JPH073769Y2 - 接地線付バイパス用ケーブル - Google Patents
接地線付バイパス用ケーブルInfo
- Publication number
- JPH073769Y2 JPH073769Y2 JP1989011316U JP1131689U JPH073769Y2 JP H073769 Y2 JPH073769 Y2 JP H073769Y2 JP 1989011316 U JP1989011316 U JP 1989011316U JP 1131689 U JP1131689 U JP 1131689U JP H073769 Y2 JPH073769 Y2 JP H073769Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground wire
- cable
- bypass cable
- bypass
- shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は接地線付バイパス用ケーブルの改良に係わり、
特にバイパス用ケーブルの終端部の沿面特性の向上を図
る場合に有用な接地線付バイパス用ケーブルに関する。
特にバイパス用ケーブルの終端部の沿面特性の向上を図
る場合に有用な接地線付バイパス用ケーブルに関する。
（従来の技術） 一般に、高圧架空配電線の各種工事を行うに際しては、
停電区間の縮少または無停電化を図るためにバイパス用
ケーブルが使用されている。
停電区間の縮少または無停電化を図るためにバイパス用
ケーブルが使用されている。
しかして、かかるバイパス用ケーブルとしては、第４図
および第５図に示すように、ケーブルコア１上に遮蔽層
２を設け、この上にシース３を設けて成る遮蔽付きのバ
イパス用ケーブルが使用されている。
および第５図に示すように、ケーブルコア１上に遮蔽層
２を設け、この上にシース３を設けて成る遮蔽付きのバ
イパス用ケーブルが使用されている。
ところで、かかる構成のバイパス用ケーブルにおいて
は、いずれか一方のケーブル終端部４の遮蔽層２上に、
コーン状部５を有する筒状の遮蔽金具６を、コーン状部
５を一方のケーブル端部に向けて嵌着し、この遮蔽金具
６に形成されたタップ７に図示しない接地線の端子がビ
ス止めされ、この接地線を介して遮蔽層２がケーブル終
端部外に引き出されている。
は、いずれか一方のケーブル終端部４の遮蔽層２上に、
コーン状部５を有する筒状の遮蔽金具６を、コーン状部
５を一方のケーブル端部に向けて嵌着し、この遮蔽金具
６に形成されたタップ７に図示しない接地線の端子がビ
ス止めされ、この接地線を介して遮蔽層２がケーブル終
端部外に引き出されている。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来の接地線付バイパス用ケ
ーブルにおいては、接地線引出部、すなわち接地線を接
続するため遮蔽金具６が露出しているので、圧縮端子８
と遮蔽金具６間の沿面特性が雨天時あるいは塩害地域等
の外部環境に大きく左右されるという難点があった。
ーブルにおいては、接地線引出部、すなわち接地線を接
続するため遮蔽金具６が露出しているので、圧縮端子８
と遮蔽金具６間の沿面特性が雨天時あるいは塩害地域等
の外部環境に大きく左右されるという難点があった。
そこで本考案はこのような難点を解消しようとするもの
で、ケーブル終端部の沿面特性を著しく向上でき、また
工事現場における作業性を向上し得る接地線付バイパス
用ケーブルを提供する。
で、ケーブル終端部の沿面特性を著しく向上でき、また
工事現場における作業性を向上し得る接地線付バイパス
用ケーブルを提供する。
［考案の構成］ （問題点を解決するための手段） 本考案の接地線付バイパス用ケーブルは、ケーブルコア
の外周に遮蔽層及びシースを備えるバイパス用ケーブル
と、導体の外周に絶縁体を備える接地線とから成り、前
記バイパス用ケーブルの端部を段剥して露出させた遮蔽
層端には電界緩和処理手段が配設され、前記バイパス用
ケーブルの略中央部の前記シースを切除して露出させた
前記遮蔽層には前記接地線の導体が電気的に接続されて
おり、この接地線の引出部の電極部分及び前記電界緩和
手段の配設部の電極部分には、これらの電極部分の外表
面を覆う如くそれぞれ絶縁物が設けられていることを特
徴としている。
の外周に遮蔽層及びシースを備えるバイパス用ケーブル
と、導体の外周に絶縁体を備える接地線とから成り、前
記バイパス用ケーブルの端部を段剥して露出させた遮蔽
層端には電界緩和処理手段が配設され、前記バイパス用
ケーブルの略中央部の前記シースを切除して露出させた
前記遮蔽層には前記接地線の導体が電気的に接続されて
おり、この接地線の引出部の電極部分及び前記電界緩和
手段の配設部の電極部分には、これらの電極部分の外表
面を覆う如くそれぞれ絶縁物が設けられていることを特
徴としている。
（作用） 本考案の接地線付バイパス用ケーブルにおいては、接地
線の引出しをバイパス用ケーブルの略中央部で行い且つ
遮蔽金具の外表面を露出させていないので、ケーブル終
端部の沿面特性の向上を図ることができ、また接地線が
工場において予めバイパス用ケーブルに接続されている
ので、現地における作業性を著しく向上させることがで
きる。
線の引出しをバイパス用ケーブルの略中央部で行い且つ
遮蔽金具の外表面を露出させていないので、ケーブル終
端部の沿面特性の向上を図ることができ、また接地線が
工場において予めバイパス用ケーブルに接続されている
ので、現地における作業性を著しく向上させることがで
きる。
（実施例） 以下本考案を、図面に示す一実施例について説明する。
第１図は、本考案の一実施例における接地線付バイパス
用ケーブルを示す説明図で、第４図および第５図と共通
する部分には同一符号を付してある。
用ケーブルを示す説明図で、第４図および第５図と共通
する部分には同一符号を付してある。
第１図において、本考案に係わる接地線付バイパス用ケ
ーブルは、全長約5mの6600V級のエチレンプロピレンゴ
ム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル等から成るバイ
パス用ケーブル９と、バイパス用ケーブルの略中央部に
形成された接地線モールド部10に接続された全長約1.2m
のゴム絶縁電線等から成る接地線11とから成り、バイパ
ス用ケーブル９の両終端部には遮蔽層端の電界緩和のた
めのケーブル終端モールド部12、12が形成されている。
ーブルは、全長約5mの6600V級のエチレンプロピレンゴ
ム絶縁クロロプレンゴムシースケーブル等から成るバイ
パス用ケーブル９と、バイパス用ケーブルの略中央部に
形成された接地線モールド部10に接続された全長約1.2m
のゴム絶縁電線等から成る接地線11とから成り、バイパ
ス用ケーブル９の両終端部には遮蔽層端の電界緩和のた
めのケーブル終端モールド部12、12が形成されている。
接地線モールド部10は第２図に示すように、バイパス用
ケーブル９の略中央部のシース３を切除して露出された
編組等の遮蔽層２の外周に、接地線11の導体13を巻き付
けて半田等で固着し、この接地線11の導体13の接続部の
全体すなわち露出している遮蔽層２および接地線11の導
体13の全体をゴム等の絶縁モールド体14で水密に包被
し、これによって接地線引出部の電極部分が埋め込み型
とされている。
ケーブル９の略中央部のシース３を切除して露出された
編組等の遮蔽層２の外周に、接地線11の導体13を巻き付
けて半田等で固着し、この接地線11の導体13の接続部の
全体すなわち露出している遮蔽層２および接地線11の導
体13の全体をゴム等の絶縁モールド体14で水密に包被
し、これによって接地線引出部の電極部分が埋め込み型
とされている。
一方、ケーブル終端モールド部12、12も第３図に示すよ
うに、段剥して露出された遮蔽層２に、コーン状部５を
有する筒状の遮蔽金具６をコーン状部５をそれぞれのケ
ーブル端部側に向けて嵌着し、この遮蔽金具６の外周に
シース３およびケーブルコア１間に跨がってゴム等の絶
縁モールド体15を設け、これによって遮蔽金具６がケー
ブル外表面に露出しないようにされている。
うに、段剥して露出された遮蔽層２に、コーン状部５を
有する筒状の遮蔽金具６をコーン状部５をそれぞれのケ
ーブル端部側に向けて嵌着し、この遮蔽金具６の外周に
シース３およびケーブルコア１間に跨がってゴム等の絶
縁モールド体15を設け、これによって遮蔽金具６がケー
ブル外表面に露出しないようにされている。
なお、図中16は、バイパス用ケーブル９の導体17に圧縮
接続した圧縮端子８とケーブルコア１間に跨がって設け
られたゴム等の絶縁モールド体、18はワニ口クリップを
それぞれ示している。
接続した圧縮端子８とケーブルコア１間に跨がって設け
られたゴム等の絶縁モールド体、18はワニ口クリップを
それぞれ示している。
このように構成された接地線付バイパス用ケーブルにお
いては、ケーブル終端部の遮蔽金具および接地線引出部
の電極部を絶縁モールド体で包被しているので、すなわ
ち、遮蔽金具および接地線引出部の電極部が露出してい
ないので、ケーブル終端部の沿面特性を著しく向上で
き、ひいては雨天時あるいは塩害地域等の外部環境に左
右されない接地線付バイパス用ケーブルを提供すること
ができる。
いては、ケーブル終端部の遮蔽金具および接地線引出部
の電極部を絶縁モールド体で包被しているので、すなわ
ち、遮蔽金具および接地線引出部の電極部が露出してい
ないので、ケーブル終端部の沿面特性を著しく向上で
き、ひいては雨天時あるいは塩害地域等の外部環境に左
右されない接地線付バイパス用ケーブルを提供すること
ができる。
また、本考案においては接地線が工場において予めバイ
パス用ケーブルに接続されているので、現地における作
業時間を大巾に短縮できる。
パス用ケーブルに接続されているので、現地における作
業時間を大巾に短縮できる。
［考案の効果］ 以上説明したように、本考案の接地線付バイパス用ケー
ブルによれば接地線引出部の電極部およびケーブル終端
部の遮蔽金具が外部に露出していないのでケーブル終端
部の沿面特性を著しく向上でき、また接地線が工場にお
いて予めバイパス用ケーブルに取着されているので、現
地における作業性を向上させることができる。
ブルによれば接地線引出部の電極部およびケーブル終端
部の遮蔽金具が外部に露出していないのでケーブル終端
部の沿面特性を著しく向上でき、また接地線が工場にお
いて予めバイパス用ケーブルに取着されているので、現
地における作業性を向上させることができる。
第１図は本考案の接地線付バイパス用ケーブル一実施例
を示す説明図、第２図は接地線モールド部の縦断面図、
第３図はケーブル終端モールド部の縦断面図、第４図は
従来の接地線付バイパス用ケーブルの説明図、第５図は
従来の接地線付バイパス用ケーブルの接地線引出部の縦
断面図である。 ２……遮蔽層 ３……シース ６……遮蔽金具 ９……バイパス用ケーブル 10……接地線モールド部 11……接地線 12……ケーブル終端モールド部 13、17……導体 14、17……絶縁モールド体
を示す説明図、第２図は接地線モールド部の縦断面図、
第３図はケーブル終端モールド部の縦断面図、第４図は
従来の接地線付バイパス用ケーブルの説明図、第５図は
従来の接地線付バイパス用ケーブルの接地線引出部の縦
断面図である。 ２……遮蔽層 ３……シース ６……遮蔽金具 ９……バイパス用ケーブル 10……接地線モールド部 11……接地線 12……ケーブル終端モールド部 13、17……導体 14、17……絶縁モールド体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 一朗 神奈川県川崎市川崎区小田栄２丁目１番１ 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 小林 裕 神奈川県川崎市川崎区小田栄２丁目１番１ 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−146614（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭44−11805（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭47−16819（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】ケーブルコアの外周に遮蔽層及びシースを
備えるバイパス用ケーブルと、導体の外周に絶縁体を備
える接地線とから成り、前記バイパス用ケーブルの端部
を段剥して露出させた遮蔽層端には電界緩和処理手段が
配設され、前記バイパス用ケーブルの略中央部の前記シ
ースを切除して露出させた前記遮蔽層には前記接地線の
導体が電気的に接続されており、この接地線の引出部の
電極部分及び前記電界緩和手段の配設部の電極部分に
は、これらの電極部分の外表面を覆う如くそれぞれ絶縁
物が設けられていることを特徴とする接地線付バイパス
用ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989011316U JPH073769Y2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 接地線付バイパス用ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989011316U JPH073769Y2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 接地線付バイパス用ケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02104709U JPH02104709U (ja) | 1990-08-21 |
| JPH073769Y2 true JPH073769Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31219764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989011316U Expired - Lifetime JPH073769Y2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 接地線付バイパス用ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073769Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6784940B2 (ja) * | 2017-07-26 | 2020-11-18 | 住友電装株式会社 | 導電路 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4411805Y1 (ja) * | 1966-05-07 | 1969-05-16 | ||
| JPS4716819U (ja) * | 1971-03-29 | 1972-10-27 | ||
| JPS55146614U (ja) * | 1979-04-09 | 1980-10-21 |
-
1989
- 1989-02-01 JP JP1989011316U patent/JPH073769Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02104709U (ja) | 1990-08-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0715310Y2 (ja) | 端末処理された高電圧ケーブル | |
| JPH073769Y2 (ja) | 接地線付バイパス用ケーブル | |
| JP4103259B2 (ja) | 避雷用リード線および避雷システム | |
| JP3601991B2 (ja) | 接地用終端接続部 | |
| JP2579114Y2 (ja) | 直流ケーブル用終端接続部 | |
| JPH0210767Y2 (ja) | ||
| JP3281557B2 (ja) | 電力ケーブルプレハブ形絶縁接続部 | |
| JPH0720851Y2 (ja) | ケーブル端末の接地処理部 | |
| JP2022188918A (ja) | 電力ケーブルの終端構造、及び碍管 | |
| JPH0323791Y2 (ja) | ||
| JP2000324643A (ja) | 電力ケーブルの接続部 | |
| JPS6021909Y2 (ja) | 配電線路用避雷器素子内蔵接地電線 | |
| JPH0231941Y2 (ja) | ||
| JPS6222033Y2 (ja) | ||
| JPS6316279Y2 (ja) | ||
| JPS6021910Y2 (ja) | 避雷器 | |
| JPH01122316A (ja) | 架空送電線路 | |
| JPS6131456Y2 (ja) | ||
| JPH0722075Y2 (ja) | 避雷碍子 | |
| JPS5929305Y2 (ja) | 架空配電線路 | |
| JP3280502B2 (ja) | ケーブル端末部 | |
| JPS6339898Y2 (ja) | ||
| JPH0130839Y2 (ja) | ||
| JPH0214291Y2 (ja) | ||
| JPH0336193Y2 (ja) |