JPH08276866A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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Publication number
JPH08276866A
JPH08276866A JP10063695A JP10063695A JPH08276866A JP H08276866 A JPH08276866 A JP H08276866A JP 10063695 A JP10063695 A JP 10063695A JP 10063695 A JP10063695 A JP 10063695A JP H08276866 A JPH08276866 A JP H08276866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel house
side member
panel
vehicle
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10063695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Fujikawa
忠弘 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP10063695A priority Critical patent/JPH08276866A/ja
Publication of JPH08276866A publication Critical patent/JPH08276866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドメンバーの剛性を確保しつつ、ホイー
ルハウスパネルの支持剛性を高めて、斜め後方からの衝
突時におけるドア開口周縁部の変形を防止する。 【構成】 車体フロアの下部にサイドメンバー11を車
体前後方向に沿って延設すると共に、該サイドメンバー
11の後部外側部に、ホイールハウス13の内板部材で
あるホイールハウスインナ14を介してボディサイドパ
ネル16を結合している。前記ホイールハウスインナ1
4の上面に車体の斜め後方位置からサイドメンバー11
方向へ延出した横断面コ字形の4つの支持部材21を固
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の後部車体構造に
関し、とりわけ、ワンボックスタイプやワゴンタイプ等
の車両におけるホイールハウスパネルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の後部車体構造としては、
例えば特開平5−112254号公報等に記載されてい
るものが知られている。
【0003】すなわち、図6に示すようにフロアパネル
の下側に車体前後方向に延びるサイドメンバー1は、前
後方向に延びる横断面コ字形のリアフレーム2と、該リ
アフレーム2の後部内に嵌合配設された横断面コ字形の
サブフレーム3とを備えている。前記リアフレーム2は
前側に有するキックアップ部4の後側近傍に切欠状の低
剛性部5が形成されている一方、サブフレーム3は、後
端部3aがリアフレーム2の後端部から後方へ突出配置
されていると共に、上片部には前記リアフレーム2の低
剛性部5よりも後方位置に切欠状の低剛性部6が形成さ
れている。
【0004】そして、車体の後部衝突時には、まずサブ
フレーム3の後端部3aが前方に押し出されて、低剛性
部6がリアフレーム2の低剛性部5に対応した位置に移
動し、続いて該両低剛性部5,6を中心にサイドメンバ
ー1の後部が折れ曲がって衝突エネルギーを吸収するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の後部車体構造にあっては、衝突エネルギーを
サイドメンバー1の折れ曲がりによって吸収するように
なっているため、該サイドメンバー1の折れ曲がりによ
って後部の剛性が急激に低下して、該サイドメンバー1
の外側部に接合されたホイールハウスパネルやボディサ
イドパネルが同時に前方へ大きく変形し易くなる。この
結果、ホイールハウスパネルの前方位置にあるサイドド
アの開口周縁部も変形して、ドアの開閉が困難となるお
それがあった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、サイドメンバーの剛性を確保しつ
つ、特にホイールハウスパネルの斜め後方からの剛性を
高めて、斯かる斜め後方からの衝突時におけるドア開口
周縁部の変形を防止し得る構造を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にあっては、車体の後部から前部方向に沿っ
てサイドメンバーを延設すると共に、該サイドメンバー
の後部外側部に、ホイールハウスパネルを介してホディ
サイドパネルを結合してなる車両の後部車体構造におい
て、前記ホイールハウスパネルに、車体の斜め後方位置
から前記サイドメンバー方向へ延出した支持部材を設け
るものとした。
【0008】
【作用】本発明の前記構成によれば、例えば後続車が車
両の後面から追突した場合は、サイドメンバーの軸方向
に衝突荷重が作用してサイドメンバーは圧縮されながら
該衝突荷重を吸収する。ここで、ホイールハウスは車体
前後方向の支持力は小さいため、前方へ追随変形するが
ボディサイド側は前方へ変形しない。したがって、ドア
開口周縁部の変形が防止される。
【0009】また、後続車が車両の後方斜め方向から追
突した場合は、ボディサイドの衝突による圧縮変形荷重
がホイールハウスに伝達されるが、ここで、各支持部材
が斯かる衝突荷重を支持するため、ホイールハウスパネ
ル及びボディサイドパネルの過度な変形が防止される。
したがって、ドア開口周縁部の変形が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1〜図3は本発明に係る後部車体構造をワン
ボックスタイプの車両に適用した一実施例を示す図であ
る。
【0011】すなわち、車体のフロアパネル10の下方
側部位置には、車体前後方向に延出したサイドメンバー
11が設けられている。このサイドメンバー11は、横
断面略コ字形状を呈し、後部側にキックアップ部12が
形成されている。また、このサイドメンバー11の外側
片11a上縁に有するフランジ部11bが形成されてい
る。一方、車内方向へ膨出変形したリア側ホイールハウ
ス13の内板部材であって、本実施例におけるホイール
ハウスパネルであるホイールハウスインナ14の部分に
はフランジ部11bが形成されず外側片11a上縁にホ
イールハウスインナ14の下端部がキックアップ部12
の折曲形状に沿って溶接固定されている。また、このホ
イールハウス13のホイールハウスインナ14と、車外
方向へ膨出変形したホイールハウスアウタ15は、ボデ
ィサイドパネル17に接合されており、このボディサイ
ドパネル17とホイールハウスアウタ15には、ボディ
サイドパネル17とともにボディサイド16を形成する
リヤフェンダーパネル18が溶接によって結合されてい
る。
【0012】また、このボディサイド16には、ホイー
ルハウス13の前方位置にドアの開口部19が形成され
ており、この開口部19は周縁部20の下部後端側がホ
イールハウス13の膨出形状に沿って形成されている。
【0013】そして、前記ホイールハウス13は、ホイ
ールハウスインナ14の上面に該ホイールハウス13の
剛性を高める4条の支持部材21が突設されている。こ
の支持部材21は、夫々横断面コ字形状に形成され、車
体の外側斜め後方位置からサイドメンバー11方向に沿
って傾斜状に配設されていると共に、両側片21a,2
1bの各下端縁に一体に有する両フランジ21c,21
dを介してホイールハウスインナ14の上面14aに溶
接固定されている。
【0014】したがって、この実施例の構成によれば、
図4に示すように例えば後続車Cが車両の車体前後方向
の後面から追突した場合は、サイドメンバー11の軸方
向に衝突荷重が作用し、サイドメンバー11は圧縮され
ながら衝突荷重を吸収する。ここで、ホイールハウス1
3は、各支持部材21が設けられているものの、車体の
前後方向への支持力は小さいため、図示のように内側が
サイドメンバー11の前方圧縮移動に伴い前方へ追随変
形して、衝突エネルギーを吸収するが、外側つまりボデ
ィサイド16側は前方へ変形することがない。このた
め、ドア開口部19の周縁部20の変形が防止される。
【0015】また、図5に示すように、後続車Cが車両
の後方斜め方向から追突した場合には、ボディサイド1
6の衝突による圧縮変形荷重がホイールハウス13に伝
達されるが、ここで各支持部材21が斯かる衝突荷重を
サイドメンバー11を介して確実に支持する。このた
め、ホイールハウスインナ14の変形及びボディサイド
16の各パネル17,18の過度な変形が防止される。
つまり、各支持部材21が、サイドメンバー11を介し
ていれば梁部材として機能し、ホイールハウスインナ1
4やボディサイド16の過度な圧縮変形を規制する。し
たがって、ドア開口周縁部20の変形が防止される。
【0016】この結果、たとえ後部衝突があってもサイ
ドドアの開閉に支障をきたしたり、サイドドアが不用意
に開放されてしまうといった問題を一掃することが可能
になる。
【0017】尚、本発明は、前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、各支持部材21をビード状に形成す
ることも可能であると共に、断面形状を例えば三角形状
に形成することも可能である。さらに、支持部材の数を
適宜変更することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
後部車体構造においては、ホイールハウスパネルに、車
体の斜め後方位置からサイドメンバー方向へ延出した支
持部材を設けたため、斜め後方からの衝突時には支持部
材がホイールハウスパネルの過度な変形を確実に規制す
る。したがって、該ホイールハウス前方に位置するドア
開口部の周縁部の変形を防止でき、ドアの開閉に支障を
来すことがなくなるばかりか、ドアの不用意な開放が防
止される。この結果、乗員の安全性を十分に確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部拡大斜視図であ
る。
【図2】本実施例の要部平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】後面衝突時の作用を示す概略図である。
【図5】斜め後方からの衝突時の作用を示す概略図であ
る。
【図6】従来の後部車体構造を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
11 サイドメンバー 13 ホイールハウス 14 ホイールハウスインナ(ホイールハウスパネ
ル) 15 ホイールハウスアウタ 16 ボディサイドパネル 19 ドア開口部 20 ドア開口周縁部 21 支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部から前部方向に沿ってサイド
    メンバーを延設すると共に、該サイドメンバーの後部外
    側部に、ホイールハウスパネルを介してホディサイドパ
    ネルを結合してなる車両の後部車体構造において、 前記ホイールハウスパネルに、車体の斜め後方位置から
    前記サイドメンバー方向へ延出した支持部材を設けたこ
    とを特徴とする車両の後部車体構造。
JP10063695A 1995-03-31 1995-03-31 車両の後部車体構造 Pending JPH08276866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10063695A JPH08276866A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP10063695A JPH08276866A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両の後部車体構造

Publications (1)

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JPH08276866A true JPH08276866A (ja) 1996-10-22

Family

ID=14279324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10063695A Pending JPH08276866A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両の後部車体構造

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JP (1) JPH08276866A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2096019A1 (en) * 2008-02-28 2009-09-02 Ford Global Technologies, LLC Bracket assembly
JP2017170992A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社Subaru 車両の側面衝突時の乗員保護構造
JP2020006906A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 スズキ株式会社 ホイールハウス構造
JP2020104542A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 トヨタ自動車株式会社 車両のクォータホイールハウス

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