JPH08291279A - ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法 - Google Patents

ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法

Info

Publication number
JPH08291279A
JPH08291279A JP8049517A JP4951796A JPH08291279A JP H08291279 A JPH08291279 A JP H08291279A JP 8049517 A JP8049517 A JP 8049517A JP 4951796 A JP4951796 A JP 4951796A JP H08291279 A JPH08291279 A JP H08291279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
active hydrogen
polyisocyanate
uretdione
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8049517A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Morikawa
幸弘 森川
Satoshi Murayama
智 村山
Toshiaki Sasahara
俊昭 笹原
Shin Konishi
伸 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Polyurethane Industry Co Ltd filed Critical Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Priority to JP8049517A priority Critical patent/JPH08291279A/ja
Publication of JPH08291279A publication Critical patent/JPH08291279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J175/00Adhesives based on polyureas or polyurethanes; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J175/04Polyurethanes
    • C09J175/06Polyurethanes from polyesters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/42Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
    • C08G18/4202Two or more polyesters of different physical or chemical nature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/77Polyisocyanates or polyisothiocyanates having heteroatoms in addition to the isocyanate or isothiocyanate nitrogen and oxygen or sulfur
    • C08G18/78Nitrogen
    • C08G18/79Nitrogen characterised by the polyisocyanates used, these having groups formed by oligomerisation of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/798Nitrogen characterised by the polyisocyanates used, these having groups formed by oligomerisation of isocyanates or isothiocyanates containing urethdione groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックフィルム、金属箔等の各種被着
材に対して室温下、短時間硬化が可能な、生産性、作業
環境安全性等に優れたラミネート用接着剤組成物、及び
積層フィルムの製造方法を提供する。 【解決手段】 ウレトジオン基と活性水素基を所定の比
率で含有し、更にイソシアヌレート基を含有するポリウ
レタン系成分とウレトジオン基解離触媒及びカップリン
グ剤とからなるラミネート用接着剤組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、金属箔等を室温下、短時間で積層させることが可
能なラミネート用接着剤組成物、および積層フィルムの
製造方法に関する。更に詳しくは、本発明のラミネート
用接着剤組成物は、少なくともウレトジオン基と活性水
素基とを所定の比率で含有し、更にイソシアヌレート基
を含有するポリウレタン系成分とウレトジオン基解離触
媒およびカップリング剤を必須成分とし、室温下におい
ても短時間で鎖延長・架橋して硬化することが可能で、
フリーのポリイソシアネートモノマー及びイソシアネー
ト基末端化合物を含有しないラミネート用接着剤組成
物、及び積層フィルムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、包装方法としてその強度、商品保
護性、包装時の作業適性、包装による宣伝効果、プラス
チック材料の大量、安価な供給による包装コストの低減
等の理由から、複合フレキシブルパッケージングが著し
く発展してきている。ここで用いられるフィルムの代表
的な積層方法には、接着強度、耐熱性、耐レトルト性を
必要とされる分野に適したドライラミネーションがあ
る。現在ドライラミネート用接着剤としては、接着性能
の優秀さや耐寒、耐熱性に優れている点、各種プラスチ
ィック、金属箔等の基材への適応範囲の広さ等から一般
には水酸基等の活性水素基を有する主剤とイソシアネー
ト基を有する硬化剤からなる二液型ポリウレタン系接着
剤が主流となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
二液型ポリウレタン系ラミネート用接着剤は、フィルム
積層後の接着剤の硬化反応が非常に遅いため、いわゆる
エージングと称する硬化促進工程を必要とする。具体的
には、ラミネート加工した積層フィルムを35〜60℃
の保温室にて3日から5日間程度保管してエージングす
ることにより、接着剤を硬化させることが必要となって
くる。この際エージング条件によって接着剤の硬化の度
合いが異なるため、積層フィルムの接着強度に影響を及
ぼすことがある。この場合、エージングが不十分な時に
は、接着剤の硬化不良によるデラミネーションを引き起
こすことがある。特に脂肪族ポリウレタン系接着剤で
は、硬化に長時間の反応を要する。従って、このような
エージング工程は、ドライラミネーションプロセスにお
いて不可欠の工程であり、エージング用の保温室設置の
ための設備投資及びその後の保温のためのユーティリテ
ィーコストは当然必要であるとの認識が強かった。
【0004】更に、従来の二液型ポリウレタン系ラミネ
ート用接着剤は、一般的に主剤に対して分子鎖末端にイ
ソシアネート基を有する硬化剤を添加したものであるた
め、フリーイソシアネートモノマーおよびイソシアネー
ト基末端化合物を含有しており、作業環境上等の見地か
ら必ずしも好ましくはない。以上述べたように、二液型
ポリウレタン系接着剤で通常採用される加温下でのエー
ジングが不要で、ブロックイソシアネートのブロック剤
のような系外飛散物がなく、またフリーイソシアネート
モノマー及びイソシアネート基末端化合物を系内に全く
含まないラミネート用接着剤の開発は革命的なものであ
り、このような接着剤の開発は、エージング用の保温室
設置のための設備投資及びその後の保温のためのユーテ
ィリティーコスト等が不要であり、更に生産性向上や製
品の納期短縮等の利点をもたらすものである。更に当然
のことながら、熱劣化を起こしやすいフィルムの積層に
おいて、室温下でのラミネーションは、非常に有利な方
法となるものと考えられる。本発明は、室温下、短時間
で硬化反応を完了することが可能であり、またフリーイ
ソシアネートモノマーおよびイソシアネート基末端化合
物を全く含まない、生産性、作業環境性、安全性等に優
れたラミネート用接着剤組成物を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な従来の問題点を解決するために鋭意検討した結果、少
なくともウレトジオン基と活性水素基を所定の比率で含
有し、更にイソシアヌレート基を含有するポリウレタン
系成分とウレトジオン基解離触媒及びカップリング剤か
らなる接着剤組成物が、室温下、短時間で硬化反応を完
了することが可能であり、フリーイソシアネートモノマ
ー及びイソシアネート基末端化合物を含まないラミネー
ト用接着剤組成物の必須成分となりうることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明のラミネート用接着剤組成物
は、ポリイソシアネート成分(A)として、少なくとも
ウレトジオン基及びイソシアヌレート基を含有するポリ
イソシアネート化合物(a1)の一種又は二種以上と、
分子量18〜20,000であって分子内に2個以上の
活性水素基を含有する活性水素化合物成分(B)の一種
又は二種以上とを、イソシアネート基に対して活性水素
基の当量比率が1.0以上で、ウレトジオン基と活性水
素基とをウレトジオン基/活性水素基の当量比率が0.
25〜1.0で構成されるポリウレタン系成分と、該ポ
リウレタン系成分100重量部に対してウレトジオン基
解離触媒0.05〜10.0重量部とカップリング剤
0.05〜10.0重量部を含有することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明のラミネート用接着剤組成物
は、ポリイソシアネート成分(A)として、少なくとも
ウレトジオン基及びイソシアヌレート基を含有するポリ
イソシアネート化合物(a1)の一種又は二種以上と分
子内に2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシ
アネートモノマー(a2)の一種又は二種以上と、分子
量18〜20,000であって分子内に2個以上の活性
水素基を含有する活性水素化合物成分(B)の一種又は
二種以上とを、イソシアネート基に対して活性水素基の
当量比率が1.0以上で、少なくともウレトジオ基と活
性水素基とをウレトジオ基/活性水素基の当量比率が
0.25〜1.0で構成されるポリウレタン系成分と、
該ポリウレタン系成分100重量部に対してウレトジオ
ン基解離触媒0.05〜10.0重量部とカップリング
剤0.05〜10.0重量部を含有することを特徴とす
る。
【0008】更に、本発明のラミネート用接着剤組成物
の成分であるポリイソシアネート成分(A)としてのポ
リイソシアネート化合物(a1)が、ポリイソシアネー
トモノマーと側鎖を有する2官能以上のポリオールとを
イソシアネート基過剰で反応させたプレポリマーにウレ
トジオン基及びイソシアヌレート基を含有させることを
特徴とする。
【0009】本発明は上記に記載のラミネート用接着剤
組成物を第1のプラスチックフィルム又は金属箔に塗布
し、乾燥させた後、これに第2のプラスチックフィルム
や金属箔を貼り合わせた後の養生条件が10〜35℃で
24時間であることを特徴とする積層フィルムの製造方
法である。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明のラミネート用接着
剤組成物において、ポリイソシアネート成分として使用
されるポリイソシアネート化合物について説明する。本
発明のポリイソシアネート成分(A)のうちポリイソシ
アネート化合物(a1)は、少なくともウレトジオン基
及びイソシアヌレート基を含有する。少なくともウレト
ジオン基とイソシアヌレート基が含有されれば一種又は
二種類以上の混合物であってもよい。例えば、ウレトジ
オン基含有ポリイソシアネート化合物(二量体及びポリ
ウレトジオン体)とイソシアヌレート基含有化合物(三
量体及びポリイソシアヌレート体)とウレトジオン基及
びイソシアヌレート基含有ポリイソシアネート化合物と
の混合物であってもよい。ポリイソシアネート化合物
(a1)のウレトジオン基含有量は、8〜25重量%、
好ましくは10〜23重量%である。イソシアヌレート
基含有量は、1〜24重量%、好ましくは3〜20重量
%である。
【0011】また、ポリイソシアネート化合物(a1)
は、ウレトジオン基及びイソシアヌレート基の他に、イ
ソシアネート基から誘導されたウレトジオン基及びイソ
シアヌレート基以外の基を含有するポリイソシアネート
化合物で、一種又は二種類以上の混合物であってもよ
い。更に、ポリイソシアネート化合物(a1)を構成す
るポリイソシアネートは、生成したポリイソシアネート
化合物が液状であることや、無黄変性となる等の点か
ら、特に1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートが適
している。
【0012】ポリイソシアネート化合物(a1)のイソ
シアネート基から誘導されたウレトジオン基及びイソシ
アヌレート基以外の基は、ウレタン基、ウレア基、カル
ボジイミド基、ウレトンイミン基、オキサゾリドン基、
ヒダントイン基等である。
【0013】ポリイソシアネート成分(A)のうちポリ
イソシアネート(a2)は、分子内に2個以上のイソシ
アネート基を有するポリイソシアネートで、フリーのポ
リイソシアネートのモノマーの他にそのポリメリック体
を含有する。このポリイソシアネート(a2)は一種又
は二種以上の混合物で使用することができる。
【0014】本発明のポリイソシアネート化合物(a
1)、ポリイソシアネート(a2)のポリイソシアネー
トとしては、フリーのポリイソシアネートのモノマーの
他にそのポリメリック体を含有する。このポリイソシア
ネートモノマーとしては、分子内に少なくとも2個のイ
ソシアネート基を有する芳香族、脂肪族、脂環族の化合
物およびその変性物が好ましく用いられ、芳香族ジイソ
シアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、キシ
レン−1,4−ジイソシアネート、キシレン−1,3−
ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート(以下MDIと略す)、2,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート4,4′−ジフェニルエーテ
ルジイソシアネート、2−ニトロジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート、2,2′−ジフェニルプロパン−
4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフ
ェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルプロパンジイソシアネート、m−フェニレ
ンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、ナフチレ
ン−1,5−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ
ジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等を、脂肪族
ジイソシアネートとしては、例えばテトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下
HDIと略す)、リジンジイソシアネート等を、脂環族
ジイソシアネートとしては、例えばイソホロンジイソシ
アネート、水添化トリレンジイソシアネート、水添化キ
シレンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート
等を、また変性物としては、前記ジイソシアネートの二
量体、三量体、プレポリマー型変性体、カルボジイミド
変性体、尿素変性体等の重合体を例示することができ
る。ポリイソシアネート化合物(a1)には、また2官
能以上のポリオール等と前記のジイソシアネート又はそ
のポリメリック体との反応で得られるポリイソシアネー
トが含まれ、更に好適に使用できるポリイソシアネート
は、ポリイソシアネートのポリメリック体やポリイソシ
アネートのポリオールアダクト等である。
【0015】ポリイソシアネート化合物(a1)、例え
ば本発明において必須成分であるウレトジオン基含有ポ
リイソシアネート化合物及びウレトジオン基及びイソシ
アヌレート基含有ポリイソシアネート化合物は、ポリイ
ソシアネートモノマーの二量化反応(ウレトジオン化反
応)、三量化反応(イソシアヌレート化反応)等によっ
て形成され、具体的には例えば、次のようにして製造す
ることができる。
【0016】このような混合物は、相当するポリイソシ
アネートモノマー及び/またはイソシアネート基末端化
合物から、公知のウレトジオン化触媒、例えば、トリエ
チルホスフィン、ジブチルエチルホスフィン、トリブチ
ルフォスフィン、トリ−n−プロピルホスフィン、トリ
アミルホスフィン、トリベンジルホスフィン等のトリア
ルキルホスフィン類あるいはピリジン等の存在下、通常
0〜90℃の反応温度で、無溶剤下、又は、ポリウレタ
ン工業に常用の不活性溶剤、例えば、トルエン、キシレ
ンその他の芳香族系溶剤、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル系溶剤、プロピレングリコールメチ
ルエーテルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオ
ネート等のグリコールエーテルエステル系溶剤の存在
下、および場合によっては、前記反応温度において液状
のポリオールまたはDOP等の可塑剤中で製造すること
ができる。
【0017】この反応液には、そのイソシアネート基含
量で20〜50モル%のイソシアネート基が反応した時
点で、例えば、リン酸、パラトルエンスルホン酸メチ
ル、硫黄等の溶液を加えてウレトジオン化触媒を不活性
化し反応を停止させる。使用するポリイソシアネートの
種類によっては、この反応過程で結晶となり析出するも
のもある。特に、芳香族ポリイソシアネートは概ね結晶
化し、反応系から分離する。
【0018】このような方法によって、ウレトジオン基
含有ポリイソシアネート化合物(即ち、二量体及びポリ
−ウレトジオン体)、イソシアヌレート基含有ポリイソ
シアネート化合物(即ち、三量体及びポリイソシアヌレ
ート体)及びウレトジオン基及びイソシアヌレート基含
有ポリイソシアネート化合物、及び原料であるポリイソ
シアネートモノマーの混合物が生成する。この混合物か
ら原料のポリイソシアネートモノマーを薄膜蒸留等によ
り取り除くことにより、目的のウレトジオン基含有ポリ
イソシアネート化合物、ウレトジオン基及びイソシアヌ
レート基含有ポリイソシアネート化合物等の混合物が得
られる。その製造時において高温反応であればあるほ
ど、反応停止時にポリイソシアネートモノマーの含量が
低いほど、イソシアヌレート基の生成比率が高くなる。
また、トリエチルホスフィン等の触媒量が多いほど、ウ
レトジオン基の生成比率が高くなる。これらの反応条件
をコントロールすることにより、特定比率のウレトジオ
ン基とイソシアヌレート基とを含有するポリイソシアネ
ート化合物を得ることもできる。更に本発明で用いるポ
リイソシアネート化合物(a1)は、ウレトジオン基お
よびイソシアヌレート基を生成させる前に、側鎖構造を
有する2官能性ポリオールとあらかじめ部分的に反応さ
せておくと、活性水素化合物成分(B)との相溶性およ
び各種基材フィルムとの接着性を向上させることがある
等の理由から好ましい場合がある。ここで使用される側
鎖構造を有する2官能性ポリオールとは、少なくとも分
子内に2個の水酸基と1個以上の炭化水素基を有し、か
つ1個以上の炭化水素基の炭素数の合計が4〜35であ
り、そのうち分岐している1個以上の炭化水素基の炭素
数の合計が2〜33の2価アルコールであり、例えばネ
オペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオー
ル、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジ
オール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−
n−ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−
n−エイコサン−1,2−エチレングリコール、2,2
−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジメチ
ル−3−ヒドロキシプロピオネート、水素化ビスフェノ
ールA等が挙げられる。また上記2価アルコールを2種
以上組み合わせて使用することもできる。
【0019】ウレトジオン基だけでなく積極的にイソシ
アヌレート構造も導入すると、耐熱特性や耐久性に優れ
た性能が発現できる。また、ポリイソシアネート化合物
分子中にウレトジオン基の他に一定比率のイソシアヌレ
ート基及び/又はその他の重合体を含む場合には、この
イソシアヌレート基によりポリウレタン系有機化合物に
ゲル化には達しない程度の分岐点を導入できる。
【0020】そのため、実際に接着剤として使用時の硬
化工程において、ラミネート用接着剤組成物のウレトジ
オン基の解離反応とそれに続く活性水素基との反応によ
り、従来公知のウレトジオン基含有ポリウレタン化合物
から得られるものに比較して、短時間かつ低反応率で優
れた物性が発現する。なおポリイソシアネート化合物
(a1)及びポリイソシアネート(a2)は、場合によ
っては、未反応のポリイソシアネートモノマーを含むも
のをそのまま、本発明における主成分であるポリイソシ
アネート成分(A)として用いることもできる。
【0021】未反応のポリイソシアネートモノマーを除
いたウレトジオン基及びイソシアヌレート基含有ポリイ
ソシアネート化合物等とポリイソシアネートモノマーと
を混合し、イソシアネート基の平均官能基数を低下させ
た形にして活性水素化合物成分(B)と反応させること
は、ポリウレタン系有機化合物製造時にゲル化等の問題
が起こらず好ましい場合があるし、反応性や発現物性の
制御に関して有効である。未反応のポリイソシアネート
モノマーを除いたポリイソシアネート化合物(a1)及
びポリイソシアネート(a2)のイソシアネート基当量
比率は、ポリイソシアネート(a2)/ポリイソシアネ
ート化合物(a1)=0〜5.70から選択され、0.
10〜4.00が好ましく、更に0.15〜3.00が
望ましい。
【0022】本発明における活性水素化合物成分(B)
は、分子量18〜20,000であって分子内に2個以
上の活性水素基を含有するものである。例えば水の他
に、ポリオール、アミノ基等含有ポリアミン、尿素樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ポリビニルアルコール等の中から選択し
た一種又は二種以上を含むものが好ましい。このポリオ
ールとしては、活性水素基を含有するものであれば全て
のポリオール類を用いることができ、ポリイソシアネー
ト成分(B)においてイソシアネート基が2官能以上で
あることから、ポリウレタン系有機化合物製造時のゲル
化を防ぐため、2官能等の低官能基数を持ったポリオー
ル類が適している。
【0023】ポリオールの例としては、ポリエステルポ
リオール、ポリエステルアミドポリオール、ポリエーテ
ルポリオール、ポリエーテル・エステルポリオール、ポ
リカーボネートポリオール等が挙げられるが、特にポリ
エステルポリオールが適している。これらのポリオール
のうちポリエステルポリオール、ポリエステルアミドポ
リオールとしては例えば、コハク酸、アジピン酸(以下
AAと略す)、セバシン酸、アゼライン酸、テレフタル
酸(以下TPと略す)、イソフタル酸(以下IPと略
す)、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフ
タル酸等のジカルボン酸、それらの酸エステル、酸無水
物等と、エチレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール(以下1,2−
PGと略す)、1,4−ブチレングリコール(以下1,
4−BGと略す)、1,5−ペンタングリコール、1,
6−ヘキサングリコール(以下1,6−HGと略す)、
3−メチル−1,5−ペンタングリコール、2−ブチル
−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,8−オクタングリコール、1,9−ノナンジオ
ール、ジエチレングリコール、シクロヘキサン−1,4
−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、
ダイマー酸ジオール、トリメチロールプロパン(以下T
MPと略す)、グリセリン、ヘキサントリオール、N,
N,N′,N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロピ
ル)エチレンジアミン、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物等
のグリコール、あるいはヘキサメチレンジアミン、トリ
レンジアミン、キシレンジアミン、イソホロンジアミ
ン、エチレンジアミン、モノエタノールアミン、イソプ
ロパノールトリアミン等のジアミン、トリアミンまたは
アミノアルコール等単独、又はこれらの混合物との脱水
縮合反応で得られる。
【0024】更に、ε−カプロラクトン、アルキル置換
ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、アルキル置
換δ−バレロラクトン等の環状エステル(即ち、ラクト
ン)モノマーの開環重合により得られるラクトン系ポリ
エステルポリオール等のポリエステルポリオールがあ
る。基材フィルムの接着強度とポリエステルポリオール
の種類との間には密接な関係があり、用いられる基材フ
ィルムの種類に応じてポリエステルポリオールを選択す
る必要がある。広範に使用されているポリエチレンテレ
フタレートフィルムやポリオレフィンフィルムの接着に
は、TPやIP等からなるフタル酸系ポリエステルポリ
オール及び/又はイソホロンジアミンやモノエタノール
アミン等からなるポリエステルアミドポリオールが好適
である。
【0025】ポリエーテルポリオールとしては例えば、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレンエーテルポリ
オール、ポリテトラメチレンエーテルポリオール等が挙
げられる。ポリエーテル・エステルポリオールとして
は、前記のポリエーテルポリオールと前記したジカルボ
ン酸又は酸無水物等とから製造されるポリエステルポリ
オールが挙げられる。ポリカーボネートポリオールは例
えば、ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等
とジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネートとの
反応から得られ、具体的な商品としては、ニッポラン9
80、ニッポラン981(日本ポリウレタン工業製)等
が挙げられる。
【0026】また、前記ポリエステルポリオールの原料
として挙げた単分子ジオール、トリオール類、即ちエチ
レングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,
2−PG、1,4−BG、1,5−ペンタングリコー
ル、1,6−HG、3−メチル−1,5−ペンタングリ
コール、ネオペンチルグリコール、2−ブチル−2−エ
チル−1,3−プロパンジオール、1,8−オクタング
リコール、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコ
ール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキ
サン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、T
MP、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロール
あるいはビスフェノールAのエチレンオキサイドまたは
プロピレンオキサイド付加物等も前記ポリオールとして
本発明において用いることができる。
【0027】アミノ基等含有ポリアミンとしては、短分
子ジアミン、トリアミン、芳香族ジアミン、及びポリエ
ーテルの末端がアミノ基となったポリエーテルポリアミ
ン等が挙げられる。また、尿素樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビ
ニルアルコール等は、一般にポリウレタン工業において
公知のもので、活性水素基を2個以上含有するものであ
れば活性水素化合物成分(b)の全部または一部として
使用することができる。
【0028】これらの活性水素化合物成分(B)の分子
量は18〜20,000であり、特に、62〜10,0
00のものが好ましい。分子量が大きすぎると、ウレト
ジオン基、イソシアヌレート基、ウレタン基等の導入量
が減少して、ポリウレタン樹脂の強靱性や強い凝集力が
減少し好ましくない。分子量が小さすぎると、ポリウレ
タン樹脂が脆くなる傾向があり好ましくない。分子量は
用途により適当に選択する必要があり、接着剤の耐熱性
や凝集エネルギーを高めるには低分子量のものを用いる
ことが好ましい。
【0029】次に、本発明のラミネート用接着剤組成物
の必須成分であるポリウレタン系成分(有機化合物)の
製造は、上記のポリイソシアネート成分(A)と活性水
素化合物成分(B)とを、ポリイソシアネート成分
(A)中のイソシアネート基に対して活性水素化合物成
分(B)中の活性水素基の当量比率が1.0を越える活
性水素基過剰条件で反応させて得られる、少なくともウ
レトジオン基と活性水素基とをウレトジオン基/活性水
素基=0.25〜1.0の当量比率で含有するものであ
る。
【0030】この活性水素基過剰条件は、製造されたポ
リウレタン系有機化合物にイソシアネート基が残存せず
に活性水素基含有となるに必要な条件であり、実際はイ
ソシアヌレート基含量等に起因するポリイソシアネート
成分(A)の平均官能基数とトリオール導入等に起因す
る活性水素化合物成分(B)の平均官能基数によって、
ポリウレタン前駆体製造時にゲル化しない条件を決定
し、この条件を満たすように配合し、かつウレトジオン
基が開環する温度条件以下に保持し反応させることが重
要である。その配合比率はJ.P.Flory、Khu
n等が理論的に計算しているゲル化理論に従うが、実際
は、前記成分(a)、(b)各分子に含まれる反応基の
反応性比を考慮にいれた配合比で反応させることによっ
て、ポリウレタン系有機化合物はゲル化することなく製
造でき、フリーのイソシアネートモノマーおよびイソシ
アネート基末端化合物を含有しない。
【0031】ポリウレタン系有機化合物は、溶融状態、
バルク状態、または必要に応じて、ポリウレタン工業に
おいて常用の不活性溶剤、例えばトルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル系溶剤、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン系溶剤、エチレングリコールエチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルア
セテート、エチル−3−エトキシプロピオネート等のグ
リコールエーテルエステル系溶剤、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル系溶剤、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトン、N−メチルピロリドン、フル
フラール等の極性溶剤の1種又は2種以上を使用して、
ウレトジオン基が開環しない温度条件、好ましくは10
0℃以下で、上記の配合条件範囲で各成分を均一に混合
し反応させて製造することができる。反応装置として
は、上記の均一反応が達成できればいかなる装置でも良
く、例えば、撹拌装置の付いた反応釜やニーダー、一軸
または多軸押出し反応機等の混合混練装置が挙げられ
る。反応を早く進めるため、触媒として、ポリウレタン
の製造において常用されるジブチル錫ジラウレート等の
金属触媒やトリエチルアミン等の三級アミン触媒を用い
ることもできる。
【0032】このようにして製造されるポリウレタン系
有機化合物は、使用するポリイソシアネート化合物(a
1)、(a2)によりウレトジオン基及び活性水素基以
外にイソシアヌレート基、ウレタン基、カルボジイミド
基、ウレトンイミン基、オキサゾリドン基、ヒダントイ
ン基等のイソシアネート基から誘導される基を含有する
ことができるが、イソシアネート基を実質的に含有せ
ず、ウレトジオン基と活性水素基とをウレトジオン基/
活性水素基=0.25〜1.0、好ましくは0.35〜
0.75の比率で含有する必要がある。
【0033】これはウレトジオン基が加熱等で開環する
ときの当量比の規制であり、ウレトジオン基と活性水素
基との比率をウレトジオン基濃度が過剰となる比率にし
た場合には、本発明の接着剤組成物は、環境中の水分と
の反応による架橋・鎖延長やウレタン結合、ウレア結合
との反応によるアロファネートやビュレットになる反
応、およびイソシアネート基単独での重合反応、例え
ば、カルボジイミド化、イソシアヌレート化等により鎖
延長及び/又は架橋させることもできるし、又は活性水
素基を過剰にした場合には、熱可塑的高分子樹脂とする
ことができる。
【0034】次に、本発明のラミネート用接着剤組成物
の配合について述べる。前記ポリウレタン系有機化合物
を主成分とするラミネート用接着剤組成物に、このポリ
ウレタン系有機化合物のウレトジオン基とこのポリウレ
タン系有機化合物の活性水素基および接着剤組成物配合
時に混合される活性水素化合物の活性水素基の合計の活
性水素基との当量比率がウレトジオン基/合計活性水素
基=0.25〜1.0、好ましくは、0.35〜0.7
5となるように、活性水素化合物、例えば、前記のポリ
オール、アミノ基等含有ポリアミン、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、ポリビニルアルコール等の中から選択した一種また
は二種以上を含んでなる活性水素化合物を配合しても良
い。
【0035】本発明の前記活性水素化合物を配合したラ
ミネート用接着剤組成物におけるウレトジオン基と合計
活性水素基との当量比率をウレトジオン基/合計活性水
素基=0.5〜1.0の範囲でウレトジオン基濃度を過
剰にした場合、環境中の水分との反応による架橋・鎖延
長やウレタン結合、ウレア結合との反応によるアロファ
ネートやビュレットになる反応、およびイソシアネート
単独での重合反応、例えば、カルボジイミド化、イソシ
アヌレート化等により鎖延長及び/又は架橋させること
もできるし、あるいは逆にウレトジオン基/合計活性水
素基=0.25〜0.5の範囲で活性水素基過剰条件に
した場合には、熱可塑的高分子樹脂とすることができ
る。
【0036】本発明の接着剤組成物は、含有するウレト
ジオン基が解離し、活性水素基との鎖延長及び/又は架
橋硬化反応によってポリウレタン系樹脂を形成し優れた
接着特性を与えるとともに、優れた塗布性、加工性も発
揮するものと考えられる。本発明の接着剤組成物は、ウ
レトジオン基が残存していても定常的に優れた接着特性
を与える場合には、ウレトジオン基を完全に反応させな
くても良い。これまで述べたポリウレタン系有機化合物
は常態で液体、固体または粉状等であってもよく、ま
た、接着剤としての機能を向上させるため、必須成分の
該ポリウレタン系有機化合物に、必要に応じて、貯蔵時
のゲル化防止の為にエステル・ウレタン交換反応防止剤
等のゲル化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、加水分
解防止剤、染料、顔料、レベリング剤、難燃剤、粘度調
整剤、流れ性改良剤、可塑剤、揺変剤、及び充填剤等を
加え接着剤に仕上げる。ここで調製された本発明の接着
剤組成物は常態で液体、固体状または粉体状等いずれで
もよい。
【0037】次に本発明において配合されるウレトジオ
ン基解離触媒について述べる。本発明のラミネート用接
着剤組成物に室温下での実用的な硬化速度を付与したの
は、ウレトジオン基解離触媒である。ウレトジオン基解
離触媒は、該ポリウレタン系有機化合物のウレトジオン
基の解離温度を低下させることが可能であるため、触媒
無添加時に比べて樹脂の硬化を室温ですばやく進行させ
る。このウレトジオン基の解離温度低下の度合やその後
の硬化速度は、添加される触媒の種類と量等に大きく依
存しているが、これらを適切に選択することにより、室
温付近の温度域でも実用的な硬化速度を得ることが可能
となる。
【0038】しかし、例えば触媒添加量が、該ポリウレ
タン系有機化合物の樹脂固形分100重量部に対し0.
05重量部を下まわる場合は、触媒添加による硬化反応
の促進効果があらわれにくい。また、10.0重量部を
上まわる場合は、硬化速度が早すぎて塗工が困難になっ
たり、硬化後の接着剤組成物の加水分解を促進する恐れ
がある等の弊害があるため好ましくない。
【0039】従って、該ポリウレタン系有機化合物の樹
脂固形分100重量部に対するウレトジオン基解離触媒
の添加量は0.05〜10.0重量部、好ましくは0.
1%〜5.0重量部とするのが望ましい。
【0040】ここで述べるウレトジオン基解離触媒は、
エステル交換触媒、ウレタン化触媒、ブロックイソシア
ネート解離触媒、イソシアヌレート化触媒等として一般
的に知られているものが含まれ、具体的にはジブチルチ
ンジラウレート、スタナスオクトエート等の錫系触媒、
トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルプロピレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロピ
ル)エチレンジアミン、N−メチルモルホリン、1,2
−ジメチルイミダゾール、1,5−ジアザ−ビシクロ
(4,3,0)ノネン−5、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)−ウンデセン−7(以下DBUと略
す)、これらアミン系触媒のボラン塩、DBUフェノー
ル塩、DBUオクチル酸塩、DBU炭酸塩等の各種アミ
ン塩系触媒、ナフテン酸マグネシウム、ナフテン酸鉛、
CH3COO-+ などのカルボキシレート類、トリエチ
ルホスフィン、トリベンジルホスフィン等のトリアルキ
ルホスフィン類、CH3ONaなどのアルコキシド類、
亜鉛系有機金属触媒等が挙げられる。これらのうち、触
媒効果と添加後の接着剤組成物の安定性等を考慮する
と、DBUおよびDBUの各種酸塩が好適に使用でき
る。
【0041】本発明に用いられるカップリング剤として
は、シランカップリング剤、チタネート系カップリング
剤、アルミニウム系カップリング剤等が挙げられる。該
ポリウレタン系有機化合物の樹脂固形分100重量部に
対するカップリング剤の添加量は、0.05〜10.0
重量部が好ましい。更に、好適には0.1〜2.0重量
部である。ここに示された添加量は、カップリング剤の
基材フィルム被覆面積と被覆効率等を考慮し、接着力と
価格とのバランスを考えて算出されたものである。
【0042】シランカップリング剤としては、γ−(メ
タクリロキシプロピル)トリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン等のビニルシラン化合物や、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンなどのエポキシシラン化合物やγ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルメチルジメキシシランなどのアミノシラン化合
物や、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなど
のメルカプトシラン化合物等が好適に用いることができ
る。
【0043】チタネート系カップリング剤としては、テ
トラ−n−ブトキシチタン、テトライソプロポキシチタ
ン、ビス[2−[(2−アミノエチル)アミノ]エタノ
レート][2−[(2−アミノエチル)アミノ)エタノ
レート−0](2−プロパノレート)チタニウム、トリ
ス(イソオクタデカノエート−0)(2−プロパノレー
ト)チタニウム、ビス(ジトリデシルホスファイト−
0”)テトラキス(2−プロパノレート)ジハイドロゼ
ンチタネート、ビス(ジオクチルホスファイト−0”)
テトラキス(2−プロパノレート)ジハイドロゼンチタ
ネート、トリス(ジオクチルホスファイト−0”)(2
−プロパノレート)チタニウム、ビス(ジオクチルホス
ファイト−0”)[1,2−エタンジオレート(2−)
−0,0’]チタニウム、トリス(ドデシルベンゼンス
ルフォネート−0)(2−プロパノレート)チタニウ
ム、テトラキス[2,2−ビス[(2−プロペニルオキ
シ)メチル]−1−ブタノレートチタネート等が挙げら
れ、商品としては、プレンアクトKR TTS、KR
46B、 KR 55、KR 41B、KR 38S、
KR 138S、KR 238S、338X、KR 1
2、KR 44、KR9SA、KR 34S(いずれ
も、味の素製)等が好適に用いることができる。
【0044】アルミニウム系カップリング剤としては、
アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等が
挙げられ、商品としては、プレンアクトAL−M(味の
素製)等が好適に用いることができる。
【0045】上記カップリング剤のうち広範に用いられ
ているポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロン
フィルム、ポリオレフィンフィルム等への接着力向上を
考慮すると、エポキシシラン、アミノシラン、リン酸系
チタネート等が好適である。
【0046】本発明において積層するのに用いるプラス
チックフィルムとしては、延伸ポリプロピレン(以下O
PPと略す)、無延伸ポリプロピレン(以下CPPと略
す)、ポリエステル(以下PETと略す)、ナイロン
(以下NYと称す)、低密度ポリエチレン(以下PEと
略す)、高密度ポリエチレン(以下HDPEと略す)、
エチレン−酢ビ共重合体(以下EVAと略す)、ポリビ
ニルアルコール(以下PVAと略す)、エチレンビニル
アルコール共重合体(以下EVOHと略す)、ポリスチ
レン(以下PSと略す)、ポリカーボネート(以下PC
と略す)、ポリ塩化ビニリデン(以下PVDCと略
す)、ポリ塩化ビニル(以下PVCと略す)、アルミニ
ウム、銅、紙等及びこれらのコーティングを施したフィ
ルムが挙げられる。これらのプラスチックフィルムは、
積層を行う前にコロナ放電処理などの適切な表面処理を
行うことが接着力を向上させるうえで好ましい。また、
ポリマーコートフィルムは、気泡発生、接着力低下等の
問題が発生する可能性があるため、コーティングされて
いるポリマーの種類、コーティング量、表面特性等を事
前に考慮しておく必要がある。
【0047】次にフィルムの積層方法について述べる。
本発明のラミネート用接着剤は、ドライラミネーショ
ン、ホットメルトラミネーション、エクストルージョン
ラミネーション等公知の積層方法にて用いることが可能
である。そして積層されたフィルムは室温下で1日程度
のエージングで硬化反応を完了することが可能である。
【0048】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例について
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。特に断りのない限り、実施例中の部及び
%はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。な
お、実施例中のウレトジオン基含量およびイソシアヌレ
ート基含量は、それぞれの官能基をイソシアネート基含
量に換算したものである。
【0049】〔ポリイソシアネート成分(a1)の合
成〕 合成例1 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、HDI(日本ポリウレタン工業製、イソシアネ
ート基含量49.9%、固形分100%)3000部と
2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル23部を入れ、反応器内を窒素置換して、攪拌しなが
ら反応温度60〜70℃に加温し、同温度にて3時間反
応させた。このときの反応液のイソシアネート含有量
は、49.1%であった。次に触媒としてトリブチルホ
スフィン6.0部を仕込み、撹拌しながら65〜70℃
に加熱し同温度で6時間反応させ、次いでリン酸3.5
部を加えて反応を停止させた。イソシアネート基含量3
0.3%の淡黄色の反応生成液を得た。この反応生成液
から、未反応HDIを蒸留により除去した。生成物のイ
ソシアネート基含量21.1%であり、FT−IRおよ
13C−NMRから、この生成物にはイソシアネート
基、ウレトジオン基およびイソシアヌレート基が存在す
ることが確認された。高沸点溶剤であるプロピレングリ
コールメチルエーテルアセテート(以下PGM−Acと
略す)の沸点でジブチルアミン(以下DBAと略す)と
反応させ塩酸水溶液で逆滴定して求めたイソシアネート
基含量37.5%であり、よってウレトジオン基の解離
で生成するイソシアネート基含量は16.4%であっ
た。また、イソシアヌレート基含量12.5%であっ
た。このウレトジオン基及びイソシアヌレート基含有ポ
リイソシアネート化合物をポリイソシアネートAとす
る。
【0050】合成例2 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、HDI(日本ポリウレタン工業製、イソシアネ
ート基含量49.9%、固形分100%)3000部と
触媒としてトリブチルホスフィン6.5部を仕込み、撹
拌しながら50〜55℃で8時間反応させ、次いでリン
酸1.9部を加えて反応を停止させた。生成物のイソシ
アネート基含量37.3%であり、FT−IRおよび13
C−NMRから、この生成物にはイソシアネート基、ウ
レトジオン基、イソシアヌレート基が存在することが確
認された。PGM−Acの沸点でDBAと反応させ塩酸
水溶液で逆滴定して求めたイソシアネート基含量44.
5%であり、よってウレトジオン基の解離で生成するイ
ソシアネート基含量は7.2%であった。また、イソシ
アヌレート基含量5.5%であった。このウレトジオン
基、イソシアヌレート基含有ポリイソシアネート化合物
をポリイソシアネートBとする。
【0051】〔ポリウレタン系有機化合物の合成〕 実施例1 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、ポリイソシアネートA(イソシアネート基含量
21.1%、ウレトジオン基含量16.4%、イソシア
ヌレート基含量12.5%)100部とMDI189部
と分子量2000の芳香族ポリエステルジオール(IP
/TP/AA=5/5/1モル比とNPG/HG/EG
=2/1/2モル比からなるポリエステル、以下PES
−Aと称す)1552部と分子量2000のヘキサメチ
レンアジペートジオール681部とトルエン3026部
及び酢酸エチル4540部を加え、70℃で反応させ
た。3時間後、FT−IRによりイソシアヌレート基お
よびウレトジオン基の吸収ピークは反応開始時と変化な
く、イソシアネート基のみの吸収ピークが消えたことを
確認し、ウレタン化を終了し、ポリウレタン系有機化合
物を得た。これにアミノシラン,KBE903(信越化
学工業製)38部を添加した。
【0052】実施例2 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、参考合成例2で合成したポリイソシアネートB
(イソシアネート基含量37.3%、ウレトジオン基含
量7.2%、イソシアヌレート基含量5.5%)100
部と分子量2000のPES−A489部と分子量20
00の3ーメチル−1,5−ペンタンアジペートジオー
ル350部とエチレングリコール5部及び酢酸エチル1
089部を加え、70℃で反応させた。5時間後、FT
−IRでイソシアヌレート基およびウレトジオン基の吸
収は反応開始時と変化なく、イソシアネート基のみの吸
収が消えウレタン化が終了し、ポリウレタン系有機化合
物を得た。これにエポキシシラン,KBM303(信越
化学工業製)16部を添加した。
【0053】実施例3 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器のついた反
応器に、参考合成例1で合成したポリイソシアネートA
(イソシアネート基含量21.1%、ウレトジオン基含
量16.4%、イソシアヌレート基含量12.5%)1
00部とイソホロンジイソシアネート167部とPES
−A1588部と分子量6000の3ーメチル−1,5
−ペンタンアジペートジオール1360部及び酢酸エチ
ル3200部を加え、70℃で反応させた。5時間後、
FT−IRでイソシアヌレート基およびウレトジオン基
の吸収は反応開始時と変化なく、イソシアネート基のみ
の吸収が消えウレタン化が終了し、ポリウレタン系有機
化合物を得た。これにチタネート系カップリング剤,プ
レンアクトKR138S(味の素製)48部を添加し
た。
【0054】比較例1 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、MDI255部と分子量2000のヘキサメチ
レンアジペートジオール681部とトルエン3026部
及び酢酸エチル4540部を加え、70℃で反応させ
た。3時間後、FT−IRによりイソシアネート基が消
えたことを確認し、ポリウレタン系有機化合物を得た。
これにアミノシラン,KBE903(信越化学工業製)
38部を添加した。
【0055】比較例2 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、HDI80部と分子量2000のPES−A4
89部と分子量2000の3ーメチル−1,5−ペンタ
ンアジペートジオール350部とエチレングリコール5
部及び酢酸エチル1089部を加え、70℃で反応させ
た。5時間後、FT−IRによりイソシアネート基が消
えたことを確認し、ポリウレタン系有機化合物を得た。
これにエポキシシラン,KBM303(信越化学工業
製)16部を添加した。
【0056】比較例3 撹拌機、温度計、窒素シール管および冷却器の付いた反
応器に、HDI50部とイソホロンジイソシアネート1
67と分子量2000のPES−A1588部と分子量
6000の3ーメチル−1,5−ペンタンアジペートジ
オール1360部及び酢酸エチル3200部を加え、7
0℃で反応させた。5時間後、FT−IRによりイソシ
アネート基が消えたことを確認し、ポリウレタン系有機
化合物を得た。これにチタネート系カップリング剤,プ
レアクトKR138S(味の素製)48部を添加した。
【0057】[接着強さの評価]実施例1〜3及び比較
例1〜3について各種被着体との剥離接着強さを以下に
示す接着条件にて測定した。結果を表1に示す。 添加触媒 :DBUフェノール塩 触媒の添加量 :ポリウレタン系有機化合物樹脂の固形
分に対して0.4部 接着剤の固形分:25%(酢酸エチルによる希釈) 塗布量 :3.0g/m2 乾燥温度 :80℃ 乾燥時間 :30秒 エージング条件:25℃×1日 はく離接着強さ:JIS K 6854に準拠する。 T型はく離試験 引張り速さ 200mm/min
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のラミネート
用接着剤組成物は、室温下、短時間で各種被着材に対し
て良好なはく離接着強さを有することが判明した。更
に、本発明のラミネート用接着剤組成物は、フリーのポ
リイソシアネートモノマー及びイソシアネート基末端化
合物を全く含有しないシステムである。従って、本発明
により、室温下、短時間硬化が可能な、生産性、作業環
境安全性等に優れたラミネート接着剤組成物の提供が可
能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 18/79 NFL C08G 18/79 NFL

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート成分(A)として、
    少なくともウレトジオン基及びイソシアヌレート基を含
    有するポリイソシアネート化合物(a1)と、分子量1
    8〜20,000であって分子内に2個以上の活性水素
    基を含有する活性水素化合物成分(B)とを、イソシア
    ネート基に対して活性水素基の当量比率が1.0以上
    で、ウレトジオン基と活性水素基とをウレトジオン基/
    活性水素基の当量比率が0.25〜1.0で構成される
    ポリウレタン系成分と、該ポリウレタン系成分100重
    量部に対してウレトジオン基解離触媒0.05〜10.
    0重量部とカップリング剤0.05〜10.0重量部を
    含有することを、特徴とするラミネート用接着剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート成分(A)として、
    少なくともウレトジオン基及びイソシアヌレート基を含
    有するポリイソシアネート化合物(a1)と分子内に2
    個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート
    (a2)と、分子量18〜20,000であって分子内
    に2個以上の活性水素基を含有する活性水素化合物成分
    (B)とを、イソシアネート基に対して活性水素基の当
    量比率が1.0以上で、少なくともウレトジオン基と活
    性水素基とをウレトジオン基/活性水素基の当量比率が
    0.25〜1.0で構成されるポリウレタン系成分と、
    該ポリウレタン系成分100重量部に対してウレトジオ
    ン基解離触媒0.05〜10.0重量部とカップリング
    剤0.05〜10.0重量部を含有することを、特徴と
    するラミネート用接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 ポリイソシアネート成分(A)としての
    ポリイソシアネート化合物(a1)が、ポリイソシアネ
    ートモノマーと側鎖を有する2官能以上のポリオールと
    をイソシアネート基過剰で反応させたプレポリマーにウ
    レトジオン基及びイソシアヌレート基を含有させるこ
    と、を特徴とする請求項1〜2に記載のラミネート用接
    着剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3に記載のラミネート用
    接着剤組成物を第1のプラスチックフィルム又は金属箔
    に塗布し、乾燥させた後、これに第2のプラスチックフ
    ィルムや金属箔を貼り合わせた後の養生条件が10〜3
    5℃で24時間であること、を特徴とする積層フィルム
    の製造方法。
JP8049517A 1995-02-21 1996-02-13 ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法 Pending JPH08291279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8049517A JPH08291279A (ja) 1995-02-21 1996-02-13 ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-56744 1995-02-21
JP5674495 1995-02-21
JP8049517A JPH08291279A (ja) 1995-02-21 1996-02-13 ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08291279A true JPH08291279A (ja) 1996-11-05

Family

ID=26389913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8049517A Pending JPH08291279A (ja) 1995-02-21 1996-02-13 ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08291279A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316423A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ラミネート用接着剤組成物、およびそれを用いたラミネートフィルムの製造方法
JP2005336494A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Bayer Materialscience Ag 接着剤
JP2010521546A (ja) * 2007-03-15 2010-06-24 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネートベースの接着剤
JP2014101422A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Dic Corp 接着剤
WO2014188865A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 ニチバン株式会社 ポリウレタン系粘着剤シートの製造方法及び熱解離結合含有ポリウレタン
WO2017163900A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Dic株式会社 2液硬化型ラミネート接着剤、その硬化物、積層フィルムの製造方法、及び2液硬化型ラミネート接着剤用アミン溶液
FR3063080A1 (fr) * 2017-02-23 2018-08-24 Bostik Sa Composition comprenant un polyester et film adhesif activable a basse temperature

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149624A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造法
JPH0681275A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Sanyo Chem Ind Ltd 合成皮革用接着剤組成物
JPH06172735A (ja) * 1992-12-04 1994-06-21 Inoac Corp 一成分型ポリウレタン系接着剤及びその使用方法
JPH06206978A (ja) * 1992-11-19 1994-07-26 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ポリイソシアネート硬化剤、並びにこれを用いたポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物
JPH07179838A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Inoac Corp 二成分型ポリウレタン系接着剤及びその使用方法
JPH08269428A (ja) * 1995-01-31 1996-10-15 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ラミネート用接着剤組成物と積層フィルムの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149624A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造法
JPH0681275A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Sanyo Chem Ind Ltd 合成皮革用接着剤組成物
JPH06206978A (ja) * 1992-11-19 1994-07-26 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ポリイソシアネート硬化剤、並びにこれを用いたポリウレタン塗料組成物およびポリウレタン接着剤組成物
JPH06172735A (ja) * 1992-12-04 1994-06-21 Inoac Corp 一成分型ポリウレタン系接着剤及びその使用方法
JPH07179838A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Inoac Corp 二成分型ポリウレタン系接着剤及びその使用方法
JPH08269428A (ja) * 1995-01-31 1996-10-15 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ラミネート用接着剤組成物と積層フィルムの製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09316423A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd ラミネート用接着剤組成物、およびそれを用いたラミネートフィルムの製造方法
JP2005336494A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Bayer Materialscience Ag 接着剤
JP2010521546A (ja) * 2007-03-15 2010-06-24 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネートベースの接着剤
JP2014101422A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Dic Corp 接着剤
WO2014188865A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 ニチバン株式会社 ポリウレタン系粘着剤シートの製造方法及び熱解離結合含有ポリウレタン
JPWO2014188865A1 (ja) * 2013-05-24 2017-02-23 ニチバン株式会社 ポリウレタン系粘着剤シートの製造方法及び熱解離結合含有ポリウレタン
WO2017163900A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Dic株式会社 2液硬化型ラミネート接着剤、その硬化物、積層フィルムの製造方法、及び2液硬化型ラミネート接着剤用アミン溶液
JP6233551B1 (ja) * 2016-03-25 2017-11-22 Dic株式会社 2液硬化型ラミネート接着剤、その硬化物、積層フィルムの製造方法、及び2液硬化型ラミネート接着剤用アミン溶液
JP2018035363A (ja) * 2016-03-25 2018-03-08 Dic株式会社 2液硬化型ラミネート接着剤、その硬化物、積層フィルムの製造方法、及び2液硬化型ラミネート接着剤用アミン溶液
FR3063080A1 (fr) * 2017-02-23 2018-08-24 Bostik Sa Composition comprenant un polyester et film adhesif activable a basse temperature
WO2018154246A1 (fr) * 2017-02-23 2018-08-30 Bostik Sa Film adhesif activable a basse temperature
CN110300786A (zh) * 2017-02-23 2019-10-01 博斯蒂克股份公司 在低温下可活化的粘合剂膜
CN110300786B (zh) * 2017-02-23 2021-12-14 博斯蒂克股份公司 在低温下可活化的粘合剂膜
US11279860B2 (en) 2017-02-23 2022-03-22 Bostik Sa Adhesive film activatable at low temperature

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5410011A (en) One-component polyurethane type adhesive, and use thereof
US20060069225A1 (en) Adhesive compositions containing blocked polyurethane prepolymers
JP4771276B2 (ja) ラミネート用接着剤
JPH09316422A (ja) ラミネート用接着剤組成物、およびそれを用いたラミネートフィルムの製造方法
US6596819B2 (en) Polyisocyanate curing agent for laminate adhesive and process for production thereof
JP4022912B2 (ja) ラミネート接着剤用ポリイソシアネート硬化剤を用いたラミネート接着剤
JPH08291279A (ja) ラミネート用接着剤組成物、および積層フイルムの製造方法
JP3606680B2 (ja) ラミネート用接着剤組成物、およびそれを用いたラミネートフィルムの製造方法
JPH08269428A (ja) ラミネート用接着剤組成物と積層フィルムの製造方法
JP3388619B2 (ja) 二成分型ポリウレタン系接着剤の使用方法
KR100297455B1 (ko) 적층용접착제조성물및그를사용한적층필름의제조방법
JPS58109527A (ja) ポリウレタン樹脂用組成物
US20030092868A1 (en) Non-aqueous laminate adhesive
KR100274915B1 (ko) 적층용 접착제 조성물 및 그를 사용한 적층 필름의 제조방법
JP3879112B2 (ja) ラミネート用接着剤及びラミネートフィルムの製造方法
JP2001262114A (ja) ラミネート接着剤用ポリイソシアネート硬化剤
KR100586135B1 (ko) 라미네이트 접착제용 폴리이소시아네이트 경화제, 이 경화제를함유하는 라미네이트 접착제 및 이 접착제의 필름 라미네이션에서의 사용방법
JPH1161082A (ja) ポリウレタン系接着剤
JP2001240839A (ja) ラミネート接着剤用ポリイソシアネート硬化剤及びその製造方法
JP2001294839A (ja) ラミネート接着剤用ポリイソシアネート硬化剤及びそれを用いたラミネート接着剤
US20040063892A1 (en) Non-aqueous laminate adhesive
KR100586132B1 (ko) 라미네이트용 접착제
JPH0790046A (ja) 制振材用樹脂組成物及びそれを用いた制振材
JPH07102212A (ja) プレコートメタル用塗料組成物およびそれを用いたプレコートメタル
JP4636422B2 (ja) ポリイソシアネート硬化剤、その製造方法および該硬化剤を用いたラミネート用形成性接着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040126