JPH0740103U - 波形ベニヤ板 - Google Patents
波形ベニヤ板Info
- Publication number
- JPH0740103U JPH0740103U JP7549993U JP7549993U JPH0740103U JP H0740103 U JPH0740103 U JP H0740103U JP 7549993 U JP7549993 U JP 7549993U JP 7549993 U JP7549993 U JP 7549993U JP H0740103 U JPH0740103 U JP H0740103U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated
- ridges
- thin plate
- veneer
- thin
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄板を少なくとも2枚用いれば、所望の強度
を得ることができるベニヤ板を提供する。 【構成】 ベニヤ板は、互いに接着される、少なくとも
2枚の薄板の少なくとも1部に、波形形状を施される。
を得ることができるベニヤ板を提供する。 【構成】 ベニヤ板は、互いに接着される、少なくとも
2枚の薄板の少なくとも1部に、波形形状を施される。
Description
【0001】
この考案は、ベニヤ板に関する。
【0002】
従来、ベニヤ板は、少なくとも2枚の平坦な薄板を接着したものからなってい た。このため、従来のベニヤ板には、下記のような欠点があった。
【0003】 (イ)薄板を2枚重ねただけでは、所望の強度を得られないことが多い。
【0004】 (ロ)十分な強度を得るために、3枚以上の薄板を重ねることは、手間と余分 な材料を必要とする。
【0005】
そこで、本考案は、薄板を少なくとも2枚用いれば、所望の強度を得ることが できるベニヤ板を提供することを目的とする。
【0006】
この目的を達成するため、本考案によるベニヤ板は、互いに接着される、少な くとも2枚の薄板の少なくとも1部に、波形形状をもたらす畝を施したことを特 徴とする。
【0007】 本考案によるベニヤ板の全体にわたって、波形形状を施すのが好ましいが、ベ ニヤ板の一部に波形形状を施しても、所望の強度を得るのに十分な場合もある。
【0008】 本考案による薄板は、通常、全体が、長方形をしている。
【0009】 波形形状をもたらす畝は、薄板の長さ方向に形成されることが好ましい。こう すると、重ね合わせ方向のみならず、ベニヤ板の、長さ方向と直交する端面に加 わる応力に対する対抗力も増加する。
【0010】 また、波形形状をもたらす畝は、薄板の長さ方向に対し直交する方向に形成さ れてもよい。こうすると、重ね合わせ方向のみならず、ベニヤ板の長さ方向の端 面に加わる応力に対する対抗力も増加する。
【0011】 また、波形形状をもたらす畝は、薄板の長さ方向に対し斜め方向に形成されて もよい。こうすると、重ね合わせ方向のみならず、ベニヤ板の長さ方向の端面及 び長さ方向と直交する端面に加わる応力に対する対抗力も増加する。
【0012】 さらに、本考案によるベニヤ板は、波形形状をもたらす畝が、薄板の長さ方向 に形成された薄板と、長さ方向に対し直交する方向に形成された薄板とを、互い に接着したものでもよい。こうすることにより、単一方向(長さ方向またはこれ に対し直交するもしくは斜め方向のいずれか1つ)の畝が形成された薄板同士を 接着する場合に比べ、応力に対抗できる方向性が増す。
【0013】 さらにまた、本考案によるベニヤ板は、波形形状をもたらす畝が、互いに反転 した状態で、薄板の長さ方向に対し斜め方向に形成された薄板を、互いに接着し たものでもよい。この場合も、単一方向の畝が形成される場合に比べ、応力に対 抗できる方向性が増す。
【0014】
本考案に従って、ベニヤ板を構成する、少なくとも2枚の薄板の少なくとも1 部に、波形形状を施すと、波形形状をもたらす畝の形成方向における強度が増す 。
【0015】
添付図面において、図1ー3は、本考案によるベニヤ板の好ましい第1ー3実 施例の斜視図を、図4は、本考案によるベニヤ板を製造する加工装置の好ましい 1実施例の斜視図を示す。
【0016】 図1に示す第1実施例では、ベニヤ板10は、全体が、長方形をしており、波 形形状をもたらす畝11aは、薄板の長さ方向に形成される。
【0017】 図2に示す第2実施例では、ベニヤ板10は、全体が、長方形をしており、波 形形状をもたらす畝11bは、薄板の長さ方向に対し直交する方向に形成される 。
【0018】 図3に示す第3実施例でも、ベニヤ板10は、全体が、長方形をしており、波 形形状をもたらす畝11cは、薄板の長さ方向に対し斜め方向に形成される。
【0019】 本考案によるベニヤ板の好ましい製造方法を、本考案によるベニヤ板を製造す る加工装置の1実施例の斜視図を示す図4を参照しながら説明する。
【0020】 製造装置20は、互いの噛み合わせ面に連続する凹凸を形成した、固定型20 aと可動型20bとからなる。ベニヤ板の加工に際し、固定型20aは、少なく とも、加熱される。
【0021】 まず、少なくとも2枚(たとえば、1枚の大きさが90x180cmで、厚さ が1〜2mmのもの)の、好ましくは、3枚の平坦な薄板10aを、重ね合わせ 面に接着剤を塗布して重ね合わせる。接着剤が乾燥する前に、重ね合わせた薄板 を、固定型20aと可動型20bとの間に入れ、可動型20bにより重ね合わせ た薄板を固定型20aに押しつけて、重ね合わした薄板に波形の畝を施す。
【0022】 畝の形成方向が異なる薄板を用いる場合には、1枚の平坦な薄板を、この製造 装置20 の固定型20aと可動型20bの間に入れて押圧することにより畝を形成する。 このとき、少なくとも固定型は加熱される。畝の形成後、畝の形成方向が異なる 薄板同士を重ね、接着剤を両者の接触点に塗布して接着を行う。
【0023】
以上詳述したように、本考案による波形ベニヤは、従来の平坦なベニヤ板に比 べ、重ね合わせ方向のみならず、重ね合わせ方向以外の方向においても応力に対 する抵抗力が向上するので、重ね合わせ枚数が、少なくても所望の強度を得るこ とができる。
【図1】本考案によるベニヤ板の第1実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本考案によるベニヤ板の第2実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図3】本考案によるベニヤ板の第3実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図4】本考案によるベニヤ板を製造する装置の1実施
例の斜視図である。
例の斜視図である。
10 ベニヤ板 10a 重ね合わされた薄板 11a,11b,11c 畝 20 加工装置 20a 固定型 20b 可動型
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに接着される、少なくとも2枚の薄
板の少なくとも1部に、波形形状をもたらす畝を施し
た、波形ベニヤ板。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記薄板は、
全体が、長方形をしている、波形ベニヤ板。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
波形形状をもたらす畝は、前記薄板の全面に形成され
る、波形ベニヤ板。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1の記載に
おいて、前記波形形状をもたらす畝は、前記薄板の長さ
方向に形成される、波形ベニヤ板。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1の記載に
おいて、前記波形形状をもたらす畝は、前記薄板の長さ
方向に対し直交する方向に形成される、波形ベニヤ板。 - 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれか1の記載に
おいて、前記波形形状をもたらす畝は、前記薄板の長さ
方向に対し斜め方向に形成される、波形ベニヤ板。 - 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれか1の記載に
おいて、前記互いに接着される薄板の1つでは、前記波
形形状をもたらす畝は、前記薄板の長さ方向に形成さ
れ、もう1つでは、前記薄板の長さ方向に対し直交する
方向に形成される、波形ベニヤ板。 - 【請求項8】 請求項1ないし3のいずれか1の記載に
おいて、前記互いに接着される薄板は、前記波形形状を
もたらす畝が、互いに反転した状態で、前記薄板の長さ
方向に対し斜め方向に形成される、波形ベニヤ板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7549993U JPH0740103U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 波形ベニヤ板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7549993U JPH0740103U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 波形ベニヤ板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740103U true JPH0740103U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13578026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7549993U Withdrawn JPH0740103U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 波形ベニヤ板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740103U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011502839A (ja) * | 2007-11-19 | 2011-01-27 | パダナ アーゲー | 模様を有するベニヤの製造方法、及び、模様を有するベニヤの製造装置 |
JP2015523916A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-08-20 | ウッド イノベーションズ リミティド | ジグザグ状木材要素を含むコア層及びコア層を含む多層複合材 |
US10518499B2 (en) * | 2016-09-26 | 2019-12-31 | Corruven Canada Inc. | Foldable composite material sheet and structure |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7549993U patent/JPH0740103U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011502839A (ja) * | 2007-11-19 | 2011-01-27 | パダナ アーゲー | 模様を有するベニヤの製造方法、及び、模様を有するベニヤの製造装置 |
JP2015523916A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-08-20 | ウッド イノベーションズ リミティド | ジグザグ状木材要素を含むコア層及びコア層を含む多層複合材 |
US10518499B2 (en) * | 2016-09-26 | 2019-12-31 | Corruven Canada Inc. | Foldable composite material sheet and structure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |