JP2593291B2 - 化粧シートが圧着されたフラッシュ構造体の製造方法 - Google Patents

化粧シートが圧着されたフラッシュ構造体の製造方法

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JP2593291B2
JP2593291B2 JP6302004A JP30200494A JP2593291B2 JP 2593291 B2 JP2593291 B2 JP 2593291B2 JP 6302004 A JP6302004 A JP 6302004A JP 30200494 A JP30200494 A JP 30200494A JP 2593291 B2 JP2593291 B2 JP 2593291B2
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義忠 高橋
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日進アヅマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば机の天板等に用
いられる化粧シートが圧着されたフラッシュ構造体の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】机の天板その他の木製家具部材として、
基材の表面に塩化ビニル化粧シートや転写シート等の化
粧シートを圧着したものが普及している。このような化
粧シートを圧着するためには、通常は図5に示すように
真空吸着盤21の上に基材22を載せ、その表面に化粧シー
ト23を被せたうえ、ゴム膜24により圧着しつつ吸着盤21
から真空吸引する真空プレスが用いられている。
【0003】ところがこの真空プレスを行う際には基材
22に多大な圧力が作用するので、芯材の表裏両面に表面
基材と裏面基材とを接着したフラッシュ構造体に対して
化粧シートを圧着しようとすると、表面基材の中央部分
が撓んで表面基材が破壊されたり、化粧シートにしわが
発生することがある。このため、フラッシュ構造体に対
して化粧シートを真空プレスにより圧着することは不可
能とされており、基材22としては中実材(ソリッド材)
しか使用することができなかった。その結果、天板のよ
うな厚みのあるものや扉のような長尺品は必然的に重量
及びコストがかさみ、また加工形状に制約を受けるのが
実情であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、表面基材を破壊したり化粧シートに
しわを発生させることなく、フラッシュ構造体に対して
も真空プレスにより化粧シートを圧着することができる
方法を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の化粧シートが圧着されたフラッシ
ュ構造体の製造方法は、額縁状に組み立てた芯材の表面
に表面基材を接着し、芯材に囲まれた中空部分に仮芯材
を挿入したうえで表面基材上に化粧シートを真空プレス
により圧着し、その後この仮芯材を取り出し、ハニカム
芯材を備えた裏面基材を芯材の裏面に接着することを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、仮芯材を中空部分に挿入して
表面基材上に化粧シートを真空プレスにより圧着するの
で、大きい圧力を受けても表面基材が撓むことがない。
このためにフラッシュ構造体に対しても化粧シートを圧
着することができ、天板のような厚みのあるものや扉の
ような長尺品についても軽量化とコストダウンを図るこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図1〜図4に示す実施例によ
り更に詳細に説明する。まず図1に示すように、木製の
芯材1、2を額縁状に組み立てる。芯材1、2として
は、MDFのような合成材を使用することもできる。次
にこの額縁状の芯材1、2の表面に、薄板状の表面基材
3を接着する。この表面基材3の材質も、MDFのよう
な合成材とすることができる。
【0008】このようにして表面基材3を接着した芯材
1、2を図2のように真空吸着盤4の上に載せるに先立
ち、芯材1、2に囲まれた中空部分にソリッド状の仮芯
材5を挿入する。そして表面基材3の表面に塩化ビニル
化粧シートや転写シート等の化粧シート6を載せ、ゴム
膜7により高圧で加圧しつつ真空プレスを行う。その結
果、表面基材3の中央は仮芯材5に支えられるので撓む
こともなく、表面基材3の表面及び芯材1、2の側面ま
で均一に化粧シート6が圧着される。その後、芯材1、
2から仮芯材5を抜き取る。
【0009】次に図3に示すように、芯材1、2の裏面
に裏面基材8を接着、加圧するが、この裏面基材8の上
面には予めハニカム芯材9を接着しておく。このハニカ
ム芯材9は芯材1、2の中空部分とほぼ等しいサイズと
しておき、裏面基材8を芯材1、2の裏面に接着したと
き、ハニカム芯材9の上面が表面基材3の裏面に接触し
てこれを支えるようにしておく。このようにして、図4
に示されるような表面に化粧シート6が圧着されたフラ
ッシュ構造体10を得ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の方法に
よればフラッシュ構造でありながら真空プレスによる化
粧シートの圧着が可能であるので、従来のソリッド構造
のものに比較して製品の大幅な軽量化とコストダウンを
図ることができる。また製品の厚み、幅、長さ等の制約
が軽減され、意匠的な制約がなくなるとともに、厚みの
あるものが容易に製造できるので、木口面の加工形状に
ついても制約が軽減される利点がある。よって本発明は
従来の問題点を解決したフラッシュ構造体の製造方法と
して、業界に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】芯材と表面基材との接着工程を示す斜視図であ
る。
【図2】化粧シートの圧着工程を示す断面図である。
【図3】ハニカム芯材を備えた裏面基材の接着工程を示
す斜視図である。
【図4】化粧シートが圧着されたフラッシュ構造体を示
す斜視図である。
【図5】通常の真空プレス工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 芯材 3 表面基材 4 真空吸着盤 5 仮芯材 6 化粧シート 7 ゴム膜 8 裏面基材 9 ハニカム芯材 10 フラッシュ構造体 21 真空吸着盤 22 基材 23 化粧シート 24 ゴム膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額縁状に組み立てた芯材の表面に表面基
    材を接着し、芯材に囲まれた中空部分に仮芯材を挿入し
    たうえで表面基材上に化粧シートを真空プレスにより圧
    着し、その後この仮芯材を取り出し、ハニカム芯材を備
    えた裏面基材を芯材の裏面に接着することを特徴とする
    化粧シートが圧着されたフラッシュ構造体の製造方法。
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