JPH074830U - マフラーの外筒 - Google Patents

マフラーの外筒

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Publication number
JPH074830U
JPH074830U JP3782693U JP3782693U JPH074830U JP H074830 U JPH074830 U JP H074830U JP 3782693 U JP3782693 U JP 3782693U JP 3782693 U JP3782693 U JP 3782693U JP H074830 U JPH074830 U JP H074830U
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JP
Japan
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outer cylinder
outer end
muffler
metal plate
thin metal
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Pending
Application number
JP3782693U
Other languages
English (en)
Inventor
真輝 玉村
Original Assignee
玉村工業株式会社
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Publication date
Application filed by 玉村工業株式会社 filed Critical 玉村工業株式会社
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Publication of JPH074830U publication Critical patent/JPH074830U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属薄板を2重巻きしてスポット溶接したマ
フラーの外筒において、金属薄板の外端縁部を経時変形
させず接合部での離面を抑止して、ビビリ音の発生を防
止する。 【構成】 2重巻きした金属薄板における外端方部に折
込部8を形成して外端縁部を補強することにより、外筒
のオーバーラップした3層部の外端方部に生じる熱伝導
量の差異によっても外端縁部が変形せず、中層部との密
接状態を維持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マフラーから発生するビビリ音を防止する様にしたマフラーの外筒 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の排気音を低減化するマフラーの外筒aとして、金属薄板bを2 重巻きし、金属薄板bの内外両端方部c、dをオーバーラップさせて3層部eを 形成すると共に、該3層部eの略中間位置の数箇所をスポット溶接してナゲット fを夫々形成した、高強度にして消音効果が大きい2層構造の筒体を使用してい た。
【0003】 しかし、上記外筒aを使用したマフラーにあっては、高温高圧状態で流入した 排気ガスにより、外筒a自体が高温状態となるが、第1に外端縁部gは切断され た自由端で、放熱量が外端方部dの他の部分より多いため、外端方部dの温度分 布が不均一状態となることと、第2に外端方部dにおける中層部hとの接触面と 外側面では温度差が大きく、それに伴う膨張度合も異なることとが相俟って、外 端方部dが反り変形して中層部hと離面し、而も外端部dにおけるナゲットf間 に相当する軸線方向部分にあっては、ナゲットf間の中央側ほど反り変形が大き くなり、その結果外端縁部gが波形状に経時変形するため、走行時におけるマフ ラーの振動により、外端方部dと中層部hの接触部と未接触部の境界部分で瞬間 的接離が継続発生してビビリ音となる欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、マフラーの外筒を構成する金属薄板における外端縁部を経時変形さ せず、中層部との離面を抑止して、ビビリ音の発生を防止する様にしたマフラー の外筒を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来技術に基づく、外筒を構成する金属薄板における外端縁部 が経時変形してビビリ音が発生する課題に鑑み、2重巻きした金属薄板における 外端方部に折込部を形成して補強することによって、外端方部に生じる熱伝導量 の差異によっても外端縁部が変形せず、中層部との密接状態を維持させる様にし て、上記欠点を解決せんとしたものである。
【0006】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本考案に係るマフラーの外筒であり、該外筒1は1枚の金属薄板2を2重 巻きした一部3層で全体2層構造の筒体で、2層構造部においては外筒1の外層 板3と内層板4を相互接触させ、又金属薄板2の外端方部5と内端方部6をオー バーラップさせて3層部7を形成すると共に、外端方部5に内側への折込部8を 形成して、外端縁部9に丸みを帯びさせ、3層部7の略中間位置をスポット溶接 してナゲット10、10a …を形成し、かかる接合された3層部7における外端方部 5を外層部11、金属薄板2の中間介在部を中層部12、内端方部6を内層部13とし ている。
【0007】 14、14a は外筒1の両開口部周縁に形成した鍔部であり、該鍔部14、14a は外 筒1の両側端部を外方へ折曲形成し、外筒1内部に消音機構を内装すると共に、 鍔部14、14a に蓋体を固着する様に成している。
【0008】 尚、図面上外筒1を円筒体としているが、かかる形状に限定されず、例えば楕 円筒体、角筒体にしても良い。
【0009】 次に本考案に係るマフラーの外筒の作用について説明すると、 外筒1を使用したマフラーにおいては、高温高圧状態で流入する排ガスにより 外筒1が加熱され、3層部7では内層部13、中層部12を介して外層部11である外 端方部5に熱が伝導し、外端方部5の外端縁部9は自由端で放熱量が多く、外端 方部5の温度分布が不均一状態となり、而も外端方部5における中層部12との接 触面と外側面では温度差が大きくなるが、外端縁部9は折込部8による補強で変 形せず、中層部12との密接状態を維持する。
【0010】
【考案の効果】
要するに本考案は、金属薄板を2重巻きすると共に、金属薄板の内外両端方部 をオーバーラップさせてスポット溶接した2層構造の筒体において、金属薄板2 の外端方部5に内側への折込部8を形成したので、従来のマフラーの外筒では金 属薄板における外端方部の強度が低いため、外端方部における温度分布の不均一 、並びに接面側と外側面側の温度差により外端縁部が波形状に経時変形し、その 結果外端縁部と中層部が離面してビビリ音が発生していたが、本考案の外筒1は 折込部8を形成していることにより、外端方部5は二枚板となると共に、かかる 二枚板の一端は外端縁部9で一体化したり、他端は中層部12とのサンドイッチ構 造で固定されたり、或いは他端もスポット溶接されている場合には、かかる他端 も固定状態となり、従って外端方部5及び外端縁部9を補強することにより、該 外端縁部9の経時変形を防止しているため、外端縁部9と中層部12が離面せず密 接状態を維持出来、よってビビリ音の発生を防止出来る。
【0011】 又、従来の外筒では外部露出した外端縁部が鋭利で危険であったが、本考案の 外筒1は折込部8を形成することによって、金属薄板2の鋭利な切断面を隠すと 共に、外端縁部9が丸みを帯びているため、外筒1を使用したマフラーの交換、 取付時に外端縁部9に触れても負傷せず安全に作業出来ると共に、組付前の製品 時においても外観良好となる等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマフラーの外筒の斜視図である。
【図2】図1のAーA断面端面図である。
【図3】従来のマフラーの外筒の斜視図である。
【図4】図3のBーB断面端面図である。
【符号の説明】
2 金属薄板 5 外端方部 8 折込部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板を2重巻きすると共に、金属薄
    板の内外両端方部をオーバーラップさせてスポット溶接
    した2層構造の筒体において、金属薄板の外端方部に内
    側への折込部を形成したことを特徴とするマフラーの外
    筒。
JP3782693U 1993-06-16 1993-06-16 マフラーの外筒 Pending JPH074830U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006046375A1 (ja) * 2004-10-28 2008-05-22 株式会社三五 排気系部品の外筒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006046375A1 (ja) * 2004-10-28 2008-05-22 株式会社三五 排気系部品の外筒
JP4562734B2 (ja) * 2004-10-28 2010-10-13 株式会社三五 排気系部品の外筒

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