JPH08259290A - 軽量骨材の製造方法 - Google Patents

軽量骨材の製造方法

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JPH08259290A
JPH08259290A JP1208596A JP1208596A JPH08259290A JP H08259290 A JPH08259290 A JP H08259290A JP 1208596 A JP1208596 A JP 1208596A JP 1208596 A JP1208596 A JP 1208596A JP H08259290 A JPH08259290 A JP H08259290A
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lightweight
pan
lightweight aggregate
water
granulation
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JP1208596A
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Ichiro Nakajima
一郎 仲嶋
Kumiko Osugi
久美子 大杉
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/02Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
    • C04B18/027Lightweight materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B16/00Use of organic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of organic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B16/04Macromolecular compounds
    • C04B16/08Macromolecular compounds porous, e.g. expanded polystyrene beads or microballoons

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工数の少なく、生産性の高い軽量骨材の製造
方法を提供すること。 【解決手段】 合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を
パン型造粒機1を用いて粒状に造粒して、所要大きさの
軽量骨材を生成する。この軽量骨材は、軽量コンクリー
ト骨材などとして用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軽量コンクリートに
混入するための軽量コンクリート骨材を始めとして、断
熱材、吸音材、遮音材、耐火材などの原材料、地盤(改
良)材、土壌(改良)材などに用いられる軽量骨材の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量コンクリートは、種々の分野におい
て用いられるに至っているが、その骨材としては、JI
SA5002に示されるように、膨張けつ岩、膨張粘
土、膨張スレート、焼成フライアッシュなどの人工軽量
骨材、火山れき及びその加工品などの天然軽量骨材、膨
張スラグなどの副産軽量骨材及びそれらの加工品などの
副産軽量骨材に区分される。
【0003】又、最近に至っては、合成樹脂発泡ビーズ
をそのまま混入して軽量コンクリートを得たり、例え
ば、特公昭54-11814号公報に示されるように、発泡合成
樹脂成形物を破砕して得られる粒状物の表面にセメント
等の水硬性結合材を結合させたものを混入して軽量コン
クリートを得たりしている。
【0004】しかしながら、JISに示される軽量骨材
は、骨材中に空隙が多くあるため、水密性や凍結融解抵
抗性が劣り、また吸水率が高いので乾燥収縮率が大きく
なる等の問題点がある。又、合成樹脂発泡ビーズをその
まま混入した軽量コンクリートの場合には、合成樹脂発
泡ビーズの撥水性が強く、比重も極めて低いことからセ
メントペーストとの親和性に欠け、セメントが硬化する
までに合成樹脂発泡ビーズが浮き上って、均一なコンク
リートを得にくいという問題点がある。更に又、合成樹
脂発泡ビーズ等の表面に水硬性結合材を結合させた軽量
骨材を用いた軽量コンクリートの場合には、この軽量骨
材の合成樹脂発泡ビーズ等の表面に均一な厚さに水硬性
結合材を被覆させることが難しく、そのため、軽量骨材
の比重や強度にバラツキが生じ易く、結果として、これ
を使用した軽量コンクリートの品質が低下するという問
題点がある。
【0005】そのため、本件発明者は、複数個の合成樹
脂発泡体をセメント等の水硬性結合材で固めて一体とし
た軽量コンクリート骨材を開発し、係る内容について本
件出願人が特許出願している(特願平6ー71031 号)。
この軽量コンクリート骨材によると、複数個の合成樹脂
発泡体を水硬性結合材で固めて一体化したので、1個の
合成樹脂発泡体の周囲を水硬性結合材で被覆する場合に
比べて、水硬性結合材の合成樹脂発泡体に対する被覆の
厚さはほぼ均等に保たれ、比重や強度のバラツキを小さ
くできる利点がある。
【0006】この場合、前記合成樹脂発泡体をビーズ、
つまり、球形又は略球形とすれば、合成樹脂発泡体ビー
ズの重量、容積計量共に容易になり、計量のバラツキを
小さくおさえることができ、更に、合成樹脂成形物を破
砕して得られる粒状物に比べて応力分散が良く、強度の
高い骨材とすることができる。又、上記軽量コンクリー
ト骨材の全体形状を略球状とすれば、これをコンクリー
トに混入して現場で打設する際においてコンクリートの
流動性が良くなるものである。
【0007】ところで、上述のような複数個の合成樹脂
発泡体のビーズ等を水硬性結合材で固めて、好ましく
は、略球状に成形してなる軽量コンクリート骨材を工業
的に量産する方法についても鋭意研究が進められている
が、例えば、合成樹脂発泡体に水及び水硬性結合材を加
えて混練し、押出機により帯状又は紐状に押し出し、所
要大きさの小片にカットするか、或いは粒状に整形する
ことにより、前記軽量コンクリート骨材を製造すること
が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、係る製造方
法は、合成樹脂発泡体を含む混練物を押し出した後、カ
ット又は整形するものであるから、製造工数が増加し、
充分な生産性が得られにくいばかりでなく、押出機、裁
断機又は整形機等からなる製造装置の複雑化を招く問題
点を有している。
【0009】更に、帯状又は紐状に押し出した混練物を
単にカットした小片を骨材とした場合、前記小片を球状
又は略球状とはなしがたいため、係る骨材をコンクリー
トに混入した場合、コンクリートの流動性が低下し、ひ
いてはコンクリートを打設する際の作業性の低下を招く
不具合がある。そこで、前記小片からなる骨材を回転円
筒内で転動させること等により、略球状をなすように整
形仕上げを行うことも考慮されるが、その場合、更なる
工数の増加、製造装置の複雑化を招来するばかりでな
く、前記整形仕上げによっても前記軽量コンクリート骨
材を充分球状に近い形状まで仕上げることに困難が伴う
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
し、軽量コンクリート骨材などとして用いられる軽量骨
材の製造方法であって、工数が少なく、生産性の高い軽
量骨材の製造方法を提供することを目的とする。そのた
め、請求項1に係る軽量骨材の製造方法は、合成樹脂発
泡体、水及び水硬性結合材を、パン型造粒機を用いて造
粒して、所要大きさの軽量骨材を生成することを特徴と
するものである。
【0011】係る製造方法によれば、合成樹脂発泡体、
水及び水硬性結合材をパン型造粒機のパン(造粒皿)内
に供給して前記パンを所定速度で回転させる。これによ
り、前記合成樹脂発泡体及び水硬性結合材が、パンの底
壁との間で生じる摩擦抵抗によって、前記パン内で攪
拌、流動され、前記水硬性結合材が水との間で水和反応
を生じながら混練される。更に、前記パンの回転が継続
されると、前記水硬性結合材が複数個の合成樹脂発泡体
を取り込みながら粒子状に成長し、所要大きさで造粒さ
れて軽量骨材を形成する。
【0012】このように、パン型造粒機のパン内に合成
樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を供給して回転させる
のみで造粒できるので、前述した押出工程とカットもし
くは整形工程とからなる製造方法に比べて、軽量骨材の
製造工数を減少させ、且つ生産性を向上させることがで
きる。又、製造装置としては、パン型造粒機のみを用い
れば良いので、製造装置も簡略化できる。更に、パン内
での回転により、造粒を行うようにしたので、造粒され
た軽量骨材は、前記押出後に所定大きさの小片にカット
したものに比べて、より球形に近い形状となり、従っ
て、例えば、軽量コンクリート骨材としてコンクリート
に混入した際の、コンクリートの流動性も良好なものと
なる。
【0013】請求項2に係る軽量骨材の製造方法は、合
成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を混練した後、パン
型造粒機に供給し、パン型造粒機を用いて造粒して、所
要大きさの軽量骨材を生成することを特徴とするもので
ある。
【0014】係る製造方法によれば、合成樹脂発泡体に
水及び水硬性結合材を加えて、予めミキサー等で混練し
た混練物をパン型造粒機のパン内に挿入して回転させ
る。これにより、前記混練物がパンの底壁との間の摩擦
抵抗によりパン内で攪拌、流動され、これに伴って、水
硬性結合材が複数個の合成樹脂発泡体を取り込みながら
粒子状に成長し、所要大きさでの造粒が行われる。ここ
では、予め混練して得た前記混練物をパン型造粒機で更
に回転させることにより、造粒するようにしたので、合
成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を個別にパン型造粒
機に供給して造粒する場合に比べて、造粒が一層円滑に
行われ、造粒物の寸法、形状も揃い易くなり、従って、
造粒により生成される軽量骨材の品質が一層向上する。
又、合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材をパン型造粒
機に個別に供給して造粒する場合に比べて造粒に要する
時間が短縮され、生産性も良好である。
【0015】請求項3に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1又は2の製造方法において、前記水硬性結合
材(C)と水(W)との混合比(W/C)を重量比で1
0乃至30%としたことを特徴とするものである。
【0016】すなわち、水硬性結合材(C)に対する水
(W)の混合比(W/C)を重量比で10乃至30%と
することにより、好適な大きさで造粒することができ
る。前記請求項1の製造方法によれば、例えば、水硬性
結合材(C)と水(W)とをパン型造粒機に個別に供給
してパン型造粒機内で混練に引き続いて造粒を行うが、
この場合の混合比(W/C)は、パン型造粒機に供給さ
れる水硬性結合材(C)と水(W)との重量比であり、
一方、請求項2のように、パン型造粒機に供給する前に
ミキサー等で混練する場合、前記混合比(W/C)は前
記ミキサー等における混合比である。
【0017】前記混合比が10%未満であると、水硬性
結合材の水和反応が不充分なものとなって、水硬性結合
材の硬化が充分に促進されないため、造粒が行われにく
くなる。一方、前記混合比が30%を超えると、造粒物
の表面水が多くなり、所定大きさに造粒された軽量骨材
同士が接合して巨大粒を生成する傾向が強くなるため、
粒径が過度に大きくなり、好ましくない。
【0018】請求項4に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項3の製造方法において、パン型造粒機による造
粒時に水を加えて所定寸法の軽量骨材を得ることを特徴
とするものである。
【0019】係る製造方法によれば、前記混練物をパン
型造粒機により造粒する際に、噴霧等の方法で加水する
ようにしたので、造粒が促進され、所定寸法の軽量骨材
が得られ易くなる。すなわち、合成樹脂発泡体、水及び
水硬性結合材を混練する時に既に加水されているが、造
粒時までの時間の経過により、水硬性結合材の結合性が
多少低下するため、そのままでは、円滑に造粒が進行し
ない恐れがある。そこで、造粒時に加水することによ
り、水硬性結合材の未反応部に水和反応を生じさせ、水
硬性結合材の結合性を高めて造粒を促進するものであ
る。なお、請求項1の製造方法では、パン型造粒機に合
成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を供給して回転させ
ることにより、混練に引き続いて造粒を行うものである
が、この場合も造粒段階で継続して加水することによ
り、造粒を促進することができる。
【0020】請求項5に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1又は2の製造方法において、前記水硬性結合
材と水との混合比を重量比で18乃至25%としたこと
を特徴とするものである。
【0021】すなわち、本発明者は、請求項3における
前記混合比の範囲を、更に限定して18乃至25%とす
ることにより、請求項4のような造粒時の加水を行わな
くても円滑に造粒できることを見い出した。造粒時に加
水すると、造粒される軽量骨材が前記パンの表面に付着
し易くなり、長時間連続的に造粒することが困難になり
がちであるが、前記混合比が18乃至25%であれば、
造粒時に加水するような手段を特別に行わなくても円滑
に造粒できるので、軽量骨材がパンの表面に付着する問
題も生じにくく、長時間の連続造粒が可能になる。造粒
される軽量骨材の粒径は、混合比を前記範囲内で増減す
ることにより調整でき、前記範囲内で混合比を大きくす
るに伴って、粒径は次第に大きくなる。軽量骨材の粒径
は、特に、限定されないが、例えば、2.5乃至15m
m程度の範囲である。なお、18乃至25%の範囲内で
一層好ましい混合比の範囲は、20乃至23%である。
【0022】請求項6に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1乃至5のいずれかの製造方法において、造粒
後に水硬性結合材にて軽量骨材を被覆して軽量骨材同士
の付着を防止することを特徴とするものである。
【0023】このように、造粒後に水硬性結合材により
軽量骨材を被覆することにより、前記軽量骨材の外表面
に被覆した水硬性結合材により軽量骨材の強度アップが
図られると共に、被覆した水硬性結合材により軽量骨材
同士の接合が抑制され、巨大粒が生成されにくくなり、
好ましい。
【0024】請求項7に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1乃至5のいずれかの製造方法において、造粒
後に軽量骨材に熱風を吹き付けて乾燥させることにより
軽量骨材同士の付着を防止することを特徴とするもので
ある。すなわち、造粒後に軽量骨材に熱風を吹き付け
て、速やかに表面の水分を除去することにより、軽量骨
材同士が付着しにくくなる。
【0025】請求項8に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1乃至5のいずれかの製造方法において、造粒
後、2乃至24時間経過後に軽量骨材を相互に移動させ
ることにより、軽量骨材同士の付着を防止することを特
徴とするものである。
【0026】すなわち、造粒後、所定時間経過後に造粒
物に、例えば、振動を与えたり、傾斜した所を落下させ
る、又は衝撃を与えることなどにより、造粒物を移動、
回転、落下させるなどにより動かすことにより、請求項
6のように、水硬性結合材で軽量骨材を被覆するような
手段を特別取らなくとも、軽量骨材同士の付着、接合を
有効に防止できることが見い出された。このように、相
互に移動させることによって軽量骨材同士の付着を防止
するようにすると、例えば、水硬性結合材で軽量骨材を
被覆する場合に比べて、比重の管理が容易になると共
に、生産性も向上する。なお、相互移動を行わせる時間
帯を、造粒後、2乃至24時間程度経過後としたのは、
造粒された軽量骨材の表面が乾燥するまでに、言い換え
れば、軽量骨材の表面に付着している水がなくなるまで
に、或いは、隣り合う軽量骨材同士が強固に接合するま
でに、2乃至24時間程度かかるため、この時間帯に隣
り合う軽量骨材同士を相互に移動させることによって、
軽量骨材同士の付着を有効に防止できるからである。
【0027】請求項9に係る軽量骨材の製造方法は、前
記請求項1乃至5のいずれかの製造方法において、造粒
後、2乃至24時間程度経過後に軽量骨材を篩にかける
ことにより軽量骨材同士の付着を防止することを特徴と
するものである。
【0028】この場合も、例えば、軽量骨材の表面を水
硬性結合材で被覆するようなことを行う場合に比べて、
軽量骨材の比重の管理が容易になると共に、生産性も向
上する。上記のように篩にかけることは、請求項8でい
う移動の一手段として、最も効果的で且つ合理点な手段
の一つである。
【0029】請求項10に係る軽量骨材の製造方法は、
前記請求項1乃至9のいずれかの製造方法において、造
粒硬化後に軽量骨材に加水して強度を高めることを特徴
とするものである。
【0030】係る製造方法によれば、造粒硬化後に、軽
量骨材に加水するようにしたので、軽量骨材の強度を向
上させることができる。上記加水の方法としては、例え
ば、造粒硬化後に行う養生を、気中養生で行う場合は、
この気中養生に先立って散水などの方法で加水すること
ができ、一方、前記養生を水中養生、蒸気養生、オート
クレーブ養生などにより行う場合、養生中に軽量骨材が
水中または蒸気中に浸漬されることにより、養生中に加
水が行われる。
【0031】請求項11に係る軽量骨材の製造方法は、
請求項1乃至10のいずれかの製造方法において、造粒
時のパン型造粒機の回転速度を1乃至100rpmとし
たことを特徴とするものである。
【0032】すなわち、パン型造粒機の回転速度が1r
pm未満であれば、造粒に時間がかかると共に、巨大粒
が生成され易く、好適な粒径での造粒が困難となり易
い。一方、パン型造粒機の回転速度が100rpmを超
えると、水及び水硬性結合材と共に混練した合成樹脂発
泡体が水硬性結合材から分離する傾向が生じ、その結
果、軽量骨材内の合成樹脂発泡体の個数が不足し易いの
で、例えば、係る軽量骨材をコンクリートに混入した場
合、コンクリート製品の比重が大きくなる問題が生じ易
くなる。なお、好適な回転速度は、パンの直径によって
も変化し、パンの直径が小さい場合程、回転速度を大き
くするのが好ましい。
【0033】請求項12に係る軽量骨材の製造方法は、
請求項1乃至11のいずれかの製造方法において、造粒
時のパン型造粒機の傾斜角度を30乃至60°としたこ
とを特徴とするものである。
【0034】すなわち、パン型造粒機の傾斜したパン内
に合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材からなる混練物
を挿入して回転させると、前述のように、前記混練物
が、主としてパンの傾斜状の底壁との間の摩擦抵抗によ
り、前記パン内の下端部近傍の領域で攪拌、流動されて
造粒されるものであるが、パン型造粒機の傾斜角度(回
転中心軸の水平方向に対する傾斜角度)が30°未満で
あれば、前記パンの底壁と前記混練物間の摩擦抵抗が小
さくなり、前記混練物の攪拌効率が低下する傾向を有す
るので、円滑な造粒が困難になり易い。一方、パン型造
粒機の傾斜角度が60°を超えると、パン内で攪拌され
る前記混練物が傾斜状のパン内の下端部近傍のみでな
く、パンの底壁のほぼ全領域に分散されて攪拌されるこ
とになるため、攪拌領域が広がり過ぎの傾向があり、円
滑な造粒が困難となりがちなものである。従って、パン
型造粒機の傾斜角度は30°乃至60°の範囲とするの
が好ましく、40°乃至50°の範囲が一層好ましく、
45°付近が最も好ましい。
【0035】請求項13に係る軽量骨材の製造方法は、
請求項1乃至12のいずれかの製造方法において、軽量
骨材が軽量コンクリート骨材であることを特徴とするも
のである。前記軽量骨材をコンクリートに混入すること
により、コンクリートの重量を低下させることができる
と共に、係る軽量コンクリート骨材をパン型造粒機によ
って容易に製造することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。この実施の形態は、軽量骨材
としての軽量コンクリート骨材の製造方法に関するもの
であって、図3に示すように、複数個の合成樹脂発泡体
をセメント等の水硬性結合材で固めて一体とした軽量コ
ンクリート骨材を製造するに当たり、前記合成樹脂発泡
体に水及び水硬性結合材を加えて混練した後、図1及び
図2に示すようなパン型造粒機1を用いて粒状に造粒
し、所要大きさの軽量コンクリート骨材を生成するよう
にしたものである。
【0037】前記軽量コンクリート骨材に含ませる合成
樹脂発泡体は、合成樹脂発泡体を粉砕した粉砕品や異形
のものであっても良いが、球形又は略球形の、いわゆ
る、ビーズに形成したものの方が、重量及び容積の計量
誤差が少なく、個々の軽量コンクリート骨材の比重のバ
ラツキが少なくなり品質の安定した製品を得ることがで
きる。また、これを用いたコンクリート製品について、
応力がかかった場合、ビーズであればこれを分散させる
ことができ、強度の高いコンクリート製品を得ることが
できるが、粉砕品や異形の場合には応力集中がかかり、
強度が弱くなるので、できるだけビーズであることが望
ましい。
【0038】合成樹脂発泡体は粉砕品、異形、ビーズの
いずれの場合であっても、その平均径が0.1乃至2.
0mmの範囲、更に好ましくは0.1乃至1.5mmの
範囲が良い。0.1mm以下になれば小さくなり過ぎ
て、水及び水硬性結合材との混練時に、混練物の流動性
が下がり易く、合成樹脂発泡体の混入量を多くできない
ため、係るコンクリート骨材を混入したコンクリート製
品を充分に軽量化することが困難になり易い。又、前記
平均径が2.0mm以上となれば、1つの骨材の中に入
る合成樹脂発泡体の個数が限定され、強度的に弱くなり
易いので、あまり好ましくない。前記合成樹脂発泡体が
粉砕品、異形である場合の平均径は、最大長と最小長の
平均値として表わしている。
【0039】合成樹脂発泡体の原料となる合成樹脂とし
ては、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、アクリル
ニトリル−スチレン共重合体、スチレン−エチレン共重
合体などの各種共重合体(勿論、ランダム、ブロック、
グラフト体などを含む)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデンなどの塩化ビニル系樹脂などが挙げられるが、
この内、ポリスチレンを用いた場合には、強度が強く、
安価であることから最も望ましいものとなる。
【0040】合成樹脂発泡体の真比重、すなわち、水硬
性結合材と混練する以前の比重は、0.02乃至0.2
の範囲のものがよい。0.02未満であれば、強度が小
さくなり、水硬性結合材との混練時においてその形状が
変形して骨材としての強度が小さくなる傾向となる。一
方、前記合成樹脂発泡体の真比重が0.2以上であれ
ば、原材料費が高くなる割にはその強度もほとんど変わ
らず、不経済となり易いので、0.02乃至0.2の範
囲内のものが適している。これを発泡倍率に換算して述
べることは、原材料の種類等により異なるのであまり適
切ではないが、大略5乃至50倍の範囲であり、特に好
ましい発泡倍率の範囲は、10乃至30倍の範囲であ
る。
【0041】複数の合成樹脂発泡体を固める水硬性結合
材としては、セメント、石灰、石膏等が挙げられるが、
これらの内、セメントが強度が強く、耐水性に優れ、
又、比較的安価であることから最も望ましい。セメント
として、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント等のポルトランドセメント以外に、高炉セメン
ト、シリカセメント、フライアッシュセメント等を用い
ることができ、用途により使い分けるのが好ましい。
【0042】水硬性結合材に対する水の混合比(W/
C)が30%を超えれば、吸水率が大きく、吸水による
膨張率も大きく、且つ、強度も低くなるばかりでなく、
混練後の造粒時に造粒物同士が接合して巨大粒を生成し
易くなる傾向が出易い。一方、前記混合比(W/C)が
10%未満となれば、水硬性結合材の水和反応が充分に
進行せず、混練後の造粒時に円滑な造粒が行われにくく
なる傾向を持つので、混合比(W/C)は重量比で10
乃至30%の範囲が好適である。なお、この場合の混合
比(W/C)は、後述のパン型造粒機1に合成樹脂発泡
体、水及び水硬性結合材を個別に供給して造粒する場合
は、パン型造粒機1に供給する水と水硬性結合材との重
量比を意味し、合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を
ミキサー等で予め混練した後、パン型造粒機1に供給し
て造粒する場合は、前記ミキサー等における水と水硬性
結合材の混合比を意味する。
【0043】本実施例で、造粒に使用するパン型造粒機
1は、従来、肥料、セラミック、鉱産加工物等の造粒に
使用されているものであり、図1及び図2に示すよう
に、基本的には、不図示の電動機、減速ギヤ等を内蔵
し、パン2を回転駆動する回転駆動部3を基台4上に揺
動自在に設けてなる構成である。パン2は、円形の底壁
2aと、該底壁2aの周縁部から底壁2aと直角に立ち
上がる環状の側壁2bとからなる。
【0044】造粒に際して、前記合成樹脂発泡体、水及
び水硬性結合材を個別にパン型造粒機1のパン2内に供
給し、パン2の回転により前記合成樹脂発泡体、水及び
水硬性結合材を混練した後、引き続き、該混練物を攪
拌、混合することにより、所要大きさに造粒することが
可能である。しかしながら、より好ましくは、前記合成
樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を図示しないパン型ミ
キサー、オムニミキサー、二軸強制練ミキサー等の通常
のコンクリートミキサー内に供給し、この際、必要によ
り、AE剤、減水剤等の各種混和剤を混入しながら前記
合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を混練した後、該
混練物をパン型造粒機1のパン2内に供給してパン2を
回転させることにより、所要大きさでの造粒を行う。
【0045】前記各種混和剤の混入量は、水硬性結合材
に対して、重量比で、0.1乃至1.0%程度が混合し
易いため好適であり、係る混和剤を混入することによ
り、軽量コンクリート骨材の強度を10%程度高めるこ
とができる。又、前記混和剤の他に、砂等を混入する
と、軽量コンクリート骨材の強度を一層向上させること
ができる。なお、前記コンクリートミキサー内で混練を
行うに際して、該ミキサー内で、いわゆる、塊状物が生
じる場合があるが、その場合は、前記塊状物を潰して円
滑な混練を行うために、ローラ等を前記ミキサーに付設
することが好ましい。
【0046】予めミキサー等で混練した後、パン型造粒
機1で造粒を行うと、造粒物の寸法、形状が揃い易くな
って、造粒により得られる軽量コンクリート骨材の品質
を向上させることができると共に、予め混練しておくこ
とによって、パン型造粒機1で造粒に要する時間が短縮
されるので、生産性の向上を図ることができる。
【0047】造粒時の回転駆動部3によるパン2の回転
駆動速度は、1乃至100rpm(回転/分)の範囲と
するのが好ましい。すなわち、パン2の回転速度が1r
pm未満であれば、造粒時間が長くかかり易くなると共
に、造粒物の表面水が多くなるため巨大粒が生成され易
い不具合がある。一方、パン2の回転速度が100rp
mを超えると、水及び水硬性結合材と共に混練した合成
樹脂発泡体が水硬性結合材から分離し易くなり、その結
果、造粒物内の合成樹脂発泡体の個数が不足し易く、係
る造粒物をコンクリート骨材として使用した場合、コン
クリート製品の充分な軽量化が困難となる傾向を有す
る。
【0048】前記回転駆動速度は、パン2の直径に応じ
て前記1乃至100rpmの範囲で適宜増減するのが好
ましく、パン2の直径が小さい場合程、回転駆動速度は
速くするのが好ましい。すなわち、パン2の直径が0.
5mの時、回転駆動速度は50乃至70rpmの範囲が
好ましく(最も好ましくは約60rpm)、パン2の直
径が1.0mの時、回転駆動速度は25乃至35rpm
の範囲が好ましく(最も好ましくは約30rpm)、パ
ン2の直径が3.0mの時、回転駆動速度は8乃至12
rpmの範囲が好ましい(最も好ましくは約10rp
m)。
【0049】パン2の回転による造粒時の、水平方向に
対する前記パン2の傾斜角度Aは、30乃至60°の範
囲とするのが好適である。すなわち、パン2内に合成樹
脂発泡体、水及び水硬性結合材からなる混練物を挿入し
て回転させると、前記混練物が、主としてパン2の傾斜
状の底壁2aとの間で生じる摩擦抵抗により、パン2内
の下端部近傍で攪拌、流動され、水硬性結合材が合成樹
脂発泡体を取り込みながら粒状に成長することにより造
粒されるものであるが、パン2の傾斜角度Aが30°未
満であれば、底壁2aと前記混練物との間の摩擦抵抗が
小さくなり、前記混練物の攪拌効率が低下し易いので、
円滑な造粒が難しくなる傾向を有する。一方、パン2の
傾斜角度Aが60°を超えると、パン2内で攪拌される
前記混練物が傾斜状のパン2内の下端部近傍のみでな
く、底壁2aのほぼ全領域に分散されて攪拌されること
になるため、攪拌領域が広がり過ぎの傾向が出、円滑な
造粒が困難な傾向となる。従って、パン2の傾斜角度A
は30°乃至60°の範囲とするのが好ましく、40°
乃至50°の範囲が一層好ましく、約45°が最も好適
である。
【0050】合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材の混
練物をパン2内に挿入し、所定回転速度で回転させる
と、前述のように、傾斜状のパン2の下端部近傍で前記
混練物が流動、攪拌され、水硬性結合材が複数の合成樹
脂発泡体を取り込みながら粒子を形成することにより、
所要大きさに造粒される。この造粒時に、パン2内に散
水器5等によって水Wを供給したり、蒸気を供給するよ
うにすれば、新たに供給された水W又は蒸気が水硬性結
合材の未反応部分と反応し、水硬性結合材の結合性を向
上させるので、造粒を促進させる効果があって好まし
い。但し、造粒時における加水は必須ではない。なお、
パン2の底壁2a等にセメント等の水硬性結合材が付着
してコーティグ層を形成する恐れがある場合、スクレー
パ等の掻取り部材(図示せず)を、パン型造粒機1に設
けることができる。
【0051】所要大きさに成長した粒状の造粒物6は、
自己分級作用によりパン2の下端部の混練物の表面近傍
に浮上し、パン2の側壁2b上端からオーバーフローす
ることにより、パン2から順次排出される。この際、造
粒物6の排出速度と大略等しい速度で、合成樹脂発泡
体、水及び水硬性結合材を混練した前記混練物をパン2
内に順次に供給するようにすれば、パン2による造粒を
連続的に行える。なお、前記の説明では、予めミキサー
等で混練した混練物をパン2に供給するものとしたが、
これに代えて、未混練の合成樹脂発泡体及び水硬性結合
材をパン2内に供給し、噴霧等で水5又は蒸気を供給し
ながら、パン2内で混練及び造粒を連続的に行うように
しても良い。パン2内で混練及び造粒を連続的に行う場
合は、混練と造粒を明確に区分することが困難である
が、パン2内で造粒のみを行う場合、混練及び造粒を行
う場合のいずれの場合も、パン2内での造粒時間は、3
0乃至120秒程度が好適であり、造粒時間が30秒未
満であれば、充分な造粒が行われない傾向を持ち、12
0秒を超えると、造粒径が大きくなり過ぎる傾向があ
る。
【0052】パン2から排出された造粒物6は、例え
ば、搬送ベルト7により所定方向へ搬送される。この搬
送ベルト7上で、望ましくは造粒物6上に散布器8で水
硬性結合材Cを散布する等の方法により、造粒物6の外
表面を水硬性結合材Cで被覆させることができる。この
被覆用の水硬性結合材Cとしては、合成樹脂発泡体及び
水との混練時に用いたものと同種の水硬性結合材、例え
ば、セメントを使用すれば良い。水硬性結合材Cを被覆
することにより、被覆した水硬性結合材Cが表面部の水
分と反応して造粒物6の強度を向上させると共に、水硬
性結合材Cによる被覆により造粒物6同士の接合が抑制
され、結果として搬送ベルト7による搬送途中等におけ
る巨大粒の生成を抑制するのに好ましい。
【0053】水硬性結合材Cを被覆された造粒物6は、
更に搬送ベルト7による搬送途中で、必要に応じて、乾
燥器9で熱風Hを吹き付けることによって、乾燥させ
る。このように、造粒物6を速やかに乾燥させることに
よって、造粒物6同士の付着が防止される。但し、造粒
物6同士の付着を防止させる効果は、前記した水硬性結
合材Cによる被覆と、熱風乾燥とのいずれか一方の方法
のみによっても得ることができるので、造粒物6同士の
付着の防止のみが目的であれば、必ずしも水硬性結合材
Cの被覆と、熱風乾燥の双方の方法を併用する必要はな
く、例えば、水硬性結合材Cを被覆させる場合、乾燥
は、単なる自然乾燥でもよい。
【0054】前記の熱風乾燥を行う場合の、熱風Hの好
ましい温度は、搬送ベルト7の搬送速度等に応じて変化
するが、通常、100乃至150℃程度である。前記の
ように、熱風乾燥又は自然乾燥を行うことにより、後段
の養生工程を短縮することができる。なお、乾燥は造粒
物6の表面部近傍のみに留めるのが好ましく、内部まで
乾燥させると、以後の造粒物6の形状の調整が困難にな
り易い。但し、パン2の回転による造粒のみにより、球
形又は略球形に充分近い形状に整形できる場合、造粒物
6を内部まで乾燥させるようにしても、特に差し支えな
い。
【0055】造粒物6の乾燥終了後、必要により、造粒
物6を不図示の回転円筒内で転動させること等により、
造粒物6を球形又は略球形となるように仕上げ整形する
ことができる。但し、パン2による回転のみで、球形又
は略球形の造粒物6を生成できる場合、前記仕上げ整形
工程は必須ではない。乾燥工程終了後、又は必要により
行う仕上げ整形工程終了後に、造粒物6に散水すること
などにより今一度加水し、強度アップを図ることが好適
である。加水後、造粒物6は、図示しないが、養生工程
へ送られ、気中養生などの方法で養生が行われる。な
お、養生方法として、水中養生、蒸気養生、オートクレ
ーブ養生などの方法を用いる場合、養生中に造粒物6が
水中や蒸気中に浸漬されることにより、造粒物6に加水
されるので、養生に先立って散水などの方法で加水する
必要はない。
【0056】養生工程終了後、造粒物6は、必要により
篩別され、大きさの異なる複数のグループに分別され
る。このようにして製造された軽量骨材は、図4に示す
ように、セメント等の水硬性結合材に混入して使用でき
るものであり、この場合には軽量コンクリート骨材と称
する。この際、必要により、この軽量コンクリート骨材
以外に、更に、砂又は発泡合成樹脂ビーズ等の細骨材を
混入しても良い。なお、軽量コンクリート骨材を混入す
る水硬性結合材として、セメント以外に石灰、石膏等を
用いることもできるが、本明細書においては、石灰、石
膏等に混入する場合に於いても便宜上、軽量コンクリー
ト骨材という。
【0057】前記軽量コンクリート骨材の大きさは、用
途に応じて適宜調整すれば良く、特に限定されるもので
はないが、例えば、2.5乃至45mm、より好ましく
は2.5乃至15mmの範囲とすることができる。又、
個々の軽量コンクリート骨材に含ませる合成樹脂発泡体
の個数は特に限定されるものではないが、例えば、軽量
コンクリート骨材の径が10mm、合成樹脂発泡体の平
均径が0.7mmの場合、50乃至250個程度とする
のが好ましい。
【0058】前記軽量コンクリート骨材の外周面から合
成樹脂発泡体の一部が図3に示すように骨材の外表面に
露出している場合には、コンクリート製品を作る際にお
いて、セメント等の水硬性結合材に混入した時の骨材に
よる吸水率が小さくなり、前記軽量コンクリート骨材と
セメント等の水硬性結合材との混練時の水セメント比の
管理がし易く品質が安定するので、特に好ましい。
【0059】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。図5に示すように、この実施の形態における軽量コ
ンクリート骨材の製造装置には、前記の実施の形態と異
なり、パン型造粒機1に水Wを供給する散水器5や、搬
送ベルト7で搬送される造粒物6に対して、水硬性結合
材Cの散布や熱風Hの吹付けを行う散布器8や乾燥器9
は設けられていない。
【0060】ここでは、水硬性結合材の水との混合比
(W/C)の範囲を、前記実施の形態の10乃至30%
より一層限定して、重量比で18乃至25%、より好ま
しくは、20乃至23%の範囲としている。本発明者の
実験によれば、混合比を18乃至25%の範囲に限定す
ることにより、パン2内での造粒時にパン2内に加水を
行わなくても円滑且つ良好な造粒が可能となることが明
らかになった。なお、その場合、ミキサー等で予め混練
した混練物をパン2に供給し、パン2内では造粒のみを
行うことができる。
【0061】上記のように、造粒時にパン2内に加水を
行わないようにすると、造粒物6がパン2の表面に付着
することが防止されるので、パン2内で長時間連続的に
造粒することが可能になり、好ましい。
【0062】更に、本発明者の実験によれば、造粒後、
造粒物6が硬化し始める前後の時間帯に、造粒物6を何
らかの手段により相互に移動させることにより、造粒物
6同士が接合、付着して巨大粒を形成するのを防止でき
ることが明らかになった。なお、造粒物6を相互に移動
させる手段を用いて造粒物6同士の付着を防止する場
合、必ずしも搬送ベルト7で搬送中の造粒物6に熱風H
を吹き付けて強制乾燥させる必要はなく、通常の自然乾
燥で良い。このような自然乾燥を行う場合、前記の相互
移動の付与は、パン2内で造粒後、2乃至24時間程度
経過後、より好ましくは、2乃至10時間程度経過後、
更に好ましくは、3乃至6時間程度経過後に行うのが好
ましい。
【0063】すなわち、造粒物6の表面が乾燥するまで
に、言い換えれば、造粒物6の表面に付着している水が
なくなるまでに、或いは、隣り合う造粒物6同士が強固
に接合するまでに、2乃至24時間程度かかるため、こ
の時間帯に隣り合う造粒物6同士を相互に移動させるこ
とによって、造粒物6同士の付着を有効に防止すること
ができる。
【0064】相互移動を与える方法としては、複数の造
粒物6を箱等の容器に収容して、加振機等により該容器
を振動させたり、或いは、搬送ベルト7で造粒物6を搬
送する場合、搬送ベルト7の下流端から造粒物6を落下
させたり、傾斜した所を落下させたり、更には、造粒物
6に衝撃を加えるなどの種々の方法を用いることができ
る。なお、造粒物6に相互移動を付与するための手段の
一つとして、前記と同様に、造粒後、2乃至24時間経
過後に、造粒物6を篩にかけることにより、造粒物6同
士の付着を防止するようにしても良い。篩の目の大きさ
は、造粒物6の大きさ(例えば、2.5乃至15mm)
に応じて、適宜設定すれば良い。
【0065】上記のように、造粒物6を相互に移動させ
る手段として、何らかの振動、衝撃の付与もしくは篩に
よって造粒物6同士の付着を防止するようにすると、例
えば、水硬性結合材Cで造粒物6の表面を被覆する場合
に比べて、造粒物6、つまり、軽量コンクリート骨材の
比重の管理が容易になり、且つ散布器8や乾燥器9も不
要となるので、製造装置を簡略化できると共に、生産性
を向上させることができる利点がある。上記の振動、衝
撃の付与もしくは篩にかける操作は、1回のみでも良い
が、必要により、所定時間間隔で複数回行うこともでき
る。このように、振動、衝撃の付与等で造粒物6同士の
付着を防止しながら造粒物6を自然乾燥させた後、養生
工程へと移行するのであるが、前記実施の形態と同様
に、養生工程の開始前に造粒物6に、加水するようにし
ても良い。
【0066】前記各実施の形態において、造粒用のパン
型造粒機1としては、前記のもの以外に、公知の各種パ
ン型造粒機を使用することができる。例えば、パン2の
底壁2aに放射状等の凹凸を設けたパン型造粒機1を用
いれば、底壁2aと前記合成樹脂発泡体、水及び水硬性
結合材の混練物との間の摩擦抵抗を一層向上させて、攪
拌効率を向上させることができる。又、前記実施例のパ
ン型造粒機1は、造粒された造粒物6が順次パン2から
オーバーフローして連続的に造粒が行われるものである
が、これに限らず、例えば、相対向する上部底壁と下部
底壁、及びこれら2つの底壁の周縁部同士を連結する環
状の側壁を有した密閉式のパンを備え、前記側壁等の適
宜位置に設けた開閉蓋を介して造粒物の排出及び前記混
練物の供給を行うパン型造粒機を使用することもでき
る。
【0067】前記の実施の形態においては、本発明の軽
量骨材を軽量コンクリート骨材として使用する場合を説
明したが、本発明の軽量骨材の用途は、それに限定され
るものではなく、例えば、アスファルト舗装道路などの
道路用砕石や軟弱地盤改良のための砕石と混ぜて、又は
該砕石の代わりに用いたり、植物を栽培する土に混ぜ
て、或いは該土の代わりに使用したり、断熱板、吸音
板、遮音板、耐火板などの成形板に混入する軽量骨材と
して使用するなど、種々の用途に用いることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軽量骨材
の製造方法によれば、合成樹脂発泡体、水及び水硬性結
合材を、パン型造粒機を用いて造粒して、所要大きさの
軽量骨材を生成させるようにしたので、例えば、前記混
練物を押し出した後カット又は整形する製造方法に比べ
て、前記軽量骨材の製造工数を減少させ、生産性を向上
させることができる。又、製造装置としては、基本的に
パン型造粒機のみを用いれば良いので、製造装置の簡略
化を図ることができる。更に、パン型造粒機のパン内で
前記合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材を回転させる
ことにより、造粒を行うようにしたので、造粒された軽
量骨材は、前記従来の押出後に所定大きさの小片にカッ
トしたものに比べて、より球形に近い形状となり、従っ
て、例えば、前記軽量骨材を軽量コンクリート骨材とし
てコンクリートに混入した場合の、コンクリートの流動
性が良好なものとなる利点がある。
【0069】前記合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材
を混練した後、パン型造粒機に供給し、パン型造粒機を
用いて造粒するようにすれば、パン型造粒機に合成樹脂
発泡体、水及び水硬性結合材を個別に供給し、混練に引
き続いて造粒する場合に比べて、軽量骨材の寸法、形状
が揃い易くなり、造粒により得られる軽量骨材の品質を
一層向上させることができる利点がある。又、パン型造
粒機による造粒に要する時間が短縮されるので、生産性
が向上する。
【0070】前記軽量骨材の製造方法において、水硬性
結合材(C)と水(W)との混合比(W/C)を重量比
で10乃至30%とすれば、好適な大きさで造粒が行わ
れるようになる。すなわち、前記混合比が10%未満で
あると、水硬性結合材の水和反応が充分となり難い方向
に傾き、水硬性結合材の結合性が低くなり易く、造粒が
行われにくくなる傾向がある。一方、前記混合比が30
%を超えると、所定大きさに造粒された粒状の骨材同士
が接合して巨大粒をなし、粒径が骨材としては不適当な
程度まで大きくなる傾向がある。
【0071】前記軽量骨材の製造方法において、前記混
練物をパン型造粒機により造粒する際に加水するように
すれば、この造粒時の加水によって水硬性結合材の未反
応部に水和反応が生じ、水硬性結合材の結合性が高めら
れることにより造粒が促進され、所要寸法の軽量骨材が
得られるようになる利点がある。
【0072】前記軽量骨材の製造方法において、前記水
硬性結合材と水との混合比を重量比で18乃至25%と
すれば、造粒時に加水を行わなくても円滑に造粒を行う
でき、これにより、造粒時の加水に伴って、軽量骨材が
前記パンの表面に付着し易くなる問題を回避し、長時間
連続して造粒を行うことが可能となり、好ましい。
【0073】前記軽量骨材の製造方法において、造粒後
に水硬性結合材により軽量骨材を被覆するようにすれ
ば、前記軽量骨材の外表面を被覆した水硬性結合材によ
り軽量骨材の強度アップが図られると共に、被覆した水
硬性結合材により軽量骨材同士の接合が抑制され、巨大
粒が生成されにくくなる利点が生じる。
【0074】前記軽量骨材の製造方法において、造粒後
に軽量骨材に熱風を吹き付けて乾燥させるようにすれ
ば、軽量骨材同士の付着を防止し易くなり、好ましい。
【0075】前記軽量骨材の製造方法において、造粒
後、2乃至24時間経過後に軽量骨材を相互に移動させ
て軽量骨材同士の付着を防止するようにすれば、例え
ば、前述のように、水硬性結合材で軽量骨材を被覆する
場合に比べて、軽量骨材の比重の管理が容易になると共
に、生産性も向上する。
【0076】前記軽量骨材の製造方法において、造粒
後、2乃至24時間経過後に軽量骨材を篩にかけること
により軽量骨材同士の付着を防止するようにすれば、軽
量骨材の表面を水硬性結合材で被覆する場合に比べて、
比重の管理が容易になると共に、生産性も向上する。
【0077】前記軽量骨材の製造方法において、造粒硬
化後に軽量骨材に加水するようにすれば、この乾燥後の
加水によって未反応の水硬性結合材に水和反応を生じさ
せることができ、これにより、前段の乾燥工程において
一旦低下した軽量骨材の強度を回復、向上させることが
できる。
【0078】前記軽量骨材の製造方法において、造粒時
のパン型造粒機の回転速度を1乃至100rpm、つま
り、毎分1乃至100回転の範囲とすれば、前記パン型
造粒機により好適な大きさに造粒することができ易くな
る。すなわち、パン型造粒機の回転速度が1rpm未満
であれば、造粒に時間がかかると共に、巨大粒が生成さ
れ易い傾向となる。一方、パン型造粒機の回転速度が1
00rpmを超えると、水及び水硬性結合材と共に混練
した合成樹脂発泡体が水硬性結合材から分離する傾向が
生じ易くなる。従って、パン型造粒機の回転速度は1乃
至100rpmが好適である。
【0079】前記軽量骨材の製造方法において、前記パ
ン型造粒機の傾斜角度を30乃至60°の範囲とすれ
ば、パン型造粒機による造粒が円滑に行われる利点が生
じる。すなわち、パン型造粒機の傾斜したパン内に合成
樹脂発泡体、水及び水硬性結合材からなる混練物を挿入
して回転させると、前記混練物が、主として前記パンの
傾斜状の底壁との間の摩擦抵抗により、前記パン内の下
端部近傍の領域で攪拌、流動されて造粒されるものであ
るが、パン型造粒機の傾斜角度が30°未満であれば、
前記パンの底壁と前記混練物間の摩擦抵抗が小さくな
り、前記混練物の攪拌効率が低下するので、円滑な造粒
が難しくなり易い。一方、パン型造粒機の傾斜角度が6
0°を超えると、パン内で攪拌される前記混練物が傾斜
状のパン内の下端部近傍のみでなく、パンの底壁のほぼ
全領域に分散されて攪拌されることになるため攪拌領域
が広がり過ぎ、円滑な造粒が困難なものとなり易い。従
って、パン型造粒機の傾斜角度は30乃至60°の範囲
とするのが好ましく、特に45°程度が好適である。
【0080】前記軽量骨材の製造方法において、軽量骨
材を軽量コンクリート骨材として用いれば、コンクリー
トの重量を低下させることができると共に、係る軽量コ
ンクリート骨材をパン型造粒機によって容易に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る軽量コンクリート骨
材の製造方法において使用する、パン型造粒機、搬送ベ
ルト等からなる造粒装置を示す概略側面図。
【図2】前記パン型造粒機により造粒する状態を示す概
略斜視図。
【図3】製造された軽量コンクリート骨材を示す拡大断
面図。
【図4】前記軽量コンクリート骨材を用いたコンクリー
ト製品の断面図。
【図5】本発明の他の実施の形態における造粒装置を示
す概略側面図。
【符号の説明】
1 パン型造粒機 2 パン 6 造粒物(軽量骨材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂発泡体、水及び水硬性結合材
    を、パン型造粒機を用いて造粒して、所要大きさの軽量
    骨材を生成させることを特徴とする軽量骨材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂発泡体水及び水硬性結合材を
    混練した後、パン型造粒機に供給し、パン型造粒機を用
    いて造粒して、所要大きさの軽量骨材を生成させること
    を特徴とする軽量骨材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水硬性結合材と水との混合比を重量
    比で10乃至30%としたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の軽量骨材の製造方法。
  4. 【請求項4】 パン型造粒機による造粒時に水を加えて
    所定寸法の軽量骨材を得ることを特徴とする請求項3記
    載の軽量骨材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記水硬性結合材と水との混合比を重量
    比で18乃至25%としたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の軽量骨材の製造方法。
  6. 【請求項6】 造粒後に水硬性結合材にて軽量骨材を被
    覆して軽量骨材同士の付着を防止することを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか記載の軽量骨材の製造方法。
  7. 【請求項7】 造粒後に軽量骨材に熱風を吹き付けて乾
    燥させることにより軽量骨材同士の付着を防止すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の軽量骨材
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 造粒後、2乃至24時間程度経過後に軽
    量骨材を相互に移動させることにより軽量骨材同士の付
    着を防止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か記載の軽量骨材の製造方法。
  9. 【請求項9】 造粒後、2乃至24時間程度経過後に軽
    量骨材を篩にかけることにより軽量骨材同士の付着を防
    止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載
    の軽量骨材の製造方法。
  10. 【請求項10】 造粒硬化後に軽量骨材に加水して強度
    を高めることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記
    載の軽量骨材の製造方法。
  11. 【請求項11】 造粒時のパン型造粒機の回転速度を1
    乃至100rpmとしたことを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれか記載の軽量骨材の製造方法。
  12. 【請求項12】 造粒時のパン型造粒機の傾斜角度を3
    0乃至60°としたことを特徴とする請求項1乃至11
    のいずれか記載の軽量骨材の製造方法。
  13. 【請求項13】 軽量骨材が軽量コンクリート骨材であ
    ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか記載の
    軽量骨材の製造方法。
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