JPH08189428A - 内燃機関用蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関用蒸発燃料処理装置

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JPH08189428A
JPH08189428A JP7000877A JP87795A JPH08189428A JP H08189428 A JPH08189428 A JP H08189428A JP 7000877 A JP7000877 A JP 7000877A JP 87795 A JP87795 A JP 87795A JP H08189428 A JPH08189428 A JP H08189428A
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    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03504Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
    • B60K2015/03514Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems with vapor recovery means

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発燃料がキャニスタ内部で拡散することを
抑制するとともに、キャニスタの通気抵抗を低減する。 【構成】 燃料タンク1とキャニスタ2をブリーザ通路
6によって連通する。キャニスタ2内部には主室15及
び副室16を形成する。副室16を拡散防止プレート1
7によって、第1副室16a及び第2副室16bに区画
する。拡散防止プレート17に円形状をなす複数の連通
孔17aを形成する。ベーパは吸着材層20を通過する
過程で、活性炭吸着材19によって燃料成分が捕集され
る。かかる際、前記拡散防止プレート17により、両副
室16の活性炭吸着材19は非接触の状態に保持される
ため、キャニスタ2内でベーパの拡散が抑制される。ま
た、連通孔17aの総開口断面積はブリーザ通路6の通
路断面積以上としてあるため、拡散防止プレート17の
通気抵抗は小さく、キャニスタ2の通気抵抗は低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃料タン
クに発生する蒸発燃料が大気中に直接放出することを防
止する蒸発燃料処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の燃料タンク内に発生する蒸発
燃料(以下、ベーパという)が直接大気中に放出される
ことを防止するために、従来より蒸発燃料処理装置が用
いられている。同装置においては、燃料タンクに発生し
たベーパはキャニスタ内部に導入される。キャニスタ内
部には活性炭吸着材が充填されており、ベーパは同活性
炭吸着材によって燃料成分が補集された後、燃料成分を
含まない空気のみが大気中に放出される。
【0003】キャニスタにおける燃料成分の補集作用を
より効果的に行うために、例えば特開平6−74107
号公報に提示される従来技術がある。同技術では、キャ
ニスタ内部が二つの室に区画され、その両室の内部には
それぞれ活性炭吸着材が収容されている。さらに、両室
の間には連通路が設けられるとともに、その連通路の通
路断面積を縮小する絞りが配設されている。したがっ
て、活性炭吸着材によって吸着された後、ベーパは前記
絞りによってその拡散が抑止される。その結果、上記従
来技術においてはキャニスタの燃料成分を補集する能力
が向上している。
【0004】ところで、近年では車両走行中ばかりでは
なく、給油中に給油口から漏出するベーパが大気汚染の
一因として問題視されるようになってきている。そこ
で、例えば米国特許4,714,172号の明細書及び
図面に記載される技術が提案されている。この技術にか
かる蒸発燃料処理装置には、給油時に燃料タンク内に発
生したベーパを、キャニスタに導入するブリーザ通路が
設けられている。そして、同ブリーザ通路の途中には、
給油時に開弁する差圧弁が配設されている。さらに、燃
料注入管の内部にはシール部が設けられ、燃料注入管に
挿入された給油ノズルの周囲は同シール部によりシール
される。以上の構成によれば、給油時に燃料が注入され
ると燃料タンクの内圧が増加するため、前記差圧弁が開
弁する。すると、燃料タンクから前記ブリーザ通路を介
してキャニスタに至るベーパの流れが形成される。キャ
ニスタ内に導入されたベーパは、その内部にある活性炭
吸着材によって燃料成分が捕集される。かかる際、給油
ノズルの周囲はシール部によりシールされているため、
給油口から燃料タンクのベーパが漏出することはない。
すなわち、同従来技術によれば、燃料タンク内のベーパ
を外部に漏出することなく、給油作業を行うことが可能
となる。
【0005】なお、以上説明したような給油時に燃料タ
ンク内の蒸発燃料を大気中に漏出することなく捕集する
処理を、以下の明細書中においてORVR処理(ORV
R;Onboard Refueling Vapor Recovery)という。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したORVR処理
時において、ブリーザ通路を通じてキャニスタに流入す
るベーパ量(約45リットル/min)は、給油時以外
にキャニスタに流入するベーパ量(約1リットル/mi
n)と比較して極めて大きい。したがって、ORVR処
理を行うキャニスタは通気抵抗が小さいものでなければ
ならない。ORVR処理を行う蒸発燃料処理装置に、従
来のキャニスタを適用した場合には以下の問題が生ず
る。
【0007】ORVR処理時においては、キャニスタ内
におけるベーパ移動速度が大きいため、従来のキャニス
タ内に設けられている絞りにより大きな通気抵抗が発生
する。そのため、燃料タンクからキャニスタにベーパが
流れにくくなり、燃料タンクの内圧が増加する。その結
果、燃料タンクに燃料を注入することができなくなる
か、あるいは給油性が著しく低下してしまう。
【0008】これに対して、前記絞りを廃止した場合に
は、キャニスタの通気抵抗は減少するため給油性が低下
することはない。しかし、かかる構成では給油時及び給
油時以外にキャニスタに導入されたベーパは、時間の経
過に伴い、その内部で容易に拡散し、その後のベーパ吸
着時(給油時以外)の吹き抜けが生じやすくなる。
【0009】したがって、ORVR処理を行う蒸発燃料
処理装置においては、キャニスタの通気抵抗を低減し、
さらに、その内部でベーパが拡散することを抑制する技
術が必要であり望まれていた。
【0010】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、給油性を低下
させずにキャニスタ内部におけるベーパの拡散を抑制す
ることができる内燃機関用蒸発燃料処理装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、燃料タンク内に発生する蒸発燃料を
キャニスタ内の吸着材によって捕集し、内燃機関運転時
にキャニスタ内の吸着燃料を内燃機関の吸気経路へパー
ジする内燃機関用蒸発燃料処理装置において、前記キャ
ニスタに、その内部を複数の室に区画する仕切部材を設
けるとともに、同仕切部材に、前記吸着材が通過不能な
形状を有し、かつ、その総開口断面積が燃料タンクの蒸
発燃料を前記キャニスタへ給油時に導入するブリーザ通
路の通路断面積以上となる連通孔を形成したことを要旨
とする。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
連通孔の形状を長孔形状としたことを要旨とする。
【0013】
【作用】第1の発明では、キャニスタ内部に設けられた
仕切部材により、キャニスタ内部の吸着材同士の接触が
規制される。したがって、吸着材同士の接触に起因する
蒸発燃料の拡散が抑制される。また、仕切部材に形成さ
れた連通孔の総開口断面積はキャニスタに蒸発燃料を導
入するブリーザ通路の通路断面積以上とされているた
め、蒸発燃料が同連通孔を通過する際の通気抵抗が小さ
くキャニスタの通気抵抗が減少する。
【0014】第2の発明では、仕切部材に設けられた連
通孔の形状を長孔形状としたため、その開口断面積を増
加させることができる。その結果、キャニスタの通気抵
抗が減少する。
【0015】
【実施例】以下、この発明を自動車の蒸発燃料処理装置
に具体化した第1実施例について図1〜図3に従って説
明する。
【0016】図1は第1実施例における蒸発燃料処理装
置のシステム全体を表す概略説明図である。同図に示す
ように、燃料タンク1にはその内部で発生するベーパを
キャニスタ2に導入するベーパ通路3の一端が接続され
ている。同ベーパ通路3の他端はキャニスタ2に設けら
れたタンク内圧制御弁4を介して、キャニスタ2と接続
されている。同タンク内圧制御弁4は燃料タンク1の内
圧が所定値以上に増加すると開弁し、燃料タンク1のベ
ーパをキャニスタ2側に導入するようになっている。
【0017】また、燃料タンク1には給油時に開弁する
差圧弁5が設けられている。同差圧弁5はブリーザ通路
6によってキャニスタ2と接続されている。したがっ
て、給油時には、燃料タンク1のベーパは同ブリーザ通
路6を通じてキャニスタ2内に導入される。なお、OR
VR処理時においてブリーザ通路6を通過するベーパ量
は、ベーパ通路3を通過するベーパ量と比較して極めて
大量である。そのため、ブリーザ通路6の通路断面積は
ベーパ通路3の約10倍とされている。さらに、キャニ
スタ2の内部はパージ通路7によってエンジン吸気系の
一部であるサージタンク8と連通されている。同パージ
通路7の途中には、パージ量制御弁10が設けられてい
る。同パージ量制御弁10はECU9からの制御信号に
よって開閉駆動し、エンジン吸気系へ供給されるパージ
量を制御している。エンジンが始動されるとキャニスタ
2内のベーパは前記パージ通路7を通じてエンジン吸気
系側にパージされる。
【0018】また、キャニスタ2には大気開放制御弁1
1および大気吸入制御弁12が一体となった大気側制御
弁13が設けられている。大気開放制御弁11はキャニ
スタ2の内圧が所定値以上になると開弁し、キャニスタ
2内部で燃料成分が捕集されたベーパを外部に導出す
る。これに対して、前記大気吸入制御弁12は、キャニ
スタ2内のベーパをエンジン吸気系側にパージする際に
開弁し、外気をキャニスタ2内に導入するようになって
いる。
【0019】図2は本実施例におけるキャニスタ2及び
その周辺構成を示している。同図に示すようにキャニス
タ2の内部は上下方向に延びる仕切板14によって、2
つの室に区画されている。そして、タンク内圧制御弁4
の下方には主室15が、大気側制御弁13の下方には副
室16がそれぞれ形成されている。同副室16は拡散防
止プレート17によってさらに上下2つの副室16に区
画されている。そして、同拡散防止プレート17の上側
には第1副室16aが、下側には第2副室16bがそれ
ぞれ形成されている。なお、前記拡散防止プレート17
はこの発明の仕切部材を構成している。
【0020】主室15及び第1副室16a上部には空気
層18が形成され、同空気層18の下方には粒状の活性
炭吸着材19が充填された吸着材層20が形成されてい
る。同吸着材層20の上方及び下方にはフィルタ20
a、20bが設けられており、活性炭吸着材19は両フ
ィルタ20a、20bの間において充填されている。ま
た、前記フィルタ20bから下方の空間は拡散室21と
され、同拡散室21により主室15及び第2副室16b
は連通されている。
【0021】図3に示すように、前記拡散防止プレート
17には円形状をなす複数の連通孔17aが設けられて
いる。同連通孔17aは拡散防止プレート17の全面に
わっって略均等な間隔をおいて形成されている。また、
同連通孔17aの径Dは、前記吸着材層20に充填され
た活性炭吸着材19の粒径より小さくなっている。した
がって、前記吸着材層20の活性炭吸着材19は連通孔
17aを通過することができず、また同連通孔17aを
介して活性炭吸着材19同士が接触することもない。さ
らに、複数形成された連通孔17aの総開口断面積は、
前記ブリーザ通路6の通路断面積以上となっている。
【0022】主室15の上方に該当するキャニスタ2の
上面には、燃料タンク1内において発生したベーパを、
キャニスタ2内部に導入するベーパ導入ポート22が形
成されている。また、ベーパ導入ポート22の右側には
燃料タンク1内が負圧になった際に通気を行うためのチ
ェックボール式のベーパリリーフバルブ23が形成され
ている。
【0023】キャニスタ2上面には前記ベーパ導入ポー
ト22を覆うように前記タンク内圧制御弁4が配設され
ている。同タンク内圧制御弁4にはダイヤフラムバルブ
4aが備えられており、同ダイヤフラムバルブ4aによ
って前記ベーパ導入ポート22の先端開口部が閉塞され
ている。またタンク内圧制御弁4の内部は前記ダイヤフ
ラムバルブ4aによって上下に区画されており、ダイヤ
フラムバルブ4aの上側には背圧室4b、下側には正圧
室4cが形成されている。前記背圧室4bの側面には、
その内部を大気圧に維持する大気開放ポート24が設け
られている。また、前記正圧室4cはベーパ通路3を介
して燃料タンク1と連通されている。なお、ダイヤフラ
ムバルブ4aは背圧室4bに設けられたスプリング4d
によりベーパ導入ポート22の先端開口部側に付勢され
ているため、燃料タンク1の内圧が所定値以上になるま
では前記タンク内圧制御弁4を閉弁状態とする位置に保
持される。
【0024】また、主室15の上方に該当するキャニス
タ2上面には、前記ブリーザ通路6の一端が開口して接
続されている。ブリーザ通路6の開口位置左側にはパー
ジ通路7が同様に接続されている。
【0025】さらに、前記第1副室16aの上方に該当
するキャニスタ2上面には、通気ポート25が形成され
ている。そして、前記大気側制御弁13が同通気ポート
25を覆うように配設されている。大気側制御弁13は
大気開放制御弁11と大気吸入制御弁12とが左右に対
向する位置に配置されて形成されている。
【0026】大気開放制御弁11に備えられたダイヤフ
ラムバルブ11aの左側には大気圧室11b、大気吸入
制御弁12に備えられたダイヤフラムバルブ12aの右
側には負圧室12bがそれぞれ形成されている。両ダイ
ヤフラムバルブ11a、12aによって挟まれた空間
は、隔壁28により2つの圧力室に区画されている。そ
して、両圧力室の一方は前記大気開放制御弁11の正圧
室11dとされ、他方は前記大気吸入制御弁12の大気
圧室12dとされている。また、前記隔壁28の一部に
は圧力ポート28aが形成されるとともに、その先端開
口部は前記ダイヤフラムバルブ12aによって閉塞され
ている。同ダイヤフラムバルブ12aは負圧室12bに
配設されたスプリング12cによって同圧力ポート28
aの先端開口部側に付勢されているため、前記大気吸入
制御弁12は閉弁状態となっている。そして、ベーパが
エンジン吸気系側にパージされる際、前記負圧室12b
に作用する負圧と前記大気圧室12dの内圧との圧力差
が所定値に達したときに、前記大気吸入制御弁12は開
弁する。
【0027】前記大気側制御弁13の上部には大気開放
ポート29が形成され、大気圧室11b内部は常時大気
圧とされている。前記負圧室12bの側部には、その内
部とキャニスタ2内の主室15内部とを連通する圧力通
路30が接続され、負圧室12b内にはパージ通路7に
発生する圧力が導入されている。
【0028】前記大気吸入制御弁12の大気圧室12d
には大気吸入通路27が開口して設けられている。そし
て、キャニスタ2内のベーパをサージタンク8にパージ
する際には、前記大気吸入通路27によりキャニスタ2
内に外気が導入される。
【0029】また、大気側制御弁13にはキャニスタ2
内で燃料成分が捕集されたベーパを導出する大気開放通
路26が設けられている。ORVR処理時において、大
量の空気(燃料成分が捕集されたベーパ)が大気開放通
路26を通じて外部に放出されるため、大気開放通路2
6はブリーザ通路6とほぼ等しい通路断面積を有してい
る。また、前記大気開放通路26の先端開口部は大気開
放制御弁11のダイヤフラムバルブ11aによって閉塞
されている。そして、同ダイヤフラムバルブ11aは、
大気圧室11bに配設されたスプリング11cにより大
気開放通路26の開口部側に付勢されているため、大気
開放制御弁11はキャニスタ2の内圧が所定値以上にな
るまで閉弁状態に保持される。
【0030】つぎに、ORVR処理に関連する主要な構
成について図1及び図2を参照して説明をする。図1に
示すように燃料タンク1の上部には嵌挿孔31が形成さ
れ、同嵌挿孔31に筒状のブリーザ管32が挿入固定さ
れている。ブリーザ管32の下部にはフロート弁33が
形成されている。燃料タンク1内に収容されている燃料
の液面が上昇した場合に、同フロート弁33によってブ
リーザ管32の下部が閉塞され燃料がブリーザ管32上
部側にまで達することが抑止されるようになっている。
【0031】また、燃料タンク1の上部には前記ブリー
ザ管32の上端部を覆うように差圧弁5が配設されてい
る。同差圧弁5に備えられたダイヤフラムバルブ5aは
ブリーザ管32の上端開口部を閉塞している。
【0032】差圧弁5内部はダイヤフラムバルブ5aに
よって上下に区画され、ダイヤフラムバルブ5aの上側
には第1圧力室5bが、下側には第2圧力室5cがそれ
ぞれ形成されている。ダイヤフラムバルブ5aは第1圧
力室5bに配設されたスプリング5dにより、ブリーザ
管32の上端開口部側に押圧されている。したがって、
給油時以外においては、前記ダイヤフラムバルブ5aは
差圧弁5を閉弁状態とする位置に保持されている。ま
た、前記第1圧力室5bは圧力通路34によって燃料タ
ンク1に設けられた燃料注入管35内部と連通され、前
記第2圧力室5cはブリーザ通路6によってキャニスタ
2の主室15と連通されている。
【0033】前記燃料注入管35の先端部には絞り35
aが形成されている。そして、燃料が同絞り35aを通
過すると、同燃料注入管35内部のベーパの流れ方向は
給油口35bから燃料タンク1側に流れる方向に規制さ
れる。したがって、給油口35bからベーパが外部に漏
出することが抑止される。
【0034】以上の構成を備えた第1実施例における蒸
発燃料処理装置は以下のように作用する。まず、ORV
R処理を行わない、給油時以外におけるベーパ処理過程
について説明する。燃料タンク1内において液体燃料が
蒸発し、その内圧が所定値以上に増加すると、キャニス
タ2に設けられたタンク内圧制御弁4が開弁する。する
と、ベーパ通路3内には燃料タンク1からキャニスタ2
に向かうベーパの流れが形成される。したがって、燃料
タンク1内のベーパはキャニスタ2内に導入される。
【0035】そして、ベーパは空気層18及びフィルタ
20aを介して主室15に導入される。主室15に導入
されたベーパは、吸着材層20内部に充填されている活
性炭吸着材19によってその燃料成分が補集される。続
いて、ベーパは主室15の下方にあるフィルタ20bを
通過し、拡散室21に導入される。同拡散室21内を移
動したベーパは、フィルタ20bを介して第2副室16
bに導入され、主室15の吸着材層20において補集さ
れなかった燃料成分が補集される。さらに、ベーパは前
記拡散防止プレート17に形成された連通孔17aを通
過し第1副室16aに導入され、その内部に充填された
活性炭吸着材19によっても同様に燃料成分が捕集され
る。そして、燃料成分が各室の活性炭吸着材19によっ
て補集されたベーパは、大気開放制御弁11を開弁する
とともに、大気開放通路26を通じて外部に放出され
る。この時、大気吸入制御弁12の前記負圧室12b内
は大気圧室12dの内圧より大きい正圧となっている。
大気吸入制御弁12は負圧室12bの内圧が正圧である
場合には開弁しないため、大気吸入制御弁12側よりベ
ーパが外部に漏出することはない。
【0036】以上のように、ベーパは主室15、第2副
室16b及び第1副室16a内部の吸着材層20を通過
する過程において徐々にその燃料成分が捕集されるよう
になっている。かかる際、ベーパはキャニスタ2内部を
U字状に移動するため、その移動距離が長くなるととも
に、活性炭吸着材19に接触している時間が長くなる。
その結果、ベーパに含まれる燃料成分が効果的に捕集さ
れるようになっている。
【0037】一方、長時間の駐車等により、燃料タンク
1が冷却され、燃料タンク1内のベーパの発生が止ま
り、キャニスタ2内部の圧力が相対的に高くなった場合
には、正圧室4cの圧力は負圧となる。したがって、チ
ェックボールが上方に移動し、ベーパリリーフバルブ2
3が開放されるため、キャニスタ2内のベーパはベーパ
通路3を通じて燃料タンク1に戻される。
【0038】つぎに、キャニスタ2内に捕集された燃料
成分は以下のようにしてエンジン吸気系に供給される。
エンジンが始動されると前記パージ通路7のサージタン
ク8側開口部近傍は負圧となる。この負圧はパージ通路
7に作用し、ECU9によりパージ量制御弁10が開放
駆動される毎に、キャニスタ2から前記サージタンク8
に向かうベーパの流れが形成される。したがって、キャ
ニスタ2の内圧は負圧となる。その結果、前記大気吸入
制御弁12は開弁するとともに、大気吸入通路27を通
して新たな外気がキャニスタ2内に導入される。そし
て、活性炭吸着材19に吸着されている燃料成分はキャ
ニスタ2内部に導入された外気により離脱、吸収され
る。
【0039】さらに、燃料成分を吸収した外気はパージ
通路7内に導かれ、パージ量制御弁10を介してサージ
タンク8に流入する。同サージタンク8内において、燃
料成分を含んだ外気はエアクリーナ37を通過した燃焼
用空気と混合され図示しないシリンダ内に供給される。
そして、燃料成分を含んだ外気は、燃料タンク1内の燃
料ポンプ38を介して燃料噴射弁40から吐出された燃
料とともに図示しないシリンダ内において燃焼される。
【0040】つぎに、ORVR処理について図1を参照
して説明する。給油をおこなう際には、まず、燃料注入
管35の給油口35bに取り付けられている給油キャッ
プ35cが取り外され、続いて給油ノズル36が同給油
口35bから燃料注入管35の内部に挿入される。前記
差圧弁5の第1圧力室5bは圧力通路34によって燃料
注入管35の給油口35b近傍と連通されているため、
前記給油キャップ35cが取り外されると同時に、同第
1圧力室5bの内圧は大気圧と等しくなる。前記給油ノ
ズル36から燃料タンク1内に燃料が注入されると、同
燃料タンク1内の燃料液面は上昇するとともに、燃料タ
ンク1内のベーパ量は増加する。その結果、燃料タンク
1の内圧は増加する。そして、燃料タンク1内において
高圧となったベーパは、差圧弁5の第1圧力室5bの内
圧(大気圧)及びスプリング5dによる付勢力に抗して
ダイヤフラムバルブ5aを上方に持ち上げ、差圧弁5を
開弁する。その結果、燃料タンク1のベーパは前記差圧
弁5を介しブリーザ通路6に流入する。その後、ブリー
ザ通路6内のベーパはキャニスタ2の主室15に導入さ
れる。
【0041】キャニスタ2内において、ベーパの燃料成
分が捕集される過程及び補集された燃料成分がエンジン
吸気系へパージされる過程は前述したORVR処理を行
わない場合と同様であるので説明を省略する。
【0042】つぎに、第1実施例における蒸発燃料処理
装置の拡散防止プレート17によって奏せられる作用に
ついて説明する。ORVR処理時にキャニスタ2内部を
流動するベーパ量は、通常のベーパ処理を行っている場
合と比較して極めて大きい。したがって、ベーパがキャ
ニスタ2内の拡散防止プレート17を通過する際に、大
きな通気抵抗を受けることが懸念される。
【0043】しかし、本実施例における拡散防止プレー
ト17には、複数の連通孔17aが形成されており、さ
らに全連通孔17aの総開口断面積はブリーザ通路6の
通路断面積以上とされている。したがって、ベーパが同
拡散防止プレート17を通過する際の通気抵抗は小さ
く、燃料タンク1からキャニスタ2に至るまでのベーパ
の流れが阻害されることはない。その結果、給油時にお
ける燃料タンク1の内圧増加は、ベーパがブリーザ通路
6側に速やかに排出されることにより吸収緩和される。
そのため、給油性が低下することはない。
【0044】また、第1副室16a及び第2副室16b
の間に配設された拡散防止プレート17によって、前記
両副室16a、b内部にある活性炭吸着材19は分離さ
れている。ここで、同拡散防止プレート17に形成され
た連通孔17aを通して、ベーパが第2副室16b及び
第1副室16a間を相互に移動することは可能である。
しかし、同連通孔17aの径は活性炭吸着材19の粒径
より小さくしてあるため、連通孔17aを介して第1副
室16a及び第1副室16a内部の活性炭吸着材19が
相互に移動したり、あるいは接触したりすることはな
い。したがって、各副室16にある活性炭吸着材19が
接触することに起因したベーパの拡散現象が生じない。
【0045】さらに、第2副室16bから第1副室16
aへのベーパの拡散が抑制されるため、第1副室16a
に充填されている活性炭吸着材19のベーパ濃度は、第
2副室16bのそれより低い状態に保持されるようにな
る。すなわち、第1副室16aの活性炭吸着材19は他
の室と比較して吸着能力に余裕のある状態となる。した
がって、ベーパは第1副室16aの活性炭吸着材19に
より燃料成分が十分に捕集された後、大気開放制御弁1
1を介して外部に放出されることになる。
【0046】また、キャニスタ2内に絞りが設けられた
従来技術においては、同絞りによりベーパの流路面積が
急激に縮小されるため、同絞り近傍の活性炭吸着材19
にはベーパが通過しない部分が生じることになる。しか
し、本実施例においては連通孔17aが拡散防止プレー
ト17全面にわたって形成されているため、同拡散防止
プレート17近傍にベーパの通過しない部分が生じるこ
とはない。すなわち、活性炭吸着材19を有効に利用す
ることができる。
【0047】加えて、拡散防止プレート17を設けるこ
とにより副室16が細分化されるため、その内部での活
性炭吸着材19の移動量が小さくなる。したがって、車
両振動等による活性炭吸着材19の微粉化が抑制される
ことになる。
【0048】つぎに、第2実施例について、図4〜図5
を参照してその要部を中心に説明する。なお、第1実施
例と同一の構成部材については符号を等しくしてその説
明を省略する。
【0049】第2実施例におけるキャニスタ2は水平に
載置されて、図4に示す如くベーパが水平方向(図4に
おいて矢印で示す流れ方向)に流れる、いわゆるサイド
フロータイプの構造をなしている。キャニスタ2の一側
部にはタンク内圧制御弁4及び大気側制御弁13が隣接
して設けられている。本実施例における拡散防止プレー
ト17には図5に示すような長孔形状の連通孔17aが
複数形成されている。同連通孔17aは拡散防止プレー
ト17の全面にわたって設けられ、拡散防止プレート1
7の上下方向に略同間隔をおいて配置されている。ま
た、同連通孔17aの最小寸法bは、キャニスタ2内部
に充填された活性炭吸着材19の粒径より小さくなって
いる。そのため、第1副室16a及び第2副室16bに
ある活性炭吸着材19が同連通孔17aを介して移動し
たり、あるいは接触したりすることがない。また、連通
孔17aの総開口断面積はブリーザ通路6の通路断面積
以上となるように設定されている。
【0050】以上の構成を備える第2実施例において
は、連通孔17aを長孔形状にすることで各副室16
a、16bの活性炭吸着材19を非接触の状態とし、さ
らに同連通孔17aの総開口断面積を大きくすることが
可能である。すなわち、活性炭吸着材19の性能を十分
に発揮させるとともに、ベーパが拡散防止プレート17
を通過する際の通気抵抗を極めて小さくすることが可能
となる。
【0051】前述したように、ORVR処理時において
処理されるベーパ量は、給油時以外において処理される
ベーパ量と比較して極めて大量である。したがって、O
RVR処理を行うキャニスタ2は、従来のキャニスタと
比較して通気抵抗が大きく、その容量も大きいものとな
る。キャニスタ2の容量が小さい場合には、キャニスタ
2内に大量に導入されるベーパの燃料成分を十分に捕集
することができないからである。
【0052】しかし、本実施例のキャニスタ2において
は、活性炭吸着材19の吸着能力を有効に利用すること
が可能であり、さらに、その通気抵抗が小さく抑えられ
ている。したがって、キャニスタ2を小型化することが
できる。この効果は、本実施例においてキャニスタ2を
サイドフロータイプとし、その全高を低く抑えた効果と
併せてキャニスタ2を車両に搭載するうえで有効であ
る。
【0053】以上、この発明を具体化した実施例につい
て詳細に説明したが、同実施例は以下のように変更する
ことが可能である。 (1)前記実施例においては、拡散防止プレート17は
1つのみとしたが、これを給油性が損なわれない範囲で
複数備える構成としてもよい。かかる構成によれば、ベ
ーパの拡散を抑制し、活性炭吸着材19の吸着量を増加
させることができる。 (2)拡散防止プレート17は比熱が大きい材質のもの
を使用し、活性炭吸着材19がベーパの燃料成分を吸着
する際に発生する吸着熱を拡散防止プレート17によっ
て吸収させるようにしてもよい。かかる構成によれば、
活性炭吸着材19の吸着性能を向上させることができ
る。 (3)キャニスタ2内周壁近傍ではベーパが流れにくく
なるため、その部分の活性炭吸着材19が利用されない
場合がある。そこで、拡散防止プレート17の周縁部分
に形成される連通孔17aの径を、中央部分のそれより
若干大きくなるようにし、拡散防止プレート17の全面
において、均等なベーパ流動が通過するようにしてもよ
い。かかる構成によれば、特定の活性炭吸着材19のみ
にベーパが当たることを回避し、活性炭吸着材19をよ
り有効に利用することができる。 (4)上記実施例では、連通孔17aを拡散防止プレー
ト17の全面に略均等に形成したが、これを拡散防止プ
レート17の周囲部分において連通孔17aの数を多く
し、中央部分において少なくなるように変更してもよ
い。かかる構成により上記(3)と同様な効果を得るこ
とができる。
【0054】以上、本発明の各実施例について説明した
が、各実施例から把握できる請求項以外の技術的思想に
ついて、以下にその効果と共に記載する。 (a)前記連通孔は前記拡散防止プレート17に複数形
成されたものである請求項1に記載の内燃機関用蒸発燃
料処理装置。かかる構成によれば、拡散防止プレート1
7によって区画された各室の活性炭吸着材19を非接触
状態とすることができ、さらに、総開口断面積を前記ブ
リーザ通路6の通路断面積以上とすることが容易にな
る。
【0055】
【発明の効果】第1の発明よれば、キャニスタ内部に設
けられた仕切部材により、キャニスタ内部の吸着材同士
の接触が規制され、その接触に起因する蒸発燃料の拡散
が抑えられる。したがって、各室に補集されている蒸発
燃料の濃度に差が生じる。その結果、吸着材が有効に利
用でき、蒸発燃料の燃料成分が効果的に捕集することが
可能となる。加えて、吸着材の吸着性能を十分に利用す
ることができるため、キャニスタを小型化することが可
能となる。
【0056】また、仕切部材に形成された連通孔はブリ
ーザ通路の通路断面積以上となっているため、同連通孔
を蒸発燃料が通過する際に大きな通気抵抗を受けること
がない。したがって、キャニスタの通気抵抗を低減する
ことができる。
【0057】第2の発明によれば、連通孔の形状を長孔
形状としたため、その開口断面積を大きくすることがで
きる。したがって、蒸発燃料が仕切部材を通過する際の
通気抵抗を小さくすることができ、キャニスタの通気抵
抗を更に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した第1実施例における蒸発
燃料処理装置が車載された場合のシステム概略構成を示
す説明図。
【図2】第1実施例のキャニスタ等を示す概略断面図。
【図3】第1実施例の拡散防止プレートを示す正面図。
【図4】第2実施例のキャニスタ等を示す概略部分断面
図。
【図5】第2実施例の拡散防止プレートを示す正面図。
【符号の説明】
1…燃料タンク、2…キャニスタ、6…ブリーザ通路、
17…拡散防止プレート(仕切部材)、17a…連通
孔、19…活性炭吸着材(吸着材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内に発生する蒸発燃料をキャ
    ニスタ内の吸着材によって捕集し、内燃機関運転時にキ
    ャニスタ内の吸着燃料を内燃機関の吸気経路へパージす
    る内燃機関用蒸発燃料処理装置において、 前記キャニスタに、その内部を複数の室に区画する仕切
    部材を設けるとともに、同仕切部材に、前記吸着材が通
    過不能な形状を有し、かつ、その総開口断面積が燃料タ
    ンクの蒸発燃料を前記キャニスタへ給油時に導入するブ
    リーザ通路の通路断面積以上となる連通孔を形成してな
    る内燃機関用蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記連通孔の形状は長孔形状である請求
    項1に記載の内燃機関用蒸発燃料処理装置。
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