JPH10258676A - 前照灯における光軸調整装置 - Google Patents

前照灯における光軸調整装置

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JPH10258676A
JPH10258676A JP9068409A JP6840997A JPH10258676A JP H10258676 A JPH10258676 A JP H10258676A JP 9068409 A JP9068409 A JP 9068409A JP 6840997 A JP6840997 A JP 6840997A JP H10258676 A JPH10258676 A JP H10258676A
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JP
Japan
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adjusting screw
optical axis
interrupting member
screw
operating shaft
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JP9068409A
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English (en)
Inventor
Takayuki Furuya
隆之 古谷
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸調整作業の簡素化。可動リフレクタの装
着作業性の向上。 【解決手段】 操作軸2が位置する1ヵ所において、そ
の操作軸2を第1位置に位置する状態で回転操作しまた
第2位置に位置する状態で回転操作することにより、可
動リフレクタ13をランプハウジング10に対して上下
方向また左右方向に回動して光軸調整を行うことができ
るので、光軸調整の作業が簡素化できる。可動リフレク
タ13をランプハウジング10に装着する場合、ピボッ
ト機構14と、相互に近接する第1アジャストスクリュ
ウ3、第1スクリュウマウンティング32及び第2アジ
ャストスクリュウ4、第2スクリュウマウンティング4
2との、計2ヵ所において、装着作業を行うだけで良
く、その分可動リフレクタ13の装着作業性が向上され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のヘ
ッドランプやフォグランプ等の前照灯であって、アジャ
ストスクリュウを回転させて被調整体を上下方向にまた
左右方向に傾動させて光軸を調整する前照灯における光
軸調整装置に係り、特に光軸調整の作業が簡素化でき、
また被調整体を取付体に装着する作業性が向上された前
照灯における光軸調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の前照灯における光軸調整
装置を図13及び図14を参照して説明する。この例は
リフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明す
る。図において、1は光軸調整装置を装備したリフレク
タ可動タイプの自動車用前照灯である。この自動車用前
照灯1は、取付体としてのランプハウジング10の前面
開口部に前面レンズ11が配設されていて、その前面レ
ンズ11及びランプハウジング10により灯室12が画
成形成されている。この灯室12内には被調整体として
の可動リフレクタ13が配設されており、その可動リフ
レクタ13は前記ランプハウジング10に、ピボット軸
受機構14及び上下方向用の光軸調整装置15及び左右
方向用の光軸調整装置16により上下方向にまた左右方
向にそれぞれ回動可能に取り付けられている。
【0003】上述のピボット機構14及び上下方向用の
光軸調整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の
配置は、例えば図13に示すように、自動車用前照灯1
の正面から見て、ピボット機構14は右下に、また上下
方向用の光軸調整装置15は右上に、さらに左右方向用
の光軸調整装置16は左下に、それぞれ配置されてい
る。なお、上述のピボット機構14及び上下方向用の光
軸調整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の配
置は、上述の図13の例示以外に、ピボット機構14は
左上に、また上下方向用の光軸調整装置15は左下に、
さらに左右方向用の光軸調整装置16は右上に、それぞ
れ配置されている場合、ピボット機構14は右上に、ま
た上下方向用の光軸調整装置15は右下に、さらに左右
方向用の光軸調整装置16は左上に、それぞれ配置され
ている場合、ピボット機構14は左下に、また上下方向
用の光軸調整装置15は左上に、さらに左右方向用の光
軸調整装置16は右下に、それぞれ配置されている場合
等々がある。
【0004】前記可動リフレクタ13には光源バルブ1
7が着脱可能に装備されており、かつその可動リフレク
タ13の前面側には光源バルブ17からの光を前方、す
なわち前記前面レンズ11側に反射させる反射面18が
設けられている。
【0005】前記上下方向用の光軸調整装置15及び左
右方向用の光軸調整装置16は、図14に示すように、
ランプハウジング10に軸回りに回転可能にかつ軸方向
に移動不可能に取り付けられたアジャストスクリュウ1
00と、可動リフレクタ13に(スクリュウマウンティ
ング101の軸回りに回転不可能にかつスクリュウマウ
ンティング101の軸方向に移動不可能に)装着されて
おり、かつアジャストスクリュウ100がねじ込まれて
いるスクリュウマウンティング101とから構成されて
いる。なお、図14においては、上下方向用の光軸調整
装置15の構成が図示されているが、左右方向用の光軸
調整装置16の構成は、上述の上下方向用の光軸調整装
置15の構成とほぼ同一に構成されているので、図示を
省略する。
【0006】そして、上下方向用の光軸調整装置15の
アジャストスクリュウ100を回転操作すると、可動リ
フレクタ13(光源バルブ17も含む)がランプハウジ
ング10に対して左右方向用の光軸調整装置16とピボ
ット機構14とを結ぶ水平軸H−H回りに上下方向に回
動する。また、左右方向用の光軸調整装置16のアジャ
ストスクリュウ(図示せず)を回転操作すると、可動リ
フレクタ13(光源バルブ17も含む)がランプハウジ
ング10に対して上下方向用の光軸調整装置15とピボ
ット機構14とを結ぶ垂直軸V−V回りに左右方向に回
動する。このようにして、可動リフレクタ13の光軸Z
−Zが調整される。なお、図14中において、符号19
は例えば前面レンズ11にスクリュウ等(図示せず)に
より固定されて灯室12内に配置されたインナーパネル
である。このインナーパネル19は、可動リフレクタ1
3の周囲の隙間を覆って、可動リフレクタ13の後方に
配置されているピボット機構14や上下方向用の光軸調
整装置15や左右方向用の光軸調整装置16等の構成部
品が前面レンズ11を通して外部から見えるのを防ぐ、
見栄え向上のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の前照
灯における光軸調整装置は、ピボット機構14に対して
上下方向用の光軸調整装置15と左右方向用の光軸調整
装置16とが対角位置(対角線上の対角位置)に位置す
る。この結果、可動リフレクタ13の光軸Z−Zをラン
プハウジング10に対して上下方向にまた左右方向に回
動調整する場合、相互に離れた対角位置の2ヵ所におい
て、上下方向用の光軸調整装置15のアジャストスクリ
ュウ100と左右方向用の光軸調整装置16のアジャス
トスクリュウ(図示せず)とをそれぞれ回転操作する必
要があるので、光軸調整の作業が煩雑である。また、可
動リフレクタ13をランプハウジング10に装着する場
合、ピボット機構14と、そのピボット機構14から離
れかつ対角位置にある上下方向用の光軸調整装置15及
び左右方向用の光軸調整装置16との計3ヵ所におい
て、装着作業を行う必要があるので、その作業が面倒で
ある。
【0008】本発明は、光軸調整の作業が簡素化でき、
また被調整体を取付体に装着する作業性が向上された前
照灯における光軸調整装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の前照灯における
光軸調整装置は、上記の目的を達成するために、取付体
に、軸回りに回転可能にかつ軸方向に第1位置と第2位
置との間を移動可能に取り付けられた操作軸と、前記取
付体の前記操作軸の近傍に、相互に近接して軸回りに回
転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられた第1
アジャストスクリュウ及び第2アジャストスクリュウ
と、被調整体(又は被調整体を水平軸部材を介して上下
方向に回動可能に取り付けたブラケット)に相互に近接
して装着されており、かつ前記第1アジャストスクリュ
ウ及び第2アジャストスクリュウがそれぞれねじ込まれ
ている第1スクリュウマウンティング及び第2スクリュ
ウマウンティングと、前記操作軸と前記第1アジャスト
スクリュウ及び前記第2アジャストスクリュウとの間に
それぞれ設けられており、前記操作軸が第1位置に位置
する状態で回転操作されると、前記第1アジャストスク
リュウ及び前記第2アジャストスクリュウがそれぞれ回
転し、前記被調整体(及びブラケット)が前記取付体に
対して前記第1アジャストスクリュウと前記第2アジャ
ストスクリュウとを結ぶ線分と平行でありかつ前記ピボ
ット機構を通る軸回りに回動し、前記操作軸が第2位置
に位置する状態で回転操作されると、前記第2アジャス
トスクリュウのみが回転し、前記被調整体(及びブラケ
ット)が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリ
ュウと前記ピボット機構とを結ぶ軸回りに回動するため
の回転力伝達機構と、を備えたことを特徴とする。
【0010】この結果、本発明の前照灯における光軸調
整装置は、操作軸が第1位置に位置する状態で回転操作
されると、被調整体(及びブラケット)が取付体に対し
て第1アジャストスクリュウと第2アジャストスクリュ
ウとを結ぶ線分と平行でありかつピボット機構を通る軸
回りに、例えば上下方向に回動し、また操作軸が第2位
置に位置する状態で回転操作されると、第1アジャスト
スクリュウとピボット機構とを結ぶ軸回りに、例えば左
右方向に回動する。このように、操作軸が位置する1ヵ
所において、その操作軸を第1位置に位置する状態で回
転操作しまた第2位置に位置する状態で回転操作するこ
とにより、被調整体(及びブラケット)を取付体に対し
て上下方向また左右方向に回動して光軸調整を行うこと
ができるので、光軸調整の作業が簡素化できる。また、
第1アジャストスクリュウと第2アジャストスクリュウ
とは、かつ第1スクリュウマウンティングと第2スクリ
ュウマウンティングとは、相互に近接して設けられてい
るので、被調整体(及びブラケット)を取付体に装着す
る場合、ピボット機構と、相互に近接する第1アジャス
トスクリュウ、第1スクリュウマウンティング及び第2
アジャストスクリュウ、第2スクリュウマウンティング
との、計2ヵ所において、装着作業を行うだけで良く、
その分被調整体(及びブラケット)を取付体に装着する
作業性が向上される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の前照灯における光
軸調整装置の実施の形態の3例について図1乃至図12
を参照して説明する。図1乃至図4は本発明の前照灯に
おける光軸調整装置の第1の実施の形態を示す。この例
はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明
する。図中、図13及び図14と同符号は同一のものを
示す。
【0012】図において、2は操作軸である。この操作
軸2は、取付体としてのランプハウジング10の上側の
ほぼ中央に固定された取付部材20に、軸回りに回転可
能にかつ軸方向に第1位置(図3に示す状態の位置)と
第2位置(図4に示す状態の位置)との間を移動可能に
取り付けられている。
【0013】上述のランプハウジング10の前記操作軸
2の近傍には第1取付ボス部30及び第2取付ボス部4
0が相互に近接して一体に設けられている。この第1取
付ボス部30及び第2取付ボス部40には第1アジャス
トスクリュウ3及び第2アジャストスクリュウ4が、ア
ジャストスクリュウ3及び4の中間部のフランジ部やO
リングやプッシュナットやウエーブワッシャー等によ
り、相互に近接して軸回りに回転可能にかつ軸方向に移
動不可能にさらに水密に取り付けられている。なお、上
述の第1アジャストスクリュウ3の先端が上述の取付部
材20に回転可能に軸支されている。
【0014】一方、被調整体としての可動リフレクタ1
3の背面のうち、上側のほぼ中央には第1取付部31及
び第2取付部41が相互に近接して一体に設けられてい
る。この第1取付部31及び第2取付部41には第1ス
クリュウマウンティング32及び第2スクリュウマウン
ティング42が、相互に近接してスクリュウマウンティ
ング32及び42の軸回りに回転不可能かつスクリュウ
マウンティング32及び42の軸方向に移動不可能に装
着されている。この第1スクリュウマウンティング32
及び第2スクリュウマウンティング42には前記第1ア
ジャストスクリュウ3及び第2アジャストスクリュウ4
の一端部のねじ部がねじ込まれている。この第1アジャ
ストスクリュウ3及び第1スクリュウマウンティング3
2のねじと、第2アジャストスクリュウ4及び第2スク
リュウマウンティング42のねじとは、逆ねじをなす。
【0015】前記第2取付ボス部40には凹部43が設
けられており、この凹部43中には圧縮コイルスプリン
グ5が収納されており、かつこの圧縮コイルスプリング
5は操作軸2の一端面と第2アジャストスクリュウ4の
フランジ部との間に介在されている。この結果、操作軸
2は、圧縮コイルスプリング5のばね力により、図3中
の矢印方向に付勢されており、常時第1位置に位置する
こととなる。
【0016】上述の操作軸2のほぼ中間部には傘車形状
の第1断続部材51が固定されており、一方上述の第1
アジャストスクリュウ3の先端部には同じく傘車形状の
第2断続部材52が固定されている。この第1断続部材
51と第2断続部材52とは、操作軸2が第1位置に位
置する時には図3に示すように続状態にあり、操作軸2
が第2位置に位置する時には図4に示すように断状態に
あるように、周側面が傾斜している。また、この第1断
続部材51と第2断続部材52とは、摩擦抵抗により、
続状態にある第1断続部材51側の操作軸2の回転力が
第2断続部材52側の第1アジャストスクリュウ3に伝
達されるものであり、摩擦抵抗が大の、ループ状の面フ
ァスナー及びフック状の面ファスナー、サンドペーパ
ー、ゴム等から構成されている。
【0017】上述の操作軸2の一端面には断面非円形、
例えばDカット面の係合凹部53が設けられており、一
方上述の第2アジャストスクリュウ4の先端部には同じ
く断面非円形、例えばDカット面の係合凸部54が一体
に設けられている。この係合凹部53と係合凸部54と
は、相互に軸回りに回転不可能にかつ軸方向に移動可能
に係合されており、操作軸2が第1位置及び第2位置に
それぞれ位置する状態においては続状態にある。上述の
圧縮コイルスプリング5及び第1断続部材51及び第2
断続部材52及び係合凹部53及び係合凸部54が回転
力伝達機構を構成する。なお、図2中において、符号8
はランプハウジング10と光源バルブ17との間に介装
された防水用のゴムキャップ、9はそのゴムキャップ8
をランプハウジング10に着脱可能に取り付ける取付キ
ャップである。
【0018】この実施の形態における本発明の前照灯に
おける光軸調整装置は、以上の如き構成からなり、以
下、光軸調整作業について説明する。まず、図3に示す
状態、すなわち操作軸2が第1位置に位置する状態にお
いて、その操作軸2を回転操作する。すると、操作軸2
側の第1断続部材51と第1アジャストスクリュウ3側
の第2断続部材52とが続状態にあるので、操作軸2の
回転力が第1断続部材51及び第2断続部材52を介し
て第1アジャストスクリュウ3に伝達される。一方、操
作軸2側の係合凹部53と第2アジャストスクリュウ4
側の係合凸部54とが続状態にあるので、操作軸2の回
転力が係合凹部53及び係合凸部54を介して第2アジ
ャストスクリュウ4に伝達される。この結果、第1アジ
ャストスクリュウ3と第2アジャストスクリュウ4とは
それぞれ逆方向に回転し、それに伴って、第1スクリュ
ウマウンティング32及び第2スクリュウマウンティン
グ42がねじ送り作用により同期して第1アジャストス
クリュウ3及び第2アジャストスクリュウ4の軸方向に
移動する。この移動により、可動リフレクタ13がラン
プハウジング10に対して第1アジャストスクリュウ3
と第2アジャストスクリュウ4とを結ぶ線分と平行であ
りかつピボット機構14を通る水平軸H−H回りに上下
方向回動する。
【0019】また、図4に示すように、操作軸2を圧縮
コイルスプリング5のばね力に抗して矢印方向に押圧し
て、その操作軸2を第1位置から第2位置に位置させ
る。すると、続状態の第1断続部材51と第2断続部材
52とが断状態となる。一方、操作軸2側の係合凹部5
3と第2アジャストスクリュウ4側の係合凸部54とは
依然続状態にある。そして、この操作軸2が第2位置に
位置する状態において、その操作軸2を回転操作する。
すると、操作軸2側の第1断続部材51と第1アジャス
トスクリュウ3側の第2断続部材52とが断状態にある
ので、操作軸2の回転力が第1アジャストスクリュウ3
に伝達されない。一方、操作軸2側の係合凹部53と第
2アジャストスクリュウ4側の係合凸部54とが依然続
状態にあるので、操作軸2の回転力が係合凹部53及び
係合凸部54を介して第2アジャストスクリュウ4に伝
達される。この結果、第2アジャストスクリュウ4のみ
が回転し、それに伴って、第2スクリュウマウンティン
グ42のみがねじ送り作用により第2アジャストスクリ
ュウ4の軸方向に移動する。この結果、可動リフレクタ
13がランプハウジング10に対して第1アジャストス
クリュウ3と前記ピボット機構14とを結ぶ垂直軸V−
V回りに左右方向に回動する。
【0020】このようにして、可動リフレクタ13の光
軸Z−Zが調整される。なお、操作軸2の押圧を止める
と、圧縮コイルスプリング5のばね復帰力により、操作
軸2は図4に示す状態の第2位置から図3に示す状態の
第1位置に自動復帰する。
【0021】以上のように、この実施の形態における本
発明の光軸調整装置は、操作軸2が位置する1ヵ所にお
いて、その操作軸2を第1位置に位置する状態で回転操
作しまた第2位置に位置する状態で回転操作することに
より、可動リフレクタ13をランプハウジング10に対
して上下方向また左右方向に回動して光軸調整を行うこ
とができるので、光軸調整の作業が簡素化できる。
【0022】すなわち、光軸調整がコンパクトにかつ簡
単に行うことができる。しかも、第1アジャストスクリ
ュウ3と第2アジャストスクリュウ4とは近接している
ので、垂直軸V−Vと第2アジャストスクリュウ4とは
近接することとなり、その結果、第2スクリュウマウン
ティング42の小さな移動(操作軸3の小さな回転操
作)により可動リフレクタ13の大きな左右方向の光軸
調整が得られることとなる。
【0023】また、第1アジャストスクリュウ3と第2
アジャストスクリュウ4とは、かつ第1スクリュウマウ
ンティング32と第2スクリュウマウンティング42と
は、相互に近接して設けられているので、可動リフレク
タ13をランプハウジング10に装着する場合、ピボッ
ト機構14と、相互に近接する第1アジャストスクリュ
ウ3、第2スクリュウマウンティング32及び第2アジ
ャストスクリュウ4、第2スクリュウマウンティング4
2との、計2ヵ所において、装着作業を行うだけで良
く、その分可動リフレクタ13をランプハウジング10
に装着する作業性が向上される。
【0024】特に、この実施の形態においては、回転力
伝達機構の構成部品が少なくて済む。
【0025】図5乃至図8は本発明の前照灯における光
軸調整装置の第1の実施の形態を示す。この例はリフレ
クタ可動タイプの自動車用前照灯について説明する。図
中、図1乃至図4及び図13及び図14と同符号は同一
のものを示す。
【0026】取付体としてのランプハウジング10の上
側のほぼ中央には取付部20Aが一体に設けられてい
る。この取付部20Aの中間には操作軸2Aが、軸回り
に回転可能にかつ軸方向に第1位置(図7に示す状態の
位置)と第2位置(図8に示す状態の位置)との間を移
動可能に取り付けられている。
【0027】上述のランプハウジング10の取付部20
Aのうち、前記操作軸2Aの近傍の左右には第1アジャ
ストスクリュウ3A及び第2アジャストスクリュウ4A
が、フランジ部やOリングやプッシュナットやウエーブ
ワッシャー等により、相互に近接して軸回りに回転可能
にかつ軸方向に移動不可能にさらに水密に取り付けられ
ている。この第1アジャストスクリュウ3A及び第2ア
ジャストスクリュウ4Aの一端部のねじ部が第1スクリ
ュウマウンティング32及び第2スクリュウマウンティ
ング42にそれぞれねじ込まれている。この第1アジャ
ストスクリュウ3A及び第1スクリュウマウンティング
32のねじと、第2アジャストスクリュウ4A及び第2
スクリュウマウンティング42のねじとは、同じねじを
なす。
【0028】上述の操作軸2Aの一端部のフランジ部と
取付部20Aの外面との間にはばね力が大の第1圧縮コ
イルスプリング6が、また操作軸2Aの中間部の後述す
る第4断続部材64と取付部20Aの内面との間にはば
ね力が小の第2圧縮コイルスプリング60が、それぞれ
介在されている。そして、上述の第1圧縮コイルスプリ
ング6のばね力の方が第2圧縮コイルスプリング60の
ばね力よりも大であるから、操作軸2Aは、第1圧縮コ
イルスプリング6のばね力により、図7中の矢印方向に
付勢されており、常時第1位置に位置することとなる。
【0029】上述の操作軸2Aの他端部には傘車形状の
第1断続部材61が固定されており、一方上述の第1ア
ジャストスクリュウ3A及び第2アジャストスクリュウ
4Aのほぼ中間部には同じく傘車形状の第2断続部材6
2及び第3断続部材63がそれぞれ固定されている。こ
の第1断続部材61と第2断続部材62及び第3断続部
材63とは、操作軸2Aが第1位置に位置する時には図
7に示すように続状態にあり、操作軸2Aが第2位置に
位置する時には図8に示すように断状態にあるように、
周側面が傾斜している。
【0030】上述の操作軸2Aの他端部には傘車形状の
第4断続部材64が固定されており、一方上述の第2ア
ジャストスクリュウ4Aのほぼ中間部には同じく傘車形
状の第5断続部材65がそれぞれ固定されている。この
第4断続部材64と第5断続部材65とは、操作軸2A
が第1位置に位置する時には図7に示すように断状態に
あり、操作軸2Aが第2位置に位置する時には図8に示
すように続状態にあるように、周側面が傾斜している。
【0031】上述の第1断続部材61、第2断続部材6
2、第3断続部材63、第4断続部材64、第5断続部
材65は、摩擦抵抗により、続状態にある第1断続部材
61、第4断続部材64側の操作軸2Aの回転力が第2
断続部材62側の第1アジャストスクリュウ3A及び第
3断続部材63、第5断続部材65側の第2アジャスト
スクリュウ4Aにそれぞれ伝達されるものであり、摩擦
抵抗が大の、ループ状の面ファスナー及びフック状の面
ファスナー、サンドペーパー、ゴム等から構成されてい
る。
【0032】上述の第1圧縮コイルスプリング6及び第
2圧縮コイルスプリング60及び第1断続部材61及び
第2断続部材62及び第3断続部材63及び第4断続部
材64及び第5断続部材65が回転力伝達機構を構成す
る。
【0033】この実施の形態における本発明の前照灯に
おける光軸調整装置は、以上の如き構成からなり、以
下、光軸調整作業について説明する。まず、図7に示す
状態、すなわち操作軸2Aが第1位置に位置する状態に
おいて、その操作軸2Aを回転操作する。すると、操作
軸2A側の第1断続部材61と第1アジャストスクリュ
ウ3A側の第2断続部材62及び第2アジャストスクリ
ュウ4A側の第3断続部材63とが続状態(図7中の格
子ハッチングを施した部分を参照)にあるので、操作軸
2Aの回転力が第1断続部材61及び第2断続部材62
及び第3断続部材63を介して第1アジャストスクリュ
ウ3A及び第2アジャストスクリュウ4Aに伝達され
る。この結果、第1アジャストスクリュウ3Aと第2ア
ジャストスクリュウ4Aとはそれぞれ同方向に回転し、
それに伴って、第1スクリュウマウンティング32及び
第2スクリュウマウンティング42がねじ送り作用によ
り同期して第1アジャストスクリュウ3A及び第2アジ
ャストスクリュウ4Aの軸方向に移動する。この移動に
より、可動リフレクタ13がランプハウジング10に対
して第1アジャストスクリュウ3Aと第2アジャストス
クリュウ4Aとを結ぶ線分と平行でありかつピボット機
構14を通る水平軸H−H回りに上下方向回動する。
【0034】また、図8に示すように、操作軸2Aを第
1圧縮コイルスプリング6のばね力に抗して矢印方向に
押圧して、その操作軸2Aを第1位置から第2位置に位
置させる。すると、続状態の第1断続部材61と第2断
続部材62及び第3断続部材63とが断状態となり、ま
た断状態の第4断続部材64と第5断続部材65とが続
状態となる。そして、この操作軸2Aが第2位置に位置
する状態において、その操作軸2Aを回転操作する。す
ると、操作軸2A側の第1断続部材61と第1アジャス
トスクリュウ3側の第2断続部材62とが断状態にある
ので、操作軸2Aの回転力が第1アジャストスクリュウ
3Aに伝達されない。一方、操作軸2A側の第4断続部
材64と第2アジャストスクリュウ4A側の第5断続部
材65とが続状態(図8中の格子ハッチングを施した部
分を参照)にあるので、操作軸2Aの回転力が第4断続
部材64及び第5断続部材65を介して第2アジャスト
スクリュウ4Aに伝達される。この結果、第2アジャス
トスクリュウ4Aのみが回転し、それに伴って、第2ス
クリュウマウンティング42のみがねじ送り作用により
第2アジャストスクリュウ4Aの軸方向に移動する。こ
の結果、可動リフレクタ13がランプハウジング10に
対して第1アジャストスクリュウ3Aと前記ピボット機
構14とを結ぶ垂直軸V−V回りに左右方向に回動す
る。
【0035】このようにして、可動リフレクタ13の光
軸Z−Zが調整される。なお、操作軸2Aの押圧を止め
ると、第1圧縮コイルスプリング6のばね復帰力によ
り、操作軸2Aは図8に示す状態の第2位置から図7に
示す状態の第1位置に自動復帰する。
【0036】この第2の実施の形態のものは上述の第1
の実施の形態のものと同様の作用効果を達成することが
できる。特に、この実施の形態においては、第1アジャ
ストスクリュウ3A及び第1スクリュウマウンティング
32と第2アジャストスクリュウ4A及び第2スクリュ
ウマウンティング42とは同じねじのものを使用でき
る。
【0037】図9乃至図12は本発明の前照灯における
光軸調整装置の第3の実施の形態を示す。この例はオー
トレベラー(モータドライブでリフレクタを上下方向に
光軸調整を行う装置)が装備されたリフレクタ可動タイ
プの自動車用前照灯について説明する。図中、図1乃至
図8及び図13及び図14と同符号は同一のものを示
す。
【0038】図において、7はブラケットである。この
ブラケット7は、正面から見てほぼロ字形状をなし、前
面側が開口し、かつ後面側が閉塞した中空状の箱体形状
をなす。このブラケット7の後面中央には円形の透孔
(光源バルブ17の入れ出し用の透孔)70が設けられ
ている。このブラケット7の上部には、可動リフレクタ
13に固定されたアーム130が水平軸部材71を介し
て上下方向に回動可能に取り付けられている。
【0039】上述のブラケット7(可動リフレクタ13
を含む)は、灯室12内において、ピボット機構14及
び本発明の光軸調整装置(図1乃至図4に示す第3の実
施の形態の光軸調整装置)2、3、4等を介してランプ
ハウジング10に、水平軸H−H回りに上下方向に、及
び垂直軸V−V回りに左右方向に回動可能に取り付けら
れている。
【0040】上述の可動リフレクタ13の後側の右下に
は噛合歯部材131がボルトナット等により固定されて
いる。この噛合歯部材131には噛合歯132が設けら
れている。この噛合歯132は、前記水平軸部材71の
中心を中心とする歯車の一部から構成されている。
【0041】一方、上述のブラケット7の内側の右下に
はモータMがボルトナット等により固定されている。こ
のモータMの出力軸には動力伝達手段としてのピニオン
72が固定されている。このピニオン72が上述の噛合
歯部材131の噛合歯132に噛合している。
【0042】また、上述の可動リフレクタ13の後側の
左下にはガイド部材133が固定されている。このガイ
ド部材133にはガイド溝134が設けられている。こ
のガイド溝134は、前記水平軸部材71の中心を中心
とする円弧の一部からなる。一方、上述のブラケット7
の内側の左下にはガイドピン73が固定されている。こ
のガイドピン73が上述のガイド溝134に係合されて
いる。
【0043】この実施の形態においては、モータMを駆
動することにより、そのモータMの駆動力がピニオン7
2を介して噛合歯部材131に伝達され、この結果、可
動リフレクタ13がブラケット7及びランプハウジング
10に対して上述の水平軸部材71回りに上下方向に回
動して光軸調整が行われる。
【0044】また、本発明の光軸調整装置の操作軸2を
操作することにより、上述の第1の実施の形態と同様
に、可動リフレクタ13及びブラケット7がランプハウ
ジング10に対して、水平軸H−H回りに上下方向に、
及び垂直軸V−V回りに左右方向に回動して光軸調整が
行われる。
【0045】なお、上述の実施の形態においては、リフ
レクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明した
が、本発明は、ランプユニット可動タイプの自動車用前
照灯にも使用できる。このランプユニット可動タイプの
場合、取付体は車体であり、被調整体はランプユニット
となる。
【0046】また、上述の実施の形態において、操作軸
2、2A及び第1アジャストスクリュウ3、3A及び第
1スクリュウマウンティング32及び第2アジャストス
クリュウ4、4A及び第2スクリュウマウンティング4
2は灯具の上側に、ピボット機構14は灯具の下側に、
それぞれ設けられているが、その逆に、操作軸等は灯具
の下側に、ピボット機構14は灯具の上側に設けても良
い。
【0047】さらに、上述の実施の形態において、操作
軸等及びピボット機構14は、灯具の上下両側のほぼ中
央に位置しているが、灯具の上下両側の左側又は右側に
位置しても良いし、または灯具の左右両側に設けても良
い。
【0048】さらにまた、上述の実施の形態において
は、圧縮コイルスプリング5、6のばね力により、操作
軸2、2Aが常時第1位置に位置するように構成されて
いるが、逆に操作軸2、2Aが常時第2位置に位置する
ように構成しても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光軸調整
装置を具備する車両用灯具は、操作軸が位置する1ヵ所
において、その操作軸を第1位置に位置する状態で回転
操作しまた第2位置に位置する状態で回転操作すること
により、被調整体(及びブラケット)を取付体に対して
上下方向また左右方向に回動して光軸調整を行うことが
できるので、光軸調整の作業が簡素化できる。また、第
1アジャストスクリュウと第2アジャストスクリュウと
は、かつ第1スクリュウマウンティングと第2スクリュ
ウマウンティングとは、相互に近接して設けられている
ので、被調整体(及びブラケット)を取付体に装着する
場合、ピボット機構と、相互に近接する第1アジャスト
スクリュウ、第1スクリュウマウンティング及び第2ア
ジャストスクリュウ、第2スクリュウマウンティングと
の、計2ヵ所において、装着作業を行うだけで良く、そ
の分被調整体(及びブラケット)を取付体に装着する作
業性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前照灯における光軸調整装置の第1の
実施の形態を示し、本発明の光軸調整装置を装備した前
照灯の正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】操作軸が第1位置に位置する状態の図1におけ
るIII−III線断面図である。
【図4】操作軸が第2位置に位置する状態の図1におけ
るIII−III線断面図である。
【図5】本発明の前照灯における光軸調整装置の第2の
実施の形態を示し、本発明の光軸調整装置を装備した前
照灯の正面図である。
【図6】図6におけるVI−VI線断面図である。
【図7】操作軸が第1位置に位置する状態の図5におけ
るVII−VII線断面図である。
【図8】操作軸が第2位置に位置する状態の図5におけ
るVII−VII線断面図である。
【図9】本発明の前照灯における光軸調整装置の第3の
実施の形態を示し、本発明の光軸調整装置を装備した前
照灯の正面図(前面レンズを取り除いた状態の正面図)
である。
【図10】図9におけるX−X線断面図である。
【図11】図9におけるXI−XI線断面図である。
【図12】図9におけるXII−XII線断面図であ
る。
【図13】従来の光軸調整装置を具備する前照灯の正面
図である。
【図14】図13におけるXIV−XIV線断面図であ
る。
【符号の説明】
1…自動車用前照灯、10…ランプハウジング、11…
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、13
0…アーム、131…噛合歯部材、132…噛合歯、1
33…ガイド部材、134…ガイド溝、14…ピボット
機構、17…光源バルブ、18…反射面、19…インナ
ーパネル、2、2A…操作軸、3、3A…第1アジャス
トスクリュウ、32…第1スクリュウマウンティング、
4、4A…第2アジャストスクリュウ、42…第2スク
リュウマウンティング、5、6、60…圧縮コイルスプ
リング、51、52、61、62、63、64、65…
断続部材、53、54…係合凹凸、7…ブラケット、7
0…透孔、71…水平軸部材、72…ピニオン、73…
ガイドピン、M…モータ、H−H…水平軸、V−V…垂
直軸、Z−Z…光軸。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源バルブ及び前記光源バルブからの光
    を前方に反射させる反射面を有する被調整体と、前記被
    調整体がピボット機構及び光軸調整装置を介して上下方
    向及び左右方向に回動可能に取り付けられた取付体とを
    備え、前記光軸調整装置を操作することにより、前記被
    調整体が前記取付体に対して上下方向にまた左右方向に
    回動して光軸が調整される前照灯において、 前記光軸調整装置は、 前記取付体に、軸回りに回転可能にかつ軸方向に第1位
    置と第2位置との間を移動可能に取り付けられた操作軸
    と、 前記取付体の前記操作軸の近傍に、相互に近接して軸回
    りに回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられ
    た第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストスクリ
    ュウと、 前記被調整体に相互に近接して装着されており、かつ前
    記第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストスクリ
    ュウがそれぞれねじ込まれている第1スクリュウマウン
    ティング及び第2スクリュウマウンティングと、 前記操作軸と前記第1アジャストスクリュウ及び前記第
    2アジャストスクリュウとの間にそれぞれ設けられてお
    り、前記操作軸が第1位置に位置する状態で回転操作さ
    れると、前記第1アジャストスクリュウ及び前記第2ア
    ジャストスクリュウがそれぞれ回転し、前記被調整体が
    前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュウと前
    記第2アジャストスクリュウとを結ぶ線分と平行であり
    かつ前記ピボット機構を通る軸回りに回動し、前記操作
    軸が第2位置に位置する状態で回転操作されると、前記
    第2アジャストスクリュウのみが回転し、前記被調整体
    が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュウと
    前記ピボット機構とを結ぶ軸回りに回動するための回転
    力伝達機構と、 を備えたことを特徴とする前照灯における光軸調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転力伝達機構は、 前記操作軸を常時第1位置に位置させるスプリングと、 前記操作軸に固定された第1断続部材及び前記第1アジ
    ャストスクリュウに固定された第2断続部材であって、
    前記操作軸が第1位置に位置する時には続状態にあり、
    前記操作軸が第2位置に位置する時には断状態にある第
    1断続部材及び第2断続部材と、 前記操作軸と前記第2アジャストスクリュウとの間に設
    けられ、相互に軸回りに回転不可能にかつ軸方向に移動
    可能に係合された断面非円形の係合凹凸と、 から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    前照灯における光軸調整装置。
  3. 【請求項3】 前記回転力伝達機構は、 前記操作軸を常時第1位置に位置させるスプリングと、 前記操作軸に固定された第1断続部材及び前記第1アジ
    ャストスクリュウに固定された第2断続部材及び前記第
    2アジャストスクリュウに固定された第3断続部材であ
    って、前記操作軸が第1位置に位置する時には前記第1
    断続部材と前記第2断続部材及び前記第3断続部材とが
    続状態にあり、前記操作軸が第2位置に位置する時には
    前記第1断続部材と前記第2断続部材及び前記第3断続
    部材とが断状態にある第1断続部材及び第2断続部材及
    び第3断続部材と、 前記操作軸に固定された第4断続部材及び前記第2アジ
    ャストスクリュウに固定された第5断続部材であって、
    前記操作軸が第1位置に位置する時には断状態にあり、
    前記操作軸が第2位置に位置する時には続状態にある第
    4断続部材及び第5断続部材と、 から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    前照灯における光軸調整装置。
  4. 【請求項4】 光源バルブ及び前記光源バルブからの光
    を前方に反射させる反射面を有する被調整体と、前記被
    調整体が水平軸部材を介して上下方向に回動可能に取り
    付けられたブラケットと、前記ブラケットがピボット機
    構及び光軸調整装置を介して上下方向及び左右方向に回
    動可能に取り付けられた取付体と、前記被調整体に固定
    され、前記水平軸部材を中心とする歯車の一部から構成
    された噛合歯と、前記ブラケットに固定されたモータ
    と、前記モータと前記噛合歯との間に設けられた動力伝
    達手段とを備え、前記モータを駆動することにより、前
    記被調整体が前記ブラケット及び前記取付体に対して前
    記水平軸部材回りに上下方向に回動し、前記光軸調整装
    置を操作することにより、前記被調整体及び前記ブラケ
    ットが前記取付体に対して上下方向にまた左右方向に回
    動して光軸が調整される前照灯において、 前記光軸調整装置は、 前記取付体に、軸回りに回転可能にかつ軸方向に第1位
    置と第2位置との間を移動可能に取り付けられた操作軸
    と、 前記取付体の前記操作軸の近傍に、相互に近接して軸回
    りに回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられ
    た第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストスクリ
    ュウと、 前記ブラケットに相互に近接して装着されており、かつ
    前記第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストスク
    リュウがそれぞれねじ込まれている第1スクリュウマウ
    ンティング及び第2スクリュウマウンティングと、 前記操作軸と前記第1アジャストスクリュウ及び前記第
    2アジャストスクリュウとの間にそれぞれ設けられてお
    り、前記操作軸が第1位置に位置する状態で回転操作さ
    れると、前記第1アジャストスクリュウ及び前記第2ア
    ジャストスクリュウがそれぞれ回転し、前記被調整体及
    び前記ブラケットが前記取付体に対して前記第1アジャ
    ストスクリュウと前記第2アジャストスクリュウとを結
    ぶ線分と平行でありかつ前記ピボット機構を通る軸回り
    に回動し、前記操作軸が第2位置に位置する状態で回転
    操作されると、前記第2アジャストスクリュウのみが回
    転し、前記被調整体及び前記ブラケットが前記取付体に
    対して前記第1アジャストスクリュウと前記ピボット機
    構とを結ぶ軸回りに回動するための回転力伝達機構と、 を備えたことを特徴とする前照灯における光軸調整装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回転力伝達機構は、 前記操作軸を常時第1位置に位置させるスプリングと、 前記操作軸に固定された第1断続部材及び前記第1アジ
    ャストスクリュウに固定された第2断続部材であって、
    前記操作軸が第1位置に位置する時には続状態にあり、
    前記操作軸が第2位置に位置する時には断状態にある第
    1断続部材及び第2断続部材と、 前記操作軸と前記第2アジャストスクリュウとの間に設
    けられ、相互に軸回りに回転不可能にかつ軸方向に移動
    可能に係合された断面非円形の係合凹凸と、 から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    前照灯における光軸調整装置。
  6. 【請求項6】 前記回転力伝達機構は、 前記操作軸を常時第1位置に位置させるスプリングと、 前記操作軸に固定された第1断続部材及び前記第1アジ
    ャストスクリュウに固定された第2断続部材及び前記第
    2アジャストスクリュウに固定された第3断続部材であ
    って、前記操作軸が第1位置に位置する時には前記第1
    断続部材と前記第2断続部材及び前記第3断続部材とが
    続状態にあり、前記操作軸が第2位置に位置する時には
    前記第1断続部材と前記第2断続部材及び前記第3断続
    部材とが断状態にある第1断続部材及び第2断続部材及
    び第3断続部材と、 前記操作軸に固定された第4断続部材及び前記第2アジ
    ャストスクリュウに固定された第5断続部材であって、
    前記操作軸が第1位置に位置する時には断状態にあり、
    前記操作軸が第2位置に位置する時には続状態にある第
    4断続部材及び第5断続部材と、 から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    前照灯における光軸調整装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2827231A1 (fr) * 2001-07-12 2003-01-17 Automotive Lighting Reutlingen Projecteur notamment pour vehicule automobile et procede de reglage du faisceau lumineux
CN102777859A (zh) * 2011-05-12 2012-11-14 Aml***公司 带缆线的车辆照明灯的范围调节器
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