JPH07227716A - ギアホーニング加工装置の砥石停止制御装置 - Google Patents

ギアホーニング加工装置の砥石停止制御装置

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JPH07227716A
JPH07227716A JP2131194A JP2131194A JPH07227716A JP H07227716 A JPH07227716 A JP H07227716A JP 2131194 A JP2131194 A JP 2131194A JP 2131194 A JP2131194 A JP 2131194A JP H07227716 A JPH07227716 A JP H07227716A
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JP
Japan
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grindstone
work
grinding wheel
rotation
stop control
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Application number
JP2131194A
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English (en)
Inventor
Teruo Shimizu
照夫 清水
Tatsuyuki Nakatani
達行 中谷
Toshiyuki Fusayasu
寿幸 房安
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Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/05Honing gear teeth
    • B23F19/057Honing gear teeth by making use of a tool in the shape of an internal gear

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギアホーニング加工装置において、コンパク
トな構造で砥石をその歯数に関係なくワークと噛合可能
な所定の回転位相で正確に自動停止させる。 【構成】 砥石駆動モータ24側のモータスプロケット
28を、内歯車状の砥石20側のリングスプロケット1
6に連結し、砥石駆動モータ24で砥石20を回転させ
る。上記モータスプロケット28の歯数をリングスプロ
ケット16の歯数の1/N(Nは2以上の自然数)に設
定する。砥石側に設けられた水きり板22において中心
角αが360°/N未満の角度領域に被検出突出部22
aを形成し、これを検出する砥石用検出器78を所定角
度位置に配する。この砥石用検出器78が被検出突出部
22aを検出しかつ上記モータスプロケット28の回転
位相が所定の砥石停止位相に合致した時点で砥石20を
停止させるように、砥石駆動モータ24を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車状のワーク表面を
これに噛合する内歯車状の砥石により加工するギアホー
ニング加工装置において、上記砥石の回転を自動的に好
適な位置で停止させるための砥石停止制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車状のワークの歯面を仕上げ加
工する手段として、ギアホーニング加工装置が知られて
いる。この装置は、例えば外歯車状のワークを加工する
場合、このワークに噛合う内歯車状の砥石を用意し、上
記ワークを切込み送り方向に移動させて砥石とバックラ
ッシュがなくなる状態まで噛合う位置へ移動させ、さら
に上記切込み送りを行いながら砥石でワークを回転させ
ることにより、上記ワークの歯面を加工するものであ
る。
【0003】ところで、このようなギアホーニング加工
を行うには、上記砥石とワークとを噛合できるよう、加
工前に両者の回転位相を予め調整しておく必要がある。
ここで従来は、作業者が砥石の歯部とワークの歯部とを
目で確認しながら両者が噛み合うように砥石及びワーク
の回転位相を手作業で調整することが行われているが、
このような作業を正確に行うには熟練が必要であり、作
業能率も悪い。
【0004】そこで、実開平4−63327号公報に
は、上記砥石の外側に砥石回転駆動用の砥石駆動ギアを
固定するとともに、この砥石駆動ギアの歯面と対向する
位置に、砥石回転中に砥石駆動ギアの外周面高さ位置
(すなわち凹凸状態)を検出するセンサを設け、このセ
ンサにより検出される外周面高さ位置が所定の高さ位置
(例えば歯先面位置や歯底面位置)になった時点で砥石
を停止させることにより、この砥石の停止位置が自動的
に所定の角度位置に合致するようにしたものが示されて
いる。この砥石に比べ、外歯車状のワークは比較的簡単
に所定の回転位相で自動停止させることが可能であるた
め、このワークを上記停止位置にある砥石と噛合可能な
回転位置に予め停止させておくことにより、これら砥石
及びワークを自動的に相互噛合可能な回転位置に位置決
めすることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される装
置のように、上記砥石駆動ギアの凹凸状態の検出によっ
て砥石をその歯部がワークの歯部と噛合可能な回転位置
に停止させるには、砥石駆動ギアの歯数を上記砥石の歯
数の整数分の1としなければならない。もし整数分の1
でないとすると、例えばこの砥石駆動ギアの歯底面をセ
ンサが検出した時点で砥石を停止させても、この砥石の
歯が必ずしも所定の角度位置に停止するとは限らなくな
ってしまうからである。
【0006】ところが、上記砥石の歯数は、ギアホーニ
ング加工の関係から、加工するワークに応じた所定の値
に定められるため、この砥石の歯数に基づいて砥石駆動
ギアの歯数に著しい制約が加えられることになり、場合
によっては砥石駆動ギアの設計が極めて困難となるおそ
れがある。逆にいえば、ワークによっては、砥石の歯数
が設定できず、加工できないおそれがある。
【0007】このような不都合を回避する手段として、
上記砥石の回転軸の回転位相をロータリエンコーダ等で
直接検出することが考えられるが、この砥石は外歯車状
のワークと噛合する内歯車状であり、従って一般には非
常に大きな内径をもつリング状に形成されているので、
このような砥石の回転軸(仮想回転軸)の回転位相を検
出するには大型の回転検出手段を要することになり、装
置が非常に大掛かりとなる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、ギアホ
ーニング加工装置において、コンパクトな構造で砥石を
ワークと噛合可能な所定の回転位相で正確に停止させる
ことができる砥石停止制御装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯車状のワー
クと噛合しながら回転することによりこのワーク歯面を
加工する内歯車状の砥石と、この砥石を回転駆動する砥
石駆動手段と、少なくとも砥石側と上記砥石駆動手段側
とに固定され、相互連結されることにより上記砥石駆動
手段の駆動力を上記砥石に伝達する複数の歯付伝動車と
を備えたギアホーニング加工装置において、上記砥石側
に固定された歯付伝動車を除く所定の歯付伝動車をその
歯数が上記砥石側に固定された歯付伝動車の歯数の1/
N倍(Nは2以上の自然数)である回転検出伝動車と
し、この回転検出伝動車の回転位相を検出する回転位相
検出手段と、上記砥石においてこの砥石の歯の1ピッチ
以上でかつ中心角が360°/N未満の特定角度領域が
所定角度位置にあるか否かを検出する角度領域検出手段
と、上記特定角度領域が上記所定角度位置にあることが
検出されかつ上記回転検出伝動車の回転位相が予め設定
された砥石停止位相となった時点で上記砥石の回転を停
止させる砥石停止制御手段とを備えたものである(請求
項1)。
【0010】この装置としては、モータ出力軸の回転位
相を検出する回転位相検出手段を内蔵する砥石駆動モー
タを上記砥石駆動手段として備え、この砥石駆動モータ
の出力軸に固定される歯付伝動車を上記回転検出伝動車
としたものが好適である(請求項2)。
【0011】また、外部からの操作を受けて記憶指令信
号を出力する記憶指令手段と、この記憶指令手段により
記憶指令信号が出力された場合にその出力時において上
記回転位相検出手段により検出された回転位相を上記砥
石停止位相として記憶する停止位置記憶手段とを備える
ことにより、後述のようなより優れた効果が得られる
(請求項3)。
【0012】上記特定角度領域の検出を行う具体的な構
成としては、上記砥石をその径方向外側から回転可能に
支持する砥石用軸受と、上記砥石側に固定され、ギアホ
ーニング加工時に供給されるクーラントが上記砥石用軸
受に侵入するのを防ぐ位置に配された水きり板とを備え
るとともに、上記角度領域検出手段として、上記水きり
板において上記特定角度領域に対応する部分を他の部分
よりも径方向外側に突出させて被検出突出部を形成する
とともに、上記所定角度位置に上記被検出部が存在する
か否かを検出する突出部検出手段を備えたものが、好適
である(請求項4)。
【0013】上記各装置では、上記砥石駆動手段が砥石
を回転駆動する速度をワーク加工時には予め設定された
ワーク加工用速度に切換え、上記砥石停止制御手段によ
る砥石停止制御時には上記ワーク加工用速度よりも低い
砥石停止制御用速度に切換える砥石速度制御手段を備え
ることにより、さらに好ましいものとなる(請求項
5)。
【0014】上記各装置では、ワークの回転位置も正確
に位置決めできる手段を備えることが好ましいが、この
手段としては、上記ワークを回転駆動するワーク駆動手
段と、このワーク駆動手段の駆動力を上記ワークに伝達
する状態と上記ワーク駆動手段とワークとを切離してワ
ークを自由回転させる状態とに切換可能なクラッチ手段
と、上記ワーク駆動手段による上記ワークの回転駆動時
にこのワークの回転位相が同ワークと上記砥石とを噛合
するための予め設定されたワーク停止位相となった時点
で上記ワークの回転を停止させるワーク停止制御手段と
を備えたものが好適である(請求項6)。
【0015】
【作用】請求項1記載の装置によれば、回転位相検出手
段により回転位相が検出される回転検出伝動車の歯数
が、砥石側に固定される歯付伝動車の歯数の1/N倍
(Nは2以上の自然数)であるため、この回転検出伝動
車の回転位相が予め定められた砥石停止位相にある状態
で砥石を停止させた場合、この停止時の砥石の回転位相
はN通り存在することになる。しかし、砥石制御手段
は、上記回転検出伝動車の回転位相が砥石停止位相と合
致し、しかも上記砥石においてこの砥石の歯の1ピッチ
以上でかつ中心角が360°/N未満の特定角度領域が
所定角度位置にあることが検出された場合にのみ砥石停
止を行わせるようにしているので、砥石停止時の砥石回
転位相は1通りに限定されることになる。すなわち、砥
石を必ず所定の回転位相に正確に停止させることができ
る。従って、この停止位置にある砥石と噛合可能な回転
位相で予めワークを停止させておけば、これらワークと
砥石とを自動的に噛合することができる。
【0016】ここで、上記回転検出伝動車の歯数は、砥
石側に固定された歯付伝動車の歯数の1/Nであるの
で、砥石の回転位相を直接検出する場合に比べ、回転位
相検出手段にはより小規模のものを用いることができ
る。特に、請求項2記載の装置では、上記回転検出伝動
車を砥石駆動モータの出力軸に固定される歯付伝動車と
し、上記砥石駆動モータとして、その出力軸の出力軸の
回転位相を検出する回転位相検出手段を内蔵するものを
用いているので、構造はよりコンパクトになる。
【0017】また、請求項3記載の装置では、この装置
の使用開始時や砥石の交換直後の時において、上記ワー
クと噛合する回転位置まで砥石を手動で回転させ、この
状態で記憶指令手段を操作して記憶指令信号を出力させ
れば、現状態における回転位相検出手段の検出回転位相
がそのまま砥石停止位相として記憶され、その後はこの
砥石停止位相に基づいて自動的に上記と同様の砥石停止
制御が実行されることとなる。
【0018】請求項4記載の装置では、砥石用軸受への
クーラント侵入防止用の水きり板から上記特定角度領域
でのみ被検出突出部が突設され、この被検出突出部が上
記所定角度位置に存在するか否かによって、上記特定角
度領域が上記所定角度位置にあるか否かが検出される。
【0019】請求項5記載の装置では、上記砥石停止制
御手段による砥石停止制御時に、砥石の回転駆動速度が
ワーク加工用速度よりも砥石停止制御用速度に切換えら
れるため、砥石の回転停止位置がより正確に制御される
ことになる。
【0020】以上の各装置では、上記構成により砥石の
回転停止位置を正確に得る一方、ワークも所定の回転位
相で正確に停止させておく必要があるが、ここで請求項
6記載の装置では、ワーク駆動手段の駆動力をクラッチ
手段を介してワークに伝達し、このようにしてワークを
回転駆動しながら、このワークの回転位相が所定のワー
ク停止位相となった時点で同ワークの回転を停止させる
ことにより、このワークを上記砥石と噛合可能な状態に
することができる。その後、ワークと砥石とを噛合して
から上記クラッチ手段によりワークをワーク駆動手段か
ら切り離して自由回転状態とし、この状態で上記砥石駆
動手段により砥石を回転駆動すれば、この砥石と同期し
てワークが回転駆動され、その歯面が自動的に加工され
ることになる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7に基づいて説
明する。
【0022】この実施例に示すギアホーニング加工装置
は、砥石支持ハウジング10を備え、この砥石支持ハウ
ジング10には、中空状のリング部12が設けられてい
る。このリング部12の径方向内側に、図4に示すよう
な左右一対の砥石用軸受14を介して、外向きの歯15
をもつリングスプロケット(砥石側に固定された歯付伝
動車)16が回転可能に保持されており、このリングス
プロケット16の径方向内側に砥石押え18によって砥
石20が固定されている。
【0023】この砥石20は、図3に示すような内歯車
状をなし、上記リングスプロケット16と一体に回転す
るようになっている。また、上記リングスプロケット1
6の左右両側面にはドーナツ板状の水きり板22が固定
されている。この水きり板22は、加工時に砥石20に
向けて噴射されるクーラントが上記スプロケット16と
リング部12との隙間13から上記砥石用軸受14へ侵
入するのを防ぐべく、上記隙間13を側方から覆う位置
に設けられている。
【0024】一方、上記砥石支持ハウジング10の上部
には、砥石駆動モータ24が横向きに固定されている。
図2に示すように、この砥石駆動モータ24は、そのモ
ータ出力軸26の回転位相を検出するロータリエンコー
ダ(回転位相検出手段)32を内蔵し、上記モータ出力
軸26にはモータスプロケット(回転検出伝動車)28
が固定されている。このモータスプロケット28は、サ
イレントチェーン30を介して上記リングスプロケット
16に連結されており、これらモータスプロケット2
8、サイレントチェーン30、及びリングスプロケット
16によって、上記砥石駆動モータ24の駆動力が上記
砥石20に伝達されるようになっている。具体的には、
上記モータ出力軸26が図1の矢印A1方向に回転する
のに伴って、砥石20が図3の矢印A2方向に回転する
ようになっている。
【0025】上記砥石支持ハウジング10の後部には、
フランジ部34が設けられ、このフランジ部34は、ボ
ルト36によってねじれ角調整装置38の回転出力軸3
9に固定されている。このねじれ角調整装置38は、上
記回転出力軸39を回転駆動するねじれ角調整モータ4
0を備え、この回転駆動によって後述のワークに対する
砥石20及び砥石支持ハウジング10全体の傾きを調整
するように構成されている。
【0026】このねじれ角調整装置38は、テーブル4
2上に固定されており、このテーブル42は所定の切込
み方向(図1の矢印A3を含む方向)に沿ってスライド
可能に設置されている。このテーブル42には、切込み
送りモータ44及び図略のボールねじ機構が設けられ、
これらの作動によって、上記ねじれ角調整装置38、砥
石支持ハウジング10、及び砥石20全体がテーブル4
2とともに上記切込み方向にスライド駆動されるように
なっている。
【0027】一方、この砥石20により加工されるワー
ク46は、図5に示すような装置により支持されてい
る。このワーク46は、ねじ歯車状の歯車部48を有
し、この歯車部48は図3に示すように上記砥石20に
噛合可能な形状を有しており、ワーク46全体が主軸台
50と心押し台52とで軸方向に挾持されるようになっ
ている。
【0028】主軸台50は、主軸54を水平状態で回転
可能に支持している。この主軸54の先端には、上記ワ
ーク46の一端部と圧接する挾持部56が突出し、中間
部には歯車58が固定されている。上記主軸54の下方
には、クラッチ用シリンダ(クラッチ手段)60及び主
軸モータ(ワーク駆動手段)62が水平状態で設けら
れ、上記クラッチ用シリンダ60の伸縮ロッド64及び
上記主軸モータ62の出力軸66にはそれぞれ歯車6
7,68が固定されている。そして、上記クラッチ用シ
リンダ60の伸縮ロッド64が突出した状態で、図5実
線に示すように歯車58,67同士及び歯車67,68
同士が相互噛合されて主軸モータ62の駆動力が主軸5
4に伝達される一方、上記伸縮ロッド64が没入した状
態で、同図二点鎖線に示すように歯車67が歯車58,
68から軸方向に離れ、主軸54が主軸モータ62から
切り離されるようになっている。
【0029】心押し台52は、べッド70上に設置され
ており、上記ワーク46の他端部と圧接する挾持部69
を有する心押し軸53を図5矢印A4方向(ワーク軸方
向)にスライド可能に支持している。そして、この心押
し軸53が上記主軸台50に接近する方向に駆動される
ことにより、ワーク46の挾持がなされるとともに、上
記主軸54に伝達される駆動力が挾持部56から摩擦力
によってワーク46に伝わるようになっている。
【0030】また、上記主軸台50にはブラケット72
を介してワーク用検出器74が設けられている。このワ
ーク用検出器74は、上記ワーク46の歯車部48の外
周面に対向する位置に設けられ、この外周面の高さ位置
の検出(すなわち歯車部48の凹凸状態の検出)を行う
ものである。
【0031】この装置の特徴として、前記図1に示した
モータスプロケット28の歯数は砥石20側のリングス
プロケット16の1/N(Nは2以上の自然数;この実
施例ではN=6)に設定されている。さらに、一方の水
きり板(図1では手前側の水きり板)22において、中
心角αが砥石20の歯の1ピッチに相当する中心角以上
で360°/N(この実施例では360°/6=60
°)未満の所定角度領域でのみ、径方向外側に被検出突
出部22aが形成されており、砥石支持ハウジング10
の所定角度位置にはブラケット76を介して砥石用検出
器(突出部検出手段)78が設けられている。この砥石
用検出器78は、上記被検出突出部22aと対向可能な
位置に配設され、この砥石用検出器78と対向する角度
位置に上記被検出突出部22aが存在する場合にのみオ
ンに切換えられるものである。この砥石用検出器78と
しては、近接スイッチや光センサ、磁気センサ等、周知
の検出手段が適用可能である。
【0032】さらに、この装置には、図6に示すような
制御装置80が設けられている。この制御装置80は、
上記ワーク用検出器74、回転位相検出器32、砥石用
検出器78等からの検出信号と、作業者により操作され
る操作盤(記憶指令手段)90からの指令信号とを受
け、上記主軸モータ62、砥石駆動モータ24、ねじれ
角調整モータ40、切込み送りモータ44、クラッチ用
シリンダ60の伸縮切換を行うクラッチ切換弁61等に
制御信号を出力してその作動制御を行うものであり、停
止制御に関する機能として、ワーク停止制御手段82、
停止位置記憶手段84、及び砥石駆動制御手段86を備
えている。
【0033】ワーク停止制御手段82は、主軸モータ6
2によるワーク46の回転駆動中、ワーク用検出器74
から出力される検出信号を監視し、このワーク用検出器
74により歯車部48の所定高さ位置の面(例えば歯先
面)が検出された時点でワーク46の回転を停止させる
ように、上記主軸モータ62の駆動を制御するものであ
る。
【0034】停止位置記憶手段84は、上記操作盤90
から記憶指令信号が出力された場合に、この出力時にお
いて上記回転位相検出器32により検出されているモー
タ出力軸26の回転位相をそのまま砥石停止位相として
記憶するものであり、上記操作盤90は、この操作盤9
0に設けられた図略のティーチングスイッチが操作され
た場合に上記記憶指令信号を出力するように構成されて
いる。
【0035】砥石駆動制御手段86は、砥石駆動モータ
24による砥石20の回転駆動を制御するものであり、
砥石停止制御手段及び砥石速度制御手段としての役割を
担うものである。具体的に、この砥石駆動制御手段86
は、砥石20によるワーク加工時には予め設定されたワ
ーク加工用回転数N2で砥石20を回転駆動させる一
方、砥石停止制御時には上記ワーク加工用回転数N2よ
りも低い砥石停止制御用回転数N1で砥石20を回転駆
動させ、この砥石駆動中、上記回転位相検出器32及び
砥石用検出器78から出力される検出信号を監視し、こ
の砥石用検出器78によりその検出位置に被検出突出部
22aが存在していることが検出されかつ上記回転位相
検出器32により検出される回転位相が上記停止位置記
憶手段84により記憶された砥石停止位相と合致した時
点で上記砥石20を停止させるように構成されている。
【0036】次に、この装置の使用手順並びに制御装置
80の行う制御動作を説明する。
【0037】1)ワーク位置決め作業:操作盤90の操
作によってワーク位置決め指令を制御装置80に入力す
る。これを受けたワーク停止制御手段82は、クラッチ
用シリンダ60を伸長させた状態(図5の実線状態)で
主軸モータ62を作動させ、ワーク46を回転駆動させ
る。そして、ワーク用検出器74により歯先面が検出さ
れた時点で上記ワーク46の回転駆動を停止させる。こ
れにより、ワーク46は所定の回転位置に保持された状
態になる。
【0038】2)砥石停止位相設定作業:手動で砥石2
0を切込み方向へ前進させる(すなわち図1の矢印方向
に移動させる)と同時に、手動で砥石20を適宜正逆方
向に微小量回転させ、被検出突出部22aが砥石用検出
器78の検出位置に存在する領域内で、この砥石20が
上記ワーク46と噛合可能な位置に砥石20の回転位置
を調整し、この砥石20とワーク46の歯車部48との
バックラッシュがなくなるまで砥石20をさらに切込み
方向に前進させる。その後、操作盤90のティーチング
スイッチをオンにする。これにより、操作盤90からは
記憶指令信号が出力され、この信号を受けた停止位置記
憶手段84は、現在回転位相検出器32により検出され
ている砥石駆動モータ24のモータ出力軸26の回転位
相を砥石停止位相として記憶する。
【0039】以上の1)ワーク位置決め作業及び2)砥
石停止位相設定作業からなるティーチング作業は、摩耗
した砥石20を新品と交換した場合または加工するワー
ク46の種類を変えるために歯数の異なる砥石20と交
換した場合等のみに行うが、そのティーチング作業完了
後は、砥石20を原位置(砥石20とワーク46との歯
の噛み合いが外れる所定位置)に戻し、以下の加工動作
を行う。
【0040】3)加工動作:操作盤90の操作によって
加工指令信号を入力すると、制御装置80は、上記の
1)ワーク位置決め作業を実行した後、砥石20をこの
砥石20とワーク46との歯が噛み合う位置まで送り、
図5二点鎖線に示すようにクラッチ用シリンダ60を収
縮させて主軸54を主軸モータ62から切離し、ワーク
46を自由回転状態にする。この状態で、切込み送りモ
ータ44及び砥石駆動モータ24を作動させ、砥石20
を切込み方向に前進させながら砥石20を上記ワーク加
工用回転数N2で回転駆動させることにより、この砥石
20と圧接するワーク46の歯車部48も回転し、この
歯車部48のギアホーニング加工が実行される。加工完
了後、制御装置80は各モータを作動させて砥石20及
びワーク46を原位置に戻し、その後停止させる。
【0041】4)砥石位置決め動作:次に、操作盤90
を操作して砥石位置決め指令を入力すると、これを受け
た砥石駆動制御手段86は、砥石駆動モータ24を作動
させて図7に示すような砥石停止制御用の低い回転数N
1で砥石20を回転させ、この時の回転位相検出器32
及び砥石用検出器78の検出信号を監視する。そして、
砥石用検出器78の検出信号がオンに切換わった状態、
すなわち被検出突出部22aの形成領域(特定角度領
域)が砥石用検出器78の検出位置に存在する状態に入
ってから、上記回転位相検出器32により検出されるモ
ータ出力軸26の回転位相が停止位置記憶手段84の記
憶する砥石停止位相に合致した時点で砥石20が停止す
るように、砥石駆動モータ24の駆動を停止させる。こ
こで、手動または図示しないオートローダにより、加工
済ワーク46を取外し、次に加工するワーク46が取付
けられる。
【0042】上記の動作により、砥石20は、次に加工
するワーク46の加工動作の始めに上述の所定の回転位
置に位置決めされるワーク46の歯車部48と噛合可能
な位置に位置決めされることとなる。
【0043】その理由をより詳しく説明すると、この実
施例ではモータスプロケット28の歯数が砥石側リング
スプロケット16の歯数の1/6に設定されているた
め、砥石駆動モータ24の出力軸26及びモータスプロ
ケット28を上記砥石停止位相で無条件で停止させる
と、この停止時における砥石20の回転位相は6通り存
在することになる。ここで、この装置では、中心角αが
360°/6=60°未満の特定角度領域に形成された
被検出突出部22aが砥石用検出器78により検出され
た場合にのみ砥石20を停止させるようにしているの
で、この停止時における砥石20の回転位相は必ず1通
りに限定される。このため、砥石20は、その歯数に関
係なく、ワーク46と噛合可能な位置に確実に位置決め
されることになるのである。
【0044】しかも、この装置では、砥石20の停止制
御に砥石20の歯数が関与しないので、この砥石歯数に
拘束されることなく各スプロケット16,28を自由に
設計することができ、設計が容易化される。また、リン
グスプロケット16及び砥石20の回転位相を直接ロー
タリエンコーダ等で検出するものに比べ、装置全体がよ
りコンパクト化される。
【0045】さらに、この実施例では、操作盤90から
記憶指令信号が入力された時の検出回転位相を砥石停止
位相として記憶する停止位置記憶手段84を備えている
ので、実際に手動操作でワーク46と砥石20との噛合
を確認した状態での砥石20の回転位相を砥石停止位相
として設定することが可能となっている。
【0046】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0047】(1) 上記実施例では、砥石駆動モータ24
のモータ出力軸26に固定されたモータスプロケット2
8を回転検出伝動車として設定しているが、本発明はこ
れに限るものではない。例えば、図8に示すように上記
モータ出力軸26とは別にアイドル軸27及びこれに固
定されたアイドル歯車29を導入し、このアイドル歯車
29を上記サイレントチェーン30と係合して上記モー
タスプロケット28及びリングスプロケット16と連動
するようにするとともに、このアイドル歯車29を回転
検出伝動車として設定してもよい。この場合も、アイド
ル歯車29の歯数をリングスプロケット16の歯数の1
/N(Nは2以上の自然数)とし、このアイドル歯車2
9及びアイドル軸27の回転位相を検出することによ
り、前記実施例と同様に砥石歯数に関係なく的確な砥石
停止を実行することができる。
【0048】ただし、前記実施例のようにモータスプロ
ケット28を回転検出伝動車とし、砥石駆動モータ24
としてその出力軸26の回転位相を検出する回転位相検
出器32を内蔵するものを用いれば、より簡略化された
構造で砥石20の停止制御を行うことができる利点があ
る。
【0049】(2) 上記実施例では、加工動作終了後、一
旦砥石20を停止させ、加工動作とは独立して砥石停止
位置の位置決め動作を改めて行うものを示したが、本発
明はこれに限らず、砥石20による加工後、上記一旦停
止は行わずに、砥石20をそのまま自動的にワーク46
との噛合可能な位置に停止させるようにしてもよい。こ
の場合、図9に示すように、加工動作中はワーク加工用
回転数N2で砥石20を回転させ、加工終了後に自動的
に砥石回転数を上記ワーク加工用回転数N2よりも低い
砥石停止制御用回転数N1に切換え、この回転数N1に
よる回転中に砥石20の自動停止を行うようにすれば、
ワーク加工用回転数N2での回転中から砥石停止動作を
行う場合よりも、より正確に砥石20の停止位置制御を
行うことができる利点がある。
【0050】(3) 本発明において、砥石20の特定角度
領域が所定角度位置にあるか否かを検出する角度領域検
出手段については、その具体的な構造を問わず、例えば
特定角度領域以外の領域に被検出部材を設け、この被検
出部材が検出されない領域において砥石停止位相で砥石
20を停止させるようにしても上記と同様の効果が得ら
れる。ただし、上記実施例のようにクーラント侵入防止
用の水きり板22から被検出突出部22aを突出させる
ようにすれば、既設の水きり板22を利用したより簡素
な構造で特定角度領域の検出を行うことが可能になる。
【0051】(4) 本発明における歯付伝動車は、上記の
ようにサイレントチェーン30を介して連結されるスプ
ロケット16,28に限らず、相互に直接噛合される歯
車であってもよい。この場合も、回転検出歯車の歯数を
砥石側歯車の1/Nに設定することにより、前記実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明は、所定の回転検出
伝動車の歯数を砥石側に固定された歯付伝動車の歯数の
1/N倍とし、上記砥石においてこの砥石の歯の1ピッ
チ以上でかつ中心角が360°/N未満の特定角度領域
が所定角度位置にあり、かつ上記回転検出伝動車の回転
位相が予め設定された砥石停止位相となった時点で上記
砥石の回転を停止させるようにしたものであるので、砥
石を確実に一定の回転位相で停止させることができる。
従って、この停止時の回転位相をワークと噛合可能な回
転位相に設定しておくことにより、砥石をこの砥石がワ
ークと回転噛合可能な位置に自動的に停止させることが
でき、ギアホーニング加工の作業効率を大幅に向上させ
ることができる効果がある。しかも、従来装置と異な
り、砥石の停止制御に砥石の歯数は関係しないので、各
歯付伝動車の歯数を砥石の歯数に拘束されることなく広
い範囲で設定することができ、装置の設計を容易にする
ことができる。逆にいえば、一度装置の設計をすれば、
どんな歯数の砥石でも装着でき、多種類のワークの加工
が可能となる。また、砥石側に固定された歯付伝動車の
歯数の1/Nの歯数をもつ回転検出伝動車の回転位相を
検出するようにしているので、大径リング状の砥石の回
転位相を直接検出する場合に比べ、よりコンパクトな構
造で上記砥石停止制御を実行することができる。
【0053】ここで、請求項2記載の装置では、上記回
転検出伝動車を砥石駆動モータの出力軸に固定される歯
付伝動車とし、上記砥石駆動モータにその出力軸の出力
軸の回転位相を検出する回転位相検出手段を内蔵するも
のを用いているので、よりコンパクトな構造で砥石停止
制御を行うことができる効果がある。
【0054】また、請求項3記載の装置では、外部から
の操作により記憶指令手段が記憶指令を出力した時の検
出回転位相をそのまま砥石停止位相として記憶する停止
位置記憶手段を備えているので、作業者は、簡単な作業
で、実際にワークと砥石との噛合を確認した状態での砥
石の回転位相を上記砥石停止位相として設定することが
できる効果がある。
【0055】請求項4記載の装置では、砥石用軸受への
クーラント侵入防止用の水きり板から上記特定角度領域
でのみ被検出突出部を突出させ、この被検出突出部が上
記所定角度位置に存在するか否かによって、上記特定角
度領域が上記所定角度位置にあるか否かを検出するよう
にしたものであるので、既設の水きり板を利用した簡素
な構造で上記特定角度領域の検出を行うことができる効
果がある。
【0056】請求項5記載の装置では、上記砥石停止制
御手段による砥石停止制御時に、砥石の回転駆動速度を
ワーク加工用速度よりも低い砥石停止制御用速度に切換
える砥石速度制御手段を備えているので、上記ワーク加
工用速度のまま砥石の停止制御を行うよりも、砥石の停
止位置をより正確に制御することができる効果がある。
【0057】請求項6記載の装置では、ワーク駆動手段
の駆動力をクラッチ手段を介してワークに伝達し、この
ようにしてワークを回転駆動しながら、このワークの回
転位相が所定のワーク停止位相となった時点で同ワーク
の回転を停止させることにより、このワークを自動的に
所定の角度位置に位置決めすることができる一方、上記
クラッチ手段によりワークをワーク駆動手段から切り離
して自由回転状態とするだけで、このワークを上記砥石
により加工可能な状態に切換えることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における砥石支持手段の正面
図である。
【図2】上記砥石支持手段の側面図である。
【図3】上記砥石とワークの歯車部との噛合状態を示す
断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】上記実施例におけるワーク支持手段の側面図で
ある。
【図6】上記実施例において用いられる制御装置の機能
構成を示すブロック図である。
【図7】上記実施例における砥石駆動モータの回転数制
御の内容を示すグラフである。
【図8】他の実施例における駆動伝達系を示す説明図で
ある。
【図9】他の実施例における砥石駆動モータの回転数制
御の内容を示すグラフである。
【符号の説明】
14 砥石用軸受 16 リングスプロケット(砥石側に固定された歯付伝
動車) 20 砥石 22 水きり板 22a 被検出突出部 24 砥石駆動モータ 26 モータ出力軸 28 モータスプロケット(回転検出伝動車) 30 サイレントチェーン 32 回転位相検出器(回転位相検出手段) 46 ワーク 48 歯車部 54 主軸 60 クラッチ用シリンダ(クラッチ手段) 62 主軸モータ(ワーク駆動手段) 74 ワーク用検出器 78 砥石用検出器(突出部検出手段) 80 制御装置 82 ワーク停止制御手段 84 停止位置記憶手段 86 砥石駆動制御手段(砥石停止制御手段及び砥石速
度制御手段) α 特定角度領域の中心角

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車状のワークと噛合しながら回転する
    ことによりこのワーク歯面を加工する内歯車状の砥石
    と、この砥石を回転駆動する砥石駆動手段と、少なくと
    も砥石側と上記砥石駆動手段側とに固定され、相互連結
    されることにより上記砥石駆動手段の駆動力を上記砥石
    に伝達する複数の歯付伝動車とを備えたギアホーニング
    加工装置において、上記砥石側に固定された歯付伝動車
    を除く所定の歯付伝動車をその歯数が上記砥石側に固定
    された歯付伝動車の歯数の1/N倍(Nは2以上の自然
    数)である回転検出伝動車とし、この回転検出伝動車の
    回転位相を検出する回転位相検出手段と、上記砥石にお
    いてこの砥石の歯の1ピッチ以上でかつ中心角が360
    °/N未満の特定角度領域が所定角度位置にあるか否か
    を検出する角度領域検出手段と、上記特定角度領域が上
    記所定角度位置にあることが検出されかつ上記回転検出
    伝動車の回転位相が予め設定された砥石停止位相となっ
    た時点で上記砥石の回転を停止させる砥石停止制御手段
    とを備えたことを特徴とするギアホーニング加工装置の
    砥石停止制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のギアホーニング加工装置
    の砥石停止制御装置において、モータ出力軸の回転位相
    を検出する回転位相検出手段を内蔵する砥石駆動モータ
    を上記砥石駆動手段として備え、この砥石駆動モータの
    出力軸に固定される歯付伝動車を上記回転検出伝動車と
    したことを特徴とするギアホーニング加工装置の砥石停
    止制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のギアホーニング
    加工装置の砥石停止制御装置において、外部からの操作
    を受けて記憶指令信号を出力する記憶指令手段と、この
    記憶指令手段により記憶指令信号が出力された場合にそ
    の出力時において上記回転位相検出手段により検出され
    た回転位相を上記砥石停止位相として記憶する停止位置
    記憶手段とを備えたことを特徴とするギアホーニング加
    工装置の砥石停止制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のギアホ
    ーニング加工装置の砥石停止制御装置において、上記砥
    石をその径方向外側から回転可能に支持する砥石用軸受
    と、上記砥石側に固定され、ギアホーニング加工時に供
    給されるクーラントが上記砥石用軸受に侵入するのを防
    ぐ位置に配された水きり板とを備えるとともに、上記角
    度領域検出手段として、上記水きり板において上記特定
    角度領域に対応する部分を他の部分よりも径方向外側に
    突出させて被検出突出部を形成するとともに、上記所定
    角度位置に上記被検出部が存在するか否かを検出する突
    出部検出手段を備えたことを特徴とするギアホーニング
    加工装置の砥石停止制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のギアホ
    ーニング加工装置の砥石停止制御装置において、上記砥
    石駆動手段が砥石を回転駆動する速度をワーク加工時に
    は予め設定されたワーク加工用速度に切換え、上記砥石
    停止制御手段による砥石停止制御時には上記ワーク加工
    用速度よりも低い砥石停止制御用速度に切換える砥石速
    度制御手段を備えたことを特徴とするギアホーニング加
    工装置の砥石停止制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のギアホ
    ーニング加工装置の砥石停止制御装置において、上記ワ
    ークを回転駆動するワーク駆動手段と、このワーク駆動
    手段の駆動力を上記ワークに伝達する状態と上記ワーク
    駆動手段とワークとを切離してワークを自由回転させる
    状態とに切換可能なクラッチ手段と、上記ワーク駆動手
    段による上記ワークの回転駆動時にこのワークの回転位
    相が同ワークと上記砥石とを噛合するための予め設定さ
    れたワーク停止位相となった時点で上記ワークの回転を
    停止させるワーク停止制御手段とを備えたことを特徴と
    するギアホーニング加工装置の砥石停止制御装置。
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