JPH0643269U - 水車入口弁制御装置 - Google Patents

水車入口弁制御装置

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Publication number
JPH0643269U
JPH0643269U JP077297U JP7729792U JPH0643269U JP H0643269 U JPH0643269 U JP H0643269U JP 077297 U JP077297 U JP 077297U JP 7729792 U JP7729792 U JP 7729792U JP H0643269 U JPH0643269 U JP H0643269U
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JP
Japan
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inlet valve
opening
opening degree
closed
control device
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Pending
Application number
JP077297U
Other languages
English (en)
Inventor
克己 野村
Original Assignee
東芝エンジニアリング株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0643269U publication Critical patent/JPH0643269U/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Control Of Water Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入口弁を全開状態から全閉状態に移行させる
ときでも、鉄管内の水圧上昇を所定範囲内に収め、これ
によって水車の上流側にある鉄管の破損事故などを未然
に防止する。 【構成】 閉指令信号が入力されたとき、速度制御回路
3によって開度検出器5から出力される開度検出信号に
基づいて入口弁6の開度が予め設定されている設定開度
以下になるまで、前記入口弁6を高速で閉じさせ、前記
入口弁6の開度が前記設定開度以下になったとき、前記
入口弁6を低速で閉じさせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水力発電所において流水遮断が可能な入口弁の開閉を制御する水車 入口弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水力発電所においては、水車内部の点検を行なうとき、止水、水車停止時にお ける漏水量の低減、あるいはガイドベーン・サーボモータが故障しても水車を安 全に停止させる等の目的で、水車の上流側に流水遮断が可能な入口弁を設け、こ の入口弁を閉めることにより、水車への流水を遮断することができるようにして いる。
【0003】 この場合、通常、水車を起動させたりする前に、入口弁を全閉の状態から全開 の状態に移行させてケーシングを充水させ、また水車を停止させるときには、ガ イドベーンを全閉状態にしていることを条件に入口弁を全開の状態から全閉の状 態に移行させる。
【0004】 このように、入口弁の開度は、全閉状態または全開状態のいずれか一方の状態 に制御される。
【0005】 このため、このような入口弁の開閉を制御する水車入口弁制御装置は、油圧機 構や電動機構によって入口弁を一定のトルクで開閉させるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の水車入口弁制御装置においては、次に述べるよ うな問題があった。
【0007】 すなわち、このような水力発電所では、入口弁を全開状態から全閉状態に移行 させる場合、図4に示す如く、全閉状態になる直前で入口弁上流側の鉄管内圧力 が急激に増加してしまう。
【0008】 そこで、このようなシステムでは、入口弁の閉鎖に要する時間を2分程度にし てこのような鉄管内の水圧上昇が発生しても、鉄管の破裂などが起こらないよう にしているが、鉄管路が長いときには、入口弁の閉鎖に要する時間を2分程度に しても、鉄管内の水圧上昇が鉄管の許容限度を越えてしまう恐れがあった。
【0009】 本考案は上記の事情に鑑み、入口弁を全開状態から全閉状態に移行させるとき でも、鉄管内の水圧上昇を所定範囲内に収めることができ、これによって鉄管破 損等の事故を未然に防止することができる水車入口弁制御装置を提供することを 目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、水力発電所に設けられている入口弁を 開閉する水車入口弁制御装置において、前記入口弁の開度を検出してこの検出結 果に基づいて開度検出信号を生成する開度検出器と、閉指令信号が入力されたと き、前記開度検出器から出力される開度検出信号に基づいて前記入口弁の開度が 予め設定されている設定開度以下になるまで、前記入口弁を高速で閉じさせ、前 記入口弁の開度が前記設定開度以下になったとき、前記入口弁を低速で閉じさせ る速度制御回路とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記の構成において、閉指令信号が入力されたとき、速度制御回路によって開 度検出器から出力される開度検出信号に基づいて入口弁の開度が予め設定されて いる設定開度以下になるまで、前記入口弁が高速で閉じられ、前記入口弁の開度 が前記設定開度以下になったとき、前記入口弁が低速で閉じられる。
【0012】
【実施例】 図1は本考案による水車入口弁制御装置の一実施例を示すブロック図である。
【0013】 この図に示す水車入口弁制御装置は、開指令接点1と、閉指令接点2と、速度 制御回路3と、操作電動機4と、開度検出器5とを備えており、開指令接点1が オン状態にされたとき、定格速度で操作電動機4を正転させ、この操作電動機4 の駆動力で入口弁6を開いて水車7に水を供給させ、また閉指令接点2が閉じら れたとき、最初、定格速度で操作電動機4を逆転させて入口弁6を閉じさせ、こ れが一定開度以下になったとき、前記操作電動機4の回転速度を低くして入口弁 6を完全に閉止させる。
【0014】 開指令接点1は、前記入口弁6を開くときに閉状態にされる接点であり、この 開指令接点1が閉状態にされたとき、開指令信号を生成してこれを前記速度制御 回路3に供給する。
【0015】 また、閉指令接点2は、前記入口弁6を閉じるときに閉状態にされる接点であ り、この閉指令接点2が閉状態にされたとき、閉指令信号を生成してこれを前記 速度制御回路3に供給する。
【0016】 速度制御回路3は、前記開指令接点1、前記閉指令接点2、および開度検出器 5からの出力に基づいて定格正転駆動電圧や定格逆転駆動電圧、低速逆転駆動電 圧を生成してこれを操作電動機4に供給して制御する。
【0017】 操作電動機4は、前記速度制御回路3からの駆動電圧に基づいて前記入口弁6 を駆動してこれを開閉する。
【0018】 また、開度検出器5は、前記操作電動機4の回転数を検出して前記入口弁6の 開度を検出するとともに、この検出結果に基づいて開度検出信号を生成し、これ を前記速度制御回路3に供給する。
【0019】 次に、図2に示すフローチャートを参照しながらこの実施例の入口弁開閉動作 を説明する。
【0020】 まず、速度制御回路3は、閉指令接点2が閉状態にされて閉指令信号が出力さ れているかどうかをチェックし(ステップST1)、これが出力されていれば、 開度検出器5から出力される開度検出信号を取り込むとともに、この開度検出信 号の値に基づいて入口弁6の開度が予め設定されている所定開度、例えば図3に 示す設定開度A以下かどうかをチェックする(ステップST2)。
【0021】 そして、入口弁6の開度が設定開度Aより大きければ、速度制御回路3は定格 逆転駆動電圧を生成するとともに、これを操作電動機4に供給して入口弁6を定 格速度で閉じさせる(ステップST3)。
【0022】 この後、入口弁6の開度が設定開度Aより小さくなれば(ステップST2)、 速度制御回路3は定格逆転駆動電圧に代えて低速逆転駆動電圧を生成するととも に、これを操作電動機4に供給して入口弁6を低い速度で閉じさせ、これによっ て入口弁6の上流側にある鉄管内の水圧が急激に上昇するのを防止しながら、入 口弁6を徐々に閉じさせる(ステップST4)。
【0023】 そして、前記入口弁6が完全に閉じたとき、速度制御回路3は低速逆転駆動電 圧の生成を停止して操作電動機4の回転を停止させる。
【0024】 また、閉指令接点2が閉状態にされて閉指令信号が出力されているかどうかを チェックしたとき(ステップST1)、これが出力されていなければ、速度制御 回路3は開指令接点1が閉状態にされて開指令信号が出力されているかどうかを チェックし(ステップST5)、これが出力されていれば、定格正転駆動電圧を 生成するとともに、これを操作電動機4に供給して入口弁6を定格速度で開かせ 、これが完全に開状態となったとき、操作電動機4の回転を停止させる(ステッ プST6)。
【0025】 また、前記閉指令接点2が閉状態にされて閉指令信号が出力されているかどう かをチェックしたとき(ステップST1)、これが出力されておらず、かつ開指 令接点1が閉状態にされて開指令信号が出力されているかどうかをチェックした とき、これが出力されていなければ(ステップST5)、速度制御回路3は定格 正転駆動電圧や定格逆転駆動電圧、低速逆転駆動電圧を生成を停止して操作電動 機4を停止状態に保つ(ステップST7)。
【0026】 このようにこの実施例においては、開指令接点1がオン状態にされたとき、定 格速度で操作電動機4を正転させて入口弁6を開き、水車7に水を供給し、また 閉指令接点2が閉じられたとき、最初、定格速度で操作電動機4を逆転させて入 口弁6を閉じさせ、これが一定開度以下になったとき、前記操作電動機4の回転 速度を低くして入口弁6を完全に閉止させるようにしたので、図3に示す如く入 口弁6を全開状態から全閉状態に移行させるときでも、鉄管内の水圧上昇を所定 範囲内に収めることができ、これによって鉄管破損等の事故を未然に防止するこ とができる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、入口弁を全開状態から全閉状態に移行さ せるときでも、鉄管内の水圧上昇を所定範囲内に収めることができ、これによっ て鉄管破損等の事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による水車入口弁制御装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す水車入口弁制御装置の動作例を示す
フローチャートである。
【図3】図1に示す水車入口弁制御装置によって開閉制
御される入口弁の開度と鉄管内の水圧との関係例を示す
表図である。
【図4】従来の水車入口弁制御装置によって開閉制御さ
れる入口弁の開度と鉄管内の水圧との関係例を示す表図
である。
【符号の説明】
1 開指令接点 2 閉指令接点 3 速度制御回路 4 操作電動機 5 開度検出器 6 入口弁 7 水車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水力発電所に設置された入口弁を開閉制
    御する水車入口弁制御装置において、 前記入口弁の開度を検出して開度検出信号を生成する開
    度検出器と、 閉指令信号が入力されたとき、前記開度検出器から出力
    される開度検出信号に基づいて前記入口弁の開度が予め
    設定されている設定開度以下になるまで、前記入口弁を
    高速で閉じ、前記入口弁の開度が前記設定開度以下にな
    ったとき、前記入口弁を低速で閉じる速度制御回路と、 を備えたことを特徴とする水車入口弁制御装置。
JP077297U 1992-11-10 1992-11-10 水車入口弁制御装置 Pending JPH0643269U (ja)

Priority Applications (1)

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JP077297U JPH0643269U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 水車入口弁制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP077297U JPH0643269U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 水車入口弁制御装置

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JPH0643269U true JPH0643269U (ja) 1994-06-07

Family

ID=13629962

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JP077297U Pending JPH0643269U (ja) 1992-11-10 1992-11-10 水車入口弁制御装置

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JP (1) JPH0643269U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012522940A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ダンフォス アクチ−セルスカブ 弁を操作する方法

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