JPH0788151B2 - 車輌用前照灯の傾動装置 - Google Patents

車輌用前照灯の傾動装置

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JPH0788151B2
JPH0788151B2 JP63110118A JP11011888A JPH0788151B2 JP H0788151 B2 JPH0788151 B2 JP H0788151B2 JP 63110118 A JP63110118 A JP 63110118A JP 11011888 A JP11011888 A JP 11011888A JP H0788151 B2 JPH0788151 B2 JP H0788151B2
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tilting
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tilting device
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雅弘 草谷
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
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    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明車輌用前照灯の傾動装置を以下の項目に従って説
明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第14図] D.発明が解決しようとする課題[第14図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第13図] F−1.第1の実施例[第1図乃至第11図] a.前照灯ユニット、ランプハウジング[第1図乃至第5
図、第11図] b.回動支点機構[第4図] c.第1のエイミング調整機構[第5図] d.第2のエイミング調整機構[第1図、第3図、第4
図、第6図、第7図] d−1.直交変換ギヤユニット d−2.調整ロッド e.駆動機構[第1図乃至第4図、第8図乃至第10図] e−1.ケーシング[第1図、第4図、第8図、第9図] e−2.出力軸[第1図、第8図乃至第10図] e−3.駆動手段[第1図、第8図乃至第10図] e−4.検出部[第1図、第9図、第10図] e−4−a.回路基板 e−4−b.接点保持板、センサーギヤ、接点 e−5.伝達手段[第1図、第8図乃至第10図] e−6.検出部の機能[第1図、第8図乃至第10図] e−7.ランプハウジングへの取付 f.上下方向での初期エイミング調整 g.レベリング調整 h.エイミング調整機構の共通性[第11図] F−2.第2の実施例[第12図、第13図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な車輌用前照灯の傾動装置に関する。詳し
くは、照射方向を変更する際に傾動される傾動部材を支
持部材に傾動自在に支持した車輌用前照灯の傾動装置、
特に、上記傾動部材と連結され回転することによって傾
動部材を傾動させる調整ロッドと該調整ロッドを回転せ
しめる駆動機構とを備えた傾動装置に関するものであ
り、当該前照灯装置に必要な照射方向調整機能の内容に
応じてその構成要素を適宜に分離もしくは組み合わせて
使用することができるようにした新規な車輌前照灯の傾
動装置を提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明車輌用前照灯の傾動装置は、照射方向の調整を行
なう際に傾動される傾動部材を支持部材に傾動自在に支
持すると共に該傾動部材と連結され回転することにより
傾動部材を傾動させる調整ロッドと該調整ロッドを回転
させて前後方向へ移動せしめる駆動ユニットとを備えた
車輌用前照灯の傾動装置であって、駆動ユニットを調整
ロッドに対して結合分離自在なるよう支持部材に支持
し、それによって、前照灯装置に必要な照射方向調整機
能の内容に応じてその構成要素の適宜に分離もしくは組
み合わせて使用すること、即ち、駆動ユニットを組み込
んだり取り外したりすることを適宜に選択することがで
きるようにしたものである。
(C.従来技術)[第14図] 車輌前照灯、例えば自動車用前照灯は、一般に、その照
射方向を随時調整し得るようにされており、照射方向を
規定する部材、例えば、前照灯ユニットや反射鏡灯を支
持部材に傾動自在に支持すると共に該傾動部材を傾動さ
せるための傾動装置を備えている。尚、ここで前照灯ユ
ニットは、ランプボディとその前面開口を覆うレンズと
によって画成さた灯具空間内に反射鏡部と光源を配置し
て成るものを指称する。
そして、照射方向の調整には、所謂初期エイミング調
整、即ち、当該前照灯を車体に組み付けた後使用前にあ
るいは検査時灯に行なわれる調整とレベリング調整、即
ち、人や積載物灯によって車体に加えられる荷重の変化
により生ずる上下方向での照射方向の狂いをその都度修
正するための調整があり、このうち前者の初期エイミン
グ調整は、通常、主導操作による調整機構によって行な
うようにされ、後者のレベル調整は遠隔操作により駆動
さ駆動機構によって行なうようにされている。
また、上記レベル用の駆動機構は、通常、エイミング調
整点の1つ、即ち、上下方向での照射方向の初期エイミ
ング調整を行なう調整点と共通の調整点に設けられ、従
って、これらエイミング用調整機構とレベリング駆動機
構を備えた従来の傾動装置にはこれら2つの機構を一体
化したものが多い。
第14図はそのような傾動装置を備えた従来の車輌用前照
灯装置の一例aを概略的に示すものである。同図におい
てbは傾動装置、cはランプハウジングdの背面部内面
に固定されたケーシング、eはケーシングc内に回転自
在にかつ軸方向へ移動不能に設けられたウォームホィー
ル、fは筒状をした移動体であり、該移動体fはその一
部がウォームホィールeに形勢された螺孔gに螺合され
かつケーシングcに対して回転不能な状態でかつ軸方向
へ移動可能に支持されている。hは調整ロッドであり、
その前後両端部以外の大部分が螺軸状に形成されると共
に前端部には球体iが形成されており、中間部が移動体
fに形成された螺孔jに螺合されると共に後端部がラン
プハウジングdから後方へ突出されている。kはランプ
ハウジングdに傾動自在に支持された前照灯ユニットで
あり、その下端部に受体lが支持され、該受体lと調整
ロッドhの球体iとが球継手状に連結されている。
尚、ケーシングcの内部には、図示しないモータ、ウォ
ーギヤ等から成る駆動ユニットが設けられており、モー
タが回転することによってウォームホィールeがが回転
され、それにより、移動体fが調整ロッドhを保持した
ままその軸方向に移動される。
しかして、調整ロッドhを回転操作すると、調整ロッド
hが移動体fに対してねじ込まれあるいはねじ戻されて
軸方向へ移動するので、前照灯ユニットkが略上下方向
へ傾動されて照射方向の調整が為される。これが、上下
方向での初期エイミング調整である。また、遠隔操作に
より駆動ユニットを駆動させると移動体fが調整ロッド
hと一体的に軸方向へ移動されるので、この場合も前照
灯ユニットkが上下方向へ傾動されて照射方向の調整が
為される。これがレベリング調整である。
(D.発明が解決しようとする課題)[第14図] ところで、自動車前照灯装置灯においては、前記した初
期エイミング調整を行なうための機構は必要的に設けら
れるが、レベルリング調整用の機構は必ず設けられると
は限らない。
この点、前記した従来の傾動装置bは、エイミング調整
機構とレベリング調整機構とが一体化されているので、
エイミング調整機能とレベルリング調整機能の両方を必
要とする前照灯装置については取り扱いが容易で取付作
業等楽になる等の利点を有するが、その反面、この装置
bの中からエイミング調整機構を構成している要素のみ
を他の構成要素から分離して使用することが難しいた
め、エイミング調整機構のみを要する前照灯装置につい
てはそれに専用の別なエイミング調整機構を用意しなけ
ればならないことになり、従って、傾動装置の種類が増
えると共に、部品の種類やそれを製造するための治工具
の種類が増えるという問題があり、これらは、とりも直
さず、この種の傾動装置のコストを高くする原因にな
る。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明車輌用前照灯の傾動装置は、上記問題点
を解決するために、前端部が傾動部材に連結されるとと
もに後端部が支持部材の背面部から後方へ突出した調整
ロッドを支持部材に取着し、この調整ロッドを回転させ
て前後方向へ移動させるための駆動ユニットを上記支持
部材の背面部の後方に取着し、上記駆動ユニットは、上
記調整ロッドの上記支持部材の背面部から後方へ突出し
ている部分と駆動ユニットの出力軸の前端の連結孔が摺
動自在にかつ回転不能に連結され、上記調整ロッドの位
置を検出するための検出手段が上記出力軸の後端に回転
可能に軸支され、上記出力軸が駆動手段によって回転さ
れ、上記出力軸の回転が伝達手段によって上記検出の回
転部に伝達されるようにしたものである。
従って、本発明車輌用前照灯の傾動装置にあっては、レ
ベリング調整機能を必要とするものには駆動機構を後付
けで簡単に取り付けることができ、エイミング調整機構
のみを有する前照灯装置とレベル調整機能も併せて有す
る前照灯装置を、駆動機構を取り付けるか否かというこ
とだけで選択的に得ることができるため、レベリング調
整機能を有するものとそうでないものとの間の部品が共
通になり、製造コストが電源し、部品管理が楽になり、
これによって、コストを大幅に引き下げることができ
る。
(F.実施例)[第1図乃至第13図] 以下に、本発明車輌用前照灯の傾動装置の詳細を図示し
た各実施例に従って説明する。
(F−1.第1の実施例)[第1図乃至第11図] 第1図乃至第11図は本発明車輌用前照灯の傾動装置を自
動車用前照灯装置1の傾動装置に適用した第1の実施例
を示すものである。この実施例に示す前照灯装置1はユ
ニット可動タイプのものである。
(a.前照灯ユニット、ランプハウジング) [第1図乃至第5図、第11図] 2は前照灯ユニットであり、略前方に向って開口した凹
部状を為すように形成されたラプンボディ3と該ランプ
ボディ3にその前面開口部を覆うように取着されたレン
ズ4とランプボディ3に支持された電球5とから成る。
ランプボディ3は前方向いた反射面3aを有しており、電
球5は反射面3aの頭頂部に形成された電球取付孔3bに支
持され、そして、電球5の発光部はランプボディ3とレ
ンズ4とによって画成された灯具空間6内に位置してい
る。
7は合成樹脂製のランプハウジングであり、前方に開口
した略凹形をしており、車体8の前照灯配置用開口部の
後側に位置するように車体8に固定されている。
A点、B点及びC点(第2図参照)は前照灯ユニット2
がランプハウジング7に支持された点であり、A点が回
動支点部であり、該A点から側方へ離間したB点及びA
点から下方へ離間したC点が前照灯ユニット2とランプ
ハウジング7との間の間隔を調整することができる調整
部になっており、前照灯ユニット2はこれら調整部によ
る調整が為されることによって左右方向(第2図におけ
る左方へ向う方向を左側とし右方へ向う方向を右側とす
る。)及び上下方向へ傾動されるようになっている。
(b.回動支点機構)[第4図] 9は上記回動支点部を構成している回動支点機構であ
る。
10はランプボディ3の後面から後方へ突出した被支持部
であり、該被支持部の後端部に金属製の支持軸11が固定
され、該支持軸11の下端に球部11aが一体に形勢されて
いる。
12はランプハウジング7から前方へ突出るように取着さ
れた合成樹脂製の受体であり、その上面に回航した球状
凹部12aが形成されており、該球状凹部12aに上記支持軸
11の球部11aが回動自在に内嵌されている。
しかして、前照灯ユニット2は支持軸11の球部11aが受
体12に支持された点(この点が前記A点である。)を回
動中心として傾動し得るようにランプハウジング7に支
持される。
(c.第1のエイミング調整機構)[第5図] 13は前記B点の調整部を構成しているエイミング調整機
構(以下、「第1のエイミング調整機構」と言う。)で
ある。
14はランプボディ3の後面から後方へ向けて突設された
略筒状を為す突部であり、この後端部に合成樹脂製の受
体15が固定されており、該受体15には後方へ向って開口
した球状凹部15aと該球状凹部15aの前端に連続して前方
へ延びる溝状の孔15bが形成されている。
16はギヤユニットで、ランプハウジング7の前面に固定
されたギヤケース17と該ギヤケース17内に軸方向が上下
方向に沿って延びる向きで回転自在に設けられた第1の
ベベルギヤ18と該第1のベベルギヤ18に噛合した第2の
ベベルギヤ19とエイミング調整軸20とから成り、上記第
2のベベルギヤ19の中心部に形成されたホスに前後方向
へ貫通した螺孔19aが形成され、第1のベベルギヤ18に
固定された操作ロッド18aの上端部はギヤケース17外へ
突出されている。
エイミング調整軸20は大部分が螺軸状をしていて、その
前端部に球部20aと該球部20aから前方へ突出した板状の
特記20bが一体に形成されており、その中間部が第2の
ベベルギヤ19の螺孔19aに螺合されると共に球部20aが前
記受体15の球状凹部15aに回動自在に内嵌され、かつ、
突起20bが上記受体15の孔15bに摺動自在に係合されてい
る。従って、エイミング調整軸20は受体15に対して回転
不能なる状態で連結されている。尚、この球部20aと球
状凹部15aとの結合点が前記B点である。
しかして、操作軸18aによって第1のベベルギヤ18を回
転すると、第2のベベルギヤ19が回転され、この第2の
ベベルギヤ19に螺合されているエイミング調整機構調整
軸20が軸方向へ送られるため、受体15が略前後方向へ移
動され、これによって、前照灯ユニット2が前記A点と
C点とを結ぶ直線を回動中心軸として略左右方向へ傾動
されて照射方向が左右方向へ変更されることになる。即
ち、左右方向へのエイミング調整が為される。
(d.第2のエイミング調整機構)[第1図、第3図、第
4図、第6図、第7図] 21は前記C点の調整部を構成しているエイミング調整機
構(以下、「第2のエイミング調整機構」と言う。)で
ある。
(d−1.直交交換ギヤユニット) 22はエイミング調整機構21の直交交換ギヤユニットであ
る。
23は該ギヤユニット22のケースであり、前後方向に略2
つ割りに形成された前ハーフ24と後ハーフ25とが一体的
に結合されて成ると共に、高さ方向における中間部より
稍上方に位置した水平な中間壁26によって、その内部空
間27が上部27aと下部27bに区画されており、中間壁26の
左側半分に円形のウォーム支持孔26aが、右側半分の略
中央部に円形の操作軸支持孔26bがそれぞれ形成されて
いる。また、ケース23の上面壁28及び下面壁29に上記ウ
ォーム支持孔26aと同軸に位置したウォーム支持孔28a、
29aが形成され、更に、上面壁28前記操作軸支持孔26bと
同軸に位置した挿通孔28bが形成されている。
30、30はケース23の前後両側壁31、32のうち下部空間27
bの右側へ偏倚した部分と対応した位置に形成されたホ
ィール支持孔である。
33はウォームホィールであり、略円筒状をしたボス部34
と該ボス部34の中間部を中心部としたギヤ部35とが一体
に形成され、ボス部34の中心を貫通して螺孔34aが形成
されており、ボス部34の両端部がケース23に形成された
ホィール支持孔30、30に各別に回転自在に支持されてい
る。
36はウォーム体であり、互いに同軸に位置したウォーム
ギヤ37とピニオンギヤ38とが一体に形成され、その中心
部に貫設された孔39に軸40が圧入されている。そして、
このようなウォーム体36は、そのウォームギヤ37が下部
空間27bにピニオンギヤ38が上部空間27aに各別に位置
し、軸40のウォーム体36から突出した両端部が上面壁28
及び下面壁29に形成されたウォーム支持孔28a、29aに各
別に回転自在に嵌挿され、かつ、ウォーギヤ37とピニオ
ンギヤ38との間の中間部36aが中間壁26のウォーム支持
孔26aに回転自在に支持され、ウォームギヤ37が前記ウ
ォームホィール33と噛合されている。
41は駆動用ピニオンギヤであり、その中心部を軸方向へ
貫通した孔41aに操作軸42の下端部が圧入されており、
該操作軸42は駆動用ピニオンギヤ41の直ぐ上の部分がケ
ース23の上面壁28に形成された挿通孔28bに、また、ピ
ニオンギヤ41から下方へ突出した部分が中間壁26に形成
された操作軸支持孔26bにそれれ回転自在に支持されお
り、それによって、駆動用ピニオンギヤ41がウォーム体
36のピニオンギヤ38と噛合した状態で上部空間27a内に
回転自在に収納されている。
43はランプハウジング7の背面部7aのうち前照灯ユニッ
ト2の下端部の右端部と対向した位置に形成されたロッ
ド挿通孔である。
そして、直交変換ギヤユニット22はそのウォームホィー
ル33が上記ロッド挿通孔43と同軸上に位置した状態で、
ランプハウジング7の背面部7aの前面に固定されてお
り、その固定はケース23から突設された取付片44、44、
44がボルト45、45、・・・及びナット46、46、・・・に
よりランプハウジング7に固定されることによって為さ
れている。
(d−2.調整ロッド) 47は調整ロッドであり、その軸方向における略中間の位
置と前端寄りの位置との間の部分48が螺軸部にされ、該
螺軸部48から後方の部分49が軸方向と直交する断面形状
が略小判形をした連結部になっており、前端に球体50が
一体に形成されている。
51はランプボディ3の背面の下端部の右端寄りの位置か
ら一体に突設されたブラケットであり、該ブラケット51
に形成された取付孔51aに合成樹脂製の受体52が支持さ
れ、該受体52には孔面に向って開口した略形状の凹部52
aが形成されている。
そして、調整ロッド47はその螺軸部48が前記ウォームホ
ィール33の螺孔34aに螺合され、かつ、球体50が上記受
体52の凹部52aに回動自在に嵌合され、連結部49の大部
分がランプハウジング7に形成されたロッド挿通孔43を
通して後方へ突出されている。
尚、受体52と調整ロッド47の球体50とが連結された点が
前記C点である。また以上のような第2のエイミング調
整機構21による初期エイミング調整については後述す
る。
(e.駆動機構)[第1図乃至第4図、第8図乃至第10
図] 53は前記調整ロッド47を遠隔操作により回転させるため
の駆動機構である。
(e−1.ケーシング)[第1図、第4図、第8図、第9
図] 54は駆動機構53のケーシングであり、合成樹脂の前ハー
フ55と後ハーフ56とが一体的に結合されて成る。
前ハーフ55は前後方向から見て下側半分が略横長長方形
を上側半分が下端へ行くに従って幅が広くなる逆U字状
をしており、孔面が開口し、小さい奥行を有している。
57は前ハーフ55の前面壁であり、その下端部が前方へ向
けて凸弧状に膨出しており、また、その中央部より情報
へ稍寄った位置から略円筒状をした筒部58が前方へ向っ
て突設され、該筒部58の孔58aの後端は前面壁57の後面
に開口している。
後ハーフ56は前面が開口し、かつ、前後方向から見た外
形前ハーフ55の外形と略同じで、その奥行は前ハーフ55
の奥行より数倍大きく、また、その後面壁59は上端側略
3分の1の部分59a(以下「上部」と言う。)がその余
の部分(以下、「下部」と言う。)より稍前側に位置
し、該上部59aの下端部の左右方向における略中央部は
後方へ稍突出され、該突出した部分の前面に前方から見
て円形をした軸受凹部60が形成され、該軸受凹部60の前
端部60aはその余の部分より稍大径に形成されている。
61(第9図参照)は後面壁59の下部のうち上記軸受凹部
60より左斜め下方へ寄った位置から前方へ向けて突設さ
れた支持突部であり、円柱状をした大径な後部62と小径
な前部63とから成り、前端面に開口した支持孔64が形成
され、また、前部63はその周壁の一部が切除されること
により前方から見て略C字状を為すように形成されてい
る。
そして、このような前ハーフ55と後ハーフ56は、それぞ
れの開口面外周部が防水部材65を挟んで互いに突き合わ
せられ、その外周面から突設された各4つの結合用突片
66、66、・・・と66、66、66、・・・とがねじ67、67、
・・・及びナット68、68、・・・により互いに固定され
ることによって一体的結合される。
(e−2.出力軸)[第1図、第8図乃至第10図] 69は前記第2のエイミング調整機構21の調整ロッド47と
連結分離自在に連結される周力軸である。
該出力軸69は、略円柱状をした前部70と該前部70の後端
に連続したホィール係合部71と該ホィール係合部71の後
面から突設されたギヤ係合部72と該ギヤ係合部72の後面
から突出した後部73とが金属材料により一体に形成され
て成り、前部70は前記前ハーフ55に形成された筒部58の
孔58aの径と略同じ外形を有しかつ上記孔58aの長さより
僅かに長く、また、ホィール係合部71は前後方向から見
て略小判形をした板状に形成され、ギヤ係合部72は略各
ブロック状をしており、後部73は外形が前部70の略半分
位の円柱状に形成され、前部70の前端寄りの部分に環状
の溝70aが形成されている。
74は出力軸69にその前端面に開口するように形成された
連結孔であり、調整ロッド47の連結部49と同じ形状に、
即ち、横断面が略小判形を為すように形成され、その後
端はギヤ係合部72の中間部と対応する辺りまで延びてい
る。
そして、このような出力軸69はその前部70が前ハーフ55
の筒部58に回転自在に挿通されかつ後部73の後端部が後
ハーフ56に形成された軸受凹部60に回転自在に挿入さ
れ、これによって、ケーシング54に回転自在に支持され
ており、その前端面は筒部58の前端開口面と略同一平面
内に位置されている。
尚、前部70に形成された溝70aにはオーリング75とオー
リング75の前後両側に位置した2つのバックアップリン
グ76、76が嵌合されており、筒部58と出力軸69の前部と
の間の間隙はケーシング54の内部空間に対してオーリン
グ75によって水密に保持されている。
また、前記したように、出力軸69の後部が支持された軸
受凹部60はその前端部60aがその余の部分より大径に形
成されているため、該凹部60の開口部のエッジ出力軸69
に接触することが無く、出力軸69の回転がスムーズにな
る。
(e−3.駆動手段)[第1図、第8図乃至第10図] 77はモータであり、軸方向から見て小判形をしたケース
を有し軸方向が左右方向に沿って延びる向きでケーシン
グ54内の下端部に配置され、ケーシング54の前面壁57及
び後面壁59から互いに内側に向って突設されたモータ支
持片78、78′によりケーシング54に対する位置が固定さ
れており、また、その回転軸79にピニオンギヤ80が固定
されている。
81はウォーム体であり、略円筒状をしたウォームギヤ82
と該ウォームギヤ82より大径な伝達ギヤ83とが合成樹脂
により一体に形成されている。84は支持軸であり、前ハ
ーフ55に形成されたウォーム支持片85、85、85等に回転
自在に支持されており、ウォーム体81はその伝達ギヤ83
が前記ピニオンギヤ80と噛合した状態で前記支持軸84に
回転自在に支持されている。
86はウォームホィールであり、その中心部に円形の挿通
孔86aが形成され、後面に該挿通孔86aを囲むよう係合突
条87が形成されており、そして、係合突条87の内周面は
後方から見て略小判形を為すように形成されている。
そして、このようなウォームホィール86は、その挿通孔
86aに出力軸69の前部70の後端部が挿通されかつその係
合突条87に上記出力軸69のホィール係合部71がぴったり
内嵌されることによって出力軸69にこれと一体的に回転
するように支持され、かつ、前記ウォームギヤ82と噛合
されている。
従って、モータ77が回転すると、その回転がピニオンギ
ヤ80、ウォーム体81の伝達ギヤ83及びウォームギヤ82を
介してウォームホィール86に伝達され、ウォームホィー
ル86が回転され、これと共に出力軸69が回転されること
になる。
(e−4.検出部)[第1図、第9図、第10図] 88は前記調整ロッド47の位置を検出するための検出部で
あり、回路基板の一部と接点保持板とセンサーギヤと多
数の接点等から成り、駆動機構53がランプハウジング7
に取着された状態において前記調整ロッド47と同軸に位
置するように設けられている。
(e−4−a.回転基板) 89は回路基板であり、その上部の略中央部に挿通孔90が
形成され前面の該挿通孔90を囲む略環状の位置に配列さ
れた多数のターミナル91、91、・・・が印刷形成されて
いる。そして、このような回路基板89がケーシング54の
後ハーフ56内に固定され、上記挿通孔90に出力軸69の後
部73が回転自在に挿通されている。
(e−4−b.接点保持板、センサーギヤ、接点) 92は厚手の円板状をした接点保持板であり、その中心部
に挿通孔93が形成され、この接点保持板92を厚み方向へ
貫通した比較的小さな接点保持孔94、94、・・・が上記
挿通孔93を囲む略環状の位置に配列されている。
95はセンサーギヤであり、略円板状をした主部96と該主
部96の外周縁から後方に向けて突設され外周面にギヤ歯
が形成された環状をしたギヤ部97とが一体に形成され、
また、主部96にはその中心部に挿通孔96aが形成される
と共に後面に略半円弧状をした2つの導体98、98′が挿
通孔96aを囲む位置に形成されている。
そして、これらセンサーギヤ95と接点保持板92は、前側
からこの順序で配列されかつセンサーギヤ95のギヤ部97
が接点保持板92に外嵌するように位置した状態でその各
挿通孔96a、93に出力軸69の後部73が回転自在に挿通さ
れると共に、接点保持板92は回路基板89に対して回り止
めされ、また、接点保持板92の各接点保持孔94、94、・
・・に球状をした接点99、99、・・・とコイルバネ10
0、100、・・・が収納され、該コイルバネ100、100、・
・・は接点99、99、・・・と回路基板89のターミナル9
1、91、・・・に弾接されていて、接点99、99、・・・
はコイルバネ100、100、・・・によって回路基板89のタ
ーミナル91、91、・・・と電気的に接続されると共にセ
ンサーギヤ95の主部96後面の導体98、98′が位置した円
環状部分に弾接されている。
(e−5.伝達手段)[第1図、第8図乃至第10図] 101は前記出力軸69の回転を上記検出部88のセンサーギ
ヤ95に伝達するための伝達手段であり、中間ギヤ及び伝
達ギヤ等から成る。
102は中間ギヤであり、略平ギヤ状を為し中心部に大き
目の矩形の孔102aが形成され、該孔102aに出力軸69のギ
ヤ係合部72が内嵌されることによって力軸69にこれと一
体的に回転するように支持されており、前記ウォームホ
ィール86とセンサーギヤ95との間に位置している。
103は伝達ギヤであり、それぞれ平ギヤ状をした大ギヤ1
04と小ギヤ105とが一体に形成され、中心部に支持孔106
が形成されている。また、107はギヤ支持軸であり、そ
の一端部に頭部108が形成され、他端側へ寄った部分に
軸方向に沿って延びる突条107a、107aがブレス加工によ
り形成されており、前端部を除く大部分が後ハーフ56形
成された前記支持突部61の支持孔64に圧入されている。
尚、突条107a、107aが上記支持孔64の内周面に喰い込む
ようになっているためギヤ支持軸107は支持突部61に確
実に支持される。そして、該伝達ギヤ103はその支持孔1
06にギヤ支持軸107の前端部が挿通されることによって
該ギヤ支持軸107に回転自在に支持され、大ギヤ104が前
記中間ギヤ102と噛合され、小ギヤ105前記センサーギヤ
95のギヤ97と噛合されている。
従って、出力軸69が回転すると、これと一体的に中間ギ
ヤ102が回転して伝達ギヤ103を回転せしめるので、この
伝達ギヤ103がセンサー95を回転させることになる。
しかして、センサーギヤ95が回転すると、これに支持さ
れた導体98、98′の接点99、99、・・・に対する相対位
置が変化することになる。
(e−6.検出部の機能)[第1図、第8図乃至第10図] 前記接点99、99、・・・は第1極性側の群及び第2極性
側の群の2つの群に分けられ、また、これら接点のうち
2つの電極接点99a、99bが接触しているターミナル91
a、91bは前記モータ77の極性が異なる2つの入力端子に
各別に接続され他の接点は図示しない遠隔操作部に設け
られた互いに連動する2つのロータリスイッチの被切換
接点と各別に接続され、該ロータリスイッチは電源バッ
テリーと接続されており、このロータリスイッチにおい
て任意の1組の被切換接点が選択されることによって、
上記選択された1組の被切換接点とこれに接続されてい
る2つの接点99、99と導体98、98′とモータ77と電源か
ら成る回路が閉成されてモータ77が正転又は逆転される
ようになっている。
そして、モータ77が回転する、ウォームホィール86が出
力軸69と一体的に回転され、これと同時にセンサーギヤ
95が回転され、該センサーギヤ95が所定量回転すると、
導体98、98′が前記選択された当該接点99と99から離れ
て上記した回路開放されてモータ77の回転が停止する。
従って、モータ77の回転量及び回転方向は前記ロータリ
スイッチで選択された被切換接点により規定される。
尚、このような検出部88を備えた制御機構の制御システ
ムは特開昭59−209932号公報にされた制御機構の制御シ
ステムと略同様である。
(e−7.ランプハウジングへの取付) 109、109、109はケーシング54の上端面と左右両側面の
中間部とから突設された取付片であり、ねじ挿通孔109
a、109a、109aが形成されている。
そして、駆動機構53は、その周力軸69の連結孔74に前記
調整ロッド47の連結部49を挿入した状態で上記取付片10
9、109、109のねじ挿通孔109a、109a、109aに後方から
挿通されたねじ110、110、110がランプハウジング7の
背面部7aから後方へ向って突設されたボス111、111、11
1の螺穴111a、111a、111aに螺合されることによってラ
ンプハウジング7の後面に固定される。
しかして、駆動機構53は前記第2のエイミング調整機構
21の後方に配置され、該エイミング調整機構21の調整ロ
ッド47の連結部49と出力軸69とが相対的に軸方向へ摺動
自在にかつ回転不能に連結され、また、駆動機構53の検
出部88は調整ロッド47と同軸に位置される。
(f.上下方向での初期エイミング調整) そこで、上下方向の初期エイミングを行なうときは、第
2のエイミング調整機構21の前記操作軸42を回転操作す
る。すると、該操作軸42の回転が駆動用ピニオンギヤ41
−ウォーム体36を介してウォームホィール33に伝わっ
て、該ウォームホィール33が回転される。そして、上記
ウォームホィール33はこれが収納されているケース23の
前後両側壁31、32により軸方向への移動を阻止され、ま
た、このウォームホィール33に螺合された調整ロッド47
はその連結部49が挿入されている駆動機構53の出力軸69
と一体的なウォームホィール86がウォームギヤ82と噛合
していることによって回転を阻止されているので、ウォ
ームホィール33が回転すると調整ロッド47を前後方向へ
送ることになり、これによって、この第2のエイミング
調整機構21での前照灯ユニット2とランプハウジング7
との間の間隔が変化するため、前照灯ユニット2が前記
回動支点Aと第1のエイミング調整機構13による調整転
Bとを結ぶ直線を回動中心軸として傾動され、それによ
り、照射方向が上下方向で調整される。
(g.レベリング調整) レベリング調整は前記モータ77が遠隔操作部からの指令
によって回転されることにより行なわれる。即ち、モー
タ77が回転すると、前記したように出力軸69が回転され
るので、調整ロッド47が回転される。この場合、該調整
ロッド47が螺合しているエイミング調整機構21のウォー
ムホィール33はウォーム体36と噛合していることにより
回転を阻止されているので、調整ロッド47が上記ウォー
ムホィール33の螺孔34aに対してねじ込まれあるいはね
じ戻されて前後方向へ移動し、それによって、前照灯ユ
ニット22が上下方向へ傾動されることになる。
尚、調整ロッド47の移動方向及び移動量は、検出部88に
よって制御される。即ち、検出部88は図示しない遠隔操
作部により前記したように動作するので、調整ロッド47
の前後への移動方向、換言すれば回転方向はモータ77の
回転方向により既定され、また、その移動量、換言すれ
ば回転量はモータ77の回転量により規定される。
(h.エイミング調整機構の共通性)[第11図] 第11図はレベリング調整機能を要しない自動車用前照灯
装置の一例112を示すものであり、この前照灯装置112が
前記した前照灯装置1と相違するところは駆動機構53が
取り付けられていない転と調整ロッド47Aが前照灯ユニ
ット2の受体52Aに回転不能に連結されている点のみで
ある。
即ち、47Aは第2のエイミング調整機構21の調整ロッド
であり、その大部分が前記調整ロッド47と同じ構造を有
し、ただ、球体50の前端から矩形の板状をした突起113
が突設されている点が異なる。また、52Aは前照灯ユニ
ット2に支持された受体であり、これも前記受体52と略
同じ構造を有し、ただ、その凹部52aと前端面との間に
溝状の孔114が形成されている点で異なる。そして、調
整ロッド47Aの前端に形成された突起113が受体52Aの上
記孔114に係合されている。従って、調整ロッド47Aは受
体52Aに回転不能に連結されているので、操作軸42を回
転操作すると、ウォームホィール3が調整ロッド47Aを
軸方向へ送ることになり、これによって、前照灯ユニッ
ト2が傾動されることになる。
この前照灯装置112と前記した前照灯装置1とを比べて
見て明らかなように、エイミング調整機構21は調整ロッ
ドを別の調整ロッドと取り替えること以外はそのままの
構造で、レベリング調整機能を要しない他の型式の前照
灯装置にも使用することができ、また、そのように使用
しても機能上何の支障も生じない。
(F−2.第2の実施例)[第12図、第13図] 第12図及び第13図は本発明車輌用前照灯装置の第2の実
施例を示すものである。尚、この実施例に示した自動車
用前照灯装置115は反射鏡を傾動部材として照射方向の
調整を行なう所謂反射鏡可動タイプのものであり、この
点においてのみ前記前照灯装置1と相違するので、図面
には要部のみを示してあり、また、説明は上記相違点に
ついてのみ行ない、相違しない部分あるいは同じ機能を
有する部分については図面の各部に第1の実施例におけ
る同様の部分に付した符号と同じ符号を付することによ
って説明を省略する。
116は前照灯ユニットであり、合成樹脂から成りかつ前
面が開口したラプンボディ117と該ランプボディ117にそ
の前面開口を覆うようように取着されたレンズ118とこ
れらランプボディ117とレンズ118とにより画成された灯
具空間119内に配置された反射鏡120と該反射鏡120の後
頂部に支持された電球121等から成り、ランプボディ117
が図示しない取付手段によりランプハウジング7に固定
されている。
そして、反射鏡120は第11図に示すA、B及びCの3つ
の点においてランプボディ117に支持され、これら3つ
の点A、B及びCの1つA点が回動支点部であり、この
回動支点部は、例えば、球継手状の支持手段により構成
されている。また、他の2つの支持点B及びCは反射鏡
120とランプボディ117との間の間隔が調整される調整部
であり、これらのうち回動支点A点から左側へ離間した
B点の調整部は、例えば、第1の実施例に示した第1の
エイミング調整機構13と同様な調整機構により構成され
ている。
更に、C点における調整部は前記した第2のエイミング
調整機構21と駆動機構53により構成されており、この実
施例において、第2のエイミング調整機構21はランプボ
ディ117の背面壁122の内側に固定され、調整ロッド47の
連結部49は上記背面壁122に形成された孔122aを通して
後方へ突出され、駆動機構53は上記背面壁122に後方か
ら取り付けられていて、調整ロッド47の前端部の球体50
が反射鏡120から突設されたブラケット123に支持された
受体124の球状凹部124aに回動自在に内嵌され、操作軸4
2の上端部はランプボディ117の上面壁から上方へ突出さ
れている。
しかして、反射鏡120は、B点におけるエイミング調整
機構調整機構の操作部材が操作されたときはA点とC点
とを結ぶ直線を回動中心軸として略左右方向へ傾動さ
れ、また、調整ロッド47が回転されあるいはモータ77が
回転されたときA点とBとを結ぶ直線を回動中心軸とし
て略上下方向へ傾動されることになる。このようにして
照射方向の変更が為される。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌
用前照灯の傾動装置は、照射方向を変更する際に傾動さ
れる傾動部材を支持部材に傾動自在に支持した車輌用前
照灯の傾動装置であって、前端部が傾動部材に連結され
るとともに後端部が支持部材の背面部から後方へ突出し
た調整ロッドが支持部材に取着され、上記調整ロッドを
回転させて前後方向移動させるための駆動ユニットが上
記支持部材の背面部の後方に取着され、上記駆動ユニッ
トは、上記調整ロッドの上記支持部材の背面部から後方
へ突出している部分と駆動ユニットの出力軸の前端の連
結孔が摺動自在にかつ回転不能に連結され、上記調整ロ
ッドの位置を検出するための検出手段が上記出力軸の後
端に回転可能に軸支され、上記出力軸が駆動手段によっ
て回転され、上記出力軸の回転が伝達手段によって上記
検出手段の回転部に伝達されるようにしたことを特徴と
する。
従って、本発明車輌用前照灯の傾動装置にあっては、当
該傾動装置の中からエイミング調整機構のみを有する部
分を独立させて使用することもできるし、レベリング調
整機能を有する部分を付加して使用することもできるの
で、1種類の傾動装置を当該前照灯装置に必要な照射方
向調整機能の内容に応じて適宜に分離もしくは組み合わ
せて使用することができ、あるいはエイミング調整機構
調整機能だけ有した状態で出荷された後においても随時
レベリング調整機能を付加することもできるため、この
種の装置を少ない種類の部品で豊富なバリエーションに
対応して構成することができると共に部品管理が楽にな
り、コストを大幅に引き下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明車輌用前照灯の傾動装置の第
1の実施例を示すもので、第1図は要部の拡大断面図、
第2図は正面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断
面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面図、第5図
は第2図のV−V線に沿う断面図、第6図は第1図のVI
−VI線に沿う要部の拡大断面図、第7図は第2のエイミ
ング調整機構の分解斜視図、第8図は駆動機構の要部を
拡大して示す背面図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う
拡大断面図、第10図は駆動機構の要部を分解して示す拡
大斜視図、第11図は駆動機構を設けない状態の例を示す
断面図、第12図及び第13図は本発明車輌用前照灯の傾動
装置の第2の実施例を示すもので、第12図は正面図、第
13図は第12図のXIII−XIII線に沿う断面図、第14図は従
来の車輌用前照灯の傾動装置の一例を一部を切り欠いて
示す側面図である。 符号の説明 1……車輌用前照灯、 2……傾動部材(前照灯ユニット)、 3……ランプボディ、4……レンズ、 5……光源、6……灯具空間、 7……支持部材(ランプハウジング)、 21、53……傾動装置、 47、47A……調整ロッド 53……駆動ユニット、 69……出力軸、 74……連結孔、 77、81、86……駆動手段、 88……検出手段、 101……伝達手段、 115……車輌用前照灯、 117……ランプボディ(支持部材)、 118……レンズ、 119……灯具空間、 120……反射鏡(傾動部材)、 121……光源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照射方向を変更する際に傾動される傾動部
    材を支持部材に傾動自在に支持した車輌用前照灯の傾動
    装置であって、 前端部が傾動部材に連結されるとともに後端部が支持部
    材の背面部から後方へ突出した調整ロッドが支持部材に
    取着され、 上記調整ロッドを回転させて前後方向へ移動させるため
    の駆動ユニットが上記支持部材の背面部の後方に取着さ
    れ、 上記駆動ユニットは、上記調整ロッドの上記支持部材の
    背面部から後方へ突出して部分と駆動ユニットの出力軸
    の前端の連結孔が摺動自在にかつ回転不能に連結され、
    上記調整ロッドの位置を検出するための検出手段が上記
    出力軸の後端に回転可能に軸支され、上記出力軸が駆動
    手段によって回転され、上記出力軸の回転が伝達手段に
    よって上記検出手段の回転部に伝達されるようにした ことを特徴とする車輌用前照灯の傾動装置
  2. 【請求項2】傾動部材が前面に開口した凹部を有するラ
    ンプボディと該ランプボディにその前面を覆うように取
    着されたレンズとこれらランプボディとレンズとにより
    画成された灯具空間内に配置された光源とから成る前照
    灯ユニットであり、支持部材が車体に固定されたランプ
    ハウジングである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車輌用前
    照灯の傾動装置
  3. 【請求項3】傾動部材が前面に開口した覆部を有し車体
    に固定されたランプボディと該ランプボディにその前面
    を覆うように取着されたレンズとによって画成された灯
    具空間内に配置され光源を支持した反射鏡であり、支持
    部材が上記ランプボディである ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車輌用前
    照灯の傾動装置
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