)をマスクとしてエッチングする代わりにレジストパ
ターン(13)を用いて絶縁膜(12)をパターニング
した直後にそのレジストパターン(13)をそのままマ
スクとして異方性エッチングを行ってもよい。
【0023】次に、図6に示すように、CVD法を用い
て砒素(As)または隣(P)が多量にドープされた多
結晶シリコン膜(14a)を500Å〜1000Å程度
の膜厚で全面に形成する。そして多結晶シリコン膜(1
4a)をRIE(反応性イオンエッチング)法を用いて
異方性エッチングする。このRIEは以下のような条件
で行われる。すなわち、平行平板のRIE装置を用い
て、高周波電力が0.3kW/cm、ガス圧力が15
0mT、塩素ガス(Cl)流量が50sccm、周波
数が13.56MHz、およびエッチング時間が30秒
〜60秒の条件下で行われる。
【0024】このRIEによる多結晶シリコン膜(14
a)の異方性エッチングによって、図7(A)および
(B)に示すような形状を有する側壁部分(14b)が
形成される。図7(B)は(A)のX部分の拡大図であ
る。この状態では、側壁部分(14b)はその先端部分
が鋭く尖った形状を有する。側壁部分(14b)がこの
ままの形状でキャパシタを形成すると、その鋭く尖った
先端部分において電界集中が起こるため容量絶縁膜の寿
命が低下してしまう。これを避けるために、RIEによ
る多結晶シリコン膜(14a)の異方性エッチングの直
後に次のような等方性のドライエッチングを追加する。
【0025】図8に示すように、六フッ化硫黄ガス(S
)とヘリウムガス(He)の混合ガスを用いて側壁
部分(14b)の先端部分を等方的にドライエッチング
する。この等方性ドライエッチングは以下のような条件
で行われる。すなわち、平行平板型のRIE装置を用い
て、高周波電力が0.5kW/cm、ガス圧力が50
0mT、六フッ化硫黄ガス(SF)流量が100sc
cm、ヘリウムガス(He)流量が200sccm,周
波数が13.56MHz、およびエッチング時間が30
秒〜60秒の条件下で行われる。この等方性ドライエッ
チングによって、図7に示す側壁部分(14b)の先端
部分が除去される。
【0026】図7に示す状態から、等方性ドライエッチ
ング法を用いて側壁部分(14b)の先端部を除去し、
エッチングの後に絶縁膜(12)をフッ酸によるウエッ
トエッチング法を用いて完全に除去し、最終的に図9
(A)および(B)に示したような形状の即ち、先端に
鋭く尖った箇所を持たないように加工された側壁部分
(14c)が得られる。図9(B)は(A)のY部分の
拡大図である。以上のような工程を経ることにより、側
壁部分(14c)の先端に鋭く尖った箇所を持たないよ
うなシリンダ型スタックトキャパシタの蓄積電極が得ら
れる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置の製造方法は、メモミリセルが一つのトランジス
タと一つのスタックト型キャパシタとから成るDRAM
の蓄積電極の製造方法において、図6に示す多結晶シリ
コン膜(14a)をRIE法によって異方的にエッチン
グした後、シリコン基板を一旦装置の外に出すことな
く、同一のエッチング装置内で等方性ドライエッチング
を行って、側壁部分先端の鋭く尖った部分を除去するの
で、従来の技術に比べて蓄積電極の製造工程が少なく、
製造コストを引き下げることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明のための平面図である
【図2】本発明の実施例の説明のための工程順断面図で
ある
【図3】本発明の実施例の説明のための図2に続く工程
順断面図である。
【図4】本発明の実施例の説明のための図3に続く工程
順断面図である。
【図5】本発明の実施例の説明のための図4に続く工程
順断面図である。
【図6】本発明の実施例の説明のための図5に続く工程
順断面図である。
【図7】本発明の実施例の説明のための図6に続く工程
順断面図である。
【図8】本発明の実施例の説明のための図7に続く工程
順断面図である。
【図9】本発明の実施例の説明のための図8に続く工程
順断面図である。
【図10】従来技術を示す工程順断面図である。
【図11】従来技術を示す工程順断面図である。
【図12】従来技術を示す工程順断面図である。
【図13】従来技術を示す工程順断面図である。
【図14】従来技術のための工程順断面図である。
【図15】従来技術を示す工程順断面図である。
【図16】従来技術を示す工程順断面図である。
【図17】従来技術を示す工程順断面図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 素子分離酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5a 拡散層 5b 拡散層 5c 拡散層 6 第1の層間絶縁膜 7 第1のコンタクトホール 8 ディジット線 9 第2の層間絶縁膜 10 第2のコンタクトホール 11a 多結晶シリコン膜 11b ベース部分 12 絶縁膜 13 レジストパターン 14a 多結晶シリコン膜 14b 側壁部分 14c 先端に尖った箇所を持たない側壁部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルが一つのトランジスタと一つ
    のスタックト型キャパシタとから成るDRAMの蓄積電
    極を有する半導体記憶装置の製造方法において、P型シ
    リコン基板表面にNチャネル型MOSトランジスタを形
    成する工程と、前記シリコン基板表面の所定の位置に達
    する開口部を有する第1の絶縁膜を形成する工程と、前
    記開口部の内部及び前記第1の絶縁膜表面に接するよう
    に第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上
    の所定の位置に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第
    2の絶縁膜を覆うように第2の導電膜を形成する工程
    と、反応性イオンエッチング(RIE)法により、少な
    くとも前記第2の絶縁膜の上部表面上に位置する前記第
    2の導電膜を異方的にドライエッチングして除去し、前
    記第2の絶縁膜の上部表面を露出させる工程と、前記第
    2の絶縁膜の側面上に位置する前記第2の導電膜を等方
    性のドライエッチングでエッチングし、前記第2の導電
    膜の先端部分が鋭く尖った箇所を含まないように加工す
    る工程と、前記第2の絶縁膜をエッチングして除去する
    工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 第2の絶縁膜の側面上に位置する第2の
    導電膜を等方性のドライエッチングでエッチングし、前
    記第2の導電膜の先端部分が鋭く尖った箇所を含まない
    ように加工する工程において、前記等方性のドライエッ
    チングが、六フッ化硫黄ガス(SF)とヘリウムガス
    (He)の混合ガスを用いることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体記憶装置の製造方法。
JP7146825A 1995-05-22 1995-05-22 半導体記憶装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2770789B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7146825A JP2770789B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 半導体記憶装置の製造方法
US08/649,297 US5661065A (en) 1995-05-22 1996-05-17 Method for fabricating semiconductor memory device having a capacitor
KR1019960017376A KR100227176B1 (ko) 1995-05-22 1996-05-22 반도체 메모리장치 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7146825A JP2770789B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 半導体記憶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08316435A true JPH08316435A (ja) 1996-11-29
JP2770789B2 JP2770789B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=15416386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7146825A Expired - Fee Related JP2770789B2 (ja) 1995-05-22 1995-05-22 半導体記憶装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5661065A (ja)
JP (1) JP2770789B2 (ja)
KR (1) KR100227176B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328824B1 (ko) * 1999-07-09 2002-03-14 박종섭 커패시터 제조방법
US6387752B1 (en) 1998-06-12 2002-05-14 Nec Corporation Semiconductor memory device and method of fabricating the same
JP2002334992A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Kawasaki Microelectronics Kk 半導体装置及びその製造方法
KR20030059495A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 소자의 캐패시터 제조방법
KR100466750B1 (ko) * 1997-06-26 2005-07-21 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 반도체소자및그제조방법
US7696553B2 (en) 2005-09-15 2010-04-13 Elpida Memory, Inc. Semiconductor storage device and method for manufacturing the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2679671B2 (ja) * 1995-03-30 1997-11-19 日本電気株式会社 半導体記憶装置の容量素子の製造方法
JPH0917968A (ja) * 1995-06-27 1997-01-17 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置とその製造方法
KR100252211B1 (ko) * 1997-02-17 2000-04-15 윤종용 반도체장치의 커패시터 제조방법
US5969381A (en) * 1997-02-26 1999-10-19 Nec Corporation Semiconductor device with unbreakable testing elements for evaluating components and process of fabrication thereof

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06151749A (ja) * 1992-11-04 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164337A (en) * 1989-11-01 1992-11-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of fabricating a semiconductor device having a capacitor in a stacked memory cell
KR960003864B1 (ko) * 1992-01-06 1996-03-23 삼성전자주식회사 반도체 메모리장치 및 그 제조방법
KR970000222B1 (ko) * 1993-08-18 1997-01-06 엘지반도체 주식회사 디램(dram)셀 커패시터 제조방법
JP2620529B2 (ja) * 1993-12-28 1997-06-18 現代電子産業株式会社 ディーラム キャパシター製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06151749A (ja) * 1992-11-04 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466750B1 (ko) * 1997-06-26 2005-07-21 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 반도체소자및그제조방법
US6387752B1 (en) 1998-06-12 2002-05-14 Nec Corporation Semiconductor memory device and method of fabricating the same
KR100328824B1 (ko) * 1999-07-09 2002-03-14 박종섭 커패시터 제조방법
JP2002334992A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Kawasaki Microelectronics Kk 半導体装置及びその製造方法
JP4707259B2 (ja) * 2001-05-10 2011-06-22 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
KR20030059495A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 소자의 캐패시터 제조방법
US7696553B2 (en) 2005-09-15 2010-04-13 Elpida Memory, Inc. Semiconductor storage device and method for manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2770789B2 (ja) 1998-07-02
KR100227176B1 (ko) 1999-10-15
US5661065A (en) 1997-08-26
KR960043229A (ko) 1996-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5135883A (en) Process for producing a stacked capacitor of a dram cell
JPH10321814A (ja) Dramセルキャパシタ電極用の平坦化技法
US5466628A (en) Method of manufacturing trench capacitor with a recessed field oxide layer
JPH09270461A (ja) 半導体装置
JPH1084088A (ja) 半導体メモリ素子の緩衝パッド形成方法
JPH06151749A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US5998259A (en) Method of fabricating dual cylindrical capacitor
JPH1050947A (ja) 半導体メモリ素子のキャパシタの製造方法
JP2770789B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US5457063A (en) Method for fabricating a capacitor for a dynamic random access memory cell
JP2780156B2 (ja) 半導体メモリ装置及びその製造方法
US5989953A (en) Method for manufacturing DRAM capacitor
JP2001077325A (ja) 写真工程の解像度を越えるトレンチを絶縁膜の内に形成する方法
JPH05235297A (ja) 半導体メモリ素子の製造方法
US6136716A (en) Method for manufacturing a self-aligned stacked storage node DRAM cell
US6001682A (en) Method of fabricating cylinder capacitors
US5837579A (en) Rugged polysilicon process for DRAM capacitors
US5849617A (en) Method for fabricating a nested capacitor
JPH09321253A (ja) Dramメモリセル用蓄電キャパシタおよび蓄電キャパシタの製造方法
JP2772375B2 (ja) 半導体記憶装置
US6033966A (en) Method for making an 8-shaped storage node DRAM cell
US6162670A (en) Method of fabricating a data-storage capacitor for a dynamic random-access memory device
US6080619A (en) Method for manufacturing DRAM capacitor
JP3085831B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2944990B2 (ja) クラウン型コンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees