JPH0759882B2 - スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置 - Google Patents

スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置

Info

Publication number
JPH0759882B2
JPH0759882B2 JP60142760A JP14276085A JPH0759882B2 JP H0759882 B2 JPH0759882 B2 JP H0759882B2 JP 60142760 A JP60142760 A JP 60142760A JP 14276085 A JP14276085 A JP 14276085A JP H0759882 B2 JPH0759882 B2 JP H0759882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
pressure
screw expander
valve
outlet line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60142760A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS623105A (ja
Inventor
秀明 東後
重久 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Kobe Steel Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP60142760A priority Critical patent/JPH0759882B2/ja
Publication of JPS623105A publication Critical patent/JPS623105A/ja
Publication of JPH0759882B2 publication Critical patent/JPH0759882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクリュー膨張機に付設され、負荷遮断時に
停止時に逆スラストが発生するのを防止するための逆ス
ラスト防止装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般にスクリュー膨張機では、第4図に示すようにスク
リュー膨張機21の入口に接続された入口ライン22に調節
弁24あるいはガバナを配設し、この調節弁24でガス流量
を調節してスクリュー膨張機21を所定回転数で回転さ
せ、図示しない発電機等の負荷を駆動し、出口ライン23
からガスを排出するように構成されている。また、負荷
が遮断したときにスクリュー膨張機21を直ちに停止する
ために、入口ライン22に遮断弁25を配設し、この遮断弁
25を閉じてガスの供給を停止するように構成されてい
る。なお、調節弁24と遮断弁25は一つにまとめて構成さ
れる場合もある。
ところで、例えば負荷が発電機の場合、発電機は電気事
業法によって、発電機の負荷が遮断した場合は、定格の
111%の回転数で前記遮断弁25を緊急に遮断する必要が
ある。このように負荷に遮断した遮断弁25を閉じたとき
や通常停止で遮断弁25を閉じた時点では、スクリュー膨
張機21はまだ定格回転状態にあるため、スクリュー膨張
機21が停止するまでの短時間の間、ガス入口側に圧力が
真空近くまで低下して負圧状態となる。そのため、ガス
入口側とガス出口側の圧力が一時的に逆転し、この逆圧
によってスクリュー膨張機21のロータに逆スラストが加
わり、その結果、ロータが軸方向に移動してケーシング
端面と接触したり、ロータ同士が接触して膨張機自体が
損傷するといった問題を有していた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、遮断弁を閉じてスクリュー膨張機に対し
てガスの供給を停止した時に逆スラストが生じないよう
にスクリュー膨張機の逆スラスト防止装置の提供を目的
とするものである。
〔発明の構成〕
本第1発明に係るスクリュー膨張機の逆スラスト防止装
置は、スクリュー膨張機の入口ラインに配設された遮断
弁とスクリュー膨張機との間の管路を、上記遮断弁が閉
じられた後に該管路の圧力が出口ラインより低圧になる
と開く弁を介設した均圧管で出口ラインに接続し、遮断
弁が閉じたときにスクリュー膨張機の入口側が低圧状態
にならないようにして、スクリュー膨張機において逆圧
に起因する逆スラストの発生を防止するように構成した
ことを特徴とするものである。
また、本第2発明に係るスクリュー膨張機の逆スラスト
防止装置は、スクリュー膨張機の入口ラインに配設され
た遮断弁が閉じられた後にこの遮断弁とスクリュー膨張
機との間の管路の圧力が出口ラインの圧力より低くなっ
たとき該管路と出口ラインとを連通する均圧管を設ける
とともに、前記遮断弁が閉じられたとき出口ラインを大
気に開放する大気放出ラインを出口ラインに設け、背圧
がある場合も出口側圧力を大気に開放することによって
逆圧を生じないようにしたことを特徴とするものであ
る。
〔実施例1〕 本第1発明に係る実施例を第1図に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
この実施例の説明に先立って、まず原理的な構成をなす
第3図によって第1実施例の原理を説明をする。入口ラ
イン22における遮断弁25とスクリュー膨張機21との間の
管路26と、出口ライン23とを均圧管27で接続するととも
に、この均圧管27を出口ライン23側が相対的に高圧にな
ると連通するように(第3図では逆止弁28でその機能を
もたせている)構成することによって逆圧が生ずるのを
防止しているのである。
そこで第1図において、スクリュー膨張機1の入口にガ
スを供給する入口ライン2が接続され、出口には膨張し
たガスを排出する出口ライン3が接続されている。入口
ライン2にはスクリュー膨張機1へのガス流量を調節す
る調節弁4とガスの供給を遮断する遮断弁5が配設され
ている。入口ライン2における遮断弁5とスクリュー膨
張機1との間の管路6と、出口ライン3とは、電磁開閉
弁8を介設した均圧管7で接続されている。前記管路6
と出口ライン3にはそれぞれ圧力検知器9・10が設けら
れている。これら圧力検知器9・10は、その検知圧力を
比較して、圧力検知器9による検知圧力が圧力検知器10
による検知圧力よりも低くなると、検出信号を発生する
ように設定された逆圧検知器11が設けられ、この逆圧検
知器11からの検出信号により前記電磁開閉弁8を開動作
させて、入口ライン2と出口ライン3とが均圧状態にな
るように構成されている。
上記の構成において、発電機等の負荷が遮断されて遮断
弁5を閉じると、ガスの供給が完全に断たれる一方、ス
クリュー膨張機1は惰性で回転を続けるため、その後、
入口ライン2の前記管路6部分の圧力が低下する。しか
し、この管路6部分の圧力が出口ライン3の圧力よりも
少しでも低くなると逆圧検知器11から検出信号が出力さ
れ電磁開閉弁8が開かれ、出口ライン3から均圧管7を
通ってガスが前記管路6内へ流れ込み、管路6と出口ラ
イン3が均圧化される。その結果、逆圧によってスクリ
ュー膨張機1のロータに逆スラストが働くといった事態
は回避されることになる。
〔実施例2〕 次に、本第2発明に係る実施例を第2図に基づいて説明
する。スクリュー膨張機1、入口ライン2、出口ライン
3、調節弁4、遮断弁5は第1図の実施例と同様であ
る。出口ライン3には逆止弁14が配設され、入口ライン
2における遮断弁5とスクリュー膨張機1との間の管路
6と、出口ライン3におけるスクリュー膨張機1と逆止
弁14との間の管路15とは、逆止弁17が介設された均圧管
16にて連通されている。また、出口ライン3における前
記管路15からは開放弁19を備えた大気放出ライン18が設
けられており、前記遮断弁5が閉じられたとき開放弁19
が開くように構成されている。
この実施例においては、遮断弁5が閉じ、その後、入口
ライン側の前記管路6が低圧になると、均圧管16を通っ
て出口ライン3側のガスが流入する。このとき、出口ラ
イン3側の管路15は、遮断弁5が閉じたときに大気放出
ライン18から大気へ開放されているため、スクリュー膨
張機1に逆圧を生じることはない。また、この実施例で
は出口ライン3に逆止弁14を設けておいてスクリュー膨
張機1側の管路15を大気に開放するようにしているの
で、背圧による逆圧も防止できる。
尚、以上の実施例において調節弁4と遮断弁5は一体型
の構成とすることも可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、本第1発明に係るスクリュー膨張機の逆
スラスト防止装置は、スクリュー膨張機の入口ラインに
配設された遮断弁とスクリュー膨張機との間の管路を、
上記遮断弁が閉じられた後に該管路の圧力が出口ライン
より低圧になると開く弁を介設した均圧管で出口ライン
に接続した構成である。
これにより、遮断弁が閉じたときにスクリュー膨張機の
惰性回転によって入口側が低圧となってスクリュー膨張
機に逆圧が生じるのを防止できるので、この逆圧に起因
する逆スラストの発生を確実に防止することが可能とな
り、逆スラストによる軸受の損傷やロータの接触事故等
を回避し得る。
また、本第2発明に係るスクリュー膨張機の逆スラスト
防止装置は、スクリュー膨張機の入口ラインに配設され
た遮断弁が閉じられた後にこの遮断弁とスクリュー膨張
機との間の管路の圧力が出口ラインの圧力より低くなっ
たとき該管路と出口ラインとを連通する均圧管と設ける
とともに、前記遮断弁が閉じられたとき出口ラインを大
気に開放する大気放出ラインを出口ラインに設けた構成
である。
これにより、上記に加え、さらに、遮断弁が閉じたとき
出口ラインにおける背圧による逆圧の発生が防止され、
逆スラストによる軸受の損傷やロータの接触事故等をよ
り確実に回避し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本第1発明における一実施例の構成図、第2図
は本第2発明における一実施例の構成図、第3図は第1
発明の実施例の原理説明図、第4図は従来例の構成図で
ある。 1はスクリュー膨張機、2は入口ライン、3は出口ライ
ン、5は遮断弁、6は遮断弁とスクリュー膨張機との間
の管路、7・16は均圧管、8は電磁開閉弁、9・10は圧
力検知器、11は逆圧検知器、17は逆止弁、18は大気放出
ラインである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュー膨張機の入口ラインに配設され
    た遮断弁とスクリュー膨張機との間の管路を、上記遮断
    弁が閉じられた後に該管路の圧力が出口ラインより低圧
    になると開く弁を介設した均圧管で出口ラインに接続し
    たことを特徴とするスクリュー膨張機の逆スラスト防止
    装置。
  2. 【請求項2】スクリュー膨張機の入口ラインに配設され
    た遮断弁が閉じられた後にこの遮断弁とスクリュー膨張
    機との間の管路の圧力が出口ラインの圧力より低くなっ
    たとき該管路と出口ラインとを連通する均圧管を設ける
    とともに、前記遮断弁が閉じられたとき出口ラインを大
    気に開放する大気放出ラインを出口ラインに設けたこと
    を特徴とするスクリュー膨張機の逆スラスト防止装置。
JP60142760A 1985-06-28 1985-06-28 スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置 Expired - Lifetime JPH0759882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60142760A JPH0759882B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60142760A JPH0759882B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS623105A JPS623105A (ja) 1987-01-09
JPH0759882B2 true JPH0759882B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=15322937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60142760A Expired - Lifetime JPH0759882B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0759882B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563826B2 (ja) * 1988-06-10 1996-12-18 旭ファイバーグラス株式会社 帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウンドの製造法
JP5460663B2 (ja) * 2011-09-07 2014-04-02 株式会社神戸製鋼所 発電装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257147U (ja) * 1975-10-24 1977-04-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS623105A (ja) 1987-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0759882B2 (ja) スクリユ−膨張機の逆スラスト防止装置
US4069660A (en) Chemical reaction furnace system
JPH02112681A (ja) 真空ポンプ保護方法
JPS58140482A (ja) 多段水力機械の運転制御方法
JP4127911B2 (ja) 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置
JPH07158406A (ja) 発電用ラジアルタービンの停止装置
JPH0648124B2 (ja) ガス液化冷凍装置の運転制御方法
JPH05770Y2 (ja)
JPH0413439Y2 (ja)
JPH10121909A (ja) 抽気蒸気タービンプラント
JPS6053604A (ja) 混圧蒸気タ−ビンの運転制御システム
JPS59106796A (ja) 給油装置
JPH081124B2 (ja) タ−ビン先行非常制御方法
JPH0658109A (ja) 昇圧機一体型膨張タービン
JPS6045720A (ja) 内燃機関の過給装置
JPH0642368A (ja) ガスタービン圧縮機の制御方法
JPS5884910A (ja) 高炉炉況不安定時における高炉ガスエネルギ回収発電設備の運転方法
JPH051660Y2 (ja)
JPH06335628A (ja) 粉体供給装置
JPH048897A (ja) ドライ真空ポンプのユーテイリテイ異常検出方式
JPS6296610A (ja) 高炉々頂ガス回収タ−ビンの制御方法
JPH08254105A (ja) 動力回収ラジアルタービンの冷却方法
JPH0643269U (ja) 水車入口弁制御装置
JPS6017203A (ja) 蒸気タ−ビンの空転防止方法
JPS6165001A (ja) ガスタ−ビン監視装置