JPH10286517A - 塗膜剥離方法 - Google Patents

塗膜剥離方法

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JPH10286517A
JPH10286517A JP9101183A JP10118397A JPH10286517A JP H10286517 A JPH10286517 A JP H10286517A JP 9101183 A JP9101183 A JP 9101183A JP 10118397 A JP10118397 A JP 10118397A JP H10286517 A JPH10286517 A JP H10286517A
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JP
Japan
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coating film
water
coat
shower
resin
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Application number
JP9101183A
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English (en)
Inventor
Noriko Kanehara
則子 金原
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜の除去を連続的に行うことができ、か
つ、剥離した塗膜と基材とを容易に分離することができ
るようにした塗膜剥離方法を提供する。 【解決手段】 塗膜剥離剤を常温又は加熱して、シャワ
ー状に塗装樹脂に吹き付ける工程を含むこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形体の樹脂
の表面に形成された塗膜を剥離させる方法に関する。特
に、自動車のバンパーやグリル部分等の材料として用い
られているポリプロピレン等の樹脂の耐候性や装飾性を
向上させるために被覆された塗膜は、樹脂からはがれに
くく、樹脂のリサイクルの際の障害となっているため、
このような塗膜を簡易に剥離させる方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】塗膜で被覆された樹脂を再利用すること
には、次のような問題点があった。 (1)種々の色彩をもつ塗膜に由来する粒状物質が樹脂
中に点在することとなり、リサイクルされた成形品の外
観が悪化する。 (2)リサイクルされた成形品の表面が、塗膜に由来す
る粒状物質によってザラザラになり、光沢性が低下す
る。 (3)リサイクルされた成形品中の塗膜に由来する粒状
物質がノッチ効果となり、物性が低下する。 (4)自動車部品の中でも高い物性(強度等)が要求さ
れる部分には、リサイクル材を用いることができない。
特に物性については、バージン材と比べて、耐衝撃性
(アイゾット衝撃値)が約50%に、引張破壊伸びが約
30%に低下することが知られている。
【0003】そこで、樹脂成形体の表面から塗膜を剥離
させる技術が検討されている。例えば、溶融濾過法、ブ
ラスト法、加水分解法、有機溶剤法、アルコール・有機
塩法等が、塗膜の剥離方法として研究されてきた。
【0004】溶解濾過法は、塗膜の付着した樹脂を加熱
・溶融し、液状となった樹脂と固体のままの塗膜とを、
金網で濾過して分離する方法である。この方法は、金網
が目詰まりしやすいため、効率が低いという欠点があ
る。
【0005】ブラスト法は、高速・高圧で射出された粉
体又は水によって塗膜の表面に衝撃を加えると同時に研
削して、塗膜を剥離させて除去する方法である。この方
法は、剥離の効率が低く、また、対象物の表面に凹凸が
あると、剥離が困難であるという欠点がある。
【0006】加水分解法は、塗膜の付着した樹脂を高温
の酸又はアルカリ水溶液中に投入し、熱硬化性樹脂塗膜
を酸又はアルカリを触媒として加水分解して除去する方
法である。この方法は、酸又はアルカリの中和工程が必
要である等の欠点がある。特開平5ー185024号公
報には、ポリウレタン系塗料の塗膜を、加熱したメタノ
ールの水酸化ナトリウム飽和溶液に浸漬して、全体を攪
はんする技術が開示されている。
【0007】有機溶剤法は、有機溶剤中で塗膜を膨潤さ
せて接着界面を破壊することにより、塗膜を剥離させる
方法である。この方法は、有機溶剤の回収工程が必要で
あり、また、リサイクル材中に有機溶剤が残存する等の
問題点がある。
【0008】アルコール・有機塩法は、水とエタノール
と有機塩とからなる塗膜分解剤中に塗膜を投入し、有機
塩イオンを触媒として化学的に分解して除去する方法で
ある。対象塗膜は、メラミン樹脂である。この方法は、
分解剤の回収工程が必要である等の問題点がある。
【0009】また、上に挙げた塗膜除去技術は、溶液に
塗膜付き樹脂を浸積し、塗膜を剥離させるものである。
この方法では、塗膜と樹脂を溶液から残さず、別々に回
収することが困難である。剥離した塗膜は、粉々又は小
片になり液中に分散する。かりに、基材の樹脂と塗膜が
比重差により溶液中で分離しても、基材を回収する際、
溶液が流動し、塗膜が再び液中に拡散してしまうおそれ
があった。また、溶液を再利用する際、混ざっている塗
膜をフィルター等で濾過し取り除かねばならなかった。
フィルターはすぐに目詰まりし、効率が悪いばかりでな
く、メンテナンスの工程や労力が無駄となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
対して、塗膜の除去を連続的に行うことができ、かつ、
剥離した塗膜と基材とを容易に分離することができるよ
うにした塗膜剥離方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、塗膜剥離方法であって、
塗膜剥離剤を常温又は加熱して、シャワー状に塗装樹脂
に吹き付ける工程を含むことを特徴とする。請求項2の
塗膜剥離方法は、請求項1の塗膜剥離方法において、請
求項1の工程を実施した後、付着している溶剤及び塗膜
を水洗いにより除去する工程を含むことを特徴とする。
請求項3の塗膜剥離方法は、請求項2の塗膜剥離方法に
おいて、請求項1及び2の工程を実施した後、さらに残
存している塗膜及び水をエアーブローで除去する工程を
含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付図面に示した発明の実
施の形態を参照しながら、本発明を説明する。図1は、
本発明において、塗膜剥離剤を常温又は加熱して、シャ
ワー状に塗装樹脂に吹き付ける工程の実施の形態を示
す。この工程では、塗膜剥離剤(溶剤)をシャワー状に
吹き付け、塗膜を軟化・膨潤させて剥離させる。すなわ
ち、処理槽2内に網状のベルトコンベア4上に載置した
塗装バンパー3をA方向から送り込み、上方から塗膜剥
離剤をシャワー1によってシャワー状に吹き付ける。剥
離した塗膜8は、網5に落ちる。網5によって濾された
塗膜剥離剤6は、加温タンク7内に保持され再循環され
る。なお、シャワー1の数は適宜設定する。シャワーの
圧力は、2kgf/cm2 以上の高圧が望ましい。この
状況で塗膜は基材から剥れやすく完全に剥離除去でき
る。塗膜剥離剤は、常温又は加熱して用いる。すなわ
ち、必要に応じて加温する。処理する樹脂は、塗装バン
パーだけではなく、その他の製品であっても良い。粉砕
品であっても、原形のままのものであっても良く、その
形状は特に問われない。生産工程上のトラブルにより市
場に送ることができなかった製品は、原形のまま本実施
の形態により処理し、再塗装して市場に送ることもでき
る。市場で回収された製品等の傷がついた製品は、粉
砕、切断し、本実施の形態により処理することができ
る。また、原形のまま処理した後粉砕し、再ペレット化
することとしても良い。
【0013】本発明で用いることのできる塗膜剥離剤と
しては、以下のものを挙げることができる。 (1) ピロリドン系混合物 本発明でピロリドン系混合物というときは、ピロリドン
化合物を主成分とする液体をいい、その他の成分が混合
しているものも含み、水もしくはアルコール等で希釈し
たものも含む。ピロリドン化合物としては、N―メチル
―2―ピロリドン、N―エチル―2―ピロリドン、又は
N―プロピル―2―ピロリドン等のN―アルキル―2―
ピロリドン、2―ピロリドン、3―ピロリドン、5―メ
チル―2―ピロリドン、5―エチル―2―ピロリドン、
又は5―プロピル―2―ピロリドン等の5―アルキル―
2―ピロリドン、N―ビニル―2―ピロリドン、N―メ
チル―3―ピロリドン、N―エチル―3―ピロリドン、
N―プロピル―3―ピロリドン等のN―アルキル―3―
ピロリドン等が例示されるが、特にN―メチル―2―ピ
ロリドンが特に優れている。市販品として好適なものと
しては、パーツプレップ(ISP Japan社製)、
Foam Flush(ISP Japan社製)、Ship Shape
(水を含有しているタイプ。ISP Japan社
製)、YA-50SF (三菱化学株式会社製)等を挙げること
ができる。
【0014】ピロリドン系混合物は、剥離力が強く、高
沸点、高引火点(水を含有させると引火点がなくなる)
である。また、例えばパーツプレップのように蒸気圧が
0.3mmHgと蒸気圧が低く、ジクロロメタン等の他
の溶剤が348.9mmHgであるのに比べて揮発量が
少ない。また、発ガン性がなく、人体や環境に対し毒性
が低い。したがって、通常の排水処理で十分であり、生
分解性も良好である。そして、臭気も少ない。水溶性な
ので洗浄が容易である。さらに、金属やポリプロピレン
等の樹脂を腐食しない。またさらに、繰り返し使用が可
能である等多くの点で優れている。
【0015】(2) イソプレン系グリコールエーテル混合
物 本発明でイソプレン系グリコールエーテル混合物という
ときは、イソプレン系グリコールエーテルを主成分とす
る液体であり、その他の成分が混合しているものも含
む。また、水もしくはアルコール等で希釈したものも含
む。本発明で用いることのできるイソプレン系グリコー
ルエーテルとしては、具体的には、3―メトキシ―3―
メチル―1―ブタノール、又は3―メトキシ―3―メチ
ル―ブチル―酢酸エステル等を挙げることができる。市
販品としては、ファイントップJ210(準水系であり
引火点がない。株式会社クラレ製)、ファイントップJ
610(準水系であり引火点がない。株式会社クラレ
製)、ファイントップS130(非水系。株式会社クラ
レ製)、ファイントップS510(非水系。株式会社ク
ラレ製)を挙げることができる。
【0016】イソプレン系グリコールエーテル混合物の
特徴として、準水(含水)系のものは、引火点がない。
使用量、保管量に制限がない。低臭気であり、労働環境
上優れている。熱安定性に優れており、繰り返し使用す
ることができる。水溶性であり、洗浄が容易である。人
体及び環境に対し、毒性が低い等多くの点で優れてい
る。
【0017】(3) 界面活性剤 本発明で界面活性剤というときは、界面活性剤を主成分
とする液体をいい、その他の成分が混合しているものも
含む。水もしくはアルコールで希釈したものも含む。本
発明で用いることのできる界面活性剤としては、ナテラ
(ライオン油脂株式会社製)のようなポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、アルキルエーテルの硫酸エステル
ナトリウム混合体、プライサーフA210G(第一工業
製薬株式会社製)のようなポリオキシアルキレンアルキ
ルフェニルエーテルのリン酸エステル、モア(花王株式
会社製)のようなポリオキシエチレンラウリルエーテル
の硫酸エステル、ニッサンノニオンL―2(日本油脂株
式会社製)のようなポリオキシエチレンラウレート(ポ
リオキシエチレンアルキルエステルの一種)を挙げるこ
とができる。
【0018】その他、塗膜剥離剤としては、ジクロロメ
タン等の塩素系溶剤、N―ジメチルアセトアミド、N,
N―ジメチルホルムアミド、N,N―ジエチルホルムア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、酢酸3―メトキ
シブチル、酢酸2―エチルブチル、酢酸2―エチルヘキ
シル等を挙げることができる。さらに、アルコール類又
はアルカリ溶液であっても良い。要するに、塗膜の少な
くとも一部を溶解又は/及び膨潤させることができるも
のであれば、本発明に使用することができる。
【0019】本発明で剥離の対象となる樹脂成形体に塗
布された塗膜としては、例えば、ウレタン塗料等を挙げ
ることができる。具体的には、ポリオレフィン系樹脂成
形体の表面に熱編制塩素化ポリオレフィン系下塗り塗料
及びポリウレタン系上塗り塗料を多層に分けて塗布した
ものや、ポリオレフィン系樹脂成形体の表面に酸編制塩
素化ポリオレフィン系下塗り塗料/ポリウレタン系塗料
の2成分をブレンド又は化学的に結合した塗料を塗布し
たものを挙げることができる。また、上塗り塗料として
メラミン、アルキド、又は水性塗料等を塗布しても良
い。塗膜の厚さは、任意であるが、概ね30〜50μm
である。例えば、自動車のバンパーにウレタン塗料を塗
布する場合、約30μmである。
【0020】本発明の適用の対象となる樹脂成形体(樹
脂であって塗膜のあるもの)としては、例えば、変性ポ
リプロピレン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等を
挙げることができる。これらのうち変性ポリプロピレン
は、例えば、ポリプロピレンをエチレンプロピレンジェ
ンターポリマー(EPDM)で変性したものであり、ま
た、オレフィン系熱可塑性エラストマーは、ハードセグ
メントがポリエチレンやポリプロピレンから成り、ソフ
トセグメントがEPDMから成る熱可塑性のエラストマ
ーである。樹脂成形体としては、例えば、自動車のバン
パーやグリル部分等の廃材を挙げることができる。
【0021】図2は、本発明において、付着している溶
剤及び塗膜を水洗いにより除去する工程の実施の形態を
示す。この工程では、図1の工程を実施した後、水をシ
ャワー状に吹き付け、付着している塗膜剥離剤と剥離し
た塗膜を除去する。すなわち、処理槽2内に網状のベル
トコンベア4上に載置した塗装バンパー3をA方向から
送り込み、上方から水をシャワー1によってシャワー状
に吹き付ける。剥離した塗膜8は、網5に落ちる。網5
によって濾された水は、水タンク9内に保持され再循環
される。なお、シャワー1の数は適宜設定する。また、
水は、循環使用され、かつ新規にも補充10される。水
は、常温又は加熱して用いる。すなわち、必要に応じて
加温する。この工程を実施することにより、水が勢い良
く吹き付けられ、残留した塗膜も完全に剥離させること
ができる。
【0022】図3は、本発明において、付着している溶
剤及び塗膜を水洗いにより除去する工程の他の実施の形
態を示す。この実施の形態では、図1の工程を実施した
後、水タンク9内の処理対象となる樹脂成形体3(塗装
バンパー)を浸積し、塗膜8を分離させる。ポンプ11
によって水を循環させるとともに、新たな水10を加え
ることとしている。水は数回程度繰り返し使用する。
【0023】さらに、本発明は、上記図1の工程を実施
した後、図2又は図3の工程を実施し、さらに残存して
いる塗膜及び水を除去する工程を含む塗膜剥離方法を含
む。残存している塗膜及び水を除去する工程としては、
いくつかの実施の形態を提供することができる。 (1) 図4のように、エアブロー12により、ベルトコン
ベアー4上に置いた樹脂成形体3から付着した水及び残
存している塗膜を除去することができる。この実施の形
態によれば、基材(樹脂成形体)の物性を損なうことな
く、短時間に効率よく連続して処理することができる (2) 他の実施の形態としてオーブン乾燥によるものを挙
げることができる。 (3) さらに他の実施の形態として、脱水機を使用するも
のを挙げることができる。 (4) 乾燥工程は場合によって省略することもできる。
【0024】図5は、図1、図2及び図4の各工程の実
施の形態を組み合わせて連続させたタイプの実施の形態
を示している。この実施の形態では、各工程の間をノレ
ン状の柔らかい仕切り13で仕切っている。各工程にお
ける塗膜は廃棄14される。この図5のタイプの実施の
形態では、連続処理のために、効率が良い。また、塗膜
剥離後、直ちに水洗いできるために、溶剤乾燥による塗
膜の再付着を防止することができる。自動化も容易であ
る。加温も100℃以下で済み、エネルギー費用が安価
である。適切な剥離剤を使用すれば引火のおそれもな
い。工程が比較的単純であり、短時間の処理が可能であ
る。
【0025】
【実施例】表1から3に各種塗膜剥離剤を使用して行っ
た剥離時間と温度との関係を列挙する。
【0026】
【表1】 1) −:データなし 2) 17時間後、観察した時は、既に剥離していた。しか
し、90分までは、観察したが剥離せず。剥離時間は90分
〜17時間の間である。
【表2】 1) 3日間、観察したが、剥離しなかった。
【表3】
【0027】以上のような結果から了解されるように、
処理時間が短く、安全な液体であり、かつ揮発性が低い
ことから、ピロリドン系混合物、イソプレン系グリコー
ルエーテルが本発明に好適であることが了解される。
【0028】
【発明の効果】上記したところから明かなように、本発
明によれば、塗膜の除去を連続的に行うことができ、か
つ、剥離した塗膜と基材とを容易に分離することができ
るようにした塗膜剥離方法が提供される。シャワー状に
塗装樹脂に吹き付ける工程によれば、浸積法と異なり、
連続的に処理することができる。付着している溶剤及び
塗膜を水洗いにより除去する工程のうち、付着している
溶剤及び塗膜をシャワー状の水洗いにより除去する実施
の形態では、水を勢い良く吹き付けることで、残留した
塗膜をすべて除去することができる。残存している塗膜
及び水をエアーブローで除去する工程によれば、基材の
物性を損なうことなく、短時間に効率よく連続して処理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、塗膜剥離剤を常温又は加熱し
て、シャワー状に塗装樹脂に吹き付ける工程の実施の形
態を示す概念図である。
【図2】本発明において、付着している溶剤及び塗膜を
水洗いにより除去する工程の実施の形態を示す概念図で
ある。
【図3】本発明において、付着している溶剤及び塗膜を
水洗いにより除去する工程の他の実施の形態を示す概念
図である。
【図4】残存している塗膜及び水をエアブローにより除
去する工程の実施の形態を示す概念図である。
【図5】図1、図2及び図4の各工程の実施の形態を組
み合わせて連続させたタイプの実施の形態を示す概念図
である。
【符号の説明】
1 シャワー 2 処理槽 3 塗装バンパー 4 ベルトコンベア 5 網 6 溶液(塗膜剥離剤) 7 加温タンク 8 塗膜 9 水 10 新しい水 11 ポンプ 12 エアブロー 13 ノレン状の柔らかい仕切り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜剥離剤を常温又は加熱して、シャワ
    ー状に塗装樹脂に吹き付ける工程を含むことを特徴とす
    る塗膜剥離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の塗膜剥離方法において、請求
    項1の工程を実施した後、付着している溶剤及び塗膜を
    水洗いにより除去する工程を含むことを特徴とする塗膜
    剥離方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の塗膜剥離方法において、請求
    項1及び2の工程を実施した後、さらに残存している塗
    膜及び水をエアーブローで除去する工程を含むことを特
    徴とする塗膜剥離方法。
JP9101183A 1997-04-18 1997-04-18 塗膜剥離方法 Pending JPH10286517A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269475A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Terabo Co Ltd エアバッグ基布からのシリコーン除去方法
JP2013053500A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Serving Co Ltd フローリング等木質建材のリニューアル工法
EP3120935A3 (en) * 2015-08-20 2017-02-22 Tianhe (Baotou) Advanced Tech Magnet Co., Ltd. Spraying device and use thereof
CN114210171A (zh) * 2021-11-22 2022-03-22 武汉市福欧内饰材料有限公司 一种汽车voc高效去除装置及其去除方法
CN114714540A (zh) * 2021-12-12 2022-07-08 尹丹 一种农业污染防治用塑料器皿回收装置

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