JPS5854746Y2 - 遮蔽付耐大電線 - Google Patents
遮蔽付耐大電線Info
- Publication number
- JPS5854746Y2 JPS5854746Y2 JP6691080U JP6691080U JPS5854746Y2 JP S5854746 Y2 JPS5854746 Y2 JP S5854746Y2 JP 6691080 U JP6691080 U JP 6691080U JP 6691080 U JP6691080 U JP 6691080U JP S5854746 Y2 JPS5854746 Y2 JP S5854746Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tape
- copper
- fireproof
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は遮蔽付耐火電線の改良に関する。
従来、遮蔽付耐火電線としては耐火絶縁線心上に金属テ
ープを重ね巻きし、この上に難燃性ポリエチレンシース
を施したものが使用されている。
ープを重ね巻きし、この上に難燃性ポリエチレンシース
を施したものが使用されている。
しかしながらこのような構成の耐火電線においては、耐
火絶縁線心の外側が金属テープで覆われているので火災
時に電線が蒸し焼き状態とされ、これによって発生する
導電性の塩素ガスが耐火絶縁線心の耐火層に入り込み、
耐火特性を低下させる欠点があった。
火絶縁線心の外側が金属テープで覆われているので火災
時に電線が蒸し焼き状態とされ、これによって発生する
導電性の塩素ガスが耐火絶縁線心の耐火層に入り込み、
耐火特性を低下させる欠点があった。
このため導電性ガスが耐火層に入り込まないように前記
金属テープをギャップ巻きしたり、あるいは金属テープ
の替わりに金属編組を施すなどの試みがなされている。
金属テープをギャップ巻きしたり、あるいは金属テープ
の替わりに金属編組を施すなどの試みがなされている。
しかるに前者においては、金属テープをギャップ巻きと
しているので、遮蔽層に流れる電流の電気抵抗が大きく
なり、その分だけ遮蔽効果が低下する不都合がある。
しているので、遮蔽層に流れる電流の電気抵抗が大きく
なり、その分だけ遮蔽効果が低下する不都合がある。
また、途中に曲がりが数個所もある例えば１ｏｏｏ ｍ
程度布設ルートに前記電線を延線する場合、延線中に前
記電線の金属テープが頻繁に曲げられることにより金属
テープが折れたり、あるいは製造の際に接続した金属テ
ープの接続部が外れたりして、遮蔽付耐火電線の遮蔽効
果が著しく低下する不都合がある。
程度布設ルートに前記電線を延線する場合、延線中に前
記電線の金属テープが頻繁に曲げられることにより金属
テープが折れたり、あるいは製造の際に接続した金属テ
ープの接続部が外れたりして、遮蔽付耐火電線の遮蔽効
果が著しく低下する不都合がある。
一方、後者においては、前者の金属テープ遮蔽付電線の
製造方法に比し、作業工程が一工程増え、更にその作業
スピードも遅くかつコスト高となる不都合がある。
製造方法に比し、作業工程が一工程増え、更にその作業
スピードも遅くかつコスト高となる不都合がある。
本考案はこのような点に着目してなされたもので、ギャ
ップ巻きされた銅テープが切断しても遮蔽性能を低下さ
せない遮蔽付耐火電線を提供しようとするものである。
ップ巻きされた銅テープが切断しても遮蔽性能を低下さ
せない遮蔽付耐火電線を提供しようとするものである。
以下本考案を一実施例の図面に基づいて説明する。
第１図において、本考案に係る遮蔽付耐火電線は、耐火
絶縁線心１と、この外周またはこの線心を多数本より合
わせた外周にギャップ巻きした銅テープ２と、この銅テ
ープ巻回層上に設けたシース３と、前記銅テープの直下
または直上に長さ方向に縦添えした銅線４とで主に構成
されている。
絶縁線心１と、この外周またはこの線心を多数本より合
わせた外周にギャップ巻きした銅テープ２と、この銅テ
ープ巻回層上に設けたシース３と、前記銅テープの直下
または直上に長さ方向に縦添えした銅線４とで主に構成
されている。
耐火絶縁線心１は、第２図に示すように、導体５とこの
外側にマイカ側が導体５側に向くように縦添えしたマイ
カガラステープによる耐火層６と、縦添えしたマイカガ
ラステープを抑えるためにギャップ巻きしたガラスヤー
ン（図示せず）と、耐火層の外側に設けたポリエチレン
等からなる絶縁体７とで構成されている。
外側にマイカ側が導体５側に向くように縦添えしたマイ
カガラステープによる耐火層６と、縦添えしたマイカガ
ラステープを抑えるためにギャップ巻きしたガラスヤー
ン（図示せず）と、耐火層の外側に設けたポリエチレン
等からなる絶縁体７とで構成されている。
銅テープ２は３ｍｍ程度のギャップを持たせて横巻きさ
れる。
れる。
ギャップを持たせるのは、燃焼時における導電性ガスが
耐火層に隠らないようにするためである。
耐火層に隠らないようにするためである。
銅線４は、銅のより線また単線等からなり、銅テープ２
と電気的に接続しうるように少なくとも１条縦添えされ
る。
と電気的に接続しうるように少なくとも１条縦添えされ
る。
銅線４は、銅テープが、布設時に切断しても遮蔽効果が
低下しないようにするために設けられるものである。
低下しないようにするために設けられるものである。
ここで、遮蔽層として銅テープを使用した理由について
述べる。
述べる。
通常、遮蔽層は銅テープまたはアルミテープのラップ巻
きにより形成されている。
きにより形成されている。
ところが、耐火電線の遮蔽層をアルミテープで形成する
と、アルミテープの融点が低いので、８４０℃、３０分
の燃焼試験に合格しない難点がある。
と、アルミテープの融点が低いので、８４０℃、３０分
の燃焼試験に合格しない難点がある。
すなわち、アルミの融点が約６５０℃であるので火災時
には初期段階でかかるアルミｚ蔽層が溶けてしまい所定
の遮蔽効果を発揮し得ない難点がある。
には初期段階でかかるアルミｚ蔽層が溶けてしまい所定
の遮蔽効果を発揮し得ない難点がある。
そこで、耐火電線の遮蔽層として融点が高い銅テープ（
約１０８３℃）を用いたのである。
約１０８３℃）を用いたのである。
上述した本考案の遮蔽付耐火電線においては、ギャップ
巻きした銅テープの内側もしくは外側に銅線を縦添えし
ているので、電線布設時に仮りに銅テープが切断しても
銅線で導通し得、もって遮蔽性能の低下を防止できる。
巻きした銅テープの内側もしくは外側に銅線を縦添えし
ているので、電線布設時に仮りに銅テープが切断しても
銅線で導通し得、もって遮蔽性能の低下を防止できる。
また本考案においては接地工事に際して前記銅線を接地
線として使用できるので、接地工事を簡単に行ない得る
。
線として使用できるので、接地工事を簡単に行ない得る
。
更に本考案においては、銅テープに、この銅テープと同
材質の銅線を縦添えしているので銅テープと縦添えする
線間の金属腐食を懸念しなくてもよい。
材質の銅線を縦添えしているので銅テープと縦添えする
線間の金属腐食を懸念しなくてもよい。
従って、アルミテープ等に、このテープと異種の線を縦
沿えする場合には、線自身に半田メッキを施さなければ
ならないが、本考案においてはかかる半田メッキ層を形
成しなくてもよいので、従前の縦添え線と比較すればメ
ッキ層がない分だけ縦添え線の製作を簡単になし得、ま
た、メッキ層がある場合には、メッキ層の分だけみかけ
の断面積が増加するのでそれだけ電気抵抗が増大するが
、本考案においては、メッキ層がないのでその分だけ縦
添え線の太さを細くできる利点がある。
沿えする場合には、線自身に半田メッキを施さなければ
ならないが、本考案においてはかかる半田メッキ層を形
成しなくてもよいので、従前の縦添え線と比較すればメ
ッキ層がない分だけ縦添え線の製作を簡単になし得、ま
た、メッキ層がある場合には、メッキ層の分だけみかけ
の断面積が増加するのでそれだけ電気抵抗が増大するが
、本考案においては、メッキ層がないのでその分だけ縦
添え線の太さを細くできる利点がある。
第１図は本考案における遮蔽付耐火電線の横断面図、第
２図は耐火絶縁線心の横断面図である。 １・・・・・・耐火絶縁線心、２・・・・・・銅テープ
、３・・・・・・シース、４・・・・・・銅線。
２図は耐火絶縁線心の横断面図である。 １・・・・・・耐火絶縁線心、２・・・・・・銅テープ
、３・・・・・・シース、４・・・・・・銅線。
Claims (1)
- 導体と絶縁体との間に耐火層を有する絶縁線心の外側に
銅テープをギャップ巻きし、この外側に難燃性シースを
施してなるものにおいて、前記銅テープ巻回層の直下ま
たは直上に銅線を長さ方向に添って縦添えしてなること
を特徴とする遮蔽付耐火電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6691080U JPS5854746Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 遮蔽付耐大電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6691080U JPS5854746Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 遮蔽付耐大電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56167425U JPS56167425U (ja) | 1981-12-11 |
| JPS5854746Y2 true JPS5854746Y2 (ja) | 1983-12-14 |
Family
ID=29660955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6691080U Expired JPS5854746Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 遮蔽付耐大電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5854746Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6691080U patent/JPS5854746Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56167425U (ja) | 1981-12-11 |
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