JPH08257488A - 塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法 - Google Patents
塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法Info
- Publication number
- JPH08257488A JPH08257488A JP9174695A JP9174695A JPH08257488A JP H08257488 A JPH08257488 A JP H08257488A JP 9174695 A JP9174695 A JP 9174695A JP 9174695 A JP9174695 A JP 9174695A JP H08257488 A JPH08257488 A JP H08257488A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- bumper
- coating film
- surfactant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プライマー及び上塗り塗料で塗装されたポリ
プロピレン製バンパーの塗膜剥離方法を提供するもので
ある。 【構成】 プライマー及び上塗り塗料を塗装したＰＰバ
ンパーの塗膜を剥離するに際して、強アルカリ１００重
量部、アルコール系溶剤５〜１００重量部、界面活性剤
０．１〜２０重量部を含有した強アルカリ剥離剤に浸漬
し、更に強酸１００重量部、界面活性剤０．１〜２０重
量部を含有した強酸剥離剤に浸漬することを特徴とする
塗装ＰＰバンパーの塗膜剥離方法。
プロピレン製バンパーの塗膜剥離方法を提供するもので
ある。 【構成】 プライマー及び上塗り塗料を塗装したＰＰバ
ンパーの塗膜を剥離するに際して、強アルカリ１００重
量部、アルコール系溶剤５〜１００重量部、界面活性剤
０．１〜２０重量部を含有した強アルカリ剥離剤に浸漬
し、更に強酸１００重量部、界面活性剤０．１〜２０重
量部を含有した強酸剥離剤に浸漬することを特徴とする
塗装ＰＰバンパーの塗膜剥離方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプライマー及び上塗り塗
料で塗装されたポリプロピレン製バンパー（ＰＰバンパ
ー）の塗膜剥離方法に関するものである。
料で塗装されたポリプロピレン製バンパー（ＰＰバンパ
ー）の塗膜剥離方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、塗装されたＰＰバンパーの廃車処
理の際に生じるシュレッダーダストは、ほとんどが埋め
立て処分されていた。近年、リサイクル技術開発が進ん
でおり、一部、市場から回収したＰＰバンパーは自動車
部品に再利用されている。ただし、塗膜剥離技術は今の
所十分には進んでおらず、ヤスリ研磨法、高圧水噴射法
等の機械的方法や強アルカリ煮沸法、強酸煮沸法等の化
学的方法が従来から知られている。
理の際に生じるシュレッダーダストは、ほとんどが埋め
立て処分されていた。近年、リサイクル技術開発が進ん
でおり、一部、市場から回収したＰＰバンパーは自動車
部品に再利用されている。ただし、塗膜剥離技術は今の
所十分には進んでおらず、ヤスリ研磨法、高圧水噴射法
等の機械的方法や強アルカリ煮沸法、強酸煮沸法等の化
学的方法が従来から知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
強アルカリ煮沸法や強酸煮沸法では、剥離効果が不十分
であり処理能力も低いという欠点を有していた。
強アルカリ煮沸法や強酸煮沸法では、剥離効果が不十分
であり処理能力も低いという欠点を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は塗装ＰＰバン
パーの塗膜剥離方法について鋭意研究を重ねた結果、強
アルカリ１００重量部、アルコール系溶剤５〜１００重
量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有した強アル
カリ剥離剤に浸漬して上塗り塗膜を膨潤、溶解させ、更
に、プライマー塗膜を膨潤させた後、十分に水洗し、強
酸１００重量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有
した強酸剥離剤に浸漬することによりプライマー塗膜ま
で剥離しうることを見いだし、この知見に基ずいて本発
明を完成した。すなわち、本発明はプライマー及び上塗
り塗料を塗装したＰＰバンパーの塗膜を剥離するに際し
て強アルカリ１００重量部、アルコール系溶剤５〜１０
０重量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有した強
アルカリ剥離剤に浸漬し、更に強酸１００重量部、界面
活性剤０．１〜２０重量部を含有した強酸剥離剤に浸漬
することを特徴とする塗装ＰＰバンパーの塗膜剥離方法
である。
パーの塗膜剥離方法について鋭意研究を重ねた結果、強
アルカリ１００重量部、アルコール系溶剤５〜１００重
量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有した強アル
カリ剥離剤に浸漬して上塗り塗膜を膨潤、溶解させ、更
に、プライマー塗膜を膨潤させた後、十分に水洗し、強
酸１００重量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有
した強酸剥離剤に浸漬することによりプライマー塗膜ま
で剥離しうることを見いだし、この知見に基ずいて本発
明を完成した。すなわち、本発明はプライマー及び上塗
り塗料を塗装したＰＰバンパーの塗膜を剥離するに際し
て強アルカリ１００重量部、アルコール系溶剤５〜１０
０重量部、界面活性剤０．１〜２０重量部を含有した強
アルカリ剥離剤に浸漬し、更に強酸１００重量部、界面
活性剤０．１〜２０重量部を含有した強酸剥離剤に浸漬
することを特徴とする塗装ＰＰバンパーの塗膜剥離方法
である。
【０００５】本発明において用いられる強アルカリとし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
が用いられるが、特に飽和水酸化ナトリウム水溶液が適
している。強酸としては、硫酸、塩酸等の酸が用いられ
るが、特に濃塩酸が適している。アルコール系溶剤とし
てはメタノール、エタノール、ｎ−プロパノール、イソ
プロパノール等が用いられるが、特にメタノールが望ま
しい。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面
活性剤共に使用可能である。特に両性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤が望ましい。両面界面活性剤として
は、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活
性剤が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ポ
リエチレングリコール型非イオン性界面活性剤、多価ア
ルコール型界面活性剤が挙げられる。また、これらの界
面活性剤はそれぞれ単独で使用しても良いが、数種類混
合して使用することも可能である。本発明の強アルカリ
剥離剤における強アルカリ、アルコール系溶剤、界面活
性剤の含有量としては、強アルカリ１００重量部に対し
てアルコール系溶剤５〜１００重量部、界面活性剤０．
１〜２０重量部が適している。特に、アルコール系溶剤
１０〜３０重量部、界面活性剤０．５〜１５重量部が望
ましい。また、強酸剥離剤における強酸と界面活性剤の
含有量は強酸１００重量部に対して、界面活性剤０．１
〜２０重量部が適しており、特に界面活性剤０．５〜１
５重量部が望ましい。
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
が用いられるが、特に飽和水酸化ナトリウム水溶液が適
している。強酸としては、硫酸、塩酸等の酸が用いられ
るが、特に濃塩酸が適している。アルコール系溶剤とし
てはメタノール、エタノール、ｎ−プロパノール、イソ
プロパノール等が用いられるが、特にメタノールが望ま
しい。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面
活性剤共に使用可能である。特に両性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤が望ましい。両面界面活性剤として
は、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活
性剤が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ポ
リエチレングリコール型非イオン性界面活性剤、多価ア
ルコール型界面活性剤が挙げられる。また、これらの界
面活性剤はそれぞれ単独で使用しても良いが、数種類混
合して使用することも可能である。本発明の強アルカリ
剥離剤における強アルカリ、アルコール系溶剤、界面活
性剤の含有量としては、強アルカリ１００重量部に対し
てアルコール系溶剤５〜１００重量部、界面活性剤０．
１〜２０重量部が適している。特に、アルコール系溶剤
１０〜３０重量部、界面活性剤０．５〜１５重量部が望
ましい。また、強酸剥離剤における強酸と界面活性剤の
含有量は強酸１００重量部に対して、界面活性剤０．１
〜２０重量部が適しており、特に界面活性剤０．５〜１
５重量部が望ましい。
【０００６】
【実施例】表１に示す組成配合の本発明実施例と比較例
の各剥離剤を用いて下記のように試験した。結果を表１
に示す。 （試験板作成条件）ポリプロピレン基材にプライマーと
してベポックス＃３０Ｐ（神東塗料（株）製ポリオレフ
ィン系塗料）を５〜10μｍ塗布し、室温で５分間乾燥
後、上塗り塗料としてベポックス＃１０ＴＳ（神東塗料
（株）製ポリウレタン系塗料）を３０〜３５μｍ塗布
し、８０℃×３０分間乾燥した後、3 日間放置した塗装
板を試験板として使用した。 （剥離試験方法）強アルカリ剥離剤に試験板を２時間浸
漬する。試験板を取り出し後十分に水洗する。次に強酸
剥離剤に試験板を２時間浸漬する。試験板を取り出し後
十分に水洗し塗膜の剥離状態を評価した。評価基準は以
下の通りである。 Ａ：上塗り/ プライマー共に剥離 Ｂ：上塗りのみ剥離 Ｃ：効果無し
の各剥離剤を用いて下記のように試験した。結果を表１
に示す。 （試験板作成条件）ポリプロピレン基材にプライマーと
してベポックス＃３０Ｐ（神東塗料（株）製ポリオレフ
ィン系塗料）を５〜10μｍ塗布し、室温で５分間乾燥
後、上塗り塗料としてベポックス＃１０ＴＳ（神東塗料
（株）製ポリウレタン系塗料）を３０〜３５μｍ塗布
し、８０℃×３０分間乾燥した後、3 日間放置した塗装
板を試験板として使用した。 （剥離試験方法）強アルカリ剥離剤に試験板を２時間浸
漬する。試験板を取り出し後十分に水洗する。次に強酸
剥離剤に試験板を２時間浸漬する。試験板を取り出し後
十分に水洗し塗膜の剥離状態を評価した。評価基準は以
下の通りである。 Ａ：上塗り/ プライマー共に剥離 Ｂ：上塗りのみ剥離 Ｃ：効果無し
【０００７】
【表１】
【０００８】
【発明の効果】本発明の方法に従うことにより、塗装さ
れたＰＰバンパーを強アルカリ、アルコール系溶剤と界
面活性剤を含有した強アルカリ剥離剤で上塗り塗膜を膨
潤. 溶解、更に、プライマー塗膜を膨潤させ、次に、強
酸と界面活性剤を含有した強酸剥離剤に浸漬させること
により、プライマー塗膜まで剥離することができた。
れたＰＰバンパーを強アルカリ、アルコール系溶剤と界
面活性剤を含有した強アルカリ剥離剤で上塗り塗膜を膨
潤. 溶解、更に、プライマー塗膜を膨潤させ、次に、強
酸と界面活性剤を含有した強酸剥離剤に浸漬させること
により、プライマー塗膜まで剥離することができた。
Claims (1)
- 【請求項１】 プライマー及び上塗り塗料を塗装したＰ
Ｐバンパーの塗膜を剥離するに際して、強アルカリ１０
０重量部、アルコール系溶剤５〜１００重量部、界面活
性剤０．１〜２０重量部を含有した強アルカリ剥離剤に
浸漬し、更に強酸１００重量部、界面活性剤０．１〜２
０重量部を含有した強酸剥離剤に浸漬することを特徴と
する塗装ＰＰバンパーの塗膜剥離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174695A JPH08257488A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174695A JPH08257488A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257488A true JPH08257488A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14035106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174695A Pending JPH08257488A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08257488A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004099993A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-04-02 | Fujitsu Ltd | 被塗装マグネシウム合金材の塗膜除去方法 |
| KR101038211B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2011-06-02 | 남양건설(주) | 녹 또는 페인트 제거 시스템 및 제거방법 |
| CN102585582A (zh) * | 2012-02-24 | 2012-07-18 | 北京泰合源通生物科技有限公司 | 一种剥离光盘保护胶层和印刷层的溶液及方法 |
| JP2013035205A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Nicca Chemical Co Ltd | 再生ポリプロピレン系樹脂成形体の製造方法 |
| JP2013237719A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Nicca Chemical Co Ltd | 再生ポリプロピレン系樹脂成形体の製造方法 |
| US11305309B2 (en) | 2017-10-20 | 2022-04-19 | Yamaguchi Prefectural Industrial Technology Institute | Method and device for removing coating on coated plastic article |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP9174695A patent/JPH08257488A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004099993A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-04-02 | Fujitsu Ltd | 被塗装マグネシウム合金材の塗膜除去方法 |
| KR101038211B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2011-06-02 | 남양건설(주) | 녹 또는 페인트 제거 시스템 및 제거방법 |
| JP2013035205A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Nicca Chemical Co Ltd | 再生ポリプロピレン系樹脂成形体の製造方法 |
| CN102585582A (zh) * | 2012-02-24 | 2012-07-18 | 北京泰合源通生物科技有限公司 | 一种剥离光盘保护胶层和印刷层的溶液及方法 |
| JP2013237719A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Nicca Chemical Co Ltd | 再生ポリプロピレン系樹脂成形体の製造方法 |
| US11305309B2 (en) | 2017-10-20 | 2022-04-19 | Yamaguchi Prefectural Industrial Technology Institute | Method and device for removing coating on coated plastic article |
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