JPH0156932B2 - - Google Patents

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JPH0156932B2
JPH0156932B2 JP60039416A JP3941685A JPH0156932B2 JP H0156932 B2 JPH0156932 B2 JP H0156932B2 JP 60039416 A JP60039416 A JP 60039416A JP 3941685 A JP3941685 A JP 3941685A JP H0156932 B2 JPH0156932 B2 JP H0156932B2
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JP
Japan
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adjustment
housing
solenoid
shaft
lamp body
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JP60039416A
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JPS61200044A (ja
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Shigeki Ookuma
Masahiro Kusaya
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明前照灯の光軸調整装置を、以下の項目に
従つて説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来技術[第11図] D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 実施例[第1図乃至第8図] a 自動車用前照灯[第1図]。
b 傾き調整機構 b−1 ハウジング[第1図乃至第4図、第7
図、第8図] b−2 ウオームホイール[第1図乃至第4
図] b−3 移動部材[第1図乃至第5図、第7
図、第8図] b−4 駆動部[第1図乃至第4図] c 検出部[第2図乃至第6図] d 切換手段[第2図乃至第6図] G 変形例[第9図、第10図] a 検出部 b 切換手段 H 発明の効果 (A 産業上の利用分野) 本発明は新規な前照灯の光軸調整装置に関す
る。詳しくは、車輌完成時又は適時に照射方向を
調整するエイミング調整と、走行中に荷重の変化
等に応じて照射方向を調整するレベリング調整と
を一つの調整機構によつて為すことができるよう
にしようとするものである。
(B 発明の概要) 本発明前照灯の光軸調整装置は、移動させるこ
とによつて傾動部材を傾動させる移動部材と該移
動部材の移動を検出する検出部との連結を連結状
態と非連結状態に切換えるようにすることによつ
て、一つの駆動部をエイミング調整、レベリング
調整の何れにも使用することができるようにした
ものである。
(C 従来技術)[第11図] 車輌用、例えば、自動車用の前照灯にあつて
は、その照射方向が正しく調整されていることが
必要である。そのために、工場から出荷するとき
や、定期又は不定期の点検時に照射方向を調整す
ること、即ち、エイミング調整のための機構が設
けられている。
また、自動車のボデーは弾力的な懸架装置を介
して車軸に支持されているため、荷重や荷重のか
かる位置が変化すると車体の姿勢が変化し、車体
に支持されている前照灯の照射方向が変化するこ
とになる。
そこで、荷重やそのかかる位置の変化に応じて
車体に対する照射方向を調整すること、即ち、レ
ベリング調整を行うことができるようになつてい
ると都合が良い。
第11図は、そのようなエイミング調整とレベ
リング調整との2種の照射方向の調整を行なうこ
とができるようにした従来の前照灯の光軸調整装
置の例を示すものである。
aは合成樹脂で形成されたランプボデイであ
り、前面が開口されており、該前面開口がレンズ
bで覆われている。cは金属製の反射鏡で、ラン
プボデイaとレンズbとによつて形成された空間
内に角度調整自在に支持されている。図示を省略
してあるが、この反射鏡cに電球が取り付けられ
ている。
この第11図は、車輌用前照灯装置の下部を示
しているもので、他の部分においても、適宜の手
段によつて反射鏡cとランプボデイaとの間が連
結されている。
dは操作軸であり、ランプボデイaの後部壁に
形成された挿通孔eを通して、先端がランプボデ
イa内に、後端がランプボデイa外に位置せしめ
られている。fは操作軸dの先端に形成された球
体であり、前記反射鏡cに取着された合成樹脂製
の受体gに形成された球状の凹部hに嵌合され、
これによつて反射鏡cの下端部と操作軸dの先端
とが回動自在に連結されている。
iはランプボデイaに回転自在に支持されたウ
オームホイールであり、該ウオームホイールiは
同じくランプボデイaに固定的に支持されたモー
タjの出力軸kに固定されたウオームlと噛合さ
れている。ウオームホイールiにはこれを軸方向
に貫通して形成された螺孔mが形成されている。
nは中間支持体であり、その軸心部を貫通して
螺孔oが形成されており、その前半部pの外周面
は非円形とされ、後半部には螺溝qが形成されて
いる。そして、中間支持体nの後半部に形成され
た螺溝qは前記ウオームホイールiの螺孔mと螺
合され、また、中間支持体nの前半部の非円形部
pはランプボデイaに形成された非円形孔rと摺
動自在に係合されている。更に、中間支持体nの
軸心部を貫通している螺孔oには前記操作軸dの
中間部に形成された螺溝sが螺合されている。
tは環状のシール部材であり、外端部はランプ
ボデイaに固着され、内端縁は操作軸dに摺接し
ている。
この第11図示した前照灯の光軸調整装置にお
いては、操作軸dを回転すると、その回転の方向
に応じて、該操作軸dが中間支持体nに対して捩
じ込まれ、あるいは、捩じ戻されるようになり、
操作軸dがその軸方向にランプボデイaに対して
移動する。従つて、操作軸dの先端と反射鏡cと
の連結点が前後に移動し、反射鏡cはそのランプ
ボデイaに対する図示しない他の連結点を回動支
点として回動することになる。これによつてエイ
ミング調整が為されることになる。
また、モータjを遠隔操作により回転させる
と、ウオームlを介してウオームホイールiが回
転せしめられる。すると、中間支持体nの前半部
pの外周形状は非円形とされ、ランプボデイaに
形成された非円形孔rに摺動自在に係合されてい
て、回転を阻止されているので、ウオームホイー
ルiの回転の方向に応じて、中間支持体nが前進
又は後退せしめられる。従つて、この中間支持体
nに支持されている操作軸dが中間支持体nと共
に前進又は後退せしめられ、反射鏡cが傾動せし
められる。これによつてレベリング調整が為され
ることになる。
(D 発明が解決しようとする問題点) ところが、上述した従来の前照灯の光軸調整装
置にあつては、エイミング調整機構とレベリング
調整機構とが別々に存在しており、特に、後方へ
突出し、かつ、軸方向へと移動する部材である操
作軸dの存在は防水上好ましいものではなく、ま
た、操作軸dと中間支持体nとの関係のように互
いの間が移動される関係にある部分が多くなり、
構造が複雑となり、また、耐久性の面でも問題が
ある。
そこで、エイミング調整をもモータjを駆動す
ることによつて中間支持体nを移動して行なうよ
うにすることが考えられる。
しかしながら、レベリング調整は車室内からの
遠隔操作により行なわれるため、前照灯の車体に
対する傾き角を検出し、これを操作者に伝えるた
めの検出部が設けられている。このような検出部
は前記前照灯の光軸調整装置では中間支持体nの
移動量と移動方向とを検出するようになつている
場合が多い。
そこで、エイミング調整を行なう場合に、モー
タjを駆動し、中間支持体nを移動させて行なう
と、基準位置が狂つて来るという問題が生じる。
即ち、レベリング調整はある基準の状態(多くの
場合、運転者のみが搭乗した状態)における照射
方向が正しいものとして、該基準の状態からの荷
重の変化に応じてどの程度どの方向へ照射方向を
修整すれば良いかという判断に基づいて為され
る。そのために、基準の状態においてエイミング
調整を行つたところで、検出部はそれが基準の状
態であることを検出した状態でなければならな
い。
ところが、上述したように、中間支持体nを移
動させてエイミング調整を行なうと、エイミング
調整を完了した状態が基準の状態でなければなら
ないのに、エイミング調整中に検出部が動かされ
てしまい、検出部は基準の状態であることを検出
しない状態、即ち、実際は基準の状態であるにも
かかわらず、どちらかの方向へ調整を為した状態
であることを検出するようになつてしまい、後の
正確なレベリング調整を妨げることになる。
(E 問題点を解決するための手段) そこで、本発明前照灯の光軸調整装置は、上記
した問題点を解決するために、前照灯の照射方向
を変更するための傾動部材を傾動させる移動部材
とこの移動部材の移動を検出する検出部との間を
連結状態、非連結状態に切換えることができるよ
うにしたものである。
従つて、エイミング調整を行なう場合には、移
動部材と検出部との間を非連結状態した上で移動
部材を移動せしめれば良く、これによつて、エイ
ミング調整とレベリング調整とを一つの機構を用
いて行なうことができるようになり、これによつ
て、構造が簡単となり、耐久性も向上することに
なる。
(F 実施例)[第1図乃至第8図] 以下に、本発明前照灯の光軸調整装置の詳細を
図示した実施例に従つて説明する。尚、図示した
実施例は本発明を自動車用前照灯の光軸調整装置
に適用したものである。
図中1が本発明を適用した自動車用前照灯の光
軸調整装置である。
(a 自動車用前照灯)[第1図] 2は合成樹脂製のランプボデイであり、前面が
開口されており、該前面開口がレンズ3で覆われ
ている。そして、このランプボデイ2とレンズ3
とによつて形成された空間、即ち、灯室4内に反
射鏡5が配置されている。
該反射鏡5はランプボデイ2に対して傾動可能
に支持されている。即ち、図面においてランプボ
デイ2と反射鏡5はその下部のみ示してあるが、
反射鏡5の上部のうち互いに略左右方向に離間し
た2つの点がランプボデイ2に支持されていると
共に、これら2つの点のうちの一方の点は、例え
ば、球継手状に構成された回動連結手段を介して
ランプボデイ2に支持された回動支点部とされて
いる。また、上記2つの点のうちの他方の点は、
例えば、ランプボデイ2に螺合された調整軸の先
端が回動自在に連結されており、上記調整軸の回
転方向に応じてランプボデイ2との間隔が調整さ
れる調整部とされている。従つて、反射鏡5は調
整軸が回転されることによつて調整部が前後方向
へ移動されるため、これにより、回動支点部を回
動支点として、その傾きが調整されることにな
る。
尚、このような反射鏡5の傾き調整は、反射鏡
5のうち回動支点部から下方へ離間した点に関係
して設けられたもう1つの調整部であるところの
後述する調整機構によつても行なわれるようにな
つている。
尚、図示を省略してあるが、反射鏡5の焦点位
置には光源が配置されており、また、レンズ3に
は所定のレンズ素子が形成されている。
6は側方から見て略クランク状に屈曲して形成
されたブラケツトであり、該ブラケツト6は前記
反射鏡5にこれの下端部から後方へ突出するよう
に設けられており、その後端部に受体7が取着さ
れている。そして、この受体7には後方に向つて
開口した球状の凹部7aが形成されている。
8は前記ランプボデイ2の後面の下端部から後
方へ向けて突出するように一体に形成されたハウ
ジング連結部であり、このハウジング連結部8
は、ランプボデイ2と後述する調整機構のハウジ
ングとを一体的に連結するためのものである。そ
して、ハウジング連結部8は軸方向に短い略筒状
に形成されており、その後端部に嵌合孔9が形成
されると共に、後面には上記嵌合孔9の周りに位
置する環状の溝10が形成されている。
(b 傾き調整機構) (b−1 ハウジング)[第1図乃至第4図、第
7図、第8図] 11は2つ割り可能に形成されたハウジングで
ある。
即ち、12はハウジング11の前側のハウジン
グハーフであり、該前側のハウジングハーフ12
は、後方から見て上下方向に長い略長方形状とさ
れ、かつ、ある程度の深さを有する基部13と、
該基部13の前面の下端部から前方へ突出するよ
うに一体に形成され、かつ、その空間が上記基部
13の空間と連通する連結部14とから成る。そ
して、連結部14は前端部に円形の開口部15が
形成された軸方向に短い略円筒状に形成されると
共に、その挿通孔16の横断面形状は、第8図に
示すように、略正六角形とされている。また、連
結部14の前端部の外周面のうち略120゜間隔で離
れた位置から係合突起17,17,17が突出形
成されている。18は基部13の前側の内面の下
端部のうち連結部14と連続する部分から該連結
部14と同軸となるように後方へ向けて突設され
た還状の支持突条である。
また、19はハウジング11の後側のハウジン
グハーフであり、該後側のハウジングハーフ19
は、後方から見て前記前側のハウジングハーフ1
2の基部13と略同じ程度の大きさとされ、か
つ、これもある程度の深さを有している。
しかして、このように形成された前側のハウジ
ングハーフ12と後側のハウジングハーフ19と
は前側のハウジングハーフ12の基部13の開口
縁と後側ハウジングハーフ19の開口縁とを互い
に突き合わせた状態で、ねじ21,21,…によ
り、一体的に結合されている。これによつて、所
定の内部空間11aを有するハウジング11が形
成されると共に、前側のハウジングハーフ12の
連結部14が有する挿通孔16及び開口部15、
前側のハウジングハーフ12の基部13に形成さ
れた支持突条18がいずれも同軸上に配列される
ようになる。
そして、ハウジング11はその前側のハウジン
グハーフ12の連結部14が前記したランプボデ
イ2のハウジング連結部8と連結されることによ
り、ランプボデイ2と一体的に連結されている。
即ち、ハウジング11側の連結部14がランプボ
デイ2側のハウジング連結部8の嵌合孔9に略い
つぱいに内嵌されると共に、ハウジング11側の
連結部14に形成された係合突起17,17,1
7がランプボデイ2側のハウジング連結部8の嵌
合孔9の開口縁にランプボデイ2の内側から係合
されている。これにより、ハウジング11とラン
プボデイ2とが一体的に連結されると共に、ラン
プボデイ2の灯室4とハウジング11の内部空間
11aとが連続されることになる。尚、係合突起
17,17,17の係合は、ランプボデイ2のハ
ウジング連結部8の嵌合孔9に形成された図示し
ない切欠を通して行なわれる。
ランプボデイ2のハウジング連結部8の後端面
に形成された前記環状の溝10にはシール用のO
リング22が配置されており、該Oリング22は
ランプボデイ2とハウジング11とが前記したよ
うに一体的に連結される際、溝10とハウジング
11の前面、即ち、前側のハウジングハーフ12
の基部13の前面との間で前後から押圧されるよ
うになり、従つて、Oリング22はランプボデイ
2のハウジング連結部8の後端面とハウジング1
1の前面とに密着した状態で設けられている。こ
れによつて、ランプボデイ2とハウジング11と
が互いに嵌合された部分は前記したように設けら
れたOリング22によつて囲まれることになるの
で、その嵌合部の防水が図られることになる。
23はハウジング11の内部の下端部のうち前
記支持突条18からある程度後方へ離間した位置
に配置された後部支持体であり、略筒状を成して
おり、その前端には外方へ張り出したフランジ2
4が一体に形成されている。そして、後部支持体
23は、前後両側のハウジングハーフ12及び1
9が一体的に結合されると共に、そのフランジ2
4の外周部の一部が前後両側のハウジングハーフ
12と19の接合部によつて挟まれるようにして
ハウジング11内の所定の位置に保持されてい
る。そして、後部支持体23のフランジ24は、
第3図及び第4図に示すように、後方から見て略
L字状に形成されている。後部支持体24の前後
両端の開口25,26は、第3図及び第4図に示
すように、前後方向から見て略正六角形状とされ
ている。尚、これら開口部25,26の内周面の
うちの六角形の一辺となる部分は外側へ向けて切
欠かれた切欠部25a,25aとされている。ま
た、後部支持体23の外周部のうち左側に位置す
る略3分の1程度の部分に切欠部27が形成され
ていると共に、外周部の下端部から支持片28が
左側へ向けて突出するように一体に形成されてい
る。尚、フランジ24の前面のうちL字の略屈曲
部には円形の大径な凹部29が形成されている。
(b−2 ウオームホイール)[第1図乃至第4
図] 30はウオームホイールである。該ウオームホ
イール30は略円筒状に形成された基部31と該
基部31の後端寄りの部分に形成された略フラン
ジ状のギヤ部32とが一体に形成されており、ギ
ヤ部32の外周面にギヤ歯が形成されている。そ
して、基部31の孔33の前半部が螺孔33aと
されている。しかして、ウオームホイール30
は、その基部31のうちギヤ部32から前方へ突
出した部分が前側のハウジングハーフ12から一
体に形成された前記支持突条18に回転自在なる
ように内嵌され、かつ、基部31のうちギヤ部3
2から後方へ突出した部分が前記後部支持体23
のフランジ24前面に形成された凹部29内に回
転自在なるように配置されると共に、ギヤ部32
のうち基部31寄りの部分が前記支持突条18の
後端面と後部支持体23のフランジ24前面とに
より前後から摺動自在な状態で挟まれるように位
置されることによつて、ハウジング11内の所定
の位置に回転自在に支持されている。
(b−3 移動部材)[第1図乃至第5図、第7
図、第8図] 34は前記した反射鏡5を傾動させるための移
動部材であり、合成樹脂で形成された連結軸移動
体35と連結軸36とから成る。
連結軸移動体35は軸方向における中間部が螺
軸部37とされ、前部38が略円柱状に形成さ
れ、また、後部39が略六角柱状に形成されると
共に、螺軸部37と前部38との間の部分に外周
形状が略正六角形とされた回り止めフランジ40
が形成されている。そして、連結軸移動体35の
軸心部には連結軸挿通孔41が形成されると共
に、後部39の6つの面のうちの1つにラツク4
2が形成されている。
しかして、連結軸移動体35はその後部39に
形成されたラツク42の一部が前記後部支持体2
3の開口部25,26に形成された切欠部25
a,26aに位置する状態で、螺軸部37が前記
ウオームホイール30の螺孔33aに螺合され、
前部38の前端部がハウジング11の連結部14
の開口部15に挿通され、また、後部39が後部
支持体23の開口部25,26に挿通されてい
る。そして、連結軸移動体35の回り止めフラン
ジ40はハウジング11の連結部14の挿通孔1
6に位置されている。
従つて、連結軸移動体35はその外周形状が略
六角形とされたその回り止めフランジ40がハウ
ジング11の横断面形状が略六角形とされた挿通
孔16に位置されると共に、略六角柱状とされた
後部39が後部支持体23の内周面形状が略六角
形とされた開口部25,26に挿通されることに
よつて、ハウジング11に対して、回り止めが為
された状態で軸方向へ移動自在なるように支持さ
れている。
連結軸36は金属で形成されており、全体に略
円柱状に形成されており、前端には球体43が一
体に形成されている。また、連結軸36の後端に
はフランジ44が一体に形成されており、かつ、
中間部には環状の溝45が形成されている。
しかして、連結軸36はそのフランジ44と環
状溝45との間の部分が連結軸移動体35の連結
軸挿通孔41に挿通されると共に、フランジ44
が連結軸移動体35の後端面に接触するように位
置され、その状態で連結軸移動体35の連結軸挿
通孔41の前側の開口部に沿うように位置される
環状溝45に抜け止め用のEリング46が係着さ
れる。尚、該Eリング46と連結軸35の前端面
との間に、波形のワツシヤー47が配置される。
そして、連結軸36の先端に設けられた球体4
3が前記反射鏡5に支持された受体7に設けられ
た球状凹部7aに嵌合され、これによつて、反射
鏡5と連結軸36とが球継手状に連結される。
(b−4 駆動部)[第1図乃至第4図] 48はハウジング11の空間11aのうち右側
へ寄つた位置に設けられたモータであり、その出
力軸49には前記ウオームホイール30と噛合し
たウオーム50が固定されている。
しかして、モータ48が回転されると、ウオー
ムホイール30が回転されることになる。そし
て、ウオームホイール30はこれ自体前後方向へ
は移動することができないので、これの螺孔33
aと螺合する前記連結軸移動体35がウオームホ
イール30の回転方向に応じて前方又は後方へと
移動せしめられる。
そして、連結軸移動体35が前後方向へ移動さ
れると、連結軸36もそれと一体的に前後方向へ
移動せしめられることになる。しかして、連結軸
移動体35が前後方向へ移動されると、反射鏡5
の下端部が前後方向へ移動されることになるの
で、これによつて、反射鏡5の傾きが調整される
ことになる。
(c 検出部)[第2図乃至第6図] 尚、51はポテンシヨメータであり、該ポテン
シヨメータ51はハウジング11内に設けられた
前記後部支持体23のフランジ24後面のうち上
部に固定されており、これの本体部52から下方
へ向けて突出した検出軸53の先端部は後部支持
体23に形成された支持片28に回転自在に支持
されている。そして、上記検出軸52にはピニオ
ンギヤ54が固定されており、該ピニオンギヤ5
4は、中間ギヤ55と噛合されている。
中間ギヤ55は前記後部支持体23に形成され
た切欠部27に位置されると共に、連結軸移動体
35の後部39に形成された前記ラツク42と噛
合されている。従つて、連結軸移動体35が前後
方向へ移動されると、そのラツク42が中間ギヤ
55を介してピニオンギヤ54を回転せしめるの
で、検出軸53が回転されることになる。これに
より、ポテンシヨメータ51において、検出軸5
3の回転量が検出され、その検出された回転量か
ら、図示しないデコーダが、連結軸移動体35の
移動量、即ち、反射鏡5の傾動量を検知するよう
にされており、それによつて、例えば、運転席か
らの遠隔操作により行なわれるモータ48の回転
量を制御することができるようにされている。
(d 切換手段)[第2図乃至第6図] 56は前記ハウジング11内において後部支持
体23のフランジ24に固定されたソレノイドで
あり、57はプランジヤーである。そして、前記
中間ギヤ55はプランジヤー57の先端部に回転
自在に支持されている。
そして、ソレノイド56に通電されると、プラ
ンジヤー57が引き込まれ、それに支持された中
間ギヤ55が前記ピニオンギヤ54と噛合しない
状態となり、また、ソレノイド56への通電が断
たれると、ソレノイド56内に内蔵された図示し
ないスプリングによりプランジヤー57が飛び出
し、中間ギヤ55がピニオンギヤ54と噛合され
るようになる。尚、中間ギヤ55はピニオンギヤ
54及びラツク42と噛合したり、噛合を解除さ
せる動作を繰り返えすため、そのギヤ歯55a,
55a,…の先端面を3方面へ傾斜した面55
b,55b,…としておけば、上記噛合動作をス
ムースに行なうことができる。また、ラツク42
やピニオンギヤ54のギヤ歯の先端にも同様の加
工を施しても良い。
従つて、エイミング調整を行なう場合には、ソ
レノイド56に通電した状態のまま、モータ48
を駆動すれば良く、また、レベリング調整を行な
う場合には、ソレノイド56に通電しない状態で
モータ48を駆動すれば良い。
(G 変形例)[第9図、第10図] 第9図及び第10図は本発明前照灯の光軸調整
装置の変形例を示すものである。
この変形例による前照灯の光軸調整装置は検出
部と切換手段のみが前記実施例のものと異なり、
その余の部分は前記実施例におけるものと同じで
あるので、その異なる検出部と実施例についての
み説明する。
(a 検出部) 58はピニオンギヤであり、前記後部支持体2
3に形成された支持片28,28に回転自在に支
持され、かつ、連結軸移動体5に形成されたラツ
ク42と噛合されている。また、ピニオンギヤ5
8の軸の一端にはクラツチ板59が固定されてい
る。
60はクラツチ軸であり、ポテンシヨメータ5
1の検出軸53に摺動自在に連結されている。即
ち、クラツチ軸60には一端に開口した角孔61
が形成されており、該角孔61に角柱状に形成さ
れた検出軸53が摺動自在に嵌挿されている。従
つて、クラツチ軸60が回転すると検出軸53が
これと一体的に回転されるようになつている。そ
して、クラツチ軸60の他端にはクラツチ板62
が固定されており、前記ピニオンギヤ54、クラ
ツチ板59、検出軸53、クラツチ軸60及びク
ラツチ板62は同軸上に並ぶように配置されてい
る。
従つて、クラツチ板59と62とが接合された
状態では、連結軸移動体35が移動して、そのラ
ツク42によつてピニオンギヤ58が回転される
と、クラツチ板59,62及びクラツチ軸60を
介してポテンシヨメータ51の検出軸53が回転
されることになる。
(b 切換手段) 63はソレノイド56のプランジヤーであり、
その先端に腕64を備えており、該腕64の先端
に前記クラツチ軸60が回転自在に連結されてい
る。
しかして、ソレノイド56に通電されると、プ
ランジヤー63が引き込まれ、クラツチ板62が
クラツチ板59から離れ、逆に、ソレノイド56
への通電が断たれると、ソレノイド56に内蔵さ
れたスプリングによつてプランジヤー63が飛び
出し、クラツチ板62がクラツチ板59に当接せ
しめられる。
従つて、この変形例にあつても、エイミング調
整を行なうときは、ソレノイド56に通電した状
態でモータ48を駆動し、レベリング調整を行な
う場合には、ソレノイド46への通電を断つた状
態でモータ48を駆動すれば良い。
(H 発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
発明前照灯の光軸調整装置は、前照灯の照射方向
を変更するための傾動部材と、傾動部材と連結さ
れ軸方向に移動されることによつて前記傾動部材
を傾動させる移動部材と、遠隔操作により前記移
動部材を移動させる駆動部と、前記移動部材と連
結されることによつて該移動部材の移動を検出す
る検出部と、前記移動部材と検出部との間を連結
状態と非連結状態に切換える切換手段とを備えた
ことを特徴とする。
従つて、本発明によれば、単一の駆動部を駆動
することによつてエイミング調整、レベリング調
整いずれの調整をも行なうことができ、前照灯の
光軸調整装置の構造が簡単になると共に、装置の
耐久性が増し、更には防水性を図るのも容易にな
る。
尚、前記実施例において、移動部材を連結軸移
動体35と連結軸36との2つの部品によつて構
成したが、このようにしなければならない必然性
は無く、一体の部材として構成しても構わない。
また、前記した実施例においては、本発明を反
射鏡を傾動部材とするものに適用したが、傾動部
材は反射鏡に限られるものではなく、本発明は、
例えば、反射鏡と光源とレンズから成るランプユ
ニツトを全体として傾動せしめるものにも適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明前照灯の光軸調整装
置の実施の一例を示すもので、第1図は縦断側面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図は
別の状態における第3図と同じ部位を示す図、第
5図は要部の拡大分解斜視図、第6図はギヤの要
部を拡大して示す斜視図、第7図は第1図の−
線に沿う断面図、第8図は第1図の−線に
沿う断面図、第9図及び第10図は本発明前照灯
の光軸調整装置の変形例を示す要部の断面図で、
それぞれ異なる状態を示すものであり、第11図
は従来の前照灯の光軸調整装置の一例を示す縦断
面図である。 符号の説明、1……前照灯の光軸調整装置、5
……傾動部材、30,48,50……駆動部、3
4……移動部材、51……検出部、55,56,
57……切換手段、56,59,60,62,6
3……切換手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前照灯の照射方向を変更するための傾動部材
    と、 傾動部材と連結され軸方向に移動されることに
    よつて前記傾動部材を傾動させる移動部材と、 遠隔操作により前記移動部材を移動させる駆動
    部と、 前記移動部材と連結されることによつて該移動
    部材の移動を検出する検出部と、 前記移動部材と検出部との間を連結状態と非連
    結状態に切換える切換手段と を備えたことを特徴とする前照灯の光軸調整装
    置。
JP60039416A 1985-02-28 1985-02-28 前照灯の光軸調整装置 Granted JPS61200044A (ja)

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JP2663309B2 (ja) * 1991-01-16 1997-10-15 株式会社小糸製作所 前照灯の照射軸傾動装置
JP4428632B2 (ja) * 2004-03-10 2010-03-10 株式会社小糸製作所 アクチュエータ

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