JP2019115948A - 歯車加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡素化できる歯車加工装置を提供すること。【解決手段】歯車加工装置1は、ベッド10に対して移動可能に設けられる工作物保持装置30と、ベッド10及び工作物保持装置30に対して移動可能に設けられる工具保持装置20と、工具保持装置20に対して一体的に移動可能に設けられ、工作物Wが保持する工作物Wの形状を検出する工作物検出センサ50と、工作物保持装置30に対して一体的に移動可能に設けられ、工具保持装置20が保持する歯切り工具60に形成された切れ刃61の形状を検出する工具検出センサ40と、工作物保持装置30及び工具保持装置20の位置制御を行う位置制御部140と、工作物検出センサ50の検出結果と工具検出センサ40の検出結果とに基づき、工作物Wの位相と歯切り工具60の位相とのずれ量を演算する位相演算部150と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、歯車加工装置に関する。
特許文献1には、被加工歯車の仕上げ加工に用いるホブ盤が開示されている。特許文献1に記載のホブ盤は、ホブの切れ刃の位置及び被加工歯車の歯溝の位置をセンサによって検出し、ホブの切れ刃と被加工歯車の歯溝との位置合わせを行う。
特開平08−118144号公報
特許文献1に記載の技術では、ホブによる歯車加工に用いる駆動軸に加えて、センサを移動させるための駆動軸を別個に設ける必要があり、構造が複雑になる。
本発明は、構造を簡素化できる歯車加工装置を提供することを目的とする。
本発明の歯車加工装置は、歯切り工具と工作物とを同期回転させながら、前記工作物の回転軸線方向に沿って前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させることにより、前記工作物に歯車を創成する。前記歯車加工装置は、ベッドと、前記ベッドに対して移動可能に設けられ、前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、前記ベッド及び前記工作物保持装置に対して移動可能に設けられ、前記歯切り工具を回転可能に保持する工具保持装置と、前記工具保持装置に対して一体的に移動可能に設けられ、前記工作物が保持する前記工作物の形状を検出する工作物検出センサと、前記工作物保持装置に対して一体的に移動可能に設けられ、前記工具保持装置が保持する前記歯切り工具に形成された切れ刃の形状を検出する工具検出センサと、前記工作物保持装置及び前記工具保持装置に関する制御を行う制御装置と、を備える。
前記制御装置は、前記工作物保持装置及び前記工具保持装置の位置制御を行う位置制御部と、前記工作物検出センサの検出結果と前記工具検出センサの検出結果とに基づき、前記工作物の位相と前記歯切り工具の位相とのずれ量を演算する位相演算部と、を備える。前記位置制御部は、前記切れ刃の形状を検出する際に、前記切れ刃の形状を検出可能な位置へ前記工具検出センサを配置すると共に、前記工作物に形成された歯車の形状を検出する際に、前記工作物に形成された歯車の形状を検出可能な位置へ前記工作物検出センサを配置する。
本発明の歯車加工装置は、工具検出センサ及び工作物検出センサを移動させるための駆動軸を新たに追加する必要がない。即ち、歯車加工装置は、歯車加工に用いる駆動軸を利用して、工具検出センサ及び工作物検出センサを歯切り工具又は工作物に対して相対移動させることができる。よって、歯車加工装置は、構造を簡素化できる。
本発明の一実施形態における歯車加工装置の斜視図である。 歯切り工具の動作を示す図である。 制御装置のブロック図である。 制御装置により実行される歯車加工処理のフローチャートである。 歯車加工処理の中で実行される位相合わせ処理のフローチャートである。 工作物保持装置に工作物Wが保持された状態で、工作物Wに形成された歯車の形状を検出可能な位置に工作物検出センサを配置した状態を示す図である。 工具保持装置に歯切り工具が保持された状態で、歯切り工具の切れ刃の形状を検出可能な位置に工具検出センサを配置した状態を示す図である。 工作物検出センサから位相演算部に出力される出力情報の一例を示す図である。 工具検出センサから位相演算部に出力される出力情報の一例を示す図である。 第一変形例における工作物検出センサの配置態様を示す図である。 第二変形例における工具検出センサ及び工作物検出センサの配置態様を示す図である。 第三変形例における工具検出センサ及び工作物検出センサの配置態様を示す図である。
以下、本発明に係る歯車加工装置を適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1から図3を参照して、本発明の一実施形態である歯車加工装置1の概略を説明する。
(1.歯車加工装置1の概略)
図1に示すように、歯車加工装置1は、相互に直交する3つの直進軸(X軸、Y軸及びZ軸)と2つの回転軸(A軸及びC軸)を駆動軸として有するマシニングセンタである。歯車加工装置1は、ベッド10と、工具保持装置20と、工作物保持装置30と、工具検出センサ40と、工作物検出センサ50と、制御装置100と、を主に備える。ベッド10は、床上に配置される。ベッド10の上面には、X軸方向へ延びる一対のX軸ガイドレール11と、Z軸方向へ延びる一対のZ軸ガイドレール12とが設けられる。
工具保持装置20は、コラム21と、X軸駆動装置22と、サドル23と、Y軸駆動装置24と、工具主軸25と、工具主軸モータ26と、を備える。なお、図1では、X軸駆動装置22、Y軸駆動装置24、及び、工具主軸モータ26の図示が省略されている。
コラム21は、一対のX軸ガイドレール11に案内されながらX軸方向へ移動可能に設けられる。X軸駆動装置22は、ベッド10に対し、コラム21をX軸方向へ送るねじ送り装置である。また、コラム21の側面には、Y軸方向に沿って延びる一対のY軸ガイドレール27が設けられ、サドル23は、コラム21に対し、一対のY軸ガイドレール27に案内されながらY軸方向へ移動可能に設けられる。Y軸駆動装置24は、サドル23をY軸方向へ送るねじ送り装置である。
工具主軸25は、サドル23に対し、Z軸方向に平行なC軸まわりに回転可能に支持される。工具主軸25の先端には、工作物Wの加工に用いる歯切り工具60が着脱可能に装着される。歯切り工具60は、工具保持装置20に対してZ軸に平行な回転軸線O周りに回転可能に保持される。そして、歯切り工具60は、コラム21の移動に伴ってX軸方向へ移動し、サドル23の移動に伴ってY軸方向へ移動する。工具主軸モータ26は、工具主軸25を回転させるための駆動力を付与するモータであり、サドル23の内部に収容される。そして、工具主軸モータ26には、歯切り工具60の回転角度を検出する際に用いるエンコーダ26a(図3参照)が取り付けられている。
ここで、図2を参照しながら、歯切り工具60について説明する。図2に示すように、歯切り工具60は、外周面に複数の切れ刃61を備えたスカイビングカッタであり、各々の切れ刃61の端面は、すくい角を有するすくい面を構成する。歯車加工装置1は、歯切り工具60と工作物Wとを同期回転させながら、工作物Wの回転軸線であるC軸方向に沿って歯切り工具60を工作物Wに対して相対移動させることにより、工作物Wに歯車を創成する。
図1に戻り、説明を続ける。工作物保持装置30は、送り台31と、Z軸駆動装置32と、チルト装置33と、工作物回転装置34とを備える。なお、図1では、Z軸駆動装置32の図示が省略されている。送り台31は、ベッド10に対し、一対のZ軸ガイドレール12に案内されながらZ軸方向へ移動可能に設けられる。Z軸駆動装置32は、送り台31をZ軸方向へ送るねじ送り装置である。
チルト装置33は、一対のテーブル支持部35と、チルトテーブル36と、A軸モータ37と、を主に備える。一対のテーブル支持部35は、送り台31の上面に設置され、チルトテーブル36は、一対のテーブル支持部35に対し、X軸に平行なA軸まわりに揺動可能に支持される。A軸モータ37は、チルトテーブル36をA軸まわりに揺動させるための駆動力を付与するモータであり、テーブル支持部35の内部に収容される。
工作物回転装置34は、回転テーブル38と、C軸モータ39(図3参照)と、を備える。回転テーブル38は、チルトテーブル36の底面に対し、A軸に直交するC軸まわりに回転可能に設置される。そして、回転テーブル38には、工作物Wを固定する保持部38aが設けられる。C軸モータ39は、回転テーブル38を回転させるための駆動力を付与するモータであり、チルトテーブル36の下面に設けられる。また、C軸モータ39には、工作物Wの回転角度を検出する際に用いるエンコーダ39aが取り付けられている。
工具検出センサ40は、工具保持装置20に保持された歯切り工具60の位相を検出する際に用いる非接触式のセンサである。工具検出センサ40は、工作物回転装置34からC軸方向へ延びるブラケット51に固定され、工作物保持装置30に対して一体的に移動可能に設けられる。即ち、歯車加工装置1は、工作物保持装置30をZ軸方向へ移動させることにより、工具検出センサ40をZ軸方向へ移動させることができる。そして、ブラケット41に固定された工具検出センサ40は、回転テーブル38に保持された工作物Wよりも、C軸から径方向に離れた位置に配置される。
工作物検出センサ50は、工作物保持装置30に保持された工作物Wの位相を検出する際に用いる非接触式のセンサである。工作物検出センサ50は、サドル23から歯切り工具60の回転軸線O方向へ延びるブラケット41に固定され、工具保持装置20に対して一体的に移動可能に設けられる。即ち、歯車加工装置1は、工具保持装置20をX軸方向又はY軸方向へ移動させることにより、工具検出センサ40をX軸方向又はY軸方向へ移動させることができる。そして、ブラケット41に固定された工作物検出センサ50は、工具主軸25に装着された歯切り工具60よりも、歯切り工具60の回転軸線Oから径方向へ離れた位置に配置される。
図3に示すように、制御装置100は、工具回転制御部110と、工作物回転制御部120と、チルト制御部130と、位置制御部140と、位相演算部150と、記憶装置160とを備える。
工具回転制御部110は、工具主軸モータ26の駆動制御を行い、工具主軸25に装着された歯切り工具60を回転させる。工作物回転制御部120は、C軸モータ39の駆動制御を行い、回転テーブル38に固定された工作物WをC軸まわりに回転させる。チルト制御部130は、A軸モータ37の駆動制御を行い、チルトテーブル36を揺動させることにより、回転テーブル38に固定された工作物WをA軸まわりに揺動させる。
位置制御部140は、工具保持装置20及び工作物保持装置30の位置制御を行う。具体的に、位置制御部140は、X軸駆動装置22の駆動制御を行い、コラム21をX軸方向へ移動させると共に、Y軸駆動装置24の駆動制御を行い、サドル23をY軸方向へ移動させる。これにより、工具保持装置20に保持された歯切り工具60、及び、工具保持装置20に対して一体的に移動可能に設けられた工作物検出センサ50は、工作物保持装置30に保持された工作物Wに対し、X軸方向及びY軸方向へ相対移動する。また、位置制御部140は、Z軸駆動装置32の駆動制御を行い、送り台31をZ軸方向へ移動させる。これにより、工作物保持装置30に保持された工作物W、及び、工作物保持装置30に対して一体的に移動可能に設けられた工具検出センサ40は、工具保持装置20に保持された歯切り工具60に対し、Z軸方向へ相対移動する。
位相演算部150は、工具保持装置20に保持された歯切り工具60の位相と工作物保持装置30に保持された工作物Wの位相とのずれ量を演算する。具体的に、位相演算部150は、工具検出センサ40から出力された出力値としての出力電圧情報と、A軸モータ37に取り付けられたエンコーダ26aから得られる歯切り工具60の回転角度情報とに基づき、歯切り工具60に形成された切れ刃61の刃先の位相を演算する。同様に、位相演算部150は、工作物検出センサ50から出力された出力値としての出力電圧情報と、C軸モータ39に取り付けられたエンコーダ39aから得られる工作物Wの回転角度情報とに基づき、工作物Wに形成された歯車の歯底面の位相を演算する。そして、位相演算部150は、演算により把握した切れ刃61の刃先の位相と歯車の歯底面の位相とに基づき、歯切り工具60の位相と工作物Wの位相とのずれ量を演算する。
記憶装置160には、工作物検出センサ50の検出結果及び工具検出センサ40の検出結果が記憶される。具体的に、記憶装置160には、位相演算部150による演算で得られた歯切り工具60に形成された切れ刃61の刃先の位相に関する情報、及び、工作物Wに形成された歯車の歯底面の位相に関する情報が記憶される。さらに、記憶装置160には、工作物Wに形成する歯車の基本情報(各種寸法や歯数等に関する情報)及び歯切り工具60の基本情報が記憶される。
(2.歯車加工処理)
次に、図4に示すフローチャートを参照して、制御装置100により実行される歯車加工処理について説明する。歯車加工処理は、円筒状のブランクである工作物Wに歯車加工を行う際に実行される。
図4に示すように、歯車加工処理は、最初に、荒加工処理として、工作物保持装置30に装着した円筒状の工作物Wに対する歯車加工を行い、工作物Wに歯車を形成する(S1)。次に、歯車加工処理は、焼入れ処理として、荒加工処理により歯車が形成された工作物Wの焼入れを行う(S2)。続いて、歯車加工処理は、焼入れ後の工作物Wが工作物保持装置30に再装着された際に、位相合わせ処理として、工作物保持装置30に装着された工作物Wに形成された歯車と、工具保持装置20に装着されている歯切り工具60との位相合わせを行う(S3)。そして、S3の処理が終了すると、歯車加工処理は、仕上加工処理として、工作物Wに対する歯車の仕上加工を行う(S4)。
ここで、歯車加工を行った工作物Wに焼入れを行うと、工作物Wにひずみが発生する。そこで、焼入れ後の工作物Wに対する歯車加工を再度行い、歯車の精度を向上させることが一般に行われている。この場合に、歯車加工装置1は、工作物保持装置30に保持された工作物Wの位相を把握した上で、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせを行う必要がある。他にも、ホブカッタ等を用いて荒加工された工作物Wに対し、歯切り工具60を用いた仕上加工を行う場合など、既に歯車が形成された工作物Wに歯車加工を行う際に、歯車加工装置1は、工作物保持装置30に装着した工作物Wの位相を把握し、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせを行う必要がある。
これに加え、歯切り工具60は、スカイビングカッタであり、ホブカッタ等と比べて工具寿命が短く、歯切り工具60の交換頻度が高い。その結果、歯車加工装置1は、工具保持装置20に保持された歯切り工具60の位相の把握が必要となる頻度も高くなる。
この点に関し、歯車加工装置1は、工作物Wの形状を検出する際に用いる工作物検出センサ50が工具保持装置20に設けられ、歯切り工具60に形成された切れ刃61の形状を検出する際に用いる工具検出センサ40が工作物保持装置30に設けられている。よって、歯車加工装置1は、工具保持装置20及び工作物保持装置30を相対移動させることで、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40を移動させることができ、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせに要する時間の短縮を図ることができる。
なお、図4に示すフローチャートにおいて、歯車加工処理は、焼入れ処理(S2)の後であって、仕上加工処理(S4)の前に位相合わせ処理(S3)を実行しているが、位相合わせ処理(S3)は、荒加工処理(S1)及び仕上加工処理(S4)の中でも実行される。つまり、荒加工処理(S1)又は仕上加工処理(S4)の実行中に歯切り工具60に破損等が発生し、歯切り工具60の交換が行われた場合に、歯車加工処理は、位相合わせ処理(S3)を実行し、歯切り工具60と工作物Wとの位相合わせを行う。
(3.工作物Wと歯切り工具60との位相合わせ)
次に、図5に示すフローチャートを参照しながら、歯車加工処理の中で実行される位相合わせ処理(S3)について、具体例を挙げながら説明する。図5に示すように、位相合わせ処理(S3)は、最初に、歯切り工具60の装着・交換が実行されたか否かの判定を行う(S11)。そして、歯切り工具60の装着・交換が実行されていなければ(S11:No)、位相合わせ処理(S3)は、S15の処理へ移行する。一方、位相合わせ処理(S3)は、歯切り工具60の装着・交換が実行された場合に(S11:Yes)、歯切り工具60の形状を検出可能な位置に工具検出センサ40を配置する(S12)。
このS12の処理では、図6Aに示すように、チルト制御部130は、工作物Wの回転軸線であるC軸と歯切り工具60の回転軸線Oとが平行となるように、チルトテーブル36を揺動させる。そして、位置制御部140は、工作物保持装置30に固定された工具検出センサ40が工作物Wに形成された歯車の形状を検出可能な位置に配置されるように、工具保持装置20及び工作物保持装置30を相対移動させる。
S12の処理後、制御装置100は、工具検出センサ40によるセンシングを実行する(S13)。そして、S13の処理後、位相演算部150は、工具検出センサ40による検出結果を記憶装置160に記憶し、位相合わせ処理(S3)は、S15の処理へ移行する。
なお、S13の処理において、工具検出センサ40によるセンシングは、歯切り工具60に形成された切れ刃61が、工具検出センサ40の検出位置を通過するように歯切り工具60を回転軸線O周りに回転させながら行う。このとき、工具回転制御部110は、歯切り工具60を360度回転させる必要はなく、工具検出センサ40の検出位置を、歯切り工具60に形成された切れ刃61のうち少なくとも1刃分が通過するために必要な回転量だけ、歯切り工具60を回転させればよい。
S15の処理において、位相合わせ処理(S3)は、工作物Wの装着・交換が実行されたか否かの判定を行う(S15)。そして、工作物Wの装着・交換が実行されていなければ(S15:No)、位相合わせ処理(S3)は、S19の処理へ移行する。一方、位相合わせ処理(S3)は、工作物Wの装着・交換が実行された場合に(S15:Yes)、工作物Wに形成された歯車の形状を検出可能な位置に工作物検出センサ50を配置する(S16)。
このS16の処理では、図6Bに示すように、チルト制御部130は、工作物Wの回転軸線であるC軸と歯切り工具60の回転軸線Oとが平行となるように、チルトテーブル36を揺動させる。そして、位置制御部140は、工具保持装置20に固定された工作物検出センサ50が歯切り工具60に形成された切れ刃61の形状を検出可能な位置に配置されるように、工具保持装置20及び工作物保持装置30を相対移動させる。S16の処理後、制御装置100は、工作物検出センサ50によるセンシングを実行し(S17)、工作物検出センサ50による検出結果を記憶装置160に記憶する(S18)。S18の処理後、位相合わせ処理(S3)は、S19の処理へ移行する。
なお、S17の処理において、工作物検出センサ50によるセンシングは、工作物Wに形成された歯車の歯が、工作物検出センサ50の検出位置を通過するように工作物WをC軸周りに回転させながら行う。このとき、工作物回転制御部120は、工作物Wを360度回転させる必要はなく、工作物検出センサ50の検出位置を、工作物Wに形成された歯車のうち少なくとも1歯分が通過するのに必要な回転量だけ、工作物Wを回転させればよい。
位相合わせ処理(S3)は、記憶装置160に記憶された工具検出センサ40による検出結果と工作物検出センサ50による検出結果とに基づき、工作物Wの位相と歯切り工具60の位相とのずれ量を演算する(S19)。そして、位相合わせ処理(S3)は、S19の処理で得られたずれ量に基づき、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせを行い、本処理を終了する。
ここで、図7A及び図7Aを参照して、位相演算部150による工作物Wの位相及び歯切り工具60の位相の演算の一例を説明する。なお、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40として用いる非接触式のセンサとしては、渦電流センサや電磁ピックアップ等が例示され、本実施形態で用いる工作物検出センサ50及び工具検出センサ40は、何れも渦電流センサである。
位相演算部150は、歯切り工具60の位相を把握するに際し、工具検出センサ40から得られる出力電圧情報と、工具主軸モータ26に取り付けられたエンコーダ26aから得られる歯切り工具60の回転角度情報とに基づき、歯切り工具60の位相を演算する。
図7Aに示すように、工具検出センサ40から出力される電圧は、歯切り工具60の回転角度の変化に伴って周期的に上下するサイン波形をとる。位相演算部150は、電圧の最大値と最小値との中間値を第一閾値Th1とし、電圧が第一閾値Th1を跨いで上回ったときの歯切り工具60の回転角度θ11、及び、電圧が第一閾値Th1を跨いで下回ったときの工作物Wの回転角度θ12を抽出する。そして、位相演算部150は、回転角度θ11と回転角度θ12との中間値となる回転角度θ1を演算により求める。
この回転角度θ1は、工具検出センサ40の検出位置と歯切り工具60の切れ刃61の刃先の中心位置とが一致したときの歯切り工具60の回転角度とみなすことができる。位相演算部150は、演算結果と記憶装置160に記憶された歯切り工具60の基本情報とに基づき、切れ刃61の刃先の中心位置の位相を演算により求める。そして、位相演算部150は、演算により得られた切れ刃61の刃先の中心位置の位相に関する情報を、工具検出センサ40の検出結果として記憶装置160に記憶する。
位相演算部150は、工作物Wの位相を把握するに際し、工作物検出センサ50から得られる出力電圧情報と、C軸モータ39に取り付けられたエンコーダ39aから得られる工作物Wの回転角度情報とに基づき、工作物Wの位相を演算する。
図7Bに示すように、工作物検出センサ50から出力される電圧の変化は、工作物Wの回転角度の変化に伴って周期的に上下するサイン波形をとる。位相演算部150は、電圧の最大値と最小値との中間値を第二閾値Th2とし、電圧が第二閾値Th2を跨いで下回ったときの工作物Wの回転角度θ21、及び、電圧が第二閾値Th2を跨いで上回ったときの工作物Wの回転角度θ22を抽出する。そして、位相演算部150は、回転角度θ2と回転角度θ22との中間値となる回転角度θ2を演算する。
この回転角度θ2は、工作物検出センサ50の検出位置と歯車の歯底面の中心位置とが一致したときの工作物Wの回転角度とみなすことができる。位相演算部150は、演算結果と、記憶装置160に記憶された歯車の基本情報に基づいて、歯底面の中心位置の位相を演算により求める。そして、位相演算部150は、演算により得られた歯底面の中心位置の位相に関する情報を、工作物検出センサ50の検出結果として記憶装置160に記憶する。
なお、歯車加工装置1は、工作物Wに形成された歯車のうち複数の歯に対し、工作物検出センサ50によるセンシングを行い、演算によって複数箇所の歯底面の位相を求めることにより、工作物Wの位相の検出精度を高めることができる。同じように、歯車加工装置1は、歯切り工具60に形成された複数の切れ刃61に対して工具検出センサ40によるセンシングを行い、演算によって複数箇所の切れ刃61の刃先の位相を求めることで、歯切り工具60の位相の検出精度を高めることができる。
そして、位相演算部150は、記憶装置160に記憶された情報、即ち、工作物検出センサ50の検出結果と工具検出センサ40の検出結果とに基づいて、工作物Wの位相と歯切り工具60の位相とのずれ量を演算により求める。そして、工具回転制御部110及び工作物回転制御部120は、演算により得られたずれ量に基づき、工作物Wの位相と歯切り工具60の位相とが一致するように、工作物W及び歯切り工具60の回転角度を調整する。
以上説明したように、歯車加工装置1は、工具検出センサ40が工作物保持装置30に対して一体的に移動可能に設けられる。よって、歯車加工装置1は、工具保持装置20及び工作物保持装置30を相対移動させることにより、切れ刃61の形状を検出可能な位置に工具検出センサ40を配置できる。また、歯車加工装置1は、工作物検出センサ50が工具保持装置20に対して一体的に移動可能に設けられる。よって、歯車加工装置1は、工具保持装置20及び工作物保持装置30を相対移動させることにより、工作物Wに形成された歯車の形状を検出可能な位置に工作物検出センサ50を配置できる。
これにより、歯車加工装置1は、工具保持装置20に保持された歯切り工具60の位相、及び、工作物保持装置30に保持された工作物Wの位相を効率よく把握することができる。その結果、歯車加工装置1は、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせを行うにあたり、工作物Wの位相と歯切り工具60の位相とのずれ量を演算するのに要する時間の短縮を図ることができる。
特に、歯車加工装置1を用いてギヤスカイビング加工を行う際、工作物Wに対して歯切り工具60が接する加工点と工作物Wの回転軸線とを含む平面に直交する方向から見た歯切り工具60の回転軸線及び工作物Wの回転軸線は、互いに垂直でも平行でもない。つまり、ギヤスカイビング加工は、歯切り工具60の回転軸線及び工作物Wの回転軸線をねじれた状態で配置し、歯切り工具60と工作物Wとを同期させながら高速回転することにより、効率の高い歯車加工を行うことが可能となる。これに加え、歯車加工装置1は、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせを効率的に行うことができるので、サイクルタイムの短縮を図ることができる。
また、ギヤスカイビング加工を行うにあたり、歯すじ精度(歯形精度)を高精度に保つためには、歯切り工具50の回転方向位置(刃の位置)と工作物Wの回転方向位置(歯の位置)との位相を合わせる必要がある。この点に関し、歯車加工装置1は、位相合わせを効率よく行いつつ、歯切り工具50の回転方向位置(刃の位置)と工作物Wの回転方向位置(歯の位置)との位相を高精度に合わせることができる。
さらに、歯車加工装置1は、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50を移動させるための駆動軸を新たに追加する必要がない。即ち、歯車加工装置1は、歯車加工に用いる直進軸(X軸、Y軸及びZ軸)を利用して、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50を歯切り工具60又は工作物Wに対して相対移動させることができるので、歯車加工装置1の構造を簡素化できる。
また、位相演算部150は、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50による検出結果を記憶装置160に記憶する。従って、歯車加工装置1は、工作物W及び歯切り工具60の何れか一方のみを交換した場合に、交換していない他方の位相については、記憶装置160に記憶された情報を用いることができる。即ち、歯車加工装置1は、工作物W及び歯切り工具60の何れか一方のみを交換した場合に、交換した一方の位相のみをセンシングすればよく、交換していない他方の位相のセンシングを不要とすることができる。よって、歯車加工装置1は、工作物Wと歯切り工具60との位相合わせに要する時間を短縮できる。
また、歯車加工装置1は、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40として、非接触式のセンサを用いる。この点に関し、工作物検出センサ50又は工具検出センサ40として接触式のセンサを用いた場合、工作物検出センサ50又は工具検出センサ40は、接触子以外の部位が工作物W及び歯切り工具60に接触することを回避しつつ、接触子を工作物W及び歯切り工具60に接触させる必要がある。そのため、工作物検出センサ50又は工具検出センサ40は、移動速度を低速にする必要がある。これに対し、歯車加工装置1は、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40が接触式のセンサである場合と比べて、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40の移動速度を高速にできる分、工作物W及び歯切り工具60の形状を検出するのに要する時間の短縮を図ることができる。
また、工作物検出センサ50は、工具保持装置20から延びるブラケット51に対し、歯切り工具60よりも歯切り工具60の回転軸線Oから径方向に離れた位置で固定されている。同様に、工具検出センサ40は、工作物保持装置30から延びるブラケット41に対し、工作物Wよりも工作物Wの回転軸線であるC軸から径方向に離れた位置で固定される。これにより、歯車加工装置1は、歯車加工時に飛散する切粉等が付着しにくい位置に、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40を配置できる。よって、歯車加工装置1は、切粉等が付着することに起因する工作物検出センサ50及び工具検出センサ40の検出精度の低下を抑制できる。
なお、歯車加工装置1は、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40の各々に付着した切粉等を吹き飛ばすためのエアを供給するエア供給装置を設けてもよい。この場合、エア供給装置は、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40によるセンシングを行う直前にエアを工作物検出センサ50及び工具検出センサ40に向けて吹き付けることで、切粉等が付着することに起因する工作物検出センサ50及び工具検出センサ40の検出精度の低下を防止できる。
(4.工具検出センサ40又は工作物検出センサ50の配置態様に関する変形例)
次に、図8Aから図8Cを参照しながら、工具検出センサ40又は工作物検出センサ50の配置態様に関する変形例を説明する。
例えば、図8Aに示す第一変形例のように、工作物検出センサ50は、工具保持装置20に対し、歯切り工具60の代わりに着脱可能に装着される態様であってもよい。この第一変形例において、歯車加工装置1は、歯車加工時に歯切り工具60を工具主軸25に装着し、工作物検出センサ50を図略の工具マガジンに収容する。これに対し、歯車加工装置1は、工作物Wのセンシングを行う際、歯切り工具60を工具主軸25から一旦取り外して工具マガジンに収容し、工具マガジンに収容されていた工作物検出センサ50を工具主軸25に装着する。これにより、歯車加工装置1は、歯切り工具60による歯車加工時に発生する切粉等が工作物検出センサ50に飛散することを防止できるので、切粉等が付着することに起因する工作物検出センサ50の検出精度の低下を回避できる。
また、図8Bに示す第二変形例のように、工具検出センサ40は、工作物保持装置30に対し、C軸に直交する軸線まわりに回転可能に設けられていてもよい。同様に、工作物検出センサ50は、工具保持装置20に対し、歯切り工具60の回転軸線Oに直交する軸線まわりに回転可能に設けられていてもよい。この場合、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50は、センシング時に歯切り工具60又は工作物Wに向けるセンサ部を、歯車加工時に歯切り工具60又は工作物Wとは反対側へ向けることにより、切粉等がセンサ部に付着することを回避できる。
また、上記実施形態では、歯車加工装置1が、工作物Wの回転軸線方向(C軸方向)から見た歯車の形状を検出可能な位置に工作物検出センサ50を配置する場合を例に挙げて説明したが、工作物Wの径方向外側から見た歯車の形状を検出可能な位置に工作物検出センサ50を配置してもよい。同様に、本実施形態では、歯車加工装置1が、歯切り工具60の回転軸線O方向から見た切れ刃61の形状を検出可能な位置に工具検出センサ40を配置する場合を例に挙げて説明したが、歯切り工具60の径方向外側から見た切れ刃61の形状を検出可能な位置に工具検出センサ40を配置してもよい。
例えば、図8Cに示す第三変形例のように、工具検出センサ40は、センサ部を工作物Wの反対側(図8Cに示す例では、紙面手前側)へ向けた状態でブラケット41に固定されてもよい。同様に、工作物検出センサ50は、センサ部を歯切り工具60の反対側(図8に示す例では、紙面奥側)へ向けた状態でブラケット51に固定されてもよい。この場合、歯車加工装置1は、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50を工作物W又は歯切り工具60の径方向外側に配置することを可能としつつ、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50のセンサ部に切粉等が付着することを回避できる。またこの場合、工具検出センサ40及び工作物検出センサ50は、センサ部に切粉等が飛散することを防止するための遮蔽板をセンサ部の周囲に設けてもよい。
(5.その他)
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施形態では、工作物検出センサ50及び工具検出センサ40として非接触式のセンサを用いる場合を例に挙げて説明したが、接触式のセンサを工作物検出センサ50及び工具検出センサ40として用いてもよい。
1:歯車加工装置、 10:ベッド、 20:工具保持装置、 30:工作物保持装置、 40:工具検出センサ、 50:工作物検出センサ、 60:歯切り工具、 61:切れ刃、 100:制御装置、 140:位置制御部、 150:位相演算部、 O:歯切り工具の回転軸線、 Th1:第一閾値、 Th2:第二閾値、 W:工作物

Claims (6)

  1. 歯切り工具と工作物とを同期回転させながら、前記工作物の回転軸線方向に沿って前記歯切り工具を前記工作物に対して相対移動させることにより、前記工作物に歯車を創成する歯車加工装置であって、
    前記歯車加工装置は、
    ベッドと、
    前記ベッドに対して移動可能に設けられ、前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
    前記ベッド及び前記工作物保持装置に対して移動可能に設けられ、前記歯切り工具を回転可能に保持する工具保持装置と、
    前記工具保持装置に対して一体的に移動可能に設けられ、前記工作物が保持する前記工作物の形状を検出する工作物検出センサと、
    前記工作物保持装置に対して一体的に移動可能に設けられ、前記工具保持装置が保持する前記歯切り工具に形成された切れ刃の形状を検出する工具検出センサと、
    前記工作物保持装置及び前記工具保持装置に関する制御を行う制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記工作物保持装置及び前記工具保持装置の位置制御を行う位置制御部と、
    前記工作物検出センサの検出結果と前記工具検出センサの検出結果とに基づき、前記工作物の位相と前記歯切り工具の位相とのずれ量を演算する位相演算部と、
    を備え、
    前記位置制御部は、前記切れ刃の形状を検出する際に、前記切れ刃の形状を検出可能な位置へ前記工具検出センサを配置すると共に、前記工作物に形成された歯車の形状を検出する際に、前記工作物に形成された歯車の形状を検出可能な位置へ前記工作物検出センサを配置する、歯車加工装置。
  2. 前記工作物検出センサ及び前記工具検出センサは、非接触式のセンサである、請求項1に記載の歯車加工装置。
  3. 前記工作物検出センサ及び前記工具検出センサは、渦電流センサ又は電磁ピックアップであり、
    前記位相演算部は、前記工作物検出センサの出力値が第一閾値を跨いだときの前記工作物の回転角度情報に基づいて演算される前記工作物の位相と、前記工具検出センサの出力値が第二閾値を跨いだときの前記歯切り工具の回転角度情報に基づいて演算される前記歯切り工具の位相とのずれ量を演算する、請求項2に記載の歯車加工装置。
  4. 前記位相演算部は、
    前記工作物検出センサの出力値が前記第一閾値を跨いで下回ったときの前記工作物の回転角度情報と、その後に前記工作物検出センサの出力値が前記第一閾値を跨いで上回ったときの前記工作物の回転角度情報とに基づき、前記工作物に形成された歯車の歯底面の位相を演算し、
    前記工具検出センサの出力値が前記第二閾値を跨いで上回ったときの前記歯切り工具の回転角度情報と、その後に前記工具検出センサの出力値が前記第二閾値を跨いで下回ったときの前記歯切り工具の回転角度情報とに基づき、前記歯切り工具に形成された前記切れ刃の刃先の位相を演算する、請求項3に記載の歯車加工装置。
  5. 前記工作物検出センサは、前記工具保持装置から延びるブラケットに対し、前記歯切り工具よりも前記歯切り工具の回転軸線から径方向に離れた位置で固定され、
    前記工具検出センサは、前記工作物保持装置から延びるブラケットに対し、前記工作物よりも前記工作物の回転軸線から径方向に離れた位置で固定される、請求項1−4の何れか一項に記載の歯車加工装置。
  6. 前記工作物検出センサは、前記工具保持装置に対し、前記歯切り工具の代わりに着脱可能に装着され、
    前記工具検出センサは、前記工作物保持装置から延びるブラケットに対し、前記工作物よりも前記工作物の回転軸線から径方向に離れた位置で固定される、請求項1−4の何れか一項に記載の歯車加工装置。
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