JP3378384B2 - 硬化前塗膜剥離用水性組成物 - Google Patents
硬化前塗膜剥離用水性組成物Info
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- JP3378384B2 JP3378384B2 JP26946894A JP26946894A JP3378384B2 JP 3378384 B2 JP3378384 B2 JP 3378384B2 JP 26946894 A JP26946894 A JP 26946894A JP 26946894 A JP26946894 A JP 26946894A JP 3378384 B2 JP3378384 B2 JP 3378384B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の被塗物の塗装
工程に使用される塗装用器具類に付着する硬化前塗膜の
効率的な除去を可能にする硬化前塗膜剥離用水性組成物
に関する。
工程に使用される塗装用器具類に付着する硬化前塗膜の
効率的な除去を可能にする硬化前塗膜剥離用水性組成物
に関する。
【０００２】
【従来の技術】被塗物を塗装する塗装工程において使用
される塗装用器具類、例えば、マスキング冶具、スノコ
および塗装ブース等に付着する硬化前塗膜を除去する方
法としては、(i)ジクロロメタンやシンナー等の有機溶
剤を主成分とする非水性洗浄剤を使用する方法、(ii)苛
性アルカリを主成分とする水性洗浄剤を加温して使用す
る方法、(iii)焼却処理する方法、および(iv)物理的な
振動や衝撃を与える方法等が従来から利用されている。
される塗装用器具類、例えば、マスキング冶具、スノコ
および塗装ブース等に付着する硬化前塗膜を除去する方
法としては、(i)ジクロロメタンやシンナー等の有機溶
剤を主成分とする非水性洗浄剤を使用する方法、(ii)苛
性アルカリを主成分とする水性洗浄剤を加温して使用す
る方法、(iii)焼却処理する方法、および(iv)物理的な
振動や衝撃を与える方法等が従来から利用されている。
【０００３】しかしながら、方法(i)の場合には、毒
性、臭気、引火性および廃液処理等の作業衛生や環境汚
染の点で多くの問題があり、方法(ii)の場合にも、安全
性や廃水処理等の点で問題があり、また、方法(iii)有
毒な排ガスの発生を伴うので大気汚染の点で問題があ
り、さらに、方法(iv)の場合には、塗装器具類を変形破
損させる危険性が高いだけでなく、作業効率が極めて低
いという難点がある。
性、臭気、引火性および廃液処理等の作業衛生や環境汚
染の点で多くの問題があり、方法(ii)の場合にも、安全
性や廃水処理等の点で問題があり、また、方法(iii)有
毒な排ガスの発生を伴うので大気汚染の点で問題があ
り、さらに、方法(iv)の場合には、塗装器具類を変形破
損させる危険性が高いだけでなく、作業効率が極めて低
いという難点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は当該分野の
このような実情に鑑み、作業衛生や環境汚染等の点でほ
とんど問題がないだけでなく、塗装用器具類に付着する
硬化前塗膜を効率的に除去する手段を提供するためにな
されたものである。
このような実情に鑑み、作業衛生や環境汚染等の点でほ
とんど問題がないだけでなく、塗装用器具類に付着する
硬化前塗膜を効率的に除去する手段を提供するためにな
されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は、水溶性
の皮膜形成性高分子化合物３〜２０重量％およびビルダ
ー０.１〜１５重量％含有する硬化前塗膜剥離用水性組
成物に関する。
の皮膜形成性高分子化合物３〜２０重量％およびビルダ
ー０.１〜１５重量％含有する硬化前塗膜剥離用水性組
成物に関する。
【０００６】本発明で用いる水溶性の皮膜形成性高分子
化合物としては、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリエチレンオキシド、酢酸セルロース、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルホルマール、ヒドロキシプロピル
セルロース、およびこれらの高分子化合物の種々の誘導
体が例示されるが、好ましくは、アクリル系樹脂および
ポリビニルアルコール、特に、アクリル系樹脂である。
これらの高分子化合物の分子量は特に限定的ではない
が、一般的には約１００００〜約１０００００、好まし
くは、約３００００〜約５００００である。
化合物としては、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリエチレンオキシド、酢酸セルロース、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルホルマール、ヒドロキシプロピル
セルロース、およびこれらの高分子化合物の種々の誘導
体が例示されるが、好ましくは、アクリル系樹脂および
ポリビニルアルコール、特に、アクリル系樹脂である。
これらの高分子化合物の分子量は特に限定的ではない
が、一般的には約１００００〜約１０００００、好まし
くは、約３００００〜約５００００である。
【０００７】上記の水溶性の皮膜形成性高分子化合物の
配合量は、通常、３〜２０重量％、好ましくは５〜１０
重量％であり、３重量％よりも少ない場合には、塗装用
器具類表面上での十分な皮膜形成が困難となり、逆に、
２０重量％よりも多くなると、水性組成物の粘度が高く
なり過ぎ、スプレーによる噴霧が困難になり、また、形
成される皮膜が厚くなるために、該皮膜の乾燥とその後
の洗浄除去に時間がかかるだけでなく、不経済である。
配合量は、通常、３〜２０重量％、好ましくは５〜１０
重量％であり、３重量％よりも少ない場合には、塗装用
器具類表面上での十分な皮膜形成が困難となり、逆に、
２０重量％よりも多くなると、水性組成物の粘度が高く
なり過ぎ、スプレーによる噴霧が困難になり、また、形
成される皮膜が厚くなるために、該皮膜の乾燥とその後
の洗浄除去に時間がかかるだけでなく、不経済である。
【０００８】本発明で用いるビルダーとしては、燐酸塩
類(例えば、オルト燐酸ナトリウム、ピロ燐酸ナトリウ
ム、トリポリ燐酸ナトリウム、テトラ燐酸ナトリウムお
よびヘキサメタ燐酸ナトリウム等)、炭酸塩類(例えば、
炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸ナ
トリウム等)、珪酸塩類(例えば、メタ珪酸ナトリウムお
よびオルト珪酸ナトリウム等)、および有機酸塩(例え
ば、グルコン酸ナトリウムおよびＥＤＴＡナトリウム
等)等が例示される。
類(例えば、オルト燐酸ナトリウム、ピロ燐酸ナトリウ
ム、トリポリ燐酸ナトリウム、テトラ燐酸ナトリウムお
よびヘキサメタ燐酸ナトリウム等)、炭酸塩類(例えば、
炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸ナ
トリウム等)、珪酸塩類(例えば、メタ珪酸ナトリウムお
よびオルト珪酸ナトリウム等)、および有機酸塩(例え
ば、グルコン酸ナトリウムおよびＥＤＴＡナトリウム
等)等が例示される。
【０００９】上記のビルダーの配合量は、ビルダーの種
類や塗装用器具類に付着する塗料の種類等によって左右
されるが、通常は０.１〜１５重量％、好ましくは０.５
〜１０重量％であり、０.１重量％よりも少ない場合に
は、有効な洗浄性が得られず、逆に１５重量％よりも多
くなると、高分子による皮膜形成の障害となり、好まし
くない。
類や塗装用器具類に付着する塗料の種類等によって左右
されるが、通常は０.１〜１５重量％、好ましくは０.５
〜１０重量％であり、０.１重量％よりも少ない場合に
は、有効な洗浄性が得られず、逆に１５重量％よりも多
くなると、高分子による皮膜形成の障害となり、好まし
くない。
【００１０】本発明による硬化前塗膜剥離用水性組成物
には、所望により、さらに自体公知のノニオン系界面活
性剤またはアニオン系界面活性剤を配合してもよい。ノ
ニオン系界面活性剤としては、高級アルコール−エチレ
ンオキシド付加物、アルキルフェノール−エチレンオキ
シド付加物、高級アルキルアミン−エチレンオキシド付
加物、プロピレングリコール−エチレンオキシド付加
物、多価アルコールのアルキルエーテル、およびアルカ
ノールアミン類の脂肪酸アミド等が例示される。また、
アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸塩、高級アルコ
ールの硫酸エステル、高級アルキルエーテルの硫酸エス
テル、硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、および高級アル
コールの燐酸エステル等の燐酸エステル等が例示され
る。上記の界面活性剤の配合量は、通常、０.１〜１０
重量％、好ましくは１〜３重量％である。
には、所望により、さらに自体公知のノニオン系界面活
性剤またはアニオン系界面活性剤を配合してもよい。ノ
ニオン系界面活性剤としては、高級アルコール−エチレ
ンオキシド付加物、アルキルフェノール−エチレンオキ
シド付加物、高級アルキルアミン−エチレンオキシド付
加物、プロピレングリコール−エチレンオキシド付加
物、多価アルコールのアルキルエーテル、およびアルカ
ノールアミン類の脂肪酸アミド等が例示される。また、
アニオン系界面活性剤としては、脂肪酸塩、高級アルコ
ールの硫酸エステル、高級アルキルエーテルの硫酸エス
テル、硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、および高級アル
コールの燐酸エステル等の燐酸エステル等が例示され
る。上記の界面活性剤の配合量は、通常、０.１〜１０
重量％、好ましくは１〜３重量％である。
【００１１】塗装用器具類は、塗装工程で使用する前
に、本発明による上記水性組成物を用いて予め処理す
る。即ち、塗装用器具類の表面に、噴霧法または浸漬法
等によって該水性組成物を付着させた後、自然乾燥また
は加熱乾燥(例えば、６０℃〜９０℃)によって水分を蒸
発させることによって、該表面に高分子皮膜を形成させ
る。該高分子皮膜の厚さは特に限定的ではないが、通常
は１０〜１００μｍ、好ましくは１５〜５０μｍであ
り、該皮膜厚が薄すぎると、被膜効果が得られず、塗料
が完全に消去できない。逆に厚すぎると、乾燥性の低下
や皮膜自体の除去性が悪化する。
に、本発明による上記水性組成物を用いて予め処理す
る。即ち、塗装用器具類の表面に、噴霧法または浸漬法
等によって該水性組成物を付着させた後、自然乾燥また
は加熱乾燥(例えば、６０℃〜９０℃)によって水分を蒸
発させることによって、該表面に高分子皮膜を形成させ
る。該高分子皮膜の厚さは特に限定的ではないが、通常
は１０〜１００μｍ、好ましくは１５〜５０μｍであ
り、該皮膜厚が薄すぎると、被膜効果が得られず、塗料
が完全に消去できない。逆に厚すぎると、乾燥性の低下
や皮膜自体の除去性が悪化する。
【００１２】高分子皮膜を表面に有する塗装用器具類
を、各々の目的に応じて塗装工程で使用すると、該高分
子皮膜表面上に硬化前塗膜層が形成されるので、該塗装
用器具類は噴霧法または浸漬法等による洗浄処理に付さ
れる。洗浄液としては、作業衛生や環境汚染等の観点か
ら水性洗浄液を使用する。この洗浄処理においては、水
溶性の高分子皮膜が可溶化するために、該高分子皮膜上
に形成された硬化前塗膜は効率的に剥離除去される。こ
の場合、水性洗浄液としては、前述のビルダーや界面活
性剤等を含有する水性洗浄液等を適宜使用してもよい
が、塗装用器具類の再使用と作業能率という観点から
は、本発明による硬化前塗膜剥離用水性組成物を洗浄液
として使用するのが好ましい。即ち、該水性組成物を用
いて硬化前塗膜を剥離させた後の塗装用器具類を自然乾
燥または加熱乾燥させると、高分子皮膜が塗装用器具類
の表面に再形成されるので、該塗装用器具類はそのまま
次の塗装工程での使用に供することができ、極めて能率
的である。
を、各々の目的に応じて塗装工程で使用すると、該高分
子皮膜表面上に硬化前塗膜層が形成されるので、該塗装
用器具類は噴霧法または浸漬法等による洗浄処理に付さ
れる。洗浄液としては、作業衛生や環境汚染等の観点か
ら水性洗浄液を使用する。この洗浄処理においては、水
溶性の高分子皮膜が可溶化するために、該高分子皮膜上
に形成された硬化前塗膜は効率的に剥離除去される。こ
の場合、水性洗浄液としては、前述のビルダーや界面活
性剤等を含有する水性洗浄液等を適宜使用してもよい
が、塗装用器具類の再使用と作業能率という観点から
は、本発明による硬化前塗膜剥離用水性組成物を洗浄液
として使用するのが好ましい。即ち、該水性組成物を用
いて硬化前塗膜を剥離させた後の塗装用器具類を自然乾
燥または加熱乾燥させると、高分子皮膜が塗装用器具類
の表面に再形成されるので、該塗装用器具類はそのまま
次の塗装工程での使用に供することができ、極めて能率
的である。
【００１３】本発明による水性組成物は、塗装用器具類
に付着した硬化前塗膜一般に対して適用できるものであ
るが、特に、ウレタン系塗膜、メラミン系塗膜およびア
クリル系塗膜等の剥離除去に対して有効である。
に付着した硬化前塗膜一般に対して適用できるものであ
るが、特に、ウレタン系塗膜、メラミン系塗膜およびア
クリル系塗膜等の剥離除去に対して有効である。
【００１４】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに説明す
る。実施例１ 下記の配合処方によって調製した水性組成物１を塗装用
マスキング冶具の表面に浸漬法によって付着させ、これ
を乾燥処理に付すことによって、該表面上に水溶性高分
子皮膜を形成させた。 配合成分 配合量(重量％) ポリビニルアルコール(数平均分子量:３００００) １０ メタ珪酸ナトリウム ５ 水 ８５ 該マスキング冶具を使用して、自動車バンパー用ウレタ
ン塗料を用いるスプレー塗装を２０回おこなった後、９
０℃に加温した水性組成物１を用いて、硬化前塗膜層が
表面に形成されたマスキング冶具のスプレー洗浄をおこ
ない(スプレー圧:５kg／cm2)、該硬化前塗膜層が完全に
剥離除去されるまでの時間を測定した。洗浄したマスキ
ング冶具を乾燥処理に付した後、上記と同様のスプレー
塗装に使用し、次いでスプレー洗浄処理に付し、硬化前
塗膜が完全に剥離除去されるまでの時間を測定した。こ
の操作をさらにもう一回繰返した。得られた結果(硬化
前塗膜層が完全に剥離除去されるまでの洗浄時間)を表
１に示す。洗浄液として、常温の水性組成物１を用いる
以外は上記と同様の塗装処理と洗浄処理をおこなった。
得られた結果を表２に示す。
る。実施例１ 下記の配合処方によって調製した水性組成物１を塗装用
マスキング冶具の表面に浸漬法によって付着させ、これ
を乾燥処理に付すことによって、該表面上に水溶性高分
子皮膜を形成させた。 配合成分 配合量(重量％) ポリビニルアルコール(数平均分子量:３００００) １０ メタ珪酸ナトリウム ５ 水 ８５ 該マスキング冶具を使用して、自動車バンパー用ウレタ
ン塗料を用いるスプレー塗装を２０回おこなった後、９
０℃に加温した水性組成物１を用いて、硬化前塗膜層が
表面に形成されたマスキング冶具のスプレー洗浄をおこ
ない(スプレー圧:５kg／cm2)、該硬化前塗膜層が完全に
剥離除去されるまでの時間を測定した。洗浄したマスキ
ング冶具を乾燥処理に付した後、上記と同様のスプレー
塗装に使用し、次いでスプレー洗浄処理に付し、硬化前
塗膜が完全に剥離除去されるまでの時間を測定した。こ
の操作をさらにもう一回繰返した。得られた結果(硬化
前塗膜層が完全に剥離除去されるまでの洗浄時間)を表
１に示す。洗浄液として、常温の水性組成物１を用いる
以外は上記と同様の塗装処理と洗浄処理をおこなった。
得られた結果を表２に示す。
【００１５】実施例２
水性組成物１の代りに、下記の配合処方によって調製し
た水性組成物２を使用する以外は実施例１と同様の操作
をおこない、結果を表１および表２に示す。 配合成分 配合量(重量％) アクリル樹脂(数平均分子量:２００００) １０ パラトンエンスルホン酸ナトリウム ５ 水 ８５
た水性組成物２を使用する以外は実施例１と同様の操作
をおこない、結果を表１および表２に示す。 配合成分 配合量(重量％) アクリル樹脂(数平均分子量:２００００) １０ パラトンエンスルホン酸ナトリウム ５ 水 ８５
【００1６】比較例１
水性組成物による前処理をおこなわないマスキング冶具
を使用し、また、洗浄液として２５重量％苛性カリ水溶
液を使用する以外は、実施例１と同様の操作をおこなっ
た(洗浄液の温度：９０℃)。得られた結果を表１に示
す。
を使用し、また、洗浄液として２５重量％苛性カリ水溶
液を使用する以外は、実施例１と同様の操作をおこなっ
た(洗浄液の温度：９０℃)。得られた結果を表１に示
す。
【００１７】比較例２
洗浄液として、５重量％メタ珪酸ナトリウム水溶液を使
用する以外は比較例１と同様の操作をおこなった。得ら
れた結果を表１および表２に示す。
用する以外は比較例１と同様の操作をおこなった。得ら
れた結果を表１および表２に示す。
【００１８】比較例３
洗浄液としてジクロロメタンを使用し、また、洗浄法と
して揺動浸漬法を採用する以外は比較例１と同様の操作
をおこなった(洗浄液の温度：常温)。得られた結果を表
２に示す。
して揺動浸漬法を採用する以外は比較例１と同様の操作
をおこなった(洗浄液の温度：常温)。得られた結果を表
２に示す。
【００１９】
【表１】
【００２０】
【表２】
【００２１】
【発明の効果】本発明による水性組成物を使用すること
によって、作業衛生や環境汚染等の問題をもたらすこと
なく(特に、取り扱いの危険な苛性アルカリを必要とし
ない)、塗装用器具類に付着する硬化前塗膜を効率的に
除去することができる。
によって、作業衛生や環境汚染等の問題をもたらすこと
なく(特に、取り扱いの危険な苛性アルカリを必要とし
ない)、塗装用器具類に付着する硬化前塗膜を効率的に
除去することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
C09D 9/00 - 9/04
C09D 5/20
C11D 1/00 - 17/08
B05D 1/00 - 1/42
Claims (5)
- 【請求項１】 水溶性の皮膜形成性高分子化合物３〜２
０重量％およびビルダーとしての燐酸塩類、炭酸塩類、
珪酸塩類または有機酸塩０．１〜１５重量％含有する硬
化前塗膜剥離用水性組成物。 - 【請求項２】 皮膜形成性高分子化合物が水溶性アクリ
ル系樹脂である請求項１記載の水性組成物。 - 【請求項３】 界面活性剤を含有する請求項１または２
記載の水性組成物。 - 【請求項４】 請求項１から３いずれかに記載の硬化前
塗膜剥離用水性組成物を予め付着させて乾燥させること
によって形成された高分子皮膜を表面に有する塗装用器
具類を、塗装工程で使用した後、水性洗浄液で処理する
ことを含む塗装用器具類の洗浄方法。 - 【請求項５】 水性洗浄液が、請求項１から３いずれか
に記載の水性組成物である請求項４記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26946894A JP3378384B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 硬化前塗膜剥離用水性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26946894A JP3378384B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 硬化前塗膜剥離用水性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134386A JPH08134386A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3378384B2 true JP3378384B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=17472862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26946894A Expired - Lifetime JP3378384B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 硬化前塗膜剥離用水性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3378384B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016028913A1 (en) | 2014-08-19 | 2016-02-25 | Geo-Tech Polymers, Llc | System for coating removal |
| CN104151917A (zh) * | 2014-08-20 | 2014-11-19 | 顾咏亮 | 废纸脱墨剂及其使用方法 |
| WO2016134348A1 (en) * | 2015-02-21 | 2016-08-25 | Geo-Tech Polymers, Llc | Coating removal from polyethylene film |
| US10246569B2 (en) | 2015-10-20 | 2019-04-02 | Geo-Tech Polymers, Llc | Recycling of fibrous surface coverings |
| JPWO2019044904A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2020-10-08 | 株式会社ネオス | 塗膜剥離用プレコート剤、塗膜剥離用プレコート液および塗膜の剥離方法 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26946894A patent/JP3378384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08134386A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
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