JPH08170666A - ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング - Google Patents

ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング

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JPH08170666A
JPH08170666A JP31471894A JP31471894A JPH08170666A JP H08170666 A JPH08170666 A JP H08170666A JP 31471894 A JP31471894 A JP 31471894A JP 31471894 A JP31471894 A JP 31471894A JP H08170666 A JPH08170666 A JP H08170666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shim
pad support
support spring
pad
back metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP31471894A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhisa Baba
晴久 馬場
Takehiro Horiuchi
雄大 堀内
Toshitaka Suga
登志隆 須賀
Tatsuyuki Nakajima
太津之 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シムの材料歩留まりを向上させること、及び
シムの減衰性能を向上させること。 【構成】 パッド10、40の裏金11、41に固定さ
れて同パッドをシリンダ30またはピストン60に対し
て固定させるディスクブレーキ用パッドサポートスプリ
ング20、50において、該パッドサポートスプリング
に保持部22,23、52,53を設けて、同保持部に
て該パッドサポートスプリングと前記裏金間に介装され
るシム80を弾撥的に保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッドの裏金に固定さ
れて同パッドをシリンダまたはピストンに対して固定さ
せるディスクブレーキ用パッドサポートスプリングに関
する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキ用パッドサポートスプ
リングは、例えば実公平1−35958号公報に示され
ていて、同公報においては、アウタパッドをシリンダ
(キャリパ)に対して固定するために該パッドサポート
スプリングが採用されており、該パッドサポートスプリ
ングは、長円形のプレート部の外周に2本の脚部を備え
ていて、長円形のプレート部にてアウタパッドの裏金に
設けた角状突起部に嵌合固定され、また両脚部の先端部
にてシリンダの反力アーム部に係合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報のパッド
サポートスプリングは、アウタパッドの裏金に固定され
て同パッドをシリンダに固定するためにのみ用いられて
いて、該パッドサポートスプリングと前記裏金間に介装
されるシムは該パッドサポートスプリングとは別個に前
記裏金に固定されており、この固定のためにシムには前
記裏金のロータ外周側に係合する爪とロータ内周側に係
合する爪がそれぞれ形成されている。ところで、シムに
裏金のロータ外周側に係合する爪を形成すると共にロー
タ内周側に係合する爪を形成すると、薄板からプレスに
よる打ち抜きによって得られるシムの材料歩留まりが悪
くて不経済である。また、シムを前記裏金に的確に固定
するためには、前記裏金にシムの上記した各爪が係合す
る溝をそれぞれ形成する必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、パッドの裏金に固定されて同パッド
をシリンダまたはピストンに対して固定させるディスク
ブレーキ用パッドサポートスプリングにおいて、該パッ
ドサポートスプリングに保持部を設けて、同保持部にて
該パッドサポートスプリングと前記裏金間に介装される
シムを弾撥的に保持するようにした。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるディスクブレーキ用
パッドサポートスプリングにおいては、該パッドサポー
トスプリングに設けた保持部にて、該パッドサポートス
プリングと前記裏金間に介装されるシムを弾撥的に保持
することができるため、シムには同シムを裏金に固定す
るための各爪(裏金のロータ外周側に係合する爪とロー
タ内周側に係合する爪)を設ける必要がなくてシムの材
料歩留まりを向上させることができるとともに、裏金に
シムの上記した各爪が係合する溝を形成しなくても、シ
ムを裏金に的確に組付けることができる。また、シムが
パッドサポートスプリングと裏金間にて弾撥的に保持さ
れていて、シムが上記した各爪にて裏金に固定される場
合に比して、シムの自由度が大きいため、シムの減衰性
能を十分に発揮させることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1及び図2に示したアウタパッド10はバ
ネ鋼板からなるパッドサポートスプリング20によって
シリンダ30の反力アーム部31に固定され、また図2
に示したインナパッド40はバネ鋼板からなるパッドサ
ポートスプリング50によってピストン60に固定され
ていて、両パッド10,40によりディスクロータ90
(図1参照)を挟持することにより、周知のように制動
力が得られるようになっている。なお、シリンダ30は
周知の手段によりマウンティング70にシリンダ軸方向
へ移動可能に組付けられている。また、ピストン60は
シリンダ30の内孔32にシールリング33を介して軸
方向へ摺動可能に組付けられていて、摺動部がダストシ
ール34によってシールされている。
【0007】アウタパッド10は、図1〜図4にて示し
たように、裏金11とライニング12を備えていて、裏
金11にはシリンダ30の反力アーム部31に設けた嵌
合孔31a,31bに嵌合する円柱突起11a,11b
が形成されるとともに、シム80とパッドサポートスプ
リング20を位置決め固定するためのピン11c,11
dとパッドサポートスプリング20をカシメ固定するた
めのピン11eが形成されている。
【0008】シム80は、アウタパッド10の裏金11
とシリンダ30の反力アーム部31間に介在してブレー
キ鳴きの原因となる振動を減衰させるものであり、図5
に示した第1プレート81と、この第1プレート81と
裏金11間に介装される図6に示した第2プレート82
によって構成されている。第1プレート81は、ステン
レス鋼薄板からなるもので、アウタパッド10の円柱突
起11a,11bとピン11c,11dに対応した部位
に孔81a,81b,81c,81dを有するととも
に、ピン11eに対応した部位に矩形の孔81eを有し
ており、また裏金11のロータ外周側端面に係合する爪
81f,81gを有している。一方、第2プレート82
は、表裏をゴムコーティングした金属薄板にグリスを塗
布してなるもので、アウタパッド10の円柱突起11
a,11bとピン11c,11dに対応した部位に孔8
2a,82b,82c,82dを有するとともに、ピン
11eに対応した部位に矩形の孔82eを有しており、
また多数のスリット82fを有している。なお、各円柱
突起11a,11bと各孔81a,81b,82a,8
2b間、及び各ピン11c,11dと各孔81c,81
d,82c,82d間にはそれぞれ環状の隙間が形成さ
れている。
【0009】パッドサポートスプリング20は、図1〜
図3及び図7〜図9にて示したように、取付部21と保
持部22,23と脚部24,25を一体的に備えてい
て、取付部21には裏金11のピン11eが貫通する取
付孔21aが形成されており、また保持部23には裏金
11のピン11c,11dが係合する円弧状の切欠23
a,23bが形成されている。このパッドサポートスプ
リング20は、シム80とともに裏板11に組付けられ
ていて、組付けた後にピン11eの先端がカシメられる
ことにより、裏金11に固定されている。取付部21
は、シム80の各矩形孔81e,82eにはまり込んで
裏金11の背面に当接する部分であり、シム80と同一
面となっている。各保持部22,23は、シム80をそ
れぞれ弾撥的に保持するものであり、シム80の中央背
面、すなわち矩形孔81e,82eの周囲に当接してい
る。各脚部24,25は、保持部23から延び出してい
て、先端部にて反力アーム部31に弾撥的に係合してい
る。
【0010】インナパッド40は、図2及び図10にて
示したように、裏金41とライニング42を備えてい
て、裏金41には上記した構成のシム80とパッドサポ
ートスプリング50を位置決め固定するためのピン41
a,41bとパッドサポートスプリング50をカシメ固
定するためのピン41c,41dが形成されている。な
お、図10に示したインナパッド40においては、ピス
トン60が図示左方に変位して当接する仕様であるた
め、パッドサポートスプリング50がピン41aと41
cを用いて取付けられているが、ピストン60が図示右
方に変位して当接する仕様である場合には、パッドサポ
ートスプリング50がピン41bと41dを用いて取付
けられることとなる。また、インナパッド40の裏金4
1にはマウンティング70に組付けるための耳部41
e,41fが形成されている。
【0011】パッドサポートスプリング50は、図2及
び図10にて示したように、取付部51と保持部52,
53と脚部54,55,56を一体的に備えていて、取
付部51には裏金41のピン41c(または41d)が
貫通する取付孔51aが形成されており、また保持部5
3には裏金41のピン41a(または41d)が係合す
る円弧状の切欠53aが形成されている。このパッドサ
ポートスプリング50は、シム80とともに裏板41に
組付けられていて、組付けた後にピン41cの先端がカ
シメられることにより、裏金41に固定されている。取
付部51は、シム80の矩形孔81e,82eにはまり
込んで裏金41の背面に当接する部分であり、シム80
と同一面となっている。各保持部52,53は、シム8
0をそれぞれ弾撥的に保持するものであり、シム80の
中央背面、すなわち矩形孔81e,82eの周囲に当接
している。各脚部54,55,56は、保持部52と取
付部51から延び出していて、先端部にてピストン60
に形成した環状溝61に弾撥的に係合している。
【0012】上記のように構成した本実施例の各パッド
サポートスプリング20、50においては、各パッドサ
ポートスプリング20、50に設けた保持部22,2
3、52,53にて、各パッドサポートスプリング2
0、50と各裏金11、41間に介装される各シム80
を弾撥的に保持することができるため、各シム80には
同シムを各裏金11、41に固定するための爪(各爪8
1f,81gに対向してロータ内周側に係合する爪)を
設ける必要がなくて、各シム80の材料歩留まりを向上
させることができるとともに、各裏金11、41に各シ
ム80の各爪81f,81gが係合する溝を形成しなく
ても、各シム80を各裏金11、41に的確に組付ける
ことができる。また、各シム80が各パッドサポートス
プリング20、50と各裏金11、41間にて弾撥的に
保持されていて、各シム80が各爪(裏金のロータ外周
側に係合する爪とロータ内周側に係合する爪)にて各裏
金11、41に固定される場合に比して、各シム80の
自由度が大きいため、各シム80の減衰性能を十分に発
揮させることができる。
【0013】上記実施例においては、各シム80に各爪
81f,81gを設けて実施したが、各爪81f,81
gを無くして実施することも可能である。この場合に
は、上記実施例に比して、各シム80の材料歩留まりを
更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスクブレーキ用パッドサポ
ートスプリングを採用してなるディスクブレーキの正面
図である。
【図2】 図1に示したディスクブレーキの2−2線に
沿った断面図である。
【図3】 図1及び図2に示したアウタパッド,シム及
びパッドサポートスプリングの関係を示す正面図であ
る。
【図4】 図1及び図2に示したアウタパッド単体の中
央縦断側面図である。
【図5】 図1及び図2に示したシムの第1プレート単
体の正面図である。
【図6】 図1及び図2に示したシムの第2プレート単
体の正面図である。
【図7】 図1〜図3に示したアウタ側のパッドサポー
トスプリング単体の正面図である。
【図8】 図1〜図3に示したアウタ側のパッドサポー
トスプリング単体の底面図である。
【図9】 図1〜図3に示したアウタ側のパッドサポー
トスプリング単体の中央縦断側面図である。
【図10】 図1に示したインナパッド,シム及びパッ
ドサポートスプリングの関係を示す正面図である。
【符号の説明】 10、40…パッド、11、41…裏金、20、50…
パッドサポートスプリング、21、51…取付部、2
2,23、52,53…保持部、24,25、54,5
5,56…脚部、30…シリンダ、31…反力アーム
部、60…ピストン、70…マウンティング、80…シ
ム、90…ディスクロータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 太津之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドの裏金に固定されて同パッドをシ
    リンダまたはピストンに対して固定させるディスクブレ
    ーキ用パッドサポートスプリングにおいて、該パッドサ
    ポートスプリングに保持部を設けて、同保持部にて該パ
    ッドサポートスプリングと前記裏金間に介装されるシム
    を弾撥的に保持するようにしたことを特徴とするディス
    クブレーキ用パッドサポートスプリング。
JP31471894A 1994-12-19 1994-12-19 ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング Pending JPH08170666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31471894A JPH08170666A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31471894A JPH08170666A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング

Publications (1)

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JPH08170666A true JPH08170666A (ja) 1996-07-02

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ID=18056736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31471894A Pending JPH08170666A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ディスクブレーキ用パッドサポートスプリング

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JP (1) JPH08170666A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167739A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Hitachi Automotive Systems Ltd ディスクブレーキ
WO2016016844A1 (en) 2014-08-01 2016-02-04 Freni Brembo S.P.A. Pad assembly of disc brake and thrust device
DE102020106296A1 (de) 2020-03-09 2021-09-23 Tmd Friction Services Gmbh Belagträgerplatte für eine Scheibenbremse eines Kraftfahrzeugs sowie Verfahren zur deren Herstellung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167739A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Hitachi Automotive Systems Ltd ディスクブレーキ
WO2016016844A1 (en) 2014-08-01 2016-02-04 Freni Brembo S.P.A. Pad assembly of disc brake and thrust device
DE102020106296A1 (de) 2020-03-09 2021-09-23 Tmd Friction Services Gmbh Belagträgerplatte für eine Scheibenbremse eines Kraftfahrzeugs sowie Verfahren zur deren Herstellung

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