JPH07332425A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JPH07332425A
JPH07332425A JP6141155A JP14115594A JPH07332425A JP H07332425 A JPH07332425 A JP H07332425A JP 6141155 A JP6141155 A JP 6141155A JP 14115594 A JP14115594 A JP 14115594A JP H07332425 A JPH07332425 A JP H07332425A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器においてディスクバ
ルブの開弁圧を調整する背圧室のシール性を向上させ
る。 【構成】 シリンダ2内にピストンロッド4を連結した
ピストン3を嵌装する。シリンダ上下室2a,2bを連通さ
せる伸び側および縮み側通路11,12にディスクバルブ1
5,17を設ける。これらの背面側にシール部材18,19を
当接させ、板ばね26,26を設けて背圧室28,29を形成す
る。背圧室28,29をそれぞれポート36,48と34,47(固
定オリフィス)、ポート39,50と31,45(可変オリフィ
ス)を介してシリンダ上下室2a,2bに連通させる。シャ
ッタ42の回転により可変オリフィスの通路面積を調整し
てオリフィス特性を調整するとともに背圧室28,29の内
圧を変化させてバルブ特性を調整する。背圧室28,29の
内圧により板ばね26,27がシール部材18のシール部24,
25に押圧されるので背圧室28,29のシール性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の懸架
装置に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関するもの
である。
【0002】自動車等の車両の懸架装置に装着される油
圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心地
や操縦安定性を向上させるために減衰力を適宜調整でき
るようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
を封入したシリンダ内にピストンロッドを連結したピス
トンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、
ピストン部にシリンダ内の2室を連通させる主油液通路
およびバイパス通路を設け、主油液通路にはオリフィス
およびディスクバルブからなる減衰力発生機構を設け、
バイパス通路にはその通路面積を調整する減衰力調整弁
を設けた構成となっている。なお、シリンダ内の一方の
室には、ピストンロッドの伸縮にともなうシリンダ内の
容積変化をガスの圧縮、膨張によって補償するリザーバ
がベースバルブを介して接続されている。
【0004】そして、減衰力調整弁によってバイパス通
路を開いてシリンダ内の2室間の油液の流通抵抗を小さ
くすることにより減衰力を小さくし、また、バイパス通
路を閉じて2室間の流通抵抗を大きくすることにより減
衰力を大きくすることができる。このように、減衰力調
整弁の開閉により減衰力特性を適宜調整することができ
る。
【0005】しかしながら、上記のようにバイパス通路
の通路面積によって減衰力を調整するものでは、ピスト
ン速度の低速域においては、減衰力は油液通路のオリフ
ィス特性に依存するので減衰力特性を大きく変化させる
ことができるが、ピストン速度の中高速域においては、
減衰力が主油液通路の減衰力発生機構(ディスクバル
ブ)に依存するため、減衰力特性を大きく変化させるこ
とができない。
【0006】そこで、従来、例えば実開昭62−155
242号公報に記載されているように、ピストン部に設
けられた主油液通路の減衰力発生機構であるディスクバ
ルブの背部に圧力室を形成し、この圧力室を固定オリフ
ィスを介してディスクバルブの上流側のシリンダ室に連
通させ、また、可変オリフィスを介してディスクバルブ
の下流側のシリンダ室に連通させるようにしたものが知
られている。
【0007】この減衰力調整式油圧緩衝器によれば、可
変オリフィスを開閉することにより、シリンダ内の2室
間の通路面積を調整するとともに、圧力室の圧力を変化
させてディスクバルブの開弁初期圧力を変化させること
ができる。このようにして、オリフィス特性およびバル
ブ特性を調整することができ、減衰力特性の調整範囲を
広くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なディスクバルブの背部に圧力室を形成してディスクバ
ルブの開度を調整するようにした減衰力調整式油圧緩衝
器では、圧力室のシール性が低いと、圧力室内の圧油が
漏れて内圧が低下して安定した減衰力が得られなくな
る。特に、高減衰力を設定した場合のピストン速度の低
速域において、圧油が漏れやすく減衰力が低下しやすく
なる。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、背圧室のシール性を向上させた減衰力調整式油
圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、油液が封入されたシリンダ内のピスト
ンの摺動によって2室間に生じる油液の流動を制御して
減衰力を発生させ、前記2室間の連通路面積を調整する
ことにより減衰力特性を調整可能とした減衰力調整式油
圧緩衝器において、前記2室の一方の室側の圧力を受け
て開弁して前記2室間の連通路面積を調整するディスク
バルブと、一端部内周側に前記ディスクバルブの背面側
に当接するフランジ部が形成された略円筒状のシール部
材と、該シール部材の他端側が外周に摺動可能に嵌合さ
れるシールガイド部材と、前記シール部材のフランジ部
に内側から液密的に当接して前記シール部材を前記ディ
スクバルブに押圧し、かつ、前記シール部材の内側に背
圧室を形成する円板状の板ばねと、該背圧室と前記ディ
スクバルブの上流側の室とを連通させる上流側通路と、
前記背圧室と前記ディスクバルブの下流側の室とを連通
させる下流側通路と、該下流側通路の通路面積を調整す
る可変オリフィスとを備えてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】このように構成したことにより、シリンダ内の
ピストンの摺動によって2室間に生じる油液の流動をデ
ィスクバルブおよび可変オリフィスによって制御するこ
とにより減衰力が発生し、可変オリフィスの通路面積を
変化させることにより、オリフィス特性を直接調整する
とともに、背圧室の内圧を変化させディスクバルブの開
弁特性を変化させてバルブ特性を調整することができ
る。また、背圧室内の圧力により、板ばねがシール部材
のフランジ部に押しつけられるので板ばねとシール部材
とのシール性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】第1実施例について図1および図2を用い
て説明する。図1および図2に示すように、本実施例に
係る減衰力調整式油圧緩衝器1は、油液が封入されたシ
リンダ2内にピストン3が摺動可能に嵌装されており、
このピストン3によってシリンダ2内がシリンダ上室2a
とシリンダ下室2bの2室に画成されている。ピストン3
には、ピストンロッド4の一端側が連結されており、ピ
ストンロッド4の他端側は、シリンダ2の上端部に装着
されたロッドガイド(図示せず)およびシール部材(図
示せず)に挿通されてシリンダ2の外部へ延出されてい
る。また、シリンダ2には、ピストンロッド4の侵入、
退出によるシリンダ2内の容積変化をガスの圧縮、膨張
によって補償するリザーバ(図示せず)が接続されてい
る。
【0014】ピストンロッド4の一端部には、ピストン
ロッド4の摺動部の径よりも小径の円筒状のガイド部5
が段部を介して形成されている。ガイド部5には、段部
との接続側の基端側から順に、リテーナ6、シールガイ
ド部材7、ピストン3、シールガイド部材8およびリテ
ーナ9が外嵌されており、先端部にナット10を螺着する
ことにより、これらがピストン3と一体にピストンロッ
ド4の一端側に連結されている。
【0015】ピストン3には、シリンダ上室2aとシリン
ダ下室2bとを連通させる伸び側通路11および縮み側通路
12がそれぞれ周方向に沿って複数(それぞれ1つずつ図
示する)設けられている。伸び側連通路11は、シリンダ
上室2a側がピストン3の端面の外周よりの部位に開口さ
れ、シリンダ下室2b側がピストン3の端面の内周よりの
部位に開口されている。縮み側通路12は、シリンダ上室
2a側がピストン3の端面の内周よりの部位に開口され、
シリンダ下室2b側がピストン3の端面の外周よりの部位
に開口されている。
【0016】ピストン3のシリンダ下室2b側の端面に
は、伸び側通路11の開口部をはさんで内外周に環状の弁
座14が突設されており、弁座14に対向させて伸び側のデ
ィスクバルブ15が装着されている。ディスクバルブ15
は、その内周部がピストン3とシールガイド部材8と間
に挾持されて固定されており、伸び側通路11のシリンダ
上室2a側の圧力を受けて外周側が撓んで開弁し、その開
度に応じて油液の流動を制御して減衰力を発生させ、ま
た、その反対方向の油液の流通を阻止するようになって
いる。
【0017】ピストン3のシリンダ上室2a側の端面に
は、縮み側通路12の開口部をはさんで内外周に環状の弁
座16が突設されており、弁座16に対向させて縮み側のデ
ィスクバルブ17が装着されている。ディスクバルブ17
は、その内周部がピストン3とシールガイド部材7との
間に挾持されて固定されており、縮み側通路12のシリン
ダ下室2b側の圧力を受けて外周側が撓んで開弁し、その
開度に応じて油液の流動を制御して減衰力を発生させ、
また、その反対方向の油液の流通を阻止するようになっ
ている。
【0018】シールガイド部材7,8は、ピストンロッ
ド4を挿通させる開口を有する環状に形成されており、
外周に略円筒状のシール部材18,19が摺動可能に嵌合さ
れている。シール部材18,19の一端部の内周側には、フ
ランジ部20,21が形成されており、このフランジ部20,
21の外側の端面には、伸び側および縮み側のディスクバ
ルブ16,17のそれぞれの背面側に当接する環状の当接部
22,23が突設され、内側の端面には、環状のシール部2
4,25が形成されている。
【0019】ピストンロッド4のガイド部5の外周に
は、内周側がディスクバルブ15とシールガイド部材8と
で挾持されて固定され、外周側がシール部材18のシール
部24に液密的に当接して、シール部材18を伸び側のディ
スクバルブ15に押圧させ、初期荷重を付与する円板状の
板ばね26が設けられている。また、内周側がディスクバ
ルブ17とシールガイド部材7とで挾持されて固定され、
外周側がシール部材19のシール部25に液密的に当接し
て、シール部材19を縮み側のディスクバルブ17に押圧さ
せ、初期荷重を付与する円板状の板ばね27が設けられて
いる。このようにして、シール部材18,19の両端部がシ
ールガイド部材8,9および板ばね26,27によって閉塞
されてシール部材18,19の内側に背圧室28,29が形成さ
れている。
【0020】ここで、図2に示すように、シール部材18
は、内径D1に対して環状の当接部22の直径D2が大きくな
っており、すなわち、シリンダ下室2b内の油液に対して
ディスクバルブ15側の端面の受圧面積よりもリテーナ9
側の端面の受圧面積が大きくなるようになっており、シ
リンダ下室2b内の油圧によって、常時ディスクバルブ15
側へ押圧され、ディスクバルブ15から離間しないように
なっている。同様にして、シール部材19は、シリンダ上
室2a内の油圧によって、常時ディスクバルブ17側へ押圧
され、ディスクバルブ17から離間しないようになってい
る。これにより、ピストンロッド4のストローク方向の
変化に対する、ディスクバルブ15,17の開弁圧調整の応
答遅れを防止することができる。
【0021】ピストンロッド4のガイド部5の側壁に
は、シールガイド部材7に設けられた通路30を介してシ
リンダ上室2aに連通するガイドポート31と、背圧室29に
連通するガイドポート32と、ピストン3に設けられた通
路33および縮み側通路12を介してシリンダ下室2bに連通
するガイドポート34と、ピストン3に設けられた通路35
および伸び側通路11を介してシリンダ上室2aに連通する
ガイドポート36と、背圧室37に連通するガイドポート37
と、リテーナ9に設けられた通路38を介してシリンダ下
室2bに連通するガイドポート39とが設けられている。な
お、リテーナ6,9には、それぞれ通路30,37からシリ
ンダ上下室2a,2b側への油液の流通のみを許容する逆止
弁40,41が設けられている。
【0022】ガイド部5内には円筒状のシャッタ42が回
転可能に嵌合されている。シャッタ42には、操作ロッド
43の一端がナット44によって連結され、操作ロッド43の
他端は、ピストンロッド4内に挿通されて外部に延出さ
れており、操作ロッド43によってシャッタ42を外部から
回転できるようになっている。
【0023】シャッタ42の側壁には、ガイドポート31,
32,34,36,37,39のそれぞれに対向させてシャッタポ
ート45,46,47,48,49,50が設けられている。また、
シャッタ42の内部は、シャッタ室42a とシャッタ室42b
の2室に画成されており、シャッタポート45,46,47が
シャッタ室42a によって互いに連通され、シャッタポー
ト48,49,50がシャッタ室42b によって互いに連通され
ている。
【0024】ガイドポート31とシャッタポート45とで縮
み側の可変オリフィスが形成され、ガイドポート39とシ
ャッタポート50とで伸び側の可変オリフィスが形成され
ており、シャッタ42の回転により、それぞれの連通路面
積を自由に変化させられるようになっている。また、ガ
イドポート32,34,36,37とシャッタポート46,47,4
8,49とは、シャッタ42の回転位置にかかわらず常時一
定の通路面積で連通されるようになっている。なお、ガ
イドポート34および36は固定オリフィスを形成してい
る。
【0025】そして、伸び側の背圧室28は、ガイドポー
ト37およびシャッタポート49を介してシャッタ室42b に
連通されており、さらに、上流側通路としてのシャッタ
ポート48,ガイドポート36(固定オリフィス)、ピスト
ン3の通路35および伸び側通路11を介して、伸び行程時
に上流側となるシリンダ上室2aに連通され、また、下流
側通路としてのシャッタポート50、ガイドポート39(可
変オリフィス)および通路38を介して下流側となるシリ
ンダ下室2bに連通されている。
【0026】縮み側の背圧室29は、ガイドポート32およ
びシャッタポート49を介してシャッタ室42a に連通され
ており、さらに、上流側通路としてのシャッタポート4
7,ガイドポート34(固定オリフィス)、ピストン3の
通路33および縮み側通路12を介して縮み行程時に上流側
となるシリンダ下室2bに連通され、また、下流側通路と
してのシャッタポート45、ガイドポート31(可変オリフ
ィス)および通路30を介して下流側となるシリンダ上室
2aに連通されている。
【0027】以上のように構成した第1実施例の作用に
ついて次に説明する。
【0028】ピストンロッド4の伸び行程時には、ピス
トン3の移動により、シリンダ上室2a側の油液が加圧さ
れて、伸び側通路11、通路35、ガイドポート36、シャッ
タポート48、シャッタ室42b 、シャッタポート50、ガイ
ドポート39および通路38を通って逆止弁41を開いてシリ
ンダ下室2b側へ流れる。また、シリンダ上室2a側の圧力
がディスクバルブ15の開弁圧に達すると、ディスクバル
ブ15が開いて油液が伸び側通路11からシリンダ下室2bへ
直接流れる。
【0029】このとき、ピストン速度が小さくディスク
バルブ15の開弁前においては、ガイドポート39とシャッ
タポート50とからなる可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が大
きくなり、シリンダ上室2a側の圧力が上昇してディスク
バルブ15が開弁すると、その開度に応じてバルブ特性の
減衰力が発生する。そして、操作ロッド43によって外部
からシャッタ42を回転させて可変オリフィスの通路面積
を変化させることにより、減衰力特性を調整することが
できる。
【0030】この場合、可変オリフィスの連通路面積が
小さいほど、その圧力損失が大きくなるため、その上流
側のシャッタ室42b すなわち背圧室28内の圧力が高くな
り、その圧力によってシール部材18がディスクバルブ15
の背面側に押圧されので、ディスクバルブ15の開弁圧力
が高くなる。また、可変オリフィスの連通路面積が大き
いほど、伸び側背圧室28内の圧力が低くなり、ディスク
バルブ15の開弁圧力が低くなる。したがって、シャッタ
42を回転させて可変オリフィスの通路面積を変化させる
ことにより、オリフィス特性およびバルブ特性が同時に
変化するので、ピストン速度の低速域から高速域まで大
きな減衰力の変化を得ることができ、減衰力特性の調整
範囲を広くすることができる。
【0031】また、縮み行程時には、ピストン3の移動
により、シリンダ下室2b側の油液が加圧されて、縮み側
通路12、通路33、ガイドポート34、シャッタポート47、
シャッタ室42a 、シャッタポート45、ガイドポート31お
よび通路30を通って逆止弁40を開いてシリンダ上室2a側
へ流れる。また、シリンダ下室2b側の圧力がディスクバ
ルブ17の開弁圧に達すると、ディスクバルブ17が開いて
油液が縮み側通路12からシリンダ上室2aへ直接流れる。
【0032】このとき、ピストン速度が小さくディスク
バルブ17の開弁前においては、ガイドポート31とシャッ
タポート45とからなる可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が大
きくなり、シリンダ下室2b側の圧力が上昇してディスク
バルブ17が開弁すると、その開度に応じてバルブ特性の
減衰力が発生する。そして、操作ロッド43によって外部
からシャッタ42を回転させて可変オリフィスの通路面積
を変化させることにより、減衰力特性を調整することが
できる。
【0033】この場合、上記伸び行程時と同様に、可変
オリフィスの連通路面積に応じて縮み側の背圧室29内の
圧力が変化し、ディスクバルブ17の開弁圧力が変化す
る。よって、シャッタ42を回転させて可変オリフィスの
通路面積を変化させることにより、オリフィス特性およ
びバルブ特性が同時に変化するので、ピストン速度の低
速域から高速域まで大きな減衰力の変化を得ることがで
き減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0034】また、シャッタ42の回転によって、ガイド
ポート39とシャッタポート50からなる伸び側可変オリフ
ィスおよびガイドポート31とシャッタポート45からなる
縮み側可変オリフィスの連通路面積をそれぞれ変化させ
ることにより、伸び側と縮み側とで独立した減衰力特性
を得ることができる。
【0035】この場合、例えば、シャッタ42の回転位置
に応じて、伸び側、縮み側の可変オリフィスの通路面積
が、一方が大のとき他方が小となり、一方が小のとき他
方が大となるように各ガイドポートおよびシャッタポー
トを設けることにより、伸び側と縮み側とで大小異なる
種類の減衰力特性の組合せ(例えば、伸び側ハードで縮
み側ソフト、または、伸び側ソフトで縮み側ハードの組
合せ)を設定することができる。
【0036】さらに、背圧室28,29の圧力によってシー
ル部材18,19の当接部22,23をディスクバルブ15,17の
背面側に押しつけることによってディスクバルブ15,17
の開度を調整する際、板ばね26,27が背圧室28,29内の
圧力を受けてシール部材18,19のシール部24,25に押し
つけられるので、シール性が向上する。よって、背圧室
28,29の圧力が低いピストン速度の低速域においても、
背圧室28,29のシール性の低下を確実に防止することが
でき安定した減衰力を発生させることができる。
【0037】次に、本発明の第2実施例について図3お
よび図4を用いて説明する。
【0038】図3に示すように、第2実施例に係る減衰
力調整式油圧緩衝器51は、油液が封入されたシリンダ52
内にピストン53が摺動可能に嵌装されており、このピス
トン53によってシリンダ52内がシリンダ上室52a とシリ
ンダ下室52b の2室にに画成されている。ピストン53に
は、ピストンロッド54の一端が連結されており、ピスト
ンロッド54の他端は、シリンダ52の端部に装着されたガ
イドシール55に挿通されて外部へ延出されている。ま
た、シリンダ52の外周部には油液およびガスが封入され
たリザーバ56が設けられており、底部に設けられたベー
スバルブ57を介してシリンダ下室52b に連通されてい
る。
【0039】ピストン53には、シリンダ下室52b 側から
シリンダ上室52a 側への油液の流通のみを許容する逆止
弁58が設けられており、ベースバルブ57には、リザーバ
56側からシリンダ下室52b 側への油液の流通のみを許容
する逆止弁59が設けられている。また、シリンダ52の外
部には、減衰力発生機構60が設けられている。
【0040】図4に示すように、減衰力発生機構60は、
略有底筒状のケース61内に、底部側から順に、スペーサ
62、バルブ部材63、ディスクバルブ64、シールガイド部
材65、スペーサ66、バルブ部材67、ディスクバルブ68、
シールガイド部材69およびスペーサ70が重ねて設けられ
ており、これらは、ケース61内に底部側から挿入された
略有底筒状のガイド部材71が挿通され先端部にナット72
を螺着することにより固定されている。
【0041】そして、バルブ部材63,67の外周部は、ケ
ース61内に嵌合されており、ケース61内がバルブ部材6
3,67によって3つの油室61a ,61b ,61c に区画され
ている。ケース61には、油室61a とシリンダ上室52a と
を連通させる油路73、油室61bとシリンダ下室52b とを
連通させる油路74および油室61c とリザーバ56とを連通
させる油路75が設けられている。
【0042】バルブ部材63には、油室61a と油室61b と
を連通させる、すなわち油路73および油路74を介してシ
リンダ上下室52a ,52b 間を連通させる伸び側通路76が
設けられている。また、室61b 側の端面には、伸び側通
路76の開口部をはさんで内外周に環状の弁座77が突設さ
れており、弁座77に対向させて伸び側減衰弁としてディ
スクバルブ64が設けられている。そして、ディスクバル
ブ64は、伸び側通路76の油室61a 側の油液の圧力を受け
て外周側が撓んで開弁し、油室61b 側への流通を許容し
て開度に応じて減衰力を発生させ、また、その反対方向
の流通を阻止するようになっている。
【0043】バルブ部材67には、油室61b と油室61c と
を連通させる、すなわち油路74および油路75を介してシ
リンダ下室52b とリザーバ56とを連通させる縮み側通路
78が設けられている。また、油室61c 側の端面には、縮
み側通路78の開口部をはさんで内外周に環状の弁座79が
突設されており、弁座79に対向させて縮み側減衰弁とし
てディスクバルブ68が設けられている。そして、ディス
クバルブ68は、縮み側通路78の油室61b 側の油液の圧力
を受けて外周側が撓んで開弁し、油室61c 側への流通を
許容して開度に応じて減衰力を発生させ、また、その反
対方向の流通を阻止するようになっている。
【0044】シールガイド部材65,69は、ガイド部材71
を挿通させる開口を有する環状に形成されており、外周
に略円筒状のシール部材80,81が摺動可能に嵌合されて
いる。シール部材80,81の一端部の内周側には、フラン
ジ部82,83が形成されており、このフランジ部82,83の
外側の端面には、伸び側および縮み側ディスクバルブ6
4,68のそれぞれの背面側に当接する環状の当接部84,8
5が突設され、内側の端面には、環状のシール部86,87
が形成されている。
【0045】ガイド部材71の外周には、内周側がディス
クバルブ64とシールガイド部材65とで挾持されて固定さ
れ、外周側がシール部材80のシール部86に液密的に当接
して、シール部材80を伸び側ディスクバルブ64に押圧さ
せる円板状の板ばね88が設けられている。また、内周側
がディスクバルブ68とシールガイド部材69とで挾持され
て固定され、外周側がシール部材81のシール部87に液密
的に当接して、シール部材81を縮み側のディスクバルブ
68に押圧させる円板状の板ばね89が設けられている。こ
のようにして、シール部材80,81の両端部がシールガイ
ド部材65,69および板ばね88,89によって閉塞されてシ
ール部材80,81の内側に背圧室90,91が形成されてい
る。
【0046】ここで、前記第1実施例と同様に、シール
部材80,81は、その内径に対して当接部84,85の直径が
大きくなっており、シリンダ油室61b ,61c 内の油圧に
よって、常時ディスクバルブ64,68側へ押圧され、ディ
スクバルブ64,68から離間しないようになっている。
【0047】ガイド部材71の側壁には、油室61a に連通
するガイドポート92と、背圧室90に連通するガイドポー
ト93と、油室61b に連通するガイドポート94,95と、背
圧室91に連通するガイドポート96と、油室61c に連通す
るガイドポート97とが設けられている。
【0048】ガイド部材71内には円筒状のシャッタ98が
回転可能に嵌合されている。シャッタ98には、操作ロッ
ド99の一端がナット100 によって連結され、操作ロッド
99の他端が外部に延出されており、操作ロッド99によっ
てシャッタ98を外部から回転できるようになっている。
【0049】シャッタ98の側壁には、ガイドポート92,
93,94,95,96,97のそれぞれに対向させてシャッタポ
ート101 ,102 ,103 ,104 ,105 ,106 が設けられて
いる。また、シャッタ98の内部は、シャッタ室98a とシ
ャッタ室98b の2室に画成されており、シャッタポート
101 ,102 ,103 がシャッタ室98a によって互いに連通
され、シャッタポート104 ,105 ,106 がシャッタ室98
b によって互いに連通されている。
【0050】そして、伸び側の背圧室90は、ガイドポー
ト93およびシャッタポート102 を介してシャッタ室98b
に連通されており、さらに、上流側通路としてのシャッ
タポート92およびガイドポート101 (固定オリフィス)
を介して、伸び行程時に上流側となる油室61a すなわち
シリンダ上室2aに連通され、また、下流側通路としての
シャッタポート103 およびガイドポート94(可変オリフ
ィス)を介して下流側となる油室61b すなわちシリンダ
下室2bに連通されている。
【0051】縮み側の背圧室91は、ガイドポート96およ
びシャッタポート105 を介してシャッタ室98a に連通さ
れており、さらに、上流側通路としてのシャッタポート
104およびガイドポート95(固定オリフィス)を介して
縮み行程時に上流側となる油室61b すなわちシリンダ下
室2bに連通され、また、下流側通路としてのシャッタポ
ート106 およびガイドポート97(可変オリフィス)を介
して下流側となる油室61c すなわちリザーバ56に連通さ
れている。
【0052】ガイドポート94とシャッタポート103 とで
伸び側の可変オリフィスが形成され、ガイドポート97と
シャッタポート106 とで縮み側の可変オリフィスが形成
されており、シャッタ98の回転により、それぞれの連通
路面積を自由に変化させられるようになっている。ま
た、ガイドポート92,93,95,96とシャッタポート10
1,102 ,104 ,105 とは、シャッタ98の回転位置にか
かわらず常時一定の通路面積で連通されるようになって
いる。なお、ガイドポート92および95は固定オリフィス
を形成している。
【0053】以上のように構成した第2実施例の作用に
ついて次に説明する。
【0054】ピストンロッド54の伸び行程時には、ピス
トン53の移動により逆止弁58が閉じてシリンダ上室52a
側の油液が加圧され、油路73、油室61a 、ガイドポート
92、シャッタポート101 、シャッタ室98a 、シャッタポ
ート103 、ガイドポート94、油室61b および油路74を通
ってシリンダ下室52b 側へ流れる。また、シリンダ上室
52a 側の圧力がディスクバルブ64の開弁圧に達するとデ
ィスクバルブ64が開いて油液が伸び側通路76から油室61
b へ直接流れる。一方、ピストンロッド54の伸長にとも
ないシリンダ52内からのロッド退出分の油液がガスの膨
張によりリザーバ56から逆止弁59を通ってシリンダ下室
52b へ補給される。
【0055】このとき、ピストン速度が小さくディスク
バルブ64の開弁前においては、ガイドポート94とシャッ
タポート103 とからなる可変オリフィスの通路面積に応
じてオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が
大きくなり、シリンダ上室52a 側の圧力が上昇してディ
スクバルブ64が開弁すると、その開度に応じてバルブ特
性の減衰力が発生する。そして、操作ロッド99によって
外部からシャッタ98を回転させて可変オリフィスの通路
面積を変化させることにより、減衰力特性を調整するこ
とができる。
【0056】そして、前記第1実施例と同様に、可変オ
リフィスの連通路面積に応じて伸び側の背圧室90内の圧
力が変化し、ディスクバルブ64の開弁圧力が変化する。
よって、シャッタ98を回転させて可変オリフィスの通路
面積を変化させることにより、オリフィス特性およびバ
ルブ特性が同時に変化するので、ピストン速度の低速域
から高速域まで大きな減衰力の変化を得ることができ減
衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0057】縮み行程時には、ピストン53の移動によ
り、逆止弁58が開いてシリンダ下室52b の油液がシリン
ダ上室52a へ直接流入するので、シリンダ上下室52a ,
52b は同圧となり、減衰力発生機構60の油路73と油路74
との間では油液の流れが生じない。
【0058】一方、ベースバルブ57の逆止弁59が閉じ、
ピストンロッド54の短縮にともないシリンダ52内へのロ
ッド侵入分の油液が加圧されて、シリンダ下室52b 側か
ら、油路74、油室61b 、ガイドポート95、シャッタポー
ト104 、シャッタ室98b 、シャッタポート106 、ガイド
ポート97、油室61c および油路75を通ってリザーバ56側
へ流れガスを圧縮する。また、シリンダ52内の圧力がデ
ィスクバルブ68の開弁圧に達するとディスクバルブ68が
開いて油液が縮み側通路78から油室61c へ直接流れる。
【0059】そして、ピストン速度が小さくディスクバ
ルブ68の開弁前においては、ガイドポート97とシャッタ
ポート106 とからなる可変オリフィスの通路面積に応じ
てオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が大
きくなりシリンダ52内の圧力が上昇してディスクバルブ
68が開弁するとその開度に応じてバルブ特性の減衰力が
発生する。そして、操作ロッド99によって外部からシャ
ッタ98を回転させて可変オリフィスの通路面積を変化さ
せることにより、減衰力特性を調整することができる。
【0060】このとき、上記伸び行程時の場合と同様
に、可変オリフィスの連通路面積に応じて縮み側背圧室
91内の圧力が変化し、ディスクバルブ68の開弁圧力が変
化する。よって、シャッタ98を回転させて可変オリフィ
スの通路面積を変化させることにより、オリフィス特性
およびバルブ特性が同時に変化するので、ピストン速度
の低速域から高速域まで大きな減衰力の変化を得ること
ができ減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0061】また、シャッタ98の回転によって、ガイド
ポート94とシャッタポート103 からなる伸び側の可変オ
リフィスおよびガイドポート97とシャッタポート106 か
らなる縮み側の可変オリフィスの連通路面積をそれぞれ
変化させることにより、伸び側と縮み側とで独立した減
衰力特性を得ることができる。
【0062】この場合、例えば、シャッタの回転位置に
応じて、伸び側、縮み側の可変オリフィスの通路面積
が、一方が大のとき他方が小となり、一方が小のとき他
方が大となるように各ガイドポートおよびシャッタポー
トを設けることにより、伸び側と縮み側とで大小異なる
種類の減衰力特性の組合せ(例えば、伸び側ハードで縮
み側ソフト、または、伸び側ソフトで縮み側ハードの組
合せ)を設定することができる。
【0063】さらに、縮み行程時には、シリンダ下室52
b に連通する油路74とリザーバ56に連通する油路75との
間に設けられた、可変オリフィス(ガイドポート97、シ
ャッタポート106 )およびディスクバルブ68の流通抵抗
によって減衰力を発生させるようにしており、シリンダ
上下室52a ,52b 間に流通抵抗を作用させないようにし
ているため、流通抵抗によってシリンダ52内が負圧とな
ることがないので、安定した減衰力を得ることができ、
また、減衰力特性の設定範囲を広くすることができる。
【0064】また、 第1実施例と同様に、板ばね88,
89が背圧室90,91内の圧力を受けてシール部材80,81の
シール部86,87に押しつけられるので、シール性が向上
する。よって、背圧室90,91の圧力が低いピストン速度
の低速域においても、背圧室90,91のシール性の低下を
確実に防止することができ安定した減衰力を発生させる
ことができる。
【0065】なお、上記第1および第2実施例では、伸
び側および縮み側双方のディスクバルブの背面側に背圧
室を設けて伸び側および縮み側のバルブ特性を調整でき
るようにしているが、いずれか一方の背圧室を省略し
て、伸び側または縮み側の一方バルブ特性を調整するよ
うにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の減衰力調
整式油圧緩衝器によれば、シリンダ内のピストンの摺動
によって2室間に生じる油液の流動をディスクバルブお
よび可変オリフィスによって制御することにより減衰力
が発生し、可変オリフィスの通路面積を変化させること
により、オリフィス特性を直接調整するとともに、背圧
室の内圧を変化させディスクバルブの開弁特性を変化さ
せてバルブ特性を調整することができる。また、背圧室
内の圧力により、板ばねがシール部材のフランジ部に押
しつけられるので板ばねとシール部材とのシール性が向
上する。その結果、オリフィス特性およびバルブ特性が
調整可能として、減衰力特性の調整範囲を広くすること
ができ、また、背圧室のシール性の低下を防止して安定
した減衰力を発生させることができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の要部の縦断面図である。
【図2】図1の装置の要部の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】図3の装置の減衰力発生機構の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 2a シリンダ上室 2b シリンダ下室 3 ピストン 7,8 シールガイド部材 15,17 ディスクバルブ 18,19 シール部材 20,21 フランジ部 26,27 板ばね 28,29 背圧室 33,35 通路(上流側通路) 30,38 通路(下流側通路) 31,39 ガイドポート(可変オリフィス) 45,50 シャッタポート(可変オリフィス) 51 減衰力調整式油圧緩衝器 52 シリンダ 52a シリンダ上室 52b シリンダ下室 53 ピストン 56 リザーバ 64,68 ディスクバルブ 65,69 シールガイド部材 80,81 シール部材 82,83 フランジ部 88,89 板ばね 90,91 背圧室 92,95 ガイドポート(上流側通路) 94,97 ガイドポート(下流側通路、可変オリフィス) 101,104 シャッタポート(上流側通路) 103,106 シャッタポート(下流側通路、可変オリフィ
ス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液が封入されたシリンダ内のピストン
    の摺動によって2室間に生じる油液の流動を制御して減
    衰力を発生させ、前記2室間の連通路面積を調整するこ
    とにより減衰力特性を調整可能とした減衰力調整式油圧
    緩衝器において、前記2室の一方の室側の圧力を受けて
    開弁して前記2室間の連通路面積を調整するディスクバ
    ルブと、一端部内周側に前記ディスクバルブの背面側に
    当接するフランジ部が形成された略円筒状のシール部材
    と、該シール部材の他端側が外周に摺動可能に嵌合され
    るシールガイド部材と、前記シール部材のフランジ部に
    内側から液密的に当接して前記シール部材を前記ディス
    クバルブに押圧し、かつ、前記シール部材の内側に背圧
    室を形成する円板状の板ばねと、該背圧室と前記ディス
    クバルブの上流側の室とを連通させる上流側通路と、前
    記背圧室と前記ディスクバルブの下流側の室とを連通さ
    せる下流側通路と、該下流側通路の通路面積を調整する
    可変オリフィスとを備えてなることを特徴とする減衰力
    調整式油圧緩衝器
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