JPH0758872B2 - 電力増幅回路 - Google Patents

電力増幅回路

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JPH0758872B2
JPH0758872B2 JP61072895A JP7289586A JPH0758872B2 JP H0758872 B2 JPH0758872 B2 JP H0758872B2 JP 61072895 A JP61072895 A JP 61072895A JP 7289586 A JP7289586 A JP 7289586A JP H0758872 B2 JPH0758872 B2 JP H0758872B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、CMOS(相補性絶縁ゲート型)電力増幅回路に
係り、たとえば音声合成用LSIに設けられて直接にスピ
ーカを駆動する場合などに使用される。
(従来の技術) この種の従来のCMOS電力増幅回路は、第8図に示すよう
な演算増幅器が用いられている。即ち、81,82は差動入
力増幅用の差動対をなすNチャネルMOSトランジスタで
あり、その定電流源としてNチャネルMOSトランジスタ8
3のゲートにバイアス電圧VBIASが与えられている。84,8
5は上記増幅用トランジスタの負荷として接続されるカ
レントミラー回路を形成するPチャネルMOSトランジス
タである。86はVDD電源端と出力端OUTとの間に接続され
た出力駆動用のPチャネルMOSトランジスタであり、そ
のゲートに前記差動増幅用トランジスタ81,82の増幅出
力が入力し、ゲート,ソース間に位相補正用容量Cが接
続されている。87は上記出力駆動用トランジスタ86の定
電流源として前記出力端OUTとVSS電源端(接地端)との
間に接続されたNチャネルMOSトランジスタであり、そ
のゲートに前記バイアス電圧VBIASが与えられている。
上記回路はA級増幅動作を行なうものであり、出力端OU
Tにたとえば8Ω系スピーカ(図示せず)を直接に接続
して最大出力として±2Vの波形を出力するためには、出
力端OUTの電流I1またはI2の最大値として±250mAを流す
必要がある。また、出力駆動用トランジスタ86がカット
オフしたときに出力端OUTの電流I2は定電流源87の電流I
3と等しくなり、定電流源の電流値は250mA以上でなけれ
ばならない。
しかし、このようなA級増幅器は定常状態における消費
電力が非常に大きく、電池電源により動作させることが
実用上困難であると共に集積回路チップの発熱が大きく
なるので、回路動作の信頼性が低下し易いという問題が
ある。
一方、特開昭60−38907号公報に開示されたCMOS電力増
幅回路は、AB級動作を行なうようにし、出力駆動用トラ
ンジスタのアイドリング電流を低く抑えることができる
ので、消費電力の点で非常に有利である。しかし、この
回路は、第9図に示すように差動回路または演算増幅器
が3個A1,A2,A3必要であるので、使用素子数が多く、チ
ップ面積が大きくなるという問題がある。また、出力電
圧VoutがNチャネルトランジスタの閾値電圧Vthn以下に
なると、レベルシフタ用トランジスタ91がカットオフし
てしまって低電源側出力駆動用トランジスタ92に帰還が
かからなくなり、出力波形が歪む原因となり、これを避
けようとすると出力振幅を電源電圧振幅まで十分にとる
ことが不可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記したような消費電力が大きいとか使用素子
数が多くてチップ面積が大きく、出力振幅が十分にとれ
ないという問題点を解決すべくなされたもので、AB級動
作を行なうことで消費電力が小さくて済み、しかも回路
構成が簡単で使用素子数が少なくてチップ面積が小さく
て済み、出力振幅をほぼ電源電圧いっぱいまでとること
が可能な電力増幅回路を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の電力増幅回路は、第1電源端と出力端との間に
出力駆動用のPチャネルトランジスタを接続し、上記出
力端と第2電源端との間に出力駆動用のNチャネルトラ
ンジスタを接続し、差動入力信号を増幅して上記Pチャ
ネルトランジスタ、Nチャネルトランジスタの各ゲート
を別々に直接または間接的に駆動する差動増幅回路を設
け、一方の出力駆動用トランジスタの同一チャネル型で
あるソース接地トランジスタを設けてそのゲートを上記
一方の出力駆動用トランジスタのゲートに接続し、上記
ソース接地トランジスタのドレインを他方の出力駆動用
トランジスタを駆動している回路の電流路に接続してな
ることを特徴とする。
(作用) 上記ソース接地型トランジスタとこれにゲート,ソース
が共通接続された一方の出力駆動用トランジスタとの電
流比はそれぞれのW/Lの比によって定まる。これによっ
て、出力端の出力電流が零のときにおける出力駆動用ト
ランジスタのアイドリング電流が僅かな状態で回路動作
が安定になるように制御することが可能になり、また、
差動入力信号に対して出力駆動用トランジスタをAB級で
動作させることが可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。第1図(a)に示すCMOS電力増幅回路は集積回路化
されており、Q101はVDD電源端と出力端OUTとの間に接続
されたPチャネルMOS FET(電界効果トランジスタ)、Q
102は上記出力端OUTとVSS電源端(接地端)との間に接
続されたNチャネルMOS FETである。C1,C2は上記Pチ
ャネルトランジスタQ101、NチャネルトランジスタQ102
それぞれのゲート・ドレイン間に接続された位相補正用
容量である。Diff1,Diff2は差動入力ト端1,2の作動入力
電圧をそれぞれ差動増幅する第1,第2の差動増幅回路で
あり、それぞれの増幅出力は対応して前記Pチャネルト
ランジスタQ101、NチャネルトランジスタQ102のゲート
に与えられている。上記第1の差動増幅回路Diff1にお
いて、Q1,Q2は差動増幅対をなすNチャネルトランジス
タであり、その動作バイアス電流はゲートにバイアス電
圧VBNが与えられる定電流源用のNチャネルトランジス
タQ9により与えられ、増幅負荷としてカレントミラー回
路を形成するPチャネルトランジスタQ3,Q4が接続され
ている。また、前記第2の差動増幅回路Diff2は、差動
増幅対をなすPチャネルトランジスタQ5,Q6と、その定
電流源をなすゲートにバイアス電圧VBPが与えられたP
チャネルトランジスタQ10と、増幅負荷としてカレント
ミラー回路を形成するNチャネルトランジスタQ7,Q8
からなる。
一方、PチャネルトランジスタQ201は、そのゲート,ソ
ースが前記出力駆動用のPチャネルトランジスタQ101
ゲート,ソースに対応して接続され、そのドレインと接
地端との間にはゲートにバイアス電圧VBNが与えられた
定電流源用のNチャネルトランジスタQ202が接続されて
いる。そして、このソース接地されたPチャネルトラン
ジスタQ201のドレインは、前記出力駆動用のNチャネル
トランジスタQ102を駆動するための前記第2の差動増幅
回路Diff2における電流路に接続されている。
次に、上記第1図(a)の回路の動作を説明する。出力
駆動用トランジスタQ101、ソース接地トランジスタQ201
はゲート,ソースが共通接続されているので、それぞれ
のドレイン電流I101,I201の比はそれぞれのチャネル寸
法比W/Lの比に比例する。
I101:I201=W/L(Q101):W/L(Q201) ……(1) 出力端OUTの出力電流I0=0のとき(負荷に電圧を供給
していないとき)、出力駆動用トランジスタQ102のドレ
イン電流I102は前記出力駆動用トランジスタQ101のドレ
イン電流I101に等しくなければならない。
I101=I102 ……(2) いま、出力電流I0が零でない比較的小さな値の場合(ト
ランジスタQ101,Q102それぞれのゲート・ソース間電圧
VGSの絶対値|VGS|がトランジスタの閾値電圧Vth以
上、電源電圧以下の場合)、トランジスタQ101のVGSがV
DD,VSS電位の中間値(1/2VDD)を持っている、即ち、
第1の差動増幅回路Diff1の出力ノードaが上記中間値
を持っている。したがって、トランジスタQ101のゲート
に電流は流れず、第1の差動増幅回路Diff1における上
記出力ノードaに接続されているトランジスタQ3,Q1
電流I3,I1は等しく、さらにカレントミラー回路のトラ
ンジスタQ4および増幅用トランジスタQ2の電流I2は上記
I3に等しい。
I3=I1 ……(3) I3=I2 ……(4) ∴I1=I2 ……(5) このことから、このときには第1の差動増幅回路Diff1
における差動増幅対トランジスタQ1,Q2の各ゲート電位
IN+,IN−は同一電位でなくてはならない。よって、第
2の差動増幅回路Diff2において、差動増幅対トランジ
スタQ5,Q6の各ゲート電位も等しいはずであり、上記ト
ランジスタQ5,Q6の各電流I5,I6は等しい。
I5=I6 ……(6) ところで、トランジスタQ102のVGSが前記中間値を持っ
ている、即ち、第2の差動増幅回路Diff2の出力ノード
bが中間値を持っているから、トランジスタQ102のゲー
トに電流は流れず、上記出力ノードbに接続されている
トランジスタQ5,Q7の各電流I5,I7は等しく、さらにカ
レントミラー回路のトランジスタQ8の電流I8は上記I7
等しい。
I7=I5 ……(7) I7=I8 ……(8) ∴I5=I8 ……(9) 上式(6),(9)より I6=I8 ……(10) でなければならず、ソース接地トランジスタQ201のドレ
インから第2の差動増幅回路Diff2の電流路に流れる電
流Ixは零でなければならない。
Ix=0 ……(11) したがって、ソース接地トランジスタQ201の電流I201
その定電流源用トランジスタQ202の電流I202とが等しい
状態で安定する。
I201=I202 ……(12) このときの出力駆動用トランジスタのアイドリング電流
(I101またはI102)は、前式(1)より となり、上式(1)′に前式(12)を代入して となる。
ここで、たとえば W/L(Q101)=16000/4、W/L(Q201)=1000/4、I202=3
75μAとすると、アイドリング電流は6mAとなる。な
お、上記電流I202は、トランジスタQ202のW/Lおよびそ
のゲートバイアス電圧VBNで決められる。
上述したように、第1図(a)の回路は、I0=0のとき
に前式(13)で示した僅かのアイドリング電流が流れた
状態で安定し、このとき差動入力電圧IN+,IN−は等し
くなければならない。
次に、上記第1図(a)の回路における増幅動作におい
て出力振幅がほぼ電源電圧いっぱいまで十分にとれるこ
とについて説明する。
(イ)差動入力電圧IN+,IN−がIN+>IN−のとき。こ
のとき、第1の差動増幅回路Diff1においては、 I1>I2 ……(14) となるので I1>I3 ……(15) となり、出力ノードaの電位VaがVSS電位に近づく。よ
って、トランジスタQ201,Q101がオンし、その電流
I201,I101が大きくなり、 I201>I202 ……(16) となり、トランジスタQ101のドレインから第1の差動増
幅回路Diff1に流れる電流Ixは Ix>0 ……(17) となる。さらに、第2の差動増幅回路Diff2においては I5<I6 ……(18) となり、 I7=I8=I6+Ix ……(19) であり、上式(17),(18),(19)から I5<I7 ……(20) となり、出力ノードbの電位VbもVSS電位に近づく。こ
れによって、トランジスタQ102はカットオフし、その電
流I102が減少する。
I0=I101−I102 ……(21) であるから、I0が正に増大し、出力端OUTの負荷を正側
に駆動するようになる。この場合、負荷が軽ければ、ほ
ぼVDD電位まで駆動することができる。
(ロ)差動入力電圧IN+,IN−がIN+<IN−のとき。こ
のとき、第1の差動増幅回路Diff1においては I1<I2 ……(22) となるので I1<I3 ……(23) となり、出力ノードaの電位VaがVDD電位に近づく。よ
って、トランジスタQ201,Q101がカットオフし、その電
流I201,I101が減少し、 I201<I202 ……(24) となり、 Ix<0 ……(25) となる。さらに、第2の差動増幅回路Diff2においては I5>I6 ……(26) となり、 I7=I8=I6+Ix ……(27) であり、上式(25),(26),(27)から I5>I7 ……(28) となり、出力ノードbの電位VbもVDD電位に近づく。こ
れによって、トランジスタQ102はオンし、その電流I102
が増加する。
I0=I101−I102 ……(29) であるから、I0が負に増大し、出力端OUTの負荷を負側
に駆動するようになる。この場合、負荷が軽ければ、ほ
ぼVSS電位まで駆動することができる。
上述したように、差動入力電圧IN+,IN−の電位差にし
たがって出力端OUTの負荷が駆動され、第1図(a)の
回路は電力増幅回路として動作する。
次に、他の実施例を説明する。第1図(b)の回路は、
第1図(a)の回路に比べて、トランジスタQ202に代え
てVDD電源端と出力ノードbとの間にゲートにバイアス
電圧VBPが与えられる定電流源用のPチャネルトランジ
スタQ212を接続した点が異なり、その他の部分は同一で
あるので第1図(a)中と同一符号を付している。この
第1図(b)の回路において、トランジスタQ102のゲー
トに流れる変位電流IGCは、トランジスタQ212の電流をI
212で表わすと IGC=I5+I212−I7 =I5+I212−I8 =I5+I212−(I6+I201) =I5−I6−I201+I212 ……(30) となる。これに対して、前記第1図(a)の回路におい
て、トランジスタQ102のゲートに流れる変位電流IGb
は、 IGb=I5−I7 =I5−I8 =I5−(I6+I201−I202) =I5−I6−I201+I202 ……(31) となる。上式(30),(31)を比較すると、I202,I212
が異なるだけである。よって、I212=I202となるように
トランジスタQ212とそのゲートバイアス電圧VBPを設定
すれば、第1図(b)の回路は第1図(a)の回路と同
一の動作を行なう。
第2図(a),(b),(c)の回路は、第1図
(a),(b)に示したような電力増幅回路Aの出力端
OUTにたとえば8ΩのスピーカSPを接続した応用回路を
示しており、INは入力信号であり、R1,R2は帰還抵抗で
あって上記増幅回路Aの利得を決めている。この場合、
第2図(a)の回路は、反転増幅器を構成し、電源とし
て±2.5Vの2電源を用いた例を示しており、その利得G
である。第2図(b)の回路は、+5Vの1電源を用いた
反転増幅器を示しており、抵抗R3,R4は一般に同一抵抗
値であり、 を増幅回路Aの非反転入力端+に与えている。C3,C4
結合容量であり、直流分をカットしている。この場合の
利得Gは上式(32)と同じである。第2図(c)の回路
は、±2.5Vの2電源を用いた正転増幅器を示しており、
その利得Gは である。なお、第2図(a),(b),(c)の回路以
外にも、一般の演算増幅器を構成するのと同様に増幅回
路Aを用いて種々の増幅器を構成することが可能であ
る。
第3図(a)の回路は、第1図(a)の回路に比べて、
トランジスタQ3,Q4,Q7,Q8を省略し、Pチャネルトラ
ンジスタQ301〜Q304、Q311,Q312、Nチャネルトランジ
スタQ305〜Q310を付加し、ソース接地トランジスタQ201
のドレインをトランジスタQ311のドレインに接続した点
が異なり、その他は同じである。即ち、第1の差動増幅
回路におけるトランジスタQ1の負荷としてトランジスタ
Q301,Q302からなるカレントミラー回路を接続し、この
カレントミラー回路の出力トランジスタQ302の負荷とし
てトランジスタQ309,Q310からなるカレントミラー回路
を接続し、このカレントミラー回路の出力トランジスタ
Q310の出力端をトランジスタQ101のゲートに接続してい
る。また、上記第1の差動増幅回路にトランジスタQ2
負荷としてトランジスタQ303,Q304からなるカレントミ
ラー回路を接続し、このカレントミラー回路の出力トラ
ンジスタQ304の出力端を前記トランジスタQ201,Q101
ゲートに接続している。さらに、第2の差動増幅回路に
おけるトランジスタQ5の負荷としてトランジスタQ305
Q306からなるカレントミラー回路を接続し、このカレン
トミラー回路の出力トランジスタQ306の負荷としてトラ
ンジスタQ311,Q312からなるカレントミラー回路を接続
し、このカレントミラー回路の出力トランジスタQ312
出力端をトランジスタQ102のゲートに接続している。ま
た、上記第2の差動増幅回路におけるトランジスタQ6
負荷としてトランジスタQ307,Q308からなるカレントミ
ラー回路を接続し、このカレントミラー回路の出力トラ
ンジスタQ308の出力端をトランジスタQ102のゲートに接
続している。
上記第3図(a)の回路において、トランジスタQ301
Q312の各電流をI301〜I312で表わすと、I1=I301=I302
=I309=I310、I2=I303=I304、I5=I305=I306、I6
I307=I308、I311=I312であり、トランジスタQ101のゲ
ートの変位電流IGdは IGd=I304−I310 =I2−I302 =I2−I1 ……(34) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
eは IGe=I312−I308 =I311−I6 =(I306+I202−I201)−I6 =I5−I6−I201+I202 ……(35) である。これに対して、前記第1図(a)の回路におい
て、トランジスタQ101のゲートの変位電流IGaは IGa=I3−I1 =I2−I1 ……(36) であり、トランジスタQ102のゲートの変位電流IGbは第
1図の(b)の回路と同様に IGb=I5−I6−I201+I202 ……(31) である。上記第3図(a)の回路を第1図(a)の回路
と比較すると、式(34),(36)が等しく、式(35),
(31)が等しいのでトランジスタQ101,Q102のゲート電
流が等しく、同一の動作を行なうことが分る。但し、第
1図(a)の回路においては、差動増幅回路Diff1,Diff
2の出力電位Va,Vbは線形な範囲が狭く、トランジスタQ
101,Q102のゲートを十分大きい振幅で駆動することが
できない。これに対して、第3図(a)の回路における
トランジスタQ101,Q102のゲート(a点,b点)はそれぞ
れカレントミラー回路で駆動されているので、ほぼ(V
DD−VSS)の全範囲で線形に働らかせることができる。
よって、上記トランジスタQ101,Q102のゲートは十分大
きな振幅で駆動され、出力端OUTの負荷を強力に駆動で
きる。
第3図(b)の回路は、第3図(a)の回路に比べて、
ソース接地トランジスタQ201のドレインをトランジスタ
Q6のドレインに接続するように変更した点が異なり、I
307=I6+I201−I202になる。この第3図(b)の回路
において、トランジスタQ101のゲートの変位電流IGdは
第3図(a)の回路と同様に IGd=I2−I1 ……(34) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
eは IGe=I312−I308 =I306−I307 =I5−(I6+I201−I202) =I5−I6−I201+I202 ……(37) である。上式(37)は第3図(a)における式(35)と
等しく、第3図(b)の回路は第3図(a)と同一の動
作を行なうことが分る。
第3図(c)の回路は、第3図(a)の回路に比べて、
トランジスタQ202に代えてVDD電源端とトランジスタQ
312のドレインとの間にゲートにバイアス電圧VBPが与え
られる定電流源用のPチャネルトランジスタQ212(その
電流をI212で表わす)を接続した点が異なる。この第3
図(c)の回路において、トランジスタQ101のゲートの
変位電流IGdは第3図(a)の回路と同様に IGd=I2−I1 ……(34) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
eは IGe=I312+I212−I308 =I311+I212−I6 =(I306−I201)+I212−I6 =I5−I6−I201+I212 ……(38) である。ここで、上式(38)のI212を前式(35)のI202
と同じに設定すれば、両式(38),(35)は等しくな
り、第3図(c)の回路は第3図(a)の回路と同一の
動作を行なう。
第3図(d)の回路は、第3図(c)の回路に比べて、
トランジスタQ201のドレインをトランジスタQ6のドレイ
ンに接続するように変更し、トランジスタQ212をVDD
源端とトランジスタQ5のドレインとの間に接続した点が
異なる。この第3図(d)の回路において、トランジス
タQ101のゲートの変位電流IGdは第3図(c)の回路と
同様に IGd=I2−I1 ……(34) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
eは IGe=I312−I308 =I306−I307 =(I5+I212)−(I6+I201) =I5−I6−I201+I212 ……(39) である。上式(39)は前式(38)に等しく、第3図
(d)の回路は第3図(c)の回路と同一の動作を行な
う。
上述したように、第1図(a),(b)および第3図
(a),(b),(c),(d)は全て同一の動作を行
なう。
第4図(a)の回路は、第3図(a)の回路に比べて、
トランジスタQ5,Q6,Q10,Q305〜Q308,Q311,Q312
省略し、NチャネルトランジスタQ313,Q314、Pチャネ
ルトランジスタQ315,Q316を付加し、トランジスタQ201
のドレインをトランジスタQ313のドレインに接続した点
が異なる。即ち、トランジスタQ313をトランジスタQ301
にカレントミラー接続し、トランジスタQ314をトランジ
スタQ303にカレントミラー接続し、上記トランジスタQ
313,Q314の負荷としてカレントミラー回路を形成する
トランジスタQ315,Q316を接続し、このカレントミラー
回路の出力トランジスタQ316の出力端をトランジスタQ
102のゲートに接続している。
上記第4図(a)の回路において、トランジスタQ313
Q316の各電流をI313〜I316で表わすと、I1=I313,I2
I314である。そして、トランジスタQ101のゲートの変位
電流IGfは IGf=I304−I310 =I2−I302 =I2−I1 ……(40) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
gは IGg=I314−I316 =I314−I315 =I2−(I313+I201−I202) =I2−(I1+I201−I202) =I2−I1+I202−I201 ……(41) である。上記第4図(a)の回路と第3図(a)の回路
とを比較すると、式(40),(34)が等しいのでトラン
ジスタQ101は同一の動作を行なう。また、式(41),
(35)を比較すると、 I2=I5,I6=I1 ……(42) であれば、両式(41),(35)は等しくなる。この場
合、第3図(a)の回路において、差動入力電位IN+,I
N−が等しく、定電流源トランジスタQ9,Q10の電流I9
I10が等しければ I1=I2=I5=I6 ……(43) となる。また、トランジスタQ1,Q2,Q5,Q6のgmが等し
ければ、入力電圧が変化した場合における電流I1の増加
分(電流I2の減少分)と電流I6の増加分(電流I5の減少
分)は等しいので、前式(42)が成立する。したがっ
て、第4図(a)の回路は第3図(a)の回路と同一の
動作を行なう。
第4図(b)の回路は、第4図(a)の回路に比べて、
トランジスタQ202に代えてVDD電源端とトランジスタQ
314のドレインとの間にゲートにバイアス電圧VBPが与え
られたPチャネルトランジスタQ212(その電流をI212
表わす)を接続するように変更している。この第4図
(b)の回路において、トランジスタQ101のゲートの変
位電流IGfは第4図(a)の回路と同様に IGf=I2−I1 ……(40) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
gは IGg=I314+I212−I316 =I2+I212−I315 =I2+I212−(I313+I201) =I2+I212−(I1+I201) =I2−I1+I212−I201 ……(44) である。よって、I212=I202となるように設定すれば、
上式(44)と第4図(a)の回路における前式(41)と
は等しく、第4図(b)の回路は第4図(a)の回路と
同一の動作を行なう。
第4図(c)の回路は、第4図(a)の回路に比べて、
ソース接地トランジスタQ201および定電流源トランジス
タQ202に代えて、Nチャネルの出力駆動用トランジスタ
Q102のゲート,ソースに各対応してゲート,ソースを共
通接続したNチャネルトランジスタQ203(ソース接地ト
ランジスタ)を設け、そのドレインとVDD電源端との間
にゲートにバイアス電圧VBPが与えられた定電流源用の
PチャネルトランジスタQ204を接続し、上記ソース接地
トランジスタQ203のドレインをトランジスタQ302のドレ
インに接続するように変更している。上記トランジスタ
Q203,Q204の各電流をI203,I204で表わせば、トランジ
スタQ101のゲートの変位電流IGfは IGf=I304−I310 =I2−I309 =I2−(I302+I204−I203) =I2−I1−I204+I203 ……(45) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
gは IGg=I314−I316 =I2−I313 =I2−I1 ……(46) である。上式(45),(46)のI1,I2の項は、入力信号
が出力駆動用トランジスタQ101,Q102のゲートを駆動す
ることを意味しており、第4図(a)の回路における式
(40),(41)も同様な意味を有する。そして、式(4
1)のI202,I201の項は、トランジスタQ101に適切なア
イドリング電流が流れたとき、トランジスタQ102のゲー
ト電位を制御してトランジスタQ102にもアイドリング電
流が安定に流れるように制御している。同様に、式(4
5)において、I203,I204はトランジスタQ102に適切な
アイドリング電流が流れたとき、トランジスタQ101のゲ
ート電位を制御してトランジスタQ101にも安定にアイド
リング電流が流れるように制御している。よって、第4
図(c)の回路も第4図(a)の回路と同様な電力増幅
回路として働らく。
第4図(d)の回路は、第4図(c)の回路に比べて、
定電流源用トランジスタQ204に代えてトランジスタQ304
のドレインとVSS電源端との間にベースにバイアス電圧V
BNが与えられた定電流源用のNチャネルトランジスタQ
214(その電流をI214で表わす)を接続するように変更
している。この第4図(d)の回路において、トランジ
スタQ101のゲートの変位電流IGfは IGf=I304−I214−I310 =I2−I214−I309 =I2−I214−(I302−I203) =I2−I214−(I1−I203) =I2−I1−I214+I203 ……(47) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
gは第4図(c)の回路と同様に IGg=I2−I1 ……(46) である。よって、前式(47)のI214と前式(45)のI204
とを同一値に設定すれば、式(47),(45)は等しくな
り、第4図(d)の回路は第4図(c)の回路と同一の
動作を行なう。
上述したように、第4図(a),(b),(c),
(d)の回路は同様の動作を行ない、第3図(a),
(b),(c),(d)および第1図(a),(b)の
回路とも同様の動作を行なう。
第5図(a)の回路は、第4図(a)の回路に比べて、
第3図(a)の回路におけると同様のトランジスタQ5
Q6,Q9,Q305〜Q308からなる第2の差動増幅回路を付加
し、上記トランジスタQ306の出力端をトランジスタQ2
ドレインに接続し、トランジスタQ308のドレインをトラ
ンジスタQ1のドレインに接続している。
上記第5図(a)の回路において、トランジスタQ101
ゲートの変位電流IGhは IGh=I304−I310 =I303−I302 =(I2+I306)−I301 =(I2+I5)−(I1+I308) =(I2+I5)−(I1+I6) ……(48) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
iは IGi=I314−I316 =I303−I315 =(I2+I306)−(I313+I201−I202) =(I2+I5)−(I301+I201−I202) =(I2+I5)−(I1+I308+I201−I202) =(I2+I5)−(I1+I6)+I202−I201……(49) である。差動入力電圧IN+,IN−が与えられると、この
電位差に応じてI1が増大(または減少)したときI6も増
大(または減少)し、I2が減少(または増大)したとき
I5も減少(または増大)する。よって、上式(48),
(49)の(I1+I6)と(I2+I5)は入力電圧によって制
御される電流である。即ち、第4図(a)の回路におけ
る式(40),(41)のI1,I2を第5図(a)の回路では
(I1+I6),(I2+I5)と置き換えたものと考えること
ができ、式(40),(48)は等しく、式(41),(49)
は等しいので、第5図(a)の回路は第4図(a)の回
路と同様の動作を行なう。
第5図(b)の回路は、第5図(a)の回路に比べて、
定電流源用トランジスタQ202に代えてVDD電源端とトラ
ンジスタQ314のドレインとの間にゲートにバイアス電圧
VBPが与えられた定電流源用のPチャネルトランジスタQ
212(その電流をI212で表わす)を接続するように変更
している。この第5図(b)の回路において、トランジ
スタQ101のゲートの変位電流IGhは第5図(a)の回路
と同様に IGh=(I2+I5)−(I1+I6) ……(48) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
iは IGi=I314+I212−I316 =I303+I212−I315 =(I2+I306)+I212−(I201+I313) =(I2+I5)+I212−I201−I301 =(I2+I5)−(I1+I308)+I212−I201 =(I2+I5)−(I1+I6)+I212−I203……(50) である。上式(50)のI212と第5図(a)の回路におけ
る式(49)のI202とが同一になるように設定すれば、両
式(50),(49)は等しくなり、第5図(b)の回路は
第5図(a)の回路と同一の動作を行なう。
第5図(c)の回路は、第5図(a)の回路に比べてソ
ース接地トランジスタQ201および定電流源トランジスタ
Q202に代えて、Nチャネルの出力駆動用トランジスタQ
102のゲート,ソースに各対応してゲート,ソースを共
通接続したNチャネルトランジスタQ203(ソース接地ト
ランジスタ)を設け、そのドレインとVDD電源端との間
にゲートにバイアス電圧VBPが与えられた定電流源用の
PチャネルトランジスタQ204を接続し、上記ソース接地
トランジスタQ203のドレインをトランジスタQ302のドレ
インに接続するように変更している。上記トランジスタ
Q203,Q204の各電流をI203,I204で表わせば、トランジ
スタQ101のゲートの変位電流IGhは IGh=I304−I310 =I303−I309 =(I2+I306)−(I302+I204−I203) =(I2+I5)−I301−I204+I203 =(I2+I5)−(I1+I308)−I204+I203 =(I2+I5)−(I1+I6)−I204+I203……(51) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
iは IGi=I314−I316 =I303−I313 =(I2+I306)−I301 =(I2+I5)−(I1+I308) =(I2+I5)−(I1+I6) ……(52) である。上式(51),(52)の(I2+I5),(I1+I6
は第4図(c)の回路における式(45),(46)のI2
I1と置き換えたものと考えることができ、式(51),
(45)は等しく、式(52),(46)は等しいので、第5
図(c)の回路は第4図(c)の回路と同様な動作を行
なう。
第5図(d)の回路は、第5図(c)の回路に比べて、
定電流源用トランジスタQ204に代えてトランジスタQ304
のドレインとVSS電源端との間にベースにバイアス電圧V
BNが与えられた定電流源用のNチャネルトランジスタQ
214(その電流をI214で表わす)を接続するように変更
している。この第5図(d)の回路において、トランジ
スタQ101のゲートの変位電流IGhは IGh=I304−I214−I310 =I303−I214−I309 =(I2+I306)−(I302−I203)−I214 =(I2+I5)−I301+I203−I214 =(I2+I5)−(I1+I308)−I214+I203 =(I2+I5)−(I1+I6)−I214+I203……(53) である。また、トランジスタQ102のゲートの変位電流IG
iは IGi=I314−I316 =I303−I313 =(I2+I306)−I301 =(I2+I5)−(I1+I308) =(I2+I5)−(I1+I6) ……(54) である。上式(53)のI214と第5図(c)の回路におけ
る式(51)のI204とを等しく設定すると、式(53),
(51)は等しく、式(54),(52)は等しいので、第5
図(d)の回路は第5図(c)の回路と同一の動作を行
なう。
上述したように、第5図(a),(b),(c),
(d)は同様の動作を行ない、第4図(a),(b),
(c),(d)、第3図(a),(b),(c),
(d)および第1図(a),(b)の回路とも同様な動
作を行なう。
第6図(a)の回路は、第3図(a)の回路に比べて、
カスケード用のPチャネルトランジスタQ401,Q402,Q
403、NチャネルトランジスタQ404,Q405およびパワー
ダウン制御用のPチャネルトランジスタQ501、Nチャネ
ルトランジスタQ502を付加して図示の如く接続すると共
に図示の如くバイアス電圧VBPC,VBNCおよびパワーダウ
ン制御信号▲▼,PDN入力をゲートに与えている点
が異なる。上記PDN入力がハイ“H"レベルのとき、全て
の電流路がオフになり、回路の消費電流は殆んど零にな
り、PDN入力がロウ“L"レベルのとき、各トランジスタ
に正常なバイアス電流が流れて電力増幅回路として働ら
く。
第6図(b)の回路は、上記第6図(a)の回路に各バ
イアス電圧VBP,VBPC,VBNC,VBNを与えるためのもので
ある。RBはバイアス決定用の抵抗であり、PDN入力が
“L"、▲▼入力が“H"のときにトランジスタ
Q503,Q504をオンにしてトランジスタQ602,Q601に電流
を流してVBP,VBPCを発生する。トランジスタQ603,Q
602はカレントミラー回路を構成しており、電流I603
発生する。トランジスタQ604はトランジスタQ603のカス
ケード用である。上記電流I603はトランジスタQ605,Q
606に流れ、VBNC,VBNが発生する。PDN入力が“H"、▲
▼入力が“L"のとき、トランジスタQ507、Q508
オン、トランジスタQ505,Q506がオンになり、VBNC,V
BNはそれぞれVSS電位になり、VBP,VBPCはそれぞれVDD
電位になり、第6図(a)の回路におけるトランジスタ
Q9,Q10,Q401〜Q405,Q202を全てカットオフさせる。
なお、第6図(b)中、61,62はインバータである。
第7図に示す特性は、第6図(a),(b)の回路を当
業界で周知のCADシミュレーターを用いてシミュレーシ
ョンした結果であり、出力端OUTの出力電流Ioutが0の
とき、出力電圧Voutも0vであり、このとき出力駆動用ト
ランジスタQ101,Q102の各電流IP,INはアイドリング電
流が流れており、IP=INである。このアイドリング電流
は約6mAであり、自由に設定できる。出力電流Ioutが正
に増大し、出力電圧Voutも正に増大すると、トランジス
タQ101の電流IPが増加し、トランジスタQ102の電流IN
0になり、Iout=IPである。出力電流Ioutが負に増大
し、出力電圧Voutが負に増大すると、トランジスタQ101
の電流IPはアイドリング電流のまま一定であり、トラン
ジスタQ102の電流INが増大する。このように、第6図
(a),(b)の回路はAB級電力増幅回路として働らく
ことが証明された。なお、第8図に示した従来のA級電
力増幅回路では、アイドリング電流がたとえば250mA必
要であったが、上記第6図(a)の回路によれば、約6m
A(設計によりもっと少なくすることも可能である)と
なり、消費電流が非常に少なくなった。
なお、本発明は上記各実施例に限らず、本発明の技術的
思想の範囲内で種々の変形実施が可能である。たとえば
第6図(a),(b)の回路でも示したが、前記各実施
例の回路にカスケード用トランジスタを付加しても基本
的動作が変わるわけではない。また、前記各実施例のト
ランジスタのPチャネルとNチャネルとを置き換え、V
DD電源、VSS電源の接続関係を逆にしても動作すること
は言うまでもない。また、前記各実施例中、カレントミ
ラー回路を多用しているが、カレントミラー回路におけ
る入力側トランジスタと出力側トランジスタとのW/Lは
異なってもよい。このときの上記入力側トランジスタと
出力側トランジスタとの電流比は上記W/Lの比に等しく
なる。また、前記各実施例中における定電流源用トラン
ジスタQ202またはQ212,Q204,Q214を省略し、差動増幅
回路、カレントミラー回路における対になっているトラ
ンジスタのW/Lを異ならせてもよい。即ち、上記各実施
例では、ソース接地トランジスタQ201またはQ203がある
電流(トランジスタQ202またはQ212またはQ204またはQ
214の定電流に等しい電流)を流したとき、回路全体が
安定し、アイドリング電流が流れるものとして説明し
た。しかし、差動増幅回路、カレントミラー回路におけ
るトランジスタ対のW/Lを異ならせてそのバランスを崩
しておき、ソース接地トランジスタQ201またはQ203にあ
る電流が流れたときに回路全体の動作のバランスがと
れ、アイドリング電流が正しく流れるように設計するこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明の電力増幅回路によれば、AB級動
作を行なうもので消費電力が非常に小さく、集積回路チ
ップの発熱量が小さいので回路動作の信頼性が高くな
る。また、回路構成として最低限必要とするのは、出力
駆動用トランジスタとソース接地トランジスタと差動増
幅回路とで済むので簡易であり、使用素子数が少ないの
でチップ面積が小さくて済む。しかも出力振幅をほぼ電
源電圧いっぱいまで正常に得ることができる。したがっ
て、本発明回路はたとえば音声合成用LSIに用いてスピ
ーカを直接駆動する場合などに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の電力増幅回路の一実施例を示す
回路図、第1図(b)は同じく他の実施例を示す回路
図、第2図(a),(b),(c)はそれぞれ本発明の
応用例を示す回路図、第3図(a)乃至(d)、第4図
(a)乃至(d)、第5図(a)乃至(d)、第6図
(a)はそれぞれ本発明の他の実施例を示す回路図、第
6図(b)は同図(a)の回路にバイアス電圧を与える
回路を示す回路図、第7図は第6図(a),(b)の回
路についてのコンピュータシミュレーションの結果を示
す特性図、第8図および第9図はそれぞれ従来の電力増
幅回路を示す回路図である。 Q101……Pチャネルトランジスタ、Q102……Nチャネル
トランジスタ、OUT……出力端、Diff1,Diff2……差動増
幅回路、Q201,Q203……ソース接地トランジスタ、
Q501,Q502……パワーダウン制御用トランジスタ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力ト
    ランジスタの電流通路の一端にそれぞれ等しい第1,第2
    の電流を供給するカレントミラー回路構成の電流供給手
    段、及び上記第1差動入力トランジスタの電流通路の他
    端にそれぞれ接続される第1電流源を有する第1の差動
    増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記一対の第
    1差動入力トランジスタの一方を流れる電流に基づいて
    制御される第2導電型の第1出力駆動用トランジスタ
    と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    及び上記第2差動入力トランジスタの電流通路の他端か
    らそれぞれ等しい第3,第4の電流を排出するカレントミ
    ラー回路構成の電流排出手段を有する第2の差動増幅回
    路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記一対
    の第2差動入力トランジスタの一方を流れる電流に基づ
    いて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジス
    タと、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第2導電型のトランジスタと、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と第2
    の電源端との間に設けられる第3の電流源と、 を具備し、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第3の電流源との接続点の電流を、上記一対の第2差動
    入力トランジスタの他方と上記電流排出手段との接続点
    に流すことを特徴とする電力増幅回路。
  2. 【請求項2】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力ト
    ランジスタの電流通路の一端にそれぞれ等しい第1,第2
    の電流を供給するカレントミラー回路構成の電流供給手
    段、及び上記第1差動入力トランジスタの電流通路の他
    端にそれぞれ接続される第1電流源を有する第1の差動
    増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記一対の第
    1差動入力トランジスタの一方を流れる電流に基づいて
    制御される第2導電型の第1出力駆動用トランジスタ
    と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    及び上記一対の第2差動入力トランジスタの電流通路の
    他端からそれぞれ等しい第3,第4の電流を排出するカレ
    ントミラー回路構成の電流排出手段を有する第2の差動
    増幅回路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記一対
    の第2差動入力トランジスタの一方を流れる電流に基づ
    いて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジス
    タと、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記一対の第2差動入力トランジ
    スタの他方と上記電流排出手段との接続点に接続される
    第2導電型のトランジスタと、 上記一対の第2差動入力トランジスタの一方と上記電流
    排出手段との接続点と上記第1の電源端間に接続される
    第3の電流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  3. 【請求項3】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の差動入力トランジスタと、 これら差動入力トランジスタの電流通路の一端にそれぞ
    れ第1,第2の電流を供給する第1,第2の電流供給手段
    と、 上記差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ
    接続される第1電流源と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第2導電型のトランジスタと、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と第2
    の電源端との間に設けられる第2電流源と、 を具備し、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第2電流源との接続点の電流に基づいて、上記第5の電
    流供給手段から上記第2のカレントミラー回路に供給さ
    れる電流を制御することを特徴とする電力増幅回路。
  4. 【請求項4】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の差動入力トランジスタと、 これら差動入力トランジスタの電流通路の一端にそれぞ
    れ第1,第2の電流を供給する第1,第2の電流供給手段
    と、 上記差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ
    接続される第1電流源と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記第5の電流供給手段と上記第
    2のカレントミラー回路との接続点に接続される第2導
    電型のトランジスタと、 上記第6の電流供給手段と上記第2のカレントミラー回
    路との接続点と上記第1の電源端間に設けられる第2電
    流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  5. 【請求項5】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力ト
    ランジスタの電流通路の一端にそれぞれ第1,第2の電流
    を供給する第1,第2の電流供給手段、及び上記第1差動
    入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続され
    る第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端から上記第2の電流供給手段の出力電流と等しい
    電流を排出する第1の電流排出手段、及び上記一対の第
    2差動入力トランジスタの他方の電流通路の他端から上
    記第1の電流供給手段の出力電流と等しい電流を排出す
    る第2の電流排出手段を有する第2の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第2導電型のトランジスタと、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と第2
    の電源端との間に設けられる第3電流源と、 を具備し、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第3電流源との接続点の電流に基づいて、上記第5の電
    流供給手段から上記第2のカレントミラー回路に供給さ
    れる電流を制御することを特徴とする電力増幅回路。
  6. 【請求項6】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力ト
    ランジスタの電流通路の一端にそれぞれ第1,第2の電流
    を供給する第1,第2の電流供給手段、及び上記第1差動
    入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続され
    る第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、この第2差動入力トランジスタ
    の電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、上
    記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路の
    他端から上記第2の電流供給手段の出力電流と等しい電
    流を排出する第1の電流排出手段、及び上記一対の第2
    差動入力トランジスタの他方の電流通路の他端から上記
    第1の電流供給手段の出力電流と等しい電流を排出する
    第2の電流排出手段を有する第2の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記第5の電流供給手段と上記第
    2カレントミラー回路との接続点に接続される第2導電
    型のトランジスタと、 上記第6の電流供給手段と上記第2カレントミラー回路
    との接続点と上記第1の電源端との間に設けられる第3
    電流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  7. 【請求項7】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の差動入力トランジスタと、 これら差動入力トランジスタの電流通路の一端にそれぞ
    れ第1,第2の電流を供給する第1,第2の電流供給手段
    と、 上記差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ
    接続される第1電流源と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第2の電源端に接続され、制御端
    が上記第2出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第1導電型のトランジスタと、 上記第1導電型のトランジスタの電流通路の他端と第1
    の電源端との間に設けられる第2電流源と、 を具備し、 上記第1導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第2電流源との接続点の電流に基づいて、上記第3の電
    流供給手段から上記第1のカレントミラー回路に供給さ
    れる電流を制御することを特徴とする電力増幅回路。
  8. 【請求項8】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の差動入力トランジスタと、 これら差動入力トランジスタの電流通路の一端にそれぞ
    れ第1,第2の電流を供給する第1,第2の電流供給手段
    と、 上記差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ
    接続される第1電流源と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第2の電源端に接続され、制御端
    が上記第2出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記第3の電流供給手段と上記第
    1のカレントミラー回路との接続点に接続される第1導
    電型のトランジスタと、 上記第4の電流供給手段と上記第1のカレントミラー回
    路との接続点と上記第2の電源端間に設けられる第2電
    流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  9. 【請求項9】差動入力信号で制御される第1導電型の一
    対の第1差動入力トランジスタ、これら一対の第1差動
    入力トランジスタの一方の電流通路の一端に第1の電流
    路が接続され第1の電流を供給する第1のカレントミラ
    ー回路、上記一対の第1差動入力トランジスタの他方の
    電流通路の一端に第1の電流路が接続され第2の電流を
    供給する第2のカレントミラー回路、及び上記第1差動
    入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続され
    る第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記第2のカ
    レントミラー回路の第2の電流路から供給される電流に
    基づいて制御される第2導電型の第1出力駆動用トラン
    ジスタと、 第1の電流路に上記第1のカレントミラー回路の第2の
    電流路から電流が供給され、第2の電流路から上記第1
    出力駆動用トランジスタの制御端の電流を排出する第3
    のカレントミラー回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端に第1の電流路が接続され第3の電流を排出する
    第4のカレントミラー回路、及び上記一対の第2差動入
    力トランジスタの他方の電流通路の他端に第1の電流路
    が接続され第4の電流を排出する第5のカレントミラー
    回路を有する第2の差動増幅回路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記第5
    のカレントミラー回路の第2の電流路を流れる電流に基
    づいて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジ
    スタと、 第1の電流路から上記第4のカレントミラー回路の第2
    の電流路に電流を供給し、第2の電流路から上記第1出
    力駆動用トランジスタの制御端及び上記第5のカレント
    ミラー回路の第2の電流路に電流を供給する第6のカレ
    ントミラー回路と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第2導電型のトランジスタと、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と第2
    の電源端との間に設けられる第3の電流源と、 を具備し、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第3の電流源との接続点の電流を、上記第4カレントミ
    ラー回路の第2の電流路に流すことを特徴とする電力増
    幅回路。
  10. 【請求項10】差動入力信号で制御される第1導電型の
    一対の第1差動入力トランジスタ、これら一対の第1差
    動入力トランジスタの一方の電流通路の一端に第1の電
    流路が接続され第1の電流を供給する第1のカレントミ
    ラー回路、上記一対の第1差動入力トランジスタの他方
    の電流通路の一端に第1の電流路が接続され第2の電流
    を供給する第2のカレントミラー回路、及び上記第1差
    動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続さ
    れる第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記第2のカ
    レントミラー回路の第2の電流路から供給される電流に
    基づいて制御される第2導電型の第1出力駆動用トラン
    ジスタと、 第1の電流路に上記第1のカレントミラー回路の第2の
    電流路から電流が供給され、第2の電流路から上記第1
    出力駆動用トランジスタの制御端の電流を排出する第3
    のカレントミラー回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端に第1の電流路が接続され第3の電流を排出する
    第4のカレントミラー回路、及び上記一対の第2差動入
    力トランジスタの他方の電流通路の他端に第1の電流路
    が接続され第4の電流を排出する第5のカレントミラー
    回路を有する第2の差動増幅回路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記第5
    のカレントミラー回路の第2の電流路を流れる電流に基
    づいて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジ
    スタと、 第1の電流路から上記第4のカレントミラー回路の第2
    の電流路に電流を供給し、第2の電流路から上記第1出
    力駆動用トランジスタの制御端及び上記第5のカレント
    ミラー回路の第2の電流路に電流を供給する第6のカレ
    ントミラー回路と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第2導電型のトランジスタと、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と第2
    の電源端との間に設けられる第3の電流源と、 を具備し、 上記第2導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第3の電流源との接続点の電流を、上記第5カレントミ
    ラー回路の第1の電流路に流すことを特徴とする電力増
    幅回路。
  11. 【請求項11】差動入力信号で制御される第1導電型の
    一対の第1差動入力トランジスタ、これら一対の第1差
    動入力トランジスタの一方の電流通路の一端に第1の電
    流路が接続され第1の電流を供給する第1のカレントミ
    ラー回路と、上記一対の第1差動入力トランジスタの他
    方の電流通路の一端に第1の電流路が接続され第2の電
    流を供給する第2のカレントミラー回路、及び上記第1
    差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続
    される第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記第2のカ
    レントミラー回路の第2の電流路から供給される電流に
    基づいて制御される第2導電型の第1出力駆動用トラン
    ジスタと、 第1の電流路に上記第1のカレントミラー回路の第2の
    電流路から電流が供給され、第2の電流路から上記第1
    出力駆動用トランジスタの制御端の電流を排出する第3
    のカレントミラー回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端に第1の電流路が接続され第3の電流を排出する
    第4のカレントミラー回路、及び上記一対の第2差動入
    力トランジスタの他方の電流通路の他端に第1の電流路
    が接続され第4の電流を排出する第5のカレントミラー
    回路を有する第2の差動増幅回路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記第5
    のカレントミラー回路の第2の電流路を流れる電流に基
    づいて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジ
    スタと、 第1の電流路から上記第4のカレントミラー回路の第2
    の電流路に電流を供給し、第2の電流路から上記第1出
    力駆動用トランジスタの制御端及び上記第5のカレント
    ミラー回路の第2の電流路に電流を供給する第6のカレ
    ントミラー回路と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が前記第4のカレントミラー回路の
    第2の電流路に接続される第2導電型のトランジスタ
    と、 上記第6のカレントミラー回路の第2の電流路と上記第
    1の電源端との間に設けられる第3の電流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  12. 【請求項12】差動入力信号で制御される第1導電型の
    一対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力
    トランジスタの一方の電流通路の一端に第1の電流路が
    接続され第1の電流を供給する第1のカレントミラー回
    路と、上記一対の第1差動入力トランジスタの他方の電
    流通路の一端に第1の電流路が接続され第2の電流を供
    給する第2のカレントミラー回路、及び上記一対の第1
    差動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続
    される第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続され、上記第2のカ
    レントミラー回路の第2の電流路から供給される電流に
    基づいて制御される第2導電型の第1出力駆動用トラン
    ジスタと、 第1の電流路に上記第1のカレントミラー回路の第2の
    電流路から電流が供給され、第2の電流路から上記第1
    出力駆動用トランジスタの制御端の電流を排出する第3
    のカレントミラー回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端に第1の電流路が接続され第3の電流を排出する
    第4のカレントミラー回路、及び上記一対の第2差動入
    力トランジスタの他方の電流通路の他端に第1の電流路
    が接続され第4の電流を排出する第5のカレントミラー
    回路を有する第2の差動増幅回路と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続され、上記第5
    のカレントミラー回路の第2の電流路を流れる電流に基
    づいて制御される第1導電型の第2出力駆動用トランジ
    スタと、 第1の電流路から上記第4のカレントミラー回路の第2
    の電流路に電流を供給し、第2の電流路から上記第1出
    力駆動用トランジスタの制御端及び上記第5のカレント
    ミラー回路の第2の電流路に電流を供給する第6のカレ
    ントミラー回路と、 電流通路の一端が上記第1の電源端に接続され、制御端
    が上記第1出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記一対の第2の差動入力トラン
    ジスタの他方と第5のカレントミラー回路との接続点に
    接続される第2導電型のトランジスタと、 上記一対の第2の差動入力トランジスタの一方と第4の
    カレントミラー回路との接続点と上記第1の電源端との
    間に設けられる第3の電流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
  13. 【請求項13】差動入力信号で制御される第1導電型の
    一対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力
    トランジスタの電流通路の一端にそれぞれ第1,第2の電
    流を供給する第1,第2の電流供給手段、及び上記第1差
    動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続さ
    れる第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、これら第2差動入力トランジス
    タの電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、
    上記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路
    の他端から上記第2の電流供給手段の出力電流と等しい
    電流を排出する第1の電流排出手段、及び上記一対の第
    2差動入力トランジスタの他方の電流通路の他端から上
    記第1の電流供給手段の出力電流と等しい電流を排出す
    る第2の電流排出手段を有する第2の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第2の電源端に接続され、制御端
    が上記第2出力駆動用トランジスタの制御端に接続され
    る第1導電型のトランジスタと、 上記第1導電型のトランジスタの電流通路の他端と第1
    の電源端との間に設けられる第3電流源と、 を具備し、 上記第1導電型のトランジスタの電流通路の他端と上記
    第3電流源との接続点の電流に基づいて、上記第3の電
    流供給手段から上記第1のカレントミラー回路に供給さ
    れる電流を制御することを特徴とする電力増幅回路。
  14. 【請求項14】差動入力信号で制御される第1導電型の
    一対の第1差動入力トランジスタ、これら第1差動入力
    トランジスタの電流通路の一端にそれぞれ第1,第2の電
    流を供給する第1,第2の電流供給手段、及び上記第1差
    動入力トランジスタの電流通路の他端にそれぞれ接続さ
    れる第1電流源を有する第1の差動増幅回路と、 上記差動入力信号で制御される第2導電型の一対の第2
    差動入力トランジスタ、この第2差動入力トランジスタ
    の電流通路の一端にそれぞれ接続される第2電流源、上
    記一対の第2差動入力トランジスタの一方の電流通路の
    他端から上記第2の電流供給手段の出力電流と等しい電
    流を排出する第1の電流排出手段、及び上記一対の第2
    差動入力トランジスタの他方の電流通路の他端から上記
    第1の電流供給手段の出力電流と等しい電流を排出する
    第2の電流排出手段を有する第2の差動増幅回路と、 第1の電源端と出力端との間に接続される第2導電型の
    第1出力駆動用トランジスタと、 第1のカレントミラー回路、この第1のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第3の電流供給手段、及び上
    記第1のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第4
    の電流供給手段を備え、上記第4の電流供給手段と上記
    第1のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第1出力駆動用トランジスタを制御する第1の制御
    手段と、 第2の電源端と上記出力端との間に接続される第1導電
    型の第2出力駆動用トランジスタと、 第2のカレントミラー回路、この第2のカレントミラー
    回路の一方の電流路に上記第1の電流供給手段の出力電
    流と等しい電流を供給する第5の電流供給手段、及び上
    記第2のカレントミラー回路の他方の電流路に上記第2
    の電流供給手段の出力電流と等しい電流を供給する第6
    の電流供給手段を備え、上記第6の電流供給手段と上記
    第2のカレントミラー回路との接続点の電流に基づいて
    上記第2出力駆動用トランジスタを制御する第2の制御
    手段と、 電流通路の一端が上記第2の電源端に接続され、制御端
    が上記第2出力駆動用トランジスタの制御端に接続さ
    れ、電流通路の他端が上記第3の電流供給手段と上記第
    1のカレントミラー回路との接続点に接続される第1導
    電型のトランジスタと、 上記第4の電流供給手段と上記第1のカレントミラー回
    路との接続点と上記第2の電源端との間に設けられる第
    3電流源と、 を具備することを特徴とする電力増幅回路。
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