JPH0720851Y2 - ケーブル端末の接地処理部 - Google Patents

ケーブル端末の接地処理部

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JPH0720851Y2
JPH0720851Y2 JP1988012109U JP1210988U JPH0720851Y2 JP H0720851 Y2 JPH0720851 Y2 JP H0720851Y2 JP 1988012109 U JP1988012109 U JP 1988012109U JP 1210988 U JP1210988 U JP 1210988U JP H0720851 Y2 JPH0720851 Y2 JP H0720851Y2
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JP
Japan
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wire
cable
grounding
metal wire
braided metal
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JP1988012109U
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JPH01117069U (ja
Inventor
清 辺見
源治 辻本
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、CVケーブル接続部等におけるケーブル端末の
接地処理部に関する。
(従来の技術) 従来、CVケーブル接続部においては、第3図に示すよう
な接地処理が施されている。
すなわち、CVケーブル接続端部1の遮蔽層2外周に、接
地線3として、すずメッキ軟銅線等の直径1.6〜2.0mm程
度の導電線を2〜3回巻付け半田4により遮蔽層2上に
接続固定するとともに、両端を揃えて撚り合せ、先端を
接地端子(図示を省略)に接続して接地を行っている。
そして接地線3の接地端子に至る引き出し部分の外周に
は、防水処理として防水テープ5が巻回されている。な
おこの防水テープ5による防水効果は、接地線3を構成
する2条の導電線を一括して巻付けただけでは不十分な
ことから、通常、導電線を撚り合せる前にそれぞれに防
水テープ5を巻回しておき、撚り合せ後さらにこれらの
外周に一括して巻回するようにしている。第3図におい
て、6〜8はそれぞれケーブルの絶縁体、外部半導電
層、シースを示す。なお、図示はしていないが、ケーブ
ル絶縁体からシースに跨がって防水処理部が設けられて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の接地処理部では、直径
1.6〜2.0mmという細線を接地線3としてケーブル遮蔽層
2上に巻付けており、しかも半田付けしているため、下
層の絶縁体6が接地線3の締付け力と、半田処理時の熱
で、表面に凹みを生じ、長期間の使用中に、この凹みが
電気的弱点となって、絶縁破壊に至る事故を起こすおそ
れがあった。とりわけケーブル遮蔽層2が遮蔽テープの
ギャップ巻きにより形成されているものについて影響が
大きかった。
本考案はこのような従来の問題を解決するためになされ
たもので、接地線の取り付けにより下層の絶縁体に凹み
を生ずることがなく、したがって長期にわたって電気特
性が損なわれることのない高信頼性のケーブル端末の接
地処理部を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のケーブル端末の接地処理部は、端部を段剥して
露出させたケーブルの遮蔽層外周に接地線を巻付け半田
により接続固定してなるケーブル端末の接地処理部にお
いて、前記接地線は、金属線を編組した編組金属線と、
この編組金属線の端部に接続した導電線とで構成されて
おり、前記編組金属線が前記ケーブルの遮蔽層外周に巻
付けられ、前記導電線が防水処理部外に導出されている
ことを特徴としている。
(作用) 本考案のケーブル端末の接地処理部では、接地線の遮蔽
層上の巻付け部分が編組金属線とされているので、その
締付け力は弱く、下層の絶縁体に凹みを生じさせるよう
なことはなく、したがって長期にわたって信頼性の高い
電気特性が保持される。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す一実施例について詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例のケーブル接続端部の接地処
理部を示す側面図で、第3図に共通する部分には同一符
号を付してある。
第1図において、この実施例の接地処理部が、ケーブル
接続端部1の遮蔽層2外周に接地線3が巻付けられ半田
4により接続固定され、ケーブル絶縁体からシースに跨
がって防水処理部が設けられているている点は、従来の
ものと同じである。
しかして本考案においては、接地線3として、第2図に
示すような、銅等の金属線を編組した編組金属線3aの両
端に通常の細線状の導電線3b、たとえばすずメッキ軟銅
線を接続した構造のものが使用されており、編組金属線
3aの部分を遮蔽層2上に巻付けた構成となっている。
そしてさらにこの実施例では、接地線3の引き出し部分
の防水処理として、従来の防水テープにかえて、2条の
導電線3bの外周に、内周面に自己融着性のブチルゴム層
を設けた熱収縮チューブ9が被覆されている。
このように構成されたケーブル端末の接地処理部では、
編組金属線3aの絶縁体6に加わる力は弱く、しかも半田
処理の際の熱の影響が抑えられるため、絶縁体6表面に
凹みを生じるようなことがない。したがって長期にわた
って信頼性の高い電気特性が保持され、絶縁破壊等の事
故の発生が防止される。
さらにこの実施例においては、接地線3の引き出し部分
の防水処理として、水密効果に優れ機械的強度も大きい
熱収縮チューブ9が使用されているので、従来のように
防水テープを重ねて巻回するものに比べて、作業性が大
幅に改善されるうえ、防水特性や機械的特性が向上し、
外観も良好となる。
本考案のケーブル端末の接地処理部は、遮蔽層が遮蔽テ
ープのギャップ巻きにより形成されているケーブルをは
じめ、細線状の接地線では下層の絶縁体表面に凹み等を
生ずるおそれの大きいケーブル端末の接地処理に非常に
有用である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のケーブル端末の接地処理部
によれば、編組金属線がケーブルの遮蔽層外周に巻付け
られているので、負荷の変動によって電力ケーブルのケ
ーブルコアが膨脹・収縮しても、この膨脹・収縮に追随
して編組金属線が伸縮するので、ケーブルコアに凹みを
生じさせる恐れがなくなり、ひいては長期にわたって電
気特性が損なわれる恐れのない高信頼性のケーブル端末
の接地処理部を提供することができ、また編組金属線の
端部に接続された導電線が防水処理部外に導出されてい
るので、隙間が多くかつ接地容量も十分でない編組金属
線をそのまま防水処理部外に導出するものと比較すれ
ば、導電線のサイズアップによって所定の接地容量を確
保することができ、また導電線が単線とされている関係
上それだけ間隙が少なく、ひいてはケーブルの防水特性
を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル端末の接地処理部の一実施例
を示す側面図、第2図はその実施例に使用されている接
地線を示す側面図、第3図は従来例を示す側面図であ
る。 1……ケーブル接続端部 2……遮蔽層 3……接地線 3a……編組金属線 4……半田

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部を段剥して露出させたケーブルの遮蔽
    層外周に接地線を巻付け半田により接続固定してなるケ
    ーブル端末の接地処理部において、前記接地線は、金属
    線を編組した編組金属線と、この編組金属線の端部に接
    続した導電線とで構成されており、前記編組金属線が前
    記ケーブルの遮蔽層外周に巻付けられ、前記導電線が防
    水処理部外に導出されていることを特徴とするケーブル
    端末の接地処理部。
JP1988012109U 1988-01-29 1988-01-29 ケーブル端末の接地処理部 Expired - Lifetime JPH0720851Y2 (ja)

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JPH01117069U JPH01117069U (ja) 1989-08-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01122578A (ja) * 1987-11-06 1989-05-15 Fujitsu Ltd シールドケーブルのクランプ方法

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JPH01117069U (ja) 1989-08-08

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