JPH0734976Y2 - 壁パネルの取付金物 - Google Patents

壁パネルの取付金物

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JPH0734976Y2
JPH0734976Y2 JP14804689U JP14804689U JPH0734976Y2 JP H0734976 Y2 JPH0734976 Y2 JP H0734976Y2 JP 14804689 U JP14804689 U JP 14804689U JP 14804689 U JP14804689 U JP 14804689U JP H0734976 Y2 JPH0734976 Y2 JP H0734976Y2
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JP
Japan
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wall panel
mounting
bolt
plate
back plate
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JP14804689U
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JPH0387709U (ja
Inventor
康裕 瀧本
昌志 永井
Original Assignee
ミサワセラミックス株式会社
小野田エー・エル・シー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、壁パネルを鉄骨梁等の建物躯体に取付ける為
の取付金物に関する。
〈従来の技術〉 上層の壁パネル及び下層の壁パネルを建物躯体に取付け
るものとしては、従来から各種のファスナー,取付ボル
トが用いられている。
例えば特公昭63−54101号公報では、第8図に示す如く
鉄骨梁61上に取付けたL型定規アングル62とこれに歯合
させる溝を有し、かつ方形断面の空隙部63を設けたコ状
片64と上層の壁パネルP2に取付けられた平板状の取付片
65とによって構成された第1の取付部材と下層の壁パネ
ルP1に取付けられ、かつ前記空隙部63に差し込まれる挿
入片66から成る第2の取付部材とにより、下層の壁パネ
ルP1と上層の壁パネルP2を建物躯体に取付けている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記の取付構造又は取付装置は、何れも層間変位に追従
させたり、一定の耐風圧性能を持たせるために上層,下
層の壁パネルの相互連結及び出入調整、更には高さの調
整等、各調整及び連続作業が複雑となる。よって施工時
間の長期化並びに施工コストの増大を招いている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記の課題を解決するために考案されたもので
あって、鉄骨梁上に取付けたベース金物に係合し、下層
の壁パネルに取付けた平板状の上位金物を挾持して上層
の壁パネルの下部に取付けられる取付金物であって、一
対のボルト取付孔が穿設され、しかもこのボルト取付孔
を介して上層の壁パネルに取付けられる背面板と、当該
背面板の両側部から略直角に突設した袖板と、該袖板の
下辺を開口して形成した切欠溝と、縦片と横片により側
面略L状を成し、しかもこの縦片を前記切欠溝の背面板
と対向する側縁に配置した状態で両袖板間に架設した支
持板と、前記縦片と前記背面板との間に形成した間隙
と、前記支持板の横片に設けたレベル調整ボルトの螺合
部とから成るものである。この場合前記支持板の縦片に
は挾持ボルトのボルト軸先端を前記背面板に向けた状態
で螺合させ、更に前記背面板に穿設した一対の取付ボル
ト孔のうち少なくとも1つは背面板の上端に開口したボ
ルト軸挿通溝として形成することも考えられる。
〈作用〉 鉄骨梁に取付けたベース金物の立片に切欠溝を介して係
合させる取付金物の背面板と上記立片とで下層の壁パネ
ルに取付けられた平板状の上位金物を挾んだ状態で、上
層の壁パネルに当該取付金物の背面板をボルト止めする
ことで、下層の壁パネルの上部と上層の壁パネルの下部
の支持、更には両壁パネルの建物躯体(鉄骨梁)に対す
る位置決めは完了する。この場合支持板の縦片に挾持ボ
ルトを螺合し、そのボルト軸先端を背面板に向けた状態
で回動させる様にすれば、当該先端はベース金物の立片
に当接し、その反力で背面板が立片側に引き寄せられ、
該立片と背面板とによって下層の壁パネルに取付けた上
位金物をより狭い間隙内で挾持する。この挾持状態は下
層の壁パネルの上部が面内方向に揺動することを規制す
ることなく、また面外方向のガタを良好に規制して所謂
面内方向の変位に追従させることができる。更に上層の
壁パネルに当該取付金物を取付けるに際し、ボルト軸挿
通孔を背面板上端を開口した挿通溝とすることにより、
上層の壁パネルに予め取付けられた取付ボルトのボルト
軸を当該ボルト軸挿通溝内に嵌め入れた状態で上層の壁
パネルを下せば、該取付ボルトはボルト軸挿通溝をガイ
ドにしてボルト取付孔内に収納される。このように当該
取付金物は上層の壁パネルと下層の壁パネルを建物躯体
に取付ける丈でなく層間変位による面内方向の追従はも
とより施工の簡易化をも十分果すことになる。
〈実施例〉 次に本考案の壁パネルの取付金物を図面に基づき説明す
る。
第1図は上層の壁パネルの下部に取付ける本願の取付金
物1を示す斜視図である。又第2図は第1図におけるA
−A矢視方向断面図である。
この取付金物1は背面板11と該背面板11の両側部11a,11
bからほぼ直角に突設した袖板12,13とによって平断面略
コ状に形成される。又袖板12,13の下辺12a,13aを開口し
て略縦長状の切欠溝14,15が夫々形成される。さらに袖
板12,13間には支持板16が架設される。この支持板16は
縦片16aと横片16bとにより側面略L状を成す。しかも縦
片16aは前記切欠溝14,15の背面板11に対向する側縁14a,
15aに夫々配置する状態で架設される。よって背面板の
内面11fと縦片の外面16cとの間には前記切欠溝14,15間
にわたり間隙17が形成される。又上記支持板16の横片16
bには、その略中央にレベル調整ボルトの螺合部18が直
接又はナットの取付け等により設けられる。この螺合部
18には図示しないレベル調整ボルトを螺合し、その先端
を後述するベース金物の取付片に圧接させて、取付金物
1を介して上層の壁パネルの高さ位置を調整する。又当
該背面板11には複数の、例えば二個のボルト取付孔11c,
11dが横ルーズ状に穿設される。すなわち両ボルト取付
孔11c,11dに取付ボルトを挿入し、この取付ボルトを上
層の壁パネルに螺合させることで当該取付金物1を取付
ける。
斯かるボルト取付孔11c,11dのうち少なくとも1つに
は、背面板11の上端11eを開口してボルト軸挿通溝19を
形成する。
尚取付金物1の幅寸法は、切欠溝間がベース金物の立片
より狭く、又上位金物の板幅よりも大きいものとする。
即ち上位金物が最も狭く、ベース金物が最も広い。
上記構成の取付金物1を用いた上層の壁パネル及び下層
の壁パネルの取付施工を説明する。第3図に示す如く取
付片21と立片22により側面略L状を成すベース金物2を
鉄骨梁Hのフランジ上に固着する。そして下層の壁パネ
ルP1に取付けた平板状の上位金物3を上記立片22に当接
させる。斯かる状態で取付金物1を、切欠溝14,15をベ
ース金物の立片22に係合させ、間隙17に上記立片22と上
位金物3とを重ねた状態にて挿入する。これにより下層
の壁パネルP1はベース金物2を介して鉄骨梁Hに仮止め
されることになる。そして上方から吊り下した上層の壁
パネルP2に対してボルト取付孔11c,11dから挿入した取
付ボルトVを螺合させる。
尚斯かる際に第4図に示す如く、上層の壁パネルP2に予
め取付ボルトVを多少緩ませた状態にて螺合しておく。
そして当該壁パネルP2を吊り下すときに取付ボルトVの
ボルト軸Vaを上記ボルト軸挿通溝19に嵌合させる。そし
てそのまま壁パネルP2を吊り下せば、取付ボルトVはそ
のままボルト取付孔11d内に挿入されることになる。次
いで第5図に示す如く他のボルト取付孔11cに取付ボル
トVを挿入し、壁パネルP2のボルト孔(図示せず)内に
この取付ボルトを螺合する。そして両取付ボルトV,Vを
締付けて緊結させれば良い。この緊結後、最終的には取
付金物1とベース金物2の接触部分等を溶接等により一
体的に接合する。
尚当該取付金物1の他の実施例としては第6図に示す如
く、支持板16の縦片16aに挾持ボルト(第7図参照)の
螺合部4a,4bを設ける。この螺合部4a,4bは縦片16aの貫
通孔16c,16dに整合させたナットn,nを点付け溶接で固着
したものである。そしてこの螺合部4a,4bに第7図で示
す如く挾持ボルト5を螺合させて、そのボルト軸先端5a
をベース金物2の立片22に圧接する。すなわち挾持ボル
ト5が立片22に圧接するに従って背面板11と立片22の間
は狭まりその結果上位金物3は背面板11と立片22に挾持
されることになる。図例の場合、ベース金物の立片22が
袖板端に当った位置で停止するので、これを位置決めに
利用すればよい。
〈考案の効果〉 以上の如く本考案の取付金物は、上層の壁パネル及び下
層の壁パネルを建物躯体に対し容易に取付けることが出
来る。
特に上層の壁パネルを建込むに際して当該取付金物の取
付が至って容易となり、かつ又上層の壁パネルにおける
高さ方向調整もレベル調整ボルトによって簡単に行うこ
とが出来る。そして切欠溝により剛性的に弱くなり易い
袖板間にL型の支持板を架設しているので、これにより
補強効果を得ることができる。さらに上位金物は当該取
付金物とベース金物との間で挾持されるため、面内方向
のスライドが自在となり、よって風圧力や層間変位に対
して十分な追従機能を果すことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、取付金物の斜視図、 第2図は、第1図におけるA−A矢視方向断面図、 第3図は、下層の壁パネルを建物躯体に取付けた状態の
側面概略図、 第4図は、上層の壁パネルに取付金物を取付ける状態を
示す一部省略斜視図、 第5図は、上層の壁パネルと下層の壁パネルの取付状態
を説明する側面概略図、 第6図は、他の実施例の取付金物の斜視図、 第7図は、他の取付金物による取付施工を示す側面概略
図、 第8図は、従来の取付構造を示す断面概略図である。 1……取付金物,11……背面板,11a,11b……側縁,11c,11
d……ボルト取付孔,11e……上端,12,13……袖板,12a,13
a……下辺,14,15……切欠溝,14a,15a……側縁,16……支
持板,16a……縦片,16b……横片,17……間隙,18……レベ
ル調整ボルトの螺合部,19……ボルト軸挿通溝,2……ベ
ース金物,3……上位金物,P1……下層の壁パネル,P2
…上層の壁パネル,H……鉄骨梁,V……取付ボルト。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨梁上に取付けたベース金物と下層の壁
    パネルに取付けた平板状の上位金物とを挾持して上層の
    壁パネルの下部に取付けられる取付金物であって、 一対のボルト取付孔が穿設されかつ該ボルト取付孔を介
    して上層の壁パネルに取付けられる背面板と、 前記背面板の両側部から略直角に突設した袖板と、 前記袖板の下辺を開口して形成した切欠溝と、縦片と横
    片とにより側面略L状を成し、かつ該縦片を、前記切欠
    溝の背面板と対向する側縁に配置した状態で両袖板間に
    架設した支持板と、 前記縦片と前記背面板との間に形成した間隙と、 前記支持板の横片に設けたレベル調整ボルトの螺合部と
    から構成することを特徴とする壁パネルの取付金物。
  2. 【請求項2】前記支持板の縦片に、挾持ボルトのボルト
    軸先端を前記背面板に向けた状態で螺合した請求項1記
    載の壁パネルの取付金物。
  3. 【請求項3】前記背面板に穿設した一対の取付ボルト孔
    のうち、少なくとも1つに該背面板の上端に開口したボ
    ルト軸挿通溝を形成した請求項1記載の壁パネルの取付
    金物。
JP14804689U 1989-12-22 1989-12-22 壁パネルの取付金物 Expired - Lifetime JPH0734976Y2 (ja)

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