JPH08246381A - 紙シートを処理するためのカレンダ及びその運転方法 - Google Patents

紙シートを処理するためのカレンダ及びその運転方法

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JPH08246381A
JPH08246381A JP8051474A JP5147496A JPH08246381A JP H08246381 A JPH08246381 A JP H08246381A JP 8051474 A JP8051474 A JP 8051474A JP 5147496 A JP5147496 A JP 5147496A JP H08246381 A JPH08246381 A JP H08246381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラビヤ用紙等の高級用紙の両面処理ができ
る製造及び運転費用が安価なカレンダを提供すること。 【解決手段】 8本のロール(2〜9)で積重ね体を形成し
たカレンダにおいて、紙シート(17)に供給する変形エネ
ルギを高めるために、少なくとも1つの仕事間隙(15)の
条件として、滞留時間が少なくとも0.1 msであり、仕事
間隙を形成する加熱可能なロール(2,4,7,9)の加熱(H)
が少なくとも100 ℃の表面温度に、またロールの荷重
(P)が少なくとも42N/mm2の平均圧縮応力になるように設
定されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙シートを処理す
るためのカレンダ、特にグラビア印刷用紙を製造するカ
レンダであって、末端から負荷可能なロール積重ね体を
有し、この積重ね体が、硬質ロールと軟質ロールとの間
に形成される仕事間隙と、2本の軟質ロールの間に形成
される転換間隙とを有し、一部のロールが加熱可能であ
り、少なくとも1本の末端ロールがたわみ制御可能であ
る紙シートを処理するためのカレンダ、及びその運転方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカレンダにはさまざまの公知例
がある。例えばズルツァー・パペルテック社の1994年の
冊子”新しいスーパカレンダのコンセプト”(番号05/9
4d)により公知である。それらは紙シートを最終処理し
て、平滑性、光沢、厚さ、嵩等の希望値を得るのに役立
ち、抄紙機とは別に据付けられている。”軟質”又は弾
性ロールは、主として繊維材料からなる外被を備えてい
る。加熱可能なロールは、表面温度が約80℃に設定され
ている。ロール間隙内の平均圧縮応力は、通常の運転時
において15〜30N/mm2であり、一番下の仕事間隙では最
高約40N/mm2までの値も既に適用されている。例えば筆
記用紙等の簡単なカレンダ加工紙にはロール9本又は10
本の積重ね体で間に合う。グラビア印刷用紙、産業用紙
又は圧縮紙等の高級用紙には12〜16本のロールが必要と
なる。かかる大型機は高価であり、かなりの設置空間を
要する。
【0003】また、いわゆる小型カレンダが公知であ
り、それらでは1本の加熱可能なロールと1本のたわみ
制御可能な軟質ロールとで間隙を形成する。2台のかか
るカレンダを前後に並べて紙シートの両面を処理するこ
とができる。しかしこれで製造できるのは簡単なカレン
ダ加工紙だけであり、高級用紙、例えばシリコーン原
紙、グラビア印刷用紙等は製造できない。これらのカレ
ンダでは、紙シートに対する変形エネルギの大部分を熱
として供給しなければならない。それ故、加熱可能なロ
ールの表面温度が160 〜200 ℃となっており、多くの熱
エネルギが放射され、これを空調装置によって再び排出
しなければならない。また、強度上の理由からロール径
がスーパカレンダの場合よりも大きいので、希望するカ
レンダ仕上結果が得られる圧縮応力を生成するために高
い線荷重を加える必要がある。更に、交換用の弾性ロー
ルも同様にたわみ制御可能としなければならないため高
価なものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、グラ
ビア印刷用紙その他の高級用紙を処理するのにも適し、
しかも製造及び運転費用が安価である前記の種類のカレ
ンダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
より解決される。即ち、請求項1に記載のとおり、積重
ね体が8本のロールを有し、紙シートに供給する変形エ
ネルギを高めるために、少なくとも1つの仕事間隙の条
件として、滞留時間が少なくとも0.1 msであり、仕事間
隙を形成する加熱可能なロールの加熱が少なくとも100
℃の表面温度に、またロールの荷重が少なくとも42N/mm
2の仕事間隙内の平均圧縮応力となるように設定するこ
とによって解決される。
【0006】積重ね体の高さを低減することで、ロール
重量が線荷重に及ぼす影響を少なくすることができる。
それ故、一番下の間隙での線荷重が同じ場合、一番上の
入口間隙では公知のスーパカレンダにおけるよりも高い
線荷重で作業することができる。意外なことに、高級用
紙にも満足な加工をするために、供給すべき変形エネル
ギを僅かに高めるだけで十分となる。それ故、従来より
も多少高目の温度で熱を供給すればよい。このためにさ
まざまな熱媒体が利用できる。小型カレンダの場合に生
じる高温による問題も避けられる。また圧縮応力も僅か
に高るだけで十分であるため、機械的な問題はなく、せ
いぜい軟質ロールの外被の選択に考慮する必要がある程
度である。2つの措置(加熱強化と荷重強化)を少なく
とも1つの仕事間隙、好ましくは一番下の仕事間隙、に
おいて同時に適用することによって、カレンダを高速運
転して高級用紙を製造する場合においても、きわめて良
好な結果を得ることができる。ロール積重ね体の高さが
公知のスーパカレンダよりも低いので、建物の必要高さ
も低くなり、据付費がかなり低下する。
【0007】少なくとも1つの仕事間隙の条件は、請求
項2に記載のとおり、滞留時間が0.9 ms以下であり、加
熱が最高150 ℃の表面温度に、また荷重が最高60N/mm2
の平均圧縮応力に設定されていることが望ましい。従っ
て、実際には表面温度と圧縮応力を僅かに高めるだけで
ある。多くの場合、130 ℃未満の表面温度と50N/mm2
満の平均圧縮応力でも十分である。好ましい滞留時間は
0.2〜0.5 msである。
【0008】特に有利には、請求項3に記載のとおり、
前記条件が6つの仕事間隙の大多数、又はすべてに適用
されていることである。前記条件の値が複数の仕事間隙
に均一に分布するため、各間隙での値はごく僅かな上昇
で十分となる。
【0009】これに関連して、請求項4に記載のとお
り、トップロールとボトムロールが硬質で加熱可能であ
ることが望ましい。これらの硬質ロールを介して熱エネ
ルギは隣接する軟質ロールを介してよりも良好に供給す
ることができる。このことは、トップロール及び/又は
ボトムロールがたわみ制御可能である場合にも同様であ
る。何故なら、例えば加熱された作動流体を供給するこ
とができるからである。特に望ましい形態として、請求
項5に記載のとおり、軟質ロールが合成樹脂外被を備え
ている。かかる合成樹脂被覆ロールは、高い平均圧縮応
力での運転に、繊維材料被覆ロールよりもはるかに適し
ており、42N/mm2を超える圧縮応力での運転も可能とな
る。特にこの外被は、請求項6に記載のとおり、約60N/
mm2までの耐圧縮強度を備えていることが望ましい。
【0010】これは特に、請求項7に記載のとおり、合
成樹脂外被が実質的に繊維強化エポキシ樹脂で形成され
ていることが望ましい。かかる合成樹脂外被の寿命は少
なくとも12週間である。その例としてスカパ・ケルン社
(ヴィンパシング/オーストリア)の”トップテック
4”からなる外被を挙げておく。
【0011】本発明の別の1構成として、請求項8に記
載のとおり、積重ね体が抄紙機又は塗工機とインライン
(紙シートが連続処理される配置)に配置されている。
それ故、紙シートは高温、例えば60℃、でカレンダの入
口間隙に到来し、この熱を紙シートの変形エネルギとし
て十分に利用できるため、僅かな熱を供給するだけでよ
い。かかるインライン運転では、圧縮応力上昇の点から
合成樹脂外被が特に適している。何故なら、それらは紙
のものに比べて傷つきにくく、分解して再研磨する必要
が殆どないからである。
【0012】請求項9に記載のとおり、すべてのロール
が駆動装置を備えていることが望ましい。これによっ
て、間隙が閉じる前にすべてのロールを同じ周速度とす
ることができるため、紙シートはカレンダ作動時に引き
入れることができる。
【0013】また請求項10に記載のとおり、積重ね体が
放熱を低減する保護フードによって覆われていることも
望ましい。かかる保護フードが放熱を低減し、製造建屋
内が強く暖められることがないため、過剰の空調が不要
となる。逆にフード内部の温度を高い値に保てるため、
加熱装置からの熱供給を僅かなものに抑えることができ
る。
【0014】以上述べたカレンダの運転方法は、請求項
11に記載のとおり、特に、目標量Zgとして次の関係式 Zg=1.378-0.00356・T-(0.00825-5.12・10ー5T)p-[0.039+
(0.188-0.00112T)p・e-0.093p]t・e-0.421t=0.8〜0.9 を満足するように、表面温度T[℃]、平均圧縮応力p
[N/mm2]及び全仕事間隙の滞留時間t[ms]の平均数値
が選定される。
【0015】既存のカレンダにおける滞留時間tを僅か
な規模で変更するだけでよいため、前記条件を満たすた
めには、主として表面温度Tと平均圧縮応力pが利用さ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい1実施形態を詳しく説明する。図示されたカレン
ダ1は、8本のロール、つまり1本の加熱可能、たわみ
制御可能な硬質トップロール2と1本の軟質ロール3と
1本の加熱可能な硬質ロール4と1本の軟質ロール5と
1本の軟質ロール6と1本の加熱可能な硬質ロール7と
1本の軟質ロール8と1本の加熱可能、たわみ制御可能
な硬質ボトムロール9でロール積重ね体を形成してい
る。こうして、硬質ロールと軟質ロールとの間にそれぞ
れ6つの仕事間隙10〜15が、2本の軟質ロール5、6の
間に1つの転換間隙16が得られる。
【0017】紙シート17は抄紙機18から供給され、多数
の案内ロール19に案内されて仕事間隙10〜12、転換間隙
16及び仕事間隙13〜15を通過し、巻取装置20に巻取られ
る。紙シート27は3つの上側仕事間隙10〜12内では一方
の面が、3つの下側仕事間隙13〜15内では反対側の面が
硬質ロールに当接し、希望する表面構造、例えば光沢性
又は平滑性が両面に達成される。
【0018】カレンダ1が抄紙機18に直接結合されてい
るので、インライン運転となる。従って各ロール2〜9
にそれぞれ独自の駆動装置21を備えている。これにより
運転中に紙シート17の引き込みが可能となる。各軟質ロ
ール3、5、6、8は、合成樹脂、特に繊維強化合成樹
脂からなる外被22を有する。この材料は紙製のものに比
べて傷つきにくく、インライン運転にとって大切な長い
寿命が達成される。更に、この外被にはより高い圧縮応
力を負荷することができる。またそれは高温に対しても
紙製の外被よりも耐久性に優れている。
【0019】制御装置23は複数の機能を有する: a)トップロール2を押し下げる力Pは導管24を介して
負荷され、ボトムロール9は固定保持されている。負荷
は逆方向にも行うことができ、その場合は力Pがボトム
ロール9に作用しトップロール2が固定保持される。個
々の仕事間隙10〜15内に生じる圧縮応力は負荷によって
決まる。この圧縮応力は、負荷力Pに個々のロールの重
量が加算されるので、上から下にかけて増加する。但し
増加の割合は9〜16本のロールを有する公知のスーパカ
レンダに比べて少ない。
【0020】b)トップロール2及びボトムロール9に
は、たわみを補償装置27、28が設けられ、それぞれ導管
25、26を介して圧力媒体が負荷される。これらの装置自
体は、周知の如く、ロール全長にわたって均一な圧縮応
力を生成させる。このために通常のあらゆる装置が利用
できるが、特に、支持要素が1列に並置されて個々に、
又は帯域ごとに異なった圧力を負荷できる装置を利用す
ることが望ましい。
【0021】c)ロール2、4、7、9は矢印Hで示唆
したように加熱可能となっている。加熱エネルギは一点
鎖線で示した経路27〜30を介して供給される。これは電
熱、放射伝熱、熱媒体等を利用して行うことができる。
保護フード31は断熱に役立ち、加熱に伴う放射熱が僅か
に周囲に排出されるだけとなる。
【0022】力Pを利用して、平均圧縮応力pが仕事間
隙10〜12及び13〜15内で、特に一番下の間隙内で、42〜
60N/mm2、好ましくは45N/mm2以上となるようにされる。
加熱Hを利用して、加熱可能なロール2、4、7、9の
表面温度が100〜150 ℃となるようにする。ロールの直
径と外被22の弾性は、間隙幅が約2〜15mm、好ましくは
約8mm、となるように選定される。従ってシート速度に
応じて各仕事間隙内の滞留時間tは0.1〜0.9msとなる。
好ましくは、温度Tは下限よりも僅かに上、例えば110
℃であり、圧縮応力は下限よりも僅かに上、例えば50N/
mm2である。
【0023】非塗工紙や軽量コート紙の印刷適性は、必
ずしも紙シートの達成された光沢又は平滑性に関係する
のでなく、むしろ圧縮度又はその逆数である嵩(cm3/g)
に関係することが判明した。グラビア印刷法の印刷適性
の尺度は”ミッシングドット”(4分1階調及び中間調
範囲内の逸失網点)の数によって決まる。この点に関し
て最良の結果は、方法請求項に明示した仕事間隙での条
件がすべて満たされるときに得られる。
【0024】図2の三次元線図では前記関係式(I) に合
致する目標量Zgが縦軸に、圧縮応力p(N/mm2)が一つ
の横軸に、そして滞留時間t(ms)が他の横軸に記入さ
れている。一定温度T(℃)の3つの面に図示されてお
り、そのうち100 ℃の面は実線とその交点の点で、125
℃の面は一点鎖線とその交点の円で、150 ℃の面は破線
とその交点のX印で示されている。希望する目標量に到
達するために、まず6つのすべての仕事間隙について滞
留時間t、表面温度T及び平均圧縮応力pの算術平均値
が確定される。これらの値で図2の線図を検討すると、
目標量Zgが0.8〜0.9の希望する目標範囲内にあるかどう
かを直ちに確認することができる。ロール、特に中間ロ
ールをレバー(図示省略)で支承し、そのオーバーハン
グ重量を支持装置で補償する、欧州特許公報第285 942
号開示の装置を利用することより、紙シートの処理結果
をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるカレンダの略示図である。
【図2】 目標量Zgと表面温度T、圧縮応力p及び滞留
時間tとの関係を示す線図である。
【符号の説明】
1・・・カレンダ 2・・・トップロール 3、5、6、8・・・軟質ロール 4、7・・・硬質ロール 9・・・ボトムロール 10、11、12、13、14、15・・・仕事間隙 16・・・転換間隙 17・・・紙シート 18・・・抄紙機 20・・・巻取装置 21・・・駆動装置 23・・・制御装置 27・・・たわみ補償装置 Zg・・・目標値 p・・・圧縮圧力 t・・・滞留時間 T・・・温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ ファン ハーグ ドイツ 47647 ケルケン ヤーンシュト ラーセ 15 (72)発明者 ラインハルト ヴェンツェル ドイツ 47809 クレフェルト グリント ホルツシュトラーセ 19 (72)発明者 ディーター ユンク ドイツ 57223 クロイツタル パッペル ヴェーク 2

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙シートを処理するためのカレンダ、特
    にグラビア印刷用紙を製造するカレンダであって、末端
    から負荷可能なロール積重ね体を有し、この積重ね体
    が、硬質ロールと軟質ロールとの間に形成される仕事間
    隙と、2本の軟質ロールの間に形成される転換間隙とを
    有し、一部のロールが加熱可能であり、少なくとも1本
    の末端ロールがたわみ制御可能であるものにおいて、積
    重ね体が8本のロール(2〜9)で構成され、紙シート(17)
    に供給する変形エネルギを高めるために、少なくとも1
    つの仕事間隙(15)の条件として、滞留時間が少なくとも
    0.1 msであり、仕事間隙を形成する加熱可能なロール
    (2,4,7,9)の加熱(H) が少なくとも100 ℃の表面温度(T)
    に、またロールの荷重(P)が少なくとも42N/mm2の仕事
    間隙内の平均圧縮応力となるように設定されていること
    を特徴とする紙シートを処理するためのカレンダ。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの仕事間隙(15)の条件と
    して、滞留時間が0.9 ms以下であり、加熱(H) が最高15
    0 ℃の表面温度に、また荷重(P) が最高60N/mm2の平均
    圧縮応力となるように設定されていることを特徴とする
    請求項1に記載のカレンダ。
  3. 【請求項3】 前記条件が6つの仕事間隙(10〜15)の
    大多数、又はすべてに適用されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のカレンダ。
  4. 【請求項4】 前記トップロール(2)とボトムロール(9)
    が硬質で加熱可能であることを特徴とする請求項3に記
    載のカレンダ。
  5. 【請求項5】 前記軟質ロール(3,5,6,8)が合成樹脂外
    被(22)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載のカレンダ。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂外被(22)が60N/mm2までの
    耐圧縮強度を備えていることを特徴とする請求項5に記
    載のカレンダ。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂外被(22)が実質的に繊維強
    化エポキシ樹脂で形成されることを特徴とする請求項5
    又は6に記載のカレンダ。
  8. 【請求項8】 前記積重ね体が抄紙機(18)又は塗工機と
    インラインに配置されていることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載のカレンダ。
  9. 【請求項9】 すべてのロール(2〜9)が駆動装置(21)を
    備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載のカレンダ。
  10. 【請求項10】 前記積重ね体が、放熱を低減する保護
    フード(31)によって覆われていることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1項に記載のカレンダ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    カレンダの運転方法において、目標量Zgとして次の関係
    式 Zg=1.378-0.00356・T-(0.00825-5.12・10ー5T)p-[0.039+
    (0.188-0.00112T)p・e-0.093p]t・e-0.421t=0.8〜0.9 を満足するように、表面温度T[℃]、平均圧縮応力p
    [N/mm2]及び全仕事間隙の滞留時間t[ms]の平均数値
    が選定されることを特徴とする紙シートを処理するため
    のカレンダの運転方法。
JP8051474A 1995-03-09 1996-03-08 紙シートを処理するためのカレンダ及びその運転方法 Expired - Fee Related JP2612678B2 (ja)

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